JP3324332B2 - パテカッタ - Google Patents

パテカッタ

Info

Publication number
JP3324332B2
JP3324332B2 JP11310295A JP11310295A JP3324332B2 JP 3324332 B2 JP3324332 B2 JP 3324332B2 JP 11310295 A JP11310295 A JP 11310295A JP 11310295 A JP11310295 A JP 11310295A JP 3324332 B2 JP3324332 B2 JP 3324332B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
putty
gauge
slit
cutter
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11310295A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08300495A (ja
Inventor
隆 洞口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP11310295A priority Critical patent/JP3324332B2/ja
Publication of JPH08300495A publication Critical patent/JPH08300495A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3324332B2 publication Critical patent/JP3324332B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパテカッタに係り、特
に、自動車ボデー外板の修復時等に使用するパテカッタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のボデー外板修復時に使用
するパテカッタとしては、例えば、実開平1−7450
5号のものが知られている。
【0003】図6に示される如く、このパテカッタ70
では、パテ盛り部を掻き取る樹脂製のパテカッタ本体7
2の長手方向に複数のスクリュウシャフト74の各一端
74Aが、略等間隔に取り付けられており、これら複数
のスクリュウシャフト74の他端74B側には、ハウジ
ングベース76が挿通されている。このハウジングベー
ス76から両側に突出する各スクリュウシャフト74に
は、それぞれハウジングベース76を挟んでローリング
ダイヤル78がダブル螺合されており、これらのローリ
ングダイヤル78を調整回動させて、パテカッタ本体7
2を凹凸形状に形どりするようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このパ
テカッタ70においては、パテカッタ本体72にスクリ
ュウシャフト74の一端74Aを略等間隔に取り付けて
いるため、パテカッタ本体72の一方の側線に沿って形
成されたパテカット部80の、スクリュウシャフト74
の取り付け部に対応する部位80Aの剛性が他の部位の
剛性に比べて高くなる。従って、形どりの際に、パテカ
ット部80に歪みが生じて正確な形どりが難しい。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、正確な形どり
が可能なパテカッタを提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
パテカッタは、可撓性を有する長尺板状の本体と、この
本体の長手方向に延びる一対の側線のうちの一方の側線
に沿って形成されたパテカット部と、前記一対の側線の
うちの他方の側線に沿って所定の間隔で形成さた複数の
V字状のスリットと、前記スリットの底部に前記スリッ
トと連続して形成された略円形の切欠と、前記本体の前
記スリットが形成された部位を挟んで設けられ前記本体
を所定の形状に保持するための挟持手段と、を有するこ
とを特徴としている。
【0007】
【作用】請求項1記載の本発明のパテカッタにおいて
は、挟持手段の挟持力を緩め、本体の一方の側線に沿っ
て形成されたパテカット部を所定の曲率に湾曲させる。
この時、本体のパテカット部でない側線に沿って所定の
間隔で形成さた複数のV字状のスリットと、各スリット
の底部に形成された略円形の切欠とが、夫々拡張または
収縮することによってパテカッタの本体は、パテカット
部と共に所定の曲率に湾曲する。従って、パテカット部
は全線に渡って、歪むこと無く、所定の曲率に滑らかに
湾曲する。
【0008】
【実施例】本発明に係るパテカッタの一実施例を図1〜
図5に従って説明する。
【0009】図1に示される如く、本実施例のパテカッ
タ10は、本体としてのRゲージ12を備えており、こ
のRゲージ12は、可撓性を有する例えば樹脂製で、長
尺板状に形成されている。このRゲージ12の長手方向
に延びる一方の側線12Aには、この側線12Aに沿っ
てパテカット部14が形成されている。
【0010】図2に示される如く、パテカット部14
は、先端角度θが鋭角となっており、このパテカット部
14で車体外板に盛られたパテの余分なものを取り除く
ようになっている。また、Rゲージ12の長手方向に延
びる他方の側線12Bには、スリット16が形成されて
いる。
【0011】図1に示される如く、スリット16は、R
ゲージ12の長手方向に沿って所定の間隔で複数形成さ
れており、各スリット16はそれぞれV字状とされてい
る。各スリット16の底部には、スリット16と連続し
て略円形の切欠18が形成されている。従って、例え
ば、パテカット部14を車体外板の湾曲部に押圧する
と、図3〜図5に示される如く、車体外板19の凹凸に
応じて、切欠18及びスリット16が拡大又は縮小し
て、パテカット部14が車体外板19の凹凸に沿って滑
らかに湾曲するようになっている。
【0012】図1に示される如く、パテカッタ10は挟
持手段としてのRゲージ固定フレーム20、22を備え
ている。これらのRゲージ固定フレーム20、22は、
断面長方形の長尺板状とされており、Rゲージ12の幅
方向(図1の矢印W方向)中央部を両側から挟むように
なっている。Rゲージ固定フレーム20、22の長手方
向両端部近傍には、それぞれ対向する位置にスイング穴
24、26及びスイング穴28、30が形成されてい
る。なお、これらのスイング穴24、26及びスイング
穴28、30は、特に、Rゲージ12の長手方向両端部
の切欠18及びスリット16が円滑に拡縮するように円
弧状に湾曲している。
【0013】Rゲージ12の長手方向両端部近傍には、
貫通孔32、34がそれぞれ形成されている。これらの
貫通孔32、34と、スイング穴24、26及びスイン
グ穴28、30には、Rゲージスイング固定螺子36、
38がRゲージ固定フレーム20側から挿通されてい
る。また、これらのRゲージスイング固定螺子36、3
8には、Rゲージスイング固定ナット40、42がRゲ
ージ固定フレーム22側から螺合しており、Rゲージス
イング固定螺子36、38にRゲージスイング固定ナッ
ト40、42を締めつけると、Rゲージ固定フレーム2
0、22によってRゲージ12の長手方向両端部近傍を
挟持できるようになっている。
【0014】Rゲージ固定フレーム20、22には、長
手方向に沿って所定の間隔で貫通孔44、46がそれぞ
れ形成されている。これらの貫通孔44、46は対向し
ており、これらの貫通孔44、46と対向するRゲージ
12の部位には、逃げ部48が形成されている。貫通孔
44、46には、Rゲージ固定螺子50がRゲージ固定
フレーム22側から挿通されており、これらのRゲージ
固定螺子50には、それぞれナット52がRゲージ固定
フレーム20側から螺合している。
【0015】従って、Rゲージ固定螺子50の頭部50
Aを回転し、ナット52にRゲージ固定螺子50を締め
つけると、ゲージ固定フレーム20、22によってRゲ
ージ12の長手方向中間部を挟持できるようになってい
る。
【0016】なお、Rゲージ固定フレーム20、22の
長手方向両端部近傍間には、それぞれスペーサ53、5
4が挟持されている。これらのスペーサ53、54の厚
さは、Rゲージ12の厚さと同じに設定されており、R
ゲージ12がRゲージ固定フレーム20、22の間で円
滑に移動できるようになっている。
【0017】次に、本実施例の作用に付いて説明する。
本実施例のパテカッタ10において、車体外板の変形量
を把握する場合には、車体外板の変形部と同一曲率の部
位、例えば、変形部に対して車体の左右反対側の部位
に、Rゲージ12のパテカット部14を当接させる。こ
の場合、Rゲージスイング固定ナット40、42及びR
ゲージ固定螺子50はそれぞれ緩めておく。
【0018】これにより、図3〜図5に示される如く、
Rゲージ12に形成されたスリット16及び切欠18が
拡大又は縮小して、パテカット部14が車体外板19の
凹凸に沿って湾曲する。従って、パテカット部14は全
線に渡って、歪むこと無く、車体外板の凹凸に沿って滑
らかに湾曲する。
【0019】パテカット部14が車体外板の凹凸に沿っ
て湾曲したら、Rゲージスイング固定ナット40、42
を締付ける。この時、スイング穴24、26及びスイン
グ穴28、30が円弧状に湾曲しており、Rゲージ12
の長手方向両端部の切欠18及びスリット16が円滑に
拡縮するため、Rゲージ12の長手方向両端部近傍の湾
曲形状が正確に転写できる。次に、Rゲージ固定螺子5
0を締付けることにより、Rゲージ12の長手方向中間
部の湾曲形状が正確且つ迅速に転写できる。
【0020】この状態で、パテカッタ10のRゲージ1
2のパテカット部14を、車体外板の変形部へ移動し、
変形部に合わせると、パテカット部14と車体外板の変
形部との間に、隙間が形成させる。この隙間から、定量
的に変形量(変形の深さ)及び範囲(変形の広さ)を把
握することができる。
【0021】この様に、本実施例のパテカッタ10は車
体外板の湾曲形状のチエックゲージとしても使用するこ
とができ、車体外板の変形部の変形量及び範囲を定量的
に、且つ容易に、短時間で把握できると共に、変形部の
見落としも解消できる。
【0022】また、車体変形部の修正作業中に、パテカ
ット部14を、車体外板の修正部に合わせるとによっ
て、作業の進行度を容易に知ることができ、余分な作業
を解消し、作業時間を短縮できる。
【0023】一方、本実施例のパテカッタ10におい
て、パテ付け作業をする場合には、車体外板の変形凹部
に、従来のパテベラでやや厚目にパテを盛り付ける。次
に、Rゲージ12のパテカット部14の曲率Rを、変形
凹部の正規の曲率Rに対して2mm〜3mm程度小さく設定
する。なお、曲率Rを2mm〜3mm程度小さく設定するの
は、パテが乾燥した場合の縮みと、面仕上げ代を確保す
るためである。
【0024】上記曲率Rに設定したパテカッタ10を、
例えば、パテカッタ10を車体左右方向へ向けて使用し
た場合には、パテが盛られたパテ際より、車体外板に沿
って、上から下へ又は下から上へ一気に移動させ、余分
なパテを取り除く。また、パテカッタ10を、車体上下
方向へ向けて使用した場合には、パテカッタ10を、パ
テが盛られたパテ際より、車体外板に沿って、左から右
へ又は右から左へ一気に移動させ、余分なパテを取り除
く。
【0025】従って、一度のパテ盛りと1回の仕上げ作
業で正確且つ迅速な作業が可能であり、作業性が向上す
ると共に、作業者の技量に影響されずパテ面の粗さと、
盛り量が一定となる。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の本発明のパテカッタは、
可撓性を有する長尺状の本体と、この本体の長手方向に
延びる一対の側線のうちの一方の側線に沿って形成され
たパテカット部と、一対の側線のうちの他方の側線に沿
って所定の間隔で形成さた複数のV字状のスリットと、
スリットの底部にスリットと連続して形成された略円形
の切欠と、本体のスリットが形成された部位を挟んで設
けられ本体を所定の形状に保持するための挟持手段と、
を有する構成としたので、正確且つ迅速な形どりが可能
であるという優れた効果を有する。また、車体外板の湾
曲形状のチエックを行うためのチエックゲージとしても
使用できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るパテカッタを示す分解
斜視図である。
【図2】図1の2−2線に沿った断面図である。
【図3】本発明の一実施例に係るパテカッタの作用説明
図である。
【図4】本発明の一実施例に係るパテカッタの作用説明
図である。
【図5】本発明の一実施例に係るパテカッタの作用説明
図である。
【図6】従来例に係るパテカッタを示す平面図である。
【符号の説明】
10 パテカッタ 12 Rゲージ(本体) 12A 側線 12B 側線 14 パテカット部 16 スリット 18 切欠 20 Rゲージ固定フレーム(挟持手段) 22 Rゲージ固定フレーム(挟持手段) 36 Rゲージスイング固定螺子 38 Rゲージスイング固定螺子 40 Rゲージスイング固定ナット 42 Rゲージスイング固定ナット 50 Rゲージ固定螺子 52 ナット
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05C 7/00 - 21/00 B60S 5/00 - 5/04 B29C 73/00 - 73/34 G01B 5/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有する長尺板状の本体と、 この本体の長手方向に延びる一対の側線のうちの一方の
    側線に沿って形成されたパテカット部と、 前記一対の側線のうちの他方の側線に沿って所定の間隔
    で形成さた複数のV字状のスリットと、 前記スリットの底部に前記スリットと連続して形成され
    た略円形の切欠と、 前記本体の前記スリットが形成された部位を挟んで設け
    られ前記本体を所定の形状に保持するための挟持手段
    と、 を有することを特徴とするパテカッタ。
JP11310295A 1995-05-11 1995-05-11 パテカッタ Expired - Fee Related JP3324332B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11310295A JP3324332B2 (ja) 1995-05-11 1995-05-11 パテカッタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11310295A JP3324332B2 (ja) 1995-05-11 1995-05-11 パテカッタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08300495A JPH08300495A (ja) 1996-11-19
JP3324332B2 true JP3324332B2 (ja) 2002-09-17

Family

ID=14603539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11310295A Expired - Fee Related JP3324332B2 (ja) 1995-05-11 1995-05-11 パテカッタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3324332B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020092844A (ko) * 2002-09-02 2002-12-12 이승균 형상 퍼티 가공기
JP5852628B2 (ja) * 2013-11-13 2016-02-03 有限会社ボデーショップ佐野 自動車ボデーの修復方法及びラインサポーター
WO2016135930A1 (ja) * 2015-02-26 2016-09-01 有限会社ボデーショップ佐野 自動車ボデーの修復方法及びラインサポーター

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08300495A (ja) 1996-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8007349B2 (en) Dual surface sanding block
EP1384925A3 (en) Method of fixing a plurality of lower members each having a reference bore for installing an upper member, and fixing jigs
JP3324332B2 (ja) パテカッタ
WO1997012701A1 (fr) Procede de rectification d'empilement de profiles de tole en u
JP3739134B2 (ja) ダイヘッド
JPH0699308A (ja) バリ取り装置
JP2002046831A (ja) コンベヤフレーム
JP2574185Y2 (ja) 折り曲げ成形装置
WO2005089382A2 (en) Vehicle repair clamps
JP3929182B2 (ja) ロール成形装置
JP4266172B2 (ja) ラップ加工方法
JP3277617B2 (ja) 軟質薄板の保持ラック
JPH0723162Y2 (ja) 鉋研ぎ用治具
JP2985721B2 (ja) プーリーアライメント調整用治具及びそれを用いたプーリーアライメント調整方法
JPS6334966Y2 (ja)
JP2755571B2 (ja) ナイフ取付け用面取り補助具
JP2000263142A (ja) パイプベンダーの曲げ規定部材、補助部材及び装置
JPH0742840U (ja) 枠付パネルの連結用クランプ
JP3258498B2 (ja) 板キャンバ矯正装置
US5067216A (en) Adjustable line block for autobodies
JPH09150756A (ja) 走行作業機のキャビン構造
JPS6141671B2 (ja)
JP2590628Y2 (ja) 細溝用研磨工具
JP3542671B2 (ja) ラペット
JPH07116903A (ja) 開先加工機における倣い切削装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080705

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees