JP3320456B2 - 多頭形刺繍ミシン - Google Patents
多頭形刺繍ミシンInfo
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- JP3320456B2 JP3320456B2 JP24912092A JP24912092A JP3320456B2 JP 3320456 B2 JP3320456 B2 JP 3320456B2 JP 24912092 A JP24912092 A JP 24912092A JP 24912092 A JP24912092 A JP 24912092A JP 3320456 B2 JP3320456 B2 JP 3320456B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数本の針棒を有する
複数個のミシン頭部を備え、加工布に対する刺繍形成動
作及び糸換え動作を自動的に実行するようにした多頭形
刺繍ミシンに関するものである。
複数個のミシン頭部を備え、加工布に対する刺繍形成動
作及び糸換え動作を自動的に実行するようにした多頭形
刺繍ミシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の多頭形刺繍ミシンは、ミ
シンテーブルの上方に複数個のミシン頭部を横方向に並
んで備えると共に、前記ミシンテーブル上に横方向に長
い移動枠を備えて構成されている。前記移動枠には、前
記各ミシン頭部に対応して、加工布を保持する刺繍枠が
着脱可能に取付けられるようになっており、また、移動
枠は、水平移動機構によりX,Y方向に自在に移動され
るようになっている。
シンテーブルの上方に複数個のミシン頭部を横方向に並
んで備えると共に、前記ミシンテーブル上に横方向に長
い移動枠を備えて構成されている。前記移動枠には、前
記各ミシン頭部に対応して、加工布を保持する刺繍枠が
着脱可能に取付けられるようになっており、また、移動
枠は、水平移動機構によりX,Y方向に自在に移動され
るようになっている。
【0003】そして、刺繍ミシンの制御装置は、一針毎
の針落ち位置(一針毎の縫針のX,Y方向相対的移動
量)を指示する刺繍データに基づいて、移動枠ひいては
各刺繍枠を水平方向に移動させつつ、各ミシン頭部の針
棒を上下駆動させるようになっている。
の針落ち位置(一針毎の縫針のX,Y方向相対的移動
量)を指示する刺繍データに基づいて、移動枠ひいては
各刺繍枠を水平方向に移動させつつ、各ミシン頭部の針
棒を上下駆動させるようになっている。
【0004】また、各ミシン頭部は、複数本例えば6本
の針棒を有し、そのうち1本の針棒を選択的に駆動する
ようになっている。この場合、各針棒(縫針)には、異
なる種類(色)の刺繍糸がセットされ、刺繍糸の切換え
も自動的に行われるようになっている。これにより、一
回の縫製作業にて、各刺繍枠に保持されている加工布に
対し、刺繍データに応じた多色の刺繍を形成するように
なっている。
の針棒を有し、そのうち1本の針棒を選択的に駆動する
ようになっている。この場合、各針棒(縫針)には、異
なる種類(色)の刺繍糸がセットされ、刺繍糸の切換え
も自動的に行われるようになっている。これにより、一
回の縫製作業にて、各刺繍枠に保持されている加工布に
対し、刺繍データに応じた多色の刺繍を形成するように
なっている。
【0005】ところで、この種の刺繍ミシンにあって
は、縫製作業の途中で、刺繍糸が切れしてしまうことが
ある。このような糸切れの発生はミシンにとって不可避
である。そこで、一般に、多頭形刺繍ミシンにあって
は、糸切れの発生を検出するための糸切れセンサを設
け、糸切れがあったときには、ランプやブザー等でその
報知を行うと共にその時点で全てのミシン頭部の駆動を
停止し、オペレータが糸切れの修復作業を行った後、復
帰スイッチを操作することにより縫製作業が再開される
ようになっている。
は、縫製作業の途中で、刺繍糸が切れしてしまうことが
ある。このような糸切れの発生はミシンにとって不可避
である。そこで、一般に、多頭形刺繍ミシンにあって
は、糸切れの発生を検出するための糸切れセンサを設
け、糸切れがあったときには、ランプやブザー等でその
報知を行うと共にその時点で全てのミシン頭部の駆動を
停止し、オペレータが糸切れの修復作業を行った後、復
帰スイッチを操作することにより縫製作業が再開される
ようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように、糸切れが発生した場合、全てのミシン頭部の駆
動を停止し、その後再開させるものでは、次のような問
題点があった。
ように、糸切れが発生した場合、全てのミシン頭部の駆
動を停止し、その後再開させるものでは、次のような問
題点があった。
【0007】即ち、ミシン頭部を縫製作業の途中で停止
させる際に、急激に縫製スピードを低下させるため、そ
の部分において正常に動作していたミシン頭部における
糸調子が微妙にずれ、中断なく刺繍形成動作を進行させ
たものに比べて、刺繍の出来上り具合が悪くなってしま
うことがあった。また、刺繍形成動作の再開時に、中断
時からデータを2,3針戻して再始動させるステッチバ
ックが行われるが、正常に動作していたミシン頭部にお
いて、このステッチバックにより下糸が余分に引出され
て加工布表面に下糸が出てしまう虞があった。
させる際に、急激に縫製スピードを低下させるため、そ
の部分において正常に動作していたミシン頭部における
糸調子が微妙にずれ、中断なく刺繍形成動作を進行させ
たものに比べて、刺繍の出来上り具合が悪くなってしま
うことがあった。また、刺繍形成動作の再開時に、中断
時からデータを2,3針戻して再始動させるステッチバ
ックが行われるが、正常に動作していたミシン頭部にお
いて、このステッチバックにより下糸が余分に引出され
て加工布表面に下糸が出てしまう虞があった。
【0008】そこで、このような刺繍の品質低下という
不具合に対処するため、縫製作業の途中で糸切れが発生
した場合には、糸切れが発生したミシン頭部のみを停止
させ、他のミシン頭部については最後まで刺繍形成動作
を続行するようにし、次回の縫製作業において、糸切れ
のあった加工布をそのまま刺繍枠に残しておくことによ
り、新たな加工布への刺繍形成動作に併せて、糸切れの
あった加工布に対する残り部分の刺繍形成動作を行うよ
うにすることが考えられている(特公昭51−5184
0号公報参照)。
不具合に対処するため、縫製作業の途中で糸切れが発生
した場合には、糸切れが発生したミシン頭部のみを停止
させ、他のミシン頭部については最後まで刺繍形成動作
を続行するようにし、次回の縫製作業において、糸切れ
のあった加工布をそのまま刺繍枠に残しておくことによ
り、新たな加工布への刺繍形成動作に併せて、糸切れの
あった加工布に対する残り部分の刺繍形成動作を行うよ
うにすることが考えられている(特公昭51−5184
0号公報参照)。
【0009】ところが、この方法では、1回の糸切れの
発生に対して、1個のミシン頭部が1回の縫製作業時間
分だけ空回り(刺繍枠は動いているが針棒が動いていな
い状態)することになる。このため、特に糸切れの発生
回数が多くなるような場合において、必ずしも効率的な
縫製作業を行い得ない欠点がある。
発生に対して、1個のミシン頭部が1回の縫製作業時間
分だけ空回り(刺繍枠は動いているが針棒が動いていな
い状態)することになる。このため、特に糸切れの発生
回数が多くなるような場合において、必ずしも効率的な
縫製作業を行い得ない欠点がある。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、糸切れの発生に伴う刺繍の品質低下を
極力防止すると共に、作業効率の低下を極力抑えること
ができる多頭形刺繍ミシンを提供するにある。
で、その目的は、糸切れの発生に伴う刺繍の品質低下を
極力防止すると共に、作業効率の低下を極力抑えること
ができる多頭形刺繍ミシンを提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の多頭形刺繍ミシンは、各ミシン頭部におけ
る糸切れを検出する検出手段と、糸切れが発生したミシ
ン頭部の駆動を停止する停止手段と、糸切れが発生した
ミシン頭部において刺繍データ中のどの位置で糸切れが
発生したかを記憶する記憶手段と、糸切れが発生してミ
シン頭部の駆動が停止されている状態で、各ミシン頭部
を停止しても刺繍品質が低下しない場合には、糸切れが
発生しなかった他のミシン頭部の駆動を一時停止させて
おく一時停止手段と、この一時停止手段による他のミシ
ン頭部の一時停止中に、糸切れが発生したミシン頭部に
対する糸切れ発生から停止までの刺繍形成動作を実行す
る補修手段と、この補修手段による補修が終了した後、
前記他のミシン頭部を駆動させて刺繍形成動作を続行さ
せる刺繍形成動作続行手段とを具備している。
に、本発明の多頭形刺繍ミシンは、各ミシン頭部におけ
る糸切れを検出する検出手段と、糸切れが発生したミシ
ン頭部の駆動を停止する停止手段と、糸切れが発生した
ミシン頭部において刺繍データ中のどの位置で糸切れが
発生したかを記憶する記憶手段と、糸切れが発生してミ
シン頭部の駆動が停止されている状態で、各ミシン頭部
を停止しても刺繍品質が低下しない場合には、糸切れが
発生しなかった他のミシン頭部の駆動を一時停止させて
おく一時停止手段と、この一時停止手段による他のミシ
ン頭部の一時停止中に、糸切れが発生したミシン頭部に
対する糸切れ発生から停止までの刺繍形成動作を実行す
る補修手段と、この補修手段による補修が終了した後、
前記他のミシン頭部を駆動させて刺繍形成動作を続行さ
せる刺繍形成動作続行手段とを具備している。
【0012】
【作用】上記構成を有する本発明の多頭形刺繍ミシンに
よれば、検出手段により糸切れが検出されると、停止手
段により糸切れが発生したミシン頭部の駆動が停止さ
れ、さらに記憶手段によりそのミシン頭部における刺繍
データ中の糸切れ発生位置が記憶される。
よれば、検出手段により糸切れが検出されると、停止手
段により糸切れが発生したミシン頭部の駆動が停止さ
れ、さらに記憶手段によりそのミシン頭部における刺繍
データ中の糸切れ発生位置が記憶される。
【0013】ここで、例えば多色縫い等途中で糸を切換
えながら刺繍を行う場合には、刺繍データ中の所定位置
に糸換えデータが含まれており、この糸換えデータに基
づいて、上下動していた針棒の動作が停止され、糸切り
作業が行われた後、新たな針棒への駆動の切換えが行わ
れる。この針棒切換えの実行時に、糸切れが発生して停
止されているミシン頭部が存在する場合、即ち各ミシン
頭部を停止しても刺繍品質に影響を与えない場合には、
一時停止手段により、糸切れが発生しなかった他のミシ
ン頭部の駆動が一時停止状態とされる。
えながら刺繍を行う場合には、刺繍データ中の所定位置
に糸換えデータが含まれており、この糸換えデータに基
づいて、上下動していた針棒の動作が停止され、糸切り
作業が行われた後、新たな針棒への駆動の切換えが行わ
れる。この針棒切換えの実行時に、糸切れが発生して停
止されているミシン頭部が存在する場合、即ち各ミシン
頭部を停止しても刺繍品質に影響を与えない場合には、
一時停止手段により、糸切れが発生しなかった他のミシ
ン頭部の駆動が一時停止状態とされる。
【0014】そして、この一時停止中に、補修手段によ
り、糸切れが発生したミシン頭部に対する糸切れ発生か
ら他のミシン頭部が一時停止するまでの刺繍形成動作が
実行され、この補修手段による補修が終了した後、刺繍
形成動作続行手段により、糸切れが発生しなかった他の
ミシン頭部が駆動されて針棒切換え時からの刺繍形成動
作が続行される。
り、糸切れが発生したミシン頭部に対する糸切れ発生か
ら他のミシン頭部が一時停止するまでの刺繍形成動作が
実行され、この補修手段による補修が終了した後、刺繍
形成動作続行手段により、糸切れが発生しなかった他の
ミシン頭部が駆動されて針棒切換え時からの刺繍形成動
作が続行される。
【0015】この場合、糸切れが発生しなかった他のミ
シン頭部は、刺繍形成動作の最中に停止されるものでは
ないから、刺繍の出来上り具合が悪くなる不具合は生じ
ない。また、糸切れが発生したミシン頭部における補修
作業は、糸切れ発生から一時停止手段による一時停止ま
での比較的短い間の部分を行うものであり、その後は全
てのミシン頭部での刺繍形成動作が行われるようになる
から、糸切れがあっても、全てのミシン頭部が同時に動
作している時間を極力長くすることができる。この結
果、全体として空回りの時間を短くすることができる。
シン頭部は、刺繍形成動作の最中に停止されるものでは
ないから、刺繍の出来上り具合が悪くなる不具合は生じ
ない。また、糸切れが発生したミシン頭部における補修
作業は、糸切れ発生から一時停止手段による一時停止ま
での比較的短い間の部分を行うものであり、その後は全
てのミシン頭部での刺繍形成動作が行われるようになる
から、糸切れがあっても、全てのミシン頭部が同時に動
作している時間を極力長くすることができる。この結
果、全体として空回りの時間を短くすることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照して説明する。まず、本実施例に係る多頭形刺繍ミシ
ンの全体構成について、図3及び図4を参照して簡単に
述べる。
照して説明する。まず、本実施例に係る多頭形刺繍ミシ
ンの全体構成について、図3及び図4を参照して簡単に
述べる。
【0017】図3に示すように、ミシン本体1は、横方
向(X軸方向)に長いミシンテーブル2の上方に、複数
個例えば12個のミシン頭部3を横方向に等間隔に備え
て構成されている。前記各ミシン頭部3には、複数本例
えば6本の針棒4を有する針棒ケース5が設けられ、前
記各針棒4はこの針棒ケース5に上下動可能に支持され
ている。そして、各針棒4の下端に取付けられた縫針に
は、図示しない糸供給源から夫々異なる種類(色)の刺
繍糸が供給されるようになっている。尚、前記12個の
ミシン頭部3は、例えば左から順にNo1,2,3,
4,…12と番号を付して区別されるようになってい
る。
向(X軸方向)に長いミシンテーブル2の上方に、複数
個例えば12個のミシン頭部3を横方向に等間隔に備え
て構成されている。前記各ミシン頭部3には、複数本例
えば6本の針棒4を有する針棒ケース5が設けられ、前
記各針棒4はこの針棒ケース5に上下動可能に支持され
ている。そして、各針棒4の下端に取付けられた縫針に
は、図示しない糸供給源から夫々異なる種類(色)の刺
繍糸が供給されるようになっている。尚、前記12個の
ミシン頭部3は、例えば左から順にNo1,2,3,
4,…12と番号を付して区別されるようになってい
る。
【0018】前記ミシンテーブル2の下部には、図示し
ない主軸を可変速で回転する主軸モータ6が設けられて
いる。図示はしないが、前記各ミシン頭部3には、前記
主軸の回転を針棒4の上下動に変換する伝達機構が設け
られている。さらに、各ミシン頭部3には、前記主軸と
伝達機構との連結及び切離しを行うためのアクチュエー
タ7(図4にのみ図示)が設けられている。
ない主軸を可変速で回転する主軸モータ6が設けられて
いる。図示はしないが、前記各ミシン頭部3には、前記
主軸の回転を針棒4の上下動に変換する伝達機構が設け
られている。さらに、各ミシン頭部3には、前記主軸と
伝達機構との連結及び切離しを行うためのアクチュエー
タ7(図4にのみ図示)が設けられている。
【0019】この場合、前記主軸の駆動力は、前記針棒
ケース5内の6本の針棒4のうち1本の針棒4のみに選
択的に伝達されるようになっており、駆動する針棒4の
切換えは糸換えモータ8によりなされるようになってい
る。これにより、刺繍糸の種類(色)の切換えが自動的
に行われ、多色の刺繍を形成することができるようにな
っている。尚、針棒4の切換え時には、糸切りモータ9
(図4参照)を駆動源とする糸切断装置により、縫製作
業が終わった縫針の刺繍糸が自動的に切断されるように
なっている。
ケース5内の6本の針棒4のうち1本の針棒4のみに選
択的に伝達されるようになっており、駆動する針棒4の
切換えは糸換えモータ8によりなされるようになってい
る。これにより、刺繍糸の種類(色)の切換えが自動的
に行われ、多色の刺繍を形成することができるようにな
っている。尚、針棒4の切換え時には、糸切りモータ9
(図4参照)を駆動源とする糸切断装置により、縫製作
業が終わった縫針の刺繍糸が自動的に切断されるように
なっている。
【0020】そして、前記ミシン頭部3には、各針棒4
に対応して本発明の検出手段としての周知の糸切れセン
サ10(図4にのみ図示)が設けられている。詳しく図
示はしないが、この糸切れセンサ10は、糸取りばね
(図示せず)の変位の有無により、前記縫針への刺繍糸
の供給異常の有無を検出するようになっている。また、
各ミシン頭部3の上方には、糸切れの発生をオペレータ
に報知するための糸切れランプ11が設けられている。
に対応して本発明の検出手段としての周知の糸切れセン
サ10(図4にのみ図示)が設けられている。詳しく図
示はしないが、この糸切れセンサ10は、糸取りばね
(図示せず)の変位の有無により、前記縫針への刺繍糸
の供給異常の有無を検出するようになっている。また、
各ミシン頭部3の上方には、糸切れの発生をオペレータ
に報知するための糸切れランプ11が設けられている。
【0021】一方、前記ミシンテーブル2には、前記縫
針との協働により加工布に刺繍のステッチを形成する釜
機構(図示せず)が、各ミシン頭部3に対応して設けら
れていると共に、移動枠12が水平方向(X軸,Y軸方
向)に移動可能に設けられている。この移動枠12は、
図5にも示すように、ミシンテーブル2上をほぼ一杯に
横方向(X軸方向)に延びる矩形枠状をなしている。
針との協働により加工布に刺繍のステッチを形成する釜
機構(図示せず)が、各ミシン頭部3に対応して設けら
れていると共に、移動枠12が水平方向(X軸,Y軸方
向)に移動可能に設けられている。この移動枠12は、
図5にも示すように、ミシンテーブル2上をほぼ一杯に
横方向(X軸方向)に延びる矩形枠状をなしている。
【0022】そして、図5に示すように、この移動枠1
2には、前記各ミシン頭部3の下方に位置して複数個
(12個)の刺繍枠13が着脱可能に取付けられるよう
になっている。この刺繍枠13は、例えば矩形枠状の枠
部内に加工布を張渡し状態に保持するようになってお
り、前後に延びて設けられる取付部13aにより、前記
移動枠12の対向する長辺部にねじ止めされることによ
り、移動枠12内に掛渡し状に支持されるようになって
いる。
2には、前記各ミシン頭部3の下方に位置して複数個
(12個)の刺繍枠13が着脱可能に取付けられるよう
になっている。この刺繍枠13は、例えば矩形枠状の枠
部内に加工布を張渡し状態に保持するようになってお
り、前後に延びて設けられる取付部13aにより、前記
移動枠12の対向する長辺部にねじ止めされることによ
り、移動枠12内に掛渡し状に支持されるようになって
いる。
【0023】前記移動枠12は、移動機構により、装置
固有のX−Y座標系に基づいて、X軸方向(横方向)及
びY軸方向(前後方向)の任意の位置に移動されるよう
になっている。詳しく図示はしないが、この移動機構
は、ステッピングモータからなるX軸駆動モータ14
(図4参照)を駆動源とするX軸方向移動機構15と、
同じくステッピングモータからなるY軸駆動モータ16
(図4参照)を駆動源とするY軸方向移動機構17とか
ら構成されている。これにより、前記複数個の刺繍枠1
3(加工布)が移動機構により一体的に移動されるよう
になっている。
固有のX−Y座標系に基づいて、X軸方向(横方向)及
びY軸方向(前後方向)の任意の位置に移動されるよう
になっている。詳しく図示はしないが、この移動機構
は、ステッピングモータからなるX軸駆動モータ14
(図4参照)を駆動源とするX軸方向移動機構15と、
同じくステッピングモータからなるY軸駆動モータ16
(図4参照)を駆動源とするY軸方向移動機構17とか
ら構成されている。これにより、前記複数個の刺繍枠1
3(加工布)が移動機構により一体的に移動されるよう
になっている。
【0024】以上の各機構は、図4に示す制御装置18
により制御されるようになっている。この制御装置18
は、周知のCPU19,ROM20,RAM21及びそ
れらを相互に接続するバス22等からなるマイクロコン
ピュータを主体として構成されたものであり、さらに前
記バス22には入力インタフェース23及び出力インタ
フェース24が接続されている。
により制御されるようになっている。この制御装置18
は、周知のCPU19,ROM20,RAM21及びそ
れらを相互に接続するバス22等からなるマイクロコン
ピュータを主体として構成されたものであり、さらに前
記バス22には入力インタフェース23及び出力インタ
フェース24が接続されている。
【0025】図4に示すように、前記出力インタフェー
ス24には、前記主軸モータ6,X軸駆動モータ14,
Y軸駆動モータ16,糸換えモータ8及び糸切りモータ
9を夫々駆動するためのモータ駆動回路25,26,2
7,28及び29が接続されていると共に、CRTディ
スプレイ等の表示装置30を駆動するための表示装置駆
動回路31が接続されている。さらに、前記出力インタ
フェース24には、前記複数個のアクチュエータ7を動
作させるためのアクチュエータ駆動回路32が接続され
ている。
ス24には、前記主軸モータ6,X軸駆動モータ14,
Y軸駆動モータ16,糸換えモータ8及び糸切りモータ
9を夫々駆動するためのモータ駆動回路25,26,2
7,28及び29が接続されていると共に、CRTディ
スプレイ等の表示装置30を駆動するための表示装置駆
動回路31が接続されている。さらに、前記出力インタ
フェース24には、前記複数個のアクチュエータ7を動
作させるためのアクチュエータ駆動回路32が接続され
ている。
【0026】また、前記入力インタフェース23には、
前記糸切れセンサ10の他に、刺繍データ等を読込むた
めのフロッピーディスクドライブからなる外部記憶装置
33や、オペレータが各種の入力操作を行うためのキー
ボード34等が接続されている。この場合、刺繍データ
は、一針毎の針落ち位置(一針毎の移動枠12のX軸,
Y軸方向移動量)を指示するステッチデータに、糸換え
の実行を指示する糸換えデータを含んでなり、例えばフ
ロッピーディスクに記憶されて与えられるようになって
いる。
前記糸切れセンサ10の他に、刺繍データ等を読込むた
めのフロッピーディスクドライブからなる外部記憶装置
33や、オペレータが各種の入力操作を行うためのキー
ボード34等が接続されている。この場合、刺繍データ
は、一針毎の針落ち位置(一針毎の移動枠12のX軸,
Y軸方向移動量)を指示するステッチデータに、糸換え
の実行を指示する糸換えデータを含んでなり、例えばフ
ロッピーディスクに記憶されて与えられるようになって
いる。
【0027】これにて、制御装置18は、ROM20に
記憶された制御プログラムや、RAM21に読込まれた
刺繍データ等に基づいて、主軸モータ6、X軸駆動モー
タ14、Y軸駆動モータ16,糸換えモータ8及び糸切
りモータ9を制御し、刺繍枠13に保持された複数の加
工布に対する刺繍形成動作を同時に実行すると共に、駆
動すべき針棒4を切換える針棒切換え動作を自動的に実
行するようになっている。この針棒切換え動作は、上下
動していた針棒4の動作を停止し、糸切断装置による糸
切り作業を行った後、糸換えモータ8により新たな針棒
4を伝達機構に連結させることにより行われる。
記憶された制御プログラムや、RAM21に読込まれた
刺繍データ等に基づいて、主軸モータ6、X軸駆動モー
タ14、Y軸駆動モータ16,糸換えモータ8及び糸切
りモータ9を制御し、刺繍枠13に保持された複数の加
工布に対する刺繍形成動作を同時に実行すると共に、駆
動すべき針棒4を切換える針棒切換え動作を自動的に実
行するようになっている。この針棒切換え動作は、上下
動していた針棒4の動作を停止し、糸切断装置による糸
切り作業を行った後、糸換えモータ8により新たな針棒
4を伝達機構に連結させることにより行われる。
【0028】さて、制御装置18は、そのソフトウエア
構成により、刺繍形成動作の実行時に、前記糸切れセン
サ10が糸切れの発生を検出すると、アクチュエータ7
を動作させて糸切れの発生したミシン頭部3の駆動を停
止すると共に、その糸切れが刺繍データ中のどの位置す
なわち針数何針目にて発生したかを、前記RAM21に
記憶するようになっている。従って、制御装置18が本
発明にいう停止手段として機能し、また、RAM21が
本発明にいう記憶手段として機能するようになってい
る。
構成により、刺繍形成動作の実行時に、前記糸切れセン
サ10が糸切れの発生を検出すると、アクチュエータ7
を動作させて糸切れの発生したミシン頭部3の駆動を停
止すると共に、その糸切れが刺繍データ中のどの位置す
なわち針数何針目にて発生したかを、前記RAM21に
記憶するようになっている。従って、制御装置18が本
発明にいう停止手段として機能し、また、RAM21が
本発明にいう記憶手段として機能するようになってい
る。
【0029】この場合、図6に示すように、RAM21
には、カウンタ21a、刺繍データが読込まれるステッ
チデータエリア21b、何番のミシン頭部3にて糸切れ
が発生したかを記憶する糸切れ頭部情報エリア21c、
糸切れの針数を記憶する糸切れ針数情報エリア21d
が、作業領域と共に設けられている。
には、カウンタ21a、刺繍データが読込まれるステッ
チデータエリア21b、何番のミシン頭部3にて糸切れ
が発生したかを記憶する糸切れ頭部情報エリア21c、
糸切れの針数を記憶する糸切れ針数情報エリア21d
が、作業領域と共に設けられている。
【0030】そして、本実施例では、制御装置18は、
そのソフトウエア構成により、針棒切換え動作の実行時
に、糸切れが発生して停止されているミシン頭部3が存
在する場合には、糸切断装置による糸切り作業を行った
ところで、糸切れが発生しなかった他のミシン頭部3の
駆動を一時停止させておくようになっている。そして、
そのような他のミシン頭部3の一時停止中に、オペレー
タによる切れた糸の修繕作業を待って、その後刺繍形成
動作が中断していた加工布に対する糸切れ発生から針棒
切換え(糸切断)までの刺繍形成動作(補修作業)を実
行し、その補修が終了した後、全てのミシン頭部3を駆
動させて一時停止時からの刺繍形成動作を続行させるよ
うになっている。
そのソフトウエア構成により、針棒切換え動作の実行時
に、糸切れが発生して停止されているミシン頭部3が存
在する場合には、糸切断装置による糸切り作業を行った
ところで、糸切れが発生しなかった他のミシン頭部3の
駆動を一時停止させておくようになっている。そして、
そのような他のミシン頭部3の一時停止中に、オペレー
タによる切れた糸の修繕作業を待って、その後刺繍形成
動作が中断していた加工布に対する糸切れ発生から針棒
切換え(糸切断)までの刺繍形成動作(補修作業)を実
行し、その補修が終了した後、全てのミシン頭部3を駆
動させて一時停止時からの刺繍形成動作を続行させるよ
うになっている。
【0031】従って、この制御装置18が、本発明にい
う一時停止手段,補修手段及び刺繍形成動作続行手段と
して機能するようになっている。以上の各手段の機能
は、以下の作用説明にて明らかとなる。
う一時停止手段,補修手段及び刺繍形成動作続行手段と
して機能するようになっている。以上の各手段の機能
は、以下の作用説明にて明らかとなる。
【0032】次に、上記のように構成された多頭形刺繍
ミシンの動作について、図1,図2及び図7も参照しな
がら述べる。尚、図7は本実施例の作用,効果の理解を
助けるために、刺繍形成動作の進行状況の具体例を示し
たものであり、ここでは、説明の簡略化のために、No
1〜No4の4個のミシン頭部3を有するものを対象と
し、全体として1万針の刺繍を、その途中において30
00針目と7000針目との2回糸換えを行いながら実
行する場合を具体例としている。また、この図7の刺繍
形成動作進行状況の欄では、針棒の切換えが黒丸で表わ
され、糸切れの発生が白丸で表わされ、実線(矢印)は
刺繍形成動作が行われていることを示し、破線は空回り
(刺繍枠13は動いているが針棒4が動いていない状
態)していることを示している。
ミシンの動作について、図1,図2及び図7も参照しな
がら述べる。尚、図7は本実施例の作用,効果の理解を
助けるために、刺繍形成動作の進行状況の具体例を示し
たものであり、ここでは、説明の簡略化のために、No
1〜No4の4個のミシン頭部3を有するものを対象と
し、全体として1万針の刺繍を、その途中において30
00針目と7000針目との2回糸換えを行いながら実
行する場合を具体例としている。また、この図7の刺繍
形成動作進行状況の欄では、針棒の切換えが黒丸で表わ
され、糸切れの発生が白丸で表わされ、実線(矢印)は
刺繍形成動作が行われていることを示し、破線は空回り
(刺繍枠13は動いているが針棒4が動いていない状
態)していることを示している。
【0033】さて、図1及び図2のフローチャートは、
縫製作業の処理の手順を示すものである。尚、これら図
1及び図2のフローチャートは、本来は連続した1個の
フローチャートであるが、図面に掲載するスペースの関
係上、2つに分割して示している。まず、図1におい
て、ミシン本体1の電源が投入されると、ステップS1
にて、オペレータが指定した所望の刺繍データがRAM
21に読込まれる。そして、オペレータは、移動枠12
に対して加工布を保持した刺繍枠13をセットした上
で、スタートキーを操作して刺繍形成動作をスタートさ
せる(ステップS2にてYes)。
縫製作業の処理の手順を示すものである。尚、これら図
1及び図2のフローチャートは、本来は連続した1個の
フローチャートであるが、図面に掲載するスペースの関
係上、2つに分割して示している。まず、図1におい
て、ミシン本体1の電源が投入されると、ステップS1
にて、オペレータが指定した所望の刺繍データがRAM
21に読込まれる。そして、オペレータは、移動枠12
に対して加工布を保持した刺繍枠13をセットした上
で、スタートキーを操作して刺繍形成動作をスタートさ
せる(ステップS2にてYes)。
【0034】すると、まず、変数Nに、刺繍データによ
る総針数(総ステッチ数)が代入され(ステップS
3)、停止フラグSが0にリセットされる(ステップS
4)。さらに、各ミシン頭部3の糸切れ時の針数が0に
クリアされ(ステップS5)、全ミシン頭部3が始動可
能とされる(ステップS6)。つまり、このミシン頭部
3の始動の可能,始動の禁止は、始動フラグにより判断
され、フラグを1にセットすることにより始動可能とな
る。ステップS7では、カウンタCに1が代入される。
る総針数(総ステッチ数)が代入され(ステップS
3)、停止フラグSが0にリセットされる(ステップS
4)。さらに、各ミシン頭部3の糸切れ時の針数が0に
クリアされ(ステップS5)、全ミシン頭部3が始動可
能とされる(ステップS6)。つまり、このミシン頭部
3の始動の可能,始動の禁止は、始動フラグにより判断
され、フラグを1にセットすることにより始動可能とな
る。ステップS7では、カウンタCに1が代入される。
【0035】次いで、次のステップS8では、C番ステ
ッチのデータが色換えコード(糸換えデータ)であるか
どうかが判断され、色換えコードでない場合即ちステッ
チデータである場合には(ステップS8にてNo)、ス
テップS9に進む。糸換えデータが現れた場合(ステッ
プS8にてYes)の処理は後述する。ステップS9
は、針数C針目に糸切れしたミシン頭部3があった場合
には、そのミシン頭部3を始動可能(始動フラグを1に
セット)とし、記憶されていた糸切れ時針数をクリアす
るというものであるが、このステップS9は、後述する
補修作業時にのみ機能するものであり、通常時の刺繍進
行動作ではそのまま素通りされる。
ッチのデータが色換えコード(糸換えデータ)であるか
どうかが判断され、色換えコードでない場合即ちステッ
チデータである場合には(ステップS8にてNo)、ス
テップS9に進む。糸換えデータが現れた場合(ステッ
プS8にてYes)の処理は後述する。ステップS9
は、針数C針目に糸切れしたミシン頭部3があった場合
には、そのミシン頭部3を始動可能(始動フラグを1に
セット)とし、記憶されていた糸切れ時針数をクリアす
るというものであるが、このステップS9は、後述する
補修作業時にのみ機能するものであり、通常時の刺繍進
行動作ではそのまま素通りされる。
【0036】引続き、ステップS10にて、C番ステッ
チの刺繍形成動作が実行される。この刺繍形成動作は、
刺繍データ(ステッチデータ)に基づいて、カウンタC
の値を1ずつインクリメントしながら(ステップS1
5)順に行われる。カウンタCの値が変数N(1万)を
越える(ステップS16にてYesとなる)まで、上記
ステップS8からの処理が繰返される。
チの刺繍形成動作が実行される。この刺繍形成動作は、
刺繍データ(ステッチデータ)に基づいて、カウンタC
の値を1ずつインクリメントしながら(ステップS1
5)順に行われる。カウンタCの値が変数N(1万)を
越える(ステップS16にてYesとなる)まで、上記
ステップS8からの処理が繰返される。
【0037】そして、この刺繍形成動作実行中には、糸
切れセンサ10により糸切れの発生の有無が常時監視さ
れている(ステップS11)。糸切れが発生した場合に
は(ステップS11にてYes)、ステップS12に
て、糸切れが発生したミシン頭部3の駆動を停止し、停
止フラグSに1がセットされる(ステップS13)。次
のステップS14では、糸切れ発生時の針数(カウンタ
Cの値に等しい、例えば針数2000針目)が、そのミ
シン頭部3の番号と共にRAM21に記憶される。
切れセンサ10により糸切れの発生の有無が常時監視さ
れている(ステップS11)。糸切れが発生した場合に
は(ステップS11にてYes)、ステップS12に
て、糸切れが発生したミシン頭部3の駆動を停止し、停
止フラグSに1がセットされる(ステップS13)。次
のステップS14では、糸切れ発生時の針数(カウンタ
Cの値に等しい、例えば針数2000針目)が、そのミ
シン頭部3の番号と共にRAM21に記憶される。
【0038】ここで、図7に示す例では、(b)の縫製
作業において、No3のミシン頭部3(Gの加工布)に
針数2000針目に糸切れが発生している。そこで、N
o3のミシン頭部3のみが停止され、他のミシン頭部3
においては停止することなく、次の針棒切換え実行時
(3000針目)まで刺繍形成動作が継続されるように
なっている。また、RAM21には、No3のミシン頭
部3において針数2000針にて糸切れが発生したこと
が記憶されるのである。
作業において、No3のミシン頭部3(Gの加工布)に
針数2000針目に糸切れが発生している。そこで、N
o3のミシン頭部3のみが停止され、他のミシン頭部3
においては停止することなく、次の針棒切換え実行時
(3000針目)まで刺繍形成動作が継続されるように
なっている。また、RAM21には、No3のミシン頭
部3において針数2000針にて糸切れが発生したこと
が記憶されるのである。
【0039】さて、このようにして刺繍形成動作が進行
し、糸換えデータが現れた場合(ステップS8にてYe
s)には、針棒切換え動作が実行される(ステップS1
7、以下図2参照)。この針棒切換え動作は、上述のよ
うに、上下動していた針棒4の動作を停止し、糸切断装
置による糸切り作業を行った後、糸換えモータ8により
新たな針棒4を伝達機構に連結させることにより行われ
る。
し、糸換えデータが現れた場合(ステップS8にてYe
s)には、針棒切換え動作が実行される(ステップS1
7、以下図2参照)。この針棒切換え動作は、上述のよ
うに、上下動していた針棒4の動作を停止し、糸切断装
置による糸切り作業を行った後、糸換えモータ8により
新たな針棒4を伝達機構に連結させることにより行われ
る。
【0040】そして、ステップS18では、このとき糸
切れが発生して停止されていたミシン頭部3が存在する
かどうかが判断される。この判断は、停止フラグSが1
となっているかどうかにより行うことができ、ここで、
糸切れが発生して停止されていたミシン頭部3が存在し
ない場合には、停止フラグSは0であり(ステップS1
8にてNo)、全ミシン頭部3を始動可能(始動フラグ
を1)とし、上記ステップS15に戻って、新たな種類
(色)の刺繍糸による刺繍形成動作が続行されるもので
ある。
切れが発生して停止されていたミシン頭部3が存在する
かどうかが判断される。この判断は、停止フラグSが1
となっているかどうかにより行うことができ、ここで、
糸切れが発生して停止されていたミシン頭部3が存在し
ない場合には、停止フラグSは0であり(ステップS1
8にてNo)、全ミシン頭部3を始動可能(始動フラグ
を1)とし、上記ステップS15に戻って、新たな種類
(色)の刺繍糸による刺繍形成動作が続行されるもので
ある。
【0041】図7の(a)の縫製作業は、糸切れが発生
しなかった場合の例を示している。このように糸切れが
発生しなかった場合には、全てのミシン頭部3において
同時に、1針目から3000針目までの刺繍形成動作、
1回目の針棒切換え動作、7000針目までの刺繍形成
動作、2回目の針棒切換え動作、最後(1万針)までの
刺繍形成動作が順に実行されている。
しなかった場合の例を示している。このように糸切れが
発生しなかった場合には、全てのミシン頭部3において
同時に、1針目から3000針目までの刺繍形成動作、
1回目の針棒切換え動作、7000針目までの刺繍形成
動作、2回目の針棒切換え動作、最後(1万針)までの
刺繍形成動作が順に実行されている。
【0042】一方、糸切れが発生して停止されていたミ
シン頭部3が存在している場合即ち停止フラグSが1の
場合には(ステップS18にてYes)、ステップS2
0にて、全てのミシン頭部3の始動が禁止される。この
ときには、前記糸切れランプ11や図示しないブザー等
で、糸切れの発生がオペレータに報知され、オペレータ
は、糸切れの発生したミシン頭部3の針棒4に対する切
れた糸の修繕作業を行い(ステップS21)、その上
で、キーボード43を操作して再スタートさせるように
する(ステップS22にてYes)。
シン頭部3が存在している場合即ち停止フラグSが1の
場合には(ステップS18にてYes)、ステップS2
0にて、全てのミシン頭部3の始動が禁止される。この
ときには、前記糸切れランプ11や図示しないブザー等
で、糸切れの発生がオペレータに報知され、オペレータ
は、糸切れの発生したミシン頭部3の針棒4に対する切
れた糸の修繕作業を行い(ステップS21)、その上
で、キーボード43を操作して再スタートさせるように
する(ステップS22にてYes)。
【0043】すると、次のステップS23にて、停止フ
ラグSが0にリセットされ、ステップS24にて、カウ
ンタCに糸切れ発生時の針数(例えば2000)が代入
される。この場合、糸切れが発生したミシン頭部3が複
数個あった場合には、先に糸切れが発生したミシン頭部
3における糸切れ発生時の針数がカウンタCに代入され
る。
ラグSが0にリセットされ、ステップS24にて、カウ
ンタCに糸切れ発生時の針数(例えば2000)が代入
される。この場合、糸切れが発生したミシン頭部3が複
数個あった場合には、先に糸切れが発生したミシン頭部
3における糸切れ発生時の針数がカウンタCに代入され
る。
【0044】この後、図1に戻って上記ステップS8か
らの処理が実行される。この場合、上記ステップS24
にて前記カウンタCの値が、糸切れ発生時の値に戻って
おり、ステップS8の判定結果がNoとなり、前回の刺
繍形成動作時に1個のミシン頭部3は針数C針目に糸切
れしているため、ステップS9にて、該当するミシン頭
部3のみが始動可能とされる。この場合、糸切れが発生
しなかった他のミシン頭部3は、上記ステップS20に
て始動不可とされているので、ステップS10からのル
ーチンにて、他のミシン頭部3が一時停止とされている
間に、糸切れが発生したミシン頭部3に対する糸切れ発
生からの刺繍形成動作(補修作業)が行われるのであ
る。
らの処理が実行される。この場合、上記ステップS24
にて前記カウンタCの値が、糸切れ発生時の値に戻って
おり、ステップS8の判定結果がNoとなり、前回の刺
繍形成動作時に1個のミシン頭部3は針数C針目に糸切
れしているため、ステップS9にて、該当するミシン頭
部3のみが始動可能とされる。この場合、糸切れが発生
しなかった他のミシン頭部3は、上記ステップS20に
て始動不可とされているので、ステップS10からのル
ーチンにて、他のミシン頭部3が一時停止とされている
間に、糸切れが発生したミシン頭部3に対する糸切れ発
生からの刺繍形成動作(補修作業)が行われるのであ
る。
【0045】この補修作業は、次の糸換えデータが現れ
る(ステップS8にてYesとなる)まで、言換えれば
一時停止している他のミシン頭部3の刺繍の進行に追付
くまで行われる。尚、この場合、糸切れが発生したミシ
ン頭部3が複数個ある場合には、カウンタCの値が該当
するミシン頭部3の糸切れが発生した針数に至った都
度、そのミシン頭部3の始動が開始される(ステップS
9)ことにより、各ミシン頭部3における補修作業が行
われるようになっている。また、この補修作業の間に
も、常時糸切れの発生の有無が監視され(ステップS1
1)、糸切れが発生したときには上記と同様の処理が行
われることは勿論である。
る(ステップS8にてYesとなる)まで、言換えれば
一時停止している他のミシン頭部3の刺繍の進行に追付
くまで行われる。尚、この場合、糸切れが発生したミシ
ン頭部3が複数個ある場合には、カウンタCの値が該当
するミシン頭部3の糸切れが発生した針数に至った都
度、そのミシン頭部3の始動が開始される(ステップS
9)ことにより、各ミシン頭部3における補修作業が行
われるようになっている。また、この補修作業の間に
も、常時糸切れの発生の有無が監視され(ステップS1
1)、糸切れが発生したときには上記と同様の処理が行
われることは勿論である。
【0046】図7の例では、(b)の縫製作業におい
て、No3のミシン頭部3にて針数2000針目にて糸
切れが発生したため、1回目の針棒切換え動作時(30
00針目)に、他のNo1,No2,No4のミシン頭
部3が一時停止状態とされ、(b′)の縫製作業におい
て、No3のミシン頭部3のみが駆動されて2000針
目から3000針目までの補修作業が実行されている。
て、No3のミシン頭部3にて針数2000針目にて糸
切れが発生したため、1回目の針棒切換え動作時(30
00針目)に、他のNo1,No2,No4のミシン頭
部3が一時停止状態とされ、(b′)の縫製作業におい
て、No3のミシン頭部3のみが駆動されて2000針
目から3000針目までの補修作業が実行されている。
【0047】そして、この補修作業が糸切れの発生なし
に終了すると(ステップS8にてYes)、図2に戻っ
て針棒切換え動作が行われ(ステップS17)、このと
きには停止フラグSが0なので(ステップS18でN
o)、全ミシン頭部3が始動可能とされ(ステップS1
9)、一時停止からの刺繍形成動作が全ミシン頭部3で
同時に開始されて刺繍形成動作が続行されるのである。
図7の(b′)の縫製作業においては、3000針目か
らの刺繍形成動作が全ミシン頭部3で同時に続行され、
2回目の針棒切換え動作(7000針目)を挟んで最後
(1万針)までの刺繍形成動作が行われている。
に終了すると(ステップS8にてYes)、図2に戻っ
て針棒切換え動作が行われ(ステップS17)、このと
きには停止フラグSが0なので(ステップS18でN
o)、全ミシン頭部3が始動可能とされ(ステップS1
9)、一時停止からの刺繍形成動作が全ミシン頭部3で
同時に開始されて刺繍形成動作が続行されるのである。
図7の(b′)の縫製作業においては、3000針目か
らの刺繍形成動作が全ミシン頭部3で同時に続行され、
2回目の針棒切換え動作(7000針目)を挟んで最後
(1万針)までの刺繍形成動作が行われている。
【0048】このようにして刺繍形成動作が進行し、1
万針までの刺繍形成動作が行われるのであるが、このと
き、最後の針棒切換え動作以降(図7の例では7000
針目以降)に糸切れが発生する場合がある。この場合に
は、糸切れ処理(ステップS12〜14)が行われた
後、他のミシン頭部3については、最後までの刺繍進行
動作が行われ、ステップS16の判定結果がYesとな
る。そこで、次のステップS25にて、停止フラグSが
0かどうかが判断され、0のとき(ステップS25にて
Yes)のみ縫製作業が終了され、1のとき即ち糸切れ
の発生があったときには(ステップS25にてNo)、
ステップS20からの補修作業が行われるようになって
いるのである。
万針までの刺繍形成動作が行われるのであるが、このと
き、最後の針棒切換え動作以降(図7の例では7000
針目以降)に糸切れが発生する場合がある。この場合に
は、糸切れ処理(ステップS12〜14)が行われた
後、他のミシン頭部3については、最後までの刺繍進行
動作が行われ、ステップS16の判定結果がYesとな
る。そこで、次のステップS25にて、停止フラグSが
0かどうかが判断され、0のとき(ステップS25にて
Yes)のみ縫製作業が終了され、1のとき即ち糸切れ
の発生があったときには(ステップS25にてNo)、
ステップS20からの補修作業が行われるようになって
いるのである。
【0049】このように本実施例によれば、複数個のミ
シン頭部3のうちいずれかに糸切れが発生したときに、
糸切れが発生したミシン頭部3のみを停止させ、他のミ
シン頭部3については次の針棒切換え動作まで刺繍形成
動作を続行するようにした。この場合、針棒切換え動作
に伴うミシン頭部3の駆動停止時には、糸調子の乱れに
よる刺繍の品質低下を招くことはないから、糸切れの発
生時に刺繍形成動作の途中でミシン頭部3全体を停止さ
せるため、糸調子の関係により全ミシン頭部3に関して
刺繍の品質が低下してしまうものと異なり、糸切れの発
生に伴う刺繍の品質低下を極力防止することができる。
シン頭部3のうちいずれかに糸切れが発生したときに、
糸切れが発生したミシン頭部3のみを停止させ、他のミ
シン頭部3については次の針棒切換え動作まで刺繍形成
動作を続行するようにした。この場合、針棒切換え動作
に伴うミシン頭部3の駆動停止時には、糸調子の乱れに
よる刺繍の品質低下を招くことはないから、糸切れの発
生時に刺繍形成動作の途中でミシン頭部3全体を停止さ
せるため、糸調子の関係により全ミシン頭部3に関して
刺繍の品質が低下してしまうものと異なり、糸切れの発
生に伴う刺繍の品質低下を極力防止することができる。
【0050】そして、糸切れが発生した場合には、針棒
切換え動作時に、糸切れの発生しなかった他のミシン頭
部3を一時停止させ、この一時停止中に、糸切れが発生
したミシン頭部3に対する補修作業を実行し、その補修
作業の終了後、全ミシン頭部3に対する針棒切換え時か
らの刺繍形成動作を続行するようにした。この場合、糸
切れが発生したミシン頭部3における補修作業は、糸切
れ発生から次の針棒切換えまでの比較的短い間の部分を
行うに過ぎず、また、針棒切換えの都度補修が行われて
その後は全てのミシン頭部3での刺繍形成動作が行われ
るようになるから、糸切れがあっても、全てのミシン頭
部3が同時に動作している時間を長くすることができ
る。
切換え動作時に、糸切れの発生しなかった他のミシン頭
部3を一時停止させ、この一時停止中に、糸切れが発生
したミシン頭部3に対する補修作業を実行し、その補修
作業の終了後、全ミシン頭部3に対する針棒切換え時か
らの刺繍形成動作を続行するようにした。この場合、糸
切れが発生したミシン頭部3における補修作業は、糸切
れ発生から次の針棒切換えまでの比較的短い間の部分を
行うに過ぎず、また、針棒切換えの都度補修が行われて
その後は全てのミシン頭部3での刺繍形成動作が行われ
るようになるから、糸切れがあっても、全てのミシン頭
部3が同時に動作している時間を長くすることができ
る。
【0051】この結果、糸切れが発生したミシン頭部の
みを停止させ、他のミシン頭部については最後まで刺繍
形成動作を続行するようにし、次回の縫製作業において
再縫製作業を行うものと比較して、全体として空回りの
時間を短縮することができ、ひいては作業効率を良好と
することができるものである。
みを停止させ、他のミシン頭部については最後まで刺繍
形成動作を続行するようにし、次回の縫製作業において
再縫製作業を行うものと比較して、全体として空回りの
時間を短縮することができ、ひいては作業効率を良好と
することができるものである。
【0052】尚、上記実施例においては、糸切れ補修の
ために針棒切換え時に一時停止していたのを、下打ち実
行時など急に縫い動作を止めても、刺繍表面の縫い上が
りには影響を与えないときに一時停止(糸切りを行う必
要はない)させるようにしても良い。また、例えば最後
の針棒切換え動作以降に糸切れが発生したものについて
は、後の縫製作業時においてまとめて補修作業を行った
り、別の単頭形の刺繍ミシンにより補修作業を行うよう
にしても良いなど、本発明は要旨を逸脱しない範囲内で
適宜変更して実施することができる。
ために針棒切換え時に一時停止していたのを、下打ち実
行時など急に縫い動作を止めても、刺繍表面の縫い上が
りには影響を与えないときに一時停止(糸切りを行う必
要はない)させるようにしても良い。また、例えば最後
の針棒切換え動作以降に糸切れが発生したものについて
は、後の縫製作業時においてまとめて補修作業を行った
り、別の単頭形の刺繍ミシンにより補修作業を行うよう
にしても良いなど、本発明は要旨を逸脱しない範囲内で
適宜変更して実施することができる。
【0053】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の多頭形刺繍ミシンによれば、糸切れが発生したときに
は、糸切れが発生したミシン頭部のみを停止させ、他の
ミシン頭部についてはミシン頭部を停止しても刺繍品質
に影響を与えない時まで刺繍形成動作を続行すると共
に、その時に糸切れの発生しなかった他のミシン頭部を
一時停止させ、この一時停止中に、糸切れが発生したミ
シン頭部に対する補修作業を実行し、その後全ミシン頭
部に対する一時停止時からの刺繍形成動作を続行するよ
うにしたので、糸切れの発生が不可避である事情があっ
ても、糸切れの発生に伴う刺繍の品質低下を極力防止す
ると共に、作業効率の低下を極力抑えることができると
いう優れた実用的効果を奏するものである。
の多頭形刺繍ミシンによれば、糸切れが発生したときに
は、糸切れが発生したミシン頭部のみを停止させ、他の
ミシン頭部についてはミシン頭部を停止しても刺繍品質
に影響を与えない時まで刺繍形成動作を続行すると共
に、その時に糸切れの発生しなかった他のミシン頭部を
一時停止させ、この一時停止中に、糸切れが発生したミ
シン頭部に対する補修作業を実行し、その後全ミシン頭
部に対する一時停止時からの刺繍形成動作を続行するよ
うにしたので、糸切れの発生が不可避である事情があっ
ても、糸切れの発生に伴う刺繍の品質低下を極力防止す
ると共に、作業効率の低下を極力抑えることができると
いう優れた実用的効果を奏するものである。
【図1】本発明の一実施例を示すもので、縫製作業にお
ける処理手順を示すフローチャート(その1)
ける処理手順を示すフローチャート(その1)
【図2】縫製作業における処理手順を示すフローチャー
ト(その2)
ト(その2)
【図3】全体の外観を示す斜視図
【図4】電気的構成を示すブロック図
【図5】移動枠を示す平面図
【図6】RAMの内容を概念的に示す図
【図7】刺繍形成動作の進行状況の一例を示す図
図面中、1はミシン本体、3はミシン頭部、4は針棒、
6は主軸モータ、7はアクチュエータ、10は糸切れセ
ンサ(検出手段)、12は移動枠、13は刺繍枠、15
はX軸方向移動機構、17はY軸方向移動機構、18は
制御装置(停止手段、一時停止手段、補修手段、刺繍形
成動作続行手段)、19はCPU、20はROM、21
はRAM(記憶手段)、30は表示装置、33は外部記
憶装置、34はキーボードを示す。
6は主軸モータ、7はアクチュエータ、10は糸切れセ
ンサ(検出手段)、12は移動枠、13は刺繍枠、15
はX軸方向移動機構、17はY軸方向移動機構、18は
制御装置(停止手段、一時停止手段、補修手段、刺繍形
成動作続行手段)、19はCPU、20はROM、21
はRAM(記憶手段)、30は表示装置、33は外部記
憶装置、34はキーボードを示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数本の針棒を有し、そのうち一つの針
棒を選択的に上下動させる複数個のミシン頭部を備える
と共に、加工布を保持する移動枠を移動させる移動機構
を備え、刺繍データに基づいて前記移動枠を移動させつ
つ前記各ミシン頭部を駆動させて刺繍形成動作を実行す
るようにしたものにおいて、 前記各ミシン頭部における糸切れを検出する検出手段
と、 糸切れが発生したミシン頭部の駆動を停止する停止手段
と、 糸切れが発生したミシン頭部において刺繍データ中のど
の位置で糸切れが発生したかを記憶する記憶手段と、 前記停止手段により糸切れが発生してミシン頭部の駆動
が停止されている状態で、各ミシン頭部を停止しても刺
繍品質が低下しない場合には、糸切れが発生しなかった
他のミシン頭部の駆動を一時停止させておく一時停止手
段と、 この一時停止手段による他のミシン頭部の一時停止中
に、糸切れが発生したミシン頭部に対する糸切れ発生か
ら前記一時停止までの刺繍形成動作を実行する補修手段
と、 この補修手段による補修が終了した後、前記他のミシン
頭部を駆動させて刺繍形成動作を続行させる刺繍形成動
作続行手段とを具備することを特徴とする多頭形刺繍ミ
シン。 - 【請求項2】 前記一時停止手段は、各ミシン頭部の針
棒切換えの実行時に糸切れが発生して停止されているミ
シン頭部が存在する場合に作動されることを特徴とする
請求項1記載の多頭形刺繍ミシン。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP24912092A JP3320456B2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 多頭形刺繍ミシン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24912092A JP3320456B2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 多頭形刺繍ミシン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06101156A JPH06101156A (ja) | 1994-04-12 |
JP3320456B2 true JP3320456B2 (ja) | 2002-09-03 |
Family
ID=17188243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24912092A Expired - Fee Related JP3320456B2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 多頭形刺繍ミシン |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3320456B2 (ja) |
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