JP3318629B2 - 液体の吸引/排出装置及び方法 - Google Patents

液体の吸引/排出装置及び方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な液体の吸引/排出
装置に関する。詳しくは、圧力制御により液体をチップ
部内に指定量分だけ吸引するとともに、吸引した液体の
うちの所定量分をチップ部外に排出するようにした液体
の吸引/排出装置において、チップ部の内圧変化や大気
圧の変動に対応した制御値の補正を行うことによって計
量の高精度化を図ることができるようにした新規な液体
の吸引/排出装置及び方法を提供しようとするものであ
る。
【0002】
【従来の技術】容器内に収納された液体を指定量だけ吸
引した後、吸引した液体のうちの指定量分を別の容器に
移す作業に用いられる装置は分注装置と称されている。
【0003】この分注装置は、その先端部にピペット部
を有し、管状のチップ部を容器内の液体に漬けてからチ
ップ部内を負圧にすることによって液体を吸い上げ、そ
の後別の容器内にチップ部を移送して加圧することによ
ってチップ部内の液体を排出するように構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の装置
にあっては、液体の吸引に伴うチップ部の内圧変化や大
気圧の変動により計量にバラツキが生じるため、液体の
量を安定に吸引することができないという問題がある。
【0005】つまり、チップ部内への液体の吸引、排出
時にチップ部の内圧が変化するためチップ部内の体積が
大きく液体の吸引量が多いと、指定量に対する誤差が大
きくなり、この誤差を小さくするためにはチップ部内の
体積をできるだけ小さくするしか為す術がなかった。
【0006】また、計量時の天候によって計量誤差が左
右され、例えば、低気圧の通過時等において誤差が増加
することになる。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明液体の吸
引/排出装置は、上記した課題を解決するために、ピス
トンとシリンダとを含むシリンダ部の圧力制御により指
定量の液体の吸引又は排出を行うようにした液体の吸引
/排出装置において、液体の吸引量又は排出量の制御目
標値を指示する指令部と、大気圧及びシリンダの内圧
測定する圧力測定部と、指令部からの制御目標値に対し
て圧力測定部からの測定データ及びシリンダ部の形状デ
ータに基づいて補正計算を行いピストンの移動量を求め
る補正計算部と、該補正計算部からのピストンの移動量
に係る情報に応じてピストンの駆動手段を制御する制御
部とを備えたものである。
【0008】また、本発明液体の吸引/排出方法は、ピ
ストンとシリンダとを含むシリンダ部の圧力制御により
指定量の液体の吸引又は排出を行うようにした液体の吸
引/排出方法において、液体の吸引量又は排出量に係る
制御目標値を指定した後、大気圧及びシリンダの内圧
測定し、制御目標値に対して大気圧及びシリンダの内圧
に係る測定データ及びシリンダ部の形状データに基づい
て補正計算を行いピストンの移動量を求めた後、ピスト
ンの移動量が該補正計算によって求めた値となるように
ピストンの移動制御を行うものである。
【0009】
【作用】本発明液体の吸引/排出装置及び方法によれ
ば、液体の吸引量又は排出量の制御目標値に対して、
気圧及びシリンダの内圧の測定データ及びシリンダ部の
形状データに基づく補正計算を行い、圧力の変化を考慮
してピストンの移動量を求めることによって、大気圧の
変動やチップ部の内圧変化に対応したピストンの移動制
御を行うことができるので、液体の計量の高精度化を図
ることができる。
【0010】
【実施例】以下に、本発明液体の吸引/排出装置及び方
法の詳細を図示した実施例に従って説明する。
【0011】図1は本発明に係る分注装置1の構造を原
理的に示すものである。
【0012】分注装置1は、指令部2、大気圧測定部
3、補正計算部4、制御部5、被制御部6を有する。
【0013】指令部2は液体の吸引や排出の制御目標値
を設定するものであり、制御目標値が補正計算部4に送
出される。
【0014】大気圧測定部3は大気圧を測定し、大気圧
変動に係るデータ補正のための情報を補正計算部4に送
出するものである。
【0015】補正計算部4は指令部2からの制御目標値
及び大気圧測定部3からの情報を受けて制御値の補正を
行い、その結果を制御部5に送出する。尚、補正計算部
4内の記憶部には後述する計算式に必要な各種のデータ
(シリンダやチップ部の形状データ等)が格納されてい
る。
【0016】制御部5は補正計算部4からの指示に応じ
て被制御部6を構成する加減圧制御部7、移動制御部8
の制御を担当する。
【0017】9は分注装置1のピペット部であり、その
下端部に管状のチップ部10が着脱自在に取り付けられ
るようになっている。
【0018】ピペット部9にはチップ部10に連通する
連通孔9aが形成されており、該連通孔9aが加減圧制
御部7に接続されている。
【0019】加減圧制御部7としては、例えば、図示す
るようにシリンダ11と該シリンダ11内に設けられた
ピストン12とを有し、モータ13によってピストン1
2を移動させることによってシリンダ11の内圧を変化
させる機構が用いられる。
【0020】また、移動制御部8はピペット部9の水平
面内や上下方向における移動制御のための設けられてお
り、図1ではそのうちピペット部9の上下移動に係る駆
動手段であるモータ14を示す。
【0021】モータ13、14には回転検出用にエンコ
ーダ15、16がそれぞれ設けられており、これらの検
出信号が制御部5に送られるようになっている。
【0022】17はシリンダ11の内圧測定用に設けら
れた圧力センサーであり、その検出信号は補正計算部4
及び制御部5に送出される。
【0023】18は液跳ね検出用センサーであり、液体
によるシリンダ11の汚染を監視するための設けられて
いる。これは、血液等の分注時において被検査物が混合
しないよう配慮しなければならない場合、被検査物毎に
チップ部を交換する他に、シリンダ11に被検査物が付
着していないことを常に確かめることが必要となるため
である。尚、液跳ね検出用センサー18による検出信号
は制御部5に送出される。
【0024】19は液体20が収容された容器である。
【0025】分注装置1においては、先ず移動制御部5
による位置決め制御によってチップ部10の先端を容器
19内の液体20に漬け、加減圧制御部7によりチップ
部10内を負圧にして液体20の一部を吸引する。
【0026】即ち、液体20の吸引に係る制御目標値が
指令部2から補正計算部4に送られると、ここで大気圧
測定部3からの情報に基く補正計算がなされ、その結果
が制御部5に送られる。
【0027】制御部5は液体20の吸引量が指定した量
になるように加減圧制御部7の圧力制御を行う。つま
り、ピストン12の移動量をその駆動手段であるモータ
13により制御する。
【0028】尚、制御部5の記憶部にはシリンダ11や
チップ部10、容器19の形状データが予め格納されて
おり、これらの情報及び圧力センサー17による検出情
報に基づいて液面の変動に追従した圧力制御を行うこと
ができるようになっている。
【0029】その後、制御部5は移動制御部8を介して
チップ部10を別の容器内に位置させ、加減圧制御部7
によりチップ部10内を加圧して、吸引した液体20の
一部をチップ部10外に排出する。
【0030】即ち、液体20の排出に係る制御目標値が
指令部2から補正計算部4に送られると、ここで大気圧
測定部3からの情報に基く補正計算がなされ、その結果
が制御部5に送られると、液体20の排出量が指定した
量になるようにピストン12の移動量をモータ13によ
り制御する。
【0031】図2はピペット部9の具体的な構成例を示
すものである。
【0032】21はピペット部9の主部であり、金属に
より形成されており、該主部21内にシリンダ11が形
成されている。
【0033】主部21の下端面には凹部22が形成され
ており、また、主部21の下端寄りの部分には筒部23
の上端部が外嵌固定されている。
【0034】尚、筒部23の内径は下端寄りの部分で小
さく、これより上側の部分で稍大きくなっており、これ
によって上向きの段差面23aが形成されている。
【0035】24は金属製のチップシャフトであり、貫
通孔24aを有する管状の部材として形成されており、
その上端寄りの部分が主部21に固定されている。
【0036】そして、その下端寄りの部分24bがその
他の部分に比して大径とされており、これにチップ部1
0が嵌合される。また、この被嵌合部24bの上端には
上方を向いた環状の凹部24cとこれを囲む突壁24d
が形成されている。
【0037】尚、チップシャフト24の貫通孔24aは
主部21に形成された連通孔9aを介してシリンダ11
に繋がっている。
【0038】チップ部10は合成樹脂により管状に形成
されており、その上端寄りの部分10aがチップシャフ
ト24の被嵌合部24bに外嵌されるようにその外径が
他の部分の外径に比して大きくされており、また、チッ
プ部10の下端部10bは先細りとされており、この部
分10bが液体20内に浸漬されることになる。
【0039】25はチップシャフト24に摺動可能に外
嵌された拡径部材であり、金属により略筒状に形成され
ている。
【0040】拡径部材25はその上端寄りの部分25a
が他の部分に比して大径とされ、該部分25aの上端部
がピペット部9の凹部22内に摺動可能な状態で受け入
れられている。
【0041】また、拡径部材25の下端寄りの部分はそ
の外径が下方にいくに従って小さくされ、これによって
テーパー部25bが形成されており、その下端部25c
は最小、かつ、一定の外径を有する部分とされている。
【0042】26はOリングであり、チップ部10の上
端部10aの内壁と拡径部材25の下端寄りの部分との
間に設けられている。尚、チップシャフト24の突壁2
4dが拡径部材25の下降に伴うOリング26の下降に
対してストッパーの役目を果たしている。
【0043】27は金属製の筒状をしたチップ抜き部材
であり、拡径部材25と上記した筒部23との間に摺動
可能な状態で設けられている。
【0044】チップ抜き部材27はその下端面27aを
チップ部10の上端部10aに当接させることによって
チップ部10の上端部10aをチップシャフト24から
抜き出すために用いられる。
【0045】チップ抜き部材27には上記拡径部材25
の大径部25aを受け入れるための上端に開口した凹部
28が形成されており、その下端部を除く部分28aの
内径が拡径部材25の大径部25aの外径に略等しく、
下端部28bの内径はこれより大きくなっている。
【0046】そして、この凹部28と主部21の凹部2
2とによって形成される空間をシリンダとし、拡径部材
25の大径部25aをピストンとするエアーシリンダ2
9が構成されている。
【0047】即ち、チップ部10の装着用のエアー管3
0が主部21の側面に取り付けられており、主部21内
に形成された孔21aを通してエアー管30と凹部22
とが連通されている。
【0048】また、チップ部10の取り外し用のエアー
管31が設けられ、その先端部が筒部23の側面に形成
された長孔23bを通してチップ抜き部材27の側面に
固定されており、エアー管31とチップ抜き部材27の
凹部28とが連通されている。
【0049】従って、エアー管30、31を介した空圧
制御により凹部22内の圧力を高めると拡径部材25が
下降し、逆に凹部28内の圧力を高めると拡径部材25
が上昇することになる。
【0050】また、チップ抜き部材27はエアー管31
を介した空圧制御により下降されるようになっている。
【0051】つまり、拡径部材25が上死点に達した後
もエアー管31を通して凹部28内の加圧を継続するこ
とによってチップ抜き部材27が押し下げられる。
【0052】尚、チップ抜き部材27の外周面と筒部2
3との間に形成される隙間にはコイルバネ32(その上
端部がチップ抜き部材27の上端部に形成されたフラン
ジ部33の下面に当接され、また、下端部が筒部23の
内側に形成された段差面23aに当接されている。)が
介挿されており、チップ抜き部材27の下降はこのコイ
ルバネ32による上方への付勢力に抗して行われる。
【0053】よって、凹部28内の圧力を下げればコイ
ルバネ32の弾性力によってチップ抜き部材27が上方
に押し戻されることになる。
【0054】尚、筒部23の長孔23bはチップ抜き部
材27の移動に伴うエアー管31の移動に支障を来さな
いように形成されたものである。
【0055】圧力センサー17は、主部21の側方に取
り付けられており、その検出端が連通孔9aに接続され
ている。
【0056】また、液跳ね検出用センサー18はチップ
シャフト24の下端面に取り付けられており、微細な電
極パターン上に液体20が付着した時に電気抵抗が変化
する現象を利用して液跳ねの有無を検出するようになっ
ている。
【0057】次に、大気圧及びシリンダ11の内圧に係
る補正計算について説明する。
【0058】図3はチップ部10及びシリンダ11の形
状を示す略図であり、チップ部10の内半径等を含む緒
量の定義を併せて示すものである。
【0059】チップ部10は下部10B、中間部10
M、上部10Tから構成されている。
【0060】下部10Bは内半径r1(断面積=S1)
の円筒形状をなし、中間部10Mは底面半径r1、上面
半径r2(断面積=S2)の倒立円錐台形状をなし、上
部10Tは底面半径r2、上面半径r3(断面積=S
3)の倒立円錐台形状をなしている。
【0061】そして、下部10B、中間部10M、上部
10Tの高さがそれぞれz1、z2、z3とされてい
る。
【0062】また、シリンダ11は、内半径r4、断面
積S4の円筒形状をなしている。
【0063】大気圧をP0、チップ部10の容積をV
0、ピストン12のストローク量をx、液体20の吸引
量をQとしたとき、Qに対するx値は下部10B、中間
部10M、上部10Tについてそれぞれ成立する関係式
に基づいて求めることができる。
【0064】尚、下表に緒量の定義を示す。
【0065】
【表1】
【0066】以下では簡単化のため液体20の密度を1
とし、次の3つの場合、(1)下部10B内が満杯にな
る迄の間、(2)中間部10Mが満杯になるまでの間、
(3)上部10Tが満杯になるまでの間に分けて説明す
る。
【0067】(1)下部10B内が満杯になる迄の間 チップ部10の下端面から計った吸引液体の高さをhと
したとき、0≦h≦z1の場合には、ボイルの法則及び
容量和に係る式から[数1]式に示す関係が成立する。
【0068】
【数1】
【0069】尚、上式中の「h1(Q)」は位置水頭を
表す。
【0070】[数1]式によれば、大気圧P0や形状デ
ータS1、S4、V0が予め分かっている場合に、吸引
量Qを与えたときのピストン12のストローク量xを計
算することができる。
【0071】(2)中間部10Mが満杯になるまでの間 z1<h≦z2の場合には、下部10Bの満杯時におけ
るストローク量xをx1、チップ部10内のエアーの体
積をV1、内圧をP1、吸引した液体の体積をQ1と
し、この状態を基準とした時のストローク量の増分x′
を「x′=x−x1」とし、吸引した液体の体積の増分
Q′を「Q′=Q−Q1」で定義すると([表2]に緒
量の定義を示す。)、[数2]式に示す関係が成立す
る。
【0072】
【表2】
【0073】
【数2】
【0074】尚、上式中の「h2(Q′)」は位置水頭
を表す。
【0075】[数2]式によれば、内圧P1や形状デー
タS4、V1、r1、r2、z2が予め分かっている場
合に、吸引量の増分Q′を与えたときのピストン12の
ストローク量の増分x′を計算することができる。
【0076】(3)上部10Tが満杯になるまでの間 z2<h2≦z3の場合には、中間部10Mの満杯時に
おけるストローク量xをx2、チップ部10内のエアー
の体積をV2、内圧をP2、吸引した液体の体積をQ2
とし、この状態を基準とした時のストローク量の増分
x′′を「x′′=x−x2」とし、吸引した液体の体
積の増分Q′を「Q′′=Q−Q2」で定義すると
([表3]に緒量の定義を示す。)、[数3]式に示す
関係が成立する。
【0077】
【表3】
【0078】
【数3】
【0079】尚、上式中の「h3(Q′′)」は位置水
頭を表す。
【0080】[数3]式によれば、内圧P2や形状デー
タS4、V2、r2、r3、z3が予め分かっている場
合に、吸引量の増分Q′′を与えたときのピストン12
のストローク量の増分x′′を計算することができる。
【0081】前述したように、大気圧P0に係る情報は
大気圧測定部3により得られ、内圧P1、P2は圧力セ
ンサー17によって得られようになっており、各種の形
状データについては補正計算部4に予め記憶されている
ため、上式[数1]乃至[数3]を使って吸引量に対し
て圧力の補正が施された場合のピストン12のストロー
ク量を計算することができる。
【0082】尚、上式[数1]乃至[数3]が液体の排
出時においても用いられることは勿論である。
【0083】大気圧及び内圧に係る補正処理を含む加減
圧制御部7の制御手順をまとめると以下のようになる。 (1)液体の吸引又は排出に係る制御目標値を指令部2
が補正計算部4に発する。 (2)大気圧測定部3により大気圧(P0)を測定す
る。 (3)内圧(P1、P2)を圧力センサー17により測
定する。 (4)液体の吸引又は排出に係る制御目標値に対して
(2)、(3)のデータ及びシリンダ11、チップ部1
0の形状データに基づきピストン12のストローク量を
補正計算部4が計算する。 (5)制御部5がモータ13に制御信号を送りピストン
12のストローク量が(4)で求めた値となるように制
御する。
【0084】尚、(2)、(3)の測定順序は逆になっ
ても良く、また、(3)の内圧測定が液体の吸引又は排
出の度に必要であるのに対して、(2)の大気圧測定は
それほど頻繁に行う必要がないので、これを一定の期間
毎に行ったり、液体吸引前に圧力センサー17により測
定しても良い。
【0085】また、本実施例では液体の吸引又は排出を
短時間に行うことができるため、[数1]乃至[数3]
式には外気温の変化をとり入れていないが、液体の吸引
や排出に時間がかかる場合には温度変化による影響に対
する配慮も必要となる。
【0086】次に、分注装置1の動作について液体の吸
引時と排出時とに分けて説明する。
【0087】液体の吸引時には先ず、新しいチップ部1
0を装置に取り付ける。
【0088】図4はチップ部10をチップシャフト24
に嵌合した状態を示すものであり、チップ部10の上端
部10aがチップシャフト24の被嵌合部24bに外嵌
されており、拡径部材25やチップ抜き部材27はそれ
らに許される移動範囲において最も高い位置にある。
【0089】尚、Oリング26はチップ部10の上端部
10aの内壁に軽く当接した状態となっているが、チッ
プ部10を被嵌合部24bに嵌合する際にOリング26
が抵抗とならない寸法関係が成立している。
【0090】次に、エアー管30を通して凹部22内を
加圧すると拡径部材25が下降し、図5に示すように、
Oリング26はその内径が拡径部材25のテーパー部2
5bによって押し拡げられるため、Oリング26がテー
パー部25bとチップ部10の上端部10aの内壁との
間で押し潰された状態になる。
【0091】図6は拡径部材25がさらに下降してその
下端部25cがチップシャフト24の凹部24cの内底
面に突き当たった状態を示しており、Oリング26は拡
径部材25のテーパー部25bを乗り越えて該テーパー
部25bの稍上の部分とチップ部10の上端部10aの
内壁との間で最も潰された状態になる。
【0092】これによってチップ部10とチップシャフ
ト24の被嵌合部24bとの間のシールが確実になされ
るので、その後液体を吸引するためにチップ部10内を
減圧したり、液体を排出するためにチップ部10内を加
圧した時にチップ部10とチップシャフト24の被嵌合
部24bとの間の隙間を通してエアーが出入りするのを
防止することができる。
【0093】つまり、液体の吸引量や排出量は圧力制御
によって管理されるため、エアー漏れ等による圧力変動
の影響を極力抑えることで精度の良い計量を行うことが
できる。
【0094】チップ部10を装置に取り付けた後は、移
動制御部8によりピペット部9を移動し、チップ部10
を容器19の上方に待機させる。
【0095】そして、モータ14の制御によりピペット
部9を下降させてチップ部10を容器19内に入れる。
その際、制御部5は圧力センサー17によりチップ部1
0の内圧を監視し、チップ部10が液面に達したことを
検知した時にピペット部9の下降を停止する。
【0096】この状態ではチップ部10の下端部10b
が液面下数ミリの位置に沈んでいる。
【0097】指令部2からの制御目標値と大気圧測定部
3や圧力センサー17からの情報に基づいて上記[数
1]乃至[数3]式に基づく補正計算がなされ、制御部
5は計算結果であるストローク量だけピストン12を移
動させるためにモータ13を制御する。これによって指
定量の液体がチップ部10内に吸引される。
【0098】尚、液体の吸引時においてピペット部9が
下方に移動しない状態になっていると、液体の吸引につ
れて容器19内の液面が下がるため、チップ部10の下
端部10bが液面の上方に位置するようになった場合に
液体の吸引ができない状態となる。
【0099】そのために、制御部5はチップ部10内に
吸引した液体量に基づいて液面の低下量を計算し(制御
部5には吸引量に対する容器19内の液面の低下を計算
するのに必要な容器19やチップ部10の形状データが
記憶されている。)、液面の低下に追従してピペット部
9を下降させるためにモータ14の制御を行うようにな
っている。
【0100】これによってチップ部10の下端部10b
を常に液面から僅に下がった所定位置に保つことができ
る。
【0101】尚、チップ部10の下端部10bを液面近
くに漬かった状態に保つのは、常に液体の上澄みを吸引
することによってなるべく不純物を吸引しないように
し、チップ部10の詰まりを防止したり、チップ部10
の外周面に余分な液体が付着しないようするためや、チ
ップ部10の内圧測定に係る条件を一定化することで測
定誤差の低減を図るため等の理由による。
【0102】液体を指定量だけ吸引した後は、移動制御
部8によりピペット部9を容器19から引き上げて吸引
作業が終了する。
【0103】次に、チップ部10内の液体を排出する際
には、先ず、移動制御部8によりピペット部9を移動
し、チップ部10を空の容器の上方に待機させる。
【0104】そして、モータ14の制御によりピペット
部9を下降させてチップ部10を容器内に入れる。
【0105】チップ部10の下端部10bは最終的に容
器の内底面に当接することになるが、これを検知するた
めのセンサー(図示せず)が設けられており、該センサ
ーの検知信号によってチップ部10の下降が停止され
る。
【0106】そして、移動制御部8により僅かにピペッ
ト部9を引き上げ、チップ部10の下端部10bが容器
の内底面に接触しないすれすれの高さとなるように位置
決め制御を行う。
【0107】その後、制御部5はピストン12のストロ
ーク量が補正計算部4の指示する量となるようにモータ
13を制御する。
【0108】その際、指令部2からの制御目標値と大気
圧測定部3や圧力センサー17からの情報に基づいて
[数1]乃至[数3]式に基づく補正計算がなされるこ
とは勿論である。
【0109】これによって、チップ部10内の液体が予
定した分量だけ容器内に排出される。
【0110】尚、液体の排出に伴って容器内の液面が上
昇するため、これに追従してチップ部10を上昇させる
必要があり、制御部5は移動制御部8を介してチップ部
10の下端部10bが常に液面下数ミリの位置に保たれ
るようにピペット部9の高さを制御するようになってい
る。
【0111】その理由について上述した理由の他に、チ
ップ部10が液面に漬かっていない状態でチップ部10
から液体を排出すると、液体が滴下された場合に一滴の
量が排出量の精度限界となってしまうのを避けるためで
ある。
【0112】指定量の液体を排出した後は移動制御部8
によりピペット部9が容器内から引き上げられ、別の空
容器に指定量の液体を排出する作業が繰り返される。
【0113】以上の一連の排出作業が終了した後、チッ
プ部10を取り外す際には、エアー管31を通してチッ
プ抜き部材27の凹部28内を加圧することによって拡
径部材25が上昇し、チップ部10の装着時とは逆に図
6、図5、図4の順に従って状態が変化する。
【0114】即ち、拡径部材25が上死点に達した後も
引き続き凹部28内を加圧すると、図7に示すようにチ
ップ抜き部材27がコイルバネ32の力に抗して下降
し、その下端面27aがチップ部10を下方に突き出
す。
【0115】拡径部材25によるOリング26の変形は
解除されており、チップ部10はチップシャフト24の
被嵌合部24bに軽く外嵌された状態となっているの
で、チップ抜き部材27の下降によりチップ部10を容
易に取り外すことができる。
【0116】その後、エアー管31を通してチップ抜き
部材27の凹部28内を減圧すると、コイルバネ32の
弾性力によってチップ抜き部材27が上昇し最終的に最
も高い位置に戻ることになる。
【0117】以上の作業中は制御部5により各種のエラ
ー検出が行われ、例えば、液体の吸引終了時から液体の
排出作業に移行するまでの間等においてシリンダ11の
内圧が安定した状態になっているか否かを圧力センサー
17からの情報を受けて制御部5が監視しており、内圧
の低下によりエアー漏れ等が判断される。
【0118】また、シリンダ11の内圧に係る情報は、
液体の吸引時においてチップ部10に詰まりが生じたど
うかの判断や、液体の吸引状態が正常かどうか(つま
り、液体の吸引時において液体と一緒にエアーを吸引し
ているか否か)を判断するのに利用される。
【0119】図8は横軸に液体の吸引量qをとり、縦軸
にシリンダ11の内圧p(負圧)をとって両者の関係を
概念的に示したものである。
【0120】実線の曲線34が正常な吸引状態を示し、
破線の曲線35はチップ部10が詰まった場合の状態変
化を示し、2点鎖線の曲線36が液体の吸引時にエアー
を一緒に引き込んでいる場合の状態変化を示している。
【0121】液体に混入している不純物によりチップ部
10が詰まった場合には、吸い込み時の抵抗が大きくな
るので、曲線35に示すように吸引量qに対して内圧p
が異常に下がることになる。
【0122】これとは逆に液体の吸引時にエアーを一緒
に引き込んでいる場合には、曲線36に示すように吸引
量qに対して内圧pが異常に上がることになる。
【0123】圧力センサー17からの情報に基づいて、
このような圧力変化を絶えず監視することによって吸引
状態の異常を検出することができる。
【0124】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明液体の吸引/排出装置及び方法によれば、液
体の吸引量又は排出量の制御目標値に対して、大気圧及
びシリンダの内圧の測定データ及びシリンダ部の形状デ
ータに基づく圧力補正計算を行い、圧力の変化を考慮し
てピストンの移動量を求めることによって、大気圧の変
動やチップ部の内圧変化に起因した計量誤差を低減する
ことができる。
【0125】そして、圧力補正計算にあたっては、シリ
ンダ部やチップ部を、その内径が一定の部分と内径が変
化する複数の部分に区分し、あるいは、その内径の変化
率が一定となる複数の部分に区分し、各部分に応じた補
正計算式に基づき各部におけるピストンの移動量を求め
るようにすれば、シリンダ部やチップ部に係る形状要因
を考慮した精緻な圧力制御を行うことができ、高精度の
計量を保証することができる。
【0126】尚、上記実施例において示した形状乃至構
造は何れも本発明の具体化に当たってのほんの一例を示
したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲
が限定的に解釈されるものではない。
【0127】例えば、上記実施例ではチップ部を交換す
ることができるように構成された分注装置に本発明を適
用したが、チップ部を交換することができないタイプ
(つまり、シリンダ部がチップ部とシリンダとを含む構
成とされる。)の分注装置等に本発明を適用する等、本
発明の趣旨を逸脱しない限りにおける各種実施の態様が
本発明の技術的範囲に含まれることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分注装置の原理的な説明図であ
る。
【図2】ピペット部の要部を示す縦断面図である。
【図3】圧力補正に係る計算式について説明するための
概略図である。
【図4】チップ部の取り付けについて説明するための要
部の拡大断面図であり、拡径部材の下降前の状態を示
す。
【図5】チップ部の取り付けについて説明するための要
部の拡大断面図であり、拡径部材の下降途中の状態を示
す。
【図6】チップ部の取り付けについて説明するための要
部の拡大断面図であり、拡径部材の下降終了時の状態を
示す。
【図7】チップ部の取り外しについて説明するための要
部の拡大断面図である。
【図8】内圧検出を利用したエラー検出について説明す
るための概略的なグラフ図である。
【符号の説明】
1 液体の吸引/排出装置(分注装置) 2 指令部 3、17 圧力測定部 4 補正計算部 5 制御部 10 チップ部 10B、10M、10T 部分 11 シリンダ 12 ピストン 13 駆動手段(モータ) 20 液体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中町 啓一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−331623(JP,A) 特開 平5−107253(JP,A) 特開 平3−214058(JP,A) 米国特許5013529(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 11/00 - 11/06 G01N 1/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンとシリンダとを含むシリンダ部
    の圧力制御により指定量の液体の吸引又は排出を行うよ
    うにした液体の吸引/排出装置において、液体の吸引量
    又は排出量の制御目標値を指示する指令部と、大気圧及
    びシリンダの内圧を測定する圧力測定部と、指令部から
    の制御目標値に対して圧力測定部からの測定データ及び
    シリンダ部の形状データに基づいて補正計算を行いピス
    トンの移動量を求める補正計算部と、該補正計算部から
    のピストンの移動量に係る情報に応じてピストンの駆動
    手段を制御する制御部とを備えたことを特徴とする液体
    の吸引/排出装置。
  2. 【請求項2】 ピストンとシリンダとを含むシリンダ部
    の圧力制御により指定量の液体の吸引又は排出を行うよ
    うにした液体の吸引/排出方法において、液体の吸引量
    又は排出量に係る制御目標値を指定した後、大気圧及び
    シリンダの内圧を測定し、制御目標値に対して大気圧及
    びシリンダの内圧に係る測定データ及びシリンダ部の形
    状データに基づいて補正計算を行いピストンの移動量を
    求めた後、ピストンの移動量が該補正計算によって求め
    た値となるようにピストンの移動制御を行うようにした
    ことを特徴とする液体の吸引/排出方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の液体の吸引/排出装置
    において、液体を吸引し又は排出するためのシリンダに
    連通されたチップ部をシリンダ部に対して着脱自在に取
    り付けるようにしたことを特徴とする液体の吸引/排出
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の液体の吸引/排出装置
    において、シリンダ部を、その内径が一定の部分と内径
    が変化する複数の部分に区分し、各部分に応じた補正計
    算式に基づき各部におけるピストンの移動量を補正計算
    部が求めるようにしたことを特徴とする液体の吸引/排
    出装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の液体の吸引/排出装置
    において、チップ部を、その内径の変化率が一定となる
    複数の部分に区分し、各部分に応じた補正計算式に基づ
    き各部におけるピストンの移動量を補正計算部が求める
    ようにしたことを特徴とする液体の吸引/排出装置。
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