JP3322574B2 - 断熱パネルのドリルビス - Google Patents
断熱パネルのドリルビスInfo
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Description
金属外皮間に断熱材を充填した断熱パネルのドリルビス
に関し、詳しくは、金属外皮を使用しながら、金属外皮
にかかわらずにドリル部において下地材を円滑に穿孔
し、かつ、充分な固定力を発揮させ、断熱パネルの固定
作業を容易にしようとする技術に係るものである。
打ちされた断熱パネル4を下地材8に固定するための断
熱パネルのドリルビスは、図8(a)に示すように、ド
リルビス足部7の略中央に螺進用のネジ部7cを形成
し、ドリルビス足部7の先端に穿孔用のドリル部7dを
形成したものが知られている。そして、ドリルビス5′
は、図8(b)に示すように、先端のドリル部7dにお
いて下地材8に穿孔をおこなう際に金属外皮1にネジ部
7cが干渉するものとなっていた。
部7の外径L3 は図9(a)に示すように、ネジ部7c
の外径L4と同径か、或いは同図(b)に示すように、
ネジ部7cの外径L4 よりも小さく形成されていた。
に、ドリル部7dによる下地材8の穿孔中においてネジ
部7cが金属外皮1に干渉するものにあっては、図8
(b)に示すように、ネジ部7cが金属外皮1を持ち上
げてしまい、この場合、ドリル部7dの先端の切削速度
とネジ部7cによる送り速度に差が生じて、ネジ部7c
と金属外皮1とがロック状態となり、ドリル部7dが回
転しなくなり、ドリルビス頭部6の締め付け孔を潰して
しまうことがある。殊に、電動ドライバー等の締め付け
トルクの大きい工具を使用するとドリルビス頭部6の締
め付け孔が破損して、ドリルビス5′の締め付けが不能
となり、この結果、ロスが多く、歩留りが悪くなるとい
う問題がある。
部7cの外径L4 と同径か、小径になっていると、ネジ
部7cの終端位置を下地材8に螺合させる所定の締め付
け状態においてドリルビス5′を停止させることができ
難くなり、金属外皮1をドリルビス頭部6で凹ませてし
まうものとなるのである。この問題を解消するのに、ネ
ジ部7cの外径L4 よりもドリルビス足部7の外径L3
を大きくし、この大径箇所において下地材8に当接させ
て、ドリルビス5′を所定の位置において停止させるこ
とも考えられるが、このように、ドリルビス足部7の先
端部をネジ部7cに比べて段差を付けて大径にする場合
には、この大径部が金属外皮1に当接し、ドリルビス
5′を金属パネル4に螺入することができ難くなり、作
業性が低下するという問題が生じるのである。
ものであり、その目的とするところは、金属外皮を使用
しながら、金属外皮にかかわらずにドリル部においてネ
ジ部による干渉を回避して下地材を円滑に穿孔し、か
つ、ドリルビス足部の先端部を下地材に確実に当接させ
て、ドリルビスを所定の位置において停止させ、金属外
皮を凹ませるようなことがなく、充分な固定力を発揮さ
せ、更に、このようにドリルビス足部の先端部を下地材
に当接させて位置決めできるようにしながら、このよう
な構成によって、金属外皮へのドリルビス足部の進入が
阻止されて、ドリルビスの断熱パネルへのねじ込みを阻
害されるのを抑制し、作業性を高めることがきる断熱パ
ネルのドリルビスを提供することを課題とするものであ
る。
は、金属外皮1の裏面に断熱材3が裏打ちされた断熱パ
ネル4を下地材8に固定するための断熱パネルのドリル
ビスであって、ドリルビス足部7の先端部に穿孔用のド
リル部7dと、このドリル部7dよりもビス頭部側にド
リル部7dにより穿孔された下地材8の孔にねじ込まれ
るネジ部7cが形成され、上記ネジ部7cは、ドリル部
7dによる下地材8の穿孔時において断熱パネルの内部
に位置して金属外皮1に干渉しない位置に形成されると
共に、ネジ部7cとドリルビス足部7との間にはネジ部
7cよりは大径となったテーパー状の拡孔部7xが形成
され、拡孔部7xには穿孔部7yを備えていることを特
徴とするものである。
による下地材8の穿孔中においてはネジ部7cが金属外
皮1に干渉しなくなり、ネジ部7cと金属外皮1とがロ
ック状態となるのを回避でき、ドリル部7dは円滑に回
転でき、ドリルビス頭部6の締め付け孔が潰れる心配が
なくなる。また、ネジ部7cによる下地材8の締め付け
終端時において、上記拡孔部7xが下地材8の孔縁部に
当接してネジ部7cの螺進が阻止され、ネジ部7cを下
地材8内の適切な位置で止めることができ、金属外皮1
をドリルビス頭部6で凹ませるようなことをなくすこと
ができる。それでいて、拡孔部7xはテーパー状に形成
れていて、ネジ部7cが通過した金属外皮1の孔を拡孔
部7xが拡径して、ドリルビス5の断熱パネル4への進
入を容易におこなえる。
外皮1を穿孔し、拡孔部7xを形成したことで、ドリル
ビスのねじ込み作業が妨げられるのを確実に回避するの
である。
に基づいて詳述する。
に、表裏の金属外皮1,2間に、パネルの巾方向の中間
部分が無機質繊維結合材9により構成され、かつ両端部
分が無機硬質材10により構成された断熱材3としての
芯材11を介装させて、該芯材11を金属外皮1,2に
より被覆した断熱パネル4を例示するものであり、無機
質繊維結合材9は、繊維軸の方向がパネルの厚さ方向に
配向されると共に繊維軸の方向と直交する方向に圧縮さ
れたものである。無機質繊維結合材9は、例えばロック
ウール材であり、無機硬質材10は、例えば珪酸カルシ
ウム材である。断熱パネル4の一端部には、嵌合凸部1
2及び嵌合凹部13が形成され、パッキンPを介装して
凹凸嵌合させることができるようにしている。尚、断熱
パネル4においては、裏面側の金属外皮2はなくてもよ
い。
ルビス頭部6に締め付け孔6aが形成されると共に、所
定の長さにわたってドリルビス足部7が形成され、ドリ
ルビス足部7の先端部にはテーパー状の拡孔部7xが形
成され、細径となったネジ部7cに連なっている。ネジ
部7cの先端には穿孔用のドリル部7dが形成されてい
る。上記拡孔部7xには、穿孔部7yとして切削エッジ
を周方向に間隔を隔てたリーマーが形成されている。
8に固定するに際して、断熱パネル4の金属外皮2を下
地材8に重ねると共に、ドリルビス足部7の基端に弾性
を有する防水パッキンPaを外嵌し、この状態で、ドリ
ルビス5の先端のドリル部7dを金属外皮1の側から断
熱パネル4及び下地材8に向けて打ち込む。そして、ド
リル部7dが下地材8に穿孔をおこなっている場合に
は、図1(b)に示すように、ネジ部7cは断熱パネル
4の内部に位置して金属外皮1と干渉しないので、従来
のようにネジ部7cが金属外皮1を持ち上げることがな
くなる。従って、ドリル部7dの先端の切削速度とネジ
部7cによる速度に差が生じなくなり、ネジ部7cと金
属外皮1とがロック状態となるのを回避できる。これに
より、ドリル部7dは円滑に回転でき、ドリルビス頭部
6の締め付け孔6aが潰れる心配がない。
下地材8の穿孔された孔に螺進して、ネジ部7cによる
下地材8の締め付けが終了したときに、拡孔部7xが裏
面の金属外皮2を介して下地材8の穿孔された孔の縁部
に当接することによって、それ以上のネジ部7cの螺進
が阻止され、図1(c)に示すように、ネジ部7cを下
地材8内の適切な位置で止めることができるようにな
る。従って、ドリルビス5の締め付け過ぎによる金属外
皮1の凹みの発生を未然に防止でき、断熱パネル4の外
観を良好に保つことができる。
ドリルビス頭部6と金属外皮1との隙間に介挿されてい
るので、仮に断熱パネル4の厚み寸法のばらつきが生じ
ていても、図3のG,G1 に示すように、弾性を有する
防水パッキンPaの厚みが自由に変化するので、ドリル
ビス頭部6と金属外皮1との隙間を調整できるようにな
り、従って、雨水がドリルビス頭部6と金属外皮1との
隙間からドリルビス足部7を伝って下地材8側に浸入す
るのを確実に防止でき、断熱パネル4の防水性の向上を
図ることができる。
径になっているドリルビス足部7には螺旋状の排出溝7
eが複数本、実施の形態では4本形成されている。しか
して、ドリル部7dにおいて穿孔した穿孔粉末を排出溝
7eでドリルビス頭部6側に向けて排出することがで
き、ネジ部7cが下地材8に螺合する場合に穿孔粉末が
詰まって固定不良が生じるのを回避することができ、確
実な螺合をおこなえ、固定強度を充分なものにできるの
である。この場合、図5に示すように、排出溝7eは拡
孔部7xからドリルビス頭部6までの途中まで形成され
ていてもよく、また、図6に示すように、テーパー状の
拡孔部7xの大径側は、ドリルビス足部7よりも大径に
し、排出溝7eを形成してもよく、また、図7に示すよ
うな形状にしてもよい。
足部の先端部に穿孔用のドリル部と、このドリル部より
もビス頭部側にドリル部により穿孔された下地材の孔に
ねじ込まれるネジ部が形成され、上記ネジ部は、ドリル
部による下地材の穿孔時において断熱パネルの内部に位
置して金属外皮に干渉しない位置に形成されているか
ら、ドリル部による下地材の穿孔中においてはネジ部が
金属外皮に干渉しなくなり、ネジ部と金属外皮とがロッ
ク状態となるのを回避でき、ドリル部は円滑に回転で
き、ドリルビス頭部の締め付け孔が潰れる心配がなくな
る。また、ネジ部とドリルビス足部との間にはネジ部よ
りは大径となったテーパー状の拡孔部が形成されている
から、ネジ部による下地材の締め付け終端時において、
上記拡孔部が下地材の孔縁部に当接してネジ部の螺進が
阻止され、ネジ部を下地材内の適切な位置で止めること
ができ、それでいて、拡孔部はテーパー状に形成されて
いて、ネジ部が通過した金属外皮の孔を拡孔部が拡径し
て、ドリルビスの断熱パネルへの進入を容易におこな
え、結果として、ドリルビスにより断熱パネルを固定す
る作業性を高めることができるという利点がある。
孔部において金属外皮の穿孔を拡径して、ドリルビスを
断熱パネルに容易に進入させながら、拡孔部が下地材の
穿孔の孔縁部に当接して、螺進を阻止し、ドリルビスを
下地材に対して所定の位置に停止させ、ドリルビスの締
め付け時の作業性を高めることができるという利点があ
る。
ら、穿孔部により金属外皮を穿孔し、拡孔部を形成した
ことで、ドリルビスのねじ込み作業が妨げられるのを回
避することができるという利点がある。
(c)は動作説明図である。
大正面図である。
である。
(a)は正面図、(b)は断面図である。
し、(a)は部分正面図、(b)は断面図である。
部分正面図である。
明図である。
の従来例の部分拡大図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 金属外皮の裏面に断熱材が裏打ちされた
断熱パネルを下地材に固定するための断熱パネルのドリ
ルビスであって、ドリルビス足部の先端部に穿孔用のド
リル部と、このドリル部よりもビス頭部側にドリル部に
より穿孔された下地材の孔にねじ込まれるネジ部が形成
され、上記ネジ部は、ドリル部による下地材の穿孔時に
おいて断熱パネルの内部に位置して金属外皮に干渉しな
い位置に形成されると共に、ネジ部とドリルビス足部と
の間にはネジ部よりは大径となったテーパー状の拡孔部
が形成され、拡孔部には穿孔部を備えて成ることを特徴
とする断熱パネルのドリルビス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21268996A JP3322574B2 (ja) | 1996-08-12 | 1996-08-12 | 断熱パネルのドリルビス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21268996A JP3322574B2 (ja) | 1996-08-12 | 1996-08-12 | 断熱パネルのドリルビス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1061632A JPH1061632A (ja) | 1998-03-06 |
JP3322574B2 true JP3322574B2 (ja) | 2002-09-09 |
Family
ID=16626803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21268996A Expired - Fee Related JP3322574B2 (ja) | 1996-08-12 | 1996-08-12 | 断熱パネルのドリルビス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3322574B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5022125B2 (ja) * | 2006-09-05 | 2012-09-12 | 日鉄住金鋼板株式会社 | サンドイッチパネル表面用部材固定ネジ及びこれを用いたサンドイッチパネル表面への部材の固定構造 |
-
1996
- 1996-08-12 JP JP21268996A patent/JP3322574B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1061632A (ja) | 1998-03-06 |
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