JP3323138B2 - サーマルヘッド駆動用集積回路 - Google Patents
サーマルヘッド駆動用集積回路Info
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- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/315—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
- B41J2/32—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
- B41J2/35—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head
- B41J2/355—Control circuits for heating-element selection
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- Electronic Switches (AREA)
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Description
用集積回路に係り、例えば、各発熱抵抗体に対する通電
時間を複数設定することで多色印刷が可能なサーマルヘ
ッド駆動用集積回路に関する。
ッサ等の各種OA供給の普及に伴い作成した文書や画像
を印刷するプリンタとして、サーマルヘッドを使用した
プリンタが広く使用されている。このサーマルヘッド
は、例えば、A4用紙にライン順次で印字を行う場合、
1列に並べた1728個の発熱抵抗体を備えている。そ
して、発熱抵抗体を64個毎のブロックに分け、各ブロ
ック毎にサーマルヘッド駆動用ICにより、各発熱抵抗
体のON(通電)、OFF(通電停止)を制御するよう
になっている。
Cにおける1つの発熱抵抗体のON、OFFを制御する
駆動部について表したものである。この図に示すよう
に、発熱抵抗体100の駆動部は、駆動トランジスタ2
00と、2入力のAND回路300とを備えている。駆
動トランジスタ200のゲートにはAND回路300の
出力端子が接続され、ドレインにはドライバ出力端子D
O1が接続され、ソース端子は全て接地電位に接続され
ている。ドライバ出力端子DO1には、1ドットの印刷
を行う発熱抵抗体100の一方の端子が接続されてい
る。AND回路300の一方の入力端子には、図示しな
いシフトレジスタやラッチ回路を介して供給される各ビ
ット毎のデータ信号DATが供給され、他方の入力端子
には、他のAND回路と共通のストローブ信号STBが
供給される。このような駆動部によれば、印刷データに
基づくデータDAT「1」(Hレベル)、又は「0」
(Lレベル)がラッチ回路からAND回路300に供給
されると、所定のタイミングでストローブ信号STBが
供給されてHレベルになる。これにより、データDAT
「1」が供給されているAND回路300の出力がHレ
ベルになり、駆動トランジスタ200がONされて、ス
トローブ信号STBが供給されているあいだ発熱抵抗体
100が通電して印字が行われる。
D回路300がON、OFFした場合、駆動トランジス
タ200のゲートに加わる電圧の立ち上り、立ち下りが
急(シャープ)であると、ドレイン電圧にオーバーシュ
ート、アンダーシュートが発生する。その結果、駆動ト
ランジスタ200はドレイン電圧のオーバーシュートに
耐え得る最大定格とする必要がある。このよう、オーバ
ーシュート、アンダーシュートは、バイポーラICや片
チャンネルMOSの場合においても同様に発生し、いず
れの場合においても駆動トランジスタ200をオーバー
シュートに耐え得る最大定格とする必要がある。そこ
で、従来のAND回路300では、ON、OFFを制御
するストローブ信号STBが供給される側のL長が大き
くなるように内部回路を構成し、AND回路300の立
ち上りを遅延させることでオーバーシュートを押さえる
ようにしている。
体100により、複数階調の印刷をしたり、複数色の印
刷をする場合が考えられる。すなわち、1つの発熱抵抗
体100に対する通電時間を変更することによって発色
濃度を変えたり、通電時間による加熱熱エネルギ量に応
じて異なる色を発色する記録紙を使用することによって
複数色印刷をする場合が考えられる。図6は、このよう
な2色印刷用のサーマルヘッド駆動用ICを、従来の1
色用のサーマルヘッド駆動用ICを使用して実現した、
駆動部と発熱抵抗体100を表したものである。図6
(a)は、1つの発熱抵抗体100に接続される駆動ト
ランジスタ200のゲートに、AND回路300r、3
00bの2個を接続したものである。両AND回路30
0r、300bは、図5で示したAND回路300と同
様に、オーバーシュートを抑制するためにストローブ信
号STBr、STBbの側のL長が大きい回路構成にな
っている。このように両AND回路300r、300b
の出力が直接駆動トランジスタ200のゲートに供給さ
れるが、ストローブ信号STBr、bの立ち上りが押さ
えられているので、オーバーシュートが押さえられる。
ゲートに2入力のOR回路を接続し、OR回路の各入力
端子にAND回路301r、301bを接続したもので
ある。この場合のAND回路301r、301bのL長
は、両入力側ともに大きくない、通常のAND回路が使
用される。一方、駆動トランジスタ200のゲートに接
続されるOR回路310は、両入力側ともにL長が大き
い回路構成になっている。これにより、AND回路30
1r、301bの両出力の立ち上りは急であるが、入力
側のL長が共に大きいOR回路310で立ち上りが遅延
され、その結果オーバーシュートが押さえられた状態で
トランジスタ200が駆動される。
ーブ信号STBrの出力時間と、ストローブ信号STB
bの出力時間を別々にすることで、駆動トランジスタ2
00のゲートに印加されるパルス信号のパルス幅が調節
される。これにより、駆動トランジスタ200がONに
なる時間が変化し、発熱抵抗体100による発熱時間も
変化することで複数階調印刷や複数色印刷が行われる。
例えば、短時間の通電で赤が発色し、長時間の通電で黒
が発色するような記録紙を使用する場合、赤用の印刷デ
ータDATrを供給しながらパルス幅が短いストローブ
信号STBrを供給することで1ラインの内の赤を印刷
する。一方、黒用の印刷データDATbをを供給しなが
らパルス幅が長いストローブ信号STBbを供給するこ
とで同一ラインの黒を印刷する。
やOR回路を構成する場合、L長が大きくなるように構
成すると、その回路サイズが大きくなる。このため、図
6(a)、(b)に示した両駆動部では、L長を長くし
た構成部分が2カ所必要になるため、駆動部全体のサイ
ズが大きくなるという問題があった。特に、n階調制御
を行う場合やn色印刷を行う場合には、n箇所において
L長を長くする必要があり、回路サイズも非常に大きく
しなければならなくなる。また、2カ所のL長による遅
延時間がそれぞれ異なるため、同一ドットに対する駆動
トランジスタ200のスイッチングスピードが印刷デー
タDATrと印刷データDATbとで異なることにな
る。このため、同一ドットに対する階調制御や色制御
(PWM=パルス幅で制御)に関して、各ドット(ビッ
ト)毎の階調が不均一になるという問題があった。
調印刷や複数色印刷を行う場合でも、回路サイズが大き
くなることを抑えると共に、同一ビットにおける階調や
各色に対して同一の遅延時間で通電することが可能なサ
ーマルヘッド駆動用集積回路を提供することを目的とす
る。
体に対応した複数の駆動部を有し、前記各駆動部に、供
給される印刷データに応じて、対応する前記発熱抵抗体
の通電を制御する駆動トランジスタと、印刷データを遅
延させて前記駆動トランジスタに供給するn未満の遅延
手段と、供給されるn種類の印刷データをその種類毎に
保持するn個の印刷データ保持手段と、対応する前記印
刷データ保持手段に保持されている印刷データを前記遅
延手段に供給する、n個の印刷データ供給手段とを具備
させる。このように、駆動トランジスタに印刷データを
遅延させて供給する遅延手段の使用数をn未満、好まし
くは1つとしているので、集積回路全体のサイズを小さ
くすることができる。また、複数種類の印刷データにつ
いて1の遅延素子が共通使用されるので、当該共通使用
される各印刷データの印刷品質を均一にすることができ
る。また本発明では、駆動トランジスタとしてエンハン
スメント形のFETを使用し、遅延手段としてL長が大
きく構成された1入力1出力の論理回路を使用する。
動用集積回路における好適な実施の形態について、図1
から図4を参照して詳細に説明する。 (1)実施形態の概要 本実施形態では、各発熱抵抗体への通電を制御する各駆
動トランジスタのそれぞれのゲートに、1の遅延素子
(遅延手段)を直接接続する。そして、各ストローブ信
号STBr、STBbにより選択的に出力される1ビッ
ト当たりの印刷データDATr、DATbを、共通の遅
延素子に供給する。具体的には、遅延素子として、L長
が大きいインバータを使用し、このインバータにNOR
回路の出力端子を接続する。そして、ストローブ信号S
TBr、STBbにより印刷データDATr、DATb
が、NOR回路の2入力端子にそれぞれ入力されるよう
にする。これにより、1ビット当たりの遅延素子を共有
するために1つでよく、また、各ビットにおける印刷デ
ータの出力時遅延時間が、各階調や各色に対して同一に
なる。すなわち、各階調や各色に対する各駆動トランジ
スタのスイッチングスピードが同一になり、印字品質を
向上させることができる。
(IC)の回路構成を表したブロック図である。本サー
マルヘッド駆動用集積回路0は半導体チップに集積形成
されており、サーマルヘッドを構成する複数の発熱抵抗
体1への通電を印刷データに応じて制御するために使用
される。そして、本実施形態では、2色印刷が可能であ
り、例として通電時間t1で赤を発色し、通電時間t2
(t2>t1)で黒色を発色する記録紙を使用して赤と
黒の2色印刷をする場合のサーマルヘッド駆動用ICに
ついて説明する。
動用IC0は、外部端子として、ドライバ出力端子DO
1〜DO64、電源端子VDD、接地端子VSS、印刷
データ入力端子SIr、SIb、印刷データ出力端子S
Or、SOb、各種の制御端子STBr、STBb、L
CHr、LCHb、CLKr、CLKbを備えている。
そして、サーマルヘッド駆動用IC0は、その内部回路
として、サーマルヘッドを駆動するドライバとしての駆
動部11と、シリアルに供給される印刷データを順次転
送して格納するシフトレジスタ部4と、シフトレジスタ
部4に格納された印刷データをラッチするラッチ部5と
を備えている。本実施形態では、シフトレジスタ部4と
ラッチ部5における各段のD−FFとラッチ素子LAが
印刷データ保持手段として機能する。
バータ12、NOR回路13、2つのAND回路3r、
3b、それぞれ64組、また2つのインバータ7を有し
ている。各駆動トランジスタ2は、エンハンスメント形
のFETが使用される。各駆動トランジスタ2は、各ド
ライバ出力端子DO1〜DO64にオープンドレイン接
続されており、このドライバ出力端子DO1〜DO64
には合計64個の発熱抵抗体1が接続されるようになっ
ている。全てのソースは接地電位VSSに接続されてい
る。また各駆動トランジスタ2のゲートには、L長が大
きくなるように構成された遅延手段としてのインバータ
12の出力端子が接続され、インバータ12の入力端子
には、2入力のNOR回路13が接続されている。NO
R回路13の両入力端子には、赤色印刷用のAND回路
3rの出力端子と、黒色印刷用のAND回路3bとが接
続されている。64個の各AND回路3rの第1の入力
端子はインバータ7rを介して制御端子STBrに共通
接続されている。同様に、64個の各AND回路3bの
第1の入力端子はインバータ7bを介して制御端子ST
Bbに共通接続されている。なお、制御端子STBr、
STBbは、電源VDDにプルアップされている。ま
た、各AND回路3rの第2の入力端子は、全てラッチ
回路5rの対応する各段に接続される。各AND回路3
bの第2の入力端子は、全てラッチ回路5bの対応する
各段に接続されている。本実施形態では、NOR回路1
3、AND回路3r、3b、インバータ7r、7b、及
びストローブ入力端子STBr、STBbが印刷データ
供給手段として機能する。
データのうち64ビット分の赤データを順次記憶するシ
フトレジスタ4rと、64ビット分の黒データを順次記
憶するシフトレジスタ4bを備えており、それぞれ64
個のD−FFの直列接続により構成されている。シフト
レジスタ4r、4bは、それぞれバッファ8を介して、
赤データ入力端子SIr、黒データ入力端子SIbに接
続されている。また、シフトレジスタ4r、4bの最終
段は、それぞれバッファ8を介して赤データ出力端子S
Or、黒データ出力端子SObに接続されている。ま
た、シフトレジスタ4r、4bの各段は、それぞれバッ
ファ8を介して制御端子CLKr、CLKbに共通接続
されており、それぞれクロック信号が供給されるように
なっている。シフトレジスタ4r、4bは、制御端子C
LKr、CLKbに印加されるクロック信号の立ち上が
りで、データ入力端子SIr、SIbに入力された印刷
データ信号を順次読み込むと共に、既に読み込んだ(D
−FFに格納されている)印刷データをシフトする。
回路5rと、黒データを取り込むラッチ回路5bを備え
ている。ラッチ回路5r、5bは64個のラッチ素子L
Aで構成され、各段の出力はそれぞれ対応するAND回
路3r、3bの第2の入力端子に接続されている。ラッ
チ回路5r、5bは、それぞれバッファ8を介して制御
端子LCHr、LCHbが共通接続されており、それぞ
れラッチ信号が供給されるようになっている。ラッチ回
路5r、5bは、制御端子LCHr、LCHbがLレベ
ルの時、シフトレジスタ4r、4bの対応する段に記憶
されていた印刷データを一括して取り込む。また、ラッ
チ回路5r、5bは、制御端子LCHr、LCHbがH
レベルの時は、直前に取り込んだ印刷データをそのまま
保持し、それぞれ対応するAND回路3r、3bの第2
の入力端子に供給するようになっている。
駆動用ICにより赤と黒の2色印刷をする場合の動作に
ついて説明する。1ラインに含まれる赤色の印刷を行う
場合、制御端子SIrから64ビット分の赤データがシ
リアルに供給される。そして制御端子CLKrからクロ
ック信号が供給される毎に64ビットの赤データが順次
D−FFを出力端子SOr方向にシフトされながらシフ
トレジスタ4rに格納されると、制御端子LCHrから
ラッチ信号が供給されてラッチ回路5rに64ビットの
赤データが一斉に取り込まれ、次のラッチ信号LCHr
が供給されるまでの間、それぞれ駆動部11における赤
データ用のAND回路3rに供給され続ける。
トローブ信号STBrが時間T1(T1=t1+α(α
は立ち上がりの遅れによる時間))だけ供給されると、
インバータ7rで反転されてHレベルの信号がAND回
路3rに供給され、ラッチ回路5rの対応する段から供
給されている赤データが、AND回路3rから出力され
る。なお、この間に黒データ用のストローブ信号STB
bが出力されることはなく、従って、AND回路3bか
ら黒データは出力されない。AND回路3rから赤デー
タが出力されると、赤データはNOR回路13で反転さ
れた後、インバータ12で再度反転されて駆動トランジ
スタ2のゲートに出力される。すなわち、各段のラッチ
回路5rから供給される赤データの信号レベルがHレベ
ルである場合には、ストローブ信号STBrによって、
インバータ12からHレベルの信号が出力される。これ
により駆動トランジスタ2がONされ、サーマルヘッド
の対応する発熱抵抗体1が時間t1だけ通電されて赤色
が印刷される。このように、駆動トランジスタ2を駆動
する赤データは、最終的にL長が大きいインバータ12
から遅延して出力されるため、駆動トランジスタ2に供
給されるゲート電圧の立ち上がりが押さえられ、オーバ
ーシュートも押さえられる。一方、赤データの信号レベ
ルがLレベルであるビットの駆動トランジスタ2はOF
Fになる。
部11がサーマルヘッドを駆動して赤データを印刷して
いる間に、同一ラインに対する黒色の印刷を行うための
処理が行われる。すなわち、黒データ64ビット分が制
御端子SIbからシリアルに供給され、クロック信号C
LKbにより順次D−FFをシフトしながらシフトレジ
スタ4bに格納された後、ラッチ信号LCHbの供給に
よってラッチ回路5bに64ビットの黒データが一斉に
取り込まれ、次のラッチ信号LCHbが供給されるまで
対応する黒データ用のAND回路3bに供給され続け
る。
と、所定のタイミングでLレベルのストローブ信号ST
Bbが時間T2(T2=t2+α)だけ供給されると、
赤データの印刷時と同様に、黒データ用のAND回路3
bから黒データが出力される。そしてHレベルの黒デー
タが出力されると、NOR回路13で反転出力された
後、インバータ12で再度反転されると共に遅延しなが
ら立ち上がり、駆動トランジスタ2をONする。駆動ト
ランジスタ2は、ストローブ信号STBb=T2に対応
する時間t2だけ発熱抵抗体1に通電する。これによ
り、記録紙には黒色が印刷される。なお、本発明では赤
データと黒データの印刷時の上記立ち上がりの遅れ時間
αは同じであるから、発熱抵抗体1を制御する実効の制
御時間t1、t2は、制御時間T1、T2に対して一様
に短くなった時間となり、赤データと黒データでばらつ
くことはない。
り、1ライン64ビット分の印刷が終了し、図示しない
駆動部により記録紙又はサーマルヘッドが1ライン分移
動し、次のラインについての印刷が同様にして行われ
る。
ルヘッド駆動用IC0では、シリアルに供給される印刷
データを保持するシフトレジスタ4及びラッチ回路5を
赤データ用と黒データ用の2系統に分け、出力時間(パ
ルス幅)の異なるストローブ信号STBr、STBbに
よってAND回路3r、3bから出力している。そして
AND回路3rから出力される赤データと、AND回路
3bから出力される黒データを、2入力のNOR回路1
3で共通の出力端子から出力し、更に、同一の遅延素
子、すなわち、1入力のインバータ12から出力させる
ことで駆動トランジスタ2のON、OFFを制御するよ
うにしている。このように本実施形態によれば、2色の
印刷データが同一の遅延素子から出力されて駆動トラン
ジスタ2を駆動しているため、各発熱抵抗体1における
通電の遅延時間を各色に対して同一にすることができ
る。また、本実施形態のサーマルヘッド駆動用IC0で
は、遅延素子としてインバータ12を1つだけ使用して
いる。そして、このインバータ12は、1入力であり、
その入力に対するL長が大きく構成されている。このよ
うに本実施形態では、L長が大きい部分が1カ所である
ため、チップサイズの大型化が防止される。
IC0の構成と動作について説明したが、本発明ではこ
れらの構成及び動作に限定されるものではなく、各請求
項に記載された発明の範囲において各種変形をすること
が可能である。
ータの読み込みと黒データの読み込みタイミングをずら
すようにしたが、赤データのシフトレジスタ4rへの読
み込みと黒データのシフトレジスタ4bへの読み込みと
を同一タイミングで行い、ラッチ回路4rへのラッチと
ラッチ回路4bへのラッチとを同一のタイミングで行う
ようにしてもよい。そのために、シフトレジスタ4r、
4bのクロック信号CLKrとCLKbとを共通にし、
ラッチ信号LCHrとLCHbとを共通にしてもよい。
これにより、入力端子を減らすことができる。このよう
にすることで、AND回路3rとAND回路3bには、
同一のタイミングで赤データと黒データがそれぞれ供給
される。そして、赤データ用のストローブ信号STBr
の出力タイミングと、黒データ用のストローブ信号ST
Bbの出力タイミングをずらす(交互に出力する)こと
で、同一ラインの赤データと黒データとを別々に印刷す
る。そして、この赤データの印刷とその後の黒データの
印刷を行っている間に、シフトレジスタ5r、5bへの
データ読み込みが行われるようにする。
用IC0では、遅延素子としてインバータ12を使用し
たが、他の遅延素子を使用するようにしてもよい。図2
は他の遅延素子を使用した場合の構成を表したものであ
る。図2(a)では、遅延素子としてのインバータ12
に変えて、第1の入力端子についてのL長が大きく構成
された2入力のNOR回路12′を使用したものであ
る。この場合、L長が大きい第1の入力端子をNOR回
路13の出力端子と接続し、他の入力端子をグランド端
子GNDに共通接続することでNOR回路12′をイン
バータとして機能されるようにしている。図2(b)
は、遅延素子としてのインバータ12に変えて、第1の
入力端子についてのL長が大きく構成された2入力のN
AND回路12″を使用したものである。この場合に
は、L長が大きい第1の入力端子をNOR回路13の出
力端子と接続し、他の入力端子を第1の入力端子に接続
することでNOR回路12″をインバータとして機能さ
せている。
端子についてのL長が大きく構成された2入力のOR回
路121を使用したものである。この場合のOR回路1
21はインバータとして機能せず、同一の信号が遅延し
ながら通過するだけなので、OR回路121の出力端子
には、NOR回路13に変えて2入力OR回路131の
出力端子が接続される。OR回路131の両入力端子に
は、AND回路3r、3bの出力端子が接続される。図
2(d)は、遅延素子として第1の入力端子についての
L長が大きく構成された2入力のAND回路122を使
用したものである。この場合のAND回路122もイン
バータとして機能せず、同一の信号が遅延しながら通過
するだけなので、AND回路122の出力端子には、N
OR回路13に変えて2入力OR回路131の出力端子
が接続される。OR回路131の両入力端子には、AN
D回路3r、3bの出力端子が接続される。
する遅延素子としては、他に、抵抗Rを使用したり、L
R遅延回路、CR遅延回路、遅延ケーブル、超音波遅延
素子などを使用するようにしてもよい。
あれば他の論理素子をして構成するようにしてもよい。
図3は、AND回路3r、3b(以下符号3で代表させ
る)の等価回路を表したものである。この図3に示すよ
うに、2入力のNOR回路31、32、33を使用し、
NOR回路31の出力端子をAND回路3の出力端子と
し、両入力端子にNOR回路32、33の入力端子を接
続する。そして、両NOR回路32、33をインバータ
として使用するために、NOR回路32の両入力端子を
接続してAND回路3の第1の入力端子とし、NOR回
路33の両入力端子を接続してAND回路3の第2の入
力端子とするとすることで、2入力のAND回路3と等
価の回路になる。
回路構成を表したものである。なお、図1に示した回路
構成と同一部分には同一の符号を付して、適宜その説明
を省略し、異なる部分を中心に説明する。この図4に指
名したサーマルヘッド駆動用ICでは、図1におけるA
ND回路3r、3bとインバータ7r、7bの部分を、
その等価回路で置き換えたものである。図3に示した3
個のNOR回路31〜33でAND回路3を構成した場
合に、NOR回路32はインバータとして機能すること
になる。そこで、図4の等価回路では、NOR回路32
r、32bと、インバータ7r、7bとを省略したもの
である。そして、図4では、インバータ7r、7bに変
えてバッファ8r、8bを配置するようにしている。こ
れにより、他で使用しているバッファ8と共通の素子を
使用することができ、使用素子の種類を減らすことがで
きる。
いて説明したが、n色印刷の場合やn階調印刷の場合も
同様に適用することが可能である。この場合も、図2に
示したいずれかの遅延素子、又は他の遅延素子を、n未
満(好ましくは1つ)を使用して駆動トランジスタ2を
駆動するようにする。そして、n色の印刷データに併せ
てストローブ信号STB、AND回路3、シフトレジス
タ4、ラッチ回路5をn組使用する。そして、n個のA
ND回路3の各出力端子を、2入力のNOR回路13
(図1、図2(a)、図2(b)の場合)に変えてn入
力のNOR回路又の各入力端子に接続し、または2入力
のOR回路131(図2(c)、(d)の場合)に変え
てn入力OR回路の各入力端子に接続する。このように
n階調、n色印刷を行う場合であっても、1つの遅延素
子によりサーマルヘッド駆動用ICを構成することがで
き、チップの大型化の防止すると共に、各ビットにおけ
る印字品質を均一にすることができる。
刷データを遅延させて供給する遅延手段の使用数をn未
満としているので、集積回路全体のサイズを小さくする
ことができる。また、複数種類の印刷データについて1
の遅延素子が共通使用されるので、当該共通使用される
各印刷データの印刷品質を均一にすることができる。
動用集積回路の回路構成を表したブロック図である。
表した回路構成図である。
図である。
ICの他の回路構成図である。
おける1つの発熱抵抗体をON、OFF制御する駆動部
の回路構成図である。
考えられる、駆動部の回路構成図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数階調の印刷若しくは複数色の印刷す
るためのn種類の印刷データに対応して複数の発熱抵抗
体の通電時間を制御するサーマルヘッド駆動用集積回路
において、 各発熱抵抗体に対応して1つづつの駆動部を有し、 前記各駆動部は、 供給されるn種類の前記印刷データに応じて、対応する
前記発熱抵抗体の通電を制御する1つの駆動トランジス
タと、 前記印刷データを遅延させて前記各駆動トランジスタに
供給する1つの遅延手段と、 供給されるn種類の前記印刷データをその種類毎に保持
するn個の印刷データ保持手段と、 対応する前記印刷データ保持手段に保持されている印刷
データを前記1つの遅延手段に供給する、n個の印刷デ
ータ供給手段と、 を具備することを特徴とするサーマルヘッド駆動用集積
回路。 - 【請求項2】 前記駆動トランジスタはエンハンスメン
ト形のFETであり、 前記遅延手段は、L長が大きく構成された1入力1出力
の論理回路である、 ことを特徴とする請求項1に記載のサーマルヘッド駆動
用集積回路。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27020298A JP3323138B2 (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | サーマルヘッド駆動用集積回路 |
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