JP2000243388A - 水素吸蔵合金電極、電極製造法及びアルカリ蓄電池 - Google Patents

水素吸蔵合金電極、電極製造法及びアルカリ蓄電池

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JP2000243388A
JP2000243388A JP11044717A JP4471799A JP2000243388A JP 2000243388 A JP2000243388 A JP 2000243388A JP 11044717 A JP11044717 A JP 11044717A JP 4471799 A JP4471799 A JP 4471799A JP 2000243388 A JP2000243388 A JP 2000243388A
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storage alloy
electrode
alloy
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Satoshi Kuranaka
聡 倉中
Akihiro Maeda
明宏 前田
Yoshio Moriwaki
良夫 森脇
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルカリ蓄電池の水素吸蔵合金電極にCoを
含まないか、ほとんど含まないようにすることで、低コ
スト化を図り、且つ電解液に対する耐食性、サイクル劣
化による合金の微粉化を抑制して電池の寿命特性を上げ
る。 【解決手段】 結晶構造にCaCu5型領域とCe2Ni7
型領域とを有する水素吸蔵合金からなる電極であって、
CaCu5型領域のCaサイトを占める元素のモル分率と
Ce2Ni7型領域のCeサイトを占める元素のモル分率
との和をpとし、CaCu5型領域のCuサイトを占める
元素のモル分率とCe2Ni7型領域のNiサイトを占め
る元素のモル分率との和をqとした場合に、関係式p:
q=1:(4+a)(式中、−0.2≦a≦0.4)を
満たす水素吸蔵合金電極。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気化学的に水素
の吸蔵、放出が可能な水素吸蔵合金電極、その電極の製
造法、及びその電極を備えたアルカリ蓄電池に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、アルカリ蓄電池においては、
ニッケルカドミウム蓄電池の負極に使われているCdを
はじめFeやZnなど多種の金属や合金が負極に使われ
ている。このなかで水素吸蔵合金は、ニッケル水素蓄電
池の負極として実用化が行われている。現行のニッケル
水素蓄電池には主に希土類−ニッケル系合金が使われて
いる。希土類−ニッケル系合金以外では、さらに負極の
高容量化を目指し、ラーベス相合金と呼ばれるグループ
の合金系について研究が進められている。また、単体で
も水素化特性に優れたVとTiをベースとして、電池用
とするためにNiを添加して電気化学活性を付加したV
−Ti−Ni系合金などの合金系についても研究が進め
られている。しかし、寿命特性及び保存特性などの電池
としての総合的な性能の点から、これらの合金は実用化
には至っていない。
【0003】一方、主として実用化されている合金のひ
とつとしてAB5型合金があげられる。このAB5型合金
は、希土類系合金のうち、希土類元素などの水素親和力
の強い元素(A元素)と遷移元素などの水素親和力の弱
い元素(B元素)との比(A:B)が化学量論的に1:
5の合金であり、六方晶系のCaCu5型の結晶構造を
有している。希土類系合金の中でもこのAB5型合金は
従来から研究、開発が進められており、化学量論的組成
比以外のよりも広い範囲の組成を持つ様々な合金が提案
されている(例えば特開昭61−91863号公報な
ど)。このような非化学量論的組成比を有する合金のな
かでも、Aがリッチな合金は、特に高容量な合金として
提案されている(例えば、特開平2−27737号公報
及び特許2680623号明細書など)。さらに、特許
2680628号明細書には、電極の充放電反応には関
与せず、かつ前記合金よりも優先的に酸素と反応しうる
水素化物と、CaCu5型の結晶構造を有する合金との
混合物からなる水素吸蔵合金電極が記載されている。こ
の水素吸蔵合金電極によれば、電極の充放電反応に関与
せる水素吸蔵合金の酸化及び劣化を抑制することがで
き、さらに負極に予備充電をすることができる。これに
より、サイクル特性を向上させることが可能となる。
【0004】また、AB5型合金以外の希土類系合金と
しては、A:B比が2:7の合金(A27型合金)も研
究開発されている(例えば、特開平9−194971号
及び特開平10−60565号公報など)。このA27
型合金は、水素化するとアモルファスになることが知ら
れており、放電特性の制御や寿命特性の確保が比較的難
しいが、特開平10−60565号公報に記載されてい
る電池は実用化のレベルに達している。そして、米国特
許第5,840,166号明細書には、A:B比が1:
3〜1:4の広い範囲の合金において、A元素として、
軽希土類(La、Ce、Pr、Nd)を主として、さら
に重希土類(Gdなど)または、Y、Sc、Mg、Ca
を加えることにより、結晶粒内に、特にC軸に垂直に成
長した異相粒界を含ませて性能を向上させた水素吸蔵合
金電極が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した希土類ーニッ
ケル系合金に含まれているCoは資源的にも稀少で高価
であるため、アルカリ蓄電池の低コスト化のために、C
o含有量を低減させた組成の希土類−ニッケル系合金が
望まれている。しかし、希土類系合金を主体にした水素
吸蔵合金をアルカリ蓄電池に使用する場合、電解液に対
する耐食性及びサイクル劣化による合金の微粉化を抑制
して電池の寿命特性を上げるために、合金中に実質的に
Coが含まれていることが重要であった。
【0006】そこで、本発明の目的は、第一に、上記の
問題点を解決し、アルカリ蓄電池の水素吸蔵合金電極に
Coを含まないか、又はほとんど含まないことで低コス
ト化を図ることである。第二に、電解液に対する耐食性
及びサイクル劣化による合金の微粉化を抑制して電池の
寿命特性を上げることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、結晶構造にC
aCu5型領域とCe2Ni7型領域とを有する水素吸蔵合
金からなる電極であって、前記水素吸蔵合金の組成が、
CaCu5型領域のCaサイトを占める元素のモル分率と
Ce2Ni7型領域のCeサイトを占める元素のモル分率
との和をpとし、CaCu5型領域のCuサイトを占める
元素のモル分率とCe2Ni7型領域のNiサイトを占め
る元素のモル分率との和をqとした場合に、関係式p:
q=1:(4+a)(ただし、−0.2≦a≦0.4)
が成り立つ水素吸蔵合金電極に関する。
【0008】この場合、前記水素吸蔵合金が、組成式:
R(Ni1-yMny4+ab(式中、RはLa、Ce、S
m、Nd、Pr及びミッシュメタルのうちの少なくとも
1種、MはFe、Cr、Cu及びAlのうちの少なくと
も1種、0.05≦y≦0.4、−0.2≦a≦0.
4、0≦b≦0.4、a+b≦0.4)で表されるのが
好ましい。さらに、前記水素吸蔵合金に1〜10重量%
のL(ただし、LはTi、V、Zr、Nb、Mo、Si
及びGeのうちの少なくとも1種)を含むのが好まし
い。また、前記水素吸蔵合金の表面にCoの微粒子が存
在するのが好ましい。
【0009】さらに本発明は、(a)組成式:R(Ni
1-yMny4+ab(式中、RはLa、Ce、Sm、N
d、Pr及びミッシュメタルのうちの少なくとも1種、
MはFe、Cr、Cu及びAlのうちの少なくとも1
種、0.05≦y≦0.4、−0.2≦a≦0.4、0
≦b≦0.4、a+b≦0.4)を構成する各成分を調
合し、(b)アトマイズ法、ロール急冷法又は遠心噴霧
法で溶解、合成して水素吸蔵合金を得、(c)前記水素
吸蔵合金を、真空中又は不活性ガス中、500℃〜10
65℃の温度で熱処理し、さらに(d)前記水素吸蔵合
金を支持体と一体化して電極に成形することからなる水
素吸蔵合金電極の製造法にも関する。この場合、工程
(c)の後、工程(d)の前に、前記水素吸蔵合金を、
コバルト酸化物、コバルト水酸化物又はコバルト塩を添
加した80℃〜沸点温度のアルカリ溶液に浸漬して処理
するのが好ましい。さらに、前記水素吸蔵合金に1〜1
0重量%のL(ただし、LはTi、V、Zr、Nb、M
o、Si及びGeのうちの少なくとも1種)を添加する
工程を含むのが好ましい。
【0010】また、本発明は、前記水素吸蔵合金を主体
とした負極、水酸化ニッケルを主体とした正極、前記負
極と前記正極を電気的に分離する、例えば不織布などか
らなるセパレータ、アルカリ電解液、及び安全弁を備え
た密閉容器からなるアルカリ蓄電池に関する。この場
合、前記水素吸蔵合金の表面にCoの微粒子が存在する
のが好ましい。また、前記水素吸蔵合金に1〜10重量
%のL(ただし、LはTi、V、Zr、Nb、Mo、S
i及びGeのうちの少なくとも1種である)を含むのが
好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、結晶構造にCaCu5
領域とCe2Ni7型領域とを有する水素吸蔵合金からな
る電極であって、前記水素吸蔵合金の組成が、CaCu5
型領域のCaサイトを占める元素のモル分率とCe2
7型領域のCeサイトを占める元素のモル分率との和
をpとし、CaCu5型領域のCuサイトを占める元素の
モル分率とCe2Ni7型領域のNiサイトを占める元素
のモル分率との和をqとした場合に、関係式p:q=
1:(4+a)(式中、−0.2≦a≦0.4)が成り
立つ水素吸蔵合金電極に関する。ここで、本発明におけ
る前記水素吸蔵合金は、微視的には結晶構造にCaCu5
型領域とCe2Ni7型領域の二つの領域(相)を持って
いるが、巨視的には一様で均質な水素吸蔵合金である。
また、前記水素吸蔵合金には、合金が大気中の酸素や水
分と反応してできた酸化物や水酸化物などの不可避的な
析出物及び合金原料中に含まれる精製残存物などの不純
物が含まれることも考えられるが、おおむね1重量%未
満程度であれば本発明の効果に影響はない。
【0012】本発明のアルカリ蓄電池における水素吸蔵
合金として、CaCu5型の結晶構造をもつ領域とCe2
Ni7型の結晶構造を持つ領域の2相構造を持つものを
用いたのは以下の理由による。すなわち、CaCu5型の
結晶構造を持つ領域に含まれるA元素成分は少なく、微
粉化による劣化も少なくなるからであり、また、気相に
おいて水素吸蔵量の多いCe2Ni7型の結晶構造を持つ
領域が、電極容量が高容量のCaCu5型の結晶構造を持
つ領域と複合化する事により、電気化学的な水素吸蔵合
金全体の電極容量も増大させると考えられるからであ
る。
【0013】本発明における水素吸蔵合金の構造を、理
解の容易のために、図1及び図2を参照して説明する。
図1は、CaCu5型の結晶構造を示し、図2はCe2
7型の結晶構造を示す。図1及び図2からわかるよう
に、この2つの結晶構造はよく似ており、類似する単位
格子が異なる順序で積み重なっているようにも見える。
1つの溶液からこのような合金を結晶成長させると、同
じ配列を持つ結晶面をCaCu5型領域とCe2Ni7型領
域とで共有し、部分的には原子的に連続した境界を持つ
均質な合金が得られる。これにより、本発明の水素吸蔵
合金においては、充放電の際の水素の移動がスムーズに
なるなど、単なる2種の水素吸蔵合金の混合物とは異な
る特性が得られるものと考えられる。実際、本発明の組
成領域を逸脱し、Ce2Ni7型領域がアモルファス化す
る組成範囲では、このような複合化の作用及び効果はみ
られない。したがって、特開平4−167365号公報
及びChemical Abstract CA11
4:148215に記載されているように、結晶質の水
素吸蔵合金とアモルファス化した水素吸蔵合金が共存す
る時の作用とは全く異なるものである。
【0014】さらに、このような複合化の作用及び効果
は、前述した特許第2680628号及び米国特許第
5,554,456号明細書に記載されているように単
に2種類の結晶構造を持つ水素吸蔵合金を混合した場合
にも見られない。これは、別々に合成した合金を混合し
た場合、それぞれの結晶領域は完全に不連続になるた
め、また、粒界にも酸化物などの不純物が介在するた
め、2つの結晶領域の緊密な接触が達成できないからで
ある。
【0015】次に、本発明の2相構造を有する水素吸蔵
合金においては、CaCu5型領域のCaサイトを占める
元素のモル分率とCe2Ni7型領域のCeサイトを占め
る元素のモル分率との和をpとし、CaCu5型領域のC
uサイトを占める元素のモル分率とCe2Ni7型領域の
Niサイトを占める元素のモル分率との和をqとした場
合に、関係式p:q=1:(4+a)(ただし、−0.
2≦a≦0.4、より好ましくは0≦a≦0.2)を満
たすのが好ましい。これは、a<−0.2の場合、Ca
Cu5型領域がほとんどなくなるためである。この場合
の、Ce2Ni7型領域は、B元素リッチの非化学量論組
成比の合金となっており、水素を吸蔵した時に、アモル
ファスとなる。そのためプラトー圧が上昇するなどの理
由で、実際に電池の充放電に利用できる容量が少なくな
る。また、a>0.4の場合にはCe2Ni7型領域がほ
とんどなくなるためである。この場合の、CaCu5型領
域もA元素リッチの非化学量論組成比の合金となってお
り、Coが含まれていないため、電池の充放電で容易に
微粉化し、サイクル寿命が悪くなる。また、本発明の2
種の水素吸蔵合金の複合化の効果が、最も有効に現れる
のがCaCu5型領域とCaCu5型領域が体積比でほぼ同
じ程度含まれる0≦a≦0.2の場合が良いという事を
鋭意検討の結果見いだしたという理由による。なお、後
述するように、前記p:qの比は、水素吸蔵合金を構成
する成分元素の量を調節する事によって制御することが
できる。
【0016】前述した2相構造を持つ水素吸蔵合金の具
体的な組成としては、例えば、組成式:R(Ni1-y
y4+ab(式中、RはLa、Ce、Sm、Nd、P
r及びミッシュメタルのうちの少なくとも1種であれば
よいが、合金原料コストとp:qの比の制御の容易さな
どの総合的見地から、La、Ce及びミッシュメタルで
あるのが好ましく、さらに、本発明の合金の主たる課題
が低コスト化にあるというという点から、ミッシュメタ
ルであるのが特に好ましい。MはFe、Cr、Cu及び
Alのうちの少なくとも1種であればよいが、合金原料
のコストと環境負荷が小さいという点から、Fe、Cu
及びAlであるのが好ましく、さらに、放電特性と寿命
特性など総合的見地からCu及びAlであるのが特に好
ましい。また、本発明者らは、前記組成式で表される水
素吸蔵合金が2相構造を持たせるために、a、b及びy
が0.05≦y≦0.4、−0.2≦a≦0.4、0≦
b≦0.4、及びa+b≦0.4を満たす必要があるこ
とを、鋭意検討の結果見いだした。
【0017】また、前記水素吸蔵合金は、さらに、電極
特性とサイクル寿命を向上させるという理由から、1〜
10重量%、好ましくは3〜7重量の%L(ただし、L
はTi、V、Zr、Nb、Mo、Si及びGeのうちの
少なくとも1種、好ましくは、Ti、V及びZr)を含
むのが好ましい。この添加の効果は添加量に伴って大き
くなるが、10重量%を越えると前述の2相以外の析出
相が多くなるため、サイクル寿命が低下するなどのデメ
リットが大きくなる。したがって、添加する量は10%
重量以下が望ましい。さらに、前記水素吸蔵合金の表面
には、アルカリ電解液に対する合金の耐腐食性と過充電
時に正極から発生する酸素ガスに対する合金の退散火星
を高めるという理由から、Coの微粒子が存在するのが
好ましい。この場合、Coの微粒子は、化学的又は物理
的に前記水素吸蔵合金の表面に担持して存在させればよ
い。Coの微粒子の粒径としては、本発明の効果に支障
を来さない程度であれば特に制限はないが、好ましく
は、コスト及び合金全体の容量を高めるため少量で表面
を覆う必要があるという点から、粒径1μm以下である
のが望ましく、さらに、触媒活性を高めるという点か
ら、数十nm程度であるのが望ましい。
【0018】次に、本発明は、前記水素吸蔵合金の製造
方法にも関する。すなわち、本発明は、(a)組成式:
R(Ni1-yMny4+ab(式中、RはLa、Ce、S
m、Nd、Pr及びミッシュメタルのうちの少なくとも
1種、MはFe、Cr、Cu及びAlのうちの少なくと
も1種、0.05≦y≦0.4、−0.2≦a≦0.
4、0≦b≦0.4、a+b≦0.4)を満たす各成分
を調合し、(b)急冷凝固法で溶解、合成して水素吸蔵
合金を得、(c)前記水素吸蔵合金を、真空中又は不活
性ガス中、500℃〜1065℃に加熱することによっ
て熱処理し、さらに(d)前記水素吸蔵合金を支持体と
一体化して電極に成形することからなる水素吸蔵合金電
極の製造法に関する。
【0019】工程(a)においては、所望する組成の水
素吸蔵合金を得るために、必要な成分元素を常法によっ
て調合する。工程(b)においては、急冷凝固法により
前記調合物を溶解、合成して水素吸蔵合金を得る。この
急冷凝固法としては、例えばアトマイズ法、単ロール法
及び双ロール法などのロール急冷法、回転ディスク法又
は遠心噴霧法などがあげられる。また、これらの急冷凝
固法は、従来公知の方法で行えばよい。
【0020】本発明の水素吸蔵合金は、相図的には包晶
反応を示す領域にあるので、大きい固相と液相の共存領
域を有する。そのため、徐冷されると液相の組成が逐次
変わっていき、種々の相からなる多相合金となってしま
い、充放電に関与する合金相が減り、その分容量が減
る。また、多種の異相粒界ができ、本発明の効果であ
る、同じ配列を持つ結晶面をCaCu5型領域とCe2
7型領域とで共有し、部分的には原子的に連続した境
界が実質的に少なくなるという不利益がある。このよう
な不利益を解消するために、超急冷凝固法を用いること
により、液相の組成が変化する前に凝固して固相にし、
均質な組成の合金を得るのである。しかし、急冷のため
合金に歪みが生じ、結晶構造が不完全な場合がある。そ
こで、工程(c)においては、工程(b)で得た水素吸
蔵合金を加熱して熱処理する。
【0021】この熱処理は、大気中の酸素により合金が
高温で酸化されるという理由から、真空中又は窒素、ア
ルゴン、ヘリウムなどの不活性ガス中で行う。不活性ガ
ス雰囲気であっても、減圧下で熱処理を行うのが好まし
い。また、熱処理の温度及び時間は、合金の歪みが消滅
し、結晶構造が充分に完全になるという範囲で適宜選択
すればよい。しかし、熱処理温度としては、Ce2Ni7
型領域は、高温でCaCu5型の金属間化合物と液相に分
離するするので、熱処理で得られる水素吸蔵合金の一部
が溶解し、均質性が損なわれないように、1065℃以
下であるのが好ましい。また、合金の歪みを無くし、結
晶性を高めるのに充分な反応エネルギーを与えるという
点から、500℃以上であるのが好ましい。さらには、
900〜1025℃であるのが特に好ましい。また、熱
処理時間としては、工程上の稼働コストの削減と、長時
間熱処理を行い、真空中または不活性ガス中に含まれる
不純物としての微量の酸素ガスにより、合金が酸化され
たり、炉内の汚れである有機物などの付着物から発生す
るガスにより合金が被毒されるのを防ぐという点から、
1〜12時間であるのが好ましい。
【0022】ここで、工程(c)の後、工程(d)の前
に、前記水素吸蔵合金を、コバルト酸化物、コバルト水
酸化物又はコバルト塩を添加した80℃〜沸点温度のア
ルカリ溶液に浸漬してアルカリ処理をするのが好まし
い。これは、得られる水素吸蔵合金表面の酸化物や析出
物などを除去し、電池を構成したときの電解液の汚染を
低減させ、初期活性化を促進させるためである。さら
に、前述のように、得られる水素吸蔵合金の表面にCo
を存在させて、水素吸蔵合金の耐酸化性及び対アルカリ
腐食性を向上させるためである。
【0023】また、前述のように、前記水素吸蔵合金に
1〜10重量%、好ましくは 3〜8重量%のL(ただ
し、LはTi、V、Zr、Nb、Mo、Si及びGeの
うちの少なくとも1種)を添加する工程を、工程(a)
の後、工程(b)の前の段階で行うのが好ましい。
【0024】さらに、本発明は、前述のようにして得ら
れる水素吸蔵合金からなる負極、水酸化ニッケルからな
る正極、前記負極と前記正極を電気的に分離する不織布
からなるセパレータ、アルカリ電解液、及び安全弁を備
えた密閉容器からなるアルカリ蓄電池にも関する。
【0025】以下、図3、図4及び実施例を用いて本発
明を具体的に説明するが、本発明はこれらのみに制限さ
れるものではない。
【実施例】本実施例においては、図3に示す水素吸蔵合
金製造装置を用いて、単ロール法により水素吸蔵合金を
合成した。この装置は、日新技研(株)製の合金超急冷
製造装置である。まず、この装置の使用方法について説
明する。調合後の合金原料を、底に微少な穴(以下、
「ノズル2」という)を有するルツボ1に入れ、高周波
コイル3を通してホルダー4にセットする。ホルダー4
には、アルゴンガスの充填されたサージタンク5がつな
がっており、ルツボ1内にアルゴンガスで圧力をかけら
れるようになっている。ルツボ1内の合金原料が、高周
波コイル3により加熱され、溶解して溶湯6となると、
アルゴンガスによりノズル2より冷却ロール7に向け噴
射する。溶湯6は冷却ロール7上で直ちに冷却され、リ
ボン状水素吸蔵合金8となって飛行管9内に蓄積され
る。以上の工程は、真空チャンバー10内で行うことが
できるようになっている。
【0026】《実施例1〜46及び比較例1から10》 (a)調合 市販の合金原料を用い、表1に示す組成となるように、
合金原料を調合し、実施例1〜46及び比較例1〜10
の合計56種類の調合物を得た。 (b)合金製造 上述した水素吸蔵合金製造装置を用いて、アルゴン雰囲
気中、減圧下(−150mmHg)で、単ロール法によ
り水素吸蔵合金(以下、単に「合金」という)を製造し
た。 (c)熱処理 工程(b)で得た合金を、真空中で3時間、1000℃
に加熱することによって熱処理した。
【0027】[X線回折の測定]ここで、熱処理終了後の
合金を粉末についてX線回折を測定し、合金の均質性及
び結晶構造を評価した。実施例1〜46の合金の結晶構
造は、すべてCaCu5型領域とCe2Ni7型領域の2相
を有していた。また、比較例1〜10の合金の均質性は
すべて良好であったが、その結晶構造は、CaCu5型ま
たはCe2Ni7型のいずれかの単相であった。
【0028】(c’)アルカリ処理 熱処理後の合金を機械粉砕し、得られた合金粉末を、水
酸化コバルトを溶解した80℃の水酸化カリウム31%
溶液中に1時間浸漬してアルカリ処理した。用いた溶液
量は、重量で、処理した合金の3倍量とし、溶解した水
酸化コバルト量は処理した合金の0.2重量%に相当す
る量とした。ついで、アルカリ処理後の合金粉末を、中
性になるまで水洗し、真空中で乾燥した。
【0029】(d)電極の製造 乾燥後の合金粉末を、結着剤としてのポリテトラフルオ
ロエチレン(PTFE)8重量%及び水と混練し、ペー
スト状とした。このペーストをパンチングメタルからな
る集電体に塗着し、乾燥後、ローラプレスで圧延して水
素吸蔵合金電極を作成した。
【0030】[電極容量の測定]ここで、得られた合金
電極の容量を単極評価にて測定した。この単極測定にお
いては、まず前記合金電極をそれぞれ縦3cm、横6c
mの短冊状に切り取り、ニッケル線でリードを取り付け
た。合金重量は約3gであった。さらにこの電極よりも
充分大きな容量を有するニッケル極を対極にし、それぞ
れ不織布からなるセパレーターで包み、アクリル板で挟
んで密着させた。このようにして得た測定用サンプルを
水酸化カリウム31%溶液を用いた試験用セルに入れ、
その容量を測定した。充放電条件は、100mAの電流
で16時間充電後、200mAの電流で、放電終止電圧
は0.8Vとして放電し、10サイクル目での放電容量
を電極容量とした。結果は、表1〜表6に示す。
【0031】[サイクル寿命の測定]次に、以下のように
密閉アルカリ蓄電池を作成してそのサイクル寿命を測定
した。前述の方法で製造した合金電極を、それぞれ重量
が7.0gになるように、縦約4cm、横約10cmに
切り取って負極を得た。この負極、1200mAhの容
量を持つ水酸化ニッケルからなる正極及びセパレータを
用い、捲回して渦巻き状電極体を構成した。ついで、こ
の電極体を電池缶内に挿入し、電解液を注入して封口し
た。
【0032】図4は、ここで得たアルカリ蓄電池の構成
を示す一部切り欠き斜視図である。図4においては、負
極板21と水酸化ニッケルからなる正極板22は、それ
らの間に挟まれた不織布からなるセパレータ23により
電気的に分離され、捲回されてケース24の中に収納さ
れている。アルカリ電解液(図示せず)はケース24内
を満たしている。安全弁25とキャップ26からなる封
口板27と絶縁ガスケット28によりケース24内は密
閉され、アルカリ蓄電池を構成している。負極板21
は、ケース24と直接接触して電池の負極となってい
る。また、正極板22は、正極集電体29を介して封口
板27につながって電池の正極になっている。サイクル
寿命試験は、20℃において1C電流(1200mA)
で1.2時間充電した後、1Cの電流で放電して行っ
た。放電終止電圧は0.8Vであった。このときの放電
容量が、電池容量の70%(840mAh)になった時
点のサイクル回数をサイクル寿命(回)とした。結果を
表1〜表6に示す。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】
【表4】
【0037】
【表5】
【0038】
【表6】
【0039】表1〜表6からわかるとおり、実施例1〜
46においては、電極容量及びサイクル寿命がともに良
好な合金が得られた。
【0040】《比較例11》比較のため、従来から良好
な特性を示すことが知られているCo含有合金を用い、
実施例1と同様にして電極と電池を作製し、電極容量及
びサイクル寿命を測定した。結果を表7に示す。
【0041】
【表7】
【0042】表1〜表7からわかるように、本発明のア
ルカリ蓄電池は、水素吸蔵合金にCoが含まないにも関
わらず、Co含有合金を用いた場合と同程度の特性が得
られる。水素吸蔵合金粉末の表面にはアルカリ処理によ
りCoの微粒子が存在するが、その量は水素吸蔵合金電
極に比べ、極わずかである。本実施例では、最大で0.
5重量%とした。これに対し、本発明の組成範囲を逸脱
し、CaCu5型の単相の結晶構造を持つ合金を用いた
比較例1及び3〜7においては、電極容量は大きいがサ
イクル寿命が劣っていた。これは、主としてA元素成分
が多いCaCu5型合金は、サイクルにともなって激し
く微粉化することが原因であると考えられる。またCe
2Ni7型単相の結晶構造の合金を用いた比較例2では、
電極容量が小さくなった。サイクル寿命が悪いのは、容
量が低いことからすぐに負極で電池容量が規制され過充
電時のシャトル反応が阻害されたためであると考えられ
る。
【0043】《実施例47〜53》ここでは、実施例1
の合金に対し、他元素の添加の効果について調べた。ま
ず、実施例1と同様の方法で、表8に示す組成を有する
9種の水素吸蔵合金電極を製造した。合金の組成が違う
ため秤量する分量のみが異なり、その他の製造条件及び
方法は実施例1と同様とした。これらの合金はすべて多
相を有し、CaCu5型の結晶構造を持つ相とCe2Ni7
型結晶構造を持つ相以外の析出相がいくつか現れた。こ
れらの析出相は微少なため、その結晶構造の同定はでき
なかった。さらに、これらの水素吸蔵合金電極を用い、
実施例1と同様の方法で、電極容量測定用の試験セル及
びサイクル寿命測定用の密閉電池を作製し、電極容量測
定及びサイクル寿命測定を行った。表8に、実施例47
〜53で得た水素吸蔵合金の組成、電極容量及びサイク
ル寿命を示す。
【0044】
【表8】
【0045】表8からTi、V、Zr、Nb、Mo、S
i及びGeを添加してなる合金は、メカニズムは不明で
あるが、多相合金となったため良好な電極容量及びサイ
クル寿命を示した。この添加の効果は添加量に伴って大
きくなるが、10重量%を越えると析出相が多くなるた
め、サイクル寿命が、低下するなどのデメリットが大き
くなる。したがって、添加する量は10重量%以下が望
ましいことがわかる。
【0046】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明のアルカ
リ蓄電池は、水素吸蔵合金にCoがほとんど含まれない
又は、全く含まれないのにも関わらず、その結晶構造に
CaCu5型領域とCe2Ni7型領域が共存している水素
吸蔵合金からなる水素吸蔵合金電極を使用しているた
め、合金の微粉化による劣化も少なく、かつ高容量とな
っている。
【図面の簡単な説明】
【図1】CaCu5型の結晶構造を示す図である。
【図2】Ce2Ni7型結晶構造を示す図である。
【図3】本発明の実施例において用いた単ロール法水素
吸蔵合金製造装置の概念図である。
【図4】本発明の実施例において作製したアルカリ蓄電
池の構成を示す一部切り欠き斜視図である。
【符号の説明】
1 るつぼ 2 ノズル 3 高周波コイル 4 ホルダー 5 サージタンク 6 溶湯 7 冷却ロール 8 リボン状水素吸蔵合金 9 飛行管 10 真空チャンバー 21 負極板 22 正極板 23 セパレータ 24 ケース 25 安全弁 26 キャップ 27 封口板 28 絶縁ガスケット 29 正極集電体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森脇 良夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5H003 AA04 BA01 BA02 BA09 BB02 BC01 BC06 BD00 BD01 BD04 5H016 AA01 BB00 BB01 BB10 EE01 HH00 HH01 HH11 5H028 AA01 BB00 BB03 BB05 BB15 BB17 EE01 HH00 HH01 HH08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結晶構造にCaCu5型領域とCe2Ni7
    型領域とを有する水素吸蔵合金からなる電極であって、
    CaCu5型領域のCaサイトを占める元素のモル分率と
    Ce2Ni7型領域のCeサイトを占める元素のモル分率
    との和をpとし、CaCu5型領域のCuサイトを占める
    元素のモル分率とCe2Ni7型領域のNiサイトを占め
    る元素のモル分率との和をqとした場合に、関係式 p:q=1:(4+a) (式中、−0.2≦a≦0.4)を満たす水素吸蔵合金
    電極。
  2. 【請求項2】 前記水素吸蔵合金が、組成式: R(Ni1-yMny4+ab (式中、RはLa、Ce、Sm、Nd、Pr及びミッシ
    ュメタルのうちの少なくとも1種、MはFe、Cr、C
    u及びAlのうちの少なくとも1種、0.05≦y≦
    0.4、−0.2≦a≦0.4、0≦b≦0.4、a+
    b≦0.4)で表される請求項1記載の水素吸蔵合金電
    極。
  3. 【請求項3】前記水素吸蔵合金に1〜10重量%のL
    (ただし、Lは Ti、V、Zr、Nb、Mo、Si及
    びGeのうちの少なくとも1種)を含む請求項1又は2
    記載の水素吸蔵合金電極。
  4. 【請求項4】 前記水素吸蔵合金の表面にCoの微粒子
    が存在する請求項1〜3のいずれかに記載の水素吸蔵合
    金電極。
  5. 【請求項5】(a)組成式: R(Ni1-yMny4+ab (式中、RはLa、Ce、Sm、Nd、Pr及びミッシ
    ュメタルのうちの少なくとも1種、MはFe、Cr、C
    u及びAlのうちの少なくとも1種、0.05≦y≦
    0.4、−0.2≦a≦0.4、0≦b≦0.4、a+
    b≦0.4)を構成する各成分を調合し、(b)アトマ
    イズ法、ロール急冷法又は遠心噴霧法で溶解、合成して
    水素吸蔵合金を得、(c)前記水素吸蔵合金を、真空中
    又は不活性ガス中、500℃〜1065℃の温度で熱処
    理し、さらに(d)前記水素吸蔵合金を支持体と一体化
    して電極に成形することからなる水素吸蔵合金電極の製
    造法。
  6. 【請求項6】 工程(c)の後、工程(d)の前に、前
    記水素吸蔵合金を、コバルト酸化物、コバルト水酸化物
    又はコバルト塩を添加した80℃〜沸点温度のアルカリ
    溶液に浸漬して処理する請求項5記載の水素吸蔵合金電
    極の製造法。
  7. 【請求項7】 前記水素吸蔵合金に1〜10重量%のL
    (ただし、LはTi、V、Zr、Nb、Mo、Si及び
    Geのうちの少なくとも1種)を添加する工程を含む請
    求項5又は6記載の水素吸蔵合金電極の製造法。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の水素吸蔵合金電極からな
    る負極、水酸化ニッケルからなる正極、前記負極と前記
    正極を電気的に分離するセパレータ、アルカリ電解液、
    及び安全弁を備えた密閉容器からなるアルカリ蓄電池。
  9. 【請求項9】 前記水素吸蔵合金の表面にCoの微粒子
    が存在する請求項8記載のアルカリ蓄電池。
  10. 【請求項10】 前記水素吸蔵合金に1〜10重量%の
    L(ただし、LはTi、V、Zr、Nb、Mo、Si及
    びGeのうちの少なくとも1種である)を含む請求項8
    又は9記載のアルカリ蓄電池。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110714139A (zh) * 2018-07-13 2020-01-21 有研工程技术研究院有限公司 一种稀土-镍基储氢合金材料及其制备方法
CN115466880A (zh) * 2022-08-31 2022-12-13 深圳市豪鹏科技股份有限公司 低温型储氢合金、制备方法、镍氢合金电极及镍氢电池

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