JP3326581B2 - 現像剤補給装置 - Google Patents

現像剤補給装置

Info

Publication number
JP3326581B2
JP3326581B2 JP13762395A JP13762395A JP3326581B2 JP 3326581 B2 JP3326581 B2 JP 3326581B2 JP 13762395 A JP13762395 A JP 13762395A JP 13762395 A JP13762395 A JP 13762395A JP 3326581 B2 JP3326581 B2 JP 3326581B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide
adapter
cap
developer
projection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13762395A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08334963A (ja
Inventor
謙一 田名辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP13762395A priority Critical patent/JP3326581B2/ja
Publication of JPH08334963A publication Critical patent/JPH08334963A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3326581B2 publication Critical patent/JP3326581B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電複写機、レーザプ
リンタの如き画像生成機に装備される現像装置に、現像
剤としてのトナーを補給するための現像剤補給装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】画像生成機においては、一般に画像生成
に伴って消費されるトナーを補給するように構成されて
いる。現像装置へ供給する現像剤を収納するための現像
剤収容筐に収容されたトナーが消費されると、現像剤収
容筐のカバーを開け、補給トナーを収納した補給現像剤
収容容器のキャップを外し、該補給現像剤収容容器に収
納されたトナーを現像剤収容筐に補給する。このトナー
補給の際に現像剤収容筐のカバーが開放されていると、
補給現像剤収容容器から現像剤収容筐に注入されたトナ
ーが舞い上がり周囲に飛散する。このトナー補給時にお
けるトナーの飛散を防止するための提案が、例えば特開
昭60ー91371号公報、特開昭61ー55672号
公報に開示されている。特開昭60ー91371号公報
に開示された技術は、現像剤収容筐の開口部に遮蔽部材
としてのファスナーを取着し、該ファスナーに上記補給
トナーを収納した補給現像剤収容容器の口頸部を嵌合す
る注入口を設けた移動板を挟持せしめ、該移動板に設け
られた注入口に現像剤収容容器の口頸部を挿通し補給現
像剤収容容器を移動させつつ現像剤収容筐内にトナーを
注入するようにしたものである。また、特開昭61ー5
5672号公報に開示された技術は、現像剤収容筐の開
口部にゴム等の弾性材からなる2枚シール部材を装着
し、この2枚のシール部材の互いに接合する部分に補給
現像剤収容容器の口頸部を挿通し該補給現像剤収容容器
を移動させつつ現像剤収容筐内にトナーを注入するよう
にしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記各公報
に記載されたものにおいては、補給現像剤収容容器の口
頸部を上記注入口ないし上記シール部材に挿入する際
に、補給現像剤収容容器の注出口からトナーが溢れ出て
飛散するという問題がある。また、補給現像剤収容容器
の口頸部を上記注入口ないし上記シール部材に挿入して
移動しつつトナー補給を行っている際に、補給現像剤収
容容器内にトナーが残っている状態で補給現像剤収容容
器の口頸部を上記注入口ないし上記シール部材から引き
抜かれると、補給現像剤収容容器内に残留しているトナ
ーが上記ファスナーないし上記シール部材上に溢れてし
まうという問題がある。
【0004】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術的課題は、補給現像剤収容容器の
注出部には現像剤収容筐の所定位置に嵌合するまではキ
ャップが装着されており、補給現像剤収容容器が所定方
向に移動することによって上記キャップがはずれるよう
に構成することにより、補給現像剤収容容器のセット時
におけるトナーの溢れを防止することができる現像剤補
給装置を提供することである。
【0005】また、本発明の他の技術的課題は、現像剤
収容筐の所定位置以外では補給現像剤収容容器を抜き取
ることができないように構成することにより、補給現像
剤収容容器内に残留しているトナーが遮蔽部材上に飛散
することを未然に防止することができる現像剤補給装置
を提供することである。本発明の更に他の技術的課題
は、以下に述べる具体的説明により明らかにされる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記主たる技術的課題を
解決するために、本発明によれば、現像装置へ供給する
現像剤を収納するための現像剤収容筐と、該現像剤収容
筐に補給する補給用現像剤を収納した補給現像剤収容容
器と、該補給現像剤収容容器の口頸部に着脱可能に装着
される装着部と該装着部と接続して形成され現像剤を注
出する注出口を有する注出部を備えたアダプタと、該ア
ダプタの該注出部に着脱可能に装着され該抽出口を閉塞
する仮キャップとを具備し、該アダプタは該注出部の外
側面に各々対向した位置に形成された案内突起を備えて
おり、該仮キャップは天面壁と該天面壁の外周縁から垂
下して形成されたスカート壁とを有し、該スカート壁は
両側壁と後壁とによって構成され前部に該アダプタの該
注出部に形成された案内突起の外面幅に対応する開口を
備え、該スカート壁を構成する該両側壁の内面には該案
内突起と係合し該天面壁の内面を該アダプタの該注出部
に形成された抽出口の端面に押圧する方向に作用せしめ
る係合突部が形成されており、該現像剤収容筐は上部を
覆う遮蔽板と該遮蔽板と所定の間隔を置いて配設された
案内板とを具備し、該遮蔽板には一端部に形成され該仮
キャップが嵌合するキャップ嵌合部と該キャップ嵌合部
に連通して形成され該アダプタの該注出部が挿通可能な
アダプタ案内部とを備えた案内穴が設けられており、該
案内板には該アダプタ案内部に対向して形成され該アダ
プタの該注出部が挿通可能なスリットが設けられてい
る、ことを特徴とする現像剤補給装置が提供される。
【0007】また、上記他の技術的課題を解決するため
に、本発明によれば、上記遮蔽板に設けられた案内穴の
アダプタ案内部が、上記アダプタの注出部の外側面幅よ
り大きくアダプタの注出部に設けられた案内突起の外側
面幅より小さい幅寸法に構成されており、アダプタの注
出部に設けられた案内突起の高さが遮蔽板と案内板の間
隔より小さい寸法に構成されている、現像剤補給装置が
提供される。本発明の更に他の特徴は、以下に述べる具
体的説明により明らかにされる。
【0008】
【作用】本発明の現像剤補給装置は、現像剤収容筐内に
収納されたトナーが消費され、該像剤収容筐に補給用ト
ナーを補給する場合は、補給現像剤収容容器の口頸部に
仮キャップが予め装着されたアダプタを装着する。つぎ
に、アダプタが装着された補給現像剤収容容器を上下逆
にして、アダプタのトナー注出部およびトナー注出部に
装着された仮キャップを現像剤収容筐の遮蔽板に設けら
れた案内穴のキャップ嵌合部に上方から嵌合する。この
状態から補給現像剤収容容器およびアダプタをアダプタ
案内部側に摺動すると、仮キャップはキャップ嵌合部と
アダプタ案内部との肩部に当接してその移動が規制さ
れ、補給現像剤収容容器およびアダプタが移動し、アダ
プタが仮キャップから離脱する。アダプタが仮キャップ
から離脱したら補給現像剤収容容器およびアダプタを押
し下げると、アダプタのトナー注出部の先端部が案内板
に設けられたスリットに挿通される。この状態で補給現
像剤収容容器およびアダプタを遮蔽板の設けられた案内
穴のアダプタ案内部および案内板のスリットに沿って移
動させることにより、補給現像剤収容容器に収納された
補給トナーをアダプタのトナー注出部の先端に形成され
たトナー注出口から現像剤収容筐に供給することができ
る。補給現像剤収容容器に収納された補給トナーが現像
剤収容筐に排出されたならば、補給現像剤収容容器およ
びアダプタを所定の位置まで戻し、ここで上方に引き上
げて案内板のスリットから外し、更にキャップ嵌合部に
向けて移動する。補給現像剤収容容器およびアダプタが
キャップ嵌合部に移動すると、アダプタのトナー注出部
にキャップ嵌合部に嵌合している仮キャップが装着され
る。アダプタのトナー注出部に再び仮キャップが装着さ
れたならば、補給現像剤収容容器およびアダプタを上方
に引き上げることにより、トナー補給作業が完了する。
【0009】
【実施例】以下、本発明に従って構成された現像剤補給
装置の好適実施例を図示している添付図面を参照して、
更に詳述する。
【0010】図1乃至図8は本発明に従って構成された
現像剤補給装置の一実施例を示すもので、図1は現像剤
補給装置を構成する現像剤収容筐の一部を破断して示す
斜視図、図2は現像剤補給装置を構成する補給現像剤収
容容器および該補給現像剤収容容器に装着されたアダプ
タの斜視図、図3は現像剤補給装置を構成する仮キャッ
プの斜視図、図4は図3に示す仮キャップをアダプタに
装着した状態を示す断面図、図5は現像剤収容筐の遮蔽
板に形成された案内穴とアダプタおよび仮キャップの位
置関係を示す平面図、図6は図5におけるAーA断面
図、図7は図5におけるBーB断面図、図8は図7の状
態からアダプタを下方に押し下げた状態を示す図5にお
けるBーB断面図である。図1に示す現像剤収容筐2
は、図示しない画像生成機に装備される現像装置の現像
ハウジングと一体的に形成され、または現像ハウジング
に装着される合成樹脂によって形成された収容筐体21
を具備している。この収容筐体21の下端にはトナー供
給口211が設けられている。収容筐体21には上記ト
ナー供給口211の上側にトナー供給ローラ22が配設
されており、該トナー供給ローラ22が図示しない適宜
の駆動手段によって駆動されることにより、収容筐体2
1内に収納されたトナーが図示しない現像装置へ供給さ
れる。
【0011】上記収容筐体21の上端開口には板金によ
って形成された遮蔽板23が装着されている。この遮蔽
板23には収容筐体21の長手方向に延設された案内穴
230が形成されている。該案内穴230は、図示の実
施例においては遮蔽板23の一端部に設けられたキャッ
プ嵌合部231と、該キャップ嵌合部231に連通して
形成されたアダプタ案内部232とを有している。キャ
ップ嵌合部231は後述する仮キャップが嵌合可能な幅
寸法(L1)に形成され、アダプタ案内部232はキャ
ップ嵌合部231の幅より小さく後述するアダプタのト
ナー注出部が挿通可能な幅寸法(L2)に形成されてい
る。遮蔽板23の下面には案内板24が配設されてい
る。案内板24は、両側部が遮蔽板23の下面に装着さ
れ、その中央部は遮蔽板23の下面と所定の間隔(H
1)を置いて構成されている。この案内板24には、上
記遮蔽板23に設けられた案内穴230のアダプタ案内
部232に対向して形成されたスリット240が設けら
れている。案内板24に形成されたスリット240の幅
(L3)は、上記アダプタ案内部232の幅(L2)と
同一または若干小さく構成されている。なお、案内板2
4に形成されたスリット240の下側には、2枚のシー
ル板25、26が配設されている。このシール板25、
26は、弾性的に屈曲が可能な合成樹脂の薄板によって
形成され、一側部が各々案内板24に接着等によって装
着され、他側部が上記スリット240の下側で互いに重
合するように配設されている。
【0012】図2の示す補給現像剤収容容器3は、通常
用いられている合成樹脂によって形成されたトナーボト
ルで、その口頸部31には雄螺子条が形成されており、
保管時には口頸部31に図示しないキャップが装着され
ている。図2に示すアダプタ4はトナー補給時に補給現
像剤収容容器3の口頸部31に装着されているキャップ
を外した後に、口頸部31に装着される。このアダプタ
4の一端部は円筒状に構成され、その内面に上記口頸部
31に形成されたた雄螺子条と螺合する雌螺子条が形成
され装着部41をなしている。アダプタ4の他端部は楕
円筒状に構成され、トナー注出部42をなしており、こ
のトナー注出部42と上記装着部41とは円錐筒状の接
続部43によって接続されている。上記トナー注出部4
2の外側面幅(L4)は、上記アダプタ案内部232の
幅(L2)および上記案内板24に形成されたスリット
240の幅(L3)より若干小さく構成されている。ま
た、上記トナー注出部42の外側面には、対向した位置
に案内突起44、44が各々形成されている。この案内
突起44、44の外側面幅(L5)は上記アダプタ案内
部232の幅(L2)より大きく構成されており、ま
た、案内突起44、44の高さ(H2)は上記遮蔽板2
3と案内板24との間隔(H1)より小さく構成されて
いる。
【0013】図3の示す仮キャップ5は、天面壁51
と、該天面壁51から垂下して形成されたスカート壁5
2とを有し、合成樹脂によって一体成形されている。ス
カート壁52は、両側壁521、522と、後壁523
とによって構成され、前部に開口524を備えている。
仮キャップ5の平面形状は、遮蔽板23に設けられた案
内穴230のキャップ嵌合部231と対応した形状に構
成されており、その高さ(H2)は上記遮蔽板23と案
内板24との間隔(H1)より大きく構成されている。
スカート壁52を構成する両側壁521、522の内側
面幅(L6)は、上記アダプタ4のトナー注出部42に
設けられた案内突起44、44の外面幅(L5)より僅
かに大きく構成されている。上記天面壁51およびスカ
ート壁52を構成する両側壁521、522の開口52
4側端部には、内面から外面に向けて広がる傾斜案内面
51aおよび傾斜案内面521a、522aが各々形成
されている。スカート壁52の両側壁521、522に
おける先端部中央の内側面には、上記案内突起44、4
4と係合する係合突起525、525が各々設けられて
いる。この係合突起525、525の内側面幅(L7)
は、上記アダプタ4のトナー注出部42の外側面幅(L
4)より僅かに大きく構成されている。係合突起52
5、525の天面壁51側で開口524側には、傾斜案
内面525a、525aが各々形成されている。このよ
うに構成された仮キャップ5は、上記アダプタ4のトナ
ー注出部42に装着される。仮キャップ5をトナー注出
部42に装着するに際しては、仮キャップ5を図3の状
態から上下を逆にして開口524からアダプタ4のトナ
ー注出部42に摺動しつつ嵌合して装着する。このと
き、上記天面壁51に形成された傾斜案内面51aおよ
びスカート壁52を構成する両側壁521、522に形
成された傾斜案内面521a、522aがその摺動を案
内するとともに、上記係合突起525、525に形成さ
れ傾斜案内面525a、525aが上記案内突起44、
44と係合突起525、525との係合を案内する。そ
して、仮キャップ5がトナー注出部42に装着された図
4に示す状態においては、上記案内突起44、44と係
合突起525、525との係合により、仮キャップ5を
構成する天面壁51の内面に装着されたスポンジの如き
パッキング部材526がトナー注出部42の端面に押圧
されて、トナー注出部42の注出口420を閉塞する。
なお、仮キャップ5はアダプタ4のトナー注出部42に
予め装着されている。
【0014】図1乃至図8に示す実施例による現像剤補
給装置は以上のように構成され、以下その作用について
説明する。上記現像剤収容筐21内に収納されたトナー
が消費され、現像剤収容筐21に補給用トナーを補給す
る場合は、補給現像剤収容容器3の口頸部31に装着さ
れているキャップを外し、口頸部31に上記のように仮
キャップ5が予め装着されたアダプタ4を装着する。こ
のアダプタ4の装着は、アダプタ4の装着部41に形成
された雌螺子条を補給現像剤収容容器3の口頸部31に
形成された雄螺子条に螺合することにより達成できる。
このようにして、アダプタ4が装着された補給現像剤収
容容器3を上下逆にして、アダプタ4のトナー注出部4
2および該トナー注出部42に装着された仮キャップ5
を図5に示すように上記現像剤収容筐2の遮蔽板23に
設けられた案内穴230のキャップ嵌合部231に上方
から嵌合する。なお、このとき仮キャップ5の開口52
4をアダプタ案内部232側にして嵌合する。この状態
が図5におけるAーA断面で示す図6のとおりである。
このように、アダプタ4のトナー注出部42および仮キ
ャップ5を遮蔽板23に設けられた案内穴230のキャ
ップ嵌合部231に嵌合した状態では、仮キャップ5の
天面壁51の外面が案内板24の上面に当接し、仮キャ
ップ5のスカート壁52の下端部がキャップ嵌合部23
1を形成する遮蔽板23の縁辺に対向して位置付けられ
る。この状態から、補給現像剤収容容器3およびアダプ
タ4を図5において右方に摺動すると、仮キャップ5は
キャップ嵌合部231とアダプタ案内部232との肩部
233に当接してその移動が規制され、補給現像剤収容
容器3およびアダプタ4が図5において右方に移動す
る。そして、図5において1点鎖線で示す位置でアダプ
タ4が仮キャップ5から離脱する。
【0015】上記図6の状態が図5におけるBーB断面
で示す図7のとおりである。このようにして、アダプタ
4が仮キャップ5から離脱した状態においては、アダプ
タ4のトナー注出部42が上記アダプタ案内部232に
移動し、トナー注出部42の外側面に設けられた案内突
起44、44が遮蔽板23の下面より下側に位置付けら
れている。従って、案内突起44、44の外側面幅(L
5)はアダプタ案内部232の幅寸法(L2)より大き
く構成されているので、アダプタ4の上方への抜けが防
止される。図7の状態から補給現像剤収容容器3および
アダプタ4を押し下げると、アダプタ4のトナー注出部
42の先端部が案内板24に設けられたスリット240
に挿通され、そして、このトナー注出部42のスリット
240への挿通は、トナー注出部42に設けられた案内
突起44、44が案内板24の上面に当接することによ
って規制される。なお、アダプタ4のトナー注出部42
の先端部が案内板24に設けられたスリット240に挿
通されると、トナー注出部42の先端部によってスリッ
ト240の下側に配設されたシール板25、26が図示
のように押し広げられて開口せしめられる。このように
して、アダプタ4のトナー注出部42の先端部が案内板
24のスリット240に挿通されたならば、補給現像剤
収容容器3およびアダプタ4を遮蔽板23の設けられた
案内穴230のアダプタ案内部232および案内板24
のスリット240に沿って移動させることにより、補給
現像剤収容容器3に収納された補給トナーをアダプタ4
のトナー注出部42の先端に形成されたトナー注出口4
20から現像剤収容筐2に供給することができる。
【0016】上記のようにして、補給現像剤収容容器3
に収納された補給トナーが現像剤収容筐2に排出された
ならば、補給現像剤収容容器3およびアダプタ4を図5
において1点鎖線で示す位置まで戻し、ここで上方に引
き上げると、トナー注出部42に設けられた案内突起4
4、44が遮蔽板23の下面に当接して、図7の状態と
なる。この状態から補給現像剤収容容器3およびアダプ
タ4を図5において左方に移動するとアダプタ4のトナ
ー注出部42に上記案内穴230のキャップ嵌合部23
1に嵌合している仮キャップ5が装着される。アダプタ
4のトナー注出部42に再び仮キャップ5が装着された
ならば、補給現像剤収容容器3およびアダプタ4を上方
に引き上げることにより、トナー補給作業が完了する。
このように、補給現像剤収容容器3およびアダプタ4
は、上記案内穴230のキャップ嵌合部231以外では
遮蔽板23の上方に引き上げることはできず、キャップ
嵌合部231に戻されたならばアダプタ4のトナー注出
部42には仮キャップ5が装着されるので、たとえ、補
給現像剤収容容器3に残留トナーが存在していても遮蔽
板23上に残留トナーが溢れる心配はない。
【0017】図9乃至図13は、本発明に従って構成さ
れた現像剤補給装置の他実施例を示すものである。本実
施例は、上記図1乃至図8の実施例におけるアダプタ4
トナー注出部42に設けられた案内突起44、44の高
さ(H2)を上記遮蔽板23と案内板24との間隔(H
1)と略同寸法に構成したものである。このように案内
突起44、44の高さ(H2)を上記遮蔽板23と案内
板24との間隔(H1)と略同寸法に構成するに伴い、
本実施例においては、アダプタ4のトナー注出部42に
装着される仮キャップ5が該注出部42に対応した寸法
に構成されるとともに、上記遮蔽板23に設けられた案
内穴230には、キャップ嵌合部231とアダプタ案内
部232との間にキャップ嵌合部231の幅より小さく
アダプタ案内部232の幅より大きい突起案内部234
が設けられている。
【0018】図9乃至図13に示す実施例は以上のよう
に構成されており、以下その作用について説明する。ト
ナー補給に際して、補給現像剤収容容器3の口頸部31
に装着されているキャップを外し、仮キャップ5が予め
装着されたアダプタ4の装着部41を補給現像剤収容容
器3の口頸部31に装着することは上記実施例と同様で
ある。アダプタ4が装着された補給現像剤収容容器3を
上下逆にして、アダプタ4のトナー注出部42および該
トナー注出部42に装着された仮キャップ5を図9に示
すように上記現像剤収容筐2の遮蔽板23に設けられた
案内穴230のキャップ嵌合部231に嵌合する。な
お、このとき仮キャップ5の開口524を突起案内部2
34およびアダプタ案内部232側にして嵌合する。こ
の状態が図9におけるCーC断面で示す図10のとおり
である。このように、アダプタ4のトナー注出部42お
よび仮キャップ5を遮蔽板23に設けられた案内穴23
0のキャップ嵌合部231に嵌合した状態では、仮キャ
ップ5の天面壁51の外面が案内板24の上面に当接
し、仮キャップ5のスカート壁52の中間部がキャップ
嵌合部231を形成する遮蔽板23の縁辺に対向して位
置付けられる。また、仮キャップ5を装着したアダプタ
4のトナー注出部42に設けられた案内突起44、44
の図10において上端部は遮蔽板23より上方に位置し
ている。
【0019】図10に示す状態から、補給現像剤収容容
器3およびアダプタ4を図9において右方に摺動する
と、仮キャップ5はキャップ嵌合部231と突起案内部
234との肩部235に当接してその移動が規制され、
補給現像剤収容容器3およびアダプタ4が図9において
右方に移動する。そして、図9において1点鎖線で示す
位置でアダプタ4が仮キャップ5から離脱し、案内突起
44、44が突起案内部234とアダプタ案内部232
との肩部236に当接してその移動が規制される。この
状態が図9におけるDーD断面で示す図11のとおりで
ある。なお、アダプタ4が図9において1点鎖線で示す
位置に移動し、案内突起44、44が上記肩部236に
当接した状態では、案内突起44、44の上端部は図1
1に示すように遮蔽板23より上方に位置しているの
で、アダプタ4が遮蔽板23から上方に抜ける虞があ
る。そこで、本実施例においては、突起案内部234の
上方には案内突起44、44の上端が係合してアダプタ
4の上方への抜けを防止するための係止部材6、6が配
設されており、該係止部材6、6は遮蔽板23にビス等
によって取り付けられている。このようにして、アダプ
タ4が仮キャップ5から離脱され案内突起44、44が
突起案内部234とアダプタ案内部232との肩部23
6に当接した図11の状態から、補給現像剤収容容器3
およびアダプタ4を押し下げると、アダプタ4のトナー
注出部42の先端部が案内板24に設けられたスリット
240に挿通され、案内突起44、44の下端が案内板
24の上面に当接し、図12で示す状態となる。なお、
図12の状態において、案内突起44、44の上端は、
上記遮蔽板23の下面と略同じ位置に位置付けられる。
【0020】上記のようにして、アダプタ4のトナー注
出部42の先端部が案内板24のスリット240に挿通
されたならば、補給現像剤収容容器3およびアダプタ4
を遮蔽板23の設けられた案内穴230のアダプタ案内
部232および案内板24のスリット240に沿って移
動させることにより、補給現像剤収容容器3に収納され
た補給トナーをアダプタ4のトナー注出部42の先端に
形成されたトナー注出口420から現像剤収容筐2に供
給することができる。なお、アダプタ4がアダプタ案内
部232を移動している間は、図9におけるEーE断面
で示す図13のとおり案内突起44、44が遮蔽板23
と案内板24との間に位置しており、しかも、案内突起
44、44の高さ(H2)が遮蔽板23と案内板24と
の間隔(H1)と略同寸法に構成されているので、アダ
プタ4は図13の状態から上下方向の移動が規制される
ため、トナー注出部42の先端部が案内板24のスリッ
ト240に挿通された状態が維持される。従って、アダ
プタ4がアダプタ案内部232を移動している間に、ト
ナー注出部42の先端部が案内板24のスリット240
から上方に抜け出すことによって、案内板24の上面上
にトナーが飛散することが未然に防止される。
【0021】上記のようにして、補給現像剤収容容器3
に収納された補給トナーが現像剤収容筐2に排出された
ならば、補給現像剤収容容器3およびアダプタ4を図9
において1点鎖線で示す位置まで戻し、ここで上方に引
き上げると、案内突起44、44の上端が係止部材6、
6に係合して図11の状態となる。この状態から補給現
像剤収容容器3およびアダプタ4を図9において左方に
移動するとアダプタ4のトナー注出部42に上記案内穴
230のキャップ嵌合部231に嵌合している仮キャッ
プ5が装着される。アダプタ4のトナー注出部42に再
び仮キャップ5が装着されたならば、補給現像剤収容容
器3およびアダプタ4を上方に引き上げることにより、
トナー補給作業が完了する。
【0022】図14乃至図19は、本発明に従って構成
された現像剤補給装置の更に他実施例を示すものであ
る。本実施例は、上記図9乃至図13の実施例における
仮キャップ5の構成を変更し、これに伴って遮蔽板23
に設けられた案内穴230の構成を変更したものであ
る。なお、アダプタ4は上記図9乃至図13の実施例と
実質的に同一の構成でよい。本実施例による仮キャップ
5も、天面壁51と、該天面壁51から垂下して形成さ
れたスカート壁52とを有している。スカート壁52
は、両側壁521、522と、後壁523とによって構
成され、前部に開口524を備えている。上記天面壁5
1およびスカート壁52を構成する両側壁521、52
2の開口端部には、内面から外面に向けて広がる傾斜案
内面51aおよび傾斜案内面521a、522aが各々
形成されている。スカート壁52の両側壁521、52
2における先端部中央の内側面には、上記案内突起4
4、44と係合する係合突起525、525が各々設け
られている。この係合突起525、525の天面壁51
側で開口524側には、傾斜案内面525a、525a
が各々形成されている。以上の構成は上記図9乃至図1
3の実施例における仮キャップ5と実質的に同様であ
る。
【0023】本実施例による仮キャップ5は、スカート
壁52を構成する両側壁521、522の外面略中央部
には、各々案内凸部527、527が設けられている。
この案内凸部527、527の外側面幅(L8)は、遮
蔽板23に設けられた案内穴230を構成するキャップ
嵌合部231の幅(L1)より大きく構成されている。
仮キャップ5を構成する天面壁51の外面から図14に
おける案内凸部527、527の上面までの高さ(H
4)は、少なくとも上記遮蔽板23と案内板24との間
隔(H1)より小さく、本実施例では僅かに小さい略同
寸法に構成されている。スカート壁52を構成する両側
壁521、522の開口端部側外面には、弾性変形可能
な係止突起528、528が各々設けられている。この
係止突起528、528は、仮キャップ5が遮蔽板23
に設けられた案内穴230のキャップ嵌合部231に嵌
合された状態で案内穴230を形成する遮蔽板23の縁
辺と対向する位置に設けられており、その外面幅(L
9)は、案内穴230におけるキャップ嵌合部231の
幅(L1)より僅かに小さく形成され、キャップ嵌合部
231に嵌合可能に構成されている。
【0024】一方、遮蔽板23に設けられた案内穴23
0は、キャップ嵌合部231と、アダプタ案内部232
と、キャップ嵌合部231とアダプタ案内部232との
間に形成されたキャップ案内部236および突起案内部
234を有している。キャップ嵌合部231には、上記
案内凸部527、527が嵌合可能な嵌合凹部231
a、231aが設けられている。キャップ案内部237
は、仮キャップ5のスカート壁52を構成する両側壁5
21、522の外側面幅より僅かに大きい幅寸法を備え
ており、その中間部に上記係止突起528、528が係
合する係止凹部237a、237aが設けられている。
突起案内部234は、上記キャップ案内部237の幅よ
り小さくアダプタ案内部232の幅より大きい幅寸法に
構成されている。なお、上記キャップ嵌合部231とキ
ャップ案内部237とは傾斜部238で接続され、キャ
ップ案内部237と突起案内部234とは傾斜部239
によって接続されている。
【0025】図14乃至図19に示す実施例は以上のよ
うに構成されており、以下その作用について説明する。
トナー補給に際して、補給現像剤収容容器3の口頸部3
1に装着されているキャップを外し、仮キャップ5が予
め装着されたアダプタ4の装着部41を補給現像剤収容
容器3の口頸部31に装着することは上記各実施例と同
様である。アダプタ4が装着された補給現像剤収容容器
3を上下逆にして、アダプタ4のトナー注出部42およ
び該トナー注出部42に装着された仮キャップ5を図1
5に示すように上記現像剤収容筐2の遮蔽板23に設け
られた案内穴230のキャップ嵌合部231に嵌合す
る。なお、このとき仮キャップ5のスカート壁52を構
成する両側壁521、522の外面に設けられた案内凸
部526、526がキャップ嵌合部231に設けられた
嵌合凹部231a、231aを挿通する。この状態が図
15におけるFーF断面で示す図16のとおりである。
このように、アダプタ4のトナー注出部42および仮キ
ャップ5を遮蔽板23に設けられた案内穴230のキャ
ップ嵌合部231に嵌合した状態では、仮キャップ5の
天面壁51の外面が案内板24の上面に当接し、スカー
ト壁52を構成する両側壁521、522に設けられた
案内凸部527、527の上面は遮蔽板23の下面より
下側に位置している。そして、仮キャップ5のスカート
壁52を構成する両側壁521、522に設けられた係
止突起528、528がキャップ嵌合部231を形成す
る遮蔽板23の縁辺に対向して位置付けられている。
【0026】上記図16の状態から、補給現像剤収容容
器3およびアダプタ4を図15において右方に摺動する
と、アダプタ4に装着された仮キャップ5に設けられた
係止突起528、528が案内穴230の傾斜部238
に沿って弾性変形しつつ移動してキャップ案内部237
に達し、図15において2点鎖線で示すようにキャップ
案内部237に設けられた係止凹部237a、237a
と係合する。なお、この補給現像剤収容容器3およびア
ダプタ4の移動時において、アダプタ4に装着された仮
キャップ5の案内凸部527、527は遮蔽板23の下
側を移動するので、上記移動時に仮キャップ5が遮蔽板
23の案内穴230から上方に抜け出すことはない。上
記のように、仮キャップ5に設けられた係止突起52
8、528がキャップ案内部236に設けられた係止凹
部237a、237aと係合すると、係止突起527、
527の先端が係止凹部237a、237aの前縁辺に
当接してその移動が規制される。そして、補給現像剤収
容容器3およびアダプタ4が更に図15において右方に
移動すると、図15において1点鎖線で示す位置でアダ
プタ4が仮キャップ5から離脱し、案内突起44、44
が突起案内部234とアダプタ案内部232との肩部2
36に当接してその移動が規制される。この状態が図1
5におけるGーG断面で示す図17のとおりである。こ
のようにして、アダプタ4が仮キャップ5から離脱され
案内突起44、44が突起案内部234とアダプタ案内
部232との肩部236に当接した図17の状態から、
補給現像剤収容容器3およびアダプタ4を押し下げる
と、アダプタ4のトナー注出部42の先端部が案内板2
4に設けられたスリット240に挿通され、案内突起4
4、44の下端が案内板24の上面に当接し、図18で
示す状態となる。なお、図18の状態において、案内突
起44、44の上端は、上記遮蔽板23の下面と略同じ
位置に位置付けられる。
【0027】上記のようにして、アダプタ4のトナー注
出部42の先端部が案内板24のスリット240に挿通
されたならば、補給現像剤収容容器3およびアダプタ4
を遮蔽板23の設けられた案内穴230のアダプタ案内
部232および案内板24のスリット240に沿って移
動させることにより、補給現像剤収容容器3に収納され
た補給トナーをアダプタ4のトナー注出部42の先端に
形成されたトナー注出口420から現像剤収容筐2に供
給することができる。なお、アダプタ4がアダプタ案内
部232を移動している間は、図15におけるJーJ断
面で示す図19のとおり案内突起44、44が遮蔽板2
3と案内板24との間に位置しており、しかも、本実施
例においても案内突起44、44の高さ(H2)が遮蔽
板23と案内板24との間隔(H1)と略同寸法に構成
されているので、アダプタ4は図13の状態から上下方
向の移動が規制されるため、トナー注出部42の先端部
が案内板24のスリット240に挿通された状態が維持
される。従って、アダプタ4がアダプタ案内部232を
移動している間に、トナー注出部42の先端部が案内板
24のスリット240から上方に抜け出すことによっ
て、案内板24の上面上にトナーが飛散することが未然
に防止される。
【0028】上記のようにして、補給現像剤収容容器3
に収納された補給トナーが現像剤収容筐2に排出された
ならば、補給現像剤収容容器3およびアダプタ4を図1
5において1点鎖線で示す位置まで戻し、ここで上方に
引き上げると、案内突起44、44の上端が係止部材
6、6に係合して図17の状態となる。この状態から補
給現像剤収容容器3およびアダプタ4を図15において
左方に移動するとアダプタ4のトナー注出部42に上記
案内穴230のキャップ嵌合部231に嵌合している仮
キャップ5が装着される。なお、アダプタ4に仮キャッ
プ5が装着される際に、仮キャップ5は上記係止突起5
27、527と係止凹部237a、237aとの係合力
により図15において2点鎖線で示す状態に維持されて
いる。従って、仮キャップ5はアダプタ4に装着されて
いないときには図15において2点鎖線で示す状態に維
持されているので、遮蔽板23に設けられた案内穴23
0から抜け出すことはない。そして、アダプタ4のトナ
ー注出部42に再び仮キャップ5が装着されたならば、
更に図15において左方に移動すると、上記仮キャップ
5に設けられた係止突起528、528は弾性変形して
上記係止凹部237a、237aから離脱し、仮キャッ
プ5が装着されたアダプタ4は図15において実線で示
すようにキャップ嵌合部231に達する。この状態で補
給現像剤収容容器3およびアダプタ4を上方に引き上げ
ることにより、トナー補給作業が完了する。
【0029】
【発明の効果】本発明による現像剤補給装置は以上のよ
うに構成されており、補給現像剤収容容器の口頸部に装
着されるアダプタにはその注出部に仮キャップが装着さ
れ、アダプタが装着された補給現像剤収容容器を上下逆
にして、アダプタのトナー注出部およびトナー注出部に
装着された仮キャップを現像剤収容筐の遮蔽板に設けら
れた案内穴のキャップ嵌合部に上方から嵌合し、この状
態から補給現像剤収容容器およびアダプタをアダプタ案
内部側に摺動すると、仮キャップはキャップ嵌合部とア
ダプタ案内部との肩部に当接してその移動が規制され、
更に補給現像剤収容容器およびアダプタが移動するとア
ダプタが仮キャップから離脱するので、補給現像剤収容
容器のセット時におけるトナーの溢れを防止することが
できる。
【0030】また、本発明によれば、上記遮蔽板に設け
られた案内穴のアダプタ案内部は、上記アダプタの注出
部の外側面幅より大きく案内突起の外側面幅より小さい
幅寸法に構成されており、上記アダプタの注出部に設け
られた案内突起の高さは上記遮蔽板と案内板の間隔より
小さい寸法に構成されているので、補給現像剤収容容器
およびアダプタがアダプタ案内部を移動している際には
上記案内突起が上記遮蔽板の下側に位置しているため、
アダプタがアダプタ案内部から抜けることがない。従っ
て、補給現像剤収容容器内に残留しているトナーが遮蔽
板上に飛散することを未然に防止することができる。
【0031】更に、本発明によれば、上記遮蔽板に設け
られた案内穴には上記キャップ嵌合部とアダプタ案内部
との間に形成され上記アダプタの注出部に設けられた案
内突起の外側面幅より大きい幅寸法を有する突起案内部
が設けられており、上記アダプタの注出部に設けられた
案内突起の高さは上記遮蔽板と案内板の間隔と略同寸法
に形成されているので、補給現像剤収容容器およびアダ
プタがアダプタ案内部を移動している際には上記案内突
起が上記遮蔽板と案内板の間で上下方向の移動が規制さ
れるため、アダプタのトナー注出部の先端部が案内板の
スリットから抜けることがない。従って、トナー注出部
の先端部が案内板のスリットから上方に抜け出すことに
よって、案内板の上面上にトナーが飛散することが未然
に防止される。
【0032】また、本発明によれば、上記遮蔽板に設け
られた案内穴を構成する突起案内部の上方に上記アダプ
タの注出部に設けられた案内突起が係合しアダプタの上
方への移動を規制する係止部材が設けられているので、
突起案内部においてアダプタの注出部を案内板のスリッ
トから外すために上方に移動した際に、アダプタが案内
穴から抜けることがない。従って、補給現像剤収容容器
内に残留しているトナーが遮蔽板上に飛散することを未
然に防止することができる。
【0033】また、本発明によれば、上記仮キャップの
スカート壁を構成する両側壁の外側面には案内凸部と弾
性変形可能な係止突起を備えており、上記遮蔽板に設け
られた案内穴には上記キャップ嵌合部と接続して形成さ
れ上記係止突起の外面幅より小さい幅寸法を有するキャ
ップ案内部を備え、上記キャップ嵌合部に上記案内凸部
が嵌合する嵌合凹部が設けられ、上記キャップ案内部に
上記係止突起が係合する係合凹部が設けられているの
で、アダプタに装着された仮キャップの離脱および仮キ
ャップの再装着は仮キャップに設けられた上記係止突起
が上記係合凹部と係合保持されている状態で行われ、仮
キャップがアダプタに装着されていないときには上記係
合保持状態に維持されているので、仮キャップがアダプ
タに装着されていない状態で仮キャップが遮蔽板に設け
られた案内穴から抜け出すことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による現像剤補給装置を構成する現像剤
収容筐の一実施例を示すもので、一部を破断して示す斜
視図
【図2】本発明による現像剤補給装置を構成する補給現
像剤収容容器および該補給現像剤収容容器に装着された
アダプタの一実施例を示す斜視図。
【図3】本発明による現像剤補給装置を構成する仮キャ
ップの一実施例を示す斜視図。
【図4】図3に示す仮キャップを図2の示すアダプタに
装着した状態を示す断面図。
【図5】図1に示す現像剤収容筐遮蔽板に形成された案
内穴とアダプタおよび仮キャップの位置関係を示す平面
図。
【図6】図5におけるAーA断面図。
【図7】図5におけるBーB断面図。
【図8】図7の状態からアダプタを下方に押し下げた状
態を示す図5におけるBーB断面図。
【図9】本発明による現像剤補給装置の他の実施例を示
すもので、現像剤収容筐の遮蔽板に形成された案内穴と
アダプタおよび仮キャップの位置関係を示す平面図。
【図10】図9におけるCーC断面図。
【図11】図9におけるDーD断面図。
【図12】図10の状態からアダプタを下方に押し下げ
た状態を示す図9におけるDーD断面図。
【図13】図9におけるEーE断面図。
【図14】本発明による現像剤補給装置を構成する仮キ
ャップの他の実施例を示す斜視図。
【図15】図14に示す仮キャップを用いた本発明によ
る現像剤補給装置の更に他の実施例を示すもので、現像
剤収容筐の遮蔽板に形成された案内穴とアダプタおよび
仮キャップの位置関係を示す平面図。
【図16】図15におけるFーF断面図。
【図17】図15におけるGーG断面図。
【図18】図17の状態からアダプタを下方に押し下げ
た状態を示す図15におけるGーG断面図。
【図19】図15におけるJーJ断面図。
【符号の説明】
2:現像剤収容筐 3:補給現像剤収容容器 4:アダプタ 5:仮キャップ 21:収容筐体 22:トナー供給ローラ 23:遮蔽板 24:案内板 25:シール板 26:シール板 31:補給現像剤収容容器の口頸部 41:アダプタの装着部 42:アダプタのトナー注出部 43:アダプタの接続部 44:案内突起 51:仮キャップの天面壁 52:仮キャップのスカート壁 53:仮キャップの後壁 54:仮キャップの開口 211:トナー供給口 230:案内穴 231:キャップ嵌合部 232:アダプタ案内部 234:突起案内部 236:キャップ案内部 240:スリット 420:トナー注出部の注出口 525:係合突起 526:パッキング部材 527:案内凸部 528:係止突起

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像装置へ供給する現像剤を収納するた
    めの現像剤収容筐と、該現像剤収容筐に補給する補給用
    現像剤を収納した補給現像剤収容容器と、該補給現像剤
    収容容器の口頸部に着脱可能に装着される装着部と該装
    着部と接続して形成され現像剤を注出する注出口を有す
    る注出部を備えたアダプタと、該アダプタの該注出部に
    着脱可能に装着され該注出口を閉塞する仮キャップとを
    具備し、 該アダプタは該注出部の外側面に各々対向した位置に形
    成された案内突起を備えており、 該仮キャップは天面壁と該天面壁の外周縁から垂下して
    形成されたスカート壁とを有し、該スカート壁は両側壁
    と後壁とによって構成され前部に該アダプタの該注出部
    に形成された案内突起の外面幅に対応する開口を備え、
    該スカート壁を構成する該両側壁の内面には該案内突起
    と係合し該天面壁の内面を該アダプタの該注出部に形成
    された注出口の端面に押圧する方向に作用せしめる係合
    突部が形成されており、 該現像剤収容筐は上部を覆う遮蔽板と該遮蔽板と所定の
    間隔を置いて配設された案内板とを具備し、該遮蔽板に
    は一端部に形成され該仮キャップが嵌合するキャップ嵌
    合部と該キャップ嵌合部に連通して形成され該アダプタ
    の該注出部が挿通可能なアダプタ案内部とを備えた案内
    穴が設けられており、該案内板には該アダプタ案内部に
    対向して形成され該アダプタの該注出部が挿通可能なス
    リットが設けられている、 ことを特徴とする現像剤補給装置。
  2. 【請求項2】 該遮蔽板に設けられた該案内穴の該アダ
    プタ案内部は、該アダプタの該注出部の外側面幅より大
    きく該案内突起の外側面幅より小さい幅寸法に構成され
    ており、該アダプタの該注出部に設けられた該案内突起
    の高さは該遮蔽板と該案内板の間隔より小さい寸法に構
    成されている、請求項1記載の現像剤補給装置。
  3. 【請求項3】 該遮蔽板に設けられた該案内穴には該キ
    ャップ嵌合部と該アダプタ案内部との間に形成され該ア
    ダプタの該注出部に設けられた該案内突起の外側面幅よ
    り大きい幅寸法を有する突起案内部が設けられており、
    該アダプタの該注出部に設けられた該案内突起の高さは
    該遮蔽板と該案内板の間隔と略同寸法に形成されてい
    る、請求項1記載の現像剤補給装置。
  4. 【請求項4】 該遮蔽板に設けられた該案内穴を構成す
    る突起案内部の上方に該アダプタの該注出部に設けられ
    た該案内突起が係合し該アダプタの上方への移動を規制
    する係止部材が設けられている、請求項3記載の現像剤
    補給装置。
  5. 【請求項5】 該仮キャップは、該スカート壁を構成す
    る該両側壁の外側面に該天面壁の外面から該遮蔽板と該
    案内板の間隔より小さい位置に案内凸部を備えるととも
    に、該案内凸部より該開口側でスカート先端側に該遮蔽
    板に設けられた該キャップ嵌合部の幅より小さい外面幅
    寸法を有する弾性変形可能な係止突起を備えており、 該遮蔽板に設けられた該案内穴は、該キャップ嵌合部と
    接続して形成され該係止突起の外面幅より小さい幅寸法
    を有するキャップ案内部と、該キャップ案内部と該アダ
    プタ案内部との間に形成され該アダプタの該注出部に設
    けられた該案内突起の外側面幅より大きい幅寸法を有す
    る突起案内部とを備えており、該キャップ嵌合部に該案
    内凸部が嵌合する嵌合凹部が設けられ、該キャップ案内
    部に該係止突起が係合する係合凹部が設けられている、
    請求項1記載の現像剤補給装置。
JP13762395A 1995-06-05 1995-06-05 現像剤補給装置 Expired - Fee Related JP3326581B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13762395A JP3326581B2 (ja) 1995-06-05 1995-06-05 現像剤補給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13762395A JP3326581B2 (ja) 1995-06-05 1995-06-05 現像剤補給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08334963A JPH08334963A (ja) 1996-12-17
JP3326581B2 true JP3326581B2 (ja) 2002-09-24

Family

ID=15202998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13762395A Expired - Fee Related JP3326581B2 (ja) 1995-06-05 1995-06-05 現像剤補給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3326581B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5250367B2 (ja) * 2008-09-30 2013-07-31 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置及びそれを備えた画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08334963A (ja) 1996-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6014536A (en) Toner supply mechanism having locking means for locking a shutter member and a toner supply container having projections for releasable locking a hopper shutter member
KR0132128B1 (ko) 현상제 용기
US5018560A (en) Developer supplying structure for a developing device
US5812914A (en) Toner replenishing device, shutter member, and toner cartridge for use therein
KR100237122B1 (ko) 토너 공급 용기
JP3326581B2 (ja) 現像剤補給装置
US5655179A (en) Developer replenishing apparatus having engaging mechanisms for preventing toner scatter during toner replenishment
JP3326582B2 (ja) 現像剤補給装置
JP4794077B2 (ja) トナー粉末補充機構
JPS6080878A (ja) トナ−カ−トリツジ
JPH0622851Y2 (ja) トナー補給装置
JP3136555B2 (ja) 現像剤補給装置
JPS63137259A (ja) 現像剤補給容器
JPS60198567A (ja) トナ−補充装置
CN220280936U (zh) 一种墨水补充容器
US7085515B2 (en) Developer cartridge including sealing gasket
JPS63137257A (ja) 現像剤補給容器
JPH06222663A (ja) 現像剤補給装置
JPS63137258A (ja) 現像剤補給容器
JPH0733245Y2 (ja) カートリッジ梱包箱
JPH0486772A (ja) 現像剤補給容器
JP2004227017A (ja) 現像剤補給装置
JPH0412378A (ja) トナー補給機構
JP2545479Y2 (ja) トナーカートリッジ
KR970001197B1 (ko) 현상제 보충기구

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020528

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees