JPH066077Y2 - 廃棄液用マンホールの蓋 - Google Patents

廃棄液用マンホールの蓋

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JPH066077Y2
JPH066077Y2 JP1988158091U JP15809188U JPH066077Y2 JP H066077 Y2 JPH066077 Y2 JP H066077Y2 JP 1988158091 U JP1988158091 U JP 1988158091U JP 15809188 U JP15809188 U JP 15809188U JP H066077 Y2 JPH066077 Y2 JP H066077Y2
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JP
Japan
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manhole
lid
waste liquid
guide
cylindrical opening
Prior art date
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JP1988158091U
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JPH0280596U (ja
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勝敏 佐藤
広和 細川
敏文 飯塚
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Toyota Motor East Japan Inc
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Kanto Auto Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、廃棄液を投入されるマンホールの円筒状開口
部分に装着される円形状の廃棄液用マンホールの蓋に関
するものである。
〔従来の技術〕
この種のマンホールは、工場等において雨水をモップで
誘導して廃棄したり、或は使用済みの薬品等を廃棄する
のに用いられる。
従来、このようなマンホールの蓋を開ける際には、通常
のマンホールと同様に2人で蓋に設けられた引掛け具
に、引掛け棒を係止させて持ち上げるか、或は蓋の真中
の穴に棒を引掛けてテコの原理で蓋の片側を持上げて、
介在棒を挿入した状態で取外している。
〔考案が解決しようとする課題〕
したがって、蓋の開放作業が容易でなく、危険も伴い、
また開放状態において誤ってマンホールに落ちる危険性
もあった。
よって、本考案は、廃棄液用マンホールでは通常完全に
蓋を開放しないでも済むことに着眼して、マンホールの
蓋を回転させることにより、廃棄液投入用の隙間を形成
するように、自動的に持上がる廃棄液用マンホールの蓋
を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、この目的を達成するために、請求項1によ
り、マンホールの円筒状開口部分の周囲に、同一回転方
向の上方へ向けて傾斜した少なくとも3個の同心状のレ
ール状ガイドをほぼ等角度間隔に設け、蓋の裏面に、ガ
イド上に上方から着脱自在に載置され、かつガイドの上
端部分に滑動した状態で蓋の周囲及び円筒状開口部分間
に隙間を形成させる棒状スライダを下設し、上端部分
に、ガイドが上端部分で滑動するのを拘束するストッパ
を設け、隙間はマンホール内に廃棄液を投入できるよう
に寸法設定されたことを特徴とする。
また、請求項2により、マンホールの円筒状開口部分
に、直径方向へフレームを配置すると共に、このフレー
ム上面における中間位置に対してフレーム方向両側に、
同一回転方向の回転に対して上方へ向けて傾斜した傾斜
面をそれぞれ備えたガイドを設け、蓋には、ガイドに滑
動可能に載り得、かつガイドの上端部分に滑動した状態
で蓋の周囲及び円筒状開口部分間に隙間を形成させるス
ライダ用凹部を形成し、上端部分には、凹部が上端部分
で滑動するのを拘束するストッパを設け、隙間は、凹部
がガイドの上端部に滑動した状態で、蓋が少なくともフ
レームを中心にいずれかの側に倒れると、マンホール内
に廃棄液を投入できるように寸法設定することも考えら
れる。
〔作用〕
請求項1及び2において、蓋をガイドの上昇方向へ回転
させると、蓋はガイド上を滑動することによりその傾斜
に沿って上昇し、ストッパで拘束される。したがって、
この状態で蓋を完全に外さなくてもその周囲及び円筒状
開口部分間に廃棄液を投入するための隙間が形成され
る。
蓋を完全に外すと、請求項1の場合、棒状スライダが、
また請求項2の場合、スライダ用凹部が蓋を浮かして支
持する。
〔考案の実施例〕
第1図〜第3図は本考案の第1の実施例を示すもので、
マンホール1の円筒状開口部分2の周囲には、マンホー
ル蓋3の裏面のフランジ4が装着される円形状の溝5が
形成されている。この溝5の内周壁には、120°間隔で
時計方向に向けて上方へ傾斜した3個のガイド10が配列
され、その下端は溝5に下設された棒15に固定され、上
端部11は溝5の内周壁にねじ止めされている。
一方、蓋3には、閉鎖状態でそれぞれのガイド10の下端
部に位置し、かつガイド爪12を備えた棒状のスライダ13
が3個下設されている。ガイド10の上端部11は、水平に
形成されると共にスライダ13がガイド10に沿って下降し
たり、または回転方向へ滑落するのを拘束するストッパ
として凹部11aが形成されている。さらに、蓋3には水
抜き穴6aを備えたケーシング6が下方に向けて形成さ
れ、その内部を横断するピン6bにスリーブ式に伸縮自在
の引掛け棒17が、載置されて収納されている。
蓋3を開放する場合、第2図aに示す状態に在る引掛け
棒17を取出して引伸ばし、その曲部底面に形成された凹
部17aをいずれか一方のピン6bに係入させて第2図bに
示す状態まで2点鎖線位置から時計方向へ旋回させる。
これにより、スライダ13がガイド10上を滑動しつつ、そ
の傾斜に沿って上動し、徐々に蓋3の周囲裏面と開口部
分2の周囲間に隙間Sが形成される。この隙間Sは、汚
水を周囲からそのままマンホールへ誘導でき、或は容器
に入れられた廃棄液を投入することができるように寸法
設定されている。場合により、蓋3を円筒状開口部分2
から完全に外す場合には、凹部11aからスライダ13をそ
のまま離して外して、脚として使用できる。
第4図及び第5図は本考案の第2の実施例を示すもの
で、マンホール開口部2の直径方向にフレーム20が配置
され、その中間位置に対してフレーム方向両側の上面に
は、同一回転方向、即ち時計方向の回転に対して上方へ
向けて傾斜した傾斜面21aを備えたガイド21が取付けら
れている。傾斜面21aの上端部分には、回転方向に凹部2
4が滑落するのを拘束するストッパとして突起22bが突設
されている。
これらのガイドに対応する位置の蓋23の部分には、引掛
け用のピン24aが橋渡しされ、かつスライダとして機能
する凹部24が形成されている。即ち、蓋開放時に、ピン
24aに引掛け棒27を引掛けて時計方向に回転させると、
凹部24の裏面24bが傾斜面21aに当接して上方へ向けて滑
動して突起22bに拘束される。したがって、蓋23の周囲
に凹部24の高さに対応して廃棄液投入用の隙間が形成さ
れ、必要によりそのまま完全に外すこともできる。ま
た、蓋23をフレーム20を中心にいずれかの側へ倒すと2
倍の隙間が得られる。完全に外した状態で、凹部24は蓋
23を浮かせる脚として機能する。
〔考案の効果〕
請求項1又は2の考案によれば、マンホールの蓋が回転
で開閉され、作業が容易になる。蓋を完全に外さなくて
も廃棄液の投入が可能となり、重い蓋の場合でもその作
業時間も短縮され、安全性も向上し、またマンホールへ
落ちる危険もなくなる。同様に、重い蓋を閉鎖する場合
でも隙間が確保されるために、怪我をすることがなくな
る。
さらに、蓋を完全に取外す作業の場合にも、周囲の棒状
スライダ又は真中のスライダ用凹部が脚となり、蓋で足
又は指を挟まれて怪我することもなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の第1の実施例によるマンホー
ルの蓋を示すもので、第1図はそのマンホール開口部の
斜視図、第2図aは蓋の通常状態の斜視図、第2図bは
蓋の開放状態を示す斜視図、第3図は蓋の断面図並びに
第4図及び第5図は本考案の第2の実施例によるマンホ
ールの蓋を示すもので、第4図はマンホール開口部の斜
視図、第5図aは蓋の裏面の斜視図及び第5図bは蓋の
表面の開放作業状態を示す部分断面図である。 2…円筒状開口部分、3、23…蓋、 10、21…ガイド、11a…ストッパ用凹部、 13…スライダ、20…フレーム、 22b…ストッパ用突起、24…スライダ用凹部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】廃棄液をマンホールへ投入するために、そ
    の円筒状開口部分に装着される円形状の廃棄液用マンホ
    ールの蓋において、 マンホールの円筒状開口部分の周囲に、同一回転方向の
    上方へ向けて傾斜した少なくとも3個の同心状のレール
    状ガイドをほぼ等角度間隔に設け、 蓋の裏面に、前記ガイド上に上方から着脱自在に載置さ
    れ、かつ前記ガイドの上端部分に滑動した状態で前記蓋
    の周囲及び前記円筒状開口部分間に隙間を形成させる棒
    状スライダを下設し、 前記上端部分に、前記スライダが前記上端部分で滑動す
    るのを拘束するストッパを設け、 前記隙間は、前記マンホール内に廃棄液を投入できるよ
    うに寸法設定されたことを特徴とする廃棄液用マンホー
    ルの蓋。
  2. 【請求項2】廃棄液をマンホールへ投入するために、そ
    の円筒状開口部分に装着される円形状の廃棄液用マンホ
    ールの蓋において、 マンホールの円筒状開口部分に、直径方向へフレームを
    配置すると共に、このフレーム上面における中間位置に
    対して前記フレーム方向両側に、同一回転方向の回転に
    対して上方へ向けて傾斜した傾斜面をそれぞれ備えたガ
    イドを設け、 蓋には、前記ガイドに滑動可能に載り得、かつ前記ガイ
    ドの上端部分に滑動した状態で前記蓋の周囲及び前記円
    筒状開口部分間に隙間を形成させるスライダ用凹部を形
    成し、 前記上端部分には、前記凹部が前記上端部分で滑動する
    のを拘束するストッパを設け、 前記隙間は、前記凹部が前記ガイドの上端部に滑動した
    状態で、前記蓋が少なくとも前記フレームを中心にいず
    れかの側に倒れると、前記マンホール内に廃棄液を投入
    できるように寸法設定されたことを特徴とする廃棄液用
    マンホールの蓋。
JP1988158091U 1988-12-06 1988-12-06 廃棄液用マンホールの蓋 Expired - Lifetime JPH066077Y2 (ja)

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JP1988158091U JPH066077Y2 (ja) 1988-12-06 1988-12-06 廃棄液用マンホールの蓋

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Publication Number Publication Date
JPH0280596U JPH0280596U (ja) 1990-06-21
JPH066077Y2 true JPH066077Y2 (ja) 1994-02-16

Family

ID=31438107

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JP1988158091U Expired - Lifetime JPH066077Y2 (ja) 1988-12-06 1988-12-06 廃棄液用マンホールの蓋

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS613837U (ja) * 1984-06-14 1986-01-10 文化シヤツタ−株式会社 階段の吊下げ装置

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JPH0280596U (ja) 1990-06-21

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