JP3321639B2 - 排水装置 - Google Patents
排水装置Info
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- JP3321639B2 JP3321639B2 JP34989896A JP34989896A JP3321639B2 JP 3321639 B2 JP3321639 B2 JP 3321639B2 JP 34989896 A JP34989896 A JP 34989896A JP 34989896 A JP34989896 A JP 34989896A JP 3321639 B2 JP3321639 B2 JP 3321639B2
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- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽底面等の排水
口部の開閉を遠隔操作することができる排水装置の改良
に関する。
口部の開閉を遠隔操作することができる排水装置の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】浴槽等の底面に設けた排水口部の開閉
を、浴槽の上縁面等に設けた操作部から遠隔操作するこ
とができる排水装置が従来公知である。図7は、このよ
うな従来公知の排水装置40を示すものであって、浴槽
30の上縁面31に設けた操作ボタン41と、浴槽底面
32の排水口部Dの下方に取り付けたリフト機構部43
とが、可撓性のケーブル42で接続され、リフト機構部
43に排水口部Dを開閉する栓体44が設けられてい
る。
を、浴槽の上縁面等に設けた操作部から遠隔操作するこ
とができる排水装置が従来公知である。図7は、このよ
うな従来公知の排水装置40を示すものであって、浴槽
30の上縁面31に設けた操作ボタン41と、浴槽底面
32の排水口部Dの下方に取り付けたリフト機構部43
とが、可撓性のケーブル42で接続され、リフト機構部
43に排水口部Dを開閉する栓体44が設けられてい
る。
【0003】図8に示すように、浴槽底面32の排水口
33へ排水管20が排水接続管10によって接続され、
この排水接続管10によって排水口部Dが形成される。
リフト機構部43は、排水接続管10の内周面に形成し
た支持部45によって支持されている。
33へ排水管20が排水接続管10によって接続され、
この排水接続管10によって排水口部Dが形成される。
リフト機構部43は、排水接続管10の内周面に形成し
た支持部45によって支持されている。
【0004】リフト機構部43の内部にはラッチ機構が
備えられ、ケーブル42を通じて操作力が加えられる
と、栓体44の下面を支える支持体46を昇降させるよ
うに構成されている。従って、操作ボタン41(図7参
照)を押し込んでケーブル42を通じリフト機構43へ
操作力を伝達すると、リフト機構部43が支持体46を
介して栓体44を昇降させ、排水口部Dを開閉する。
備えられ、ケーブル42を通じて操作力が加えられる
と、栓体44の下面を支える支持体46を昇降させるよ
うに構成されている。従って、操作ボタン41(図7参
照)を押し込んでケーブル42を通じリフト機構43へ
操作力を伝達すると、リフト機構部43が支持体46を
介して栓体44を昇降させ、排水口部Dを開閉する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の排水装置4
0は、栓体44を上昇させて排水口部Dを開放した排水
状態のとき、栓体44が浴槽30の底面32から上に突
出しているため、これを人が誤って足で踏みつける可能
性がある。その結果、栓体44や栓体44を支える支持
体46、リフト機構部43、あるいはリフト機構部43
の支持部45、さらには排水接続管10に過度な荷重が
加わり、これらを破損する事故を招くおそれがある。
0は、栓体44を上昇させて排水口部Dを開放した排水
状態のとき、栓体44が浴槽30の底面32から上に突
出しているため、これを人が誤って足で踏みつける可能
性がある。その結果、栓体44や栓体44を支える支持
体46、リフト機構部43、あるいはリフト機構部43
の支持部45、さらには排水接続管10に過度な荷重が
加わり、これらを破損する事故を招くおそれがある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、排水口部から
上昇して排水状態にある栓体を誤って人が踏みつけて
も、栓体・支持体・リフト機構部・リフト機構部の支持
部等に過度な荷重が加わるのを回避して、これらの破損
を防止できる技術を提供することを目的とするものであ
る。
上昇して排水状態にある栓体を誤って人が踏みつけて
も、栓体・支持体・リフト機構部・リフト機構部の支持
部等に過度な荷重が加わるのを回避して、これらの破損
を防止できる技術を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】本発明が採用する排水装置の特徴とすると
ころは、排水口部に対し昇降して当該排水口部を開閉す
る栓体と、排水口部の内側又は下方に配設され前記栓体
を昇降させるリフト機構部とを備えた排水装置におい
て、前記リフト機構部を排水口部内において支持する弾
性体を設け、当該弾性体を、前記リフト機構部を弾性的
に下降可能とすると共に、前記リフト機構部を下降位置
から初期位置へ復帰上昇させるものとしたことにある。
ころは、排水口部に対し昇降して当該排水口部を開閉す
る栓体と、排水口部の内側又は下方に配設され前記栓体
を昇降させるリフト機構部とを備えた排水装置におい
て、前記リフト機構部を排水口部内において支持する弾
性体を設け、当該弾性体を、前記リフト機構部を弾性的
に下降可能とすると共に、前記リフト機構部を下降位置
から初期位置へ復帰上昇させるものとしたことにある。
【0008】あるいは本発明に係る排水装置は、排水口
部に対し昇降して当該排水口部を開閉する栓体と、排水
口部の内側又は下方に配設され前記栓体を昇降させるリ
フト機構部とを備えた排水装置において、前記リフト機
構部を排水口部に内装した支持部材に取り付け、当該支
持部材を排水口部内において支持する弾性体を設け、当
該弾性体を、前記支持部材を弾性的に下降可能とすると
共に、前記支持部材を下降位置から初期位置へ復帰上昇
させるものとしてもよい。
部に対し昇降して当該排水口部を開閉する栓体と、排水
口部の内側又は下方に配設され前記栓体を昇降させるリ
フト機構部とを備えた排水装置において、前記リフト機
構部を排水口部に内装した支持部材に取り付け、当該支
持部材を排水口部内において支持する弾性体を設け、当
該弾性体を、前記支持部材を弾性的に下降可能とすると
共に、前記支持部材を下降位置から初期位置へ復帰上昇
させるものとしてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る排水装置は、排水口
部に設ける構成に特色を有するものであり、操作部や操
作力伝達用のケーブルについては従来と共通の構成でよ
い。従って、本発明の各種実施形態については、排水口
部の構成のみ図示して説明する。
部に設ける構成に特色を有するものであり、操作部や操
作力伝達用のケーブルについては従来と共通の構成でよ
い。従って、本発明の各種実施形態については、排水口
部の構成のみ図示して説明する。
【0010】〔第1の実施形態〕図1に、本発明に係る
排水装置1の一実施形態を示す。浴槽底面32の排水口
33へ排水管20が、排水接続管10によって接続され
ており、この排水接続管10により排水口部Dが形成さ
れている。
排水装置1の一実施形態を示す。浴槽底面32の排水口
33へ排水管20が、排水接続管10によって接続され
ており、この排水接続管10により排水口部Dが形成さ
れている。
【0011】栓体2の下面を支持体3を介して昇降可能
に支持するリフト機構部4は、排水口部D内においてコ
イルバネより成る弾性体5で支持され、弾性的に下降し
得るように構成されている。リフト機構部4にはケーブ
ル6が接続されており、操作部(図7参照)から操作力
がケーブル6を通じて伝達されると、支持体3を介して
栓体2を昇降させ、排水口部Dを開閉する。
に支持するリフト機構部4は、排水口部D内においてコ
イルバネより成る弾性体5で支持され、弾性的に下降し
得るように構成されている。リフト機構部4にはケーブ
ル6が接続されており、操作部(図7参照)から操作力
がケーブル6を通じて伝達されると、支持体3を介して
栓体2を昇降させ、排水口部Dを開閉する。
【0012】この実施形態のリフト機構部4は、排水接
続管10の底部に形成したフランジ部11上に配したコ
イルバネ5によって、排水口部D内に支持されている。
当該コイルバネ5は、適当な手段により、上端部をリフ
ト機構部4の側面へ固定し、下端部を排水接続管10底
部のフランジ部11へ固定して、これらが容易には分離
しないように構成することが望ましい。本例では、コイ
ルバネ5が、リフト機構部4の支持手段と復帰上昇手段
とを兼ねるものとなっている。
続管10の底部に形成したフランジ部11上に配したコ
イルバネ5によって、排水口部D内に支持されている。
当該コイルバネ5は、適当な手段により、上端部をリフ
ト機構部4の側面へ固定し、下端部を排水接続管10底
部のフランジ部11へ固定して、これらが容易には分離
しないように構成することが望ましい。本例では、コイ
ルバネ5が、リフト機構部4の支持手段と復帰上昇手段
とを兼ねるものとなっている。
【0013】かかる構成により、図1の如く栓体2が上
昇して排水口部Dを開放しているときに、浴槽底面32
から突出している当該栓体2を誤って人が踏みつけたと
しても、コイルバネ5で支持されているリフト機構部4
が栓体2と共に、二点鎖線に示す如く排水接続管10内
で弾性的に下降することができるから、栓体2・支持体
3・リフト機構部4等に損傷を与えるおそれがない。人
が栓体2から足を離して踏みつけ状態を脱したならば、
リフト機構部4がコイルバネ5の付勢力によって初期位
置まで復帰上昇し、これに伴い、栓体2もまた元の位置
へ復帰する。
昇して排水口部Dを開放しているときに、浴槽底面32
から突出している当該栓体2を誤って人が踏みつけたと
しても、コイルバネ5で支持されているリフト機構部4
が栓体2と共に、二点鎖線に示す如く排水接続管10内
で弾性的に下降することができるから、栓体2・支持体
3・リフト機構部4等に損傷を与えるおそれがない。人
が栓体2から足を離して踏みつけ状態を脱したならば、
リフト機構部4がコイルバネ5の付勢力によって初期位
置まで復帰上昇し、これに伴い、栓体2もまた元の位置
へ復帰する。
【0014】なおリフト機構部4は、栓体2が排水口部
Dを閉止する位置まで下降し得るように構成するのが、
好適な実施形態と考えられる。
Dを閉止する位置まで下降し得るように構成するのが、
好適な実施形態と考えられる。
【0015】ところでコイルバネ5の弾性力(バネ定
数)は、次のような条件に基づいて設定することが望ま
しい。栓体2を上昇させて排水口部Dを開放する際、浴
槽に湯水が貯留していると、栓体2の上面に水圧が作用
しているため、水圧力に抗して栓体2を上昇させるのに
必要な大きさの力を与えなくてはならない。このとき、
その反作用としてリフト機構部4に下向きの力が加わる
が、これによってリフト機構部4が下降することがある
と、栓体2の上昇に支障をきたす。従ってコイルバネ5
は、浴槽内に湯水が貯留されている状態において、栓体
2を上昇させる際に反力が加わっても、リフト機構部4
を下降させることがない程度の弾性力(バネ定数)を備
えていることが必要である。一方で、栓体2が上昇時に
足で踏みつけられたときには、リフト機構部4が速やか
に下降できなくてはならないから、コイルバネ5の弾性
力(バネ定数)を過度に大きな値を採用することは好ま
しくない。以上のような条件から、コイルバネ5の弾性
力(バネ定数)の大きさを適宜設定すればよい。
数)は、次のような条件に基づいて設定することが望ま
しい。栓体2を上昇させて排水口部Dを開放する際、浴
槽に湯水が貯留していると、栓体2の上面に水圧が作用
しているため、水圧力に抗して栓体2を上昇させるのに
必要な大きさの力を与えなくてはならない。このとき、
その反作用としてリフト機構部4に下向きの力が加わる
が、これによってリフト機構部4が下降することがある
と、栓体2の上昇に支障をきたす。従ってコイルバネ5
は、浴槽内に湯水が貯留されている状態において、栓体
2を上昇させる際に反力が加わっても、リフト機構部4
を下降させることがない程度の弾性力(バネ定数)を備
えていることが必要である。一方で、栓体2が上昇時に
足で踏みつけられたときには、リフト機構部4が速やか
に下降できなくてはならないから、コイルバネ5の弾性
力(バネ定数)を過度に大きな値を採用することは好ま
しくない。以上のような条件から、コイルバネ5の弾性
力(バネ定数)の大きさを適宜設定すればよい。
【0016】〔第2の実施形態〕図2は、排水口部D内
へ弾性的に下降できるように支持部材7を内装し、この
支持部材7へリフト機構部4を取り付けることにより、
リフト機構部4を弾性的に下降可能に構成した実施形態
を示すものである。
へ弾性的に下降できるように支持部材7を内装し、この
支持部材7へリフト機構部4を取り付けることにより、
リフト機構部4を弾性的に下降可能に構成した実施形態
を示すものである。
【0017】本例で用いる支持部材7は、例えば図3に
示す如く、合成樹脂等で製作された筒状本体を有し、そ
の上端部外周にフランジ部7a、下端部に係止突起7c
がそれぞれ形成され、内部にリフト機構部4を中央位置
で支持するための支持部7bが放射状に形成されてい
る。なお、リフト機構部4と支持部材7とは、一体的に
製作することも妨げない。本体下端側にはスリット7d
が適宜形成され、係止突起7cの部分が弾性的に拡縮で
きるようになされている。
示す如く、合成樹脂等で製作された筒状本体を有し、そ
の上端部外周にフランジ部7a、下端部に係止突起7c
がそれぞれ形成され、内部にリフト機構部4を中央位置
で支持するための支持部7bが放射状に形成されてい
る。なお、リフト機構部4と支持部材7とは、一体的に
製作することも妨げない。本体下端側にはスリット7d
が適宜形成され、係止突起7cの部分が弾性的に拡縮で
きるようになされている。
【0018】図2に示す如く、リフト機構部4を支持す
る支持部材7は、コイルバネ5を介装して、排水口部D
を構成する排水接続管10内へ装着される。支持部材7
を押し込んで、下端の係止突起7cを、排水接続管10
のフランジ部11と係合させることにより、容易には離
脱することができなくなる。支持部材7上端のフランジ
部7aと排水接続管10下端のフランジ部11との間に
介装したコイルバネ5により、支持部材7は上向きに付
勢される。
る支持部材7は、コイルバネ5を介装して、排水口部D
を構成する排水接続管10内へ装着される。支持部材7
を押し込んで、下端の係止突起7cを、排水接続管10
のフランジ部11と係合させることにより、容易には離
脱することができなくなる。支持部材7上端のフランジ
部7aと排水接続管10下端のフランジ部11との間に
介装したコイルバネ5により、支持部材7は上向きに付
勢される。
【0019】かかる構成によって、排水口部Dの開放
時、つまり栓体2が浴槽床面32から突出している状態
において、これを人が誤って踏みつけたときには、栓体
2及びリフト部材4と共に支持部材7が二点鎖線に示す
如く弾性的に下降するので、栓体2・支持体3・リフト
機構4等の破損を防止することができる。
時、つまり栓体2が浴槽床面32から突出している状態
において、これを人が誤って踏みつけたときには、栓体
2及びリフト部材4と共に支持部材7が二点鎖線に示す
如く弾性的に下降するので、栓体2・支持体3・リフト
機構4等の破損を防止することができる。
【0020】なお、本実施形態においても、コイルバネ
5の弾性力(バネ定数)は、前示実施形態に準じて設定
することが望ましい。すなわち、栓体2の上昇動作時に
は支持部材7が反力で下降することがなく、上昇位置に
ある栓体2を誤って踏みつけたときには、支持部材7を
下降できるような値とする。
5の弾性力(バネ定数)は、前示実施形態に準じて設定
することが望ましい。すなわち、栓体2の上昇動作時に
は支持部材7が反力で下降することがなく、上昇位置に
ある栓体2を誤って踏みつけたときには、支持部材7を
下降できるような値とする。
【0021】〔第3の実施形態〕図4は、支持部材7に
上向きの付勢力を与えて初期位置へ復帰上昇させる弾性
体5として、板バネを用いた実施形態を示すものであ
る。図示するように、この例では、リフト機構部4を支
持する支持部材7上端のフランジ部7aと、排水接続管
10下端のフランジ部11との間に、若干湾曲させた板
バネ5を配設し、これで支持部材7を上向きに付勢す
る。突出時の栓体2を踏みつけた際、板バネ5がさらに
湾曲することにより、支持部材7が弾性的に下降する。
栓体2に加えられた荷重が取り払われたならば、板バネ
5の弾性力で、支持部材7は初期位置まで復帰上昇す
る。
上向きの付勢力を与えて初期位置へ復帰上昇させる弾性
体5として、板バネを用いた実施形態を示すものであ
る。図示するように、この例では、リフト機構部4を支
持する支持部材7上端のフランジ部7aと、排水接続管
10下端のフランジ部11との間に、若干湾曲させた板
バネ5を配設し、これで支持部材7を上向きに付勢す
る。突出時の栓体2を踏みつけた際、板バネ5がさらに
湾曲することにより、支持部材7が弾性的に下降する。
栓体2に加えられた荷重が取り払われたならば、板バネ
5の弾性力で、支持部材7は初期位置まで復帰上昇す
る。
【0022】本実施形態にあっては、図5に例示する如
く、板バネ状の弾性体を、支持部材7と一体的に成形す
ることが考えられる。すなわち、支持部材7を合成樹脂
等を用いて製作するにあたり、上端のフランジ部7aか
ら垂下して内側へやや湾曲する短冊状又は棒状の部分を
形成し、これを前記弾性体5とすることができる。
く、板バネ状の弾性体を、支持部材7と一体的に成形す
ることが考えられる。すなわち、支持部材7を合成樹脂
等を用いて製作するにあたり、上端のフランジ部7aか
ら垂下して内側へやや湾曲する短冊状又は棒状の部分を
形成し、これを前記弾性体5とすることができる。
【0023】〔第4の実施形態〕図6は、前記第1の実
施形態におけるコイルバネを、板バネ状の部材8に変更
したものである。本例では、リフト機構部4を排水口部
D内に支持する支持部材8を弾性部材で製作すると共
に、その途中に弾性変形し得る部分8aを設けることに
よって、リフト部材4を弾性的に下降できるように構成
してある。なお支持部材8の上下端部は、リフト機構部
4及び排水接続管10のフランジ部11へそれぞれ固定
される。
施形態におけるコイルバネを、板バネ状の部材8に変更
したものである。本例では、リフト機構部4を排水口部
D内に支持する支持部材8を弾性部材で製作すると共
に、その途中に弾性変形し得る部分8aを設けることに
よって、リフト部材4を弾性的に下降できるように構成
してある。なお支持部材8の上下端部は、リフト機構部
4及び排水接続管10のフランジ部11へそれぞれ固定
される。
【0024】〔その他の実施形態〕本発明に係る各実施
形態のうち第2,第3の実施形態においては、リフト機
構部4を支持する支持部材7が、排水口部Dに対して着
脱可能となっているので、必要に応じ、リフト機構部4
を取り外して、清掃,修理,交換等のメンテナンス作業
を施すことが容易である。
形態のうち第2,第3の実施形態においては、リフト機
構部4を支持する支持部材7が、排水口部Dに対して着
脱可能となっているので、必要に応じ、リフト機構部4
を取り外して、清掃,修理,交換等のメンテナンス作業
を施すことが容易である。
【0025】図面には明示しなかったが、第1及び第4
の実施形態に対しても、リフト機構部4を排水口部Dに
対して着脱自在に構成することが可能である。
の実施形態に対しても、リフト機構部4を排水口部Dに
対して着脱自在に構成することが可能である。
【0026】さらに、リフト機構部の配設位置は、図面
ではいずれも排水接続管10の内部としたが、これより
も下方へ配設することも考えられる。
ではいずれも排水接続管10の内部としたが、これより
も下方へ配設することも考えられる。
【0027】また前記実施形態は、本発明を浴槽用の排
水装置へ適用した場合を想定して説明したものである
が、本発明の適用対象は、浴槽に限定されるものではな
く、プールや浴室,シャワー室の床等の排水口部へ適用
することができる。
水装置へ適用した場合を想定して説明したものである
が、本発明の適用対象は、浴槽に限定されるものではな
く、プールや浴室,シャワー室の床等の排水口部へ適用
することができる。
【0028】その他、本発明の実施形態は、必要に応じ
て適宜変更することを妨げない。
て適宜変更することを妨げない。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、栓体を上昇させて排水
口部を開放している場合に、突出している栓体を誤って
踏みつけるなどしたとしても、栓体と共にリフト機構部
が弾性的に下降するので、栓体,支持体,リフト機構
部,支持部材、その他排水装置の構成部材に損傷を与え
るおそれがなくなる。
口部を開放している場合に、突出している栓体を誤って
踏みつけるなどしたとしても、栓体と共にリフト機構部
が弾性的に下降するので、栓体,支持体,リフト機構
部,支持部材、その他排水装置の構成部材に損傷を与え
るおそれがなくなる。
【図1】本発明に係る排水装置の第1の実施形態を示す
要部の縦断面図である。
要部の縦断面図である。
【図2】本発明に係る排水装置の第2の実施形態を示す
要部の縦断面図である。
要部の縦断面図である。
【図3】本発明に係る排水装置の第2の実施形態に用い
る支持部材の斜視図である。
る支持部材の斜視図である。
【図4】本発明に係る排水装置の第3の実施形態を示す
要部の縦断面図である。
要部の縦断面図である。
【図5】本発明に係る排水装置の第3の実施形態の別態
様に用いる支持部材の斜視図である。
様に用いる支持部材の斜視図である。
【図6】本発明に係る排水装置の第4の実施形態を示す
要部の縦断面図である。
要部の縦断面図である。
【図7】浴槽に備えられる従来の排水装置を示す部分切
欠斜視図である。
欠斜視図である。
【図8】従来の排水装置を示す要部の縦断面図である。
1 排水装置 2 栓体 3 支持体 4 リフト機構部 5 弾性体 6 ケーブル 7 支持部材 7b 支持部 10 排水接続管 20 排水管 30 浴槽 32 浴槽底面 D 排水口部
Claims (2)
- 【請求項1】 排水口部に対し昇降して当該排水口部を
開閉する栓体と、排水口部の内側又は下方に配設され前
記栓体を昇降させるリフト機構部とを備えた排水装置に
おいて、前記リフト機構部を排水口部内において支持す
る弾性体が設けられ、当該弾性体は、前記リフト機構部
を弾性的に下降可能とすると共に、前記リフト機構部を
下降位置から初期位置へ復帰上昇させるものであること
を特徴とする排水装置。 - 【請求項2】 排水口部に対し昇降して当該排水口部を
開閉する栓体と、排水口部の内側又は下方に配設され前
記栓体を昇降させるリフト機構部とを備えた排水装置に
おいて、前記リフト機構部が排水口部に内装した支持部
材に取り付けられ、当該支持部材を排水口部内において
支持する弾性体が設けられ、当該弾性体は、前記支持部
材を弾性的に下降可能とすると共に、前記支持部材を下
降位置から初期位置へ復帰上昇させるものであることを
特徴とする排水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34989896A JP3321639B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 排水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34989896A JP3321639B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 排水装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10183711A JPH10183711A (ja) | 1998-07-14 |
JP3321639B2 true JP3321639B2 (ja) | 2002-09-03 |
Family
ID=18406861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34989896A Expired - Fee Related JP3321639B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 排水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3321639B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5801081B2 (ja) * | 2011-03-31 | 2015-10-28 | 株式会社日本アルファ | 排水口装置 |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP34989896A patent/JP3321639B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH10183711A (ja) | 1998-07-14 |
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