JP3322597B2 - 地下構造物用蓋の受枠構造 - Google Patents

地下構造物用蓋の受枠構造

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JP3322597B2
JP3322597B2 JP07629197A JP7629197A JP3322597B2 JP 3322597 B2 JP3322597 B2 JP 3322597B2 JP 07629197 A JP07629197 A JP 07629197A JP 7629197 A JP7629197 A JP 7629197A JP 3322597 B2 JP3322597 B2 JP 3322597B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地下構造物用蓋の
受枠構造に関する。なお、本願明細書でいう「地下構造
物用蓋」とは、下水道における地下埋設物,地下構造施
設等と地上とを通じる開口部を閉塞するマンホール蓋,
大型鉄蓋,汚水桝蓋、電力・通信における地下施設機器
や地下ケーブル等を保護する開閉可能な共同溝用鉄蓋,
送電用鉄蓋,配電用鉄蓋、上水道やガス配管における路
面下の埋設導管およびその付属機器と地上とを結ぶ開閉
扉としての機能を有する消火栓蓋,制水弁蓋,仕切弁
蓋,空気弁蓋,ガス配管用蓋,量水器蓋等を総称する。
【0002】
【従来の技術】路面は、走行する自動車によってアスフ
ァルト舗装が摩耗し、特にタイヤチェーンやスパイクタ
イヤを使用する降雪地方においては著しく、摩耗した路
面から上方に受枠が突出した状態となりやすい。このよ
うに、受枠上端が路面から突出していると、除雪する際
に除雪車のグレーダ(排土板)が受枠上端に衝突し、そ
の衝撃で蓋本体、受枠および路面が損傷したり、グレー
ダが受枠に衝突した際の衝撃で除雪車の操縦者が除雪車
から転落して負傷するおそれがあった。
【0003】また、路面工事の際に表層部の舗装を剥ぎ
取った場合、受枠上端が路面から突出した状態となり、
この突出した受枠の周りには路面工事が終了するまでア
スファルトを肉盛りして段差をなくそうとしていたが、
その部分が盛り上がっているため、自動車や自転車等の
車両が通行しにくいものであった。
【0004】従来、上述した問題を解消できるものとし
て、特公昭56−26741号公報に記載のマンホール
が知られている。
【0005】図7は前記公報記載のマンホールの一部断
面図で、このマンホールは、外筒40内で内筒41を昇
降可能としたもので、外筒40の下端に設けた内方へ向
かう突縁42にネジ穴43を設け、内筒41には上下端
に設けた突縁44,45に貫通孔46,47を設け、こ
の貫通孔46,47に上から挿通したボルト48の下方
のネジ山49を外筒40のネジ穴43に螺合し、ボルト
48の途中に固着したナット50の上面を内筒41の下
端に形成した突縁45の下面に当接して内筒41を支持
している。したがって、ボルト48を回動することによ
って内筒41を昇降させることができ、アスファルトの
面に容易に一致させることができるという効果を有して
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したマンホールに
あっては、外筒40の下端の突縁42に直接形成したネ
ジ穴43に、内筒41を昇降させるボルト48の下方に
形成したネジ山49を螺合しているため、マンホール蓋
に加わる荷重をボルト48とネジ穴43で受けることに
なる。そのため、ボルト48とネジ穴43を損傷するお
それがあり、損傷した場合には、内筒41を昇降させる
ことができなくなるため、昇降させる必要が生じた場合
は、外筒40の周囲から掘り起こしてマンホール全体を
取り替えなければならなかった。
【0007】そこで、本発明は、ボルトを回動させるこ
とによって外筒に対して内筒を昇降可能とするととも
に、ボルトおよびナットが万が一損傷した場合でも少な
くとも周囲を掘り起こして外周ごと取替える必要がない
地下構造物用蓋の受枠構造を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の地下構造物用蓋
の受枠構造は、外筒と、この外筒の内側に装着する内筒
と、外筒に対して内筒を昇降させるためのボルトとを有
し、外筒の内周には外筒の内側に向けて開口する平面視
U字状の袋突出部を設け、この袋突出部にナットを着脱
可能かつ装着時には回動不能とし、内筒の内周には外筒
の内側に装着したとき袋突出部に整合する位置に突出部
を形成し、この突出部にはボルトを装着可能な開口部を
設け、ボルトの上部には頭部と支持部とを設け、このボ
ルトを内筒の突出部に形成した開口部に装着したとき、
頭部と支持部との間に開口部が位置し、前記ボルトを外
筒の袋突出部の内部に装着したナットに螺合させること
を特徴とする。
【0009】このような構造としたことによって、ボル
トまたはナットのいずれか一方もしくは両方が万が一損
傷して回動できなくなったとしてもボルトの中央部分を
切断することによって、袋突出部の開口側からナットと
それに螺合しているボルトの下部を取り外すことができ
るため、周囲を掘り起こして外筒を取り替えなくてもよ
い。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明では、ボルトの支持部を着
脱可能としたり、内筒の開口部を平面視U字状で内筒の
内側に向けて開口させたため、ボルトまたはナットのい
ずれか一方もしくは両方が万が一損傷して回動できなく
なったとしてもボルトの中央部分を切断することによっ
て、ボルトの上部についても内筒の開口部から取り外す
ことができる。そのため、内筒についても取り替えなく
てもよい。
【0011】本発明において、ボルトは、その頭部の下
面と開口部の上面との少なくとも一方を球面とし、ま
た、前記ナットの上面と袋突出部の内部上面との少なく
とも一方を球面としてもよい。
【0012】このような構成としたことによって、地表
面の傾斜に合わせて外筒に対して内筒を傾斜させる場
合、ボルトの頭部が開口部の上面に、またはナットが袋
突出部の内部上面に偏当たりしないため、ボルトの変形
や緩みを防止することができる。
【0013】本発明において、外筒は、この外筒の下端
内周に内周フランジを形成しており、この内周フランジ
上面に凹曲面状または凸曲面状の面合部を複数設け、ス
ペーサの下面を前記面合部に面合させ、単独または重ね
たスペーサの上面を内筒の下面に当接させるようにす
る。
【0014】このような構成としたことによって、外筒
に対して内筒を傾斜させたときスペーサも容易に傾斜さ
せることができるとともに、内筒に加わる荷重をスペー
サの全面で支持するので、外筒と内筒とを連結している
ボルトおよびナットの変形や緩みを防止することができ
る。
【0015】本発明において面合部は、円周に沿った長
尺であってもよく、さらに、下段のスペーサの上部に切
欠部または係合部を形成し、上部のスペーサには、この
切欠部に係合する係合部または係合部に係合する切欠部
と、下段のスペーサの外周面に沿う階段部を設けてもよ
い。
【0016】このような構成としたことによって、内筒
を広い面で確実に支持し、さらにスペーサのずれを防止
することができる。
【0017】本発明において、外筒は、この内面に形成
した棚部にパッキンを装着し、内筒と外筒との隙間から
雨水等が浸入しないようにしてもよく、前記パッキン
は、水膨張性ゴムを用いることが好ましい。
【0018】このような構成としたことによって、外筒
と内筒との隙間から雨水が浸入するのを確実に防止する
ことができる。
【0019】
【実施例】図1は本発明の地下構造物用蓋の受枠構造の
要部を示す縦断面図、図2は本発明の地下構造物用蓋の
受枠構造の分解斜視図、図3は本発明の地下構造物用蓋
の受枠構造の平面図である。
【0020】外筒1は、下端外周に外周フランジ1a
を、下端内周に内周フランジ1bを形成しており、内周
フランジ1bには3箇所に外筒1の中心方向に向けて平
面視U字状で、中央側の開口2aからナット3を装着可
能な袋部2bを備えた袋突出部2を形成している。この
袋部2bは上面を凹状球面2cとするとともに、ナット
3の側面が内面に当接して回転しない形状としている。
また、前記袋突出部2を内周に形成した内周フランジ1
bの上面には円周方向に沿う長尺の緩やかな凹状曲面お
よび外筒1の半径方向に曲面とした面合部4を形成し
て、面合させたスペーサ6が後述する内筒10の傾斜に
容易に合わせることができるようにしている。
【0021】面合部4の円周方向の横には、挿入部5を
設け、又、面合部4の外周にはスライド部4aを設けた
ことによって、1段目のスペーサ6dを面合部4に挿入
した後、2段目のスペーサ6eを挿入部5からスペーサ
6eの階段部6aがスライド部4aをスライドするよう
に挿入できるため、半径方向のずれを防止する階段部6
aの高さを無視した分だけ内筒10を上昇すればよいよ
うにしている。
【0022】また、外筒1の内面上部には棚部7を形成
し、上端縁1cとの間にクロロプレン系、または、熱可
塑性エラストマー系の水膨張性ゴムからなる断面ドーナ
ツ状で環状に形成したパッキン8を装着するようにして
いる。
【0023】内筒10は、外周に張り出し部分のない垂
直面としており、内周には内筒10を外筒1内に装着し
たとき、袋突出部2と整合する位置に突出部11を設け
ており、この突出部11は内筒10の中心方向に開口す
る開口部11aを設け、その上面は凹状の球面11bに
形成している。尚、内筒10の上部内周を傾斜させて、
蓋本体(図示せず)を嵌合支持するようにしている。
【0024】図4は本発明の地下構造物用蓋の受枠構造
に装着するスペーサを示し、図4−(a)は平面図、図
4−(b)は図4−(a)のA−A断面図で、1段目の
スペーサ6dは、外筒1の内周フランジ1bに形成した
長尺の面合部4に面合するように下面を長短軸方向に凸
状曲面とした長尺状に形成しており、上面は平面として
いる。また、上面の外周の略中央位置には溝状の切欠部
6bを形成している。また、2段目からのスペーサ6
e,6f,6gは、上下面を平面としており、外周には
半径方向のずれを防止するための階段部6aを形成し、
下面には下段のスペーサ6の切欠部6bに係合して円周
方向のずれを防止する係合部6cを形成するとともに、
上面には切欠部6bを形成している。
【0025】ボルト12は、上部に頭部12aを形成し
ており、この頭部12aの下面は突出部11の上面に形
成した凹状の球面11bに面合するように凸状の球面1
2bとしている。また、内筒10の突出部11を挟みこ
むように支持部12cを設けている。この支持部12c
は実施例では、ボルト12に溶接しているが、2分割の
支持部12cでボルト12を挟みこみ横方向からネジ止
めするなどボルト12に対して支持部12cを取り外し
可能としてもよい。
【0026】ナット3は、袋突出部2の袋部2bに装着
可能であって、袋部2bの上面に形成した凹状球面2c
に面合するように、上面を凸状の球面3aに形成してい
る。次に、本発明の地下構造物用蓋の受枠構造の設置お
よび使用方法について説明する。
【0027】図5は本発明の地下構造物用蓋の受枠設置
方法を説明するための斜視図で、設置する前に外筒1の
袋突出部2内の袋部2b内にナット3を差込んで回動不
能とする。次に、内筒10の突出部11の開口部11a
をボルト12の頭部12aと支持部12cとの間に位置
させて支持部12cで内筒10を支持した状態で、ボル
ト12の先端を前記ナット3に螺合して、内筒10の上
端を外筒1の上端よりも高くさせる。このとき、外筒1
の内周フランジ1bと内筒10の下面との間にスペーサ
6を数枚挿入しておく。これは、受枠を設置した後、嵩
下げに対応できるようにするためである。
【0028】スペーサ6の挿入は、1段目のスペーサ6
dの下面をフランジ1bの凹状の面合部4に面合させ、
2段目のスペーサ6eを1段目のスペーサ6dの上に重
ねることになるが、1段目のスペーサ6dの切欠部6b
に2段目のスペーサ6eの係合部6cを係合させるとと
もに、2段目のスペーサ6eの階段部6aを1段目のス
ペーサ6dの外周に位置させ、階段部6aの外周を外筒
1の内壁に当接させることによって、それぞれのスペー
サ6d,6eのずれを防止している。
【0029】スペーサ6を挿入した後、ボルト12を締
め込んで外筒11と内筒10とを一体とする。このと
き、ボルト12と突出部11、ナット3と袋突出部2の
袋部2bとが球面で面合しているので、路面の傾斜に合
わせて内筒10を傾斜させてもボルト3と突出部11、
ナット3と袋突出部2の袋部2bとが偏当たりしないた
め、確実にボルト12を絞めこむことができ、ボルトが
変形したり緩むおそれがない。
【0030】このように、外筒1および内筒10とを一
体とした受枠を、外筒1の上端よりも内筒10の上端を
高く固定した状態で、側塊の上部に立設させたアンカー
ボルトに螺合している嵩調整具および固定具で外筒1の
外周フランジ1aを挟持するようにして、内筒10の上
端を地面の高さに合わせて設置する。
【0031】嵩上げする場合、例えば、1段目のスペー
サ6dを1枚挿入した状態からスペーサ2枚にすると
き、2段目のスペーサ6eの高さ分だけ、もしくは、そ
れより僅かに高くなるように、3ヵ所のボルト12を回
動して支持部12cで内筒10の突出部11を支持して
内筒10を上昇させる。挿入部5から2段目のスペーサ
6eを挿入し、階段部6aがスライド部4aから1段目
のスペーサ6dの外周を沿うようにするとともに、係合
部6cを切欠部6bに係合させて1段目のスペーサ6d
と2段目のスペーサ6eを重ね合わせてボルト12を締
め付ける。
【0032】図6は本発明の内筒の水平時と傾斜時の状
態を示す正面図で、嵩上げあるいは傾斜させる場合、上
述したように3か所のボルト12を回動して内筒10を
上昇させた後、周りの高さに合わせて適宜スペーサ6を
挿入するとともに、傾斜に合わせて1段目のスペーサ6
dを面合部4の曲面に沿って矢印A方向に移動させ、重
ね合わせたスペーサ6を傾斜させてからボルト12を締
め付ける。
【0033】嵩下げさせる場合、ボルト12を回動して
内筒10を上昇させ、嵩下げ分だけスペーサ6を抜き取
る。そして傾斜を合わせてボルト12を締め付ける。
【0034】本実施例の地下構造物用蓋の受枠構造は、
面合部4は円周方向だけでなく、半径方向にも曲面とな
っているため、内筒10の傾斜にスペーサ6の傾斜を容
易に合わせることができる。なお、面合部は凹状の曲面
としたが、例えば凸状の曲面とし、スペーサの下面に形
成した凹部を面合させてもよい。
【0035】スペーサ6の外方へのずれは、階段部6a
が外筒1の内壁に当接するので防止できる。
【0036】袋突出部2は、その開口側に抜止部2dを
形成して、ボルト締付時にナット3およびボルト12の
先端例が袋部2bから抜けるのを防止している。
【0037】実施例では、ボルト12の頭部12aの下
面と突出部11の上面とを凹凸球面としているが、ボル
ト側だけを凸球面12bとしていてもよいし、突出部側
だけを凸球面としてもよい。
【0038】実施例では、ナット3の上面と袋突出部2
の内部上面とを凹凸球面としているが、ナット3の上面
だけを凸球面3aとしていてもよいし、袋突出部2の内
部上面だけを凸球面としてもよい。
【0039】また、突出部や袋突出部は受枠の中心方向
に向けて平面視U字状に開口させているが、受枠の円周
方向に開口させていてもよく、要は、受枠の内側に向け
て開口しておればよい。
【0040】
【発明の効果】(1) 外筒の内周には外筒の内側に向
けて開口する平面視U字状の袋突出部を設け、この袋突
出部にナットを着脱可能としているため、ボルトまたは
ナットのいずれか一方もしくは両方が万が一損傷して回
動できなくなったとしてもボルトの中央部分を切断すれ
ば袋突出部の開口側からナットとそれに螺合しているボ
ルトの下部を取り外すことができる。そのため、周囲を
掘り起こして外筒を取り替えずに嵩調整を行なうことが
できる。
【0041】(2) ボルトの支持部を着脱可能とした
り、内筒の突出部の開口部を平面視U字状で内側に向け
て開口させているため、ボルトまたはナットのいずれか
一方もしくは両方が万が一損傷した場合にボルトを切断
するだけで容易にボルトおよびナットを取り外すことが
でき、内筒についても取り替えずに嵩調整を行なうこと
ができる。
【0042】(3) 地表面が傾斜しているようなとこ
ろで、外筒に対して内筒を傾斜させて設置する場合、ボ
ルトの頭部の下面と開口部の上面との少なくとも一方を
球面としたことによって、ボルトの頭部が開口部の上面
に偏当たりしないため、ボルトの変形や緩みを防止する
ことができる。
【0043】(4) 地表面が傾斜しているようなとこ
ろで、外筒に対して内筒を傾斜させて設置する場合、ナ
ットの上面と袋突出部の内部上面との少なくとも一方を
球面としたことによって、ナットが袋突出部の内部上面
に偏当たりしないため、ボルトの変形や緩みを防止する
ことができる。
【0044】(5) 面合部が曲面であるため、外筒に
対して内筒を傾斜させたときスぺーサも外筒に対して容
易に傾斜させることができる。したがって、内筒の下面
とスペーサの上面とを平行にすることができるため、偏
当たりせずに内筒を確実に支持することができ、外筒と
内筒とを連結しているボルトおよびナットの変形や緩み
を防止することができる。
【0045】(6) スペーサが長尺であるため、内筒
を広い面で確実に支持することができる。
【0046】(7) 下段のスペーサの切欠部に係合す
る係合部や下段のスペーサの外周面に沿う階段部を上段
のスペーサに設けたため、スペーサどうしのずれを防止
することができる。
【0047】(8) 外筒と内筒との隙間にパッキンを
設けたため、雨水が浸入するのを防止することができ
る。
【0048】(9) パッキンが水膨張性ゴムであるた
め、雨水が浸入しようとすると膨張して内筒の外面に確
実に当接するため、雨水の浸入を確実に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地下構造物用蓋の受枠構造の要部を示
す縦断面図である。
【図2】本発明の地下構造物用蓋の受枠構造の分解斜視
図である。
【図3】本発明の地下構造物用蓋の受枠構造の平面図で
ある。
【図4】本発明の地下構造物用蓋の受枠のスペーサを示
し、図4−(a)は平面図、図4−(b)は図4−
(a)のA−A断面図である。
【図5】本発明の地下構造物用蓋の受枠設置方法を説明
するための斜視図である。
【図6】本発明の内筒の水平時と傾斜時の状態を示す正
面図である。
【図7】従来のマンホールの一部断面図である。
【符号の説明】
1 外筒 1a 外周フランジ 1b 内周フランジ 1c 上端縁 2 袋突出部 2a 開口 2b 袋部 2c 凹状の球面 2d 抜止部 3 ナット 3a 凸状の球面 4 面合部 4a スライド部 5 挿入部 6,6d,6e,6f,6gスペーサ 6a 階段部 6b 切欠部 6c 係合部 7 棚部 8 パッキン 10 内筒 11 突出部 11a 開口部 11b 凹状の球面 12 ボルト 12a 頭部 12b 凸状の球面 12c 支持部 40 外筒 41 内筒 42 突縁 43 ネジ穴 44,45 突縁 46,47 貫通孔 48 ボルト 49 ネジ山 50 ナット

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒と、この外筒の内側に装着する内筒
    と、外筒に対して内筒を昇降させるためのボルトとを有
    し、外筒の内周には外筒の内側に向けて開口する平面視
    U字状の袋突出部を設け、この袋突出部にナットを着脱
    可能かつ装着時には回動不能とし、内筒の内周には外筒
    の内側に装着したとき袋突出部に整合する位置に突出部
    を形成し、この突出部にはボルトを装着可能な開口部を
    設け、ボルトの上部には頭部と支持部とを設け、このボ
    ルトを内筒の突出部に形成した開口部に装着したとき、
    頭部と支持部との間に開口部が位置し、前記ボルトを外
    筒の袋突出部の内部に装着したナットに螺合させること
    を特徴とする地下構造物用蓋の受枠構造。
  2. 【請求項2】 前記ボルトは、支持部が着脱可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の地下構造物用蓋の受
    枠構造。
  3. 【請求項3】 前記開口部は、平面視U字状で内筒の内
    側に向けて開口させたことを特徴とする請求項1または
    2に記載の地下構造物用蓋の受枠構造。
  4. 【請求項4】 前記ボルトの頭部の下面と開口部の上面
    との少なくとも一方を球面としたことを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の地下構造物用蓋の受枠構
    造。
  5. 【請求項5】 前記ナットの上面と袋突出部の内部上面
    との少なくとも一方を球面としたことを特徴とする請求
    項1〜4のいずれかに記載の地下構造物用蓋の受枠構
    造。
  6. 【請求項6】 前記外筒は、この下端内周に内周フラン
    ジを形成しており、この内周フランジ上面に凹曲面状ま
    たは凸曲面状の面合部を複数設け、スペーサの下面を前
    記面合部に面合させ、単独または重ねたスペーサの上面
    を内筒の下面に当接させるようにしたことを特徴とする
    請求項1〜5のいずれかに記載の地下構造物用蓋の受枠
    構造。
  7. 【請求項7】 前記スペーサは、円周に沿った長尺であ
    ることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の地
    下構造物用蓋の受枠構造。
  8. 【請求項8】 前記スペーサは、下段のスペーサの上部
    に切欠部または係合部を形成し、上部のスペーサには、
    この切欠部に係合する係合部または係合部に係合する切
    欠部と、下段のスペーサの外周面に沿う階段部を設けた
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の地下
    構造物用蓋の受枠構造。
  9. 【請求項9】 前記外筒は、この内面に形成した棚部に
    パッキンを装着し、内筒と外筒との隙間から雨水等が浸
    入しないようにしたことを特徴とする請求項1〜8のい
    ずれかに記載の地下構造物用蓋の受枠構造。
  10. 【請求項10】 前記パッキンは、水膨張性ゴムである
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の地下
    構造物用蓋の受枠構造。
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