JP3269462B2 - 切削工具 - Google Patents

切削工具

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JP3269462B2
JP3269462B2 JP22502498A JP22502498A JP3269462B2 JP 3269462 B2 JP3269462 B2 JP 3269462B2 JP 22502498 A JP22502498 A JP 22502498A JP 22502498 A JP22502498 A JP 22502498A JP 3269462 B2 JP3269462 B2 JP 3269462B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にエンジンのシ
リンダーヘッドのバルブ穴加工等に用いられる切削工具
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このようなシリンダーヘッドのバルブ穴
では、穴の開口部の周縁にバルブが頻繁に当たるため、
焼結合金等の硬質部材を嵌装して耐久性を得るようにし
ている。しかも、上記開口部はバルブヘッドの形状に合
わせてテーパ面状に形成されることが多いため、このよ
うなバルブ穴の加工には、例えば、特開平9−1981
1号公報に記載されている切削工具のように、穴自体を
仕上げ加工するガンリーマ等の穴加工工具と上記開口部
周縁を加工する切刃チップとを備えた切削工具を用い
て、上記切刃チップを当該切削工具の回転軸線に対して
斜交する方向に摺動可能に取り付けるようにしている。
【0003】図4は上述の切削工具を示す側断面図であ
り、図5は図4に示す切削工具を先端側から見た正面図
である。図6には図4におけるX−X線断面図を示し
た。工具本体1は回転軸線Oを中心とする略円錐状であ
り、回転軸線Oに沿った先端のブッシュ2に上述したガ
ンリーマ等の穴加工工具(図示略)のシャンクが嵌挿さ
れるとともに、円錐の母線方向に沿って凹溝3が形成さ
れていて、この凹溝3内に切刃チップ4を備えたスライ
ダー5が母線方向に摺動可能に装着されている。
【0004】工具本体1の内部には後端から穴1aが形
成されており、略円筒状のカップリング部材6がキー7
を介して装入されて、回転軸線O方向に摺動可能、かつ
工具本体1と一体に回転可能とされており、カップリン
グ部材6の内径部には円筒状のスライド軸8がカップリ
ング部材6に回転軸線O方向に係合するように嵌挿され
ており、さらに、スライド軸8の内径部には軸9が嵌挿
されて、上述の穴加工工具のシャンクと連結可能とされ
て、回転軸線O方向に摺動可能とされている。
【0005】工具本体1の凹溝3の底面3aには、母線
に直交する方向で穴1aに向けて貫通する長穴3bが母
線方向に沿って形成されている一方、カップリング部材
6の先端部外周縁には、長穴3bの開口部に臨むように
して、母線に直交する方向に斜孔6aが形成されてい
る。スライダー5には、カップリング部材6によってス
ライダー5を連動させる、略T字型に形成されたスライ
ドキー10が取り付けられており、スライドキー10の
軸状の嵌挿部10aはカップリング部材6の斜孔6aに
出没可能に嵌挿されている。
【0006】スライダー5の底面5aには、スライドキ
ー10の略方形平板状に形成された押圧部10bを母線
方向に摺動可能に装着させる矩形溝11が、押圧部10
bよりも母線方向に長く形成されており、この矩形溝1
1内において、押圧部10bの母線方向におけるスライ
ダー5に対する相対位置の調整、すなわち、工具本体1
の径方向における切刃チップ4の位置の調整を行う調整
機構12が設けられている。
【0007】調整機構12は、多軸の工作機械の各主軸
に上記切削工具を取り付けて、各主軸を同期させて各バ
ルブ穴開口部に上記テーパ面を形成する際に、各バルブ
穴開口部の形状を一致させるために、各切削工具の間で
切刃チップ4の位置合わせを行うものである。
【0008】調整機構12は、図6に示すように、調整
ネジ13aと位置決めネジ13bによって構成されてい
る。調整ネジ13aはスライダー5の外周側(回転軸線
Oから遠い側)から矩形溝11に向けて母線方向に挿通
され、その先端がスライドキー10の押圧部10bに螺
合されている。位置決めネジ13bは、スライダー5の
外周側から矩形溝11に向けて母線方向に、上記調整ネ
ジ13aと干渉しないように挿通され、その先端が矩形
溝11内に突出してスライドキー10の押圧部10bに
当接可能とされている。ここで、調整ネジ13aの回動
により、スライダー5の矩形溝11内においてスライダ
ー5に対して、スライドキー10の押圧部10bを母線
方向に相対的に進退せしめ、位置決めネジ13bの適宜
の設定により押圧部10bを拘束する。
【0009】さらに、工具本体1の正面側を向くスライ
ダー5の上面5bから矩形溝11にかけては、母線方向
に延びる第一長穴5cと第二長穴5dが貫設されてお
り、これら第一長穴5c又は第二長穴5dの範囲内にお
いてスライダー5に対するスライドキー10の相対位置
を調整して固定するように、第一長穴5cには第一固定
ボルト14aが挿通され、第二長穴5dには第二固定ボ
ルト14bが挿通されて、これらの第一及び第二固定ボ
ルト14a,14bはスライドキー10の押圧部10b
に螺合されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記切削工具のスライ
ダー5に対するスライドキー10の母線方向における相
対位置を設定する調整機構12では、矩形溝11内にお
いてスライドキー10の押圧部10bがスライダー5の
外周側に向かう方向では、押圧部10bに位置決めネジ
13bが当接して、押圧部10bの移動を拘束している
ため、調整ネジ13aのねじ込みすぎによる母線方向で
のスライダー5に対するスライドキー10の相対位置の
ずれは生じない。
【0011】ところが、逆に、スライドキー10の押圧
部10bがスライダー5の内周側に向かう方向では、押
圧部10bの移動を拘束する機構が設けられてはいない
ため、切刃チップ4が被切削部材から受ける切削抵抗が
大きい場合、調整ネジ13aの締め付けに関わらず、押
圧部10bが矩形溝11内の隙間を移動して、スライダ
ー5に対するスライドキー10の相対位置のずれが生じ
ることがある。さらに切削抵抗が大きくなると、調整ネ
ジ13aに過大な負荷が掛かり、調整ネジ13aが切断
するおそれがあった。
【0012】本発明は上述した課題に鑑みて、刃先チッ
プを備えたスライダーに対してスライドキーの母線方向
における相対位置を精密に調整でき、スライダーに対す
るスライドキーの取り付け剛性に優れた切削工具を提供
することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決して、か
かる目的を達成するために、本発明の切削工具では、ス
ライダーの溝に装着されるスライドキーの押圧部を母線
方向に対向する二つの勾配部を有する形状として、溝内
の母線方向においてスライドキーの押圧部の両側に間隙
部を設けるとともに、スライドキーの勾配部に当接する
当接部をそれぞれ有する第一及び第二調整部材のうち、
第一調整部材を一方の間隙部に装着して、第二調整部材
を他方の間隙部に装着して、それぞれ、母線に交差する
方向に摺動可能とし、これらの第一及び第二調整部材の
摺動により、スライダーとスライドキーの押圧部との母
線方向における相対位置の調整を可能としたことを特徴
とする。
【0014】上記構成の調整機構により、工具本体の凹
溝に沿って母線方向のいずれかの方向に向かって、スラ
イダーの位置の調整をする場合には、第一調整部材及び
第二調整部材の一方を、その当接部とスライドキーの勾
配部との間に間隙が生じるように、溝内において母線に
交差する方向に摺動させた後、第一調整部材及び第二調
整部材の他方を、その当接部がスライドキーの勾配部か
ら押圧されるように、溝内において母線に交差する方向
に摺動させることによって、相対的にスライドキーの押
圧部が溝内において母線方向に移動して、再びスライド
キーの勾配部が第一調整部材及び第二調整部材の一方の
当接部に当接するまで、スライドキーに対してスライダ
ーの母線方向における相対的な位置の調整ができる。
【0015】ここで、第一及び第二調整部材をスライダ
ーの溝へ装着する際には、工具本体の正面側を向くスラ
イダーの上面から溝にかけて貫設された第一及び第二ネ
ジ穴に、右ネジと左ネジの両方のネジ山を持つ第一及び
第二調整ネジのそれぞれの一方のネジ山部分を螺着し、
第一及び第二調整ネジのそれぞれの他方のネジ山部分
に、第一及び第二調整部材に設けられたネジ穴を螺着す
ることにより、これらの第一及び第二調整ネジの回動に
より、溝内における母線に交差する方向に第一及び第二
調整部材の摺動が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の切削工具の一実施
形態を示す側断面図であり、図2は本発明の切削工具の
一実施形態を先端側から見た正面図である。図3には図
1における調整機構部分の拡大図を示した。なお、上述
した従来の技術と同一部分には、同じ符号を付して説明
を簡略する。
【0017】本発明の実施の形態による切削工具の工具
本体1は、回転軸線Oを中心とする略円錐状であり、円
錐の母線方向に沿って凹溝3が形成されて、この凹溝3
内に切刃チップ4を備えたスライダー15が母線方向に
摺動可能に装着されている。スライダー15には長穴3
b内に突出するようにスライドキー16が取り付けられ
ており、スライドキー16は軸状の嵌挿部16aと拡張
された押圧部16bとで形成されており、嵌挿部16a
は長穴3bに挿通されてカップリング部材(回転部材)
6の斜孔6aに出没可能に嵌挿されている。斜孔6aは
嵌挿部16aの外径よりも僅かに大きい内径を有してお
り、カップリング部材6の進退に応じて長穴3bの範囲
内でスライドキー16を母線方向に摺動させる。
【0018】スライダー15の底面15aには、スライ
ドキー16の押圧部16bが母線方向に摺動可能に装着
される溝17が、押圧部16bよりも母線方向に長く形
成されている。押圧部16bは、母線方向に対向した、
スライダー15の内周側(回転軸線Oに近い側)の第一
勾配面(第一勾配部)16cとスライダー15の外周側
(回転軸線Oから遠い側)の第二勾配面(第二勾配部)
16dとを有している。母線方向に対向する第一及び第
二勾配面16c,16dは、嵌装部16aから離間する
方向に次第に相互間の距離が増大するように、共に反対
方向に傾斜している。溝17内の母線方向においては、
内周側の内壁面17aと第一勾配面16cとによって形
成される第一間隙部18と、外周側の内壁面17bと第
二勾配面16dとによって形成される第二間隙部19と
が設けられており、これらの第一間隙部18と第二間隙
部19とを利用して、溝17内におけるスライダー15
に対するスライドキー16の押圧部16bの母線方向に
おける相対位置の調整を行う調整機構20が設けられて
いる。
【0019】調整機構20では、スライドキー16の押
圧部16bの第一勾配面16cに面接触する当接面(当
接部)21aと、溝17の内壁面17aに面接触する押
圧面21bとを有する第一調整くさび(第一調整部材)
21が第一間隙部18に装着されており、さらに、スラ
イドキー16の押圧部16bの第二勾配面16dに面接
触する当接面(当接部)22aと、溝17の内壁面17
bに面接触する押圧面22bとを有する第二調整くさび
(第二調整部材)22が第二間隙部19に装着されてい
る。当接面21a,22aはそれぞれ押圧面21b,2
2bに対向して傾斜して形成されており、さらに、第一
及び第二調整くさび21,22は、それぞれ、母線に直
交(交差)する方向において溝17の深さよりも短い厚
みを有し、第一及び第二間隙部18,19において母線
に直交する方向に摺動可能とされている。
【0020】工具本体1の正面側を向くスライダー15
の上面15bから溝17にかけては、第一ネジ穴23と
第二ネジ穴24が貫設されるとともに、第一調整くさび
21には第一ネジ穴23の開口部23aに臨むようにネ
ジ穴21cが貫設され、第二調整くさび22には第二ネ
ジ穴24の開口部24aに臨むようにネジ穴22cが貫
設されており、第一ネジ穴23とネジ穴21cには第一
調整ネジ25が螺着され、第二ネジ穴24とネジ穴22
cには第二調整ネジ26が螺着されている。第一ネジ穴
23と第二ネジ穴24の間には、工具本体1の正面側を
向くスライダー15の上面15bから溝17にかけて、
母線方向に延びる長穴27が、該長穴27の母線方向に
おける中心位置を溝17の母線方向における中心位置と
一致させて貫設されており、固定ボルト28がこの長穴
27に挿通されてスライドキー16の押圧部16bに螺
合されている。
【0021】第一調整ネジ25は、第一ネジ部25aに
対して第二ネジ部25bが逆ネジに形成されており、第
一ネジ部25aは第一ネジ穴23に螺着されて第二ネジ
部25bは第一調整くさび21のネジ穴21cに螺着さ
れている。第二調整ネジ26は、第一ネジ部26aに対
して第二ネジ部26bが逆ネジに形成されており、第一
ネジ部26aは第二ネジ穴24に螺着されて第二ネジ部
26bは第二調整くさび22のネジ穴22cに螺着され
ている。
【0022】本実施の形態による切削工具は上述の構成
を備えており、次に、切刃チップ4を備えたスライダー
15に対するスライドキー16の位置調整の方法を説明
する。
【0023】まず、スライダー15を工具本体1の凹溝
3に沿って母線方向の外周側に位置調整する場合、第一
調整ネジ25を第一ネジ穴23にねじ込む方向に回動す
ることによって、第一調整くさび21が溝17の第一間
隙部18内において、母線に直交する方向でスライダー
15の底面15aに向かって摺動して、第一調整くさび
21の当接面21aとスライドキー16の押圧部16b
の第一勾配面16cとの間に間隙が生じる。これによっ
て、スライダー15に対して相対的に押圧部16bが溝
17内の母線方向において内周側に摺動可能な状態とな
る。
【0024】ここで、第二調整ネジ26を第二ネジ穴2
4から抜き出す方向に回動することによって、第二調整
くさび22が溝17の第二間隙部19内において、母線
に直交する方向でスライダー15の上面15bに向かっ
て摺動する。この際、スライドキー16の勾配面16d
は第二調整くさび22の当接面22aを押圧し、第二調
整くさび22の押圧面22bは溝17の内壁面17bを
押圧するため、押圧部16bの第一勾配面16cに第一
調整くさび21の当接面21aが当接するまで、スライ
ドキー16の押圧部16bに対してスライダー15が母
線方向の外周側に向かって摺動する。
【0025】逆に、スライダー15を工具本体1の凹溝
3に沿って母線方向の内周側に位置調整する場合は、第
二調整ネジ26を第二ネジ穴24にねじ込む方向に回動
することによって、第二調整くさび22の当接面22a
とスライドキー16の第二勾配面16dとの間に間隙を
形成した後に、第一調整ネジ25を第一ネジ穴23から
抜き出す方向に回動することによって、第一調整くさび
21の押圧面21bにより溝17の内壁面17aを押圧
し、スライドキー16の第二勾配面16dに第二調整く
さび22の当接面22aが当接するまで、スライドキー
16の押圧部16bに対してスライダー15を母線方向
の内周側に向かって摺動して位置を調整する。
【0026】上記のように、溝17内においてスライダ
ー15に対するスライドキー16の押圧部16bの母線
方向における位置の調整が行われると、第一調整くさび
21の押圧面21bは溝17の内壁面17aに当接し、
当接面21aは押圧部16bの第一勾配面16cに当接
しており、第二調整くさび22の押圧面22bは溝17
の内壁面17bに当接し、当接面22aは押圧部16b
の第二勾配面16dに当接しているため、溝17内の母
線方向には間隙が無く、スライダー15に対するスライ
ドキー16の押圧部16bの母線方向における相対位置
の固定、すなわち、工具本体1の径方向における切刃チ
ップ4の位置の固定がなされる。
【0027】さらに、スライダー15に貫設された長穴
27の範囲内で、スライドキー16の当接部16bに螺
合されている固定ボルト28を締め付けることにより、
上記調整位置の更なる固定が行われる。
【0028】このような本実施形態の切削工具によれ
ば、調整ネジ25,26のピッチと第一及び第二勾配面
16c,16dの勾配角度とを適宜設定することによ
り、工具本体1の径方向における切刃チップ4の位置調
整を精密に行うことができる。
【0029】また、切削加工時に刃先チップが被切削部
材から受ける切削抵抗により、スライダーに対するスラ
イドキーの相対位置がずれたり、調整ネジが切断される
ことを確実に防止でき、母線方向でのスライダーに対す
るスライドキーの取り付け剛性を向上させることがで
き、切削加工の安定性の向上を図ることが可能となる。
【0030】尚、スライドキーの押圧部の第一及び第二
勾配面は、嵌装部から離間する方向に次第に相互間の距
離が減少するように、共に反対方向に傾斜して、これら
の勾配面に、それぞれ、第一及び第二調整くさびの当接
面が面接触するような構成にしてもよい。さらに、スラ
イドキーの第一及び第二勾配部と、第一及び第二調整部
材の当接部とは、必ずしも面接触する必要はなく、線接
触又は点接触する構造でもよい。要するに、第一及び第
二調整くさびを母線に交差する方向に摺動させること
で、スライドキーに対してスライダーを母線方向に摺動
して調整できればよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の切削工具
によれば、スライダーに備えられた切刃チップによる切
削抵抗に関わらず、工具本体に対して、切刃チップを備
えたスライダーの取り付け位置を正確に調整して維持で
き、且つ工具本体に対する取り付け剛性を向上させるこ
とができ、切削加工の安定性の向上を図ることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の切削工具の一実施形態を示す側断面
図である。
【図2】 図1に示す切削工具の先端側から見た正面図
である。
【図3】 図1に示す切削工具の拡大図である。
【図4】 従来の切削工具を示す側断面図である。
【図5】 図4に示す切削工具の先端側から見た正面図
である。
【図6】 図4に示す切削工具のX−X線断面図であ
る。
【符号の説明】
1 工具本体 3 凹溝 4 切刃チップ 15 スライダー 16 スライドキー 17 溝 18 第一間隙部 19 第二間隙部 21 第一調整くさび 22 第二調整くさび 25 第一調整ネジ 26 第二調整ネジ 28 固定ボルト O 工具本体の回転軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23B 51/08,29/034,41/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸線の回りに回転される略円錐状の
    工具本体に、この円錐の母線に沿って凹溝が形成され、
    切刃チップを備えたスライダーが上記凹溝に摺動可能に
    装着されるとともに、上記工具本体の内部には、該工具
    本体と一体に回転可能、かつ回転軸線に沿って進退可能
    とされた回転部材が装入されており、 この回転部材と上記スライダーとは、該回転部材の回転
    軸線方向の進退に伴い、上記スライダーを上記母線方向
    に摺動せしめるスライドキーにより連結されており、 上記スライダーには溝が形成され、上記母線方向に対向
    する二つの勾配部を有する上記スライドキーの押圧部
    が、この勾配部を上記母線方向に向けて、上記スライダ
    ーの溝に装着されており、 上記溝の上記母線方向に対向する二つの内壁と上記スラ
    イドキーの押圧部との間の二つの間隙部分には、上記母
    線に交差する方向に摺動可能とされた、上記スライドキ
    ーの勾配部に当接する当接部をそれぞれ有する第一調整
    部材と第二調整部材が装着されており、 この第一及び第二調整部材の上記母線に交差する方向の
    摺動によって、上記スライダーに対する上記スライドキ
    ーの押圧部の上記母線方向における相対位置の調整を可
    能としたことを特徴とする切削工具。
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