JP3486854B2 - 超音波モータ - Google Patents

超音波モータ

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JP3486854B2 JP17359894A JP17359894A JP3486854B2 JP 3486854 B2 JP3486854 B2 JP 3486854B2 JP 17359894 A JP17359894 A JP 17359894A JP 17359894 A JP17359894 A JP 17359894A JP 3486854 B2 JP3486854 B2 JP 3486854B2
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英清 杉野谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄型化することができ
る超音波モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の超音波モータは、特開昭62−1
26877号に示すように、一眼レフカメラ用交換レン
ズに適用した場合が記載されている。この超音波モータ
の構成は、断面形状が台形の環状のステータと、このス
テータの裏面に固着された圧電体と、鍔部を有する環状
のロータと、この環状のステータと環状のロータとを摩
擦接触させる環状の皿ばねと、回転ヘリコイドネジを有
し、ロータの回転により回転する回転筒と、この回転筒
の回転ヘリコイドネジに螺合する回転ヘリコイドネジを
有する直進筒とから構成されている。
【0003】そして、上記ロータは、ゴム環およびピン
を介して上記回転筒に一体的に結合する。このため、圧
電体を駆動することによって、環状のステータに発生す
る進行性の振動波によって、環状のロータが回転駆動さ
れる。そして、この環状のロータの回転駆動により、回
転筒が回転し、直進筒が前後方向に移動することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
超音波モータは、環状の皿ばね、環状のステータ、環状
のロータおよび回転筒が積み重ねられた状態で構成され
るため、その高さが高くなり、あるいはその厚さが厚く
なるなどという問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る超音波モー
タの第一の手段は、環状のステータと、この環状のステ
ータの下側に接着固定し、進行性の振動波を発生する圧
電体と、この環状のステータの上側に圧接し、この環状
のステータの上側に増幅されて生ずる進行性の振動波に
よって回転する環状のロータと、外周側がこの環状のロ
ータに装着した円盤状ばね部材と、上記環状のステータ
および環状のロータの内径部に回転可能に装着し、かつ
上記円盤状ばね部材の内径側に装着した環状の出力部材
とを備え、前記環状の出力部材の外周部は、前記環状の
ロータと前記環状の出力部材との間に設けられた環状の
側壁の内周部に回転可能に支持されていることを特徴と
する。
【0006】本発明に係る超音波モータの第二の手段
は、環状のステータと、この環状のステータの下側に接
着固定し、進行性の振動波を発生する圧電体と、この環
状のステータの上側に圧接し、この環状のステータの上
側に増幅されて生ずる進行性の振動波によって回転する
環状のロータと、内周側がこの環状のロータに装着した
円盤状ばね部材と、上記環状のステータおよび環状のロ
ータの外側に回転可能に装着し、かつ上記円盤状ばね部
材の外径側に装着した環状の出力部材とを備え、前記環
状の出力部材の内周部は、前記環状のロータと前記環状
の出力部材との間に設けられた環状の側壁の外周部に回
転可能に支持されていることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明は、出力部材を環状のステータおよび環
状のロータの内径部または外側部に回転可能に装着した
ので、超音波モータを薄型化することができる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明に係る超音波モータの一実施
例を示す一部詳細な断面図であり、中心線Cを挟んで左
側部分を示す。図におって、1は、外側固定支持部材で
あり、この外側固定支持部材1は、その詳細な平面図を
図2に示し、そのA1−A2断面図を図3に示すよう
に、環状の底板1Aと側板1Bで構成され、この環状の
底板1Aには、ねじ孔1Cがあけられている。
【0009】2は、内側固定支持部材であり、この内側
固定支持部材2は、外側固定支持部材1と同様に形成さ
れており、環状の底板2Aと側板2Bで構成され、この
環状の底板2Aには、ねじ孔2Cがあけられている。3
は、ねじであり、このねじ3は、上記外側固定支持部材
1の底板1Aのねじ孔1Cを通して、上記内側固定支持
部材2の底板2Aのねじ孔2Cにねじ込まれて、外側固
定支持部材1と内側固定支持部材2とを一体に固定する
ことができる。
【0010】4は、環状のステータであり、このステー
タ4の底面には、図示せぬ圧電体が接着固定されてい
る。5は、環状のロータであり、このロータ5は、その
断面形状がコ字形であり、その環状の底面は環状のステ
ータ4の表面に圧接する。6は、環状の緩衝部材であ
り、この緩衝部材6は、上記環状のロータ5の他端に接
着固定される。
【0011】7は、環状のロータスライダであり、この
ロータスライダ7は、内側固定支持部材2の側板2Bの
外周面に接着固定される。そして、このロータスライダ
7の外周面に、上記環状のロータ5の他端の内面が摺動
する。8は、ストップリングであり、このストップリン
グ8は、その詳細な平面図を図4に示し、そのB1−B
2断面図を図5に示す。そして、このストップリング8
は、内側固定支持部材2の側板2Bの内周面の溝内に嵌
め込まれて固定される。
【0012】9は、円盤状ばね部材であり、この円盤状
ばね部材9は、その詳細な平面図を図6に示す。そし
て、この円盤状ばね部材9の外周側は、ねじ10により
上記緩衝部材6に固定される。11は、回転可能な出力
部材であり、この出力部材11は、上面部材12、図7
に示す摺動部材13、中間部材14および下面部材15
から構成される。
【0013】上記摺動部材13は、図7に示すように、
例えば4個のボール13Aと、このボール13Aを回転
可能に支持する回転支持部材13Bとから構成される。
また、中間部材14は、図7に示すように、摺動部材1
3の内径穴に回転可能な状態で嵌め込まれており、ねじ
用の透穴14Aが、例えば4個設けられている。
【0014】16Aおよび16Bは、上記ボール13A
が円滑に回転するための摺動材である。また、上記円盤
状ばね部材9の内周側は、ねじ17により出力部材11
に固定される。詳しくは、ねじ17は、円盤状ばね部材
9の内周側の透穴、上面部材12の透穴、中間部材14
の透穴14Aを通して下面部材15のねじ穴にねじこま
れる。なお、18は、出力部材11に下面部材15に形
成した回転端であり、例えばカメラの絞り(図示せぬ)
を駆動する。
【0015】次に、上記構成の超音波モータの組み立て
操作について説明する。まず、上面部材12と下面部材
15との間に、摺動部材13と中間部材14を挟むと共
に、ボール13Aを摺動材16Aおよび16Bで挟みこ
む。そして、ねじ17を、円盤状ばね部材9の内周側の
透穴、上面部材12の透穴、中間部材14の透穴14A
を通して下面部材15のねじ穴にねじ込むことにより、
出力部材11を組み立てることができる。
【0016】一方、外側固定支持部材1に、内側固定支
持部材2をねじ3によって固定すると共に、底面に図示
せぬ圧電体が接着固定した環状のステータ4を固定す
る。この環状のステータ4の上面に、環状のロータ5、
緩衝部材6、円盤状ばね部材9を重ね合せる。そして、
この円盤状ばね部材9の外周側を、ねじ10により上記
緩衝部材6に固定して、組み立てを完了する。
【0017】次に、上記構成の超音波モータの動作につ
いて簡単に説明すると、まず、図示せぬ圧電体に駆動信
号を加えると、この図示せぬ圧電体は、進行性の振動を
する。このため、この圧電体が固定されているステータ
4には増幅された進行性の振動をする。したがって、こ
のステータ4の進行性の振動により、このステータ4に
圧接するロータ5が、回転動作する。
【0018】そして、このロータ5の回転動作は、摩擦
部材6、円盤状ばね部材9、を介して出力部材11に回
転伝達することができる。そこで、この出力部材11に
下面部材15に形成した回転端18が回転するため、例
えばカメラの絞り(図示せぬ)を駆動することができ
る。
【0019】なお、以上は、回転端18の回転により、
カメラの絞り(図示せぬ)を駆動する場合について説明
したが、これに限定しないことは、もちろんである。
【0020】図8は、本発明に係る超音波モータの他の
実施例を示す一部詳細な断面図であり、中心線Cを挟ん
で左側部分を示す。図におって、20は、支持部材であ
り、この支持部材20は、環状の底板20Aと側板20
Bで構成される。そして、この支持部材20の環状の底
板20Aには、図示せぬ圧電体が接着固定された環状の
ステータ4が固定されている。21は、環状の出力部材
であり、この環状の出力部材21は、ベアリング22を
介して支持部材20の側板20Bの外側を回転可能に装
着される。
【0021】なお、この構成の超音波モータの動作につ
いては、図1に示す超音波モータと同様に動作すること
はもちろんであるが、簡単に説明すると、まず、図示せ
ぬ圧電体に駆動信号を加えると、この図示せぬ圧電体
は、進行性の振動をする。このため、この圧電体が固定
されているステータ4には増幅された進行性の振動をす
る。したがって、このステータ4の進行性の振動によ
り、このステータ4に圧接するロータ5が、回転動作す
る。
【0022】そして、このロータ5の回転動作は、摩擦
部材6、円盤状ばね部材9を介して出力部材21に回転
伝達することができる。
【0023】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係る超音波モータによれば、その高さ、あるいはその厚
さを、低くすることができるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る超音波モータの一実施例を示す一
部詳細な断面図であり、中心線Cを挟んで左側部分であ
る。
【図2】図1に示す環状の底板の平面図である。
【図3】図2のA1−A2断面図である。
【図4】図1に示すストップリングの平面図である。
【図5】図4のB1−B2断面図である。
【図6】図1に示す円盤状ばね部材の平面図である。
【図7】図1に示す摺動部材と中間部材の平面図であ
る。
【図8】本発明に係る超音波モータの他の実施例を示す
一部詳細な断面図であり、中心線Cを挟んで左側部分で
ある。
【符号の説明】
1 外側固定支持部材 2 内側固定支持部材 4 環状のステータ 5 環状のロータ 6 環状の緩衝部材 7 環状のロータスライダ 8 ストップリング 9 円盤状ばね部材 11 出力部材 12 上面部材 13 摺動部材 14 中間部材 15 下面部材 20 支持部材 21 出力部材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状のステータと、この環状のステータ
    の下側に接着固定し、進行性の振動波を発生する圧電体
    と、この環状のステータの上側に圧接し、この環状のス
    テータの上側に増幅されて生ずる進行性の振動波によっ
    て回転する環状のロータと、外周側がこの環状のロータ
    に装着した円盤状ばね部材と、上記環状のステータおよ
    び環状のロータの内径部に回転可能に装着し、かつ上記
    円盤状ばね部材の内径側に装着した環状の出力部材とを
    備え、前記環状の出力部材の外周部は、前記環状のロータと前
    記環状の出力部材との間に設けられた環状の側壁の内周
    部に回転可能に支持されている ことを特徴とする超音波
    モータ。
  2. 【請求項2】 環状のステータと、この環状のステータ
    の下側に接着固定し、進行性の振動波を発生する圧電体
    と、この環状のステータの上側に圧接し、この環状のス
    テータの上側に増幅されて生ずる進行性の振動波によっ
    て回転する環状のロータと、内周側がこの環状のロータ
    に装着した円盤状ばね部材と、上記環状のステータおよ
    び環状のロータの外側に回転可能に装着し、かつ上記円
    盤状ばね部材の外径側に装着した環状の出力部材とを備
    え、前記環状の出力部材の内周部は、前記環状のロータと前
    記環状の出力部材との間に設けられた環状の側壁の外周
    部に回転可能に支持されている ことを特徴とする超音波
    モータ。
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