JP3322298B2 - 施肥装置 - Google Patents

施肥装置

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玉井  利男
塩崎  孝秀
神谷  寿
清家  理伯
仁史 山崎
野村  勝
英之 草本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、肥料を圧力風に
より圧送する肥料案内部を有する施肥装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、特開昭59−220112号公報
に示すように、ホッパ下方の肥料繰り出し部から圃場面
に向け延出され、肥料繰り出し部から繰り出された肥料
をブロワからの圧力風により作溝器まで圧送する肥料案
内部を有する施肥装置において、作溝器部に常時空気を
抜く空気抜き機構を設けたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の施肥装置に
おいては、常時空気を抜く空気抜き機構である為に、適
正作業時にも常時圧力風の圧が抜ける構成であり、ブロ
ワからの圧力風による肥料の搬送能力が悪くて、肥料案
内部に肥料が滞留してしまうような事態が発生し、適正
な施肥作業が行えないものであった。 また、作溝器部に
常時空気を抜く空気抜き機構を設けたものである為に、
作溝器内に圃場の土などが詰まると、空気抜き機構の下
部まで土が詰まってしまいブロワからの圧力風が通り抜
けなくなり、短時間で肥料繰り出し部に肥料詰まりが生
じて作業ができなくなる。その為に、作業を中止して、
作溝器内の土などの詰まりを排除すると共に、肥料繰り
出し部の肥料の詰まりを解消しなければならなず、作業
能率が悪いものであった。
【0004】この発明は、上記の問題点を簡潔な構成で
解決することを目的になされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】従来の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、肥料繰り出し部から繰り
出された肥料を圧力風により圧送して作溝器まで案内す
る肥料案内部を有する施肥装置において、該肥料案内部
の後方下方に向いた傾斜部に作溝器内が詰まったときに
空気が外部に逃げる空気抜け孔を有する突出部を肥料案
内部に対して肥料繰り出し部側に傾斜させて上方に向け
て設けると共に、該突出部の上部には適正作業時には空
気抜け孔を覆って閉じており作溝器内が詰まったときに
は開く開閉蓋を設けた施肥装置としたものであり、請求
項2記載の発明は、突出部を肥料案内部の下方で作溝器
よりも少し上方の部位に設けた請求項1記載の施肥装置
としたものである
【0006】
【発明の作用効果】請求項1記載の発明は、肥料案内部
の後方下方に向いた傾斜部に作溝器内が詰まったときに
空気が外部に逃げる空気抜け孔を有する突出部を肥料案
内部に対して肥料繰り出し部側に傾斜させて上方に向け
て設けると共に、該突出部の上部には適正作業時には空
気抜け孔を覆って閉じており作溝器内が詰まったときに
は開く開閉蓋を設けたので、開閉蓋は適正作業時には閉
じており、肥料が肥料案内部内を圧力風により作溝器ま
で良好に送られて適正な施肥作業が行える。また、作溝
器内に圃場の土などが詰まったときに、圧力風により
開く。従って、作溝器内に圃場の土などが詰まっても、
肥料案内部の圧力風は空気抜け孔から外部に抜け出すこ
とになり、短時間で肥料繰り出し部に肥料詰まりを生じ
るようなことが防止される。よって、作溝器内の土など
の詰まりを排除すれば、直ちに施肥作業を再開すること
ができるので、従来技術の課題を簡潔な構成で解消でき
て、非常に作業能率が良い。請求項2記載の発明は、突
出部を肥料案内部の下方で作溝器よりも少し上方の部位
に設けた請求項1記載の施肥装置としたものであるか
ら、請求項1記載の発明の作用効果に加えて、空気抜け
孔を有する突出部が圃場面から比較的離れた位置にある
こととなり、空気抜け孔に泥土等が詰まってその機能が
働かなくなることが防止でき、能率の良い適正な施肥作
業が行える。
【0007】
【実施例】この発明の一実施例である施肥装置付き乗用
型田植機を図面に基づき詳細に説明する。乗用型田植機
1は、4輪駆動形式の乗用車体2の後部に昇降リンク3
を介して苗植付け装置4を昇降可能に装着している。ま
た、乗用車体2と苗植付け装置4との間の乗用車体2の
後部位置には、施肥装置5が配設されている。
【0008】この施肥装置5には、肥料ホッパ6の下側
に、肥料繰り出し部6aから繰り出される肥料を、肥料
繰り出し部6aから圃場面に向け延出されたビニール管
からなる肥料案内部としての施肥管7に向け送り出す送
風管8が設けられ、この送風管8にモータ9により駆動
されるブロア10が接続されている。そして、乗用車体
2から苗植付け装置4及び施肥装置5に動力が伝達され
て、苗植付け装置4では所定の間隔で多条(6条)の苗
が圃場に植え付けられ、この植え付けられた苗の条間
に、施肥装置5により繰り出された肥料が施肥管7から
施肥される。
【0009】上記施肥管7の施肥口は作溝器7a内で開
口しており、この作溝器7a近傍の施肥管7に、図1に
示すように外部に連通する空気抜け孔(小径管)7bを
設けている。空気抜け孔7bは施肥管7より小径でほぼ
垂直上方に突設する突出部に設けられており、その上端
部には開閉蓋7cが枢着されている。この開閉蓋7cは
常時は閉じており、作溝器7a内の施肥口に詰まりを生
じたときに、ブロア10、送風管8からの圧力風により
開くようになっている。また、図2の(a)及び(b)
に示すように施肥管7の基端部7dは、一端をネジ7f
により施肥装置5下部に固定したバネ線材7eによりリ
ング状に支持されており、基端部7dが屈折して肥料詰
まりを生じないようになっている。
【0010】乗用車体2の運転座席11の下側にはエン
ジン12が搭載され、運転座席11の前側の車体前部に
設けたステアリングハンドル13及びハンドルポスト1
4の下側には、トランスミッション15が設けられてい
る。エンジン12とトランスミッション15との間には
油圧無段変速機(HST)16が設けられている。エン
ジンの第1の出力プーリ12aと油圧無段変速機の入力
プーリ16aとの間に第1のベルト伝動系17が、油圧
無段変速機の第1の出力プーリ16bとトランスミッシ
ョンの入力プーリ15aとの間に第2のベルト伝動系1
8がそれぞれ設けられている。また、上記第1のベルト
伝動系17にはベルトテンションクラッチ19が、トラ
ンスミッションの入力プーリ15aにはクラッチ20が
それぞれ設けられている。
【0011】エンジン12に近接してオルタネータ21
が設けられ、エンジンの第2の出力プーリ12bとオル
タネータの入力プーリ21aとの間に第3のベルト伝動
系22が設けられている。そして、オルタネータ21で
発電された交流電気が上記モータ9に供給されてブロワ
10を駆動するようにしている。また、油圧無段変速機
16のエンジン12側に油圧ポンプ23が設けられ、こ
の油圧ポンプ23の入力プーリ23aと油圧無段変速機
の第2の出力プーリ16cとの間に第4のベルト伝動系
24が設けられている。
【0012】上記ハンドルポスト14の上部位置には、
主変速レバー25と副変速レバー26とが設けられ、主
変速レバー25は、図示しないが操作ワイヤを介してト
ランスミッション15内の変速歯車を切り換える変速シ
フタを作動させるようにしており、また、副変速レバー
26は、操作リンクを介して油圧無段変速機の変速軸
(斜板角度操作軸)を操作するようにしている。また、
ハンドルポスト14の下部位置には、上記クラッチ20
を入り,切り操作する主クラッチペダル27と、後輪の
サイドクラッチ及びブレーキを同時に操作する左右のサ
イドクラッチ・ブレーキペダル28,28とが設けられ
ている。
【0013】さらに、上記ステアリングハンドル13の
ステアリングシャフトの途中には、図示しないがラック
・ピニオン式のパワステユニットが設けられている。ト
ランスミッション15内で変速された動力はPTO軸2
9を介して取り出され、苗植付け装置4及び施肥装置5
に動力伝達するようにしている。また、トランスミッシ
ョン15内で変速された動力が後輪伝動軸30,30を
介して後輪に伝達される。左右の後輪は車体フレーム2
aにローリング軸31を介してローリング可能に支持さ
れている。32,32は乗用車体2の前部左右両側に設
けられた予備苗載せ台、33はセンターマーカである。
【0014】このように構成されたこの発明の一実施例
の乗用型田植機1は、水田圃場に導入されて、乗用車体
2の走行と共に、昇降リンク3により苗植付け装置4を
下降させてフロートを田面に接した状態で苗植付け装置
4を滑走させ、乗用車体2からPTO軸29を介して伝
達される動力により苗植付け装置4及び施肥装置5が駆
動され、苗植付け装置4では所定の間隔で6条の苗が圃
場に植え付けられ、この植え付けられた苗の条間に、施
肥装置5の施肥管7から繰り出された肥料が施肥され
る。
【0015】施肥装置5の施肥管7においては、作溝器
7aの近傍に空気抜け孔7bを設けているので、施肥作
業中に作溝器7a内の施肥口に圃場の土や稲株、堆肥な
どが詰まっても、ブロア10、送風管8からの圧力風及
び肥料は空気抜け孔7bから管外に抜け、肥料繰り出し
部に肥料詰まりを生じることがない。そして、機体の走
行を一時停止して施肥口の土などの詰まりを排除すれ
ば、直ちに施肥作業を再開することができる。
【0016】また施肥管7は可撓性のビニール管により
構成され、苗植付け装置4及び施肥装置5は昇降リンク
3により昇降されるので、施肥管7の基端部7d部分は
頻繁に弯曲または屈曲されることになるが、基端部7d
はバネ線材7eによりリング状に支持されているので、
施肥装置5の昇降リンク3による昇降動作時には支障な
く弯曲または屈曲し、施肥作業状態のときには基端部7
dは屈曲しない状態に支持されており、従って、基端部
7d部分に肥料が詰まるようなことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の要部の側面図である。
【図2】(a)は施肥装置の部分側面図、(b)は
(a)のA−A線断面図である。
【図3】この発明を適用した施肥装置付き乗用型田植機
の全体側面図である。
【図4】この発明を適用した施肥装置付き乗用型田植機
の全体平面図である。
【図5】この発明を適用した乗用型田植機の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 乗用型田植機 2 乗用車体 3 昇降リンク 4 苗植付け装置 5 施肥装置 6 肥料ホッパ 6a 肥料繰り出し部 7 施肥管(肥
料案内部) 7a 作溝器 7b 空気抜け孔
(突出部) 7c 開閉蓋 8 送風管 9 モータ 10 ブロワ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清家 理伯 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 (72)発明者 山崎 仁史 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 (72)発明者 野村 勝 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 (72)発明者 草本 英之 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 合議体 審判長 藤井 俊二 審判官 平瀬 博通 審判官 鈴木 寛治 (56)参考文献 特開 昭59−220112(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肥料繰り出し部から繰り出された肥料を
    圧力風により圧送して作溝器まで案内する肥料案内部を
    有する施肥装置において、該肥料案内部の後方下方に向
    いた傾斜部に作溝器内が詰まったときに空気が外部に逃
    げる空気抜け孔を有する突出部を肥料案内部に対して肥
    料繰り出し部側に傾斜させて上方に向けて設けると共
    に、該突出部の上部には適正作業時には空気抜け孔を覆
    って閉じており作溝器内が詰まったときには開く開閉蓋
    を設けたことを特徴とする施肥装置。
  2. 【請求項2】 突出部を肥料案内部の下方で作溝器より
    も少し上方の部位に設けたことを特徴とする請求項1記
    載の施肥装置。
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