JP3323586B2 - カード取引処理装置 - Google Patents

カード取引処理装置

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JP3323586B2
JP3323586B2 JP13485693A JP13485693A JP3323586B2 JP 3323586 B2 JP3323586 B2 JP 3323586B2 JP 13485693 A JP13485693 A JP 13485693A JP 13485693 A JP13485693 A JP 13485693A JP 3323586 B2 JP3323586 B2 JP 3323586B2
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宣男 相澤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリペイドカードで商
品の代金を支払うことができる複数のカード処理機から
なるカード取引処理装置に係わり、特に各カード処理機
における売上情報を集計用カードでもって集計可能にし
たカード取引処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、交通機関や公衆電話機のみなら
ず、食堂や一般の商店においてもプリペイドカードが導
入されている。
【0003】このようなプリペイドカードで代金を支払
うことが可能なカード処理機としてのレジスタにおいて
は、客が持参したプリペイドカードをカード挿入口から
挿入すると、このプリペイドカードに磁気記録されてい
るカード残高等のカード情報がカードリーダで読取られ
る。そして、販売商品の金額を例えばキー操作で入力す
ると、読取られたカード残高から販売商品の金額が減算
され、減算後のカード残高がカードライタによって挿入
中のプリペイドカードの磁気記録領域に書込まれる。カ
ード残高が減額更新されたプリペイドカードはカード挿
入口、又は別のカード排出口から排出される。
【0004】規模が大きい食堂や商店においては、上述
したレジスタが複数台配設されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、各商店におい
ては、1日の業務終了後に行う精算業務や、例えば11
時,2時,5時等の予め定められた時刻に各レジスタの
売上情報を点検する点検業務を実施している。したがっ
て、前述したように、規模が大きい食堂や商店において
は、上述したカード支払い機能を有した多数のレジスタ
が配設されているので、上述した精算時刻や各点検時刻
になると、各レジスタのキャッシャーは、自己が担当す
るレジスタにおいて、精算操作又は点検操作を実行す
る。
【0006】各レジスタは、精算操作又は点検操作が実
行されると、レシート印字を行うための内蔵プリンタで
もってレシート用紙に精算データや点検データを印字出
力する。各キャッシャー、又は売場の管理責任者は各レ
ジスタで印字出力された各点検データ,又は各精算デー
タを収集して、食堂全体又は商店全体の売上データを電
卓等の別途計算機を用いて集計していた。
【0007】したがって、この精算,点検業務に多大の
労力と時間が費やされる問題がある。さらに、食堂全体
又は商店全体の集計作業は人手で行っているので、計算
間違い等の人為的ミスが発生する懸念がある。
【0008】このような不都合を解消するためには、各
レジスタをホストコンピュータに伝送路でもって接続し
て、ホストコンピュータからの点検指令や精算指令に基
づいて各レジスタで自動的に点検、精算処理を実行させ
て、点検データや精算データをホストコンピュータに自
動的に送信させ、ホストコンピュータで各精算データ及
び各点検データを集計することが考えられる。
【0009】しかし、各レジスタをホストコンピュータ
で管理するシステムを構築するためには莫大な費用がか
かり、大規模スーパーマーケットや百貨店以外の数台の
レジスタのみを備える食堂や商店においては、その費用
を負担しきれない。
【0010】本発明はこのような事情に鑑みてなされて
ものであり、プリペイドカードと同一構成の集計用カー
ドを用いることによって、従来の各レジスタ(カード処
理機)のハード構成を殆ど変更することなく、点検,精
算等の集計データを簡単に収集して食堂全体又は店全体
の総集計データを簡単にかつ間違なく得ることができる
カード取引処理装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に本発明は、取引きが行われる毎に、カード挿入口から
挿入されたプリペイドカードの磁気記録領域に記録され
ているカード残高を取引きの金額で減額更新すると共
に、取引きの金額を含む売上情報を記憶部に集計する複
数のカード処理機からなるカード取引処理装置におい
て、プリペイドカードと同一構造を有し、磁気記録領域
に集計用カードであることを示す属性情報が予め記録さ
れた集計用カードを備えている。
【0012】さらに、各カード処理機に対して、カード
挿入口に集計用カードが挿入されたことを属性情報を読
取ることで検出する集計用カード挿入検出手段と、集計
用カード挿入検出に応動して、挿入中の集計用カードに
集計終了情報が書込まれていることの確認後、記憶部に
集計された売上情報を挿入中の集計用カードの磁気記録
領域に書込む集計情報書込手段と、売上情報の書込み
後、書込まれた集計終了情報を削除する集計終了情報削
除手段とを付加している。
【0013】また、複数のカード処理機のなかから1台
のカード処理機をマスターカード処理機と指定してい
る。そして、このマスターカード処理機に対して、通常
のカード処理機の機能の他に、全カード処理機の売上情
報を集計するための総集計ファイルと、カード挿入口に
集計用カードが挿入されたことを属性情報を読取ること
で検出する集計用カード挿入検出手段と、集計用カード
挿入検出に応動して、集計用カードの磁気記録領域に記
録された売上情報を読取って総集計ファイルに集計登録
する集計登録手段と、集計登録された後の集計用カード
に集計終了情報を書込む終了情報書込手段とを付加して
いる。
【0014】
【作用】このように構成されたカード取引処理装置であ
れば、各カード処理機のカード挿入口に集計用カードを
挿入すると、この集計用カードの磁気記録領域に、この
カード処理機において、例えばプリペイドカードを用い
て販売された各商品の集計データ等の売上情報が書込ま
れる。他の各カード処理機においても同様に挿入された
集計用カードに売上情報が磁気記録される。
【0015】したがって、各カード処理機にて売上情報
が書込まれた各集計用カードをマスターカード処理機の
カード挿入口に順番に挿入すると、各集計用カードに磁
気記録されている各カード処理機の売上情報が総集計フ
ァイルに集計登録される。したがって、必要に応じて、
この総集計ファイルの記憶内容を印字出力したり、表示
出力することによって、点検,精算業務が完了する。
【0016】なお、記憶された売上情報が一旦マスター
カード処理機に読取られた集計用カードの磁気記録領域
には終了情報が書込まれるので、誤って2回同一売上情
報が集計されたり、各カード処理機において、まだマス
ターカード処理機に集計されていない売上情報の上に新
規の売上情報を誤って書込むことが未然に防止される。
【0017】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。
【0018】図1は実施例のカード取引処理装置の概略
構成図である。この実施例装置は例えばカフェテリア方
式の食堂に適用されている。すなわち、このカード取引
処理装置は、図示するように1番からN番までのレジス
タ番号が付されたN台のレジスタ(カード処理機)1と
マスターレジスタと指定された1台のマスターレジスタ
2との合計(N+1)台のレジスタで構成されている。
【0019】各レジスタ1は、それぞれ通常のプリペイ
ドカード3を用いて販売登録常務を実施できることの他
に、集計用カード4に売上情報を磁気記録することが可
能である。さらに、マスターレジスタ2は通常のプリペ
イドカード3を用いて販売登録常務を実施できることの
他に、各集計用カード4に磁気記録された売上情報を集
計することが可能である。図5は各レジスタ1及びマス
ターレジスタ2で使用可能なプリペイドカード3の構成
を示す図である。プリペイドカ―ド3の表面3aには、
図5(a)に示すように、プリペイドカ―ドであること
を示す「ショッピングカード」等の名称と使用可能な食
堂や商店街の名称が予め印刷されている。裏面3bに
は、図5(b)に示すように、カード残高X1 をサーマ
ル印字するための感熱材料が貼合わされている。そし
て、この裏面3bに取引日付とその時のカード残高X1
とからなる文字5がサーマルプリンタにて感熱印字され
る。また、内部に2本の磁気ストライプ6a,6bが形
成されている。
【0020】この2本の磁気ストライプ6a,6bはそ
れぞれ72ワード(文字)を磁気記録する容量を有して
いる。一方の磁気ストライプ6aには、図示するよう
に、先頭と最終位置のスタート符号及びストップ符号
と、エラー検出用符号BCCを除いて、6つの領域7a
〜7fが形成されている。
【0021】先頭領域7aにはこのカードがプリペイド
カードであることを示す[0]〜[7]の属性が記憶さ
れ、以降各領域7b,7c,7d,7e,7fには、そ
れぞれカード発行会社コード,一連のカード番号,カー
ド残高X1 ,初期金額を示す金額種別X0 ,裏面3bの
文字5の印字位置Pが記憶されている。
【0022】なお、他方の磁気ストライプ6bに情報は
記録されていない。
【0023】図6は精算用カード4を示す図である。こ
の精算用カード4は図5に示したプリペイドカード3と
同一形状,同一構成を有している。そして、表面4aに
は精算用カードであることを示す「精算用カード」と商
店街等の名称が予め印刷されている。裏面には感熱材料
が貼合わされている。そして、2本の磁気ストライプ8
a,8bには、図7に示すように多数の情報を記憶する
領域が形成されている。
【0024】各磁気ストライプ8a,8bの先頭と最終
位置のスタート符号及びストップ符号と、エラー検出用
符号BCCを除いて、2つの磁気ストライプ8a.8b
に亘って8つの領域9a〜9hが形成されている。
【0025】先頭の領域9aにはこのカードの種別を示
す属性が予め設定されている。[0]〜[7]は前述し
たプリペイドカードであるが、[8]は点検用カードで
あり、[9]は精算用カードを示す。したがって、点検
用カードと精算用カードとの2種類の集計用カード4が
準備されている。
【0026】また、領域9bには終了フラグが設定され
る。[0]はマスターレジスタ2にて未集計を示し、
[1]は集計済みを示す。
【0027】また、領域9c,9dはレジスタ1の売上
情報を書込んだ日付及びレジスタ番号が格納される。さ
らに、領域9eには、このカードに売上情報を印字する
場合における印字位置Pが記憶される。
【0028】領域9f,9gにはレジスタ1におけるカ
ード売上合計,現金売上合計が記録される。また、領域
9hは、各メニュー毎の販売件数と売上金額とが記憶さ
れる。なお、この実施例装置が適用される食堂において
は、1番から11番の合計11種類のメニューが準備さ
れているので、この領域9hはさらに22等分されてい
る。
【0029】図2は通常の各レジスタ1の外観図であ
る。筐体の前面にキャッシャ―が販売登録操作を実行す
るためのキ―ボ―ド11、販売金額Ya や合計金額Sm
やカード残高X1 等を表示する表示器12,同じく客用
の表示器13,カード挿入口14,レシート15を発行
するレシート発行口等が設けられ、下部に現金等を収納
するドロワー16が組込まれている。
【0030】キ―ボ―ド11には、図3に示すように、
客が指定するメニューを入力するための11個のメニュ
ーキー17,各メニューの販売個数や現金売りした場合
の金額やカード不足金額を現金で支払う場合の金額等の
数字デ―タを入力するための置数キ―18、代金をプリ
ペイドカ―ド3で支払う時に使用するカ―ド合計キ―1
9,代金を現金で支払う場合に使用する現金合計キ―2
0等が配設されている。さらに、このキ―ボ―ド11に
は[点検][精算]等の業務をマニアル操作で実行する
場合の業務切換スイッチ21が配設されている。
【0031】図4は各レジスタ1の概略構成を示すブロ
ック図である。例えばマイクロコンピュータ等で構成さ
れた制御装置22に、カード挿入口14に挿入されたプ
リペイドカード3又は集計用カード4に対するカード情
報の読取,書込,文字印字を行うカード処理部23,レ
シート15に各種販売データを印字出力するプリンタ2
5,前記表示器12,13,前記キーボード11,およ
び各種データを一時記憶する記憶部24が接続されてい
る。
【0032】前記カード処理部23は、図5(c)又は
図7のプリペイドカ―ド3又は集計用カード4の各磁気
ストライプ6a,6b,8a,8bの各領域に記憶され
た各データからなるカード情報を読取るカードリーダ2
3a,同じく各領域に各データを書込むカードライタ2
3b,プリペイドカ―ド3の裏面3bにカード残高X1
を取引日付と共に感熱印字するサーマルプリンタ23
c,カード挿入口14から挿入されたプリペイドカ―ド
3又は集計用カード4を前記カードリーダ23a,カー
ドライタ23b,サーマルプリンタ23c位置へ搬送
し、かつ処理済のプリペイドカ―ド3又は集計用カード
4をカード挿入口14から排出させるカード搬送機構2
3dとで構成されている。
【0033】前記記憶部24内には、カ―ドリ―ダ23
aで読取ったカード情報を一時記憶するカ―ド情報メモ
リ24a,一人の客に販売したメニュー(商品)の合計
金額Sm を算出するための合計器24b,カード売上合
計器24c,現金売上合計器24d,総売上合計器24
e,各メニューの名称と価格とを記憶するメニューメモ
リ24f,各メニュー毎の販売件数(個数)と売上金額
とを集計するメニュー別売上ファイル24gが形成され
ている。
【0034】しかして、レジスタ1の制御装置22は、
図8及び図9に示す流れ図に従って、販売業務を実行す
るようにプログラム構成されている。
【0035】流れ図が開始され、S(ステップ)1に
て、キャッシャーが何等かの入力操作を実行すると、入
力操作の種類を調べる。S2にて、入力操作がメニュー
キー17操作であれば、メニューメモリ24fから該当
メニューの名称及び価格(販売金額)を読出して表示器
12.13に表示する。そしてS3にて、該当販売金額
Ya を合計器24bの合計金額Sm に加算する。メニュ
ー名称及び金額をレシート15へ印字する。また、メニ
ュー別売上ファイル24gの該当メニューの販売件数に
1を加え、売上金額に販売金額Ya を加算する。
【0036】S4にて、入力操作がカード挿入口14に
対するカード挿入操作であれば、S5にて、カードリー
ダ23aでもって該当カードの磁気ストライプの各領域
に記録されているカード情報を読取って一旦カード情報
メモリ24aへ格納する。そして、読取ったカード情報
のうちの先頭領域7a,9aの属性を調べ(S6)、
[0]〜[7]の場合は、挿入カードはプリペイドカー
ド3であるので、領域7dから読取ったカード残高X1
を表示器12,13へ表示する(S7)
【0037】さらに、S8にて、入力操作が現金合計キ
ー20操作であれば、合計器24bの合計金額Sm を表
示器12.13に表示し(S9)、S10にて、合計金
額Sm をレシート15に印字出力し、レシート発行す
る。その後、合計金額Sm を現金売上合計器24dおよ
び総売上合計器24eに加算する。次に、合計器24
b,カード情報メモリ24aをクリアする。
【0038】また、図9のS11にて、入力操作がカー
ド合計キー19操作であれば、合計金額Sm を表示器1
2.13に表示する。カード情報メモリ24aにカード
情報が記憶されていることを確認し(S12)、さら
に、合計金額Sm がカード情報メモリ24aのカード残
高X1 以下であることを確認する(S13)。そして、
カード残高X1 から合計金額Sm を減算する(S1
4)。
【0039】次に、カード情報メモリ24aから読出し
た印字位置Pを更新する(P=P+1)。そして、挿入
中プリペイドカード3の磁気ストライプ6aの領域7
d,7fに更新後のカード残高X1 ,印字位置Pを書込
む。さらに、挿入中プリペイドカード3の裏面3bにお
ける更新後の印字位置Pが示す位置に今日の日付とカー
ド残高X1 を印字出力する。
【0040】そして、プリペイドカード3を排出したの
ち、S10へ進み合計金額のレシート印字、及び売上メ
モリ処理を行う。なお。この場合、合計金額Sm をカー
ド売上合計器24cへ加算する。
【0041】次に、図8のS6において、属性が[0]
〜[7]以外であれば、挿入されたカードは図6に示す
精算用カード4であるので、図9のS15へ進み、カー
ド情報メモリ24aに読取ったカード情報の領域9bの
終了フラグの状態を調べる。終了フラグが[1]に設定
されていることを確認すると、メニュー別売上ファイル
24gの各メニュー毎の販売件数及び売上金額を挿入中
集計用カード4の図7に示す領域9hの11個の各メニ
ュー領域へ書込む(S16)。さらに、カード売上合計
器24cのカード売上合計金額及び現金売上合計器24
dの現金売上合計金額を挿入中集計用カード4の領域9
f.9gへ書込む(S17)。
【0042】以上の売上情報の集計用カード4に対する
書込処理が終了すると、再度領域9aの属性を調べる
(S18)。属性が[9]の場合は精算用カードである
ので、各合計器24c,24d,24e及びメニュー別
売上ファイル24gをクリアする。なお、属性が[8]
の場合は点検用カードであるので、クリア処理は行なわ
ない。
【0043】次に、挿入中の集計用カード4の領域9b
に[0]の終了フラグを書込む(S19)。その後、こ
の集計用カード4をカード挿入口14から排出する(S
20)。
【0044】また、S15において、挿入中集計用カー
ド4の領域9bから読取った終了フラグが[0]の状態
であれば、この集計用カード4に記録された売上情報は
まだマスターレジスタ2へ集計されていないので、S2
0へ進み、この挿入された集計用カード4をそのままカ
ード挿入口14から排出する。
【0045】次に、マスターレジスタ2の構成及び動作
を説明する。
【0046】図10はマスターレジスタ2の概略構成を
示すブロック図である。図4に示す一般のレジスタ1と
同一部分には同一符号が付してある。したがって、重複
する部分の詳細説明は省略する。なお、マスターレジス
タ2の外観図及びキー配置図は図2及び図3に示す一般
のレジスタ1とほぼ同一である。
【0047】このマスターレジスタ2においては、記憶
部24内に、図4に示す24a〜24gの各合計器及び
各メモリに加えて、食堂に配設されている(N+1)台
の全てのレジスタ1.2におけるレジスタ別のカード売
上金額及び現金売上金額を集計するレジスタ別売上ファ
イル24h,全てのレジスタ1.2に亘って販売された
各メニュー毎の販売件数と売上金額とを集計する全メニ
ュー別売上ファイル24iが形成されている。
【0048】したがって、レジスタ別売上ファイル24
h及び全メニュー別売上ファイル24iは総集計ファイ
ルを構成する。
【0049】しかして、このマスターレジスタ2は図1
1に示す流れ図に従って、各レジスタ1及び自己の売上
情報に対する集計処理を実行するようにプログラム構成
されている。
【0050】図11の流れ図が開始され、Q1におい
て、カード挿入口14からプリペイドカード3又は集計
用カード4が挿入されると、カード処理部23のカード
リーダ23aにて各磁気ストライプに記録されているカ
ード情報を読取って一旦カード情報メモリ24aへ格納
する(Q2)。カード情報のうちの先頭領域7a,9a
の属性が[0]〜[7]の場合は、挿入されたカードは
プリペイドカード3であるので、領域7dのカード残高
X1 を表示する。
【0051】属性が[8]又は[9]の場合は(Q
4)、挿入されたカードは集計用カード4であるので、
領域9bの終了フラグの状態を調べる(Q5)。[0]
のままであれば、この集計用カード4の売上情報はまだ
このマスターレジスタ2に集計されていないので、Q6
へ進み、領域9fのカード売上合計と領域9gの現金売
合計とを記憶部24のレジスタ別売上ファイル24h
内の該当レジスタ番号の売上金額の各領域に加算する。
【0052】さらに、領域9hの各メニュー毎の販売件
数と売上金額とを記憶部24の全メニュー別売上ファイ
ル24i内の該当メニューの販売件数と売上金額の各領
域に加算する(Q7)。そして、終了フラグ=1を挿入
中の集計用カード4の領域9bに書込む(Q8)。その
後、該当集計用カード4をカード挿入口14から排出す
る(Q9)。
【0053】なお、Q5にて読出した領域9bの終了フ
ラグが1の場合は、この集計用カード4の各領域9f〜
9hに磁気記録されている各売上情報は既にこのマスタ
ーレジスタ2に集計されているので、重複して集計され
ることを防止するために、Q9へ進み、この集計用カー
ド4を排出する。
【0054】また、図11のQ10にて、キャッシャー
または管理責任者がキーボード11において、点検操作
又は精算操作を実行すると、図10の自己の記憶部24
のカード売上合計器24cおよび現金売上合計器24d
の各合計金額をレジスタ別売上ファイル24hの自己の
レジスタ番号のカード売上および現金売上の各領域へ加
算する。さらに、メニュー別売上ファイル24gの各メ
ニュー別販売件数および売上金額を全メニュー別ファイ
ル24iの該当する各メニュー別の販売件数および売上
金額に加算する(Q11)。
【0055】しかるのち、レジスタ別売上ファイル24
hの各レジスタ別のカード売上金額及び現金売上金額を
レシート15に印字出力し(Q12)、全メニュー別売
上ファイル24iの各メニュー別の販売件数及び売上金
額をレシート15に印字出力する(Q13)。
【0056】次に、Q10の操作が精算操作の場合は
(Q14)、記憶部24のカード情報メモリ24a,各
ファイル24g,24h,24i,各合計器24b,2
4c,24d,24eをクリアする。
【0057】このように構成されたカード取引処理装置
であれば、各レジスタ1及びマスターレジスタ2はプリ
ペイドカード3を用いて客の所望する各メニューを販売
登録する事が可能である。また、プリペイドカード3を
持参しない客や、プリペイドカード3のカード残高が販
売メニューの価格に満たない場合においては、現金によ
る販売登録も可能である。
【0058】そして、各レジスタ1及びマスターレジス
タ2における各メニュー毎の販売件数や売上金額はそれ
ぞれメニュー別売上ファイル24gに集計され、カード
売上金額及び現金売上金額はカード売上合計器24c及
び現金合計器24dに集計される。
【0059】そして、例えば1日の業務終了後におい
て、マスターレジスタ2を含む食堂全体の全部のレジス
タの売上情報を集計する場合においては、各レジスタ1
のカード挿入口14へ領域9aの属性が[9]に設定さ
れた精算用の集計用カード4を挿入する。すると、レジ
スタ1の記憶部に今までに蓄積されている売上情報が集
計用カード4に磁気記録される。管理責任者は各レジス
タ1から回収したN枚の集計用カード4をマスターレジ
スタ2のカード挿入口14に順次挿入していけば、各集
計用カード4に磁気記録されている売上情報がマスター
レジスタ2のレジスタ別売上ファイル24h及び全メニ
ュー別売上ファイル24iに集計される。
【0060】そして、全ての集計用カード4のマスター
レジスタ2に対する集計作業が終了した時点で、管理責
任者はマスターレジスタ2で精算キー操作を実施すれ
ば、マスターレジスタ2における売上情報もレジスタ別
売上ファイル24h及び全メニュー別売上ファイル24
iに自動的に集計される。その後、マスターレジスタ2
を含む全てのレジスタ1,2に亘って集計されたメニュ
ー別売上情報やレジスタ別売上情報等の精算データがレ
シート15に自動的に印字出力される。
【0061】このようにプリペイドカード3と同一構造
の集計用カード4を用いることによって、マスターレジ
スタ2で自動的に精算業務を実施させることができる。
したがって、従来のように各レジスタで印字出力された
各レジスタ毎の集計データを管理責任者が電卓等を用い
て集計計算を行う手作業を省略することができるので、
精算業務又は点検業務の作業能率を大幅に向上できる。
【0062】さらに、手計算に伴う計算間違い等の人為
的ミスが発生することはないので、精算結果又は点検結
果の信頼性を向上できる。
【0063】さらに、マスターレジスタ2においては、
マスターレジスタ2に集計済みの集計用カード4に、集
計処理が終了した事を示す終了情報(終了フラグ)を磁
気記録している。したがって、集計する前にこの終了フ
ラグを確認する事によって、同一の売上情報がマスター
レジスタ2に誤って重複して集計されることが未然に防
止される。同様に、各レジスタ1においても、集計用カ
ード4に売上情報を書込む前に終了フラグを確認するこ
とによって、まだマスターレジスタ2へ集計していない
売上情報の上に新たな売上情報を重ね書きすることが未
然に防止される。その結果、カード取引処理装置全体の
信頼性をより一層向上できる。
【0064】また、各レジスタ1及びマスターレジスタ
のハード構成は従来のレジスタに比較してほとんど変
化なく、マスターレジスタ2の記憶部24の記憶容量を
若干増加し、かつ各レジスタ1.2のプログラムを増加
したのみである。さらに、集計用カード4も従来のプリ
ペイドカード3の磁気記録内容を変更したのみである。
その結果、従来のカード取引処理装置に比較して、製造
費を大幅に増加する事なく、点検.精算業務の作業能率
及び装置全体の信頼性を大幅に向上できる。
【0065】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではない。各レジスタ1で集計用カード4に売上
情報を磁気記録させたが、同時にカードの裏面に売上情
報を印字出力してもよい。さらに、マスターレジスタ2
における精算データ又は点検データを新たにカード挿入
口14に挿入した別の集計用カードの裏面に印字出力す
ることも可能である。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明のカード取引
処理装置によれば、プリペイドカードと同一構成の集計
用カードを準備して、各カード処理機の売上情報をこの
集計用カードに磁気記録した後、この集計用カードをマ
スターカード処理機に挿入することによって、マスター
カード処理機に各カード処理機の売上情報を集計してい
る。したがって、従来の各カード処理機のハード構成を
殆ど変更することなく、点検,精算等の集計データを簡
単に収集でき、食堂全体又は店全体の総集計データを簡
単にかつ間違なく得ることができ、装置全体の操作性向
上と信頼性向上とを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に関わるカード取引処理装
置の概略構成を示す模式図。
【図2】 実施例装置の各レジスタを示す外観図。
【図3】 同レジスタのキーボードにおけるキー配置
図。
【図4】 同レジスタの概略構成を示すブロック図。
【図5】 実施例装置で用いられるプリベイドカードを
示す図。
【図6】 実施例装置で用いられる集計用カードを示す
図。
【図7】 同集計用カードの磁気ストライプの記録内容
を示す図。
【図8】 実施例装置の各レジスタの動作を示す流れ
図。
【図9】 同じく同レジスタの動作を示す流れ図。
【図10】 実施例装置のマスターレジスタの概略構成
を示すブロック図。
【図11】 同マスターレジスタの動作を示す流れ図。
【符号の説明】
1…レジスタ、2…マスターレジスタ、3…プリペイド
カード、4…集計用カード、6a,6b,8a,8b…
磁気ストライプ、7a〜7f,9a〜9f…領域、22
…制御装置、23…カード処理部、24…記憶部、24
a…カード情報メモリ、24c…カード売上合計器、2
4d…現金売上合計器、24f…メニューメモリ、24
g…メニュー別売上ファイル、24h…レジスタ別売上
ファイル、24i…全メニュー別売上ファイル。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07G 1/12 G07G 1/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取引きが行われる毎に、カード挿入口か
    ら挿入されたプリペイドカードの磁気記録領域に記録さ
    れているカード残高を前記取引きの金額で減額更新する
    と共に、前記取引きの金額を含む売上情報を記憶部に集
    計する複数のカード処理機からなるカード取引処理装置
    において、 前記プリペイドカード(3)と同一構造を有し、前記磁気
    記録領域に集計用カードであることを示す属性情報(9a)
    が予め記録された集計用カード(4)を備え、 前記各カード処理機(1)は、前記カード挿入口に前記集
    計用カードが挿入されたことを前記属性情報を読取るこ
    とで検出する集計用カード挿入検出手段(S6)と、この集
    計用カード挿入検出に応動して、前記挿入中の集計用カ
    ードに集計終了情報が書込まれていることの確認後、
    記記憶部に集計された売上情報を前記挿入中の集計用カ
    ードの磁気記録領域に書込む集計情報書込手段(S15,S1
    6,S17)と、前記売上情報の書込み後、前記書込まれた集
    計終了情報を削除する集計終了情報削除手段(S19)とを
    有し、 前記複数のカード処理機のうちマスターカード処理機と
    指定されたカード処理機(2)は、全カード処理機の売上
    情報を集計するための総集計ファイル(24h,24i)と、前
    記カード挿入口に前記集計用カードが挿入されたことを
    前記属性情報を読取ることで検出する集計用カード挿入
    検出手段(Q4)と、この集計用カード挿入検出に応動し
    て、前記集計用カードの磁気記録領域に記録された売上
    情報を読取って前記総集計ファイルに集計登録する集計
    登録手段(Q6,Q7)と、この集計登録された後の集計用カ
    ードに集計終了情報を書込む終了情報書込手段(Q8)とを
    有したことを特徴とするカード取引処理装置。
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