JPH0554678U - 浴槽の排水栓装置 - Google Patents

浴槽の排水栓装置

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JPH0554678U
JPH0554678U JP3617191U JP3617191U JPH0554678U JP H0554678 U JPH0554678 U JP H0554678U JP 3617191 U JP3617191 U JP 3617191U JP 3617191 U JP3617191 U JP 3617191U JP H0554678 U JPH0554678 U JP H0554678U
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drainage
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伊藤  嘉浩
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丸一株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遠隔操作により、栓蓋を浴槽の槽底上に固定
的に突出して排水栓を開口した排水状態において、シャ
ワーを使用したり、浴槽を洗浄したりするために浴槽内
に立込んだ際に、突出している排水栓を踏んでも、足を
圧痛、傷損したり、踏圧により遠隔昇降部材に故障を来
たすことのない安全な浴槽の排水栓装置を提供するこ
と。 【構成】 この浴槽の排水栓装置は、遠隔操作により開
閉させるように構成した浴槽の排水栓装置において、栓
蓋の下面と該栓蓋の昇降杆の上部との間に弾性部材を配
設し、該弾性部材の弾力性により栓蓋自体を上下動可能
に構成されている。したがって、栓蓋が槽底上に固定的
に突出開栓されて排水状態にある際に、該栓蓋を踏んで
も栓蓋は円滑に下降するので、上記の目的を確実に達成
し得ると共に、踏んだ足を離せば栓蓋は自動的に上昇開
栓されて、元の排水状態を維持できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、浴槽の底部に装設される排水栓装置に関し、さらに詳しくは、遠隔 操作により開閉させるように構成した、所謂ポップアップ開閉形式による浴槽の 排水栓装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
遠隔操作により浴槽の排水栓を開閉する装置としては、従来より数多くのもの が提案実施されており、例えば、実開昭55−54483号公報、実開昭56− 110183号公報、実開昭57−197564号公報、実開昭59−9896 0号公報等に開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記の各従来技術は、殆んどのものが遠隔開閉操作性の改良或は開 閉作用、効果の改良を計ったものであって、それなりの実用性を備えているが、 そのいづれをみても、例えば、排水時に遠隔操作により上昇開口された栓蓋は、 次の遠隔操作により下降閉止されない限り、槽底上に突出固定された状態を保っ ているため、次のような支障を生じる。
【0004】 即ち、浴槽内でシャワ−を使用して洗身したり、浴槽内を洗浄したりする際に 、槽底から突出した栓蓋を不測に踏み押える場合が多く、したがって、足に苦痛 を感じたり、突指したり、また、遠隔昇降操作の作動部が栓蓋の突出開口状態を 固定する構造のものであれば、体重による加圧作用により他の関連作用部品へ強 度的負担を及ぼして故障を生じたりする問題がある。また、逆に遠隔昇降操作の 作動部が、加圧により栓蓋の突出開口状態を解除する構造のものであれば、栓蓋 が止水栓状態になってしまうため、再操作して栓蓋を開口する必要があるといっ た問題がある。
【0005】 本考案は、上記の問題を解決することを課題とするもので、浴槽の排水栓自体 に弾性部材を組込むことにより、該弾性部材の弾力性によって、突出開口状態に ある栓蓋を踏み押えた際には弾性部材を圧縮して下降させると共に、足を外した 際には弾性部材の復元弾力により栓蓋を突出開口状態に上昇復帰させ得る至便性 を備えた浴槽の排水栓装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決し、その目的を達成する手段として、本考案では、遠隔操作 により開閉させるように構成した浴槽の排水栓装置において、栓蓋の下面と該栓 蓋の昇降杆の上部との間に弾性部材を配設し、該弾性部材の弾力性により栓蓋自 体を上下動可能に構成したことを特徴とする浴槽の排水栓装置を開発し、採用し た。
【0007】 また、本考案では、上記のように構成した浴槽の排水栓装置において、その弾 性部材を金属バネ、空気バネ、オイルバネ及びゴム、プラスチック、スポンジ等 の非金属弾性物質で夫々構成したことを特徴とする浴槽の排水栓装置を開発し、 採用した。
【0008】
【作用】
本考案に係る浴槽の排水栓装置は、上記のように構成されているので、図1に 鎖線で示し、図2に実線で示すように、遠隔操作機構Bを作動して栓蓋6の昇降 杆9を上昇させ、栓蓋6を浴槽1の槽底1aから突出開口させて排水状態とし、 この状態において該栓蓋6を足で踏み押えると、図4に示すように栓蓋6は金属 コイルバネ8を圧縮して円滑に下降する。このとき、昇降杆6を押上げている押 上レバ−16に加えられようとする圧力は、該コイルバネ8の収縮作用に吸収さ れるので、昇降杆6の押上レバ−16は殆んど加圧されることがない。また、こ の状態において栓蓋6から足を外すと、コイルバネ8の復元弾力により栓蓋6は 突出開口されて元の排水状態に戻る。
【0009】
【実施例】
以下に、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明すれば、図1乃至図4にお いて、Aは浴槽1の槽底1aに装設した排水栓装置本体を示し、Bは該排水栓装 置本体Aを開閉する遠隔操作機構を示している。
【0010】 而して、上記排水栓装置本体Aは、浴槽1の槽底1aに貫設した通孔2の下側 部において立上り状に設備した排水管3と、該排水管3に螺挿してフランジ部4 を通孔2の口縁に係着した排水栓本体5と、該排水栓本体5を閉塞止水する栓蓋 6とから構成されている。また、該栓蓋6は、その下面中央部に上端を螺着した 所要長さのスプリング収容筒7と、該収容筒7内に収容した金属コイルバネ8と 、該収容筒7の下方開口部から挿入して、その上面でコイルバネ8の下端を支受 させると共に、その下方部を排水管3内に挿通した栓蓋6の昇降杆9を備えてお り、且つ該昇降杆9の上端周縁は収容筒7の下端周縁上に夫々のフランジ部を介 して接離自在に係合されている。なお、図において、10は栓蓋6の外周縁に嵌 着した止水用パッキング、11は排水管3の上縁と排水栓本体5の下縁との間に 密嵌した洩水防止用パッキングを夫々示す。
【0011】 次に、上記遠隔操作機構Bは、この実施例では、図1に略示するように、浴槽 1の外側近傍に配設した遠隔操作部B1 と、上記排水栓装置本体Aの下側近傍に 配設した、前記昇降杆9の昇降作動部材B2 とから構成されており、遠隔操作部 B1 の摘部12の上下動作に連動するように連結された操作ワイヤ13の先端部 を昇降作動部材B2 の回動レバー14に係着すると共に、該回動レバー14の回 動軸15に基端部を取付けた押上レバー16を前記栓蓋6の昇降杆9の下側に回 動自在に臨ませてある。
【0012】 上記のように構成した遠隔操作機構Bにおいて、その摘部12を引上げると、 操作ワイヤ13及び回動レバー14を介して押上レバー16を上方に回動し、該 押上レバー16の上方回動作用により昇降杆9を上昇させて、図1に鎖線で示し 且つ図2に実線で示すように栓蓋6を槽底1aから上昇突出させ、排水栓本体5 を開口して排水状態となり、また、摘部12を押下げると、図1及び図3に実線 で示すように操作ワイヤ13及び回動レバー14を介して押上レバー16を下方 に回動するので、栓蓋6は昇降杆9と共に自重により下降して排水栓本体5を閉 止して止水状態となる。
【0013】 上記の遠隔操作機構Bと、その作用は、周知の慣用手段であるが、この実施例 では、排水栓装置本体Aを前記のように構成したので、上記のように栓蓋6が槽 底1aから上昇突出固定されて排水状態になっている場合に、例えば、シャワ− 洗身をしたり、浴槽を洗浄したりするために浴槽内で立込んだ際、その突出固定 されている栓蓋6を不測に踏み押さえることがあっても、該栓蓋6は自らのコイ ルバネ8を圧縮して円滑に下降するので、足が圧痛を受けたり、傷損することな く安全に上記の作業を遂行できる利点がある。
【0014】 また、このとき、昇降杆9を押上げている押上レバー16に加えられようとす る踏圧力は、コイルバネ8の収縮作用により吸収されるので、押上レバー16は 殆んど加圧されることがなく、したがって遠隔操作機構Bにおける他の各昇降作 動部材B2 へ強度的負担を及ぼすことがない。また、例えば、上記とは逆に、遠 隔操作機構Bにおける昇降作動部材B2 が、加圧により栓蓋6の突出開口状態を 解除する構造のものであっても、栓蓋6が止水栓状態になるのを防止できるので 、遠隔操作機構Bを再操作して栓蓋6を突出開口させる手間を省き得る。
【0015】 次に、図5に示すものは、遠隔操作による昇降杆9の上昇動作を、上記実施例 のように回動レバ−を利用して側方から回動的に行なうことなく、昇降杆9の直 下に設けた押上杆17の上下動作により行なう昇降作動部材B2 を使用した点に おいてのみ上記実施例と相違しており、排水栓装置本体Aの構成自体には相違す るところがない。
【0016】 以上、本考案の主要な実施例について詳述したが、本考案は上記実施例に限定 されるものではなく、考案の目的を達成でき、且つ考案の要旨を逸脱しない範囲 内で、種々の設計変更が可能であって、例えば、金属コイルバネ8に代る弾性部 材として、空気バネ、オイルバネ及びゴム、プラスチック、スポンジ等の弾性物 質を適宜に選択使用できるものである。
【0017】
【考案の効果】
本考案は、遠隔操作により開閉させるように構成した浴槽の排水栓装置におい て、栓蓋の下面と該栓蓋の昇降杆の上部との間に弾性部材を配設し、該弾性部材 の弾力性により栓蓋自体を上下動可能に構成したことを特徴とする浴槽の排水栓 装置に係るものであるから、次の諸効果を奏するものである。
【0018】 (1) 遠隔操作により、栓蓋を浴槽の槽底上に固定的に突出して排水栓を開 口した排水状態において、浴槽内に立込んでシャワーを使用したり、浴槽を洗浄 したりする際に、突出している栓蓋を不測に踏んでも、該栓蓋は、その下側に配 設した弾性部材を圧縮して円滑に下降するので、踏みつけた足が圧痛を受けたり 、傷損することがなく、安全に上記の作業を遂行できる。
【0019】 (2) また、このとき、昇降杆を押上げている押上レバーに加えられようと する踏圧力は、弾性部材の収縮作用により吸収されるので、押上レバーは殆んど 加圧されることがなく、したがって遠隔操作機構における他の各昇降作動部材へ 強度的負担を及ぼすことがなく、関係部材に故障を生じることがない。
【0020】 (3) また、例えば、遠隔操作機構における昇降作動部材が、加圧により栓 蓋の突出開口状態を解除する構造のものであっても、栓蓋が止水栓状態になるの を防止できるので、遠隔操作機構を再操作して栓蓋を突出開口させる手間を省き 得る。
【0021】 (4) 栓蓋に対する踏圧を解除すれば、栓蓋は弾性部材の復元弾力により自 然に上昇して排水栓を開口するので、排水機能に全く支障を来たさない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の浴槽の排水栓装置の1実施例の全体を
略示した1部縦断側面図である。
【図2】開栓状態にある排水栓装置の要部を示す1部縦
断側面図である。
【図3】閉栓状態にある排水栓装置の要部を示す1部縦
断側面図である。
【図4】図2に示した開栓状態にある排水栓装置の栓蓋
を踏み押えて下降させた状態の説明図である。
【図5】本考案の他の実施例を示すもので、開栓状態に
ある排水栓装置の要部の1部縦断側面図である。
【符号の説明】
1 浴槽 1a 槽底 2 通孔 3 排水管 5 排水栓本体 6 栓蓋 7 弾性部材の収容筒 8 弾性部材 9 昇降杆 A 排水栓装置本体 B 遠隔操作機構

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠隔操作により開閉させるように構成し
    た浴槽の排水栓装置において、栓蓋の下面と該栓蓋の昇
    降杆の上部との間に弾性部材を配設し、該弾性部材の弾
    力性により栓蓋自体を上下動可能に構成したことを特徴
    とする浴槽の排水栓装置。
  2. 【請求項2】 弾性部材が金属バネで構成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の浴槽の排水栓装置。
  3. 【請求項3】 弾性部材が空気バネで構成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の浴槽の排水栓装置。
  4. 【請求項4】 弾性部材がオイルバネで構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の浴槽の排水栓装置。
  5. 【請求項5】 弾性部材がゴム、プラスチック、スポン
    ジ等の非金属弾性物質で構成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の浴槽の排水栓装置。
JP1991036171U 1991-04-19 1991-04-19 浴槽の排水栓装置 Expired - Lifetime JP2563882Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003074102A (ja) * 2001-08-30 2003-03-12 Nippon Alpha:Kk 排水栓のパッキン
JP2019100044A (ja) * 2017-11-30 2019-06-24 丸一株式会社 排水栓装置

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JPS5621065U (ja) * 1979-07-26 1981-02-24

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