JP2001301222A - サーマルヘッド駆動方法及び装置 - Google Patents

サーマルヘッド駆動方法及び装置

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JP2001301222A
JP2001301222A JP2000116024A JP2000116024A JP2001301222A JP 2001301222 A JP2001301222 A JP 2001301222A JP 2000116024 A JP2000116024 A JP 2000116024A JP 2000116024 A JP2000116024 A JP 2000116024A JP 2001301222 A JP2001301222 A JP 2001301222A
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Japan
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signal
pulse
heating
circuit
period
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JP2000116024A
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Inventor
Shinichiro Hayashi
信一郎 林
Bunji Moriya
文治 森谷
Takayoshi Higashimura
孝好 東村
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2値入力用サーマルヘッドを用いて、異なるパ
ルスを印加する際のタイミングを制御することにより、
感熱紙等の印字品質を最適化し、サーマルヘッドを安定
して使用できるようにすること。 【解決手段】被加熱印刷体を加熱するサーマルヘッドの
発熱体R1〜Rmと、前記発熱体R1〜Rmにパルスを
印加して複数の異なる温度に加熱する加熱制御手段40
とを有し、前記加熱制御手段40で、前記発熱体R1〜
Rmを1ライン周期の間に第1の温度に加熱するための
第1のパルスを印加し、前記発熱体を1ライン周期の間
に第2の温度に加熱するため前記第1のパルスと幅の異
なる第2のパルスを印加し、前記第1のパルスと前記第
2のパルスの印加タイミングに時間差(|T01−T0
2|>0)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2値入力用サーマ
ルヘッドを用いて、発熱体に異なるパルスを印加する際
のタイミングを制御することにより、感熱紙等の印字品
質を最適化し、サーマルヘッドを安定して使用できるよ
うにしたサーマルヘッド駆動方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、1ライン周期間にデータ転送を数
回行い、異なる加熱温度を作り出して多色印字させる駆
動方法や、1ライン周期間に数回のパルスを発熱体に印
加することで異なる加熱温度を作り出して、これを制御
する駆動方法はサーマルヘッドを使って実用化されてい
る。しかし、このような階調的に制御する場合は、1ラ
インの印字周期を長くしていたために印字速度が遅く、
その用途が限られてしまっていた。
【0003】また、特開平11−7243号公報のよう
に、印字パターンの周囲を強調領域として異なる色で印
字する際に、強調領域と印字パターンを1印字ライン周
期内で同時に異なる温度で発熱するように制御する方法
があった。
【0004】さらに、特開平11−138883号公報
によって実現されている2値入力用サーマルヘッドで
は、同じ1ライン周期間に異なるエネルギーの加熱の手
段を備えて、1ライン周期間で1回のデータ転送及び異
なるストローブ信号を並列信号処理することで印字速度
を低下させることなく、2色印字等を達成させていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
次のような課題があった。
【0006】(1):1ライン周期間に、数回のパルス
を発熱体に印加することで異なる加熱温度を作り出して
サーマルヘッドを駆動する場合、トータルとして印字速
度が遅くなり、ラベル印字のような高速処理を要求され
る用途での実用化は難しいものであった。
【0007】(2):印字パターンの周囲を強調領域と
して異なる色で印字する際に、強調領域と印字パターン
を1印字ラインごとに異なる温度で、同時に発熱するよ
うに制御する方法の場合は、印加した電圧が瞬時に安定
しないことや、供給する電流量の制限に起因して印字品
質の低下(色が薄くなる等)が生じ、また、サーマルヘ
ッドの装置からの温度上昇が急峻なものとなり、感熱紙
(特に多色感熱紙はその色の分離性から温度に敏感であ
る)に与える熱量の微妙な温度コントロールが要求され
るため、装置の構成が複雑になってしまっていた。
【0008】このため本発明は、前記従来の課題を解決
し、2値入力用サーマルヘッドを用いて、異なるパルス
を印加する際のタイミングを制御することにより、感熱
紙等の印字品質を最適化し、サーマルヘッドを安定して
使用できるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。図1中、1はFET、40は加熱制御手段、
Eは電源、R1〜Rmは発熱体、STROBEQは第1
の温度用のストローブ信号(ストローブQ信号)、ST
ROBEqは第2の温度用のストローブ信号(ストロー
ブq信号)、T1はストローブQ信号のオン期間、T0
1は1ライン周期終了後からストローブQ信号がオンす
るまでの時間、T2はストローブq信号のオン期間、T
02は1ライン周期終了後からストローブq信号がオン
するまでの時間である。
【0010】本発明は前記従来の課題を解決するため次
のように構成した。
【0011】(1):被加熱印刷体を加熱するサーマル
ヘッドの発熱体R1〜Rmと、前記発熱体R1〜Rmに
パルスを印加して複数の異なる温度に加熱する加熱制御
手段40とを有し、前記加熱制御手段40で、前記発熱
体R1〜Rmを1ライン周期の間に第1の温度に加熱す
るための第1のパルスを印加し、前記発熱体を1ライン
周期の間に第2の温度に加熱するため前記第1のパルス
と幅の異なる第2のパルスを印加し、前記第1のパルス
と前記第2のパルスの印加タイミングに時間差(|T0
1−T02|>0)を設ける。
【0012】(2):前記(1)のサーマルヘッド駆動
方法において、前記加熱制御手段40で、前記発熱体R
1〜Rmを加熱する際、前に前記発熱体R1〜Rmの加
熱を行ったかどうかにより、前記印加するパルスの幅を
制御する。
【0013】(3):被加熱印刷体を加熱するサーマル
ヘッドの発熱体R1〜Rmと、前記発熱体R1〜Rmに
パルスを印加して複数の異なる温度に加熱する加熱制御
手段40とを有し、前記加熱制御手段40は、前記発熱
体R1〜Rmに1ライン周期の間に第1のパルスを印加
する第1のパルス印加手段と、前記発熱体に1ライン周
期の間に前記第1のパルスと幅の異なる第2パルスを印
加する第2のパルス印加手段とを備え、前記第1のパル
スと前記第2のパルスの印加タイミングに時間差(|T
01−T02|>0)を設ける。
【0014】(4):前記(3)のサーマルヘッド駆動
装置において、被加熱印刷体を加熱するサーマルヘッド
の複数の前記発熱体R1〜Rmを複数のブロックに分割
し、前記複数のブロック間で、前記発熱体R1〜Rmを
加熱するために印加するパルスの印加タイミングに時間
差を設ける。
【0015】これにより下記の作用を奏することができ
る。
【0016】加熱制御手段40で、発熱体R1〜Rmを
1ライン周期の間に第1の温度に加熱するための第1の
パルスを印加し、前記発熱体を1ライン周期の間に第2
の温度に加熱するため第1のパルスと幅の異なる第2の
パルスを印加し、前記第1のパルスと前記第2のパルス
の印加タイミングに時間差(|T01−T02|>0)
を設けるサーマルヘッドの駆動方法とする。このため、
安定した電源電圧を発熱体R1〜Rmに印加することが
でき感熱紙等の印字品質を最適化し、サーマルヘッドを
安定して使用することができる。
【0017】また、加熱制御手段40で、前記発熱体R
1〜Rmを加熱する際、前に前記発熱体R1〜Rmの加
熱を行ったかどうかにより、前記印加するパルスの幅を
制御する。このため、蓄熱効果を考慮して、より感熱紙
等の印字品質を最適化することができ、サーマルヘッド
を安定して使用することができる。
【0018】さらに、サーマルヘッドの発熱体R1〜R
mで被加熱印刷体を加熱し、加熱制御手段40で前記発
熱体R1〜Rmにパルスを印加して複数の異なる温度に
加熱し、前記加熱制御手段40の第1のパルス印加手段
で前記発熱体R1〜Rmに1ライン周期の間に第1のパ
ルスを印加し、第2のパルス印加手段で前記発熱体に1
ライン周期の間に前記第1のパルスと幅の異なる第2パ
ルスを印加し、前記第1のパルスと前記第2のパルスの
印加タイミングに時間差(|T01−T02|>0)を
設ける。このため、電源E部の急峻な電流の立ち上がり
を防ぎ、安定した電源電圧を発熱体R1〜Rmに印加す
ることができ感熱紙等の印字品質を最適化することがで
きる。
【0019】また、被加熱印刷体を加熱するサーマルヘ
ッドの複数の発熱体R1〜Rmを複数のブロックに分割
し、前記複数のブロック間で、前記発熱体R1〜Rmを
加熱するために印加するパルスの印加タイミングに時間
差を設ける。このため、より電源供給ラインに加わる負
荷を下げることが可能となり、結果的に安定した電源電
圧がサーマルヘッドの発熱体に印加されて、印字品質の
優れたものとすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明は、2値入力サーマルヘッ
ドを用いて、1ライン周期間にパルスを発熱体に印加す
る際に、並列処理するストローブ信号の印加タイミング
に時間差が発生するようにコントロールすることで、感
熱紙等の印字品質を最適化し、サーマルヘッドを安定し
て使用できるようにするものである。
【0021】(1):サーマルヘッド駆動方法の説明 図1はサーマルヘッド駆動方法の説明図であり、図1
(a)はサーマルヘッドの回路構成の説明、図1(b)
は印字タイミングの説明である。
【0022】図1において、サーマルヘッドの回路構成
には、複数のFET1、加熱制御手段40、電源E、複
数の発熱体R1〜Rmが設けてある。
【0023】FET1は、スイッチング回路であり、出
力はサーマルヘッドの発熱体と接続されるものである。
加熱制御手段40は、FET1をオン・オフ制御し、感
熱体の発色が必要な発熱体R1〜Rmに対してパルス通
電の制御を行うものである。電源Eは、発熱体R1〜R
mを加熱するための電力を供給するものである。発熱体
R1〜Rmは、感熱体を加熱するサーマルヘッドの発熱
体である。
【0024】図1(b)において、タイミング信号は、
1ライン周期(印字周期)のタイミングをとるものであ
る。ストローブ(STROBE)Q信号は、発熱体を高
温(第1の温度である例えば黒色の発色用)に加熱する
ためのパルスである。T1は、ストローブQ信号のオン
期間を示している。T01は、1ライン周期終了後か
ら、ストローブQ信号がオンするまでの時間である。ス
トローブ(STROBE)q信号は、発熱体を低温(第
2の温度である例えば赤色の発色用)に加熱するための
パルスである。T2は、ストローブq信号のオン期間を
示している。T02は、1ライン周期終了後から、スト
ローブq信号がオンするまでの時間である。なお、T0
は、タイミング信号の立ち下がりから立ち上がりまでの
印字実行期間を示している。
【0025】図1(b)のように、1ライン周期終了後
から、ストローブQ信号がオンするまでの時間とストロ
ーブq信号がオンするまでの時間とに時間差を設けてあ
る。すなわち、 |T01−T02|>0 このため、印字パターンの周囲を強調領域として印字す
る際等にも、ストローブQ信号とストローブq信号が同
時にオンとなることを防ぎ、発熱体への電源供給ライン
の浮遊容量等による時間遅れや振動等により印加した電
圧が不安定になること、また、サージ電流が流れること
による回路が誤動作すること等を防止することができ
る。
【0026】(2):1ライン周期の従来例との比較 図2は印字タイミングの説明図であり、図2(a)は実
施の形態における印字タイミングの説明、図2(b)は
従来例の印字タイミングの説明である。なお、図2では
履歴制御は省略して示してある。
【0027】図2(a)において、タイミング信号は、
印字周期のタイミングをとるものである。ストローブ
(STROBE)Q信号は、発熱体を高温に加熱するた
めのパルスである。T1は、ストローブQ信号のオン期
間を示している。T01は、1ライン周期終了後からス
トローブQ信号がオンするまでの時間である。ストロー
ブ(STROBE)q信号は、発熱体を低温に加熱する
ためのパルスである。T2は、ストローブq信号のオン
期間を示している。T02は、1ライン周期終了後から
ストローブq信号がオンするまでの時間である。なお、
T0は、印字実行期間を示している。
【0028】図2(b)において、タイミング信号は、
印字周期のタイミングをとるものである。ストローブ
(STROBE)Q信号は、発熱体を高温に加熱するた
めのパルスである。T1は、ストローブQ信号のオン期
間を示している。T01は、1ライン周期終了後からス
トローブQ信号がオンするまでの時間である。ストロー
ブ(STROBE)q信号は、発熱体を低温に加熱する
ためのパルスである。T2は、ストローブq信号のオン
期間を示している。T02は、1ライン周期終了後から
ストローブq信号がオンするまでの時間である。
【0029】本願の実施の形態である図2(a)と従来
例である図2(b)とを比較すると、1ライン周期終了
後(タイミング信号の立ち下がり)から、ストローブQ
信号がオンするまでの時間とストローブq信号がオンす
るまでの時間とが、従来例では同じであったが本願の実
施の形態では時間差を設けてある。すなわち、本願の実
施の形態では、 |T01−T02|>0 従来例では T01=T02 このため、本願の実施の形態では、印字パターンの周囲
を強調領域として印字する際等にも、従来の課題である
発熱体への電源供給ラインの浮遊容量等による時間遅れ
や振動等により印加した電圧が不安定になること、ま
た、サージ電流が流れることによる回路が誤動作するこ
と等を防止することができる。
【0030】(3):履歴制御の説明 図3は履歴制御等価回路の説明図、図4は制御信号の説
明図、図5は履歴制御論理の説明図である。
【0031】(a):履歴制御等価回路の説明 図3(a)はサーマルヘッドの1ドット当たりの制御回
路(発熱体の加熱制御手段)を示している。図3(a)
において、1はFET、2、29、30、31はオア回
路、3、4、5(Gqn)は多入力アンド回路、6(G
Qn)、7(GAn)、8(GBn)はアンド回路、9
〜15はナンド回路、16〜24はインバータ、25〜
28はEOR(エクスクルシーブオア)回路である。
【0032】FET1はスイッチング回路であり、出力
はサーマルヘッドの発熱体と接続されるものである。
【0033】また、図3(b)に示す、高温の発色温度
部のドットQ1(現在データ)、Q2(前データ)、Q
3(前の前データ)、LQ2(左側の前データ)、RQ
2(右側の前データ)の有無を示す信号が、図3(a)
に示す信号Q1、Q2、Q3、LQ2、RQ2として入
力される。
【0034】図3(c)に示す、低温の発色温度部のド
ットq1(現在データ)、Q2(高温の発色温度の前デ
ータ)、Q3(高温の発色温度の前の前データ)、LQ
2(高温の発色温度の左側の前データ)、RQ2(高温
の発色温度の右側の前データ)の有無を示す信号が、図
3(a)に示す信号q1、Q2、Q3、LQ2、RQ2
として入力される。
【0035】図3(d)に示す、低温の発色温度部のド
ットq1(現在データ)、q2(前データ)、q3(前
の前データ)の有無を示す信号が、図3(a)に示す信
号q1、q2、q3として入力される。
【0036】そして、ストローブ(STROBE)Q信
号は、サーマルヘッドを高温の発色温度まで加熱して用
紙上に印字(例えば黒色)するためのものであり、スト
ローブ(STROBE)q信号はサーマルヘッドを低温
の発色温度まで加熱して用紙上に印字(例えば赤色)す
るためのものである。
【0037】いま、図3(b)に示す該当印字Q1を印
字するとき、Q2、Q3、LQ2、RQ2に印字データ
がなければ、これらは「0」であり、ナンド回路9〜1
2はいずれも「1」を出力するので、アンド回路6、
7、8及び多入力アンド回路3はいずれも「1」を出力
し、FET1はこれによりストローブ(STROBE)
Q信号により定められた時間T1だけオンになり、サー
マルヘッドの発熱体を加熱する。
【0038】しかし、Q2、Q3、LQ2、RQ2の少
なくとも1つに印字データがあれば、その蓄熱効果を考
慮して、後述するように、これに応じたゲート信号A
1、B1、A2、B2に基づき制御される時間だけアン
ド回路6から「0」が出力されて前記ストローブ(ST
ROBE)Q信号による多入力アンド回路3の「1」の
出力時間が前記T1よりも短くなるように制御し、スト
ローブ(STROBE)Q信号におけるサーマルヘッド
の発熱体を含む発熱部のエネルギーが等しくなるように
制御する。
【0039】また、図3(c)に示す該当ドットq1を
低温の発色温度まで加熱するとき、Q2、Q3、LQ
2、RQ2に印字データがなければ、これらは「0」で
あり、ナンド回路13〜15はいずれも「1」を出力す
るので多入力アンド回路5及び多入力アンド回路4はい
ずれも「1」を出力し、FET1はこれによりストロー
ブ(STROBE)q信号により定められた複数のパル
スの各時間T2だけFET1をオンにし、サーマルヘッ
ドの発熱体を加熱する。
【0040】しかしQ2、Q3、LQ2、RQ2の少な
くとも1つに印字データがあれば、その蓄熱効果を考慮
して、後述するように、これに応じたゲート信号C1、
C2、C3に基づき制御される時間だけアンド回路4か
ら「0」が出力されて前記ストローブ(STROBE)
q信号による多入力アンド回路4の「1」の出力時間が
前記T2よりも短くなるように制御し、ストローブ(S
TROBE)q信号におけるサーマルヘッドの発熱体の
温度が等しくなるように制御する。
【0041】また図3(d)に示す該当ドットq1を低
温の発色温度まで加熱するとき、q2、q3に印字デー
タがなければ、これらは「0」であり、ナンド回路13
〜15はいずれも「1」を出力するので多入力アンド回
路5及び多入力アンド回路4はいずれも「1」を出力
し、FET1はこれによりストローブ(STROBE)
q信号により定められた各時間T2だけFET1をオン
にし、サーマルヘッドの発熱体を加熱する。
【0042】しかしq2、q3の少なくとも1つに印字
データがあれば、その蓄熱効果を考慮して、後述するよ
うに、これに応じたゲート信号C1、C2、C3に基づ
き制御される時間だけアンド回路4から「0」が出力さ
れて前記ストローブ信号(STROBE)qによる多入
力アンド回路4の「1」の出力時間が前記T2よりも短
くなるように制御し、ストローブ(STROBE)q信
号におけるサーマルヘッドの発熱体の温度が等しくなる
ように制御する。
【0043】(b):制御信号の説明 図4に示す各種の制御信号は、図示省略した制御信号出
力回路より出力されるものであり、いずれも同じ周期で
出力されるものである。
【0044】図4(a)に示す制御信号は、サーマルヘ
ッドを高温状態で制御する場合の各種制御信号(DAT
A1(Q))であり、図4(b)に示す制御信号はサー
マルヘッドを低温の発色温度状態、即ち低温の発色制御
する場合の各種制御信号(DATA2(q))である。
【0045】STROBEQ信号は、図3(b)に示す
印字制御範囲において、該当印字ドットQ1のみに印字
ドットが存在する場合に、期間T1だけFET1をオン
にしてこれに接続されたサーマルヘッドを期間T1だけ
加熱制御するものであり、図4(a)に示す如く、期間
T1だけローレベルである。
【0046】GATE A1信号は、STROBEQ信
号と同時に立下がり、期間t1後に立上がるものであ
る。
【0047】GATE A2信号は、STROBEQ信
号と同時に立下がり、期間(t1+t2)後に立上がる
ものである。
【0048】GATE B1信号は、STROBEQ信
号が立下がってから期間(t1+t2+t3+t4)後
に立下がり、それから期間t5後に、STROBEQ信
号と同時に立上がるものである。
【0049】GATE B2信号は、STROBEQ信
号が立下がってから期間(t1+t2+t3)後に立下
がり、それから期間(t4+t5)後に、STROBE
Q信号と同時に立上がるものである。
【0050】またSTROBEq信号は、図3(d)に
示す制御範囲において、該当ドットq1のみに印字デー
タが存在する場合に、パルスのオン期間T2だけFET
1をオンにしてこれに接続されたサーマルヘッドを期間
T2だけ加熱制御するものであり、図4(b)に示す如
く、パルスのオン期間T2だけローレベルである。
【0051】GATE C1信号は、STROBEq信
号と同時に立下がり、期間t6後に立上がるものであ
る。
【0052】GATE C2信号は、STROBEq信
号と同時に立下がり、期間(t6+t7)後に立上がる
ものである。
【0053】GATE C3信号は、STROBEq信
号と同時に立下がり、期間(t6+t7+t8)後に立
上がるものである。
【0054】そしてこれらT1、T2、t1〜t8は、
用紙の特性等に応じて適宜設定できるものである。
【0055】(c):熱履歴制御の説明 図3、図4に基づき、熱履歴制御について、図3(b)
〜図3(d)に示す印字制御範囲、つまり高温の発色部
分については印字ドットQ1〜Q3、LQ2、RQ2に
ついて下記の如く、印字データが存在し、低温の発色部
分についてはドットQ2、Q3、LQ2、RQ2、q1
〜q3について、下記の如く、データが存在する場合に
ついて説明する。
【0056】ここでQ1を該当高温の印字ドットとする
とき、Q2はその1ライン直前の印字ドットを示し、Q
3はその2ライン直前の印字ドットを示す。またLQ2
は1ライン前の左側の印字ドットを示し、RQ2は1ラ
イン前の右側の印字ドットを示す。そしてq1を該当低
温の印字ドットとするとき、q2はその1ライン直前の
印字ドットを示し、q3は2ライン直前の印字ドットを
示す。
【0057】(高温の発色部における制御の説明) (1) 印字ドットQ1にのみ印字データが存在するとき、
図3(b)に示す印字制御範囲において、該当印字ドッ
トQ1にのみ印字データがあり、Q2、Q3、LQ2、
RQ2に印字データが存在しない場合、図3(a)では
Q1=「1」、Q2=「0」、Q3=「0」、LQ2=
「0」、RQ2=「0」となる。
【0058】これら各「0」によりナンド回路9〜12
はそれぞれ「1」を出力するため、アンド回路6〜8は
「1」を出力する。インバータ16に図4(a)に示す
如きSTROBEQ信号が伝達されるので、図4(a)
に示す期間T1だけ多入力アンド回路3から「1」が出
力される。このときq1=「0」のため、多入力アンド
回路4は「0」を出力する。
【0059】このように、前記多入力アンド回路3から
出力された「1」がオア回路2を経由してFET1に入
力されるので、結局オア回路2は、Q1に印字データが
あり、Q2、Q3、LQ2、RQ2に印字データがない
場合、期間T1だけ「1」をFET1に印加してこれを
オンとし、FET1に接続されたサーマルヘッドの発熱
体を期間T1だけ発熱制御する。
【0060】(2) 印字ドットQ1とQ2に印字データが
存在するとき、該当印字ドットQ1とその1ライン前の
印字ドットQ2に印字データが存在するとき、図3
(a)ではQ1とQ2にそれぞれ「1」が印加され、Q
3=「0」、LQ2=「0」、RQ2=「0」が印加さ
れる。これによりナンド回路10〜12はそれぞれ
「1」を出力する。
【0061】このときナンド回路9には、インバータ1
8により、図4(a)に示すGATE A1信号の反転
信号とQ2=「1」が印加されるので、図4における期
間t1の間だけナンド回路9は「0」を出力し、他は
「1」を出力する。従って多入力アンド回路3は、図4
に示す期間T1から期間t1を引いた残りの期間(t2
+t3+t4+t5)は「1」を出力し、FET1もこ
の期間だけオンとなり、FET1に接続されたサーマル
ヘッドの発熱体を(T1−t1)期間だけ発熱制御す
る。
【0062】(3) 印字ドットQ1とLQ2に印字データ
が存在するとき、該当印字ドットQ1とその隣接左前の
印字ドットLQ2に印字データが存在するとき、図3
(a)のQ1とLQ2にそれぞれ「1」が印加され、Q
2=「0」、Q3=「0」、RQ2=「0」が印加され
る。これによりナンド回路7及びナンド回路9、10は
それぞれ「1」を出力する。
【0063】このとき、ナンド回路10にはLQ2=
「1」と、EOR回路25の出力とが入力される。EO
R回路25には、インバータ18による、図4(a)に
示すGATE A1信号の反転信号と、インバータ19
による、図4(a)に示すGATE A2信号の反転信
号とが印加されるので、図4に示す期間t2だけEOR
回路25は「1」を出力し、他の期間は「0」を出力す
る。このためナンド回路10は期間t2だけ「0」を出
力し、他の期間は「1」を出力する。
【0064】従って多入力アンド回路3は、図4に示す
期間T1から期間t2を引いた残りの期間(t1+t3
+t4+t5)は「1」を出力し、FET1もこの期間
だけオンとなり、FET1に接続されたサーマルヘッド
の発熱体を(T1−t2)期間だけ発熱制御する。
【0065】(4) 印字ドットQ1とRQ2に印字データ
が存在するとき、該当印字ドットQ1とその隣接右前の
印字ドットRQ2に印字データが存在するとき、図3
(a)のQ1とRQ2にそれぞれ「1」が印加され、Q
2=「0」、Q3=「0」、LQ2=「0」が印加され
る。これにより、ナンド回路9〜11はそれぞれ「1」
を出力する。
【0066】このとき、ナンド回路12にはRQ2=
「1」と、EOR回路26の出力とが入力される。EO
R回路26には、インバータ20による、図4(a)に
示すGATE B1信号の反転信号と、インバータ21
による、図4(a)に示すGATE B2の反転信号と
が印加されるので、図4に示す期間t4だけEOR回路
26は「1」を出力し、他の期間は「0」を出力する。
このためナンド回路12は期間t4だけ「0」を出力
し、他の期間は「1」を出力する。
【0067】従って多入力アンド回路3は、図4に示す
期間T1から期間t4を引いた残りの期間(t1+t2
+t3+t5)は「1」を出力し、FET1もこの期間
だけオンとなり、FET1に接続されたサーマルヘッド
の発熱体を(T1−t4)期間だけ発熱制御する。
【0068】(5) 印字ドットQ1とQ3に印字データが
存在するとき、該当印字ドットQ1とその2ドット前の
印字ドットQ3に印字データが存在するとき、図3
(a)のQ1とQ3にそれぞれ「1」が印加され、Q2
=「0」、LQ2=「0」、RQ2=「0」が印加され
る。これによりナンド回路9、10及び12はそれぞれ
「1」を出力する。
【0069】このときナンド回路11にはQ3=「1」
と、インバータ20による、図4(a)に示すGATE
B1信号の反転信号とが印加されるので、図4に示す
期間t5だけナンド回路11は「0」を出力し、他の期
間は「1」を出力する。
【0070】従って多入力アンド回路3は、図4に示す
期間T1から期間t5を引いた残りの期間(t1+t2
+t3+t4)は「1」を出力し、FET1もこの期間
だけオンとなり、FET1に接続されたサーマルヘッド
の発熱体を(T1−t5)期間だけ発熱制御する。
【0071】(6) 印字ドットQ1とQ2とQ3に印字デ
ータが存在するとき、該当印字ドットQ1とその1ドッ
ト前の印字ドットQ2及びその2ドット前の印字ドット
Q3に印字データが存在するとき、図3(a)のQ1、
Q2、Q3にそれぞれ「1」が印加され、LQ2=
「0」、RQ2=「0」が印加される。これによりナン
ド回路10及びナンド回路12はそれぞれ「1」を出力
する。
【0072】このとき、ナンド回路9にはQ2=「1」
と、インバータ18による、図4(a)に示すGATE
A1信号の反転信号とが印加されるので、図4におけ
る期間t1の間だけナンド回路9は「0」を出力し、他
の期間は「1」を出力する。またナンド回路11にはQ
3=「1」と、インバータ20による、図4(a)に示
すGATE B1信号の反転信号とが印加されるので、
図4に示す期間t5だけナンド回路11は「0」を出力
し、他の期間は「1」を出力する。
【0073】従って、多入力アンド回路3は、図4に示
す期間T1から期間t1とt5を引いた残りの期間(t
2+t3+t4)は「1」を出力し、FET1もこの期
間だけオンとなり、FET1に接続されたサーマルヘッ
ドの発熱体を(T1−t1−t5)期間だけ発熱制御す
る。
【0074】(7) 印字ドットQ1と、Q2、Q3、LQ
2、RQ3のうちの複数の印字ドットに印字データが存
在するとき、該当印字ドットQ1と、印字ドットQ2、
Q3、LQ2、RQ2のうちの複数の印字ドット、例え
ばQ2とLQ2とに印字データが存在するとき、Q3=
「0」、RQ2=「0」のためナンド回路11、12は
それぞれ「1」を出力する。
【0075】このときナンド回路9には、前記(2) に示
す如く、インバータ18により、図4(a)に示すGA
TE A1信号とQ2=「1」が印加されるので、図4
における期間t1の間だけナンド回路9は「0」を出力
する。
【0076】またナンド回路10には、前記(3) に示す
如く、LQ2=「1」とEOR回路25の出力が入力さ
れる。EOR回路25には、インバータ18による、図
4(a)に示すGATE A1信号の反転信号と、イン
バータ19による、図4(a)に示すGATE A2信
号の反転信号が印加されるので、図4に示す期間t2だ
けEOR回路25は「1」を出力し、他の期間は「0」
を出力する。このため、ナンド回路10は期間t2だけ
「0」を出力する。
【0077】従ってQ2とLQ2に印字データが存在す
るとき、該当印字ドットQ1と印字ドットQ2にデータ
が存在するときアンド回路6が「0」を出力する期間t
1と、該当印字ドットQ1と印字ドットLQ2にデータ
が存在するときアンド回路6が「0」を出力する期間t
2との和の(t1+t2)だけアンド回路6が「0」を
出力し、FET1に接続されたサーマルヘッドの発熱体
を(T1−t1−t2)だけ発熱制御する。
【0078】すなわち該当印字ドットQ1と、印字ドッ
トQ2、Q3、LQ2、RQ2のうちの複数の印字ドッ
トに印字データが存在するとき、該当印字ドットQ1と
他の印字ドットQ2、Q3、LQ2、RQ2の印字ドッ
トとにデータが存在するときにアンド回路6から他の印
字ドットに応じて、前記(2) 〜(5) に説明した「0」の
期間の和だけアンド回路6が「0」を出力し、これらの
和の期間だけT1より差引いた期間FET1に接続され
たサーマルヘッドの発熱体を加熱する。
【0079】例えば、Q1とQ2、Q3、LQ2、RQ
2のすべてに印字データが存在するとき、T1−(t1
+t2+t4+t5)=t3の期間だけアンド回路6は
「1」を出力し、この期間t3だけFET1に接続され
たサーマルヘッドの発熱体を加熱する。
【0080】(低温発色部における独自制御の説明) (8) 印字ドットq1にのみ印字データが存在するとき、
図3(d)に示す印字制御範囲において、該当印字ドッ
トq1にのみ低温の印字データがあり、q2、q3に印
字データが存在しない場合、図3(a)ではq1=
「1」、q2=「0」、q3=「0」となる。
【0081】従ってq2=「0」、q3=「0」により
ナンド回路13、14、15にそれぞれ「1」を出力す
るため、多入力アンド回路5は「1」を出力する。この
ときq1=「1」であり、インバータ17に図4(b)
に示す如きSTROBEq信号が伝達されるので、図4
(b)に示す各期間T2だけ多入力アンド回路4から
「1」が出力される。このときQ1=「0」のため、多
入力アンド回路3は「0」を出力する。
【0082】このように、前記多入力アンド回路4から
出力された「1」がFET1に入力されるので、結局F
ET1は、q1に印字データがあり、q2、q3に印字
データがない場合、期間T2だけ「1」をFET1に印
加してこれをオンとし、FET1に接続されたサーマル
ヘッドの発熱体が期間T2だけ発熱制御される。
【0083】(9) 印字ドットq1とq2に印字データが
存在するとき、該当印字ドットq1とその1ライン前の
印字ドットq2に印字データが存在するとき、図3
(a)ではq1とq2にそれぞれ「1」が印加され、q
3=「0」が印加される。これによりナンド回路14、
15は「1」を出力する。
【0084】このときナンド回路13には、インバータ
22により、図4(b)に示すGATE C1信号の反
転信号とq2=「1」が印加されるので、図4における
期間t6の間だけナンド回路13は「0」を出力し、他
は「1」を出力する。従ってアンド回路5は、図4に示
す期間T2から期間t6を引いた残りの期間(t7+t
8+t9)は「1」を出力し、多入力アンド回路4及び
オア回路2もこの期間(t7+t8+t9)だけ「1」
を出力するので、FET1もこの期間だけオンとなり、
FET1に接続されたサーマルヘッドの発熱体が(T2
−t6)期間だけ発熱制御される。
【0085】(10)印字ドットq1とq3に印字データが
存在するとき、該当印字ドットq1とその2ドット前の
印字ドットq3に印字データが存在するとき、図3
(a)ではq1とq3にそれぞれ「1」が印加されq2
=「0」が印加される。これによりナンド回路13、1
5は「1」を出力する。
【0086】このとき、ナンド回路14には、q3=
「1」と、EOR回路27の出力とが入力される。EO
R回路27には、インバータ22による、図4(b)に
示すGATE C1信号の反転信号と、インバータ23
による、図4(b)に示すGATE C2信号の反転信
号とが印加されるので、両信号の「1」、「0」の一致
しない図4に示す期間t7 だけEOR回路27は「1」
を出力し、他の期間は「0」を出力する。このためナン
ド回路14は期間t7だけ「0」を出力し、他の期間は
「1」を出力する。
【0087】従って多入力アンド回路5は、図4に示す
期間T2から期間t7を引いた残りの期間(t6+t8
+t9)は「1」を出力し、多入力アンド回路4及びオ
ア回路2もこの期間(t6+t8+t9)だけ「1」を
出力するので、FET1もこの期間だけオンとなり、F
ET1に接続されたサーマルヘッドの発熱体が(T2−
t7)期間だけ発熱制御される。
【0088】(11)印字ドットq1、q2、q3に印字デ
ータが存在するとき、該当印字ドットq1と、その1ド
ット前の印字ドットq2及びその2ドット前の印字ドッ
トq3にいずれも印字データが存在するとき、図3
(a)のq1、q2、q3にそれぞれ「1」が印加され
る。
【0089】このとき、前記(9) に示す如く、アンド回
路13には、インバータ22により、図4(b)に示す
GATE C1信号の反転信号とq2=「1」が印加さ
れるので、図4における期間t6の間だけナンド回路1
3は「0」を出力する。
【0090】また、前記(10)に示す如く、ナンド回路1
4には、q3=「1」と、EOR回路27の出力とが入
力される。このときEOR回路27には、インバータ2
2による、図4(b)に示すGATE C1信号の反転
信号と、インバータ23による、図4(b)に示すGA
TE C2信号の反転信号とが印加されるので、両信号
の「1」、「0」の一致しない図4に示す期間t7だけ
EOR回路27は「1」を出力し、他の期間は「0」を
出力する。このためナンド回路14は期間t7だけ
「0」を出力し、他の期間は「1」を出力する。
【0091】従って多入力アンド回路5は、図4に示す
期間T2から期間t6とt7を引いた残りの期間t8+
t9は「1」を出力し、多入力アンド回路4及びオア回
路2もこの期間t8+t9だけ「1」を出力するので、
FET1もこの期間t8+t9=T2−(t6+t7)
だけオンとなり、FET1に接続されたサーマルヘッド
の発熱体がこの期間T2−(t6+t7)だけ発熱制御
される。
【0092】(低温度部の印字ドットq1に対する高温
度部の影響の説明)次に、低温度部における該当印字ド
ットq1に対する高温度部の影響範囲を、図3(c)に
示す如く、前記発色ドットQ2、Q3及び前1ラインの
隣接発色ドットをLQ2及びRQ2と定めるものであ
る。
【0093】以下図3(c)のLQ2、RQ2に発色デ
ータが存在する場合における印字部の該当印字ドットq
1に対する代表的な制御について説明する。
【0094】(12)印字ドットq1とLQ2にデータが存
在するとき、図3(d)に示す印字部の制御範囲におい
て、該当印字ドットq1にのみデータがありq2、q3
にデータがなく、図3(c)に示す発色部のドットLQ
2にデータがありQ2、Q3、RQ2にデータがない場
合、図3(a)においてq1=「1」、q2=「0」、
q3=「0」、Q2=「0」、Q3=「0」、LQ2=
「1」、RQ2=「0」となる。
【0095】このときq2=「0」、Q2=「0」のた
めナンド回路13は「1」を出力し、q3=「0」、Q
3=「0」のためナンド回路14は「1」を出力する。
【0096】またLQ2=「1」のためナンド回路15
の一方の入力回路には「1」が印加され、他方の入力回
路にはEOR回路28の出力が入力される。このときE
OR回路28にはインバータ23による、図4(b)に
示すGATE C2信号の反転信号と、インバータ24
による、図4(b)に示すGATE C3信号の反転信
号とが印加されるので、両信号の「1」、「0」の一致
しない、図4(b)に示す期間t8だけEOR回路28
は「1」を出力し、他の期間は「0」を出力する。この
ためナンド回路15は期間t8だけ「0」を出力し、他
の期間は「1」を出力する。
【0097】従って多入力アンド回路5は、図4に示す
STROBEq信号による各期間T2から期間t8を引
いた残りの期間(t6+t7+t9)は「1」を出力
し、多入力アンド回路4及びオア回路2もこの期間(t
6+t7+t9)=T2−t8だけ「1」を出力するの
で、FET1もこの期間だけオンとなり、FET1に接
続されたサーマルヘッドの発熱体がこの(T2−t8)
期間だけ発熱制御される。
【0098】このようにして期間t8だけ加熱時間を短
くすることにより、該当印字ドットq1に対する発色部
のドットLQ2における蓄熱影響を防止することができ
る。
【0099】(13)ドットq1とRQ2にデータが存在す
るとき、図3(d)に示す印字部の制御範囲において、
該当印字ドットq1にのみデータがあり、q2、q3に
印字データがなく、図3(c)に示す発色部のドットR
Q2にデータがありQ2、Q3、LQ2にデータがない
場合、図3(a)において、q1=「1」、q2=
「0」、q3=「0」、Q2=「0」、Q3=「0」、
LQ2=「0」、RQ2=「1」となる。
【0100】このときq2=「0」、Q2=「0」のた
めナンド回路13は「1」を出力し、q3=「0」、Q
3=「0」のためナンド回路14は「1」を出力する。
【0101】またRQ2=「1」のためナンド回路15
の一方の入力回路には「1」が印加され、他方の入力回
路にはEOR回路28の出力が入力される。したがって
前記(12)の印字ドットq1とLQ2に印字データが存在
するときと同様に、図4(b)に示す期間t8だけEO
R回路28は「1」を出力し、他の期間は「0」を出力
し、FET1に接続されたサーマルヘッドの発熱体が
(T2−t8)期間だけ発熱制御される。
【0102】このように期間t8だけ加熱時間を短くす
ることにより、該当印字ドットq1に対する高温度部の
ドットRQ2における蓄熱影響を防止することができ
る。
【0103】(14)ドットq1と、LQ2、RQ2にデー
タが存在するとき、図3(d)に示す印字部の制御範囲
において、該当ドットq1にのみデータがあり、q2、
q3にデータがなく、図3(c)に示す高温度部の発色
ドットLQ2とRQ2にデータがありQ2、Q3にデー
タがない場合、図3(a)において、q1=「1」、q
2=「0」、q3=「0」、Q2=「0」、Q3=
「0」、LQ2=「1」、LQ2=「1」となる。
【0104】このとき、前記(12)の印字ドットq1とL
Q2に印字データが存在するときと同様に、図4(b)
に示す期間t8だけEOR回路28は「1」を出力し、
他の期間は「0」を出力し、FET1に接続されたサー
マルヘッドの発熱体が(T2−t8)期間だけ発熱制御
される。
【0105】このように期間t8だけ加熱時間を短くす
ることにより、該当ドットq1に対する高温度部の発色
ドットLQ2、RQ2における蓄熱影響を防止すること
ができる。
【0106】(15)ドットq1と、Q2、LQ2に印字デ
ータが存在するとき、図3(d)に示す印字部の制御範
囲において、該当ドットq1にのみデータがあり、q
2、q3にデータがなく、図3(c)に示す高温度部の
発色ドットQ2、LQ2にデータがありQ3、RQ2に
データがない場合、図3(a)においてq1=「1」、
q2=「0」、q3=「0」、Q2=「1」、LQ2=
「1」、Q3=「0」、RQ2=「0」となる。
【0107】このときq3=「0」、Q3=「0」のた
めナンド回路14は「1」を出力する。しかしナンド回
路13においてはq2=「0」ではあるがこのq2の信
号入力回路にオア回路29を介してQ2=「1」が入力
される。さらにナンド回路13にはインバータ22によ
り、図4(b)に示すGATE C1信号の反転信号が
印加されているので、図4(b)における期間t6の間
だけナンド回路13は「0」を出力し、他は「1」を出
力する。
【0108】またLQ2=「1」のため、オア回路31
を介してナンド回路15の一方の入力回路には「1」が
印加され、他方の入力回路にはEOR回路28の出力が
入力される。このときEOR回路28にはインバータ2
3による、図4(b)に示すGATE C2の反転信号
と、インバータ24による、図4(b)に示すGATE
C3信号の反転信号とが印加されるので、両信号の
「1」、「0」の一致しない、図4(b)に示す期間t
8だけEOR回路28は「1」を出力し、他の期間は
「0」を出力する。このためナンド回路15は期間t8
だけ「0」を出力し、他の期間は「1」を出力する。
【0109】従って多入力アンド回路5は、図4(b)
に示すSTROBEq信号による期間T2から前記期間
t6とt8を引いた残りの期間(t7+t9)は「1」
を出力し、多入力アンド回路4及びオア回路2もこの期
間(t7+t9)=T2−(t6+t8)だけ「1」を
出力するので、FET1もこの期間だけオンとなり、F
ET1に接続されたサーマルヘッドの発熱体がこの〔T
2−(t6+t8)〕期間だけ発熱制御される。
【0110】このようにして(t6+t8)期間だけ加
熱時間を短くすることにより、該当印字ドットq1に対
する高温度部の発色ドットQ2、LQ2における蓄熱影
響を防止することができる。
【0111】(16)ドットq1と、Q3、LQ2にデータ
が存在するとき、図3(d)に示す印字部の制御範囲に
おいて、該当ドットq1にのみデータがあり、q2、q
3にデータがなく、図3(c)に示す高温度部の発色ド
ットQ3、LQ2にデータがありQ2、RQ2にデータ
がない場合、図3(a)においてq1=「1」、q2=
「0」、q3=「0」、Q2=「0」、Q3=「1」、
LQ2=「1」、RQ2=「0」となる。
【0112】このときq2=「0」、Q2=「0」のた
めナンド回路13は「1」を出力する。しかしナンド回
路14においては、q3=「0」ではあるがこのq3の
信号入力回路にオア回路30を介してQ3=「1」が入
力される。さらにナンド回路14の他方の入力回路には
EOR回路27の出力が入力される。このときEOR回
路27にはインバータ22による、図4(b)に示すG
ATE C1信号の反転信号と、インバータ23による
図4(b)に示すGATE C2信号の反転信号とが印
加されているので、両信号の一致しない、図4(b)に
示す期間t7だけEOR回路27は「1」を出力し、他
の期間は「0」を出力する。このためナンド回路14の
期間t7だけ「0」を出力し、他の期間は「1」を出力
する。
【0113】またLQ2=「1」のため前記(12)のドッ
トq1とLQ2にデータが存在するときに示したように
ナンド回路15は期間t8だけ「0」を出力し、他の期
間は「1」を出力する。
【0114】従って多入力アンド回路5は、図4(b)
に示すSTROBEq信号による期間T2から前記期間
t7とt8を引いた残りの期間(t6+t9)は「1」
を出力し、多入力アンド回路4及びオア回路2もこの期
間(t6+t9)=T2−(t7+t8)だけ「1」を
出力するので、FET1もこの期間だけオンとなり、F
ET1に接続されたサーマルヘッドの発熱体がこの〔T
2−(t7+t8)〕期間だけ発熱制御される。
【0115】このようにして(t7+t8)期間だけ加
熱時間を短くすることにより、該当印字ドットq1に対
する高温度部の発色ドットQ3、LQ2における蓄熱影
響を防止することができる。
【0116】前記以外の場合についても図3(a)の制
御回路により高エネルギー部の印字ドットの悪影響を防
止することができる。
【0117】このように本発明では非常に正確に発色制
御、印字制御ができるので、発色および印字のデータが
混在した場合でも正確に印字することができる。
【0118】前記説明では、高、低の2つの温度に対す
る印字(発色)の実施例について説明したが、本発明は
勿論これのみに限定されるものではなく、黒と赤以外の
黒と緑でもその他の組み合わせでも、3色以上の組み合
わせでも可能である。
【0119】(d):論理表による説明 ・図5は履歴制御論理の説明図であり、図5(a)は論
理表の説明である。図5(a)において、入力としてS
TROBEQ、STROBEq、高温の印字現在データ
Q1、低温の印字現在データq1を示し、部分出力とし
てGQn(アンド回路6)、Gqn(アンド回路5)の
出力を示し、FET1の出力としてDOnを示してい
る。
【0120】例えば、STROBEQの信号が「0」、
STROBEqの信号が「*」(なお、*は「0」又は
「1」のどちらでもよいことを示す)、印字現在データ
Q1が「1」、印字現在データq1が「*」、GQn
(アンド回路6)の出力が「1」、Gqn(アンド回路
5)の出力が「*」の場合、出力であるDOnが「O
N」となる。
【0121】例えば、STROBEQの信号が「*」、
STROBEqの信号が「1」、印字現在データQ1が
「*」、印字現在データq1が「*」、GQn(アンド
回路6)の出力が「0」、Gqn(アンド回路5)の出
力が「*」の場合、出力であるDOnが「OFF」とな
る。
【0122】・図5(b)はGQn出力の説明である。
図5(b)において、部分出力としてGAn(アンド回
路7)、GBn(アンド回路8)の出力を示し、出力と
してGQn(アンド回路6)の出力を示している。
【0123】例えば、GAn(アンド回路7)出力が
「1」、GBn(アンド回路8)の出力が「1」の場
合、GQn(アンド回路6)の出力が「1」であること
を示している。また、例えば、GAn(アンド回路7)
出力が「0」、GBn(アンド回路8)の出力が「1」
の場合、GQn(アンド回路6)の出力が「0」である
ことを示している。
【0124】・図5(c)はGAn出力の説明である。
図5(c)において、入力としてGATE A1、GA
TE A2の信号を示し、データ(DATA)としてQ
2、LQ2を示し、出力としてGAn(アンド回路7)
の出力を示している。
【0125】例えば、GATE A1の信号が「0」、
GATE A2の信号が「0」であり、データQ2が
「0」、データLQ2が「*」の場合、GAn(アンド
回路7)の出力が「1」であることを示している。ま
た、例えば、GATE A1の信号が「0」、GATE
A2の信号が「1」であり、データQ2が「0」、デ
ータLQ2が「1」の場合、GAn(アンド回路7)の
出力が「0」であることを示している。
【0126】・図5(d)はGBn出力の説明である。
図5(d)において、入力としてGATE B1、GA
TE B2の信号を示し、データ(DATA)としてQ
3、RQ2を示し、出力としてGBn(アンド回路8)
の出力を示している。
【0127】例えば、GATE B1の信号が「0」、
GATE B2の信号が「0」であり、データQ3が
「0」、データRQ2が「*」の場合、GBn(アンド
回路8)の出力が「1」であることを示している。ま
た、例えば、GATE B1の信号が「0」、GATE
B2の信号が「1」であり、データQ3が「0」、デ
ータRQ2が「1」の場合、GBn(アンド回路8)の
出力が「0」であることを示している。
【0128】・図5(e)はGqn出力の説明である。
図5(e)において、入力としてGATE C1、GA
TE C2、GATE C3の信号を示し、データ(D
ATA)としてQ2又はq2、Q3又はq3、LQ2又
はRQ2を示し、出力としてGqn(多入力アンド回路
5)の出力を示している。
【0129】例えば、GATE C1の信号が「0」、
GATE C2の信号が「0」、GATE C3の信号
が「0」であり、データQ2又はq2が「0」、データ
Q3又はq3が「*」、データLQ2又はRQ2が
「*」の場合、Gqn(多入力アンド回路5)の出力が
「1」であることを示している。また、GATE C1
の信号が「0」、GATE C2の信号が「*」、GA
TE C3の信号が「*」であり、データQ2又はq2
が「1」、データQ3又はq3が「*」、データLQ2
又はRQ2が「*」の場合、Gqn(多入力アンド回路
5)の出力が「0」であることを示している。
【0130】このように、2値同時入力サーマルヘッド
を使用することで、高温と低温の印字のパルス設定を分
割して同時に処理できるようにするので、ライン周期を
短縮することができ、印字装置の高速化に対応できるよ
うになる。
【0131】(4):ブロック単位制御の説明 図6はブロック単位制御の説明図である。図6におい
て、R1〜R960は発熱抵抗体(発熱体)、Cはコン
デンサ、41〜48はインバータ、49〜56はオア回
路、57〜72はアンド回路、IC−1〜IC−15は
IC(集積)回路である。また、発熱抵抗体R449〜
R960で第1ブロックBL1、発熱抵抗体R1〜R4
48で第2ブロックBL2を構成している。なお、図6
では制御を行う発熱抵抗体の数を省略して示してあり、
例えばIC回路IC−15は発熱抵抗体R1〜R64の
64個の発熱体の制御を行うものである。
【0132】図6の2値同時入力サーマルヘッドの駆動
制御では、ブロック単位に制御が行われ、電源電圧VH
が発熱抵抗体R1〜R960に供給される。なお、電源
電圧VHと接地GND間に設けられたコンデンサCは平
滑用である。
【0133】ストローブ(STROBE)Q1信号とス
トローブ(STROBE)q1信号は第1ブロックBL
1の発熱抵抗体R449〜R960の加熱制御用であ
り、ストローブ(STROBE)Q2信号とストローブ
(STROBE)q2信号は第2ブロックBL2の発熱
抵抗体R1〜R448の加熱制御用である。
【0134】高温の印字データであるデータ入力(DA
TAin)Q1と低温の印字データであるデータ入力
(DATAin)q1がIC回路IC−1〜IC−15
に入力されるものである。また、IC回路IC−1〜I
C−15には、データラッチ用の信号(LATCH)、
クロック信号(CLOCK)、GATE A1信号、G
ATE A2信号、GATE B1信号、GATE B
2信号、GATE C1信号、GATE C2信号、G
ATE C3信号が入力される。なお、これらのGAT
E信号は、前述の説明(図3参照)と同じものである。
【0135】このように、サーマルヘッドの発熱抵抗体
R1〜R960は、第1ブロックBL1と第2ブロック
BL2に分割されている。この第1ブロックBL1には
ストローブ(STROBE)Q1信号とストローブ(S
TROBE)q1信号が印加され、第2ブロックBL2
には、ストローブ(STROBE)Q2信号とストロー
ブ(STROBE)q2信号が印加される。そして、こ
の各ブロック単位では、前述と同様の履歴制御が行われ
るものである。
【0136】ここでストローブ(STROBE)Q1信
号とストローブ(STROBE)Q2信号およびストロ
ーブ(STROBE)q1信号とストローブ(STRO
BE)q2信号とでは、印加するパルスの印加タイミン
グに時間差を設けるようにしてある。このため、ブロッ
ク単位に供給される電源に時間差が発生し、より電源供
給ラインに加わる負荷を下げることが可能となり、結果
的に安定した電源電圧がサーマルヘッドの発熱体に印加
されて、印字品質の優れたものとすることができる。
【0137】なお、前記説明では、2つのブロックにつ
いて説明したがブロックの数を3つ以上とすることもで
きる。また、複数の発熱体に高温の印字パルス(又は低
温の印字パルス)が同時に印加されないように、複数の
発熱体間に印加するパルスに時間差を設けて印加するこ
ともできる。
【0138】
【発明の効果】本発明によれば下記の如き効果を奏する
ことができる。
【0139】(1):加熱制御手段で、発熱体を1ライ
ン周期の間に第1の温度に加熱するための第1のパルス
を印加し、前記発熱体を1ライン周期の間に第2の温度
に加熱するため第1のパルスと幅の異なる第2のパルス
を印加し、前記第1のパルスと前記第2のパルスの印加
タイミングに時間差を設けるサーマルヘッドの駆動方法
とするため、安定した電源電圧を発熱体に印加すること
ができ感熱紙等の印字品質を最適化し、サーマルヘッド
を安定して使用することができる。
【0140】(2):加熱制御手段で、発熱体を加熱す
る際、前に前記発熱体の加熱を行ったかどうかにより、
印加するパルスの幅を制御するため、蓄熱効果を考慮し
て、より感熱紙等の印字品質を最適化することができ、
サーマルヘッドを安定して使用することができる。
【0141】(3):サーマルヘッドの発熱体で被加熱
印刷体を加熱し、加熱制御手段で前記発熱体にパルスを
印加して複数の異なる温度に加熱し、加熱制御手段の第
1のパルス印加手段で前記発熱体に1ライン周期の間に
第1のパルスを印加し、第2のパルス印加手段で前記発
熱体に1ライン周期の間に前記第1のパルスと幅の異な
る第2パルスを印加し、前記第1のパルスと前記第2の
パルスの印加タイミングに時間差を設けるため、電源部
の急峻な電流の立ち上がりを防ぎ、安定した電源電圧を
発熱体に印加することができ感熱紙等の印字品質を最適
化することができる。
【0142】(4):被加熱印刷体を加熱するサーマル
ヘッドの複数の発熱体を複数のブロックに分割し、前記
複数のブロック間で、前記発熱体を加熱するために印加
するパルスの印加タイミングに時間差を設けるため、よ
り電源供給ラインに加わる負荷を下げることが可能とな
り、結果的に安定した電源電圧がサーマルヘッドの発熱
体に印加されて、印字品質の優れたものとすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態におけるサーマルヘッド駆動方法の
説明図である。
【図2】実施の形態における印字タイミングの説明図で
ある。
【図3】実施の形態における履歴制御等価回路の説明図
である。
【図4】実施の形態における制御信号の説明図である。
【図5】実施の形態における履歴制御論理の説明図であ
る。
【図6】実施の形態におけるブロック単位制御の説明図
である。
【符号の説明】
1 FET 40 加熱制御手段 E 電源 R1〜Rm 発熱体 STROBEQ 第1の温度用のストローブ信号(スト
ローブQ信号) STROBEq 第2の温度用のストローブ信号(スト
ローブq信号) T1 ストローブQ信号のオン期間 T01 1ライン周期終了後からストローブQ信号がオ
ンするまでの時間 T2 ストローブq信号のオン期間 T02 1ライン周期終了後からストローブq信号がオ
ンするまでの時間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東村 孝好 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 Fターム(参考) 2C065 AA01 AB01 AC04 DC03 2C066 AA03 AB02 AB09 AC03 BF01 CB01 CB02 CB05 CB06 CE04 CE06 CF03 CF07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加熱印刷体を加熱するサーマルヘッドの
    発熱体と、 前記発熱体にパルスを印加して複数の異なる温度に加熱
    する加熱制御手段とを有し、 前記加熱制御手段で、前記発熱体を1ライン周期の間に
    第1の温度に加熱するための第1のパルスを印加し、前
    記発熱体を1ライン周期の間に第2の温度に加熱するた
    め前記第1のパルスと幅の異なる第2のパルスを印加
    し、前記第1のパルスと前記第2のパルスの印加タイミ
    ングに時間差を設けることを特徴としたサーマルヘッド
    駆動方法。
  2. 【請求項2】前記加熱制御手段で、前記発熱体を加熱す
    る際、前に前記発熱体の加熱を行ったかどうかにより、
    前記印加するパルスの幅を制御することを特徴とした請
    求項1記載のサーマルヘッド駆動方法。
  3. 【請求項3】被加熱印刷体を加熱するサーマルヘッドの
    発熱体と、 前記発熱体にパルスを印加して複数の異なる温度に加熱
    する加熱制御手段とを有し、 前記加熱制御手段は、 前記発熱体に1ライン周期の間に第1のパルスを印加す
    る第1のパルス印加手段と、 前記発熱体に1ライン周期の間に前記第1のパルスと幅
    の異なる第2パルスを印加する第2のパルス印加手段と
    を備え、 前記第1のパルスと前記第2のパルスの印加タイミング
    に時間差を設けることを特徴としたサーマルヘッド駆動
    装置。
  4. 【請求項4】被加熱印刷体を加熱するサーマルヘッドの
    複数の前記発熱体を複数のブロックに分割し、前記複数
    のブロック間で、前記発熱体を加熱するために印加する
    パルスの印加タイミングに時間差を設けることを特徴と
    した請求項3記載のサーマルヘッド駆動装置。
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