JP2970614B2 - 施肥装置付き乗用型田植機 - Google Patents
施肥装置付き乗用型田植機Info
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- JP2970614B2 JP2970614B2 JP22347097A JP22347097A JP2970614B2 JP 2970614 B2 JP2970614 B2 JP 2970614B2 JP 22347097 A JP22347097 A JP 22347097A JP 22347097 A JP22347097 A JP 22347097A JP 2970614 B2 JP2970614 B2 JP 2970614B2
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- blower
- rice transplanter
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- Fertilizing (AREA)
- Transplanting Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、肥料を圧力風に
より圧送する施肥装置を装着した施肥装置付き乗用型田
植機に関するものである。
より圧送する施肥装置を装着した施肥装置付き乗用型田
植機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、乗用車体の前部に機体前後方向に
設けた複数の肥料タンク下方の肥料繰り出し部から機体
後方に向け延出され、肥料繰り出し部から繰り出された
肥料をブロワからの圧力風により作溝器まで圧送する肥
料案内部を有する施肥装置を装着した施肥装置付き乗用
型田植機がある。
設けた複数の肥料タンク下方の肥料繰り出し部から機体
後方に向け延出され、肥料繰り出し部から繰り出された
肥料をブロワからの圧力風により作溝器まで圧送する肥
料案内部を有する施肥装置を装着した施肥装置付き乗用
型田植機がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の施肥装置付
き乗用型田植機においては、乗用車体の前部に複数の肥
料タンクと肥料繰り出し部を設けたものであるから、肥
料タンク内の肥料の増減により機体の前後バランスが異
なり、走行性能が安定せず良好な施肥及び植付け作業が
行ない難いものであった。また、複数の肥料タンク下方
の肥料繰り出し部は機体前後方向に設けられていたの
で、機体左右方向に間隔をあけて設けた作溝器に対して
適切な肥料の移送が困難で、適切な施肥作業が行なえな
いものであった。
き乗用型田植機においては、乗用車体の前部に複数の肥
料タンクと肥料繰り出し部を設けたものであるから、肥
料タンク内の肥料の増減により機体の前後バランスが異
なり、走行性能が安定せず良好な施肥及び植付け作業が
行ない難いものであった。また、複数の肥料タンク下方
の肥料繰り出し部は機体前後方向に設けられていたの
で、機体左右方向に間隔をあけて設けた作溝器に対して
適切な肥料の移送が困難で、適切な施肥作業が行なえな
いものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、従来の課題
を解決するために、乗用車体2の後部に昇降リンク3を
介して苗植付け装置4を昇降可能に装着すると共に、乗
用車体2の後部に施肥装置5の複数の肥料タンク6と肥
料繰り出し部6aを機体左右方向に並べて装着し、該各
肥料繰り出し部6aから繰り出された肥料をブロア10
の圧力風により圧送して機体左右方向に間隔をあけて設
けた各々の作溝器7aまで案内する複数の肥料案内部7
を設けた施肥装置付き乗用型田植機において、ブロア1
0の圧力風を各肥料案内部7に送る送風部8を機体左右
方向に並べて設けた複数の肥料タンク6と肥料繰り出し
部6aに沿って機体左右方向に長く配設するとともに、
ブロア10を電動式として該送風部8の左右方向一端に
取付けたことを特徴とする施肥装置付き乗用型田植機と
したものである。
を解決するために、乗用車体2の後部に昇降リンク3を
介して苗植付け装置4を昇降可能に装着すると共に、乗
用車体2の後部に施肥装置5の複数の肥料タンク6と肥
料繰り出し部6aを機体左右方向に並べて装着し、該各
肥料繰り出し部6aから繰り出された肥料をブロア10
の圧力風により圧送して機体左右方向に間隔をあけて設
けた各々の作溝器7aまで案内する複数の肥料案内部7
を設けた施肥装置付き乗用型田植機において、ブロア1
0の圧力風を各肥料案内部7に送る送風部8を機体左右
方向に並べて設けた複数の肥料タンク6と肥料繰り出し
部6aに沿って機体左右方向に長く配設するとともに、
ブロア10を電動式として該送風部8の左右方向一端に
取付けたことを特徴とする施肥装置付き乗用型田植機と
したものである。
【0005】
【発明の作用及び効果】この発明は、乗用車体2の後部
に昇降リンク3を介して苗植付け装置4を昇降可能に装
着すると共に、乗用車体2の後部に施肥装置5の複数の
肥料タンク6と肥料繰り出し部6aを機体左右方向に並
べて装着し、該各肥料繰り出し部6aから繰り出された
肥料をブロア10の圧力風により圧送して機体左右方向
に間隔をあけて設けた各々の作溝器7aまで案内する複
数の肥料案内部7を設けた施肥装置付き乗用型田植機に
おいて、ブロア10の圧力風を各肥料案内部7に送る送
風部8を機体左右方向に並べて設けた複数の肥料タンク
6と肥料繰り出し部6aに沿って機体左右方向に長く配
設したので、肥料タンク6内の肥料の増減による機体の
前後バランスの変動が少なくて走行性能が安定し良好な
施肥及び植付け作業が行なえると共に、複数の肥料タン
ク6と肥料繰り出し部6a及び送風部8の配置が合理的
で従来の課題を解消でき、更に、施肥装置付き乗用型田
植機全体を小型の構成にできて作業性が良い。しかも、
ブロア10を電動式として送風部8の 左右方向一端に取
付けたので、エンジン回転を伝動してブロアを駆動回転
する構成よりも駆動構成が簡単で、しかも、それにより
送風部8の一端に直結する構成が容易にできて、ブロア
10の支持構造の簡略化が図れるとともに、送風部8内
に吹き込むまでの圧力風の圧力損失が少なく且つ左右方
向に長く配設した送風部8の長手方向に圧力風を吹き込
ませられるから送風部8内に吹き込んだ圧力風の圧力損
失も少ないものとなって、良好な施肥作業が行える。
に昇降リンク3を介して苗植付け装置4を昇降可能に装
着すると共に、乗用車体2の後部に施肥装置5の複数の
肥料タンク6と肥料繰り出し部6aを機体左右方向に並
べて装着し、該各肥料繰り出し部6aから繰り出された
肥料をブロア10の圧力風により圧送して機体左右方向
に間隔をあけて設けた各々の作溝器7aまで案内する複
数の肥料案内部7を設けた施肥装置付き乗用型田植機に
おいて、ブロア10の圧力風を各肥料案内部7に送る送
風部8を機体左右方向に並べて設けた複数の肥料タンク
6と肥料繰り出し部6aに沿って機体左右方向に長く配
設したので、肥料タンク6内の肥料の増減による機体の
前後バランスの変動が少なくて走行性能が安定し良好な
施肥及び植付け作業が行なえると共に、複数の肥料タン
ク6と肥料繰り出し部6a及び送風部8の配置が合理的
で従来の課題を解消でき、更に、施肥装置付き乗用型田
植機全体を小型の構成にできて作業性が良い。しかも、
ブロア10を電動式として送風部8の 左右方向一端に取
付けたので、エンジン回転を伝動してブロアを駆動回転
する構成よりも駆動構成が簡単で、しかも、それにより
送風部8の一端に直結する構成が容易にできて、ブロア
10の支持構造の簡略化が図れるとともに、送風部8内
に吹き込むまでの圧力風の圧力損失が少なく且つ左右方
向に長く配設した送風部8の長手方向に圧力風を吹き込
ませられるから送風部8内に吹き込んだ圧力風の圧力損
失も少ないものとなって、良好な施肥作業が行える。
【0006】
【実施例】この発明の一実施例である施肥装置付き乗用
型田植機を図面に基づき詳細に説明する。乗用型田植機
1は、4輪駆動形式の乗用車体2の後部に昇降リンク3
を介して苗植付け装置4を昇降可能に装着している。ま
た、乗用車体2と苗植付け装置4との間の乗用車体2の
後部位置には、施肥装置5が配設されている。
型田植機を図面に基づき詳細に説明する。乗用型田植機
1は、4輪駆動形式の乗用車体2の後部に昇降リンク3
を介して苗植付け装置4を昇降可能に装着している。ま
た、乗用車体2と苗植付け装置4との間の乗用車体2の
後部位置には、施肥装置5が配設されている。
【0007】この施肥装置5には、肥料タンク6の下側
に、肥料繰り出し部6aから繰り出される肥料を、肥料
繰り出し部6aから圃場面に向け延出されたビニール管
からなる肥料案内部としての施肥管7に向け送り出す角
筒状の送風部8が設けられ、この送風部8にモータ9に
より駆動されるブロア10が接続されている。そして、
乗用車体2から苗植付け装置4及び施肥装置5に動力が
伝達されて、苗植付け装置4では所定の間隔で多条(6
条)の苗が圃場に植え付けられ、この植え付けられた苗
の条間に、施肥装置5により繰り出された肥料が施肥管
7から施肥される。
に、肥料繰り出し部6aから繰り出される肥料を、肥料
繰り出し部6aから圃場面に向け延出されたビニール管
からなる肥料案内部としての施肥管7に向け送り出す角
筒状の送風部8が設けられ、この送風部8にモータ9に
より駆動されるブロア10が接続されている。そして、
乗用車体2から苗植付け装置4及び施肥装置5に動力が
伝達されて、苗植付け装置4では所定の間隔で多条(6
条)の苗が圃場に植え付けられ、この植え付けられた苗
の条間に、施肥装置5により繰り出された肥料が施肥管
7から施肥される。
【0008】上記施肥管7の施肥口は作溝器7a内で開
口しており、この作溝器7a近傍の施肥管7に、図1に
示すように外部に連通する空気抜け孔(小径管)7bを
設けている。空気抜け孔7bは施肥管7より小径でほぼ
垂直上方に突設する突出部に設けられており、その上端
部には開閉蓋7cが枢着されている。この開閉蓋7cは
常時は閉じており、作溝器7a内の施肥口に詰まりを生
じたときに、ブロア10、送風部8からの圧力風により
開くようになっている。また、図2の(a)及び(b)
に示すように施肥管7の基端部7dは、一端をネジ7f
により施肥装置5下部に固定したバネ線材7eによりリ
ング状に支持されており、基端部7dが屈折して肥料詰
まりを生じないようになっている。
口しており、この作溝器7a近傍の施肥管7に、図1に
示すように外部に連通する空気抜け孔(小径管)7bを
設けている。空気抜け孔7bは施肥管7より小径でほぼ
垂直上方に突設する突出部に設けられており、その上端
部には開閉蓋7cが枢着されている。この開閉蓋7cは
常時は閉じており、作溝器7a内の施肥口に詰まりを生
じたときに、ブロア10、送風部8からの圧力風により
開くようになっている。また、図2の(a)及び(b)
に示すように施肥管7の基端部7dは、一端をネジ7f
により施肥装置5下部に固定したバネ線材7eによりリ
ング状に支持されており、基端部7dが屈折して肥料詰
まりを生じないようになっている。
【0009】乗用車体2の運転座席11の下側にはエン
ジン12が搭載され、運転座席11の前側の車体前部に
設けたステアリングハンドル13及びハンドルポスト1
4の下側には、トランスミッション15が設けられてい
る。エンジン12とトランスミッション15との間には
油圧無段変速機(HST)16が設けられている。エン
ジンの第1の出力プーリ12aと油圧無段変速機の入力
プーリ16aとの間に第1のベルト伝動系17が、油圧
無段変速機の第1の出力プーリ16bとトランスミッシ
ョンの入力プーリ15aとの間に第2のベルト伝動系1
8がそれぞれ設けられている。また、上記第1のベルト
伝動系17にはベルトテンションクラッチ19が、トラ
ンスミッションの入力プーリ15aにはクラッチ20が
それぞれ設けられている。
ジン12が搭載され、運転座席11の前側の車体前部に
設けたステアリングハンドル13及びハンドルポスト1
4の下側には、トランスミッション15が設けられてい
る。エンジン12とトランスミッション15との間には
油圧無段変速機(HST)16が設けられている。エン
ジンの第1の出力プーリ12aと油圧無段変速機の入力
プーリ16aとの間に第1のベルト伝動系17が、油圧
無段変速機の第1の出力プーリ16bとトランスミッシ
ョンの入力プーリ15aとの間に第2のベルト伝動系1
8がそれぞれ設けられている。また、上記第1のベルト
伝動系17にはベルトテンションクラッチ19が、トラ
ンスミッションの入力プーリ15aにはクラッチ20が
それぞれ設けられている。
【0010】エンジン12に近接してオルタネータ21
が設けられ、エンジンの第2の出力プーリ12bとオル
タネータの入力プーリ21aとの間に第3のベルト伝動
系22が設けられている。そして、オルタネータ21で
発電された交流電気が上記モータ9に供給されてブロワ
10を駆動するようにしている。また、油圧無段変速機
16のエンジン12側に油圧ポンプ23が設けられ、こ
の油圧ポンプ23の入力プーリ23aと油圧無段変速機
の第2の出力プーリ16cとの間に第4のベルト伝動系
24が設けられている。
が設けられ、エンジンの第2の出力プーリ12bとオル
タネータの入力プーリ21aとの間に第3のベルト伝動
系22が設けられている。そして、オルタネータ21で
発電された交流電気が上記モータ9に供給されてブロワ
10を駆動するようにしている。また、油圧無段変速機
16のエンジン12側に油圧ポンプ23が設けられ、こ
の油圧ポンプ23の入力プーリ23aと油圧無段変速機
の第2の出力プーリ16cとの間に第4のベルト伝動系
24が設けられている。
【0011】上記ハンドルポスト14の上部位置には、
主変速レバー25と副変速レバー26とが設けられ、主
変速レバー25は、図示しないが操作ワイヤを介してト
ランスミッション15内の変速歯車を切り換える変速シ
フタを作動させるようにしており、また、副変速レバー
26は、操作リンクを介して油圧無段変速機の変速軸
(斜板角度操作軸)を操作するようにしている。また、
ハンドルポスト14の下部位置には、上記クラッチ20
を入り,切り操作する主クラッチペダル27と、後輪の
サイドクラッチ及びブレーキを同時に操作する,左右の
サイドクラッチ・ブレーキペダル28,28とが設けら
れている。
主変速レバー25と副変速レバー26とが設けられ、主
変速レバー25は、図示しないが操作ワイヤを介してト
ランスミッション15内の変速歯車を切り換える変速シ
フタを作動させるようにしており、また、副変速レバー
26は、操作リンクを介して油圧無段変速機の変速軸
(斜板角度操作軸)を操作するようにしている。また、
ハンドルポスト14の下部位置には、上記クラッチ20
を入り,切り操作する主クラッチペダル27と、後輪の
サイドクラッチ及びブレーキを同時に操作する,左右の
サイドクラッチ・ブレーキペダル28,28とが設けら
れている。
【0012】さらに、上記ステアリングハンドル13の
ステアリングシャフトの途中には、図示しないがラック
・ピニオン式のパワステユニットが設けられている。ト
ランスミッション15内で変速された動力はPTO軸2
9を介して取り出され、苗植付け装置4及び施肥装置5
に動力伝達するようにしている。また、トランスミッシ
ョン15内で変速された動力が後輪伝動軸30,30を
介して後輪に伝達される。左右の後輪は車体フレーム2
aにローリング軸31を介してローリング可能に支持さ
れている。32,32は乗用車体2の前部左右両側に設
けられた予備苗載せ台、33はセンターマーカである。
ステアリングシャフトの途中には、図示しないがラック
・ピニオン式のパワステユニットが設けられている。ト
ランスミッション15内で変速された動力はPTO軸2
9を介して取り出され、苗植付け装置4及び施肥装置5
に動力伝達するようにしている。また、トランスミッシ
ョン15内で変速された動力が後輪伝動軸30,30を
介して後輪に伝達される。左右の後輪は車体フレーム2
aにローリング軸31を介してローリング可能に支持さ
れている。32,32は乗用車体2の前部左右両側に設
けられた予備苗載せ台、33はセンターマーカである。
【0013】このように構成されたこの発明の一実施例
の乗用型田植機1は、水田圃場に導入されて、乗用車体
2の走行と共に、昇降リンク3により苗植付け装置4を
下降させてフロートを田面に接した状態で苗植付け装置
4を滑走させ、乗用車体2からPTO軸29を介して伝
達される動力により苗植付け装置4及び施肥装置5が駆
動され、苗植付け装置4では所定の間隔で6条の苗が圃
場に植え付けられ、この植え付けられた苗の条間に、施
肥装置5の施肥管7から繰り出された肥料が施肥され
る。
の乗用型田植機1は、水田圃場に導入されて、乗用車体
2の走行と共に、昇降リンク3により苗植付け装置4を
下降させてフロートを田面に接した状態で苗植付け装置
4を滑走させ、乗用車体2からPTO軸29を介して伝
達される動力により苗植付け装置4及び施肥装置5が駆
動され、苗植付け装置4では所定の間隔で6条の苗が圃
場に植え付けられ、この植え付けられた苗の条間に、施
肥装置5の施肥管7から繰り出された肥料が施肥され
る。
【0014】施肥装置5の施肥管7においては、作溝器
7aの近傍に空気抜け孔7bを設けているので、施肥作
業中に作溝器7a内の施肥口に圃場の土や稲株、堆肥な
どが詰まっても、ブロア10、送風部8からの圧力風及
び肥料は空気抜け孔7bから管外に抜け、肥料繰り出し
部に肥料詰まりを生じることがない。そして、機体の走
行を一時停止して施肥口の土などの詰まりを排除すれ
ば、直ちに施肥作業を再開することができる。
7aの近傍に空気抜け孔7bを設けているので、施肥作
業中に作溝器7a内の施肥口に圃場の土や稲株、堆肥な
どが詰まっても、ブロア10、送風部8からの圧力風及
び肥料は空気抜け孔7bから管外に抜け、肥料繰り出し
部に肥料詰まりを生じることがない。そして、機体の走
行を一時停止して施肥口の土などの詰まりを排除すれ
ば、直ちに施肥作業を再開することができる。
【0015】また施肥管7は可撓性のビニール管により
構成され、苗植付け装置4及び施肥装置5は昇降リンク
3により昇降されるので、施肥管7の基端部7d部分は
頻繁に弯曲または屈曲されることになるが、基端部7d
はバネ線材7eによりリング状に支持されているので、
施肥装置5の昇降リンク3による昇降動作時には支障な
く弯曲または屈曲し、施肥作業状態のときには基端部7
dは屈曲しない状態に支持されており、従って、基端部
7d部分に肥料が詰まるようなことはない。
構成され、苗植付け装置4及び施肥装置5は昇降リンク
3により昇降されるので、施肥管7の基端部7d部分は
頻繁に弯曲または屈曲されることになるが、基端部7d
はバネ線材7eによりリング状に支持されているので、
施肥装置5の昇降リンク3による昇降動作時には支障な
く弯曲または屈曲し、施肥作業状態のときには基端部7
dは屈曲しない状態に支持されており、従って、基端部
7d部分に肥料が詰まるようなことはない。
【0016】そして、特に、乗用車体2の後部に昇降リ
ンク3を介して苗植付け装置4を昇降可能に装着すると
共に、乗用車体2の後部に施肥装置5の複数の肥料タン
ク6と肥料繰り出し部6aを機体左右方向に並べて装着
し、該各肥料繰り出し部6aから繰り出された肥料をブ
ロア10の圧力風により圧送して機体左右方向に間隔を
あけて設けた各々の作溝器7aまで案内する複数の肥料
案内部7を設けた施肥装置付き乗用型田植機において、
ブロア10の圧力風を各肥料案内部7に送る送風部8を
機体左右方向に並べて設けた複数の肥料タンク6と肥料
繰り出し部6aに沿って機体左右方向に長く配設したの
で、肥料タンク6内の肥料の増減による機体の前後バラ
ンスの変動が少なくて走行性能が安定し良好な施肥及び
植付け作業が行なえると共に、複数の肥料タンク6と肥
料繰り出し部6a及び送風部8の配置が合理的で従来の
課題を解消でき、更に、施肥装置付き乗用型田植機全体
を小型の構成にできて作業性が良い。しかも、ブロア1
0を電動式として送風部8の左右方向一端に取付けたの
で、エンジン回転を伝動してブロアを駆動回転する構成
よりも駆動構成が簡単で、しかも、それにより送風部8
の一端に直結する構成が容易にできて、ブロア10の支
持構造の簡略化が図れるとともに、送風部8内に吹き込
むまでの圧力風の圧力損失が少なく且つ左右方向に長く
配設した送風部8の長手方向に圧力風を吹き込ませられ
るから送風部8内に吹き込んだ圧力風の圧力損失も少な
いものとなって、良好な施肥作業が行える。
ンク3を介して苗植付け装置4を昇降可能に装着すると
共に、乗用車体2の後部に施肥装置5の複数の肥料タン
ク6と肥料繰り出し部6aを機体左右方向に並べて装着
し、該各肥料繰り出し部6aから繰り出された肥料をブ
ロア10の圧力風により圧送して機体左右方向に間隔を
あけて設けた各々の作溝器7aまで案内する複数の肥料
案内部7を設けた施肥装置付き乗用型田植機において、
ブロア10の圧力風を各肥料案内部7に送る送風部8を
機体左右方向に並べて設けた複数の肥料タンク6と肥料
繰り出し部6aに沿って機体左右方向に長く配設したの
で、肥料タンク6内の肥料の増減による機体の前後バラ
ンスの変動が少なくて走行性能が安定し良好な施肥及び
植付け作業が行なえると共に、複数の肥料タンク6と肥
料繰り出し部6a及び送風部8の配置が合理的で従来の
課題を解消でき、更に、施肥装置付き乗用型田植機全体
を小型の構成にできて作業性が良い。しかも、ブロア1
0を電動式として送風部8の左右方向一端に取付けたの
で、エンジン回転を伝動してブロアを駆動回転する構成
よりも駆動構成が簡単で、しかも、それにより送風部8
の一端に直結する構成が容易にできて、ブロア10の支
持構造の簡略化が図れるとともに、送風部8内に吹き込
むまでの圧力風の圧力損失が少なく且つ左右方向に長く
配設した送風部8の長手方向に圧力風を吹き込ませられ
るから送風部8内に吹き込んだ圧力風の圧力損失も少な
いものとなって、良好な施肥作業が行える。
【図1】施肥装置の一部を示す側面図。
【図2】(a)は施肥装置の部分側面図。 (b)は(a)に記載のA−A部の断面図。
【図3】施肥装置付き乗用型田植機の全体側面図。
【図4】施肥装置付き乗用型田植機の全体平面図。
【図5】乗用車体の平面図。
1:乗用型田植機 2:乗用車体 3:昇降リンク 4:苗植付け装置 5:施肥装置 6:肥料タンク 6a:肥料繰り出し部 7:施肥管(肥料案内部) 7a:作溝器 7d:基端部 7e:支持部 8:送風部 9:モータ 10:ブロワ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清家 理伯 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 (72)発明者 山崎 仁史 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 (72)発明者 野村 勝 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 (72)発明者 草本 英之 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 審査官 山田 昭次 (56)参考文献 特開 平4−20203(JP,A) 実開 平1−78405(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01C 15/00 - 19/04 A01C 11/00 302
Claims (1)
- 【請求項1】 乗用車体2の後部に昇降リンク3を介し
て苗植付け装置4を昇降可能に装着すると共に、乗用車
体2の後部に施肥装置5の複数の肥料タンク6と肥料繰
り出し部6aを機体左右方向に並べて装着し、該各肥料
繰り出し部6aから繰り出された肥料をブロア10の圧
力風により圧送して機体左右方向に間隔をあけて設けた
各々の作溝器7aまで案内する複数の肥料案内部7を設
けた施肥装置付き乗用型田植機において、ブロア10の
圧力風を各肥料案内部7に送る送風部8を機体左右方向
に並べて設けた複数の肥料タンク6と肥料繰り出し部6
aに沿って機体左右方向に長く配設するとともに、ブロ
ア10を電動式として該送風部8の左右方向一端に取付
けたことを特徴とする施肥装置付き乗用型田植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22347097A JP2970614B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 施肥装置付き乗用型田植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22347097A JP2970614B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 施肥装置付き乗用型田植機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4101655A Division JP3050448B2 (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 施肥装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1094310A JPH1094310A (ja) | 1998-04-14 |
JP2970614B2 true JP2970614B2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=16798652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22347097A Expired - Lifetime JP2970614B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 施肥装置付き乗用型田植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2970614B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0178405U (ja) * | 1987-11-16 | 1989-05-26 | ||
JP2940069B2 (ja) * | 1990-05-14 | 1999-08-25 | 井関農機株式会社 | 施肥装置 |
-
1997
- 1997-08-20 JP JP22347097A patent/JP2970614B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1094310A (ja) | 1998-04-14 |
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