JPH07143768A - 超音波モータ - Google Patents

超音波モータ

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Publication number
JPH07143768A
JPH07143768A JP5307551A JP30755193A JPH07143768A JP H07143768 A JPH07143768 A JP H07143768A JP 5307551 A JP5307551 A JP 5307551A JP 30755193 A JP30755193 A JP 30755193A JP H07143768 A JPH07143768 A JP H07143768A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
stator
case
liquid
ultrasonic motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5307551A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Sagara
信治 相良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukoku Co Ltd
Fukoku KK
Original Assignee
Fukoku Co Ltd
Fukoku KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fukoku Co Ltd, Fukoku KK filed Critical Fukoku Co Ltd
Priority to JP5307551A priority Critical patent/JPH07143768A/ja
Publication of JPH07143768A publication Critical patent/JPH07143768A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 液体を充填したケース内において使用するこ
とができる超音波モータを提供する。 【構成】 ガラスまたは硬質樹脂でロータ3を形成し、
回転軸4と一体に回転するように連結した。また、円筒
形のケース1のステータ2の中央部を保持するケース部
分6をダイヤフラム状に構成し、ステータ2をロータ3
側に圧接させるようにし、ステータ2およびロータ3の
周囲をケース1と蓋1aで密封して、内部に液体5を充
填した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステータに発生する進
行波によりロータを駆動して回転が得られるようにした
超音波モータに関し、特に液体内において回転を得られ
るようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】通常の超音波モータは、例えば図2に示
すように、ステータ16の下面に接着された圧電体17
に90°位相差のある高周波電圧を印加させることによ
りステータ16に進行波を生じさせ、ロータ18をステ
ータ16の進行波により駆動して回転させるようになっ
ている。ここで、ステータ16の共振周波数に近い周波
数の交流電圧を圧電体17に印加するとモータの回転効
率が最高になるのであるが、モータ回転数を調整する場
合は、その周波数よりも高い周波数の交流電圧に変化さ
せて印加することにより、モータの回転を制御してい
る。ロータ18がステータ16と接する面に摩擦材19
が設けられるとともに、ロータ18が、摩擦材22を介
して皿バネ21によりステータ16側に押圧されている
ので、摩擦材19を介してロータ18とステータ16の
間に適切な摩擦が生じ、ステータ16に発生した進行波
がロータ18に有効に作用する。そして、ステータ16
に発生する進行波により、ロータ18が回転駆動される
と、皿バネ21とロータ18間の摩擦力によって皿バネ
21が回転し、皿バネ21に連結されている回転軸20
がロータ18と一体に回転する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の超音波モー
タは、金属製のロータを使用しており、ステータとロー
タの接触面の間に摩擦材を介在させなければ、耐久性を
維持してステータに発生した進行波をロータに有効に伝
えて駆動することができなかった。また、ステータとロ
ータの間の摩擦力を大きくするとステータとロータの間
に設けられている摩擦材の摩耗が摩擦力の小さい場合よ
り速くなり、モータの寿命が短くなるという欠点もあっ
た。ところで、超音波モータは、一般に空気中で使用し
ており、液体内で駆動することは考えられていない。そ
こで本発明は、液体を充填したケース内に、回転軸に連
結されたガラスまたは硬質樹脂製のロータと、ステータ
を配置することにより、液体内において駆動することが
でき、さらに、ステータとロータ間に摩擦材を介在させ
なくても回転させることができる超音波モータを提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の超音波モータ
は、上記課題を解決したもので、ステータの下面に接着
された圧電体によりステータに進行波を生じさせ、ステ
ータに圧接したロータをステータの進行波により駆動し
て回転させるようにした超音波モータにおいて、ガラス
または硬質樹脂からなるロータを回転軸と一体に回転す
るように連結し、ステータおよびロータをケースで密封
して、ケース内に液体を充填した。また、ステータの中
央部を保持するケース部分を、ステータをロータ側に付
勢するダイヤフラム状に構成した。
【0005】
【作用】本発明の超音波モータは、ロータをガラスまた
は硬質樹脂により作成しておりロータの硬度が大きく、
ロータとステータの周囲に封入した液体は、ロータとス
テータの接触面に染み込んで両者間の摩擦係数を適切な
ものにするので、ロータとステータの間に摩擦材を介在
させなくてもロータの回転が可能となる。さらに、ステ
ータの保持側のケース部分をダイヤフラム状に形成し、
ダイヤフラム状のケース部分のバネ力によりステータを
ロータへ圧接することによりステータとロータの間の摩
擦力を適切なものにしている。
【0006】
【実施例】本発明の超音波モータを、図1により説明す
る。超音波モータの円筒形のケース1は、軸方向の一
端、すなわち後記するステータ2保持側のケース部分6
がケース1内側への付勢力を有するダイヤフラム状に構
成され、ケース1の軸方向他端は蓋1aで閉じられるよ
うになっている。ケース1内には水やシリコンオイルな
どの液体5が充填され、ケース1の筒状部分と蓋1aと
の接合部に、環状のシール7が設けられて、ケース1か
ら液体5が漏れないようにしている。また、前記蓋1a
の中央に開けられた孔から後記する回転軸4が突出さ
れ、その回転軸4の周囲からの液体漏れを防ぐため、蓋
1aの中央孔にオイルシール8が設けられている。
【0007】ダイヤフラム状に構成したケース部分6の
中央突出部6aに円盤状のステータ2がネジ11により
固定され、ステータ2の上に円盤状のロータ3が重ねら
れている。棒状の回転軸4はロータ3と蓋1aの各中央
孔を貫通し、その回転軸4のケース部分6側の端部は、
ステータ2の中央孔内に設けたブッシュ10により回転
可能に保持される。回転軸4はケース内位置に鍔部4a
を有し、その外周の蓋1a側に段部が設けられ、その段
部に軸受12が保持されている。また軸受12は、蓋1
a内面に設けた環状のストッパー1bの内周段部に保持
され回転軸4が回転可能に保持されるとともに、軸方向
位置が規制されている。
【0008】ロータ3は、例えばガラスや硬質樹脂など
の非金属の硬質材料で形成されている。回転軸4の鍔部
4aはロータ3と蓋1aとの間に位置し鍔部4aとロー
タ3とが、例えばゴム、樹脂などの弾性材13を介して
接着され、ロータ3と回転軸4が一体に回転するように
なっている。前記のように、ロータ3は鍔部4aと軸受
12を介して蓋1aに軸方向位置が規制され、また、ケ
ース部分6のバネ力によりステータ2がロータ3とは適
切な接触状態となり、ロータ3がステータ2に発生する
進行波により効率よく回転する。なお、回転軸4の鍔部
4aとロータ3の接触部分はこのような構成に限るもの
ではなく、ロータ3が回転したときに接触部分が滑らな
いような構成とすればよいので、例えば環状弾性体を外
周に嵌合したボルトとナットで鍔部4aとロータ3を連
結するようにしてもよい。
【0009】また、ステータ2は、弾性材により形成さ
れており、ステータ2の外周にはロータ3の回転効率を
よくするための環状突起部2aが設けられていて、その
環状突起部2aの下面には、環状の圧電体9が接着さ
れ、環状突起部2aの上面に進行波を生じさせるように
なっている。圧電体9に電圧を印加するための導線15
は、ケース1側面の孔14から外に出されて駆動回路C
に接続されている。なお、孔14に液体漏れ防止のシー
ル部材14aが設けられている。また、上記ではロータ
3とステータ2とを圧接状態にするために、ステータ2
側のケース部分6をダイヤフラム状に構成したが、その
代わりにステータ2の外周の環状突起部2aと中央部の
間にバネ部を設け、そのバネ力によってステータ2を上
方のロータ3方向へ圧接させるようにしてもよいし、従
来例のように皿バネを使用する形式のものにも同様に本
発明を適用できる。
【0010】
【発明の効果】本発明にかかる超音波モータは、ロータ
がガラス材または硬質樹脂により形成され、液体を充填
したケース内で使用するので、駆動音が小さく、安定し
た回転を得ることができる。また、ロータとステータの
間に用いていた摩擦材を無くすことができ、摩擦材を使
用しているものに比べて耐摩耗性にすぐれているので、
寿命の長いモータを提供することができる。また、例え
ばロータとステータとを液体式緩衝装置の減衰板として
使用し、ロータとステータとに設けた両方の通孔の連通
面積を調節する作用をもたせて緩衝すべき振動周波数を
変更することができる。さらに、ケースの一部をステー
タを押すダイヤフラム状に構成した場合は、バネ部材を
別個に設けることなくステータをロータ側へ圧接させる
ことができる。また、ロータの硬度が大きいので、ステ
ータとロータの間の摩耗による性能の劣化の心配がな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面図である。
【図2】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 ステータ 3 ロータ 4 回転軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータの下面に接着された圧電体によ
    りステータに進行波を生じさせ、ステータに圧接したロ
    ータをステータの進行波により駆動して回転させるよう
    にした超音波モータにおいて、ガラスまたは硬質樹脂か
    らなるロータを回転軸と一体に回転するように連結し、
    ステータおよびロータをケースで密封して、ケース内に
    液体を充填したことを特徴とする超音波モータ。
  2. 【請求項2】 ステータの中央部を保持するケース部分
    を、ステータをロータ側に付勢するダイヤフラム状に構
    成したことを特徴とする請求項1に記載の超音波モー
    タ。
JP5307551A 1993-11-12 1993-11-12 超音波モータ Pending JPH07143768A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5307551A JPH07143768A (ja) 1993-11-12 1993-11-12 超音波モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5307551A JPH07143768A (ja) 1993-11-12 1993-11-12 超音波モータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07143768A true JPH07143768A (ja) 1995-06-02

Family

ID=17970458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5307551A Pending JPH07143768A (ja) 1993-11-12 1993-11-12 超音波モータ

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JP (1) JPH07143768A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108204350A (zh) * 2016-12-20 2018-06-26 重庆融海超声医学工程研究中心有限公司 聚焦超声波驱动的动力装置

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