JP3321233B2 - 接着剤用ポリエステル - Google Patents

接着剤用ポリエステル

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JP3321233B2 JP07883393A JP7883393A JP3321233B2 JP 3321233 B2 JP3321233 B2 JP 3321233B2 JP 07883393 A JP07883393 A JP 07883393A JP 7883393 A JP7883393 A JP 7883393A JP 3321233 B2 JP3321233 B2 JP 3321233B2
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健司 香出
洋二 石原
哲夫 松本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,難燃性に優れ,加熱時
に有毒ガスを発生することのない接着剤用ポリエステル
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレートで代表され
るポリエステルは,優れた物理的,化学的性質を有し,
衣料用,産業資材用の繊維やフィルム等の成形品として
広く用いられている。また,ポリエチレンテレフタレー
トの優れた特性を利用して,接着剤用樹脂として用いる
試みもなされているが,ポリエチレンテレフタレートを
そのまま接着剤用樹脂として使用するには軟化点が高
く,かつ汎用溶剤への溶解性が低いため,採用されてい
ない。
【0003】ポリエチレンテレフタレートの軟化点を下
げ,汎用溶剤への溶解性を向上させるためには,第3成
分を共重合させると有効であることが知られている。こ
のようなポリエステル系接着剤は,ポリエステル織物に
対しては他の接着剤用樹脂に比較して優れた接着性能と
耐水洗濯性を有しており,繊維素材を加工するときには
重要な材料である。
【0004】ところで,近年,火災予防の観点から,イ
ンテリア素材等の難燃化が進められるようになり,繊維
製品,樹脂成形品の難燃化技術が進んできている。この
ような状況の中で,インテリア素材においては,繊維の
難燃化が進められている。しかし,繊維を難燃化して
も,素材同士を接着する接着剤が難燃化されていなくて
は効果が不十分であるため,接着剤の難燃化が不可欠で
ある。カーテン,カーペット,ソファー,ベッド等のポ
リエステル系素材に対して優れた接着性を有するポリエ
ステル系接着剤に対しては,従来,一般的には,ハロゲ
ン原子を含む成分を共重合することにより難燃性を付与
していたが,ハロゲン含有ポリエステルが,加熱時に有
毒ガスを発生するという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような状況に鑑
み,本発明の課題は,難燃性に優れ,加熱時に有毒ガス
を発生することのない接着剤用ポリエステルを提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは,上記課題
を解決するため研究を重ねた結果,ポリエステル成分を
特定すると共に,特定のリン化合物を特定量共重合する
ことにより得られるポリエステルが,上記課題を達成す
ることができるという知見を得,これら知見に基づいて
本発明に到達した。
【0007】すなわち,本発明の要旨は,第一に(A)
テレフタル酸,(B)テレフタル酸以外の芳香族ジカル
ボン酸,(C)2種以上のグリコール及び(D)下記一
般式(I)で示されるエステル形成性の官能基を有する
リン化合物を構成成分とし,前記(A),(B)及び
(D)成分がモル比で下記(1),(2)式を満たし,
かつ極限粘度が0.45以上であることを特徴とする接
着剤用ポリエステルである。
【化2】 (式中、R 1 及びR 2 は、炭素数1〜18の炭化水素基を
表し、同一又は異なっていても良く、R 1 とR 2 は、互い
に環を形成していてもよい。Aは3価の有機残基を表
す。R 3 は、エステル形成性官能基あるいはお互いにジ
カルボン酸の酸無水基(−CO−O−CO−)を介して
Aと環を形成する2価のエステル形成性官能基を表
す。) (A)/(B)=90/10〜30/70 (1) (D)/{(A)+(B)}=0.3/100〜30/100 (2)
【0008】また,第二に(E)芳香族ジカルボン酸,
(F)炭素数4〜20の脂肪族ジカルボン酸,(C)2
種以上のグリコール及び(D)上記一般式(I)で示さ
れるエステル形成性の官能基を有するリン化合物を構成
成分とし,前記(E),(F)及び(D)成分がモル比
下記(3),(4)式を満たし,かつ極限粘度が0.
45以上であることを特徴とする接着剤用ポリエステ
ル。 (E)/(F)=90/10〜50/50 (3) (D)/{(E)+(F)}=0.3/100〜30/100 (4)
【0009】以下,本発明を詳細に説明する。第一の発
明である接着剤用ポリエステルは,(A)テレフタル
酸,(B)テレフタル酸以外の芳香族ジカルボン酸,
(C)2種以上のグリコール及び(D)エステル形成性
の官能基を有するリン化合物を構成成分とするものであ
り,(B)成分であるテレフタル酸(以下TPAと略
す)以外の芳香族ジカルボン酸としては,例えば,フタ
ル酸,イソフタル酸(以下IPAと略す),ナフタレン
ジカルボン酸又はそれらの低級アルキルエステル等が挙
げられ,中でもIPAが好ましい。
【0010】(A)成分と(B)成分との割合は,モル
比で(A)/(B)=90/10〜30/70とする。
これより(A)成分の割合が小さいと,ポリマーが脆化
しやすくて実用性が乏しく,(A)成分の割合が大きい
と,汎用溶剤への溶解性が悪くなり,接着性が低下す
る。
【0011】(C)成分であるグリコールは,汎用溶剤
への溶解性,接着性能をさらに向上させるため,2種以
上用いる必要がある。このようなグリコールとしては,
例えば,エチレングリコール(以下EGと略す),ジエ
チレングリコール,トリエチレングリコール,1,4−ブ
タンジオール(以下1,4−BDと略す),1,6−ヘキ
サンジオール,ネオペンチルグリコール(以下NPGと
略す),プロピレングリコール等が挙げられ,好ましい
グリコールの組合せとしては,EGとNPG,1,4−
BDとNPGが挙げられる。
【0016】前記一般式(I)で示されるリン化合物の
好ましい例としては,下記式(II)及び(III)で示さ
れる化合物が挙げられる。
【0017】
【化3】
【0020】(D)成分の含有割合は,モル比で(D)
/{(A)+(B)}=0.3/100〜30/100
とする。(D)/{(A)+(B)}が0.3/100
より少ないと,ポリエステル接着剤の難燃性が不十分と
なり,(D)/{(A)+(B)}が30/100を超
えると,接着性等の物性が損なわれる。極限粘度は0.
45以上,好ましくは0.50〜0.95とする。0.
45以下では,接着時の強力が不足する。
【0021】軟化点は80〜210℃,特に,100〜
190℃が好ましい。80℃未満では,夏期の使用時に
接着剤としての機能が低下し,210℃を超えたもので
は,接着時に高温にする必要があり,対象物である繊維
やフィルム等の物性を低下させることになるので好まし
くない。
【0022】第二の発明である接着剤用ポリエステル
は,(E)芳香族ジカルボン酸,(F)炭素数4〜20
の脂肪族ジカルボン酸,(C)2種以上のグリコール及
び(D)エステル形成性の官能基を有するリン化合物を
構成成分とするものである。(E)成分である芳香族ジ
カルボン酸としては,例えば,TPA,フタル酸,IP
A,ナフタレンジカルボン酸又はその低級アルキルエス
テル等が挙げられる。
【0023】(F)成分である炭素数1〜20の脂肪族
ジカルボン酸は,接着剤用ポリエステルを柔軟にする作
用を有し,このような脂肪族ジカルボン酸としては,例
えば,コハク酸,アジピン酸,セバシン酸(以下SEA
と略す),アゼライン酸,ドデカンジカルボン酸,オク
タデカンジカルボン酸並びにこれらの低級アルキルエス
テル等が挙げられる。脂肪族ジカルボン酸の炭素数は4
〜20とすることが必要であり,炭素数が4未満では汎
用溶剤への溶解性が悪くなり,炭素数が20を超える
と,均一に共重合することが困難になって接着力が低下
するため好ましくない。
【0024】また,(E)成分と(F)成分との割合
は,モル比で(E)/(F)=90/10〜30/70
とする。(E)成分の割合が90を超えると,汎用溶剤
への溶解性が悪くなり,50未満であると,軟化点が低
すぎて接着性が低下するため好ましくない。
【0025】(C)成分及び(D)成分については前記
したものが用いられ,(D)成分の含有割合は,モル比
で(D)/{(E)+(F)}=0.3/100〜30
/100となるようにする。(D)/{(E)+
(F)}が0.3/100より少ないと,ポリエステル
接着剤の難燃性が不十分となり,(D)/{(E)+
(F)}が30/100を超えると,接着性等の物性が
損なわれる。極限粘度は0.45以上,好ましくは0.
50〜0.95とする。0.45以下では,接着時の強
力が不足する。
【0026】軟化点は80〜210℃,特に,100〜
190℃が好ましい。80℃未満では,夏期の使用時に
接着剤としての機能が低下し,210℃を超えたもので
は,接着時に高温にする必要があり,対象物である繊維
やフィルム等の物性を低下させることになるので好まし
くない。
【0027】本発明の第一及び第二の接着剤用ポリエス
テルにおいては,さらに,カルボン酸成分として,接着
用途に応じて3価以上のカルボン酸,例えば,トリメリ
ット酸,ピロメリット酸等を併用してもよい。また,接
着用途に応じて3価以上のアルコールとして,例えば,
トリメチロールプロパン,ペンタエリスリトール等を少
量併用してもよい。さらに,物性を損なわない範囲で,
オキシカルボン酸を共重合成分としていてもよい。
【0028】本発明の接着剤用ポリエステルは,上記の
ようなエステル形成性の官能基を有するリン化合物を,
ポリエステルを製造する際に反応系に添加して共重合さ
せて得ることができる。リン化合物は,そのままの形で
添加してもよいし,テレフタル酸,イソフタル酸等のジ
カルボン酸成分と反応させて,モノマー,オリゴマー又
はポリマーの形にして添加してもよい。
【0029】本発明の接着剤用ポリエステルは,常法に
よって得ることができる。例えば,ジカルボン酸として
TPA及びIPA(又は,TPA,IPA及び脂肪族ジ
カルボン酸としてSEA),グリコール成分としてE
G,NPGをエステル化反応槽に投入し,常圧又は加圧
攪拌下,230〜280℃,好ましくは240〜270
℃にてエステル化反応を行い,反応率90%以上のエス
テル化物を得る。このエステル化物を重縮合反応槽に移
し,前記したリン化合物,三酸化アンチモン等の触媒を
添加して,攪拌下240〜290℃,1トル以下の高真
空で所定の粘度になるまで重縮合反応することにより得
られる。
【0030】
【作用】本発明の接着剤用ポリエステルは,構成成分に
特定のリン化合物が共重合しているので,優れた難燃性
を有すると共に,加熱使用時に揮発や飛散が起こるとい
うことがない。
【0031】
【実施例】次に,実施例をあげて本発明を具体的に説明
するが,本発明はこれらによって限定されるものではな
い。なお,実施例において接着剤用ポリエステルの特性
値は,次のようにして測定した。
【0032】(イ)リン原子の含有量ポリエステル中の
リン原子含有量は,蛍光X線法により求めた。
【0033】(ロ)極限粘度(〔η〕) フェノールと四塩化エタン等重量混合液を溶媒とする
0.5重量%溶液で20℃において測定した。
【0034】(ハ)ポリマーの色調(b値) 2×3×5mmのチップを粉体測定用セルに詰め,AST
M規格のハンター型色差計を用いてUCS系L,a,b
表示にて測定し,b値を求めた。
【0035】(ニ)ポリマー軟化点(Ts) JIS K2531環球法で測定した。
【0036】(ホ)接着性 トルエン56重量部,メチルエチルケトン14重量部の
混合溶媒に樹脂30重量部を溶解し,これをポリエチレ
ンテレフタレートのフィルムに塗布,乾燥後,塩化ビニ
ール板と張り合わせ,120℃の加熱下で60秒間,1
kg/cm2 の力で圧着し,引張試験機により90°剥離強
度を測定した。この剥離強度が1kg/cm2 以上の場合を
接着性良好とし,1kg/cm2 未満を接着性不良と評価し
た。
【0037】(ヘ)難燃性 JIS K7201酸素指数法に準じて限界酸素指数
(L.O.I)で評価した。
【0038】実施例1〜,比較例1〜6 エステル化反応槽に,表1に示す比率で,ジカルボン酸
成分としてTPA,IPAを,グリコール成分として全
酸成分に対してEG及びNPGをそれぞれ仕込み,反応
温度を100℃から徐々に250℃まで昇温しながらエ
ステル化反応させ,常圧下で4時間反応を行い,エステ
ル化反応率が90%以上のポリエステル低重合物を得
た。
【0039】得られたポリエステル低重合物を重縮合反
応槽に移送した後,表1に示すとおり,前記式(II)
(III)で表されるリン化合物の50重量%EG溶液を
添加し,触媒として三酸化アンチモンを全カルボン酸成
分1モルに対して2×10-4モル加え,温度を280℃
に昇温し,常圧から1トル以下まで60分かけて徐々に
減圧して,1トル以下で所定の粘度となるまで重縮合反
応を行い,接着剤用ポリエステル樹脂を得た。ただし,
比較例1はテレフタル酸成分が多過ぎるもの,比較例2
はテレフタル酸以外の芳香族カルボン酸成分が多過ぎる
もの,比較例3はリン化合物成分が少ないもの,比較例
4はリン化合物成分が多過ぎるもの,比較例5はグリコ
ール成分としてEGのみ135モル仕込んだもの,比較
例6は〔η〕の小さ過ぎるものである。得られたポリエ
ステルの極限粘度,色調,接着性,難燃性を表1に示
す。
【0040】実施例 EGの代わりに1,4−BDを,触媒として三酸化アン
チモンの代わりにテトラブチルチタネートを用い,26
0℃で重縮合反応を行った以外は,実施例1と同じ方法
で接着剤用ポリエステル樹脂を得た。得られたポリエス
テルの極限粘度,色調,接着性,難燃性を表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】実施例18,比較例7〜12 エステル化反応槽に,表2に示す比率で,芳香族ジカル
ボン酸成分としてTPA,IPA,脂肪族ジカルボン酸
としてSEAを,グリコール成分として全酸成分に対し
EG77モル%,NPG58モル%の割合で仕込み,反
応温度を100℃から徐々に250℃まで昇温しながら
エステル化反応させて,常圧下で8時間反応を行い,エ
ステル化反応率が90%以上のポリエステル低重合物を
得た。
【0043】得られたポリエステル低重合物を重縮合反
応槽に移送した後,表2に示すとおり,(II)(II
I)式で示されるリン化合物の50重量%EG溶液を添
加し,触媒として酢酸亜鉛を全カルボン酸成分1モルに
対して4×10-4モル加え,温度を268℃に昇温し,
常圧から1トル以下まで60分かけて徐々に減圧して,
1トル以下で所定の粘度となるまで重縮合反応を行い,
接着剤用ポリエステルを得た。ただし,比較例7及び比
較例8はジカルボン成分が本発明の範囲外のもの,比較
例9はリン化合物が少ないもの,比較例10はリン化合
物が多過ぎるもの,比較例11はグリコール成分として
EGのみ135モル仕込んだもの,比較例12は〔η〕
の値が低いものである。得られたポリエステルの極限粘
度,色調,接着性,難燃性を表2に示す。
【0044】
【表2】
【0045】実施例1718,比較例13 実施例において,SEAの代わりに表3に示す脂肪族
ジカルボン酸を用いた以外は,実施例と同じ方法で接
着剤用ポリエステルを得た。比較例13は(B)成分と
して炭素数が多過ぎるものを用いた。得られたポリエス
テルの極限粘度,色調,接着性,難燃性を表3に示す。
【0046】実施例19 実施例において,SEAの代わりにアゼライン酸,E
Gの代わりに1,4−BD,触媒として酢酸亜鉛の代わり
にテトラブチルチタネートを用い,260℃で重縮合を
行った以外は,実施例1と同じ方法で接着剤用ポリエス
テルを得た。得られたポリエステルの極限粘度,色調,
接着性,難燃性を表3に示す。
【0047】
【表3】
【0048】
【発明の効果】本発明の接着剤用ポリエステルは,難燃
性に優れ,加熱時に有毒ガスを発生することがない。ま
た,接着性にも優れており,特に,カーテン,カーペッ
ト,ソファー,ベッド等のポリエステル系素材の接着剤
として好適に使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 63/00 - 63/91

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)テレフタル酸,(B)テレフタル
    酸以外の芳香族ジカルボン酸,(C)2種以上のグリコ
    ール及び(D)下記一般式(I)で示されるエステル形
    成性の官能基を有するリン化合物を構成成分とし,前記
    (A),(B)及び(D)成分がモル比で下記(1),
    (2)式を満たし,かつ極限粘度が0.45以上である
    ことを特徴とする接着剤用ポリエステル。【化1】 (式中、R 1 及びR 2 は、炭素数1〜18の炭化水素基を
    表し、同一又は異なっていても良く、R 1 とR 2 は、互い
    に環を形成していてもよい。Aは3価の有機残基を表
    す。R 3 は、エステル形成性官能基あるいはお互いにジ
    カルボン酸の酸無水基(−CO−O−CO−)を介して
    Aと環を形成する2価のエステル形成性官能基を表
    す。) (A)/(B)=90/10〜30/70 (1) (D)/{(A)+(B)}=0.3/100〜30/100 (2)
  2. 【請求項2】(E)芳香族ジカルボン酸,(F)炭素数
    4〜20の脂肪族ジカルボン酸,(C)2種以上のグリ
    コール及び(D)上記一般式(I)で示されるエステル
    形成性の官能基を有するリン化合物を構成成分とし,前
    記(E),(F)及び(D)成分がモル比で下記
    (3),(4)式を満たし,かつ極限粘度が0.45以
    上であることを特徴とする接着剤用ポリエステル。 (E)/(F)=90/10〜50/50 (3) (D)/{(E)+(F)}=0.3/100〜30/100 (4)
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