JP3317408B2 - 多面付けホログラムの光学的密着複製方法および複製装置 - Google Patents

多面付けホログラムの光学的密着複製方法および複製装置

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JP3317408B2 JP10990592A JP10990592A JP3317408B2 JP 3317408 B2 JP3317408 B2 JP 3317408B2 JP 10990592 A JP10990592 A JP 10990592A JP 10990592 A JP10990592 A JP 10990592A JP 3317408 B2 JP3317408 B2 JP 3317408B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホログラムの大量複製に
係わり、特に透過型もしくは反射型ホログラムの多面付
け光学的密着複製方法および複製装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ホログラム原版と感光材料とを密着さ
せ、レーザ光を照射して原版の回折光と入射光とを感光
材料中で干渉させ、原版のホログラム像を感光材料中に
記録し、複製する光学的密着複製が行われている。透過
型ホログラムの場合は、図4に示すように、原版ホログ
ラム25と被複製感材26とを張り合わせ、原版側より
原版を再生する角度でレーザ光22を照射し、原版ホロ
グラム25からの透過回折光24と、再生照明透過光2
3とを被複製感材26中で干渉させて複製を行ってい
る。
【0003】また、反射型ホログラムの場合には、図5
に示すように、原版ホログラム25と被複製感材26と
を張り合わせ、被複製感材側より原版を再生する角度で
レーザ光を照射し、原版ホログラム25からの反射回折
光24と原版再生照明光22とを被複製感材中で干渉さ
せて複製を行っている。
【0004】このような光学的密着複製において、隣接
した複数領域に露光複製する場合には、従来、図6に示
すように、密着させた被複製感材27、原版ホログラム
28の前面に露光用窓30を開けた遮光板29を配置
し、レーザ光31で照射して窓領域部分を複製し、順
次、被複製感材27、原版ホログラム28を移動させて
他の領域に複製するようにしていた。
【0005】また、例えば2面付けのホログラムで2面
を同時に複製しようとする場合には、図7に示すように
間に衝立32を配置し、レーザ光31a、31bを照射
して同時複製することが行われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6に示す
方法では全体を複製するには大変時間がかかり非能率的
であった。また、図7に示すような方法では衝立の面の
反射光による迷光や衝立の端から起こる回折光による迷
光等が生じてしまうという問題があった。
【0007】本発明は上記課題を解決するためのもの
で、品質を劣化させることなく、かつ複製能率を向上さ
せることができる多面付けホログラムの光学的密着複製
方法および複製装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の多面付け
ホログラムの複製を説明する図である。図中、1は被複
製用感材、2は原版、3は偏光板、4,5はレーザ光、
6,7はレーザ光の偏光方向、8はビームエキスパンダ
である。図において、透過型ホログラムの複製を行う場
合には被複製感材1にホログラム原版2を載せ、また反
射型ホログラムの複製を行う場合にはホログラム原版2
に被複製感材1を載せ、さらにその上に、例えば偏光方
向が直交するような2つの領域を有する偏光板3を載せ
る。このような層構成にして偏光板3側から2つの領域
の偏光方向と同方向の偏光方向を有するレーザ光4、5
を照射すれば、一方のレーザ光は他方の偏光板を透過し
ないので他の領域の光が迷光となる心配がない。このよ
うに衝立などを使用することなく隣接した2領域を同時
に品質を劣化させずに複製することができ、能率的に高
品質のホログラムの複製を行うことができる。
【0009】図2は3領域以上のホログラム密着複製を
説明する図である。図中、9は偏光板、10は遮光板、
11は原版ホログラム、12は被複製感材、13,14
はレーザ光、15は原版ホログラムと被複製感材の回転
方向である。図2(b)断面図に示すように、透過型ホ
ログラムの複製を行う場合には被複製感材12にホログ
ラム原版11を載せ、また反射型ホログラムの複製を行
う場合にはホログラム原版11に被複製感材12を載
せ、さらにその上に偏光板9を載せる。偏光板9は、図
2(a)斜視図で示すように、遮光板10と一体となっ
ており、上下に互いに偏光方向が直交する領域を有して
いる。このような層構成にして偏光板9側から、上下の
領域の各偏光方向と同じ偏光方向を有する2つのレーザ
光13、14をビームエキスパンダ8を通して照射し、
露光複製を行う。この工程を、露光が終了するごとに、
図示しない駆動手段で回転方向15で示すように原版ホ
ログラムと被複製感材を順次1領域づつ回転させ、露光
を繰り返すことにより、全領域のホログラムの複製を行
うことができる。
【0010】図3は偏光板の偏光方向を領域ごとに12
0度づつずらしたものである。図中、16,17,18
はレーザ光、19は被複製感材、20は原版ホログラ
ム、21は偏光板である。図3においては、レーザ光を
3束使用し、それぞれ入射させたい領域の偏光板の偏光
方向と同じ方向の偏光面を有するレーザ光16、17、
18を照射して露光し、一度に3領域のホログラムの複
製を行うことができる。
【0011】
【作用】本発明は複数の領域に分割されたホログラムの
密着複製において、複数領域分の互いに異なる偏光方向
を有する偏光板で覆い、それぞれの偏光方向に合致した
偏光方向を有する複数のレーザ光を照射することによ
り、同時に全領域を複製することができるので、従来の
ものに比して能率的にホログラムを複製することがで
き、また衝立等は使用していないため、衝立の面の反射
光による迷光や衝立の端から起こる回折光による迷光等
による品質の劣化が生ずることもない。
【0012】
【実施例】図1に示すように、干渉縞を刻んだ透過型ホ
ログラムを原版2とし、その上に透過型ホログラム記録
材料デュポンオムニデックス352を合わせる。続いて
2つの各々直交した偏光方向を有する偏光板3を合わ
せ、このような層構成に対し、各々入射させたい領域の
偏光板と同方向の偏光方向を有する2つのレーザ光4、
5を照射した。
【0013】この方法で複製を行ったところ、被複製側
の透過型ホログラム記録材料デュポンオムニデックス3
52中に原版と同一の干渉縞パターンを持った複製透過
型ホログラムを不要な迷光等なしに得ることができた。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、同時に複
数領域を複製することができるので、従来のものに比し
て能率的にホログラムを複製することができ、また衝立
等は使用していないため、衝立の面の反射光による迷光
や衝立の端から起こる回折光による迷光等による品質の
劣化が生ずることもなく、品質のよいホログラムを能率
的に複製することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の多面付けホログラムの複製を説明す
る図である。
【図2】 3領域以上のホログラム密着複製を説明する
図である。
【図3】 偏光板の偏光方向を120度づつずらした図
である。
【図4】 透過型ホログラムの密着複製を説明する図で
ある。
【図5】 反射型ホログラムの密着複製を説明する図で
ある。
【図6】 複数領域にホログラムを密着複製する場合の
説明図である。
【図7】 2領域同時のホログラム密着複製を説明する
図である。
【符号の説明】
1…被複製用感材、2…原版、3…偏光板、4,5…レ
ーザ光、6,7…レーザ光の偏光方向、8…ビームエキ
スパンダ、9…偏光板、10…遮光板、11…原版ホロ
グラム、12…被複製感材、13,14…レーザ、15
…原版ホログラムと被複製感材の回転方向、16,1
7,18…レーザ光、19…被複製感材、20…原版ホ
ログラム、21…偏光板。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原版ホログラムと被複製感材とを密着さ
    せて再生光を照射し、原版ホログラムの像を被複製感材
    の複数領域に複製する多面付けホログラムの光学的密着
    複製において、前記複数領域の各前面に互いに異なる偏
    光方向を有する偏光板を配置し、偏光板の各偏光方向と
    同方向の直線偏光を有するレーザ光を照射して前記複数
    領域に原版ホログラムの像を複製することを特徴とする
    多面付けホログラムの光学的密着複製方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の複製方法において、前記
    偏光板は互いに直交する偏光方向を有する偏光板である
    ことを特徴とする多面付けホログラムの光学的密着複製
    方法。
  3. 【請求項3】 原版ホログラムと被複製感材とを密着さ
    せて再生光を照射し、原版ホログラムの像を被複製感材
    の複数領域に複製する多面付けホログラムの光学的密着
    複製において、密着させた原版ホログラムと被複製感材
    の前面に複数領域分の窓を開け、該窓の領域に互いに異
    なる偏光方向を有する偏光板、窓以外の領域に該領域を
    遮光する遮光板を一体にして配置し、原版ホログラム及
    び被複製感材と偏光板領域及び遮光板領域とを相対的に
    1領域分づつ回転させながら、前記各偏光板領域の偏光
    方向と同方向の直線偏光を有するレーザ光を照射して被
    複製感材の複数領域に原版ホログラムの像を複製するこ
    とを特徴とする多面付けホログラムの光学的密着複製方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の複製方法において、前記
    窓は2領域分設けられ、該2領域の前面に互いに直交す
    る偏光方向を有する偏向板領域を配置したことを特徴と
    する多面付けホログラムの光学的密着複製方法。
  5. 【請求項5】 原版ホログラムと被複製感材とを密着さ
    せて再生光を照射し、原版ホログラムの像を被複製感材
    の複数領域に複製する多面付けホログラムの光学的密着
    複製において、前記複数領域の各前面に配置された互い
    に異なる偏光方向を有する偏光板と、偏光板の各偏光方
    向と同方向の直線偏光を有するレーザ光源とを備え、該
    レーザ光源で偏光板を通して原版ホログラムと被複製感
    材とを照明し、前記複数領域に原版ホログラムの像を複
    製することを特徴とする多面付けホログラムの光学的密
    着複製装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の複製装置において、前記
    偏光板は互いに直交する偏光方向を有する偏光板である
    ことを特徴とする多面付けホログラムの光学的密着複製
    装置。
  7. 【請求項7】 原版ホログラムと被複製感材とを密着さ
    せて再生光を照射し、原版ホログラムの像を被複製感材
    の複数領域に複製する多面付けホログラムの光学的密着
    複製において、密着させた原版ホログラムと被複製感材
    の前面に開けられた複数の窓領域に配置された互いに異
    なる偏光方向を有する偏光板と、窓領域以外の領域に
    記偏光板と一体にして配置された遮光板と、原版ホログ
    ラム及び被複製感材と偏光板領域及び遮光板領域とを相
    対的に1領域分づつ回転させる駆動手段と、前記各偏光
    領域の偏光方向と同方向の直線偏光を有するレーザ光
    源とを備え、原版ホログラム及び被複製感材と偏光板
    及び遮光板領域とを相対的に1領域分づつ回転させな
    がら被複製感材の複数領域に原版ホログラムの像を複製
    することを特徴とする多面付けホログラムの光学的密着
    複製装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の複製装置において、前記
    窓は2領域分設けられ、該2領域の前面に互いに直交す
    る偏光方向を有する偏光板領域を配置したことを特徴と
    する多面付けホログラムの光学的密着複製装置。
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