JPH11138883A - サーマルヘッド - Google Patents

サーマルヘッド

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JPH11138883A
JPH11138883A JP30272897A JP30272897A JPH11138883A JP H11138883 A JPH11138883 A JP H11138883A JP 30272897 A JP30272897 A JP 30272897A JP 30272897 A JP30272897 A JP 30272897A JP H11138883 A JPH11138883 A JP H11138883A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】加熱温度に応じて異なる発色をする感熱体に対
して、異なる加熱温度を同一走査時に出力可能なサーマ
ルヘッドを提供すること。 【解決手段】加熱手段1に対して第1のエネルギーに対
応する加熱制御を行う第1のストローブ信号入力手段
と、前記加熱手段1に対して第2のエネルギーに対応す
る加熱制御を行う第2のストローブ信号入力手段と、前
記第1のエネルギーにより印字制御され、該当印字デー
タの印字制御範囲の印字データの有無に応じて、前記第
1のストローブ信号に基づく前記加熱手段の加熱時間を
制御する第1の加熱時間制御手段と、前記第2のエネル
ギーにより印字制御され、該当印字データの印字制御範
囲の印字データの有無に応じて、前記第2のストローブ
信号に基づく前記加熱手段の加熱時間を制御する第2の
加熱時間制御手段を具備したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば加熱温度に
応じて異なる発色をする感熱体に対して好適な、異なる
加熱温度を同一走査時に出力が可能なサーマルヘッドに
関する。
【0002】
【従来の技術】サーマルヘッドにより感熱紙に対して印
刷する場合、従来では、図4(A)に示す如く、印字エ
ネルギー(温度)をT0 より高くすると印字温度が例え
ば黒色の如き一定の色として印刷され、それより低いエ
ネルギーの場合印字濃度は薄くなるので、印字したくな
い部分はサーマルヘッドを加熱しない。つまり一ライン
上でのデータの有無により印字する、印字しないの動作
制御のみを行っている。
【0003】またこの制御を行うにあたり、サーマルヘ
ッド基板の蓄熱による温度上昇を制限するための履歴制
御回路を付加したものも存在するが、印字に際してサー
マルヘッドを単一温度、つまり単一のエネルギーに制御
することが目標であった。
【0004】近年、高温のサーマルヘッドで印刷すると
きは例えば黒色で印刷され、低温のサーマルヘッドで印
刷するときは例えば赤色で印刷されるという複数色感熱
用紙が製造されている。例えば王子製紙株式会社の製品
名MB−23として提供されている。
【0005】即ち、この種の感熱用紙は、図4(B)に
示す如く、サーマルヘッドの印字エネルギー(温度)が
2 のとき、例えば赤に発色し、印字エネルギーがT1
のとき(T2 <T1 )黒に発色する。なおT1 よりも更
に高くすると白化現象が現れる。なおこの種の感熱用紙
は赤−黒の組み合わせのみでなく、印字エネルギーの低
・高に基づき他の色の組み合わせのものも存在する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような複
色感熱用紙を使用して、複色印刷を行うとき、例えば図
5(A)に示す如く、走査線L0 上での赤黒印刷を行う
場合、従来ではサーマルヘッドを、例えば先ず赤色用の
印字データ部分を低温度に対応する電流量によりデータ
転送を行い、それから再度同一走査線L0 上を高温度に
対応する電流量によりデータ転送を行うことが必要であ
った。
【0007】また、図5(B)に示す如き、赤黒2色印
刷を行う場合でも走査線L0 、L1・・・において、こ
れまた赤色部分の印字データを低温度に対応する電流量
によりデータ転送を行い、それから同一走査線L0 、L
1 ・・・上を高温度に対応する電流量によりデータ転送
を行っていた。
【0008】このように2種類のエネルギーに対応する
ため、1ラインにおいて2回のデータ転送を行い、各々
のエネルギーを設定していた。このため1ラインにおい
て2回のデータ転送を必要とするため印字速度が遅いと
いう問題があった。
【0009】従って本発明の目的は、1ラインにおいて
異なるエネルギー設定を行う場合でも一回の走査でこれ
を可能としたサーマルヘッドを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、図1(A)に示す如く、サーマルヘッ
ドの制御回路を構成する。そしてその印字制御範囲を、
高エネルギー部においては、図1(B)に示す如く選定
し、低エネルギー部においては同(C)に示す如く選定
する。
【0011】図1(A)において、1はFETであり、
図示省略したサーマルヘッドの1ドットのヒータが端子
DOnに接続されており、これをオンオフ制御するもの
である。2はオア回路、3〜5は多入力アンド回路、6
はアンド回路、7〜10はナンド回路、11、12はE
OR(エクスクルシーブオア)回路、13は出力保護回
路、14〜18はインバータ、19、20はナンド回
路、21はEOR回路、22〜24はインバータであ
る。
【0012】出力保護回路13は、サーマルヘッドを構
成するICが正常動作のとき、多入力アンド回路3、4
に「1」を出力するものである。また図1(B)に示
す、高エネルギー部の印字ドットQ1、Q2、Q3、L
Q2、RQ2の有無を示す信号が、図1(A)に示す信
号Q1、Q2、Q3、LQ2、RQ2として入力され、
図1(C)に示す、低エネルギー部の印字ドットq1、
q2、q3の有無を示す信号が、図1(A)に示す信号
q1、q2、q3として入力される。
【0013】そして、後述する如く、ストローブ信号S
TROBE1は、サーマルヘッドを高エネルギー部とし
て長時間加熱して用紙上に黒色印字するためのものであ
り、ストローブ信号STROBE2はサーマルヘッドを
低エネルギー部として短時間加熱して用紙上に例えば赤
色印字するためのものであり、STROBE1>STR
OBE2である。
【0014】いま、図1(B)に示す該当印字Q1を印
字するとき、Q2、Q3、LQ2、RQ2に印字データ
がなければ、これらは「0」であり、ナンド回路7〜1
0はいずれも「1」を出力するので、多入力アンド回路
5及び多入力アンド回路3はいずれも「1」を出力し、
オア回路2はこれによりストローブ信号STROBE1
により定められた時間T1 だけFET1をオンにし、サ
ーマルヘッドのヒータを加熱する。
【0015】しかしQ2、Q3、LQ2、RQ2の少な
くとも1つに印字データがあれば、その蓄熱効果を考慮
して、後述するように、これに応じたゲート信号A1、
B1、A2、B2に基づき制御される時間だけ多入力ア
ンド回路5から「0」が出力されて前記ストローブ信号
STROBE1による多入力アンド回路3の「1」の出
力時間が前記T1 よりも短くなるように制御し、ストロ
ーブ信号STROBE1におけるサーマルヘッドのヒー
タのエネルギーが等しくなるように制御する。
【0016】また図1(C)に示す該当印字q1を印字
するとき、q2、q3に印字データがなければ、これら
は「0」であり、ナンド回路19、20はいずれも
「1」を出力するのでアンド回路6及び多入力アンド回
路4はいずれも「1」を出力し、オア回路2はこれによ
りストローブ信号STROBE2により定められた時間
2 (T1 >T2 )だけFET1をオンにし、サーマル
ヘッドのヒータを加熱する。
【0017】しかしq2、q3の少なくとも1つに印字
データがあれば、その蓄熱効果を考慮して、後述するよ
うに、これに応じたゲート信号C1、C2に基づき制御
される時間だけアンド回路6から「0」が出力されて前
記ストローブ信号STROBE2による多入力アンド回
路4の「1」の出力時間が前記T2 よりも短くなるよう
に制御し、ストローブ信号STROBE2におけるサー
マルヘッドのヒータのエネルギーが等しくなるように制
御する。
【0018】このようにして、一走査ラインにおいて
長、短の複数の種類のストローブ信号により印字ヘッド
を付勢することができるので、複数の熱エネルギーに対
して異なる色を発色するような用紙に対しても、一回の
印字走査により印字ヘッドを複数の熱エネルギーで制御
することができ、一回の印字走査により複数の色の印字
を行うことができる。
【0019】従って、従来のように同一走査ラインを発
色数に応じて複数回走査する必要がなく、高速に複数の
色の印字を行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1〜図
3に基づき説明する。図1は本発明におけるサーマルヘ
ッドの1ドット当たりの制御回路を示し、図2はこの制
御回路に印加される制御信号説明図であり、図3は本発
明の一実施の形態図である。
【0021】なお図2に示す各種の制御信号は、図示省
略した制御信号出力回路より出力されるものであり、い
ずれも同じ周期Sで出力されるものである。図2(A)
に示す制御信号は、サーマルヘッドを高エネルギー状態
で制御する場合の各種制御信号であり、同(B)に示す
制御信号はサーマルヘッドを低エネルギー状態で制御す
る場合の各種制御信号である。
【0022】STROBE1信号は、図1(B)に示す
印字制御範囲において、該当印字ドットQ1のみに印字
ドットが存在する場合に、期間T1 だけFET1をオン
にしてこれに接続されたサーマルヘッドを期間T1 だけ
加熱制御するものであり、図2(A)に示す如く、期間
1 だけローレベルである。
【0023】GATE A1信号は、STROBE1信
号と同時に立下がり、期間t1 後に立上がるものであ
る。GATE A2信号は、STROBE1信号と同時
に立下がり、期間(t1 +t2 )後に立上がるものであ
る。
【0024】GATE B1信号は、STROBE1信
号が立下がってから期間(t1 +t 2 +t3 +t4 )後
に立下がり、それから期間t5 後に、STROBE1信
号と同時に立上がるものである。
【0025】GATE B2信号は、STROBE1信
号が立下がってから期間(t1 +t 2 +t3 )後に立下
がり、それから期間(t4 +t5 )後に、STROBE
1信号と同時に立上がるものである。
【0026】またSTROBE2信号は、図1(C)に
示す印字制御範囲において、該当印字ドットq1のみに
印字ドットが存在する場合に、期間T2 だけFET1を
オンにしてこれに接続されたサーマルヘッドを期間T2
(T2 <T1 )だけ加熱制御するものであり、図2
(B)に示す如く、STROBE1信号と同時に立下が
り、期間T2 だけローレベルである。
【0027】GATE C1信号は、STROBE2信
号と同時に立下がり、期間t6 後に立上がるものであ
る。GATE C2信号は、STROBE2信号と同時
に立下がり、期間(t6 +t7 )後に立上がるものであ
る。
【0028】そしてこれらT1 、T2 、t1 〜t8 は、
用紙の特性に応じて適宜設定できるものである。まず図
1、図2に基づき本発明における熱履歴制御について、
図1(B)及び図1(C)に示す印字制御範囲、つまり
高エネルギー部分については印字ドットQ1〜Q3、L
Q2、RQ2について下記の如く、印字データが存在
し、低エネルギー部分については印字ドットq1〜q3
について、下記の如く、印字データが存在する場合につ
いて説明する。
【0029】ここでQ1を該当印字ドットとするとき、
Q2はその1ライン直前の印字ドットを示し、Q3はそ
の2ライン直前の印字ドットを示す。またLQ2は1ラ
イン前の左側の印字ドットを示し、RQ2は1ライン前
の右側の印字ドットを示す。
【0030】そしてq1を該当印字ドットとするとき、
q2はその1ライン直前の印字ドットを示し、q3は2
ライン直前の印字ドットを示す。 (1)印字ドットQ1にのみ印字データが存在すると
き、 図1(B)に示す印字制御範囲において、該当印字ドッ
トQ1にのみ印字データがあり、Q2、Q3、LQ2、
RQ2に印字データが存在しない場合、図1(A)では
Q1=「1」、Q2=「0」、Q3=「0」、LQ2=
「0」、RQ2=「0」となる。
【0031】これら各「0」によりナンド回路7〜ナン
ド回路10はそれぞれ「1」を出力するため、多入力ア
ンド回路5は「1」を出力する。このときサーマルヘッ
ドが正常であれば出力保護回路13から「1」が出力さ
れ、Q1=「1」であり、インバータ14に図2(A)
に示す如きSTROBE1信号が伝達されるので、図2
(A)に示す期間T1 だけ多入力アンド回路3から
「1」が出力される。このときq1=「0」のため、多
入力アンド回路4は「0」を出力する。
【0032】このように、前記多入力アンド回路3から
出力された「1」がオア回路2を経由してFET1に入
力されるので、結局オア回路2は、Q1に印字データが
あり、Q2、Q3、LQ2、RQ2に印字データがない
場合、期間T1 だけ「1」をFET1に印加してこれを
オンとし、FET1に接続されたサーマルヘッドのヒー
タを期間T1 だけ加熱制御する。
【0033】(2)印字ドットQ1とQ2に印字データ
が存在するとき、 該当印字ドットQ1とその1ライン前の印字ドットQ2
に印字データが存在するとき、図1(A)ではQ1とQ
2にそれぞれ「1」が印加され、Q3=「0」、LQ2
=「0」、RQ2=「0」が印加される。これによりナ
ンド回路8〜10はそれぞれ「1」を出力する。
【0034】このときナンド回路7には、インバータ1
5により、図2(A)に示すGATE A1信号の反転
信号とQ2=「1」が印加されるので、図2における期
間t 1 の間だけナンド回路7は「0」を出力し、他は
「1」を出力する。従って多入力アンド回路5は、図2
に示す期間T1 から期間t1 を引いた残りの期間(t2
+t3 +t4 +t5 )は「1」を出力し、FET1もこ
の期間だけオンとなり、FET1に接続されたサーマル
ヘッドのヒータを(T1 −t1 )期間だけ加熱制御す
る。
【0035】(3)印字ドットQ1とLQ2に印字デー
タが存在するとき、 該当印字ドットQ1とその隣接左前の印字ドットLQ2
に印字データが存在するとき、図1(A)のQ1とLQ
2にそれぞれ「1」が印加され、Q2=「0」、Q3=
「0」、RQ2=「0」が印加される。これによりナン
ド回路7及びナンド回路9、10はそれぞれ「1」を出
力する。
【0036】このとき、ナンド回路8にはLQ2=
「1」と、EOR回路11の出力とが入力される。EO
R回路11には、インバータ15による、図2(A)に
示すGATE A1信号の反転信号と、インバータ16
による、図2(A)に示すGATE A2信号の反転信
号とが印加されるので、図2に示す期間t2 だけEOR
回路11は「1」を出力し、他の期間は「0」を出力す
る。このためナンド回路8は期間t2 だけ「0」を出力
し、他の期間は「1」を出力する。
【0037】従って多入力アンド回路3は、図2に示す
期間T1 から期間t2 を引いた残りの期間(t1 +t3
+t4 +t5 )は「1」を出力し、FET1もこの期間
だけオンとなり、FET1に接続されたサーマルヘッド
のヒータを(T1 −t2 )期間だけ加熱制御する。
【0038】(4)印字ドットQ1とRQ2に印字デー
タが存在するとき、 該当印字ドットQ1とその隣接右前の印字ドットRQ2
に印字データが存在するとき、図1(A)のQ1とRQ
2にそれぞれ「1」が印加され、Q2=「0」、Q3=
「0」、LQ2=「0」が印加される。これにより、ナ
ンド回路7〜9はそれぞれ「1」を出力する。
【0039】このとき、ナンド回路10にはRQ2=
「1」と、EOR回路12の出力とが入力される。EO
R回路12には、インバータ17による、図2(A)に
示すGATE B1信号の反転信号と、インバータ18
による、図2(A)に示すGATE B2の反転信号と
が印加されるので、図2に示す期間t4 だけEOR回路
12は「1」を出力し、他の期間は「0」を出力する。
このためナンド回路10は期間t4 だけ「0」を出力
し、他の期間は「1」を出力する。
【0040】従って多入力アンド回路3は、図2に示す
期間T1 から期間t4 を引いた残りの期間(t1 +t2
+t3 +t5 )は「1」を出力し、FET1もこの期間
だけオンとなり、FET1に接続されたサーマルヘッド
のヒータを(T1 −t4 )期間だけ加熱制御する。
【0041】(5)印字ドットQ1とQ3に印字データ
が存在するとき、 該当印字ドットQ1とその2ドット前の印字ドットQ3
に印字データが存在するとき、図1(A)のQ1とQ3
にそれぞれ「1」が印加され、Q2=「0」、LQ2=
「0」、RQ2=「0」が印加される。これによりナン
ド回路7、8及び10はそれぞれ「1」を出力する。
【0042】このときナンド回路9にはQ3=「1」
と、インバータ17による、図2(A)に示すGATE
B1信号の反転信号とが印加されるので、図2に示す
期間t 5 だけナンド回路9は「0」を出力し、他の期間
は「1」を出力する。
【0043】従って多入力アンド回路3は、図2に示す
期間T1 から期間t5 を引いた残りの期間(t1 +t2
+t3 +t4 )は「1」を出力し、FET1もこの期間
だけオンとなり、FET1に接続されたサーマルヘッド
のヒータを(T1 −t5 )期間だけ加熱制御する。
【0044】(6)印字ドットQ1とQ2とQ3に印字
データが存在するとき、 該当印字ドットQ1とその1ドット前の印字ドットQ2
及びその2ドット前の印字ドットQ3に印字データが存
在するとき、図1(A)のQ1、Q2、Q3にそれぞれ
「1」が印加され、LQ2=「0」、RQ2=「0」が
印加される。これによりナンド回路8及びナンド回路1
0はそれぞれ「1」を出力する。
【0045】このとき、ナンド回路7にはQ2=「1」
と、インバータ15による、図2(A)に示すGATE
A1信号の反転信号とが印加されるので、図2におけ
る期間t1 の間だけナンド回路7は「0」を出力し、他
の期間は「1」を出力する。またナンド回路9にはQ3
=「1」と、インバータ17による、図2(A)に示す
GATE B1信号の反転信号とが印加されるので、図
2に示す期間t5 だけナンド回路9は「0」を出力し、
他の期間は「1」を出力する。
【0046】従って、多入力アンド回路3は、図2に示
す期間T1 から期間t1 とt5 を引いた残りの期間(t
2 +t3 +t4 )は「1」を出力し、FET1もこの期
間だけオンとなり、FET1に接続されたサーマルヘッ
ドのヒータを(T1 −t1 −t5 )期間だけ加熱制御す
る。
【0047】(7)印字ドットQ1と、Q2、Q3、L
Q2、RQ3のうちの複数の印字ドットに印字データが
存在するとき、 該当印字ドットQ1と、印字ドットQ2、Q3、LQ
2、RQ2のうちの複数の印字ドット、例えばQ2とL
Q2とに印字データが存在するとき、Q3=「0」、R
Q2=「0」のためナンド回路9、10はそれぞれ
「1」を出力する。
【0048】このときナンド回路7には、前記(2)に
示す如く、インバータ15により、図2(A)に示すG
ATE A1信号とQ2=「1」が印加されるので、図
2における期間t1 の間だけナンド回路7は「0」を出
力する。
【0049】またナンド回路8には、前記(3)に示す
如く、LQ2=「1」とEOR回路11の出力が入力さ
れる。EOR回路11には、インバータ15による、図
2(A)に示すGATE A1信号の反転信号と、イン
バータ16による、図2(A)に示すGATE A2信
号の反転信号が印加されるので、図2に示す期間t2
けEOR回路11は「1」を出力し、他の期間は「0」
を出力する。このため、ナンド回路8は期間t2 だけ
「0」を出力する。
【0050】従ってQ2とLQ2に印字データが存在す
るとき、該当印字ドットQ1と印字ドットQ2にデータ
が存在するとき多入力アンド回路5が「0」を出力する
期間t1 と、該当印字ドットQ1と印字ドットLQ2に
データが存在するとき多入力アンド回路5が「0」を出
力する期間t2 との和の(t1 +t2 )だけ多入力アン
ド回路5が「0」を出力し、FET1に接続されたサー
マルヘッドのヒータを(T1 −t1 −t2 )だけ加熱制
御する。
【0051】すなわち該当印字ドットQ1と、印字ドッ
トQ2、Q3、LQ2、RQ2のうちの複数の印字ドッ
トに印字データが存在するとき、該当印字ドットQ1と
他の印字ドットQ2、Q3、LQ2、RQ2の印字ドッ
トとにデータが存在するときに多入力アンド回路5から
他の印字ドットに応じて、前記(2)〜(5)に説明し
た「0」の期間の和だけ多入力アンド回路5が「0」を
出力し、これらの和の期間だけT1 より差引いた期間F
ET1に接続されたサーマルヘッドのヒータを加熱す
る。
【0052】例えば、Q1とQ2、Q3、LQ2、RQ
2のすべてに印字データが存在するとき、T1 −(t1
+t2 +t4 +t5 )=t3 の期間だけ多入力アンド回
路5は「1」を出力し、この期間t3 だけFET1に接
続されたサーマルヘッドのヒータを加熱する。
【0053】(8)印字ドットq1にのみ印字データが
存在するとき、 図1(C)に示す印字制御範囲において、該当印字ドッ
トq1にのみ印字データがあり、q2、q3に印字デー
タが存在しない場合、図1(A)ではq1=「1」、q
2=「0」、q3=「0」となる。
【0054】従ってq2=「0」、q3=「0」により
ナンド回路19、20にそれぞれ「1」を出力するた
め、多入力カンド回路6は「1」を出力する。このとき
サーマルヘッドが正常であれば出力保護回路13から
「1」が出力される。このときq1=「1」であり、イ
ンバータ22に図2(B)に示す如きSTROBE2信
号が伝達されるので、図2(B)に示す期間T2 だけ多
入力アンド回路4から「1」が出力される。このときQ
1=「0」のため、多入力アンド回路3は「0」を出力
する。
【0055】このように、前記多入力アンド回路4から
出力された「1」がオア回路2を経由してFET1に入
力されるので、結局オア回路2は、q1に印字データが
あり、q2、q3に印字データがない場合、期間T
2 (T2 <T1 )だけ「1」をFET1に印加してこれ
をオンとし、FET1に接続されたサーマルヘッドのヒ
ータを期間T2 だけ加熱制御する。
【0056】(9)印字ドットq1とq2に印字データ
が存在するとき、 該当印字ドットq1とその1ライン前の印字ドットq2
に印字データが存在するとき、図1(A)ではq1とq
2にそれぞれ「1」が印加され、q3=「0」が印加さ
れる。これによりナンド回路20は「1」を出力する。
【0057】このときナンド回路19には、インバータ
23により、図2(B)に示すGATE C1信号の反
転信号とq2=「1」が印加されるので、図2における
期間t6 の間だけナンド回路19は「0」を出力し、他
は「1」を出力する。従ってアンド回路6は、図2に示
す期間T2 から期間t6 を引いた残りの期間(t7 +t
8 )は「1」を出力し、多入力アンド回路4及びオア回
路2もこの期間(t7+t8 )だけ「1」を出力するの
で、FET1もこの期間だけオンとなり、FET1に接
続されたサーマルヘッドのヒータを(T2 −t6 )期間
だけ加熱制御する。
【0058】(10)印字ドットq1とq3に印字デー
タが存在するとき、 該当印字ドットq1とその2ドット前の印字ドットq3
に印字データが存在するとき、図1(A)ではq1とq
3にそれぞれ「1」が印加されq2=「0」が印加され
る。これによりナンド回路19は「1」を出力する。
【0059】このとき、ナンド回路20には、q3=
「1」と、EOR回路21の出力とが入力される。EO
R回路21には、インバータ23による、図2(B)に
示すGATE C1信号の反転信号と、インバータ24
による、図2(B)に示すGATE C2信号の反転信
号とが印加されるので、両信号の「1」、「0」の一致
しない図2に示す期間t7 だけEOR回路21は「1」
を出力し、他の期間は「0」を出力する。このためナン
ド回路20は期間t7 だけ「0」を出力し、他の期間は
「1」を出力する。
【0060】従ってアンド回路6は、図2に示す期間T
2 から期間t7 を引いた残りの期間(t6 +t8 )は
「1」を出力し、多入力アンド回路4及びオア回路2も
この期間(t6 +t8 )だけ「1」を出力するので、F
ET1もこの期間だけオンとなり、FET1に接続され
たサーマルヘッドのヒータを(T2 −t7 )期間だけ加
熱制御する。
【0061】(11)印字ドットq1、q2、q3に印
字でが存在するとき、 該当印字ドットq1と、その1ドット前の印字ドットq
2及びその2ドット前の印字ドットq3にいずれも印字
データが存在するとき、図1(A)のq1、q2、q3
にそれぞれ「1」が印加される。
【0062】このとき、前記(9)に示す如く、アンド
回路19には、インバータ23により、図2(B)に示
すGATE C1信号の反転信号とq2=「1」が印加
されるので、図2における期間t6 の間だけナンド回路
19は「0」を出力する。
【0063】また、前記(10)に示す如く、ナンド回
路20には、q3=「1」と、EOR回路21の出力と
が入力される。このときEOR回路21には、インバー
タ23による、図2(B)に示すGATE C1信号の
反転信号と、インバータ24による、図2(B)に示す
GATE C2信号の反転信号とが印加されるので、両
信号の「1」、「0」の一致しない図2に示す期間だけ
EOR回路21は「1」を出力し、他の期間は「0」を
出力する。このためナンド回路20は期間t7だけ
「0」を出力し、他の期間は「1」を出力する。
【0064】従ってアンド回路6は、図2に示す期間T
2 から期間t6 とt7 を引いた残りの期間t8 は「1」
を出力し、多入力アンド回路4及びオア回路2もこの期
間t 8 だけ「1」を出力するので、FET1もこの期間
8 =T2 −(t6 +t7 )だけオンとなり、FET1
に接続されたサーマルヘッドのヒータをこの期間T2
(t6 +t7 )だけ加熱制御する。
【0065】以上説明のように、本発明により、サーマ
ルヘッドのヒータにより高エネルギー部のデータでも低
エネルギー部のデータでも任意に出力することが可能に
なる。例えば高エネルギー部のデータにより複数色感熱
用紙を黒色印字制御したり、低エネルギー部のデータに
より赤色印字制御すことができる。
【0066】このような制御回路を備えた、本発明のサ
ーマルヘッドの一実施の形態を、図3に基づき、他図を
参照して説明する。図3では64ビットの印字ヘッドを
制御する例を示すものであり、他図と同一部分について
は同一記号を付している。図3においてFET1は、図
1(A)で説明した該当印字ドットQ1を印字制御する
ものであり、L1はこの該当印字ドットQ1の左側の印
字ドットを印字制御するFETを示し、R1は該当印字
ドットQ1の右側の印字ドットを印字制御するFETを
示し、VSSは接地信号を示し、VDDは制御系の電源
電圧を示す。
【0067】30はシフトレジスタであって、高エネル
ギー部Q用の印字データが入力される64ビットの第1
のシフトレジスタ(図示省略)と、低エネルギー部q用
の印字データが入力される64ビットの第2シフトレジ
スタ(図示省略)により構成される。この例では、CL
OCK信号により高エネルギー部Qの64ビットの入力
データがDATAin1(Q)より第1シフトレジスタ
にシリアル入力され、また低エネルギー部qの64ビッ
トの入力データがDATAin2(q)より第2シフト
レジスタにシリアル入力され、それぞれDATAout
1(Q)、DATAout(q)より、例えば次段にシ
リアル出力される、また31、32、33・・・は印字
データを高エネルギー部Q用3ビット、低エネルギー部
q用3ビットを保持するデータ保持用レジスタである。
【0068】データ保持用レジスタ31は、LOAD信
号により入力端D1 に伝達された1ビットの印字データ
を順次3ラインだけ保持するものであり、同じく入力端
1に伝達された1ビットの印字データを順次3ライン
だけ保持するものである。データ保持用レジスタ32、
33・・・も同様である。
【0069】例えば高エネルギー部に対する第1の印字
データラインがシフトレジスタ30の第1シフトレジス
タにセットされ、低エネルギー部に対する第1の印字デ
ータラインがシフトレジスタ30の第2シフトレジスタ
にセットされた後、LOAD信号をデータ保持用レジス
タ31、32、33・・・のLATCH端子に入力する
と、第1シフトレジスタの1ビット目のデータが伝達さ
れる入力端子D1 に伝達されたデータがデータ保持用レ
ジスタ31に保持されてその端子Q1より出力され、第
2シフトレジスタの1ビット目のデータが伝達される入
力端子d1 に伝達されたデータがこれまたデータ保持用
レジスタ31に保持されてその端子q1より出力され
る。
【0070】同様第1シフトレジスタ及び第2シフトレ
ジスタの各2ビット目のデータがデータ保持用レジスタ
32の出力端子Q1、q1より出力され、第1シフトレ
ジスタ及び第2シフトレジスタの各3ビット目のデータ
がデータ保持用レジスタ33の出力端子Q1、q1より
出力される。
【0071】次に高エネルギー部に対する第2の印字デ
ータラインがシフトレジスタ30の第1シフトレジスタ
にセットされ、低エネルギー部に対する第2の印字デー
タラインがシフトレジスタ30の第2シフトレジスタに
セットされた後、LOAD信号をデータ保持用レジスタ
31、32、33・・・のLATCH端子に入力する
と、第1シフトレジスタの新しい1ビット目のデータが
入力端子D1 に伝達されてこれがデータ保持用レジスタ
31に保持されてその出力端子Q1より出力され、それ
まで出力端子Q1より出力されていたデータは次段にシ
フトされて出力端子Q2より出力される。同様な制御が
第2シフトレジスタについても行われ、第2シフトレジ
スタの新しい1ビット目のデータが入力端子d1 に伝達
されてこれがデータ保持用レジスタ31に保持されてそ
の端子q1より出力され、それまで出力端子q1より出
力されていたデータは次段にシフトされて出力端子q2
より出力される。
【0072】同様に第1シフトレジスタ及び第2シフト
レジスタの各2ビット目のデータがデータ保持用レジス
タ32の出力端子Q1、q1より出力され、それまで出
力端子Q1、q1より出力されていたデータは次段にシ
フトされて出力端子Q2、q2より出力されることにな
る。
【0073】データ保持用レジスタ33においても同様
な制御が行われ、第1シフトレジスタ及び第2シフトレ
ジスタの各3ビット目のデータがデータ保持用レジスタ
33の出力端子Q1、q1より出力され、それまで出力
端子Q1、q1より出力されていたデータは次段にシフ
トされて出力端子Q2、q2より出力されることにな
る。
【0074】そして、高エネルギー部に対する第3の印
字データラインがシフトレジスタ30の第1シフトレジ
スタにセットされ、低エネルギー部に対する第3の印字
データラインがシフトレジスタ30の第2シフトレジス
タにセットされた後、LOAD信号をデータ保持用レジ
スタ31、32、33・・・のLATCH端子に入力す
ると、前記と同様の制御が行われ、データ保持用レジス
タ31においては、その第1シフトレジスタの新しい1
ビット目のデータが出力端子Q1より出力され、それま
で出力端子Q1、Q2より出力されていたデータは次段
にシフトされてそれぞれ出力端子Q2、Q3から出力さ
れる。また第2シフトレジスタの新しい1ビット目のデ
ータが出力端子q1より出力され、それまで出力端子q
1、q2から出力されていたデータは次段にシフトされ
てそれぞれ出力端子q2、q3から出力される。
【0075】データ保持用レジスタ32においても、同
様に、その第1シフトレジスタの新しい2ビット目のデ
ータが出力端子Q1より出力され、それまで出力端子Q
1、Q2から出力されていたデータは次段にシフトされ
てそれぞれ出力端子Q2、Q3から出力される。また第
2シフトレジスタの新しい2ビット目のデータが出力端
子q1より出力され、それまで出力端子q1、q2から
出力されていたデータは次段にシフトされてそれぞれ出
力端子q2、q3から出力される。
【0076】さらにデータ保持用レジスタ33において
も、これまた同様に、その第1シフトレジスタの新しい
3ビット目のデータが出力端子Q1より出力され、それ
まで出力端子Q1、Q2から出力されていたデータは次
段にシフトされてそれぞれ出力端子Q2、Q3から出力
される。また第2シフトレジスタの新しい3ビット目の
データが出力端子q1より出力され、それまで出力端子
q1、q2から出力されていたデータは次段にシフトさ
れてそれぞれ出力端子q2、q3から出力される。
【0077】ここで前記第1の印字データラインが、図
1(B)、(C)に示す前2印字ラインに相当し、第2
の印字データラインが前1印字ラインに相当し、第3の
印字データラインが該当印字ラインに相当する。
【0078】そしてレジスタ31の出力端子Q2の出力
はナンド回路8に入力(図1(A)のLQ2に相当)さ
れ、またレジスタ33の出力端子Q2の出力はナンド回
路10に入力(図1(A)のRQ2に相当)される。こ
のようにデータ保持用レジスタ31、32、33の出力
に基づき、図1(A)に説明したものと同様の制御回路
が構成される。
【0079】従ってFET1に対しては、前記図1
(B)、(C)に示す印字制御範囲について前記各印字
ドットの状態に応じた熱履歴制御が含まれるSTROB
E1信号、STROBE2信号にもとづく制御が行れ
る。この制御はFET L1、FET R1・・・につ
いても同様に行われる。
【0080】それ故、シフトレジスタ30の第1シフト
レジスタに高エネルギー部の印字データを入力し、第2
シフトレジスタに低エネルギー部の印字データを入力
し、前記STROB1信号、STROB2信号、GAT
E A1信号、GATE A2信号、GATE B1信
号、GATE B2信号、GATE C1信号、GAT
E C2信号等の制御信号を入力すれば、前記の如き、
印字制御範囲をも含めた制御が高エネルギー部の印字デ
ータ及び低エネルギー部の印字データにもとづく印字制
御が同時に行われ、例えば図5に示す如く、複数色印刷
が一回の走査により行われる。
【0081】前記説明では、高、低の2つのエネルギー
に対する実施例について説明したが、本発明は勿論これ
のみに限定されるものではなく、高、中、低の如く、3
つのエネルギーに対する印刷制御を行うことができる。
この場合、図1におけるオア回路2を3入力型とし、そ
の3番目の入力部に、例えばアンド回路4と同様に、中
エネルギーに対するストローブ信号と、印字制御信号
(必要に応じて印字制御範囲に基づく熱履歴制御回路を
も含む)を印加すればよい。
【0082】また色も赤と黒に限定されるものではな
く、緑と黒でもその他の組み合わせでも、3色以上の組
み合わせでも可能である。本発明のその他の実施の形態
について説明する。
【0083】印刷媒体によっては、例えば東京磁気印刷
株式会社製のアラジンカード(登録商標)の如く、サー
マルヘッドにより高エネルギーを与えるとき印刷可能で
あるが、低エネルギーを与えるときは別の色に変化して
高エネルギーにより印刷した文字等を消し、再び高エネ
ルギー印刷により文字図形等を書くことが可能な、リラ
イタブルの媒体がある。
【0084】このような媒体に対しても、図1〜図3に
示した回路を使用することができる。この場合、STR
OBE1信号は印刷用の高エネルギーを付加するように
設定し、STROBE2信号は印刷文字等を消去するた
めの低エネルギーを与えるように設定する。この場合
は、q1、q2、q3が印字消去制御を行う印字消去デ
ータとなる。この媒体は、消去用の低エネルギーの範囲
設定が非常に厳しいため、STROBE2信号の大きさ
のみでなく、前記q2、q3の有無に基づく熱履歴制
御、つまり印字消去データq2、q3による加熱制御を
加えてエネルギー調整を行うことが好ましい。
【0085】このようにして、リライタブルな媒体に対
するサーマルヘッドを提供することができる。
【0086】
【発明の効果】本発明によれば下記の如き効果を奏する
ことができる。 (1)本発明によれば同一走査ラインのデータを、複数
の種類のエネルギーにより同時に印刷することができる
ので、従来のように異なる色単位に走査を行う必要がな
く、複数色のサーマルヘッドによる印刷を高速で行うこ
とができる。
【0087】(2)本発明によれば、複数の印字ライン
の印字データを保持するデータ保持手段を設けたので、
同一走査ラインのデータを複数の種類のエネルギーによ
り同時に印刷するだけでなく、その前の印字データにも
とづく熱履歴制御を行うことができるので、サーマルヘ
ッドに印加するエネルギーをこの熱履歴制御により細か
く調整することができ、高速でしかも発色のきれいな、
複数色のサーマルヘッドによる印刷が可能となる。
【0088】(3)本発明によればリライタブルな媒体
に対してもその消去、書込みを高速に、しかも正確に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】図1における制御信号説明図である。
【図3】本発明の一実施の形態図である。
【図4】感熱紙に対する印字エネルギー説明図である。
【図5】複色印刷説明図である。
【符号の説明】
1 FET 2 オア回路 3、4、5 多入力アンド回路 6 アンド回路 7、8、9、10 ナンド回路 11、12 EOR回路 13 出力保護回路 14、15、16、17、18 インバータ 19、20 ナンド回路 21 EOR回路 22、23、24 インバータ 30 シフトレジスタ 31、32、33 データ保持用レジスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の異なるエネルギーの加熱を行う加熱
    手段と、 前記加熱手段により被加熱される被加熱印刷体と、 前記加熱手段に対して第1のエネルギーに対応する加熱
    制御を行う第1のストローブ信号入力手段と、 前記加熱手段に対して第2のエネルギーに対応する加熱
    制御を行う第2のストローブ信号入力手段と、 前記第1のエネルギーにより印字制御され、該当印字デ
    ータの印字制御範囲の印字データの有無に応じて、前記
    第1のストローブ信号に基づく前記加熱手段の加熱時間
    を制御する第1の加熱時間制御手段と、 前記第2のエネルギーにより印字制御され、該当印字デ
    ータの印字制御範囲の印字データの有無に応じて、前記
    第2のストローブ信号に基づく前記加熱手段の加熱時間
    を制御する第2の加熱時間制御手段を具備したことを特
    徴とするサーマルヘッド。
  2. 【請求項2】複数の異なるエネルギーの加熱を行う加熱
    手段と、 前記加熱手段により被加熱される被加熱印刷体と、 前記加熱手段に対して第1のエネルギーに対応する加熱
    制御を行う第1のストローブ信号入力手段と、 前記加熱手段に対して第2のエネルギーに対応する加熱
    制御を行う第2のストローブ信号入力手段と、 複数の印字ラインの印字データを保持するデータ保持手
    段と、 前記第1のエネルギーにより印字制御され、該当印字デ
    ータの印字制御範囲の印字データの有無に応じて、前記
    第1のストローブ信号に基づく前記加熱手段の加熱時間
    を制御する第1の加熱時間制御手段と、 前記第2のエネルギーにより印字制御され、該当印字デ
    ータの印字制御範囲の印字データの有無に応じて、前記
    第2のストローブ信号に基づく前記加熱手段の加熱時間
    を制御する第2の加熱時間制御手段を具備したことを特
    徴とするサーマルヘッド。
  3. 【請求項3】複数の異なるエネルギーの加熱を行う加熱
    手段と、 前記加熱手段により被加熱される被加熱印刷体と、 前記加熱手段に対して第1のエネルギーに対応する加熱
    制御を行う第1のストローブ信号入力手段と、 前記加熱手段に対して第2のエネルギーに対応する加熱
    制御を行う第2のストローブ信号入力手段と、 前記第1のエネルギーにより印字制御され、該当印字デ
    ータの印字制御範囲の印字データの有無に応じて、前記
    第1のストローブ信号に基づく前記加熱手段の加熱時間
    を制御する第1の加熱時間制御手段と、 前記第2のエネルギーにより加熱制御され、その加熱時
    間を印字消去データにより調節する第2の加熱制御手段
    を具備したことを特徴とするサーマルヘッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001301222A (ja) * 2000-04-18 2001-10-30 Tdk Corp サーマルヘッド駆動方法及び装置
US6320604B1 (en) 1999-06-29 2001-11-20 Tdk Corporation Multi power type thermal head
US6342911B1 (en) 1999-04-01 2002-01-29 Tdk Corporation Thermal head

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US6342911B1 (en) 1999-04-01 2002-01-29 Tdk Corporation Thermal head
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