JP3321654B2 - スクリュージャッキ - Google Patents

スクリュージャッキ

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JP3321654B2
JP3321654B2 JP35349693A JP35349693A JP3321654B2 JP 3321654 B2 JP3321654 B2 JP 3321654B2 JP 35349693 A JP35349693 A JP 35349693A JP 35349693 A JP35349693 A JP 35349693A JP 3321654 B2 JP3321654 B2 JP 3321654B2
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ram
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辰治 天野
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理研精工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主として自動車などに装
備され、タイヤ交換の際などに使用されるスクリュージ
ャッキ、殊に、複数の筒体を用いたテレスコープ式のス
クリュージャッキに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車などに装備されるスクリュ
ージャッキとして図10および図11に示すように、駆
動機構を内蔵したほぼ円錐台形を呈する基台1の上部に
円筒状のケース2が突設され、このケース2に順次内装
した円筒状のラムガイド3ならびにラム4を縦軸方向へ
摺動可能に嵌装したものが知られている。
【0003】かかる構成を有するクリュージャッキは、
基台1の内側面に配置したベベルギヤ5上に垂設された
ねじ棒61とねじ筒62とからなるスクリュースピンド
ル6を外部から回転させて、ねじ筒に螺装したラム4な
らびにラムガイド3を軸線方向へ摺動伸縮させるもので
ある。
【0004】従って、ケース2、ラムガイド3およびラ
ム4は軸線を中心として互いに回動しないことが必要で
あり、そのため、ケース2とラムガイド3とラム4との
間に回転防止手段、更には円滑な摺動を行なわせるため
に摺動溝7ならびにガイド突条8を設けなければならな
い。
【0005】そのため、ケース2、ラムガイド3をかな
りの厚肉にしなければならず、材料費が嵩むとともに、
製造に際して複雑な加工が必要である、という問題があ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来のテレスコープ式のスクリュージャッ
キは、材料費が嵩むとともに重もたく、更に製造に際し
て複雑な加工が必要である、という点である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、基台上に突設
された筒状のケースと、このケースの内側に軸線方向へ
摺動自由に嵌装されたラムガイドと、このラムガイド内
側に上下方向へ摺動自由に嵌装されたラムとを有するテ
レスコープ式のスクリュージャッキにおいて、前記ケー
スは角形に形成されているとともに各角部の内側に形成
される溝条部にはその上端付近に係止突起が形成されて
いるとともに、前記ラムガイドは全体が円筒形に形成さ
れて下端に前記ケースの溝条部に形成されている係止突
起に係合する係止突起が突設された前記ケースの各溝条
部に嵌装される係合突条が上端部分を除いてビート付け
により突出形成され、且つ前記ラムは円筒形で下端に前
記ラムガイドにおける係合突条の内側に形成される溝条
部に嵌装される係合突起が突設されている構成、更には
前記構成においてケースならびにラムに形成された係合
突起が、プレス加工により押圧形成されている、という
構成により、加工が簡単で材料費用が安く経済的に優れ
たテレスコープ式のスクリュージャッキを提供する、と
いう目的を達成する。
【0008】
【作用】ケースの内側に形成された各角溝にラムガイド
の外側面が突設されたビードをそれぞれ嵌装させること
によりラムガイドが軸線を中心として回転することなく
軸線方向へ摺動する。
【0009】ラムガイドに形成されたビードの内側面
に、ラムの外側面の下端部に形成された突起を嵌装させ
るめことにより、ラムが回転することなく軸線方向へ摺
動する。
【0010】ケースを角形とすることにより荷重に対す
る耐性を向上させ、厚みを減少させて材料費の節減と軽
量化を図る。
【0011】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0012】尚、説明に際して前記従来例と同一構成部
には同一符号を付して説明する。
【0013】図1乃至図9は本発明の一実施例を示すも
のであり、前記従来例と同様に基台1に突設された筒状
のケース2と、このケース2の内側に軸線方向へ摺動自
由に嵌装されたラムガイド3と、このラムガイド3の内
側に上下方向へ摺動自由に嵌装されたラム4とを有し、
ラムガイド3ならびにラム4が伸縮するテレスコープ式
に構成され、基台1の内側面に配置したベベルギヤ5を
外部から回転させてその上に垂設された外周面に雄ねじ
を形成したねじ棒61と内周面に雌ねじを外周面に雄ね
じを形成したねじ筒62とからなるスクリュースピンド
ル6に螺装したラム4およびラムガイド3を軸線方向へ
摺動伸縮させるものである。
【0014】そして、ケース2は下方が円錐筒形で上部
に亙って四角筒状に形成されており、各角部21は図2
に示すようにビード付けがなされていることにより強度
の向上を図るとともに後述のラムガイドを各角部21の
内側面に形成される溝条部22への嵌装を確実なものと
している。
【0015】各溝条部22の上端部には、内側に向けた
係止突起23がそれぞれ形成されており、これらの係止
突起23は、外側からのプレス加工により押圧形成され
ている。
【0016】また、ケース2の内側に軸線方向へ摺動自
由に嵌装されたラムガイド3は、図3に示すように全体
が円筒形で上端部分を除いてケース2の各角溝条22に
嵌装されるビード31が突出形成されている。
【0017】これらのビード31の下端には、前記ケー
ス2の溝条部22に形成されている係止突起23に係合
する係止突起32が内側からのプレス加工により押圧形
成されている。
【0018】更に、ラム4は円筒形であって、上端に受
台91が取付けられているとともに図4に示すように、
下端に前記ラムガイド3におけるビード31の内側面に
形成される溝条部33に嵌装される係合突起41が突設
されている。
【0019】これらの係合突起41はプレス加工によっ
て形成される。
【0020】また、ラム4の下端に形成された厚肉部に
は前記スクリュースピンドル6を構成するねじ筒62の
外周面に形成された雌ねじに螺装する雌ねじ42が刻設
されている。
【0021】かかる構成を有する実施例は、従来品と同
様にケース2から突出させたギヤスピンドル92の先端
に配置されたハンドルジョイント93に付属の回転工具
94を連結して基台1の内側面に配置したベベルギヤ5
を回転させて、ベベルギヤ5に固着されたスクリュース
ピンドル6のねじ棒61を回転させる。
【0022】このとき、スクリュースピンドル6にはラ
ム4の雌ねじ42が螺装されており、ラム4に形成され
た係合突起41がラムガイド3のビード31の内側面に
形成される溝条部33に嵌装されているとともに、ラム
ガイド3のビード31がケース2の溝条部22に嵌装さ
れている。
【0023】従って、ラムガイドに形成されたビードの
内側面に、ラムの外側面の下端部に形成された突起が嵌
装し、ねじ棒61に螺装したねじ筒62ならびにこのね
じ筒62に螺装されたラム4が軸線に沿って上方方向へ
摺動する。
【0024】そして、ラム4に形成された係合突起41
が、ラムガイド3のビード31の内側面に形成される溝
条部33の上端位置まで上昇すると、係合突起41が溝
条部33の上端面に係合して上昇が停止される。
【0025】更に、スクリュースピンドル6に回転が加
えられると、ねじ棒61に螺装したねじ筒62に回転が
伝達されてラムガイド3が上昇する。
【0026】このとき、本実施例はケース2の内側に形
成された各角溝にラムガイド3の外側面が突設されたビ
ード31をそれぞれ嵌装させることによりラムガイド3
が軸線を中心として回転することなく軸線方向へ摺動上
昇する。
【0027】そして、ラムガイド3の係止突起32がケ
ース2の溝条部22に形成されている係止突起23に係
合して停止する。
【0028】従って、ハンドルジョイント93を必要分
だけ回転させることにより所望の長さだけラム4、更に
はラムガイド3を伸長させることが可能である。
【0029】そして、作業が終了したならば、ハンドル
ジョイント93を逆転操作させれば、前記とは逆にラム
ガイド3、ラム4が順に収縮してケース2内に収容され
る。
【0030】尚、前記実施例では、ケース2ならびにラ
ムガイド3の係止突起23ならびに係止突起32、更に
はラム4の係合突起41をそれぞれ各角部について設け
た構成としたため上昇ならびに下降のが円滑であるとと
もに、ラムガイド3ならびにラム4がスクリュースピン
ドル6から離脱することなく所定位置で確実に停止する
が、これらの係止突起23ならびに係止突起32、更に
はラム4の係合突起41は少なくとも一つの角部につい
て設けた構成とすればよい。
【0031】また、本実施例はケース2を四角筒状とし
たが、例えば三角や五角など他の多角形状に形成しても
同様の効果を得ることができるものである。
【0032】
【発明の効果】以上の構成を有する本発明によると、ケ
ースを角形とすることにより荷重に対する耐性を向上さ
せ、厚みを減少させて材料費の節減と軽量化を図ること
ができる。
【0033】また、ラムならびにラムガイドの上昇なら
びに下降が円滑であるとともに、ラムガイドならびにラ
ムがスクリュースピンドルから離脱することなく所定位
置で確実に停止するため事故を起こす心配もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示した実施例におけるケースを示す斜視
図である。
【図3】図1に示した実施例におけるラムガイドを示す
斜視図である。
【図4】図1に示した実施例におけるラムを示す斜視図
である。
【図5】図1に示した実施例の伸長状態を示す斜視図で
ある。
【図6】図5の一部を切截した側面図である。
【図7】図6のA−A線に沿う断面拡大図である。
【図8】図6のB−B線に沿う断面拡大図である。
【図9】図6のC−C線に沿う断面拡大図である。
【図10】従来例を示す一部を切截した側面図である。
【図11】図10に示した従来例の一部を切截した正面
図である。
【符号の説明】
1 基台 2 ケース 3 ラムガイド 4 ラム 21 角部 22 溝条部 23 係止突起 32 係止突起 33 溝条部 41 係合突起

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台上に突設された筒状のケースと、こ
    のケースの内側に軸線方向へ摺動自由に嵌装されたラム
    ガイドと、このラムガイド内側に上下方向へ摺動自由に
    嵌装されたラムとを有するテレスコープ式のスクリュー
    ジャッキにおいて、前記ケースは角形に形成されている
    とともに各角部の内側に形成される溝条部にはその上端
    付近に係止突起が形成されているとともに、前記ラムガ
    イドは全体が円筒形に形成されて下端に前記ケースの溝
    条部に形成されている係止突起に係合する係止突起が突
    設された前記ケースの各溝条部に嵌装される係合突条が
    上端部分を除いてビート付けにより突出形成され、且つ
    前記ラムは円筒形で下端に前記ラムガイドにおける係合
    突条の内側に形成される溝条部に嵌装される係合突起が
    突設されていることを特徴とするスクリュージャッキ。
  2. 【請求項2】 ケースならびにラムガイドに形成されて
    いる係止突起およびラムに形成された係合突起の内、少
    なくとも一つがプレス加工により押圧形成されている請
    求項1記載のスクリュージャッキ。
JP35349693A 1993-12-28 1993-12-28 スクリュージャッキ Expired - Lifetime JP3321654B2 (ja)

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