JP3326509B2 - 超音波モータ - Google Patents

超音波モータ

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JP3326509B2
JP3326509B2 JP30755293A JP30755293A JP3326509B2 JP 3326509 B2 JP3326509 B2 JP 3326509B2 JP 30755293 A JP30755293 A JP 30755293A JP 30755293 A JP30755293 A JP 30755293A JP 3326509 B2 JP3326509 B2 JP 3326509B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステータに発生する進
行波によりロータを駆動して回転が得られるようにした
超音波モータに関し、特にステータをロータ側へ圧接さ
せるためのバネ力をケース部分で構成したものである。
【0002】
【従来の技術】通常の超音波モータは、例えば図3に示
すように、圧電体41を接着したステータ40に摩擦材
43を介してロータ42が重ねられ、皿バネ45により
ロータ42がステータ40に圧接されている。そして、
ステータ40に接着された圧電体41に高周波電圧を印
加させることによりステータ40に進行波を生じさせ、
ロータ42をステータ40の進行波により駆動して回転
させるようになっている。ロータ42が回転駆動される
と、皿バネ45とロータ42間の摩擦力によって皿バネ
45が回転し、皿バネ45に連結されている回転軸44
がロータ42と一体に回転する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】超音波モータは、ステ
ータとロータの間に生じる摩擦力によって、ステータに
発生した進行波を有効にロータに伝えて駆動力を得る仕
組みであり、ステータとロータを圧接して適切な摩擦力
を得る必要がある。上記従来の超音波モータは、ステー
タとロータを圧接させるために皿バネが必要であるとと
もに、皿バネを取り付ける作業が必要なのであまり経済
的とはいえなかった。そこで本発明は、ケースのステー
タ保持側部分をダイヤフラム状に構成することにより、
ステータをロータ側に圧接して、ステータとロータの間
の摩擦力を適切なものにした超音波モータを提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の超音波モータ
は、上記課題を解決したもので、ステータの下面に接着
された圧電体によりステータに進行波を生じさせ、ステ
ータに圧接したロータをステータの進行波により駆動し
て回転させるようにした超音波モータにおいて、ロータ
は回転軸と一体に回転するように連結され、ステータの
中央部を保持するケース部分は、ステータをロータ側に
付勢するダイヤフラム状に構成されている。また、回転
軸は軸受を介して、ダイヤフラム状のケース部分と対向
する側のケース部分に軸方向位置を規制して保持され
る。
【0005】
【作用】本発明の超音波モータは、ステータの保持側の
ケース部分をダイヤフラム状に構成し、そのダイヤフラ
ム状のケース部分にステータを保持しているため、ダイ
ヤフラム状のケース部分のバネ力によりステータをロー
タへ圧接することができる。このように、ステータとロ
ータを圧接して両者の接触面の摩擦力を適切なものにで
き、ステータの進行波をロータに有効に作用させること
ができる。また、別個にバネ部材を用いないので、バネ
の取り付け作業がなくなり、作業行程が簡略化される。
【0006】
【実施例】本発明の超音波モータの第1実施例を、図1
により説明する。超音波モータの円筒形のケース1は、
軸方向の一端、すなわち後記するステータ2保持側のケ
ース部分6がケース1内側への付勢力を有するダイヤフ
ラム状に構成され、ケース1の軸方向他端は蓋1aで閉
じられるようになっている。ケース1内には水やシリコ
ンオイルなどの液体5が充填され、ケース1の筒状部分
と蓋1aとの接合部に、環状のシール7が設けられて、
ケース1から液体5が漏れないようにしている。また、
前記蓋1aの中央に開けられた孔から後記する回転軸4
が突出され、その回転軸4の周囲からの液体漏れを防ぐ
ため、蓋1aの中央孔にオイルシール8が設けられてい
る。
【0007】ダイヤフラム状に構成したケース部分6の
中央突出部6aに円盤状のステータ2がネジ11により
固定され、ステータ2の上に円盤状のロータ3が重ねら
れている。棒状の回転軸4はロータ3と蓋1aの各中央
孔を貫通し、その回転軸4のケース部分6側の端部は、
ステータ2の中央孔内に設けたブッシュ10により回転
可能に保持される。回転軸4はケース内位置に鍔部4a
を有し、その外周の蓋1a側に段部が設けられ、その段
部に軸受12が保持されている。また軸受12は、蓋1
a内面に設けた環状のストッパー1bの内周段部に保持
され回転軸4が回転可能に保持されるとともに、軸方向
位置が規制されている。
【0008】ロータ3は、例えばガラスや硬質樹脂など
の非金属の硬質材料で形成されている。回転軸4の鍔部
4aはロータ3と蓋1aとの間に位置し鍔部4aとロー
タ3とが、例えばゴム、樹脂などの弾性材13を介して
接着され、ロータ3と回転軸4が一体に回転するように
なっている。前記のように、ロータ3は鍔部4aと軸受
12を介して蓋1aに軸方向位置が規制され、また、ケ
ース部分6のバネ力によりステータ2がロータ3とは適
切な接触状態となり、ロータ3がステータ2に発生する
進行波により効率よく回転する。なお、回転軸4の鍔部
4aとロータ3の接触部分はこのような構成に限るもの
ではなく、ロータ3が回転したときに接触部分が滑らな
いような構成とすればよいので、例えば環状弾性体を外
周に嵌合したボルトとナットで鍔部4aとロータ3を連
結するようにしてもよい。
【0009】また、ステータ2は、アルミ、黄銅などの
弾性材により形成されており、ステータ2の外周にはロ
ータ3の回転効率をよくするための環状突起部2aが設
けられていて、その環状突起部2aの下面には、環状の
圧電体9が接着され、環状突起部2aの上面に進行波を
生じさせるようになっている。圧電体9に電圧を印加す
るための導線15は、ケース1側面の孔14から外に出
されて駆動回路Cに接続されている。なお、孔14に液
体漏れ防止のシール部材14aが設けられている。
【0010】次に、図2により本発明の第2実施例につ
いて説明する。超音波モータのケース20は、基板とし
てのケース部分20aと、円筒形のケース本体20bか
らなり、ケース部分20aは、後記のステータ22をロ
ータ23側へ押す付勢力を有するダイヤフラム状に構成
されている。ダイヤフラム状に構成されたケース部分2
0aの中央部21は厚肉部21aに形成され、その厚肉
部21aに円盤状のステータ22の中央部分がネジ29
によって固定され、ステータ22の上に円盤状のロータ
23が摩擦材26を介して重ねられ、前記ケース本体2
0bがロータ23を覆ってケース部分20aの周縁部に
固定されている。棒状の回転軸24はロータ23とステ
ータ22の各中央孔を貫通しており、前記中央部21の
中央孔内のブッシュ30により回転軸24が回転可能に
保持されている。また、回転軸24のケース本体20b
側の端部に段部が設けられ、ケース本体20bとの間に
スペーサ32を介してスラスト軸受28が前記段部に設
けられ、そのスラスト軸受28により回転軸24が回転
可能に保持されるとともに、前記ケース部分20aの軸
方向位置が規制されている。
【0011】回転軸24には、ケース本体20bとロー
タ23の間に鍔部24aが設けられ、ロータ23と鍔部
24aとが、例えばゴム、樹脂などの弾性材27を介し
て接着されて、ロータ23と回転軸24が一体に回転す
るように連結される。なお、この部分の構成は第1実施
例でも述べたように、ロータ23と鍔部24aをボルト
とナットで連結することもできる。また、ステータ22
は、アルミや黄銅などの弾性材により形成されており、
ステータ22の外周部分に環状突起部22aが設けられ
ている。その環状突起部22aの一方の面はロータ23
と圧接しており、他方の面には環状の圧電体31が接着
され、図示していないが駆動回路より圧電体31に高周
波電圧を印加することによりロータ23との接触面に進
行波を生じさせることが可能である。
【0012】第2実施例は上記のように構成され、ロー
タ23は鍔部24aとスラスト軸受28を介してケース
本体20bに軸方向位置が規制されるとともに、ダイヤ
フラム状に構成された中央部21のバネ力によってステ
ータ22がロータ23に押圧されているため、ロータ2
3とステータ22は適切な圧接状態となり、ロータ23
がステータ22に発生する進行波により効率よく回転す
る。
【0013】
【発明の効果】本発明にかかる超音波モータは、ステー
タをロータ側へ押圧するように、ケースの一部をダイヤ
フラム状に構成したので、バネ部材を別個に設けること
なくステータをロータ側へ圧接させることが出来る。ま
た、別個にバネ部材を必要としないので、組立時にバネ
の取り付け作業がなくなり、製造行程を簡略化すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図3】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 ステータ 3 ロータ 4 回転軸 20 ケース 22 ステータ 23 ロータ 24 回転軸

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータの下面に接着された圧電体に
    よりステータに進行波を生じさせ、回転軸と一体に回転
    するように連結されたロータを、ステータに圧接し、ロ
    ータをステータの進行波により駆動して回転させるよう
    にした超音波モータにおいて、 回転軸は、ステータの中央部を保持する側のケース部分
    と対向する側に設けられた軸受けを介して回転軸の軸方
    向位置を規制され、上記ステータの中央部を保持する側
    のケース部の一部をダイヤフラム状に構成することによ
    って、ステータをロータ側に付勢するバネ機能をもたせ
    たことを特徴とする超音波モータ。
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