JP3325179B2 - 遮断器用電極の製造方法 - Google Patents

遮断器用電極の製造方法

Info

Publication number
JP3325179B2
JP3325179B2 JP11094696A JP11094696A JP3325179B2 JP 3325179 B2 JP3325179 B2 JP 3325179B2 JP 11094696 A JP11094696 A JP 11094696A JP 11094696 A JP11094696 A JP 11094696A JP 3325179 B2 JP3325179 B2 JP 3325179B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
electrode
manufacturing
circuit breaker
wettability
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11094696A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09298021A (ja
Inventor
聖一 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP11094696A priority Critical patent/JP3325179B2/ja
Publication of JPH09298021A publication Critical patent/JPH09298021A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3325179B2 publication Critical patent/JP3325179B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
  • ing And Chemical Polishing (AREA)
  • Manufacture Of Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遮断器用の電極
の製造方法に関するものであり、特に、遮断器用電極を
簡単に製造でき、また、歩留りの向上及び製造コストの
低下を図ることのできる遮断器用電極の製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の遮断器用電極の製造方法を図8及
び図9を用いて説明する。従来、無酸素銅等からなる電
極棒1と、Ag−WC系の合金等からなるコンタクト2
とを接合する際には、図8に示すように電極棒1及びコ
ンタクト2をろう材3を用いてろう材3の融点以上に加
熱することによりろう付する方法、又は、亜硝酸系の溶
液を用いたエッチングを行うことにより、図9に示すよ
うにコンタクト2の電極棒1との接合面のWC又はWを
熔融してAgリッチな金属層4を形成してから全体を加
熱することにより電極棒1とコンタクト2との接合面を
合金化して金属拡散接合する方法を用いていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電極棒
1とコンタクト2とを加熱接合する際に、コンタクト2
の表面はろう材3及び金属層4に対する濡れ性が高いた
め、熔融したろう材3又は金属層4のAg又はCu等の
成分がコンタクト2の非当接面2a及び外周面2bを伝
わって流出し、相対向するもう一つの電極(図示しな
い)と接触する当接面2cにまで達する場合がある。こ
のようにしてコンタクト2の当接面2cに導体であるろ
う材3又は金属層4等の成分が付着すると、遮断器用の
電極としての電気的特性が不安定になるという問題があ
った。従来はこのような問題を解決するために、電極棒
1とコンタクト2とを接合する際にろう材3又は金属層
4の成分がコンタクト2の非当接面2aや外周面2bに
流出しないように様々な工夫を凝らし、例えば、電極棒
1とコンタクト2の接合面2dから当接面2cまでの距
離を接合面2dの面積を小さくすること等により稼ぐ、
ろう付の際に用いるろう材3の分量又は金属拡散接合の
際に用いる金属層4の金属材料の分量を減らす、ろう付
又は金属拡散接合を行う際の熱処理条件(炉温、熱処理
時間、気相条件等)を厳重に管理する、接合後にコンタ
クト2の当接面2cに付着したろう材3又は金属層4の
成分を除去処理する等の作業を行っていた。しかし、こ
れらの対策を以てしても、多大な手間を必要とする割り
には、接合面2dの面積が小さくなること等による機械
的信頼性の低下、ろう材3又は金属層4の成分の除去作
業に伴う製造工程の複雑化、さらには、これらが原因と
なって生じる歩留りの低下等の好ましくない結果を招く
という課題があった。従って、この発明の目的は、上述
のような課題を解決した遮断器用電極の製造方法を提供
することであり、特に、低コストかつ歩留りの高い遮断
器用電極の製造方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の遮断器用
電極の製造方法は、接触子の当接面を囲む環状領域に
ける表層のAg系あるいはCu系成分をエッチングによ
り除去することにより前記環状領域における濡れ性を低
下させる濡れ性低下工程と、接触子と電極棒とを加熱接
合する工程である接合工程とを備える。
【0005】請求項2記載の遮断器用電極の製造方法に
於いては、エッチング工程が硝酸系のエッチング溶液を
用いるエッチング工程である。
【0006】請求項3記載の遮断器用電極の製造方法
は、接触子の当接面を囲む環状領域に於けるAg系ある
いはCu系成分に対して濡れ性の悪い成分からなる膜を
メッキ処理により形成することにより、前記環状領域に
おける濡れ性を低下させる濡れ性低下工程と、接触子と
電極棒とを加熱接合する工程である接合工程とを備え
る。
【0007】請求項4記載の遮断器用電極の製造方法に
於いては、処理工程に於いて形成される濡れ性の悪い材
料がメッキ処理により形成されるCr系金属膜である。
【0008】請求項5記載の遮断器用電極の製造方法に
於いては、接合工程がろう材を用いて行うろう付による
工程である。
【0009】請求項6記載の遮断器用電極の製造方法に
於いては、接合工程が金属拡散接合による接合工程であ
る。
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.この発明の遮断器用電極の製造方法を、
特に真空遮断器に用いる電極の製造方法を例にとって図
1及び図2を用いて説明する。本発明の遮断器用電極の
製造方法によれば、無酸素銅製の電極棒11と、Ag−
WC系、Ag−W系、Cu−WC系、又はCu−W系等
からなる円筒状の接触子であるコンタクト12とを用意
する。コンタクト12に電極棒11を接合するための凹
部12dを形成してから電極棒11とコンタクト12と
を接合する前に、先ず、コンタクト12の非当接面12
a及び外周面12bに於けるAg系あるいはCu系金属
に対する濡れ性を低下させる工程である濡れ性低下工程
として、図1に示すようにコンタクト12の非当接面1
2a及び外周面12bに硝酸系のエッチング溶液を用い
てろう材13に対して濡れ性の良い非当接面12a及び
外周面12bの表層14のAg又はCu成分を選択的に
エッチングする工程を行う。あるいは、濡れ性低下工程
として、図2に示すようにコンタクト12の非当接面1
2a及び外周面12bにろう材13に対して濡れ性の悪
い材料であるCr膜15をメッキ処理等により形成する
工程を行っても良い。また、上述の2種の濡れ性低下工
程は、非当接面12aだけに施すようにしても良い。こ
の濡れ性低下工程の後に、コンタクト12と電極棒11
とを加熱接合する工程である接合工程として、ろう材1
3をコンタクト12に設けられた窪みの底面である接合
面12dに用いて全体をろう材13の融点以上の温度に
加熱することにより電極棒11とコンタクト12とを接
合するろう付を行う。
【0012】このように、本発明の遮断器用電極の製造
方法によれば、製造過程に於いて、先ず、電極棒11と
コンタクト12とを接合する前にコンタクト12の非当
接面12a及び外周面12bのろう材13に対する濡れ
性を低下させるので、電極棒11とコンタクト12とを
接合する際にコンタクト12の非当接面12a及び外周
面12bまでろう材13の余剰の成分が流出したとして
も当接面12cにまでは到達せず、導体であるコンタク
ト12の当接面12cにろう材13の成分が付着するこ
とのない電気的特性の安定した遮断器用電極を得ること
ができる。また、この発明の遮断器用電極の製造方法に
よれば、従来のように電極棒11とコンタクト12の接
合面12dから当接面12cまでの距離を接合面12d
の面積を小さくすること等により稼ぐ必要が無いので、
接合面12dの面積を大きくすることにより、機械的信
頼性の高い遮断器用電極を提供することができる。
【0013】また、ここでは図示しないが、コンタクト
12の電極棒11との接合面12dに亜硝酸系の溶液を
用いたエッチングを行うことにより、接合面12dにA
gリッチな金属層を形成してから全体を加熱して電極棒
11とコンタクト12とを熔融して接合する金属拡散接
合を接合工程として用いても同様の効果を得ることがで
きる。
【0014】尚、濡れ性低下工程に於いてメッキ処理に
より形成する金属膜は、ろう材13に対して濡れ性の悪
いものであればCr膜15以外の材質であっても良い。
また、Cr膜15は遮断器用電極の電気的特性には何ら
影響を与えるものではないが、機械的加工により除去す
ることも可能である。
【0015】実施の形態2.この発明の遮断器用電極の
製造方法の他の実施形態を図3を用いて説明する。図3
に示すように、この発明の遮断器用電極の製造方法に於
いては、Ag系あるいはCu系金属に対する濡れ性を低
下させる工程である濡れ性低下工程をコンタクト12の
非当接面12a及び外周面12bの表層14だけでな
く、接合面12dに於いても硝酸系のエッチング溶液を
用いてろう材13に対して濡れ性の良いAg又はCu成
分を選択的にエッチングする工程、あるいは、図2に示
すようにコンタクト12の非当接面12a及び外周面1
2bにろう材13に対して濡れ性の悪い材料であるCr
膜15をメッキ処理等により形成する工程を行ってい
る。尚、接合面12dに於ける硝酸系の溶液によりエッ
チングされるAg又はCu成分を含む表層14及びメッ
キ処理等により形成されるCr膜15の厚さはごく薄い
ので、接合工程に於ける電極棒11とコンタクト12と
の接合に何ら悪影響を及ぼすことはない。また、濡れ性
低下工程が硝酸系の溶液によるエッチングである場合
は、接合面12dのAg成分が選択的に除去されて接合
面12dがWC又はWリッチとなるので、これに続く接
合工程としては、接合面12dをAgリッチとしてから
行う金属拡散接合よりも、ろう材13を用いるろう付に
よる接合の方が好ましい。
【0016】このように、この実施形態2の遮断器用電
極の製造方法に於いても、コンタクト12の非当接面1
2a及び外周面12bのろう材13に対する濡れ性を低
下させるので、電極棒11とコンタクト12とを接合す
る際にコンタクト12の非当接面12a及び外周面12
bまでろう材13の余剰の成分が流出したとしても当接
面12cにまでは到達せず、導体であるコンタクト12
の当接面12cにろう材13の成分が付着することのな
い電気的特性の安定した遮断器用電極を得ることができ
る。また、濡れ性低下工程に於いて、エッチング又はメ
ッキ処理を行う際に接合面12dも同時に処理するの
で、接合面12dに処理を行わないためにマスク等の処
理を必要とする実施形態1に比べて、製造作業が容易で
ある。
【0017】実施形態3.この発明の遮断器用電極の製
造方法の他の実施形態を図4を用いて説明する。この実
施形態3の遮断器用電極の製造方法に於いては、図4に
示すように濡れ性低下工程として、硝酸系の溶液により
コンタクト12の非当接面12a、外周面12b及び接
合面12dの一部の表層30をエッチングし、又はメッ
キ処理によりCr膜31をコンタクト12の非当接面1
2a、外周部12b及び接合面12dの全面でなく一部
にのみ施し、この後に接合工程である電極棒11とコン
タクト12との接合を行うものである。濡れ性低下工程
を施す部分は、接合面12dを囲む環状のものとすると
良い。
【0018】このように、実施形態3の遮断器用電極の
製造方法に於いては、コンタクト12の非当接面12a
及び外周面12bの一部に於いて、ろう材13に対する
濡れ性を低下させるので、電極棒11とコンタクト12
とを接合する際にコンタクト12の非当接面12a及び
外周面12bまでろう材13の余剰の成分が流出したと
しても当接面12cにまでは到達せず、実施形態1及び
実施形態2と同様に導体であるコンタクト12の当接面
12cにろう材13の成分が付着することがなく、電気
的特性の安定した遮断器用電極を提供する遮断器用電極
の製造方法を得ることができる。
【0019】実施形態4.図5に於いて、電極棒11と
コンタクト12とは接合工程により予め接合されてい
る。遮断器用電極の製造工程に於いては、実施形態1乃
至実施形態3に示したようにコンタクト12に処理を施
す濡れ性低下工程の後に接合工程である電極棒11とコ
ンタクト12とを接合して電極40を製造してから、例
えば、絶縁用のセラミックスカバー(図示しない)と電
極40を支持するための金属フランジ(図示しない)と
を加熱接合する場合があり、このような場合は電極40
全体を再加熱することになる。しかし、実施形態3で説
明したように電極40のコンタクト12の非当接面12
a及び外周面12bに濡れ性低下工程として、硝酸系の
溶液によりコンタクト12の非当接面12a、外周面1
2b及び接合面12dの一部の表層41をエッチング
し、又はメッキ処理によりCr膜42をコンタクト12
の非当接面12a、外周部12b及び接合面12dの一
部に施せば、非接触面12a及び外周面12bのろう材
(図示しない)に対する濡れ性を低下させることができ
るので、電極棒11とコンタクト12との接合部43か
ら再加熱によって熔融したろう材(図示しない)が流出
しても、コンタクト12の当接面12cにまで到達する
ことはなく、実施形態1乃至実施形態3と同様の効果を
有する遮断器用電極の製造方法を得ることができる。
【0020】実施形態5.この発明の遮断器用電極の製
造方法の他の実施形態を図6及び図7を用いて説明す
る。この実施形態5に於いては、コンタクト50の電極
棒11との接合面50dが窪んでおらず、非当接面50
aと同一平面となっている。尚、遮断器用電極の製造方
法としては、実施形態1と同様に、濡れ性低下工程であ
る硝酸系の溶液によるコンタクト50の非当接面50a
及び外周面50bの表層51のAg又はCu成分のエッ
チング又はメッキ処理によるCr膜52の形成を施し、
この後に接合工程である電極棒11とコンタクト50と
を図7のように接合するものである。
【0021】実施形態1に於いて説明したように、この
発明の遮断器用電極の製造方法によれば、電極棒11と
コンタクト50との接合面50dの面積を大きく取るこ
とが可能となるので、実施形態5のようにコンタクト5
0の電極棒11との接合面50dが非当接面50aに比
べて窪んでいなくても十分な機械的信頼性を得ることが
でき、コンタクト50のように製造が容易な接触子を用
いても、実施形態1乃至実施形態4の製造方法と同様の
効果を有する遮断器用電極の製造方法を得ることができ
る。
【0022】尚、実施形態1乃至実施形態5に於いて
は、いずれも真空遮断器に用いる電極の製造方法である
ことを前提として説明したが、電極棒とコンタクトを接
合したものであれば、同様の概念を用いることにより、
ガス遮断器、磁気遮断器等の他の遮断器の製造方法につ
いても利用できるものである。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の遮断器用電極の製造方法
は、接触子の当接面を囲む環状領域に於ける表層のAg
系あるいはCu系成分をエッチングにより除去すること
により前記環状領域における濡れ性を低下させる濡れ性
低下工程と、接触子と電極棒とを加熱接合する工程であ
る接合工程とを備えるので、接触子と電極棒とを接合し
た後に接触子の当接面にろう材等が付着することがな
く、電気的特性の安定した遮断器用電極を製造すること
ができる。また、接触子の当接面以外の面に於けるAg
系あるいはCu系金属材料に対する濡れ性を容易に低下
させることができる。
【0024】請求項2記載の遮断器用電極の製造方法に
於いては、エッチング工程が硝酸系のエッチング溶液を
用いるエッチング工程であるので、Ag系あるいはCu
系金属材料を容易にエッチングすることができる。
【0025】請求項3記載の遮断器用電極の製造方法
は、接触子の当接面を囲む環状領域に於けるAg系ある
いはCu系成分に対して濡れ性の悪い成分からなる膜を
メッキ処理により形成することにより、前記環状領域に
おける濡れ性を低下させる濡れ性低下工程と、接触子と
電極棒とを加熱接合する工程である接合工程とを備える
ので、接触子と電極棒とを接合した後に接触子の当接面
にろう材等が付着することがなく、電気的特性の安定し
た遮断器用電極を製造することができる。また、接触子
の当接面以外の面に於けるAg系あるいはCu系金属材
料に対する濡れ性を容易に低下させることができる。
【0026】請求項4記載の遮断器用電極の製造方法に
於いては、処理工程に於いて形成される濡れ性の悪い材
料がメッキ処理により形成されるCr系金属膜である
で、Ag系あるいはCu系金属材料に対する濡れ性を容
易に低下させることができる。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の遮断器用電極の製造方法を説明す
るための図である。
【図2】 この発明の遮断器用電極の製造方法を説明す
るための図である。
【図3】 この発明の遮断器用電極の製造方法の他の実
施形態を説明するための図である。
【図4】 この発明の遮断器用電極の製造方法の他の実
施形態を説明するための図である。
【図5】 この発明の遮断器用電極の製造方法の他の実
施形態を説明するための図である。
【図6】 この発明の遮断器用電極の製造方法の他の実
施形態を説明するための図である。
【図7】 この発明の遮断器用電極の製造方法の他の実
施形態を説明するための図である。
【図8】 従来の遮断器用電極の製造方法を説明するた
めの図である。
【図9】 従来の遮断器用電極の製造方法を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
11 電極棒、12,50 コンタクト、12a,50
a 非当接面、12b、50b 外周面、12c 当接
面、12d,50d 接合面、15,31,42,52
Cr膜。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C23F 1/18 C23F 1/18 1/30 1/30 (56)参考文献 特開 昭55−24307(JP,A) 特開 昭63−187518(JP,A) 特開 昭53−83084(JP,A) 特開 昭53−103163(JP,A) 特開 昭62−76224(JP,A) 実開 昭63−101168(JP,U) 実開 昭57−53549(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 11/06 B23K 1/00 C23F 1/02 C23F 1/18 C23F 1/30

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接触子が接合された電極棒を備えた遮断
    器用電極を製造するために、 上記接触子の当接面を囲む環状領域に於ける表層のAg
    系あるいはCu系成分をエッチングにより除去すること
    により前記環状領域における濡れ性を低下させる濡れ性
    低下工程と、 上記接触子と上記電極棒とを加熱接合する工程である接
    合工程とを備える遮断器用電極の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記エッチング工程が硝酸系のエッチン
    グ溶液を用いるエッチング工程である請求項1記載の遮
    断器用電極の製造方法。
  3. 【請求項3】 接触子が接合された電極棒を備えた遮断
    器用電極を製造するために、 上記接触子の当接面を囲む環状領域に於けるAg系ある
    いはCu系成分に対して濡れ性の悪い成分からなる膜を
    メッキ処理により形成することにより、前記環状領域に
    おける濡れ性を低下させる濡れ性低下工程と、 上記接触子と上記電極棒とを加熱接合する工程である接
    合工程とを備える遮断器用電極の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記処理工程に於いて形成される濡れ性
    の悪い材料がメッキ処理により形成されるCr系金属膜
    である請求項3記載の遮断器用電極の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記接合工程がろう材を用いて行うろう
    付による工程である請求項1乃至請求項4のいずれか記
    載の遮断器用電極の製造方法。
  6. 【請求項6】 上記接合工程が金属拡散接合による接合
    工程である請求項1乃至請求項4のいずれか記載の遮断
    器用電極の製造方法。
JP11094696A 1996-05-01 1996-05-01 遮断器用電極の製造方法 Expired - Lifetime JP3325179B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11094696A JP3325179B2 (ja) 1996-05-01 1996-05-01 遮断器用電極の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11094696A JP3325179B2 (ja) 1996-05-01 1996-05-01 遮断器用電極の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09298021A JPH09298021A (ja) 1997-11-18
JP3325179B2 true JP3325179B2 (ja) 2002-09-17

Family

ID=14548565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11094696A Expired - Lifetime JP3325179B2 (ja) 1996-05-01 1996-05-01 遮断器用電極の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3325179B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013183315A1 (ja) 2012-06-04 2013-12-12 株式会社Neomaxマテリアル シールリングおよびシールリングの製造方法
CN106024462B (zh) * 2016-06-17 2018-10-26 温州铁通电器合金实业有限公司 银触桥制作工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09298021A (ja) 1997-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2983486B2 (ja) ろう材料層を有する半導体基体
JP3136390B2 (ja) 半田接合方法及びパワー半導体装置
US4500029A (en) Electrical assembly including a conductor pattern bonded to a non-metallic substrate and method of fabricating such assembly
JPH0586465A (ja) スパツタリング用ターゲツト及びその製造方法
JP3325179B2 (ja) 遮断器用電極の製造方法
EP2417842B1 (en) Conductor grid for electronic housings and manufacturing method
JPH05198917A (ja) セラミックス配線基板の製造方法
JPH05217457A (ja) 銀系接点の接合方法
JPH107480A (ja) 金属−セラミックス複合基板及びその製造法
KR850001485B1 (ko) 은계접점의 접합방법
JPH0793329B2 (ja) 半導体ペレツトの固定方法
JPH10308146A (ja) 真空バルブの電極およびその製造方法
JP2837552B2 (ja) めっき皮膜の後処理方法
JPH09326550A (ja) バンプの形成方法
JPH095984A (ja) 転写マスクの接合方法
JPH01249669A (ja) セラミックス回路基板
JPH01287949A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2007142054A (ja) シールカバーおよびその製造方法
JPH03171631A (ja) バンプ電極の形成方法
JP2002313836A (ja) 電子部品の製造方法およびこれに用いる製造装置
JPS6213817B2 (ja)
JPS58100967A (ja) 金属部品の製造方法
JPS5911635A (ja) 金属コ−テイング膜の製造方法
JPH08274237A (ja) セラミック基板およびその製造方法
JPH07230971A (ja) ハンダ電極形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070705

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080705

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090705

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100705

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100705

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110705

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110705

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120705

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120705

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130705

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term