JP3319413B2 - 圧電アクチュエータ、圧電アクチュエータの製造方法及びインクジェットヘッド - Google Patents

圧電アクチュエータ、圧電アクチュエータの製造方法及びインクジェットヘッド

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JP3319413B2
JP3319413B2 JP34200398A JP34200398A JP3319413B2 JP 3319413 B2 JP3319413 B2 JP 3319413B2 JP 34200398 A JP34200398 A JP 34200398A JP 34200398 A JP34200398 A JP 34200398A JP 3319413 B2 JP3319413 B2 JP 3319413B2
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満 須部
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミック層を介
して複数の内部電極が積層されている積層型の圧電アク
チュエータ及びその製造方法並びに該圧電アクチュエー
タを用いたインクジェットヘッドに関し、より詳細に
は、電極構造を改良することにより、変位量のバラツキ
が低減されている圧電アクチュエータ及びその製造方法
並びにインクジェットヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェットプリンタのインク
ジェットヘッドにおいて、所定量のインクを吐出するた
めに圧電アクチュエータが用いられている。従来の圧電
アクチュエータの一例を、図9を参照して説明する。
【0003】圧電アクチュエータ71は、セラミック焼
結体72を用いて構成されている。セラミック焼結体7
2は、チタン酸ジルコン酸鉛系セラミックスのような圧
電セラミックスにより構成されている。
【0004】セラミック焼結体72内には、厚み方向に
おいて重なり合うように、複数の内部電極73a〜73
lが形成されている。内部電極73a,73c,73
e,73g,73i,73kは、セラミック焼結体72
の第1の側面72aに引き出されている。他方、内部電
極73b,73d,73f,73h,73j,73l
は、第1の側面72aとは対向し合っている反対側の側
面72bに引き出されている。
【0005】第1の側面72aには、第1の外部電極7
4が、第2の側面72bには、第2の外部電極75が形
成されている。また、内部電極73a〜73l間で挟ま
れているセラミック層は、図示の矢印で示すように、厚
み方向に分極処理されている。すなわち、内部電極の両
側のセラミック層は、厚み方向において交互に逆方向に
分極処理されている。
【0006】従って、外部電極74,75間に電圧を印
加することにより、圧電効果により圧電アクチュエータ
71の分極されている部分が変位する。従来のインクジ
ェットプリンタのインクジェットヘッドでは、上記圧電
アクチュエータ71を変位させ、インク室を圧電アクチ
ュエータ71で押圧することにより、インク室から所定
量のインクが吐出されていた。従って、インクを高精度
に吐出するには、圧電アクチュエータ71の変位量のバ
ラツキが小さいことが強く求められる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多数の
圧電アクチュエータ71を製造した場合、各圧電アクチ
ュエータにおける変位特性のバラツキが比較的大きいと
いう問題があった。また、上記圧電アクチュエータ71
の変位部分に複数の切欠を形成し、複数の変位部分を構
成した場合、変位部分間で変位量のバラツキが見られる
という問題もあった。
【0008】従って、上記のような圧電アクチュエータ
を用いて例えばインクジェットプリンタのインクジェッ
トヘッドを構成した場合、所定量のインクを高精度に吐
出することは困難であった。
【0009】本発明の目的は、変位量のバラツキが少な
い、圧電アクチュエータ及びその製造方法を提供するこ
とにある。本発明の他の目的は、所定量のインクを高精
度に吐出し得るインクジェットヘッドを提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願発明者は、上記圧電
アクチュエータ71において変位量のバラツキが大きい
理由を検討した結果、セラミック焼結体72内の内部電
極73a〜73lを構成している金属が焼成に際して拡
散し、設計値どおりの寸法を有していないため、変位量
のバラツキが生じていることを確認した。従って、上記
焼成に際しての内部電極構成金属の拡散を抑制すれば、
変位量のバラツキが少ない圧電アクチュエータを得るこ
とができるのではないかと考え、本発明をなすに至っ
た。
【0011】すなわち、本発明に係る圧電アクチュエー
タは、内部電極構成金属の焼成に際しての拡散が抑制さ
れる構造を有しており、それによって変位量のバラツキ
の低減が図られている。
【0012】本願の第1の発明に係る圧電アクチュエー
タは、圧電セラミックスからなり、かつ対向し合う第
1,第2の側面を有するセラミック焼結体と、前記セラ
ミック焼結体の第1,第2の側面にそれぞれ形成された
第1,第2の外部電極と、前記セラミック焼結体内にお
いて、セラミック層を介して厚み方向に重なり合うよう
に積層されており、かつ第1または第2の外部電極に電
気的に接続されている複数の内部電極と、前記内部電極
が形成されている高さ位置において、該内部電極の外部
電極と接続されている端部と反対側の端部と、該内部
電極が接続されていない外部電極との間に設けられたダ
ミー電極とを備え、該ダミー電極が前記第1,第2の外
部電極と接続されている内部電極の端部と、第2,第1
の外部電極との間のいずれにも形成されていることを特
徴とする。
【0013】第1の発明の係る圧電アクチュエータにお
いては、上記ダミー電極の形成により、内部電極からダ
ミー電極側に向かっての内部電極構成金属の拡散が抑制
される。
【0014】また、第1の発明に係る圧電アクチュエー
タにおいて、上記ダミー電極を設けるだけでなく、フロ
ート電極を設けて内部電極構成金属の厚み方向への拡散
を抑制してもよい。この場合、フロート電極は、積層方
向において隣り合う内部電極間のセラミック層及び/ま
たは積層方向最外側の内部電極の外側のセラミック層の
うち少なくとも1つのセラミック層内において、少なく
とも1層形成される。
【0015】第1の発明に係る圧電アクチュエータで
は、好ましくは、上記内部電極のダミー電極側の端部
と、ダミー電極との間の距離が100μm以下とされ、
それによって内部電極構成金属のダミー電極側への拡散
が効果的に抑制される。この距離が100μmを超える
と、ダミー電極を設けて内部電極構成金属の拡散を抑制
した効果が小さくなる。
【0016】本願の第2の発明に係る圧電アクチュエー
タは、圧電セラミックスよりなり、かつ対向し合う第
1,第2の側面を有するセラミック焼結体と、前記セラ
ミック焼結体の第1,第2の側面にそれぞれ形成された
第1,第2の外部電極と、前記セラミック焼結体内にお
いて、セラミック層を介して厚み方向に重なり合うよう
に積層されており、かつ第1または第2の外部電極に電
気的に接続されている複数の内部電極と、積層方向にお
いて隣り合う内部電極間のセラミック層及び/または積
層方向最外側の内部電極の外側のセラミック層のうち少
なくとも1つのセラミック層に形成されており、第1,
第2の外部電極に電気的に接続されないように設けられ
ている少なくとも1層のフロート電極とを備えることを
特徴とする。
【0017】第3の発明は、第1の発明に係る圧電アク
チュエータの製造方法であって、圧電セラミックスを主
体とするグリーンシート上に、内部電極及びダミー電極
を印刷する工程と、前記内部電極及びダミー電極が印刷
された複数枚のグリーンシートを積層し、複数の内部電
極が厚み方向において交互に対向し合う第1の側面また
は第2の側面に導出されており、内部電極の導出されて
いる側の端部とは反対側の端部と、該内部電極が導出さ
れていない側の側面との間にダミー電極が配置され、該
ダミー電極が前記第1,第2の外部電極と接続されてい
る内部電極の端部と、第2,第1の外部電極との間のい
ずれにも形成されている積層体を得る工程と、前記積層
体を焼成してセラミック焼結体を得る工程と、前記セラ
ミック焼結体の内部電極が導出されている第1,第2の
側面に第1,第2の外部電極を形成する工程と、前記第
1,第2の外部電極間に直流電界を印加して分極する工
程とを備えることを特徴とする。
【0018】第4の発明は、第2の発明に係る圧電アク
チュエータの製造方法であって、圧電セラミックスを主
体とするグリーンシート上に、内部電極及びダミー電極
を印刷する工程と、圧電セラミックスを主体とするグリ
ーンシート上に、フロート電極を印刷する工程と、内部
電極及びダミー電極が印刷された複数枚のグリーンシー
トと、前記フロート電極が印刷されたグリーンシートと
を積層し、積層方向において隣り合う内部電極間のセラ
ミック層及び/または積層方向最外側の内部電極の外側
のセラミック層のうち少なくとも1つのセラミック層に
少なくとも1層のフロート電極が配置されており、かつ
複数の内部電極が厚み方向において交互に第1,第2の
側面に導出されており、内部電極の導出されている側の
端部とは反対側の端部と、該内部電極が導出されていな
い側の側面との間にダミー電極が配置されている積層体
を得る工程と、前記積層体を焼成してセラミック焼結体
を得る工程と、前記セラミック焼結体の第1,第2の側
面に第1,第2の外部電極をそれぞれ形成する工程と、
前記第1,第2の外部電極間に直流電界を印加してセラ
ミック焼結体を分極する工程とを備えることを特徴とす
る。
【0019】第5の発明は、本発明に係る圧電アクチュ
エータを用いて構成されたインクジェットヘッドであ
り、インクを吐出するノズルと、前記ノズルに連通され
ており、少なくとも1部の壁面が柔軟性を有するように
構成されたインク室と、前記インク室を押圧し得るよう
にインク室近傍に配置された請求項1〜4のいずれかに
記載の圧電アクチュエータとを備えることを特徴とす
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施例を
説明することにより、本発明をより詳細に説明する。
【0021】図1〜図6を参照して、本発明の第1の実
施例に係る圧電アクチュエータの製造方法及び該圧電ア
クチュエータの構造を説明する。まず、チタン酸ジルコ
ン酸鉛系圧電セラミック粉末を主成分とするスラリーを
用い、ドクターブレード法によりシート成形し、厚さ2
0〜100μm程度のグリーンシートを得る。このグリ
ーンシートを矩形形状に切断する。
【0022】しかる後、上記グリーンシートの上面に内
部電極及びダミー電極を印刷する。この印刷は、Ag−
Pdペーストを数μm程度の厚みとなるようにスクリー
ン印刷により印刷し、乾燥することにより行われる。上
記のようにして得たグリーンシートを複数枚積層し、積
層体を得る。この積層方法を図2を参照して説明する。
【0023】図2では、積層体の上方部分を構成するグ
リーンシート1〜6が図示されている。グリーンシート
1,2は、上面に内部電極及びダミー電極が印刷されて
いない無地のグリーンシートであり、シート積層体の最
上層を構成するものである。
【0024】グリーンシート3,5上には、第1の内部
電極7と、第1のダミー電極8とが印刷されている。第
1の内部電極7は、グリーンシート3,5の一方の長辺
側の端縁3a,5aに沿うように形成されてる。また、
第1のダミー電極8は、グリーンシート3,5の他方の
長辺側端縁3b,5bに沿うように形成されている。内
部電極7及びダミー電極8は、ギャップ9を隔てて対向
されている。
【0025】グリーンシート4,6の上面には、第2の
内部電極10及び第2のダミー電極11が形成されてい
る。第2の内部電極10及び第2のダミー電極11は、
グリーンシート3,5上に形成されていた第1の内部電
極7及び第1のダミー電極8とは反対側に形成されてい
る。すなわち、積層された際に、グリーンシート3,5
の端縁3a,5aと重なる位置に位置するグリーンシー
ト4の端縁4aに沿うように第2のダミー電極11が形
成されており、他方の端縁4b,6bに沿うように第2
の内部電極10が形成されている。
【0026】また、第2の内部電極10と第2のダミー
電極11とはギャップ12を隔てて対向されている。上
記グリーンシート3,5とグリーンシート4,6とを交
互に複数枚積層し、最上部に無地のグリーンシート1,
2を、最下部に同じく無地のグリーンシート(図示せ
ず)を積層し、厚み方向に加圧することにより積層体を
得る。
【0027】このようにして得られた積層体を図3
(a)及び(b)に示す。図3(b)から明らかなよう
に、積層体13の第1の側面13aには、複数の第1の
内部電極7が導出されている。また、第2の側面13b
には、第2の内部電極10が導出されている。
【0028】また、第1の内部電極7が形成されている
高さ位置においては、第1のダミー電極8が形成されて
おり、第1のダミー電極8は、第2の側面13bに導出
されている。同様に、第2の内部電極10が形成されて
いる高さ位置では、第2のダミー電極11が第1の側面
13aに導出されている。
【0029】次に、上記積層体13を1000〜120
0℃程度の温度で数時間焼成し、セラミック焼結体を得
る。上記のようにして得られたセラミック焼結体の第
1,第2の側面を覆うように、第1,第2の外部電極を
形成する。図4(a)及び(b)に、第1,第2の外部
電極15,16が形成されたセラミック焼結体17を示
す。第1,第2の外部電極15,16は、Cr、Cu、
Ni及びAuを順次イオンプレーティングなどの薄膜形
成法により成膜し、積層することにより構成されてい
る。本実施例では、外部電極15,16の全体の膜厚は
約1μm程度とされている。もっとも、第1,第2の外
部電極15,16は、適宜の導電性材料を、適宜の方法
により付与することにより形成することができる。
【0030】図4から明らかなように、第1の外部電極
15は、第1の側面17aを覆うように形成されてお
り、第1の内部電極7及び第2のダミー電極11に電気
的に接続されている。また、第2の外部電極16は、第
2の側面17bを覆うように形成されており、第2の内
部電極10及び第1のダミー電極8に電気的に接続され
ている。
【0031】次に、外部電極15,16間に直流電圧を
印加することにより、セラミック焼結体17を分極す
る。この場合、隣り合う内部電極7,8間に直流電界が
印加されるため、図1(b)に矢印で示すように、内部
電極7または内部電極8の両側のセラミック層が厚み方
向において逆方向に分極処理される。
【0032】上記のようにして、図1(a)及び(b)
に示す本実施例の圧電アクチュエータ18が得られる。
圧電アクチュエータ18では、第1,第2の外部電極1
5,16間に電圧を印加することにより、内部電極7,
11間のセラミック層が圧電効果により厚み方向に伸縮
する。従って、印加する電圧を調整することにより所望
の変位量を得ることができる。
【0033】しかも、圧電アクチュエータ18では、変
位量のバラツキが小さい。これを、以下において説明す
る。第1の内部電極7と同じ高さ位置に、ギャップ9を
隔てられて第1のダミー電極8が形成されており、第2
の内部電極10と同じ高さ位置にギャップ12を隔てら
れて第2のダミー電極11が形成されている。従って、
セラミック焼結体17を得るための焼成工程において、
内部電極7,10を構成している金属がセラミックス中
に拡散しようとするが、ダミー電極8,11を構成して
いる同じ金属もセラミックス中において内部電極7,1
0側に拡散しようとする。その結果、内部電極7,10
からダミー電極8,11側に向かう内部電極構成金属の
拡散が抑制される。よって、内部電極7,8が,設計ど
おりの形状に近い形状に維持され、それによって変位量
のバラツキが低減される。
【0034】次に、上記実施例の圧電アクチュエータ1
8を用いて構成されたインクジェットヘッドを説明す
る。図5(a),(b)は、上記圧電アクチュエータ1
8を用いて構成されたインクジェットヘッドを説明する
ための略図的斜視図である。圧電アクチュエータ18の
第1の外部電極15が形成されている側に複数の変位部
18aが形成されている。図5(b)に拡大して示すよ
うに、この複数の変位部18aは、第1の外部電極15
が形成されている側において、約50μm幅の変位部1
8aを構成するように内部電極と直交する方向に圧電ア
クチュエータ18を切断することにより構成されてい
る。切断溝18bは、第2の外部電極16が形成されて
いる部分近傍までとされている。すなわち、図1(b)
において第1の内部電極7と第2の内部電極10とが重
ねられている部分が駆動部となるため、この駆動部を少
なくとも含むように各変位部18aが構成されている。
【0035】従って、各変位部18aは、各変位部18
a上に存在している第1の外部電極15aと第2の外部
電極16との間に信号電圧を印加することにより独立に
変位され得る。
【0036】図6は、上記圧電アクチュエータ18Aを
用いたインクジェットヘッドを説明するための概略構成
図である。インクジェットヘッド20では、インクを吐
出するノズル21に、インク室22が連通されている。
インク室22は、少なくとも一部の壁面が柔軟性を有す
るように構成されており、該柔軟性を有する壁面に圧電
アクチュエータ18Aの変位部15aが連結されてい
る。圧電アクチュエータ18Aを駆動し、変位部18a
を変位させてインク室22を圧搾することにより、イン
クが吐出される。
【0037】なお、ノズル21及びインク室22の構造
については、従来のインクジェットプリンタにおいて慣
用されている構造を適宜用いることができ、特に限定さ
れるものではない。また、1つのインク室22に対し、
1個の変位部18aを組み合わせてもよく、1個のイン
ク室22に対し、複数の変位部18aを組み合わせても
よい。
【0038】本実施例のインクジェットヘッド20で
は、上記圧電アクチュエータ18Aを用いて構成されて
おり、圧電アクチュエータ18Aの各変位部18aの変
位量のバラツキが生じ難いため、所定の信号電圧を印加
することにより、各変位部18aに連結されたインク室
22から所定量のインクを正確に吐出することができ
る。
【0039】次に、圧電アクチュエータ18Aにおける
各変位部18aの変位量のバラツキが、上記ギャップ
9,12の大きさによってどのように影響を受けるかを
実験により確認した。すなわち、内部電極7,10と、
該内部電極7,10と同一高さ位置で対向されているダ
ミー電極8,11との間のギャップ9,12の距離を種
々変更し、複数種の圧電アクチュエータ18Aを作成し
た。そして、各圧電アクチュエータにおける複数の変位
部18a間の変位量バラツキを以下の式で求めた。
【0040】変位部間の変位量バラツキ={(変位量が
最大である変位部18aの変位量−変位量が最小である
変位部18aの変位量)/(変位量が最大である変位部
18aの変位量)}×100(%) 結果を図7に示す。
【0041】図7から明らかなように、ギャップ9,1
1の距離、すなわち内部電極の外部電極と電気的に接続
されている側の端部とは反対側の端部と、該内部電極と
同一高さ位置にあるダミー電極との間の距離が小さくな
るにつれて、変位部18a間の変位量バラツキが小さく
なることがわかる。このことは、内部電極構成金属の内
部電極先端からの拡散が、ダミー電極を形成することに
より効果的に抑制されていることを意味する。また、ダ
ミー電極8,11が形成されているので、焼成に際して
の内部電極構成金属の拡散が抑制され、内部電極の電極
切れが低減するので、分極時に、電圧が印加されて分極
される体積が各変位部18aにおいてほぼ均一となるた
め、それによっても変位量バラツキが低減されていると
考えられる。
【0042】従って、内部電極7,10の形状を維持す
るには、上記ギャップ9,12は小さいことが好まし
い。特に、図7から明らかなように、ギャップ9,12
の距離を100μm以下とすれば、より好ましくは50
μm以下とすれば、変位部18a間の変位量バラツキを
効果的に抑制し得ることがわかる。
【0043】もっとも、上記ギャップ9,12の距離
が、厚み方向に隣接する内部電極間の距離より小さくな
ると、厚み方向に分極した際に絶縁破壊が生じやすくな
る。従って、上記ギャップ9,12の距離は、厚み方向
に隣接する内部電極間の距離以上とすることが好まし
い。
【0044】図8は、本発明の第2の実施例に係る圧電
アクチュエータを示す断面図である。第1の実施例に係
る圧電アクチュエータ18では、セラミック焼結体17
内において、内部電極7,10と同一高さ位置にダミー
電極8,11が形成されていたが、本発明においては、
ダミー電極に加えて、内部電極間にフロート電極を設け
ることによっても、変位量のバラツキを低減することが
できる。
【0045】図8に示す圧電アクチュエータ31は、チ
タン酸ジルコン酸鉛などの圧電セラミックスからなるセ
ラミック焼結体32を用いて構成されている。セラミッ
ク焼結体32内には、厚み方向において重なり合うよう
に第1,第2の内部電極33a,34aが複数枚積層さ
れている。第1の内部電極33aは、セラミック焼結体
32の第1の側面32aに引き出されており、第2の内
部電極34aは、側面32aとは反対側の第2の側面3
2bに引き出されている。
【0046】また、第1,第2の内部電極33a,34
aと同一高さ位置に、ダミー電極33b,34bが第1
の実施例の場合と同様に形成されている。第1の側面3
2aを覆うように、第1の外部電極35が形成されてお
り、第2の側面32bを覆うように、第2の外部電極3
6が形成されている。また、内部電極33a,34a間
には、外部電極35,36に電気的に接続されていない
フロート電極37が配置されている。
【0047】内部電極33a,34a間のセラミック層
は、図示の矢印で示すように厚み方向に分極処理されて
いる。また、第1の実施例の場合と同様に、内部電極の
両側のセラミック層が厚み方向において逆方向に分極処
理されている。
【0048】従って、外部電極35,36間に電圧を印
加することにより、内部電極33a,34a間で挟まれ
たセラミック層が厚み方向に伸縮し、圧電アクチュエー
タとして動作する。
【0049】本実施例の圧電アクチュエータ31におい
ても、ダミー電極33b,34bの存在により、セラミ
ック焼結体32を得る焼成に際し、内部電極33a,3
4aからの内部電極構成金属の水平方向への拡散が抑制
される。加えて、フロート電極37が内部電極33a,
34a間に複数層積層されているので、セラミック焼結
体32を得る焼成に際し、内部電極33a,34aから
の内部電極構成金属の厚み方向への拡散も抑制される。
すなわち、内部電極33a,34aを構成している内部
電極構成金属は、焼成に際しセラミックス側に拡散しよ
うとするが、フロート電極37が配置されており、フロ
ート電極37からも該フロート電極構金属が厚み方向に
拡散しようとするため、内部電極33a,34aからの
内部電極構成金属の拡散が抑制される。
【0050】よって、内部電極33a,34aの形状
が、ほぼ設計値通りに維持されるため、従来の圧電アク
チュエータに比べて変位量バラツキを低減することがで
きる。もっとも、大きな変位量を得るには、内部電極3
3a,34a間のセラミック層の厚みを薄くすることが
必要であり、従って、フロート電極37を有する本実施
例の圧電アクチュエータ31は、大きな変位量は求めら
れないが、変位量の精度が求められる用途に好適であ
る。
【0051】なお、フロート電極37を積層方向最外側
の内部電極33a,34aのさらに外側のセラミック層
に配置してもよく、その場合には、最外側の内部電極3
3a,34aからの内部電極構成金属の積層方向外側へ
の拡散を抑制することができる。
【0052】上記フロート電極37は、内部電極構成金
属の内部電極積層方向への拡散を抑制するものであるた
め、内部電極間のセラミック層及び積層方向最外側の内
部電極の外側のセラミック層のうち、少なくとも1つの
セラミック層に配置されていれば、該フロート電極に厚
み方向に対向している内部電極からの内部電極構成金属
の拡散を抑制することができる。すなわち、内部電極間
のセラミック層及び積層方向最外側の内部電極よりも外
側のセラミック層の全てに、フロート電極が形成されて
いる必要は必ずしもない。
【0053】また、特には図示しないが、第1の実施例
に係る圧電アクチュエータ18において、第2の実施例
の圧電アクチュエータ31で構成されていたフロート電
極37を組み合わせ、それによって内部電極7,11か
ら内部電極構成金属が厚み方向に拡散することを抑制し
てもよく、それによって、より一層変位量のバラツキを
低減することができる。
【0054】また、第2の実施例に係る圧電アクチュエ
ータ31において、ダミー電極33b,34bを設けず
ともよく、その場合においても、フロート電極37が形
成されているので、内部電極33a,34aの外部電極
とは接続されていない端部から厚み方向への内部電極構
成金属の拡散を抑制することができる。
【0055】
【発明の効果】第1の発明に係る圧電アクチュエータで
は、セラミック焼結体内の内部電極が形成されている高
さ位置において、該内部電極の外部電極と接続されてい
る端部とは反対側の端部と、この内部電極が接続されて
いない外部電極との間にダミー電極が設けられているの
で、焼成に際し内部電極構成金属のセラミック中への拡
散がダミー電極の存在により抑制され、内部電極切れな
どの所望でない現象が確実に抑制される。従って、ほぼ
設計値に近い形状の内部電極が形成されているので、変
位量バラツキが少ない圧電アクチュエータを提供するこ
とが可能となる。
【0056】また、第1の発明に係る圧電アクチュエー
タにおいて、フロート電極を配置した場合には、フロー
ト電極の存在により、内部電極構成金属の厚み方向に沿
った拡散が抑制されるので、内部電極の電極切れをより
一層抑制することができ、変位量のバラツキをさらに効
果的に低減することができる。
【0057】また、第1の発明において、内部電極のダ
ミー電極側の端部と、ダミー電極との間のギャップの距
離を100μm以下とした場合には、内部電極からダミ
ー電極側への内部電極構成金属の拡散がより効果的に抑
制され、変位量のバラツキが非常に少ない圧電アクチュ
エータを提供することが可能となる。
【0058】第2の発明に係る圧電アクチュエータで
は、内部電極間のセラミック層及び/または積層方向最
外側の内部電極よりも外側のセラミック層のうち、少な
くとも1つのセラミック層に少なくとも1層のフロート
電極が配置されているので、フロート電極の存在によ
り、内部電極からフロート電極側への内部電極構成金属
の拡散が抑制され、それによって内部電極切れなどの所
望でない現象を抑制することができる。よって、ほぼ設
計値どおりの内部電極を形成し得るので、変位量バラツ
キの少ない圧電アクチュエータを提供することが可能と
なる。
【0059】第3の発明に係る圧電アクチュエータの製
造方法は、第1の発明に係る圧電アクチュエータを得る
ものであり、内部電極及びダミー電極が印刷されたグリ
ーンシートを積層し、得られた積層体を焼成してセラミ
ック焼結体を得ているので、焼成に際し、内部電極構成
金属がダミー電極の存在によりダミー電極側に拡散し難
い。従って、設計値に近い形状の内部電極を確実に形成
することができ、それによって圧電アクチュエータの変
位量バラツキを低減することが可能となる。
【0060】また、第4の発明に係る圧電アクチュエー
タの製造方法において、さらに、フロート電極が印刷さ
れたグリーンシートを内部電極間または最外側の内部電
極の外側に位置するように積層した場合には、フロート
電極の存在により焼成に際し内部電極構成金属のフロー
ト電極側、すなわち厚み方向に沿った拡散が抑制され
る。よって、より一層変位量バラツキの少ない圧電アク
チュエータを提供することができる。
【0061】第5の発明に係るインクジェットヘッド
は、本発明に係る圧電アクチュエータを用いて構成され
ており、本発明に係る圧電アクチュエータの変位量バラ
ツキが少ないため、該圧電アクチュエータを駆動し、イ
ンク室からノズルを経てインクを吐出するに際し、所望
量のインクを正確に吐出させることができる。従って、
インク吐出精度が高く、信頼性に優れたインクジェット
ヘッドを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)は、本発明の第1の実施例に
係る圧電アクチュエータを示す斜視図及び(a)のA−
A線に沿う断面図。
【図2】第1の実施例の圧電アクチュエータを得るのに
用いたグリーンシート及びその上に形成される電極形状
を説明するための分解斜視図。
【図3】(a)及び(b)は、第1の実施例を得るのに
用意した積層体の斜視図及び(a)のB−B線に沿う断
面図。
【図4】(a)及び(b)は、第1の実施例で容易され
たセラミック焼結体及び外部電極を説明するための斜視
図及び(a)のC−C線に沿う断面図。
【図5】(a),(b)は、第1の実施例に係る圧電ア
クチュエータを用いて構成されたインクジェットヘッド
用の圧電アクチュエータを説明するための斜視図及びそ
の要部を拡大して示す斜視図。
【図6】第1の実施例に係る圧電アクチュエータを用い
て構成されたインクジェットヘッドを説明するための概
略構成図。
【図7】第1の実施例に係る圧電アクチュエータにおけ
る内部電極先端とダミー電極との間のギャップの距離に
よる複数の変位部間の変位量バラツキの変化を示す。
【図8】本発明の第2の実施例に係る圧電アクチュエー
タを説明するための断面図。
【図9】従来の圧電アクチュエータを説明するための断
面図。
【符号の説明】
3〜6…グリーンシート 7…第1の内部電極 8…第1のダミー電極 9…ギャップ 10…第2の内部電極 11…第2のダミー電極 12…ギャップ 13…積層体 13a、13b…第1,第2の側面 15,16…第1,第2の外部の電極 17…セラミック焼結体 18…圧電アクチュエータ 18A…圧電アクチュエータ 18a…変位部 20…インクジェットヘッド 21…ノズル 22…インク室 31…圧電アクチュエータ 32…セラミック焼結体 32a,32b…第1,第2の側面 33a,34a…第1,第2の外部電極 33b,34b…ダミー電極 37…フロート電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 41/22 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/045 H01L 41/00 - 41/113

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電セラミックスからなり、かつ対向し
    合う第1,第2の側面を有するセラミック焼結体と、 前記セラミック焼結体の第1,第2の側面にそれぞれ形
    成された第1,第2の外部電極と、 前記セラミック焼結体内において、セラミック層を介し
    て厚み方向に重なり合うように積層されており、かつ第
    1または第2の外部電極に電気的に接続されている複数
    の内部電極と、 記内部電極が形成されている高さ位置において、該内
    部電極の外部電極と接続されている端部と反対側の端
    部と、該内部電極が接続されていない外部電極との間に
    設けられたダミー電極とを備え、該ダミー電極が前記第
    1,第2の外部電極と接続されている内部電極の端部
    と、第2,第1の外部電極との間のいずれにも形成され
    ていることを特徴とする、圧電アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 内部電極積層方向において隣り合う内部
    電極間のセラミック層及び/または積層方向最外側の内
    部電極の外側のセラミック層の内の少なくとも1つのセ
    ラミック層に形成されており、第1,第2の外部電極に
    電気的に接続されないように設けられている少なくとも
    1層のフロート電極をさらに備えることを特徴とする、
    請求項1に記載の圧電アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記内部電極のダミー電極側端部と、ダ
    ミー電極との間の距離が、100μm以下とされている
    ことを特徴とする、請求項1または2に記載の圧電アク
    チュエータ。
  4. 【請求項4】 圧電セラミックスよりなり、かつ対向し
    合う第1,第2の側面を有するセラミック焼結体と、 前記セラミック焼結体の第1,第2の側面にそれぞれ形
    成された第1,第2の外部電極と、 前記セラミック焼結体内において、セラミック層を介し
    て厚み方向に重なり合うように積層されており、かつ第
    1または第2の外部電極に電気的に接続されている複数
    の内部電極と、 積層方向において隣り合う内部電極間のセラミック層及
    び/または積層方向最外側の内部電極の外側のセラミッ
    ク層のうち少なくとも1つのセラミック層に形成されて
    おり、第1,第2の外部電極に電気的に接続されないよ
    うに設けられている少なくとも1層のフロート電極とを
    備えることを特徴とする、圧電アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 圧電セラミックスを主体とするグリーン
    シート上に、内部電極及びダミー電極を印刷する工程
    と、 前記内部電極及びダミー電極が印刷された複数枚のグリ
    ーンシートを積層し、複数の内部電極が厚み方向におい
    て交互に対向し合う第1の側面または第2の側面に導出
    されており、内部電極の導出されている側の端部とは反
    対側の端部と、該内部電極が導出されていない側の側面
    との間にダミー電極が配置され、該ダミー電極が前記第
    1,第2の外部電極と接続されている内部電極の端部
    と、第2,第1の外部電極との間のいずれにも形成され
    ている積層体を得る工程と、 前記積層体を焼成してセラミック焼結体を得る工程と、 前記セラミック焼結体の内部電極が導出されている第
    1,第2の側面に第1,第2の外部電極を形成する工程
    と、 前記第1,第2の外部電極間に直流電界を印加して分極
    する工程とを備えることを特徴とする、圧電アクチュエ
    ータの製造方法。
  6. 【請求項6】 圧電セラミックスを主体とするグリーン
    シート上に、内部電極及びダミー電極を印刷する工程
    と、 圧電セラミックスを主体とするグリーンシート上に、フ
    ロート電極を印刷する工程と、 内部電極及びダミー電極が印刷された複数枚のグリーン
    シートと、前記フロート電極が印刷されたグリーンシー
    トとを積層し、積層方向において隣り合う内部電極間の
    セラミック層及び/または積層方向最外側の内部電極の
    外側のセラミック層のうち少なくとも1つのセラミック
    層に少なくとも1層のフロート電極が配置されており、
    かつ複数の内部電極が厚み方向において交互に第1,第
    2の側面に導出されており、内部電極の導出されている
    側の端部とは反対側の端部と、該内部電極が導出されて
    いない側の側面との間にダミー電極が配置されている積
    層体を得る工程と、 前記積層体を焼成してセラミック焼結体を得る工程と、 前記セラミック焼結体の第1,第2の側面に第1,第2
    の外部電極をそれぞれ形成する工程と、 前記第1,第2の外部電極間に直流電界を印加してセラ
    ミック焼結体を分極する工程とを備えることを特徴とす
    る、圧電アクチュエータの製造方法。
  7. 【請求項7】 インクを吐出するノズルと、 前記ノズルに連通されており、少なくとも1部の壁面が
    柔軟性を有するように構成されたインク室と、 前記インク室を押圧し得るようにインク室近傍に配置さ
    れた請求項1〜4のいずれかに記載の圧電アクチュエー
    タとを備えることを特徴とする、インクジェットヘッ
    ド。
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