JP3321818B2 - Ni−水素電池用水素吸蔵合金の製造方法 - Google Patents
Ni−水素電池用水素吸蔵合金の製造方法Info
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- Powder Metallurgy (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、従来の希土類系Ni−水
素電池用合金より高容量という特長を有し、しかもそれ
と同等以上に長時間の充電・放電繰り返しに耐える、電
極特性に優れたNi−水素二次電池用の希土類系水素吸蔵
合金とその製造方法に関する。
素電池用合金より高容量という特長を有し、しかもそれ
と同等以上に長時間の充電・放電繰り返しに耐える、電
極特性に優れたNi−水素二次電池用の希土類系水素吸蔵
合金とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、AV機器やノート型パソコンのメ
モリー・バックアップ、移動式携帯電話に用いる二次電
池はNi−Cd電池が主流である。しかし、Cdには、公害問
題、Cdが亜鉛精練の副産物として生産され、世界での年
産量が7000トンという資源量制約の問題がある。
モリー・バックアップ、移動式携帯電話に用いる二次電
池はNi−Cd電池が主流である。しかし、Cdには、公害問
題、Cdが亜鉛精練の副産物として生産され、世界での年
産量が7000トンという資源量制約の問題がある。
【0003】これらの問題と、より高容量の二次電池開
発といった観点から、Cdの代わりに陰極用材料として水
素吸蔵合金を用いた、Ni−水素電池と呼ばれる二次電池
が開発された。この水素吸蔵合金を用いた二次電池は、
Ni−Cd電池やNi−Zn電池に比べて容量が高いため、地球
環境問題から無公害車として利用が拡大しつつある電気
自動車用の二次電池としての利用も検討されており、今
まさに量産が始まろうとしている。
発といった観点から、Cdの代わりに陰極用材料として水
素吸蔵合金を用いた、Ni−水素電池と呼ばれる二次電池
が開発された。この水素吸蔵合金を用いた二次電池は、
Ni−Cd電池やNi−Zn電池に比べて容量が高いため、地球
環境問題から無公害車として利用が拡大しつつある電気
自動車用の二次電池としての利用も検討されており、今
まさに量産が始まろうとしている。
【0004】Ni−水素電池用の水素吸蔵合金として検討
されてきたのは、LaNi5 に代表されるAB5 型の結晶構
造をとる金属間化合物と、ZrV0.4Ni1.6 に代表されるA
B2型のラーベス相金属間化合物である。実用化に関し
ては、AB5 型の化合物の方が進んでいる。
されてきたのは、LaNi5 に代表されるAB5 型の結晶構
造をとる金属間化合物と、ZrV0.4Ni1.6 に代表されるA
B2型のラーベス相金属間化合物である。実用化に関し
ては、AB5 型の化合物の方が進んでいる。
【0005】代表的なAB5 型合金であるLaNi5 をその
まま陰極に用いた場合、370 mAh/g程度の高容量の二次
電池が得られるが、電極寿命が短く、実用的ではない。
そのため、LaをMm (ミッシュメタル:CeとLaを含有する
混合希土類金属、La含有量は最大70wt%) に置換してLa
量を減らすことで、容量を低く抑えて寿命を長くした
り、Niサイトの一部をCoで置換することで耐食性を向上
させ、容量を犠牲にして寿命を長くすることにより実用
化を目指している。このため、従来の実用合金はMm−Ni
−Co−Mn−Alといった成分系で、 260〜280 mAh/g の容
量に抑え、寿命を優先させた合金設計となっていた。
まま陰極に用いた場合、370 mAh/g程度の高容量の二次
電池が得られるが、電極寿命が短く、実用的ではない。
そのため、LaをMm (ミッシュメタル:CeとLaを含有する
混合希土類金属、La含有量は最大70wt%) に置換してLa
量を減らすことで、容量を低く抑えて寿命を長くした
り、Niサイトの一部をCoで置換することで耐食性を向上
させ、容量を犠牲にして寿命を長くすることにより実用
化を目指している。このため、従来の実用合金はMm−Ni
−Co−Mn−Alといった成分系で、 260〜280 mAh/g の容
量に抑え、寿命を優先させた合金設計となっていた。
【0006】特開昭60−250558号および同61−214361号
には、本発明の合金と類似組成の水素吸蔵合金が提案さ
れているが、電極寿命を確保するためにLa量が25〜70wt
%と低く、初期容量が低いという問題があった。また、
特開昭60−89066 号に開示の水素吸蔵合金も本発明の合
金と組成が類似するが、耐食性を高めるためにCo量を1.
5 原子分量以上としており、LaNi5 金属間化合物の高容
量という特長を十分に生かしきれないのが現状である。
には、本発明の合金と類似組成の水素吸蔵合金が提案さ
れているが、電極寿命を確保するためにLa量が25〜70wt
%と低く、初期容量が低いという問題があった。また、
特開昭60−89066 号に開示の水素吸蔵合金も本発明の合
金と組成が類似するが、耐食性を高めるためにCo量を1.
5 原子分量以上としており、LaNi5 金属間化合物の高容
量という特長を十分に生かしきれないのが現状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】Ni−水素電池用水素吸
蔵合金の実用化において、従来は電極寿命を最優先し、
前述したように、LaをMmやNdに置換したりNiをCoに置換
することで、容量を犠牲にして寿命を確保してきた。こ
の考え方は、アルカリ電解液中での耐食性が向上するよ
うに化学成分を調整することで、合金組成の手段により
電極寿命を確保しようとするものである。
蔵合金の実用化において、従来は電極寿命を最優先し、
前述したように、LaをMmやNdに置換したりNiをCoに置換
することで、容量を犠牲にして寿命を確保してきた。こ
の考え方は、アルカリ電解液中での耐食性が向上するよ
うに化学成分を調整することで、合金組成の手段により
電極寿命を確保しようとするものである。
【0008】本発明は、水素吸蔵合金の耐食性の確保と
いう問題を、合金組成の手段によらず、合金の製造方法
の工夫により解決することを目指したものである。
いう問題を、合金組成の手段によらず、合金の製造方法
の工夫により解決することを目指したものである。
【0009】本発明の目的は、容量を高めるためにNi−
水素電池用水素吸蔵合金の高合金化を図ることである。
本発明の具体的は目的は、高容量ではあるが寿命が確保
できないため従来は実用化が見送られてきたような高La
成分系において、実用的な寿命を確保することができる
Ni−水素電池用水素吸蔵合金の製造方法を開発すること
である。より具体的には、従来では得られなかった高容
量(300 mAh/g以上) でなお長寿命(300サイクルで初期容
量の80%以上の容量保持) を示す水素吸蔵合金を提供す
ることである。
水素電池用水素吸蔵合金の高合金化を図ることである。
本発明の具体的は目的は、高容量ではあるが寿命が確保
できないため従来は実用化が見送られてきたような高La
成分系において、実用的な寿命を確保することができる
Ni−水素電池用水素吸蔵合金の製造方法を開発すること
である。より具体的には、従来では得られなかった高容
量(300 mAh/g以上) でなお長寿命(300サイクルで初期容
量の80%以上の容量保持) を示す水素吸蔵合金を提供す
ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に検討を重ねた結果、合金溶製時の凝固冷却を高速度で
行うことにより偏析を防止すると、耐食性が向上し、L
a:70wt%超の高容量が可能となる合金組成で実用化に
十分な電極寿命を得ることができることを見出し、本発
明に至った。
に検討を重ねた結果、合金溶製時の凝固冷却を高速度で
行うことにより偏析を防止すると、耐食性が向上し、L
a:70wt%超の高容量が可能となる合金組成で実用化に
十分な電極寿命を得ることができることを見出し、本発
明に至った。
【0011】ここに、本発明の要旨は、Lm a Ab Nic Cod Mne Alf (式中、Lm=Laを70wt%を超えて含有する混合希土類金
属、A=ZrおよびMoの少なくとも1種、0.97≦a≦1.0
2、0.01≦b≦0.04、0.98≦a+b≦1.03、c>3.5 、
0.50≦d≦0.90、0.05≦e≦0.40、0.20≦f≦0.60、c
+d+e+f=5.0)上記組成の合金を、融液状態から50
0 ℃/秒以上の冷却速度で凝固させた後、真空または不
活性ガス雰囲気中 600〜900 ℃の温度範囲で2〜5時間
の焼鈍を行うことを特徴とする、上記Ni−水素電池用水
素吸蔵合金の製造方法、にある。
属、A=ZrおよびMoの少なくとも1種、0.97≦a≦1.0
2、0.01≦b≦0.04、0.98≦a+b≦1.03、c>3.5 、
0.50≦d≦0.90、0.05≦e≦0.40、0.20≦f≦0.60、c
+d+e+f=5.0)上記組成の合金を、融液状態から50
0 ℃/秒以上の冷却速度で凝固させた後、真空または不
活性ガス雰囲気中 600〜900 ℃の温度範囲で2〜5時間
の焼鈍を行うことを特徴とする、上記Ni−水素電池用水
素吸蔵合金の製造方法、にある。
【0012】
【作用】以下、本発明の構成をその作用と共に詳述す
る。なお、以下の説明において、%は特に指定のない限
り重量%である。
る。なお、以下の説明において、%は特に指定のない限
り重量%である。
【0013】本発明で対象とする合金系は、組成がLma
Ab Nic Cod Mne Alf で表される、CaCu5 の基本結晶構
造を有する金属間化合物である。本発明の水素吸蔵合金
の合金組成をこのように限定した理由を各元素の作用と
共に次に説明する。
Ab Nic Cod Mne Alf で表される、CaCu5 の基本結晶構
造を有する金属間化合物である。本発明の水素吸蔵合金
の合金組成をこのように限定した理由を各元素の作用と
共に次に説明する。
【0014】Lm中のLa量:本発明合金はLaNi5 合金をベ
ースとしたものである。この合金系をNi−水素二次電池
用途に用いるには、LaNi5 のLaサイトの一部を他の希土
類金属で置換してLa量を減らすことで耐食性を改善し、
電極寿命を確保することが必要である。前述したよう
に、従来の合金系はこの点を最優先して、La量を70%以
下に抑えていた。この場合には、従来より用いられてき
た凝固速度の遅い真空高周波誘導加熱法で溶製すること
でも、実用寿命が確保できる。
ースとしたものである。この合金系をNi−水素二次電池
用途に用いるには、LaNi5 のLaサイトの一部を他の希土
類金属で置換してLa量を減らすことで耐食性を改善し、
電極寿命を確保することが必要である。前述したよう
に、従来の合金系はこの点を最優先して、La量を70%以
下に抑えていた。この場合には、従来より用いられてき
た凝固速度の遅い真空高周波誘導加熱法で溶製すること
でも、実用寿命が確保できる。
【0015】本発明では、溶製法を工夫することで、従
来利用できなかったような高La量の希土類混合金属を用
い、従来では得られなかった高容量(300 mAh/g以上) で
なお長寿命(300サイクルで初期容量の80%以上の容量保
持) を得ることを目的としている。この高い初期容量の
確保のため、Lm (希土類混合金属) 中のLa量を70%超と
限定した。望ましいLa量は、Lm中の75〜85%である。La
量が70%を超えると、従来溶製法では十分な電極寿命が
が得られない。しかし、本発明合金の溶製を、後述のよ
うに凝固速度500 ℃/秒以上の急冷で行い、溶製後に歪
取り焼鈍を行うと、70%超のLa量でも目的とする長寿命
を得ることができる。
来利用できなかったような高La量の希土類混合金属を用
い、従来では得られなかった高容量(300 mAh/g以上) で
なお長寿命(300サイクルで初期容量の80%以上の容量保
持) を得ることを目的としている。この高い初期容量の
確保のため、Lm (希土類混合金属) 中のLa量を70%超と
限定した。望ましいLa量は、Lm中の75〜85%である。La
量が70%を超えると、従来溶製法では十分な電極寿命が
が得られない。しかし、本発明合金の溶製を、後述のよ
うに凝固速度500 ℃/秒以上の急冷で行い、溶製後に歪
取り焼鈍を行うと、70%超のLa量でも目的とする長寿命
を得ることができる。
【0016】A元素の種類と量:A元素はZrおよびMoの
一方または両方である。本発明溶製法においては、これ
らの元素は粒界にZr−Co−Ni−Al、Mo−Co−Niといった
金属間化合物の形で析出し、1つの結晶粒を包みこむ形
態をとる。この析出化合物は、アルカリ電解液中での耐
食性に優れるため、包みこまれた結晶粒そのものの耐食
性が改善され、ひいては電解寿命が向上する。この効果
を得るためには、上記の式においてA元素は原子量比0.
01以上の量が必要である。しかし、あまり多く含有する
と、電極反応に関与しない化合物量が増加し、電池容量
が減少してしまうため、その上限を原子量比0.04と限定
した。望ましくは0.02≦b≦0.03である。
一方または両方である。本発明溶製法においては、これ
らの元素は粒界にZr−Co−Ni−Al、Mo−Co−Niといった
金属間化合物の形で析出し、1つの結晶粒を包みこむ形
態をとる。この析出化合物は、アルカリ電解液中での耐
食性に優れるため、包みこまれた結晶粒そのものの耐食
性が改善され、ひいては電解寿命が向上する。この効果
を得るためには、上記の式においてA元素は原子量比0.
01以上の量が必要である。しかし、あまり多く含有する
と、電極反応に関与しない化合物量が増加し、電池容量
が減少してしまうため、その上限を原子量比0.04と限定
した。望ましくは0.02≦b≦0.03である。
【0017】Lm量:本発明合金は、La:Ni=1:5の原
子量比の化合物であるLaNi5 をベースとするものであ
り、LmとNiサイトを占める金属の合計量との原子量比が
1:5より大きく外れると、電極反応に関与しない化合
物が多く析出する。そのため、Lmの原子量比aを1前
後、具体的には0.97≦a≦1.02に限定した。
子量比の化合物であるLaNi5 をベースとするものであ
り、LmとNiサイトを占める金属の合計量との原子量比が
1:5より大きく外れると、電極反応に関与しない化合
物が多く析出する。そのため、Lmの原子量比aを1前
後、具体的には0.97≦a≦1.02に限定した。
【0018】なお、A元素 (Zr、Mo) は、LaNi5 系化合
物のLaサイトを占めるので、a+bの原子量比について
も、0.98≦a+b≦1.03という限定を行った。
物のLaサイトを占めるので、a+bの原子量比について
も、0.98≦a+b≦1.03という限定を行った。
【0019】Ni量:Niは、電池を構成した際に電気化学
的に水素を吸蔵したり放出したりするのに触媒的な働き
をする。電池や構成した際にこの触媒作用を働かせるた
めには、上記組成で3.5 原子量比を超えるNiを含むこと
が必要であるため、Niの原子量比cを3.5 超と限定し
た。
的に水素を吸蔵したり放出したりするのに触媒的な働き
をする。電池や構成した際にこの触媒作用を働かせるた
めには、上記組成で3.5 原子量比を超えるNiを含むこと
が必要であるため、Niの原子量比cを3.5 超と限定し
た。
【0020】Co量:Coは合金の耐食性を改善し、寿命を
長くする効果を有する。この効果を得るためには、0.50
原子量比以上のCoが必要である。しかし、Coは、電池容
量を減少させるという相反する効果もあり、Coの原子量
比が0.90を超えるとこの効果が顕著となるため、Coの原
子量比dを0.50≦d≦0.90に限定した。
長くする効果を有する。この効果を得るためには、0.50
原子量比以上のCoが必要である。しかし、Coは、電池容
量を減少させるという相反する効果もあり、Coの原子量
比が0.90を超えるとこの効果が顕著となるため、Coの原
子量比dを0.50≦d≦0.90に限定した。
【0021】Mn量:Mnは、Niを置換した際に放電容量を
増加させる効果がある。この効果を得るためには、原子
量比0.05以上のMnが必要である。しかし、Mnは溶製時に
偏析が生じやすく、あまり多く含むと偏析に起因する耐
食性劣化が起こる。これを防ぐにはMnの原子量比eは0.
40以下とする必要がある。従って、0.05≦e≦0.40と限
定した。
増加させる効果がある。この効果を得るためには、原子
量比0.05以上のMnが必要である。しかし、Mnは溶製時に
偏析が生じやすく、あまり多く含むと偏析に起因する耐
食性劣化が起こる。これを防ぐにはMnの原子量比eは0.
40以下とする必要がある。従って、0.05≦e≦0.40と限
定した。
【0022】Al量:Alは、合金の耐食性を改善し、寿命
を長くする効果を有する。この効果を得るためには、0.
20原子量比以上のAlが必要である。しかし、Alは電池容
量を減少させる相反する効果もあるため、Al量をこの効
果が顕著とならない0.60原子量比以下に制限した。従っ
て、0.20≦f≦0.60である。
を長くする効果を有する。この効果を得るためには、0.
20原子量比以上のAlが必要である。しかし、Alは電池容
量を減少させる相反する効果もあるため、Al量をこの効
果が顕著とならない0.60原子量比以下に制限した。従っ
て、0.20≦f≦0.60である。
【0023】Niサイト金属の合計量:Ni、Co、Mnおよび
Alは、LaNi5 のNiサイトを占める。これらのNiサイト金
属の合計原子量比 (c+d+e+f) を5.0 とする。こ
れは、Lm量について既に述べたように、化学量論組成か
ら大きくはずれると、電池の充電・放電に寄与しないLa
Ni5 型基本構造を持たない金属間化合物が生成するとと
もに、この生成した化合物の耐食性不芳による早期寿命
低下が生じるためである。組成が化学量論組成からはず
れた場合に許容される範囲は、上に述べた通り、0.98≦
a+b≦1.03である。
Alは、LaNi5 のNiサイトを占める。これらのNiサイト金
属の合計原子量比 (c+d+e+f) を5.0 とする。こ
れは、Lm量について既に述べたように、化学量論組成か
ら大きくはずれると、電池の充電・放電に寄与しないLa
Ni5 型基本構造を持たない金属間化合物が生成するとと
もに、この生成した化合物の耐食性不芳による早期寿命
低下が生じるためである。組成が化学量論組成からはず
れた場合に許容される範囲は、上に述べた通り、0.98≦
a+b≦1.03である。
【0024】本発明の水素吸蔵合金の溶製は、上記範囲
内の組成を持つ合金融液を調製し、これを融液状態から
500 ℃/秒以上の冷却速度で凝固させた後、真空または
不活性ガス雰囲気中 600〜900 ℃の温度範囲で2〜5時
間焼鈍することにより行う。このように溶製条件を限定
した理由を次に説明する。
内の組成を持つ合金融液を調製し、これを融液状態から
500 ℃/秒以上の冷却速度で凝固させた後、真空または
不活性ガス雰囲気中 600〜900 ℃の温度範囲で2〜5時
間焼鈍することにより行う。このように溶製条件を限定
した理由を次に説明する。
【0025】本発明の高La合金を、通常の真空高周波誘
導加熱法により溶解して溶製し、電極を構成すると、放
電初期には高容量が得られるが、耐食性が不芳であるた
め容量低下が速く、寿命が短くなって実用に適さなかっ
た。この耐食性不芳と低寿命は、溶製時の偏析に起因す
るものと考えられる。即ち、真空高周波誘導加熱法では
冷却速度が遅く、Mnの偏析を生じ易い。この偏析物の耐
食性が低いために、寿命が短くなるのである。
導加熱法により溶解して溶製し、電極を構成すると、放
電初期には高容量が得られるが、耐食性が不芳であるた
め容量低下が速く、寿命が短くなって実用に適さなかっ
た。この耐食性不芳と低寿命は、溶製時の偏析に起因す
るものと考えられる。即ち、真空高周波誘導加熱法では
冷却速度が遅く、Mnの偏析を生じ易い。この偏析物の耐
食性が低いために、寿命が短くなるのである。
【0026】本発明の方法では、溶製時に急冷凝固させ
ることでこのような偏析を防止し、寿命を確保する。こ
のためには、凝固時に500 ℃/秒以上の冷却速度が必要
であり、望ましくは冷却速度を1000℃/秒以上とする。
これにより、溶製ままで成分偏析が非常に少ない、微細
で均質な合金組織が得られる。
ることでこのような偏析を防止し、寿命を確保する。こ
のためには、凝固時に500 ℃/秒以上の冷却速度が必要
であり、望ましくは冷却速度を1000℃/秒以上とする。
これにより、溶製ままで成分偏析が非常に少ない、微細
で均質な合金組織が得られる。
【0027】この急冷凝固は、例えば、回転電極法やガ
スアトマイズ法といった方法により行うことができる。
このうち、粉末冶金に利用されるガスアトマイズ法が、
粉末状の合金を直接得ることができ、電極製作時の合金
の粉砕工程が省略または容易となることから好ましい。
スアトマイズ法といった方法により行うことができる。
このうち、粉末冶金に利用されるガスアトマイズ法が、
粉末状の合金を直接得ることができ、電極製作時の合金
の粉砕工程が省略または容易となることから好ましい。
【0028】このような急冷凝固で得た合金は、組織は
均一であるが、冷却速度が速いために結晶格子がひずむ
現象が生じる。結晶格子がひずんだ状態では、充電・放
電時の水素吸蔵・放出に伴う結晶格子の膨張・収縮によ
り粒界が破壊し易く、本発明合金のもつ優れた電極特性
を十分に活かすことができない。そのため、溶製後に合
金の歪取り焼鈍を行う。
均一であるが、冷却速度が速いために結晶格子がひずむ
現象が生じる。結晶格子がひずんだ状態では、充電・放
電時の水素吸蔵・放出に伴う結晶格子の膨張・収縮によ
り粒界が破壊し易く、本発明合金のもつ優れた電極特性
を十分に活かすことができない。そのため、溶製後に合
金の歪取り焼鈍を行う。
【0029】この熱処理温度の下限は600 ℃とする。こ
れは、本発明合金材の再結晶温度を調査したところ、成
分により多少差異はあるものの、600 ℃以上で再結晶挙
動を示すことが判明したからである。好ましくは、再結
晶を十分にすすめるため、焼鈍を650 ℃以上で行う。熱
処理温度が900 ℃を超えると、結晶粒成長速度が速くな
るため、急冷凝固によって得た微細で偏析の少ない結晶
粒からなる組織が粗大な結晶粒に成長したり、急冷によ
る非平衡凝固でMn濃化による偏析が抑制されてきたもの
が、拡散により新たにMn偏析を生じ、電極を構成した場
合に耐食性が悪く、電極寿命が短くなるなどの問題が発
生する可能性がある。
れは、本発明合金材の再結晶温度を調査したところ、成
分により多少差異はあるものの、600 ℃以上で再結晶挙
動を示すことが判明したからである。好ましくは、再結
晶を十分にすすめるため、焼鈍を650 ℃以上で行う。熱
処理温度が900 ℃を超えると、結晶粒成長速度が速くな
るため、急冷凝固によって得た微細で偏析の少ない結晶
粒からなる組織が粗大な結晶粒に成長したり、急冷によ
る非平衡凝固でMn濃化による偏析が抑制されてきたもの
が、拡散により新たにMn偏析を生じ、電極を構成した場
合に耐食性が悪く、電極寿命が短くなるなどの問題が発
生する可能性がある。
【0030】熱処理時間については、十分に再結晶させ
て冷却歪を取るためにて最低2時間の熱処理が必要であ
る。5時間を超える熱処理は、900 ℃より高温での熱処
理と同様に結晶粒の粗大化やMnが濃化した偏析の成長を
引き起こす恐れがある。以上より、歪み取り焼鈍におけ
る熱処理条件は 600〜900 ℃で2〜5時間とした。
て冷却歪を取るためにて最低2時間の熱処理が必要であ
る。5時間を超える熱処理は、900 ℃より高温での熱処
理と同様に結晶粒の粗大化やMnが濃化した偏析の成長を
引き起こす恐れがある。以上より、歪み取り焼鈍におけ
る熱処理条件は 600〜900 ℃で2〜5時間とした。
【0031】焼鈍時の熱処理雰囲気は、真空または不活
性ガス雰囲気 (例: Ar、He) として、熱処理中の材料の
酸化を防止する。Mnの蒸発を防止する観点からは、不活
性ガス雰囲気が望ましい。
性ガス雰囲気 (例: Ar、He) として、熱処理中の材料の
酸化を防止する。Mnの蒸発を防止する観点からは、不活
性ガス雰囲気が望ましい。
【0032】上記溶製法により得た本発明の合金は、こ
れを負極材料としてNi−水素電池を構成した時に、300
mAh/g 以上の高い初期容量を示し、しかも初期容量の80
%に容量が低下するサイクル数が300 サイクル以上、通
常は350 サイクル以上と従来品に匹敵するかそれ以上の
長寿命を有する。
れを負極材料としてNi−水素電池を構成した時に、300
mAh/g 以上の高い初期容量を示し、しかも初期容量の80
%に容量が低下するサイクル数が300 サイクル以上、通
常は350 サイクル以上と従来品に匹敵するかそれ以上の
長寿命を有する。
【0033】
【実施例】本発明の水素吸蔵合金とその製造方法の効果
を実施例により実証する。溶製に用いた金属材料は、9
9.9%純度の電解Ni、99.8%純度の電解Mn、99.8%純度
の電解Co、99.7%純度のスポンジZr、99.7%純度のフレ
ークMo、99.99 %純度の粒状Al、ならびに下記A〜Dの
4種類の希土類金属原料である。実施例において、混合
希土類金属は、La≧50%のものをLm (Laリッチミッシュ
メタル) 、La<50%のものをMm (ミッシュメタル) と略
記することとする。
を実施例により実証する。溶製に用いた金属材料は、9
9.9%純度の電解Ni、99.8%純度の電解Mn、99.8%純度
の電解Co、99.7%純度のスポンジZr、99.7%純度のフレ
ークMo、99.99 %純度の粒状Al、ならびに下記A〜Dの
4種類の希土類金属原料である。実施例において、混合
希土類金属は、La≧50%のものをLm (Laリッチミッシュ
メタル) 、La<50%のものをMm (ミッシュメタル) と略
記することとする。
【0034】<使用した希土類金属原料> A:La=26%、Ce=47%、Nd=18%、Pr=9% (Mm) B: La=58%、Ce=15%、Nd=18%、Pr=9% (Lm) C: La=85%、Ce= 2%、Nd=13% (Lm) D: La=99.7% (純Laメタル) これらの希土類金属原料を次のように配合して、Lm (ま
たはMm) 中のLa濃度を26、69、72、85、または97%に調
整した。
たはMm) 中のLa濃度を26、69、72、85、または97%に調
整した。
【0035】<希土類金属原料の配合比> La濃度26% − Aをそのまま La濃度69% − B:C=59:41 (重量比) La濃度75% − B:C=37:63 (重量比) La濃度85% − Bをそのまま La濃度97% − C:D=18:82 (重量比) 上記の金属原料を用いて、表1に示した組成の本発明合
金および比較合金を表2に示した溶製法により調製し
た。表2に示した各溶製法における凝固時の冷却速度
は、赤外線放射温度計により凝固過程を連続測温するこ
とにより求めた。その後、従来法および比較法について
はAr 500 Torr 雰囲気において1000℃×8時間の均質化
熱処理を行った。本発明法においては Ar 500 Torr雰囲
気において850 ℃×4時間の歪取り焼鈍を行った。
金および比較合金を表2に示した溶製法により調製し
た。表2に示した各溶製法における凝固時の冷却速度
は、赤外線放射温度計により凝固過程を連続測温するこ
とにより求めた。その後、従来法および比較法について
はAr 500 Torr 雰囲気において1000℃×8時間の均質化
熱処理を行った。本発明法においては Ar 500 Torr雰囲
気において850 ℃×4時間の歪取り焼鈍を行った。
【0036】得られた合金をAr雰囲気に置換したボール
・ミルに入れて粉砕を行った。こうして得られた粉末の
うち63μm以下で20μm以上の粉末5gに、10重量%の
テフロン系バインダー (テトラフルオロエチレン−ヘキ
サフルオロプロピレン共重合体) を加えて冷間プレスに
て加圧成形し、引き続き300 ℃、5 ton/cm2 のホットプ
レスを1分間行って試験用の負極を得た。この負極の性
能を、市販の焼結式ニッケル極 (公称2000 mAh) と組み
合わせて、セパレータにポリイミド不織布を用いて、6N
KOH電解液中において評価した。試験は25℃において90
0 mA×3時間の電気量での充電と放電電流900 mAにて端
子電圧0.85 Vまでの放電を繰り返す充電・放電サイクル
により行い、負極容量規制の放電容量の変化を調べた。
初期容量(15サイクル目の容量) と初期容量の80%の容
量に低下した時の繰り返しサイクル数を表3に示す。
・ミルに入れて粉砕を行った。こうして得られた粉末の
うち63μm以下で20μm以上の粉末5gに、10重量%の
テフロン系バインダー (テトラフルオロエチレン−ヘキ
サフルオロプロピレン共重合体) を加えて冷間プレスに
て加圧成形し、引き続き300 ℃、5 ton/cm2 のホットプ
レスを1分間行って試験用の負極を得た。この負極の性
能を、市販の焼結式ニッケル極 (公称2000 mAh) と組み
合わせて、セパレータにポリイミド不織布を用いて、6N
KOH電解液中において評価した。試験は25℃において90
0 mA×3時間の電気量での充電と放電電流900 mAにて端
子電圧0.85 Vまでの放電を繰り返す充電・放電サイクル
により行い、負極容量規制の放電容量の変化を調べた。
初期容量(15サイクル目の容量) と初期容量の80%の容
量に低下した時の繰り返しサイクル数を表3に示す。
【0037】従来合金として、特開昭60−250558号に示
された合金組成の合金No.1の寿命を示す。この合金は、
従来法で溶製して初期容量265 mAh/g の放電容量を示
す。また、初期容量の80%の放電容量となるのは、従来
溶製法において302 サイクルと長い寿命を有する。
された合金組成の合金No.1の寿命を示す。この合金は、
従来法で溶製して初期容量265 mAh/g の放電容量を示
す。また、初期容量の80%の放電容量となるのは、従来
溶製法において302 サイクルと長い寿命を有する。
【0038】これに対して、本発明合金は、初期容量は
300 mAh/g 以上と従来合金に対して10%以上高い容量を
有するものの、従来溶製法や比較溶製法で溶製した場合
には、寿命が最高でも166 サイクルと短く、実用的でな
い。しかし、本発明の溶製法を用いることで、これら合
金の有する高い容量を維持したまま、350 サイクル以上
の長寿命を確保することができる。従って本発明の方法
より、高容量で電極寿命に優れたNi−水素電池用水素吸
蔵合金が得られることがわかる。
300 mAh/g 以上と従来合金に対して10%以上高い容量を
有するものの、従来溶製法や比較溶製法で溶製した場合
には、寿命が最高でも166 サイクルと短く、実用的でな
い。しかし、本発明の溶製法を用いることで、これら合
金の有する高い容量を維持したまま、350 サイクル以上
の長寿命を確保することができる。従って本発明の方法
より、高容量で電極寿命に優れたNi−水素電池用水素吸
蔵合金が得られることがわかる。
【0039】一方、比較合金を本発明の溶製法で溶製し
た場合には、これを比較溶製法で溶製した場合よりは性
能が向上するものの、初期容量と寿命が両立せず、初期
容量が高いものは寿命が短く、寿命が高いものは初期容
量が低い。
た場合には、これを比較溶製法で溶製した場合よりは性
能が向上するものの、初期容量と寿命が両立せず、初期
容量が高いものは寿命が短く、寿命が高いものは初期容
量が低い。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】
【表3】
【0043】
【発明の効果】本発明溶製法により得られた本発明合金
は、合金溶製時の偏析が少なく寿命が長い特徴を有す
る。また、La含有量が高いという組成上の特徴により、
従来合金より10%以上高い放電容量を有する。従って、
本発明の水素吸蔵合金を利用することで従来のNi−水素
二次電池よりも高い容量を有し、なおかつ長寿命のNi−
水素二次電池の供給が可能となり、Ni−水素二次電池の
利用拡大、例えば電気自動車の普及とそれによる環境の
改善に貢献するものである。
は、合金溶製時の偏析が少なく寿命が長い特徴を有す
る。また、La含有量が高いという組成上の特徴により、
従来合金より10%以上高い放電容量を有する。従って、
本発明の水素吸蔵合金を利用することで従来のNi−水素
二次電池よりも高い容量を有し、なおかつ長寿命のNi−
水素二次電池の供給が可能となり、Ni−水素二次電池の
利用拡大、例えば電気自動車の普及とそれによる環境の
改善に貢献するものである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01M 4/38 H01M 4/38 A (56)参考文献 特開 平3−294444(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 4/38 C22C 1/00 C22C 19/00
Claims (1)
- 【請求項1】Lma Ab Nic Cod Mne Alf (式中、Lm=Laを70wt%を超えて含有する混合希土類金
属、A=ZrおよびMoの少なくとも1種、0.97≦a≦1.0
2、0.01≦b≦0.04、0.98≦a+b≦1.03、c>3.5 、
0.50≦d≦0.90、0.05≦e≦0.40、0.20≦f≦0.60、 c+d+e+f=5.0)上記組成の合金を融液状態から50
0 ℃/秒以上の冷却速度で凝固させた後、真空または不
活性ガス雰囲気中 600〜900 ℃の温度範囲で2〜5時間
の焼鈍を行うことを特徴とする、Ni−水素電池用水素吸
蔵合金の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02285592A JP3321818B2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | Ni−水素電池用水素吸蔵合金の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02285592A JP3321818B2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | Ni−水素電池用水素吸蔵合金の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05222474A JPH05222474A (ja) | 1993-08-31 |
JP3321818B2 true JP3321818B2 (ja) | 2002-09-09 |
Family
ID=12094335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02285592A Expired - Fee Related JP3321818B2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | Ni−水素電池用水素吸蔵合金の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3321818B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5496424A (en) * | 1992-10-07 | 1996-03-05 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Hydrogen absorbing alloy and process for preparing same |
DE69420104T2 (de) * | 1993-10-08 | 2000-01-20 | Sanyo Electric Co | Verfahren zur Bewertung von wasserstoffabsorbierenden Legierungen für Elektroden. |
JP5138429B2 (ja) * | 2008-03-10 | 2013-02-06 | 日本重化学工業株式会社 | 二次電池用水素吸蔵合金 |
-
1992
- 1992-02-07 JP JP02285592A patent/JP3321818B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH05222474A (ja) | 1993-08-31 |
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