JPH05227809A - 施肥装置付き乗用型田植機 - Google Patents

施肥装置付き乗用型田植機

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JPH05227809A
JPH05227809A JP6816592A JP6816592A JPH05227809A JP H05227809 A JPH05227809 A JP H05227809A JP 6816592 A JP6816592 A JP 6816592A JP 6816592 A JP6816592 A JP 6816592A JP H05227809 A JPH05227809 A JP H05227809A
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fertilizer
planting
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seedling planting
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Seiji Sakai
誠二 酒井
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機体前後バランスを向上させて作業精度を良
くし、同時に操作性も向上させた施肥装置付き乗用型田
植機を得ることを目的とする。 【構成】 操縦座席5を装備した走行車体1の後部に昇
降装置25にて上下動自在に装着した田植装置7の苗植
付装置10の近くに作溝器37aを設け、操縦座席5よ
りも後方の走行車体1に肥料タンク34及び繰出装置3
5等よりなる施肥装置33を設けて、該施肥装置33か
ら繰り出される肥料を案内体36にて前記作溝器37a
に案内するよう構成すると共に、施肥装置33の施肥を
部分的に停止させる操作装置40a…を操縦座席5より
も後方の肥料タンク34の近くに配置した施肥装置付き
乗用型田植機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、施肥装置付き乗用型
田植機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来例としては、特開昭54−
66215号公報に示すように、走行車体の後部に昇降
装置にて田植装置を上下動自在に装着し、該田植装置の
後部に施肥装置を装着した施肥装置付き乗用型田植機が
ある。
【0003】
【従来技術の課題】併し乍ら、上記従来の施肥装置付き
乗用型田植機は、走行車体の後部に昇降装置にて上下動
自在に装着した田植装置の後部に施肥装置を装着してい
るので、後部の重量が重くなり機体の前後バランスが非
常に悪く、苗が傾いて植え付けられたり時には倒れてし
まったりして苗植付け作業の精度が非常に悪いものであ
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記の従来
技術のもつ課題を解決すべく、操縦座席5を装備した走
行車体1の後部に昇降装置25にて上下動自在に装着し
た田植装置7の苗植付装置10の近くに作溝器37aを
設け、操縦座席5よりも後方の走行車体1に肥料タンク
34及び繰出装置35等よりなる施肥装置33を設け
て、該施肥装置33から繰り出される肥料を案内体36
にて前記作溝器37aに案内するよう構成すると共に、
施肥装置33の施肥を部分的に停止させる操作装置40
a…を操縦座席5よりも後方の肥料タンク34の近くに
配置したことを特徴とする施肥装置付き乗用型田植機と
したものである。
【0005】
【発明の作用効果】この発明は、田植装置7の苗植付装
置10の近くに作溝器37aを設け、操縦座席5よりも
後方の走行車体1に肥料タンク34及び繰出装置35等
よりなる施肥装置33を設けて、該施肥装置33から繰
り出される肥料を案内体36にて前記作溝器37aに案
内するよう構成したものであるから、従来例に比して機
体の前後バランスが良くなり、従って、苗植付け作業の
精度が向上し良好なる田植作業が行える。
【0006】また、施肥装置33の施肥を部分的に停止
させる操作装置40a…を操縦座席5よりも後方の肥料
タンク34の近くに配置したものであるから、作業者は
操作装置40a…を操作するとき、操縦座席5から立た
なくても良く、また、操作時に田植装置7及び施肥装置
33の各部の確認が同時にできるのでその作業誤りがな
くなり効率も非常に良い。
【0007】
【実施例】この発明の一実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。1は走行車体で、左右一対の前輪2・2と左
右一対の後輪3・3とを下部に有し、上部前部にボンネ
ット4で覆われたエンジン(図示せず)を設け、このエ
ンジンの後方に操縦座席5を設け、エンジンと座席5と
の間に操縦ハンドル6を設けたものである。
【0008】7は田植装置で、ミッションケ−スを兼ね
た植付部フレーム8の上部に前側が上位となるように傾
斜した状態で左右に往復横移動される苗タンク9と、該
苗タンク9の後端側にあって苗タンク9に載置された苗
を一株分づつ分割して植付ける苗植付装置10と、更に
フレーム8の下部に装着されていて土壌表面を整地する
整地フロート11とから構成されている。
【0009】前記植付部フレーム8には、その後部が所
定の左右間隔を配して後方へ延ばされその後端部に苗植
付装置が取付けられる分岐部8a・8b・8cが設けら
れている。苗植付装置10は、前記植付部フレーム8の
各分岐部に配設され前端部に苗分割爪12が取付けら
れ、後端部と前後中間部とはそれぞれ揺動アーム13と
クランク15とによって植付部フレーム8に取付けら
れ、クランク15の回転にて苗分割爪12部が上下の略
々楕円形状の運動軌跡を描くように構成されている。
【0010】16は左右一対の前記苗植付装置10・1
0のクランク15・15を同時に回転する軸で、前記植
付部フレーム8の各分岐部8a・8b・8c内に回転自
在に軸架され、この軸16の左右中間部にはチェン17
で伝動回転されるスプロケット18が回転自在に設けら
れている。19はクラッチで、前記スプロケット18の
一側面側に駆動爪aを設け、前記軸16に楔着状態で軸
方向に移動自在に設けたクラッチ片20のスプロケット
18側に従動爪bを設け、ばね21で常にスプロケット
側へ押付けるよう弾持ならしめて駆動爪aと従動爪bと
咬合せるよう構成している。そして、前記クラッチ片2
0の外周面に渦巻状のカム面20aを形成し、このカム
面20aにクラッチピン22を当接させることによって
前記駆動爪aから従動爪bをばね21に抗して離脱する
ように構成している。尚、クラッチピン22は植付部フ
レーム8に摺動自在に設けてあり、ばね23で常時はカ
ム面20aから離れるよう構成し、レバー24でカム面
20aに当接するよう押込めるように構成している。
【0011】25は昇降装置で、アッパーリンク26と
ロワーリンク27の基部を走行車体1の後端部にブラケ
ット28を介して取付け、両リンクの後端部をヒッチ枠
29によって連結し、アッパーリンク26と走行車体1
との間に油圧シリンダー装置30を介装したものであ
る。そして、前記ヒッチ枠29からローリング自在に回
動軸31を介して前記田植装置7を装着している。ま
た、ヒッチ枠29には走行車体1側のエンジンから適宜
伝動部を介して伝動回転される中間軸が取付けてあり、
これから、田植装置10側のミッションケ−ス部内に動
力が伝達されるよう構成されている。32がその伝動ベ
ルトである。
【0012】33は施肥装置で、走行車体1側に装着さ
れる肥料タンク34と、その肥料タンク34の下部に設
けられた繰出装置35と、繰出された肥料を田植装置1
0の整地フロート11上部近傍まで流下案内する案内体
36と、更に土壌中に下部が没して一定深さに作溝する
作溝器37aとこの作溝器37aに取付けられていて作
溝内に施肥するパイプ37bとからなる施肥器37とか
ら構成されている。
【0013】そして、該施肥装置33…は前記苗植付装
置10…のうちの互に隣合う2個の苗植付装置に対して
1個の施肥装置33が装備され、苗植付け条間内に前記
施肥器37が配設されている。前記繰出装置35は、伝
動回転される溝付き回転ロ−ル35aと、その回転ロ−
ル35aの上面でロ−ル回転軸の軸芯方向に沿って移動
できて当該ロ−ルの上面を開放したり覆ったりすること
のできる断面半円形状のシャッタ38とからなり、この
シャッタ38がホッパ外に設けられたレバー39で自由
に移動できるように設けられ、シャッタ38を押込むと
肥料の繰出しが停止されるように設けられている。
【0014】40a・40b…は前記苗植付装置10…
のクラッチ19…を入・切するクラッチレバーで、この
うち、40aは左側の分岐したフレーム8a内のクラッ
チ19にワイヤ41aで連結され、また、40bは中央
のフレーム8b内のクラッチ19に同じくワイヤ41b
で連結され、順次、各別に各クラッチ19…を入・切で
きるよう構成されている。
【0015】43a・43b…は前記各施肥装置33…
のシャッタ38…と前記クラッチレバー40a・40b
…とを各別に連結するワイヤで、左側のクラッチ19を
切ると左側の施肥が停止され、中央のクラッチ19を切
るとこれに対応する中央の施肥が停止されるようそれぞ
れ連動連結している。尚、図中、45は予備苗載置台
で、走行車体1側に回動リンク46と回動可能であって
かつ伸縮できる回動伸縮リンク47とで操縦座席5の後
方に設けられている。そして、この予備苗載置台45の
下側空間部に前記施肥装置33…の肥料タンク34…が
配置されている。
【0016】上例の構成において、苗タンク9に苗を載
置すると共に施肥装置の各肥料タンク34…内に肥料を
充填後、田植装置7を下動してその整地フロート11を
土壌面に接地させて、走行車体1で田植装置7を牽引さ
せると共に、回転各部を伝動回転させる。すると、苗植
付装置10…が左右に往復横移動する苗タンク9から一
株分づつの苗を分割して整地フロート11…の側方突出
部で整地される土壌面に苗を植付ける。また、苗植付け
作動と同時に、施肥装置33…の繰出装置35…が作動
され、回転ロ−ル35a…の溝で肥料タンク34…内の
肥料が所定量づつ繰出されて案内体36…内を流下して
作溝器37a…で造成される各フロート11…間の溝内
に放出されて施肥される。
【0017】この苗植付け作業と施肥作業とが同時に行
われる際に、田植装置7の苗植付装置10の近くに作溝
器37aを設け、操縦座席5よりも後方の走行車体1に
肥料タンク34及び繰出装置35等よりなる施肥装置3
3を設けて、該施肥装置33から繰り出される肥料を案
内体36にて前記作溝器37aに案内するよう構成して
いるので、機体の前後バランスが良く、安定良く苗植付
け作業及び施肥作業が行え苗の植付姿勢・苗植付深さ・
施肥深さ等の精度が向上し良好なる作業が行える。
【0018】このようにして、苗植付け作業と同時に施
肥作業が行われるが、一枚の圃場で苗植付け作業が終り
に近ずくと、多条植田植機なるがために、全ての苗植付
装置10…で苗植付けを最後迄行うと畦畔と最終苗植付
け列との間に広い植残り幅が発生することがある。この
ような場合に、最終の苗植付け行程前に、田植機の未植
地側に位置する苗植付装置、例えば第2図中の左側の苗
植付装置のクラッチ19をクラッチレバー40aでワイ
ヤ41aを介して切り、この左側2個の苗植付けを停止
する。このとき、左側の施肥装置33の繰出装置35部
のシャッタ38が回転ロ−ル35aの上面を覆うように
ワイヤ43で作動され、同時にこの左側2列の苗植付け
条間に対する施肥が停止されることとなる。
【0019】そして、最終苗植付け行程では、左側苗植
付装置の作動を再開して植残りが起らないように苗植付
け作業をする。このような圃場の畦畔ぎわにおける田植
作業時に、多条植田植機の適当数の苗植付け作業を停止
するとき、この停止させた苗植付け条列に対する施肥が
同時に停止でき、苗植付けを停止している部分にまで施
肥されてしまって、再び、この部分に苗植付けをすると
きに、再び施肥されるというような不都合が起らず、従
って、施肥過多による生育阻害や生育斑が起ることを防
止できる。
【0020】また、田植装置7の苗植付装置10…を部
分的に停止させる操作により停止される苗植付装置10
…に対応する施肥装置33の施肥を部分的に停止させる
操作装置40a…を施肥装置33の肥料タンク34の近
くに配置したので、作業者は操作装置40a…を操作す
るとき操縦座席5から立たなくても良く、また、操作装
置40a…の操作時に田植装置7の苗タンク9上の苗量
や苗の状態及び施肥装置33の各部の確認等が同時にで
きるのでその作業効率も非常に良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】施肥装置付き乗用型田植機の全体側面図
【図2】要部の簡略背面図
【図3】要部の連動機構図
【図4】要部の断面図
【符号の説明】
1 走行車体 5 操縦座席 7 田植装置 10 苗植付装置 19 クラッチ 25 昇降装置 33 施肥装置 34 肥料タンク 35 繰出装置 36 案内体 37a 作溝器 40a 操作装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操縦座席5を装備した走行車体1の後部
    に昇降装置25にて上下動自在に装着した田植装置7の
    苗植付装置10の近くに作溝器37aを設け、操縦座席
    5よりも後方の走行車体1に肥料タンク34及び繰出装
    置35等よりなる施肥装置33を設けて、該施肥装置3
    3から繰り出される肥料を案内体36にて前記作溝器3
    7aに案内するよう構成すると共に、施肥装置33の施
    肥を部分的に停止させる操作装置40a…を操縦座席5
    よりも後方の肥料タンク34の近くに配置したことを特
    徴とする施肥装置付き乗用型田植機。
JP4068165A 1992-03-26 1992-03-26 施肥装置付き乗用型田植機 Expired - Lifetime JPH0669324B2 (ja)

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