JP3316544B2 - 写真複写装置及びその操作方法 - Google Patents

写真複写装置及びその操作方法

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JP3316544B2 JP28069992A JP28069992A JP3316544B2 JP 3316544 B2 JP3316544 B2 JP 3316544B2 JP 28069992 A JP28069992 A JP 28069992A JP 28069992 A JP28069992 A JP 28069992A JP 3316544 B2 JP3316544 B2 JP 3316544B2
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    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
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    • G03B27/32Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、請求項1の前項の写真
複写装置及び請求項8の前項のそのような複写装置を操
作する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】写真複写装置はフィルム現像装置で現像
された写真フィルムに更に処理を行う装置である。一般
に刻み目の付けられていない写真フィルムは、いわゆる
フィルム通路内の幾つかの処理装置、例えば測定装置、
露光装置又は、最後に切断装置を通過する。測定装置に
おいて、正確な露出を決定するために必要なデータ、及
びデータのフィルム上の位置が検出され、それらのデー
タは演算評価装置に送られる。次に、演算された、例え
ば原色の赤、緑及び青に対する露出データに基づき、
又、写真フィルム上の対応する位置データに基づき、露
光装置において露光が行われる。このために、測定装置
において得られた測定データはフィルム上の位置に明白
に関連付けられねばならず、又、再位置決め装置、この
場合の空間的に測定装置から離隔された露光装置におい
て、その位置は非常に小さい許容誤差内に位置決めされ
なければならない。例えば、フィルム上の原画(即ち、
例えばネガ画像)は、0.5mm 以内の許容偏差で露光用窓
の領域内に配置されなければならない。一定時間内の大
きな処理能力を有する現在の写真複写装置、特に一時間
当たり20,000画像の処理能力を有する、いわゆるヘビー
デューティ・プリンタにおいてそれを容易に保証するこ
とができないことは明らかである。
【0003】例えば、複写装置の機能的構造の許容誤差
及び摩耗の影響の結果として非常に困難な問題が発生す
る。一般にフィルムはフィルム面と移送ローラとの間の
摩擦によりフィルム通路を通り移送される。これによ
り、例えば、フィルム移送用ローラの半径は、製造許容
誤差の結果と摩滅による摩耗の結果の両方によって公称
半径から偏差する。ローラの半径は、ゴム層を備えた移
送ローラの温度を起因とする「曲がり」の結果としても
変化する。更に重要な問題はフィルム面と移送ローラ間
のスリップである。これは測定装置内において非常に早
期に発生し、又、測定装置から空間的に離れた処理装置
(例えば露光装置又は切断装置)においても不具合を発
生する。大きな高摩擦係数を有する移送ローラを使用す
ることによりスリップの問題を減少させることは可能で
あるが、その代わり、そのようなローラは上記のように
ローラの直径を変化させる摩滅の程度が非常に大きい。
一方、滑らかな表面を有する抗摩耗移送ローラはスリッ
プが増すことになる。最後に、移送ローラとフィルムの
接触力を増加することも少しだけなら可能である。とい
うのはフィルムの表面が損傷を受けるリスクがあるから
である。
【0004】西独特許公開第 3,833,731号は現像写真フ
ィルムを処理する方法に関し、及び上述の問題を解決し
ようとする方法を実行する装置に関したものである。測
定装置において、画像領域の位置は、移送方向に直角に
延びる測定用細孔における光電走査により確認される。
比較的大きなフィルム長だけ移動される処理装置におい
て、フィルムは確認された画像領域に空間的に対応して
処理される。測定装置から処理装置への画像領域の移送
は移送されたフィルム長の測定に基づき制御される。こ
のために、測定装置で確認された画像端及び/又は画像
領域の近辺における濃度のマークされた変化がその値及
び長さ方向の座標として記憶される。簡単に言うと、処
理装置に到達する前に、フィルムは再度画像端及び/又
は濃度のマークされた変化が走査され、対応する長さ方
向の座標が確認される。2つの走査は相互に比較され、
そして、長さ方向の座標に変化がある場合、第2の走査
の通路長測定装置はそれに応じて補正される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術のこの方法及
び装置の場合、フィルムの位置決めの正確さは、基本的
に、画像端の検知及び/又は画像フィールドにおける濃
度のマークされた変化の正確さ、及びフィルム上の対応
する長さ方向の座標決定の正確さに基づいている。しか
しながら、画像端及び/又は画像領域内の濃度のマーク
された変化の検出時、及び対応する長さ方向の座標の記
録時に、一方ではシステムを起因とし、他方では統計上
の性質による誤差が発生することは知られている。前述
の移送ローラの公称値からのローラ半径の偏差及び温度
を起因とする「曲がり」に加えて、システムを起因とす
る誤差が、例えば、濃度−変化センサの機械的許容誤差
の結果として発生し得る。フィルムの長さ方向の座標を
検知するセンサ、通常、移送ローラ用ステッピングモー
タのステップを計数する機構も又、偏差の一因となり得
る。この場合の偏差は、計数機構の方では計量誤差が発
生するか又は制御電子工学が絶対的に正確な制御パルス
を供給しないことによる。しかしながら、これらのシス
テム内在の誤差に加えて、又、いわゆる統計上の原因の
誤差がある。上述のスリップを別として、例えば、移送
ローラ用ステッピングモータの位置決めの正確さも変化
する。多くの場合、センサも又、検出結果又はフィルム
の記録された長手方向の座標を歪めることのできる統計
上のノイズを有している。これらの誤差の可能性のある
原因は、従来技術の装置及び方法が単一の結果の記録及
び認識に付随しているので、フィルムが必ずしも所望の
正確さで位置決めできるとは限らないという事実の一因
となる。更に、公知の方法においては、測定装置及び同
時に同速度で駆動される再位置決め装置のフィルム移送
ローラ用のステッピングモータが必要である。しかし、
多くの場合、再位置決め処理装置のステッピングモータ
はより大きなステップの大きさで、かつ相応じて減少し
たステップの周波数で駆動されるのが望ましい。
【0006】したがって、本発明の目的は従来技術の欠
点をなくして、再位置決め装置において、特に、時間当
り20,000画像以上の性能を有するヘビーデューティ・プ
リンタの場合において、高度な正確さでフィルムの位置
決めを行うことを可能とする写真複写装置を提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】これらの及び他の問題は、請求項1の後段によ
る写真複写装置により、及び請求項8の後段の方法によ
り解決される。
【0008】本発明の写真複写装置は、測定装置と、こ
の測定装置から離れた位置にあり、フィルムの移送方向
に見てフィルム通路上にある前記測定装置の下流に配置
されている少なくとも1つのフィルム用処理装置と、一
端側が前記測定装置に接続されかつ他端側が前記処理装
置に接続される演算評価装置とを有し、さらに、測定装
置及び処理装置内に前記フィルムを走査するための走査
ユニットを有し、該ユニットも同様に演算評価装置に接
続されており、この目的は、フィルムを特定の所定基準
に対して検査することであり、これらの基準に基づきフ
ィルム上においていろいろな事象を検出し、これらの事
象がフィルム上に発生することを確認し、この情報によ
り測定装置及び処理装置における事象を関連付け、それ
から処理装置におけるフィルムの位置決めに必要な補正
を引き出すことであり、前記測定装置に設けられたフィ
ルムの走査ユニットは、少なくとも1個のフィルムの送
り孔用検出器及びスプライス検出器を有し、又、処理装
置の走査ユニットは少なくとも1個のフィルムの送り孔
用検出器及びスプライス検出器を有し、前記演算評価装
置は、補正計算によって処理装置における画像領域を再
位置決めするために、前記フィルムの移送されるべき移
送距離を決定する手段を有し、前記補正計算は、測定装
置における複数の事象と処理装置における複数の事象の
各々の検出に基づいていることを特徴としている。
【0009】各送り孔検出器はフィルムの縦方向端部に
少なくとも2台の送り孔用センサを有し、これらセンサ
は互いに向かい合って配置されていることが好ましい。
【0010】スプライス検出器及び送り孔検出器が互い
に空間的に離隔され、又、送り孔検出器がフィルム移送
方向から見てスプライス検出器の上流に配置されていれ
ば好都合である。
【0011】スプライス検出器の特に好ましい変更例
は、この検出器が1台の中央センサ及び2台の端部セン
サからなり、これらがフィルムの移送方向に対して一列
で直角に、かつフィルム面に対して平行に配置されてい
ることである。
【0012】特に、各送り孔及びスプライスセンサは、
フィルム通路上に配設された発光ダイオード、及び、ス
リット・ダイアフラムを具備し、発光ダイオードに面し
かつフィルム通路の下方に配設されたフォトダイオード
を有している。
【0013】1台のみのフィルム処理装置を有する写真
複写装置の場合、この処理装置は露光装置である。
【0014】しかしながら、特に全統合システムの場
合、写真複写装置はフィルム通路に2台以上のフィルム
処理装置を有し、これらの処理装置が測定装置の下流に
配置され、又、これらが露光装置及び切断装置であるこ
とが特に好都合である。又、個々の装置におけるセンサ
が同一の配置であれば好都合である。
【0015】本発明の複写装置における露光済画像領域
を有する現像済写真フィルムを処理する方法において、
フィルムは、写真複写装置のフィルム通路内に配置され
た測定装置において分析される。このとき、青、緑、赤
の3原色への色分解に加えて、フィルム上の画像領域の
位置も又決定され、更に処理するため、測定装置から空
間的に離隔されるようにフィルム通路内に配置された処
理装置内で、分析済画像領域と空間的に関連してフィル
ムの再位置決めが行われる。この方法は本質的に次のス
テップを有している。
【0016】測定装置において、フィルムは、画像領域
の色分析を受けることに加えて、少なくともスプライス
端部、送り孔端部、画像端部及びそこで適当な他の事象
の検査がなされ、フィルム上のこれら事象の発生が記録
される。
【0017】これら検出された事象の信号は演算評価装
置に送られ事象テーブルの形態で記憶される。
【0018】更に移送されたフィルムは、処理装置にお
いて、スプライス端部及び送り孔端部が検査され、フィ
ルム上のこれらの事象の発生が記録される。
【0019】これら検出された事象の信号は演算評価装
置に送られ位置テーブルの形態で記憶される。
【0020】これのテーブルはフィルム上の検出された
スプライス端部及び送り孔端部及びこれらの記録された
発生事象に関して比較され、いずれの生じた偏位も、フ
ィルム、特に画像領域が処理装置に再位置決めされる際
に、計算に入れられる。
【0021】測定装置及び処理装置のフィルム移送ロー
ラ用ステッピングモータのその時のステップ番号がフィ
ルム上の検出事象と関連付けられれば特に好都合であ
る。
【0022】ステッピングモータは異なるステップサイ
ズで駆動され、特に測定装置の移送ローラ用ステッピン
グモータは特により小さなステップサイズで駆動される
のが好ましい。
【0023】この方法の非常に好ましい変形例として
は、フィルムを更に前以て計算した距離だけ移送するこ
とにより、処理装置においてフィルムを再位置決めする
ことである。再位置決めに必要な距離の計算は、事象テ
ーブルと位置テーブルで記録された事象の相関関係によ
り調整される。事象Xに属する、測定装置の移送ローラ
用ステッピングモータのステップ番号Eと、同じ事象X
に属する、処理装置の移送ローラ用ステッピングモータ
の検出ステップ番号Pとの関係は次の式により与えられ
る。 P(X)=A×E(X)+B ここにおいて、Aは、処理装置及び測定装置のステッピ
ングモータのステップサイズ比を示し、Bは、写真複写
装置の始動状態におけるステッピングモータ用ステップ
カウンタの状態によって本質的に決定される量を示して
いる。
【0024】方法のより改善された変形例としては、フ
ィルムを更に移送する時に、処理装置において画像領域
を再位置決めするために、量A及びBが、位置テーブル
と事象テーブルを相関させることにより連続的に再確定
及び補正されることである。
【0025】スプライス事象間のフィルム領域におい
て、量A及びBの補正は、画像領域の再位置決め時に検
出された幾つかの、好ましくは3から7個の送り孔事象
の線形回帰により実施されるのが好ましい。
【0026】後行する画像領域を再位置決めするのに必
要な移送距離は、測定装置で確定されたステップ番号と
処理装置で確定されたステップ番号との関係の、これは
先行する画像領域の位置決め時に再確定されたものであ
るが、補助により、特に工程の中で確定された量A及び
Bを用いて、決定するのが特に好都合である。
【0027】最後に確認された量A及びBはそのもっと
もらしさが照合され、かつそれらの値が所定の変動範囲
外にある場合には無視するのが好ましい。次に続く画像
領域の再位置決め、特に必要な移送距離の確定は以前の
計算から確定された量A及びBを用いて有利に実施した
場合である。
【0028】好ましく使用される写真複写装置の場合、
フィルムは露光装置の形態の処理装置において再位置決
めされる。
【0029】本発明の写真複写装置の変形例において、
フィルムは、フィルム通路に沿い、幾つかの処理装置で
再位置決めがなされ、スプライス及び送り孔事象用位置
テーブル及び関連するステッピングモータの対応するス
テップ番号は各個々の処理装置に対して確定され、位置
テーブルは測定装置で得られた事象テーブルと相関さ
れ、位置決めされる各画像領域に対して、測定装置のス
テップ番号と関連する処理装置のステップ番号との直線
関係が得られ、この関係は関連する処理装置の続く画像
領域の近似した再位置決めのための移送距離を確定する
ために順次使用される。
【0030】写真複写装置の上記の特に好都合な変形例
において、フィルムは、処理装置における再位置決め作
業が連続してなされる状態のもと、測定装置から露光装
置へ又切断装置へ移送される。
【0031】
【実施例】図1において概略的に示された現像済写真フ
ィルムFを処理するための写真複写装置1は、基本的な
機能ブロックとしてフィルム部及びペーパー部3を備
えている。フィルム部は、矢印Tで示す、移送通路に
沿ったフィルムFのためのフィルム通路6を有し、この
フィルム通路にはフィルム洗浄装置10、測定装置7、及
び、ひとつ又は、この実施例に示す場合のように幾つか
の処理装置9、10が配置されている。測定装置7に加え
て、図1には、特に露光装置8、更に例えばフィルム用
の切欠き装置又は切断装置、又は両方である処理装置9
が示されている。測定装置7及び各処理装置8、9には
フィルム用の走査ユニット71、81、91がそれぞれ具備さ
れており、これらは図1に詳細に示していない接続線を
介して中央演算評価装置14に接続されている。就中、走
査ユニット71,81,91により検知された測定データは演算
評価装置14において処理され、例えば、複写光の必要量
はそれらのデータから確定され、露光装置8に送られ
る。更に、確定された測定データも処理装置8、9にお
けるフィルムFを再位置決めするための情報を得るため
に利用される。即ち、フィルムF上の特定事象の局部的
発生に関連する確定された測定データに基づいて、測定
装置7及び処理装置8(及び9)の領域内の事象を関連
付け、処理装置における再位置決めに対して必要な補正
がそこから引き出される。図示のごとく、フィルム洗浄
装置10を複写装置入力側の測定装置7上流に設けること
もできる。フィルム用の、それぞれ巻き出し、巻き込み
スプール4,5の受け入れ装置を複写装置1の入力側及
び出力側に設けることもできる。
【0032】複写装置1のペーパー部3は露光装置の下
方を通過するペーパー通路13を有している。入力側に配
置された供給カートリッジ11から巻き出される感光写真
複写材Bは、露光装置8の下方を矢印Dにより示す方向
に露光のために通過し、出力側に配置される巻取カート
リッジ12に移送される。ここまでは、本発明の複写装置
は、従来技術の複写装置、例えば、西独特許公開第 3,8
33,731号に記載された装置に対応しているので、ここか
らの記載は本発明に本質的なフィルム部分2の相違点に
限定される。
【0033】図2及び3は、フィルム部2及び走査装置
71,81,91の配置を概略的に示したものである。図2にお
いてわかるように、フィルムFは、可変長ループで移送
ローラ41,42,43,44,45,46,47,48 間に設けられた個々の
装置の間を案内される。図2は、フィルム移送ローラ41
−48の各々が一組のローラであることを示しており、駆
動ローラはステッピングモータ及び圧力ローラにより駆
動可能であることが好ましい。
【0034】図3において概略的に示す、測定装置7に
設けられたフィルムFの走査ユニット71,81(及び91)
は、少なくても一個のフィルムFの送り孔用検出器72及
びスプライス・センサ73を有している。更に、測定装置
7の走査ユニット71はフィルムフレーム用検出器74、画
像領域Nの特殊分析用センサ75、及び適当な所に、更な
る検出器、例えば画質を安定させるための濃度センサ76
も有している。処理装置8,9の各走査ユニット81,91
は、フィルム移送方向から見て事実上の処理器の上流に
配置されている。これらの処理器を備えた個々の処理装
置8,9は、基本的に同一の構造なので、図3には個別
的に示していない。従って、本図はシンボルによっての
み、処理装置が、(露光用窓17によりシンボル形態で示
された)露光装置8、又は(切欠き手段16により示され
た)切欠き装置及び(切断具15により示された)切断装
置9であることを示している。処理装置8,9の走査ユ
ニットは、各々の場合において少なくともそれぞれひと
つの送り孔検出器82,92 及びそれぞれスプライスセンサ
83,93 により形成されている。
【0035】各々の送り孔用検出器72,82,92は、フィル
ムFの縦方向端部の送り孔用の2つのセンサx,yから
なり、これらのセンサは相互に対向配置されているのが
好都合である。こうして、フィルムの一方の縦方向端部
だけに発生した送り孔の事象、例えば、一側の送り孔が
塞がれていた時、又は一側の送り孔が裂れていた時でさ
え検出することができる。
【0036】検出器72,73 及び82,83 及び92,93 は相互
に空間的に離れているのが好ましい。フィルム移送方向
Tから見た時、送り孔検出器72,82,92はスプライスセン
サ73,83,93の上流に配置されている。特に好ましい変更
例としては、各スプライスセンサ73,83,93が、フィルム
Fの移送方向Tに対して直角に一列に、かつフィルムの
面に対して平行に配設された1個の中央スプライスセン
サ(a) 及び2個の端部センサ(b) 及び(c) からなること
である。このようにして、2つのフィルムオーダを接続
するために現在一般的に使用されている中央に配置され
たスプライスを検出すること及びフィルムの縦方向に設
けられたスプライス(いわゆる端部スプライス)を確実
に認識することの両方が可能である。送り孔−スプライ
ス−センサの好ましい構成は図2に図示されている。各
センサは、特に、フィルム通路6の上方に配置された発
光ダイオードK、及びスリット・ダイアフラムLを備え
た、発光ダイオードKに対向し、かつフィルム通路6の
下方に配置されたフォトダイオードMからなる。このよ
うな構成のセンサはフィルム通路6の所望の場所に非常
にコンパクトにかつ省スペースで統合することができ
る。
【0037】本発明による写真複写装置1は、測定装置
7に加えて、1つのみの処理装置、この場合には露光装
置8から構成してもよい。しかしながら、好ましい構成
としてはフィルム通路6に2台以上の処理装置が設けら
れているのがよい。測定装置7の下流の配置の順序とし
ては、これらの処理装置は露光装置8及び切断装置9で
ある。
【0038】露光画像領域Nを有する現像済写真フィル
ムFを処理するために、フィルムFは、まず最初に、フ
ィルム通路6に配置された測定装置7において分析され
る。この分析中に、青、緑、赤の3原色の色分解に加え
て、フィルムF上の個々の画像領域Nの位置に関するデ
ータが決定され、演算評価装置14に送られて更に処理さ
れる。測定装置7から空間的に離れるようにフィルム通
路6上に配置された処理装置において、フィルムFは、
最後に、分析された画像領域Nと空間的に関連して再位
置決めされ、更に処理される。
【0039】本発明による処理は特に次の処理ステップ
からなる。即ち、測定装置7において、フィルムFは、
画像領域Nの色分析に加えて、少なくとも、スプライス
端部(s)、送り孔端部(p)、画像端部(n)、及び
適当な場所での他の事象が検査され、フィルムF上の事
象の発生E(X)が記録される。Xはスプライス事象
(s)又は送り孔事象(p)を表している。検出事象に
よる測定信号は演算評価装置14に送られ、事象テーブル
Gの形態で記憶される。
【0040】更に移送されたフィルムFは、処理装置8
(及び9)でスプライス端部(s)及び送り孔端部
(p)が検査され、又、フィルム上のこれらの事象Xの
発生P(X)が記録される。Xはスプライス事象(s)
か又は送り孔事象(p)のいずれかを表している。
【0041】検出された事象の測定信号は演算評価装置
14に送られ、位置テーブルOの形態で記憶される。
【0042】位置テーブルOは、検出されたスプライス
端部(s)及び送り孔端部(p)及び記憶値P(X)及
びE(X)に関して事象テーブルGに相関しており、フ
ィルムF、特に画像領域Nが処理装置8(及び9)にお
いて再位置決めされる時に、いずれの偏差も計算に入れ
られる。
【0043】値P(X)及びE(X)は、図2及び3に
示す、測定装置7のフィルム移送ローラ43,45,47用及び
処理装置8,9のフィルム移送用の各ステッピングモー
タにおいて確定されたステップ番号に対応している。
【0044】フィルム移送ローラを駆動するステッピン
グモータは、通常異なったステップの大きさで駆動され
る。測定装置7のフィルム移送ローラ用ステッピングモ
ータは、処理装置のステッピングモータより小さなステ
ップで駆動されるのが好ましい。というのは、特に画像
領域Nの色分析は測定装置において実行され、局部的分
解を細かくすればするほどより正確になるように分析が
行われるからである。例えば、マイクロ−ステップ駆動
で、1ステップ当たり0.01から0.1mm 、好ましくは、1
ステップ当たり0.03mmのステップサイズを有するステッ
ピングモータは測定装置において用いられ、一方、1ス
テップ当たり0.2 から0.3mm 、好ましくは1ステップ当
たり0.25mmのステップサイズを有するステッピングモー
タは処理装置において用いられている。
【0045】図4は、再度シンボル形態で、測定装置7
の走査ユニット72−75の配置を示したものである。図4
は、特に重ね合わされた2枚のフィルムFが写真複写装
置1を通過し矢印Tの方向に移送されつつあるところを
示している。送り孔端部は(p)で示され、スプライス
端部は(s)で示され、画像端部は(n)で示されてい
る。Nは露光された画像領域を示し、これらはほぼ同じ
間隔で次々に配置されている。2つの送り孔の距離はほ
ぼ標準化されており、4.75mmである。
【0046】図5は、マトリクス形態で書かれた事象テ
ーブルGの一例である。示された事象テーブルにおいて
送り孔事象(p)及びスプライス事象(s)のみが考慮
に入れられ、しかしながら、マトリクスは記録された画
像端部事象(n)スペクトラル情報等を含む他のコラム
を有することが理解されるであろう。図6は、測定装置
7の入力側におけるフィルム移送ローラ43のステッピン
グモータの特定ステップ番号E(X)の場合に記録され
た事象のシンボル形態の表示の一例である。再度、見易
くするため、スプライス事象(s)及び送り孔事象
(p)が図示されている。
【0047】図7は実質的に図3の表示に対応している
が、この場合は、処理装置、例えば、送り孔事象(p)
用及びスプライス事象(s)用検出器82,83 を有する露
光装置8を示している。露光装置8は露光用窓17により
シンボル化されている。露光装置8及び切断装置9は類
似した構造を有し、只、それぞれ処理器16,15 のみが異
なっていることが理解されるであろう。特に、個々のセ
ンサの配置、特に送り孔−及びスプライスセンサの距離
が同じに選択できるのであれば好都合である。
【0048】図8は、マトリクス形態で書かれた位置テ
ーブルOを示している。マトリクスの個々のコラムは、
露光装置8のフィルム移送ローラ用ステッピングモータ
のステップの記録、露光装置の入力側におけるスプライ
ス検出器83及び送り孔検出器82により検出されたスプラ
イス事象(s)及び送り孔事象(p)を含んでいる。図
9は、図6に対応した、記録されたステップ番号P
(X)に従属関係にある位置テーブルOのシンボル形態
の表示である。
【0049】測定装置7で分析された画像領域Nを処理
装置8、9において再位置決めするために、フィルムF
は前以て演算された距離だけ更に移送される。画像領域
の画像中心は、特に、処理装置において再位置決めされ
る。前以て測定装置において確定された、測定装置のス
テッピングモータの対応するステップ番号は、必要な移
送距離を演算する処理装置の入力データとして使用され
る。測定装置において決定されるステップ番号と、再位
置決め操作の処理装置において検出されるステップ番号
との関係は、一般的に一次方程式により与えられる。特
に、対応する移送ローラ43用ステッピングモータのステ
ップ番号E(X)と、処理装置8、9の各移送ローラ用
ステッピングモータのステップ番号P(X)との関係は
下記の方程式により与えられる。尚、ステップ番号E
(X)は測定装置7の事象Xに属し、ステップ番号P
(X)は処理装置8、9のその同じ事象の検出時に記録
されたものである。 P(X)=A×E(X)+B.
【0050】この式において、Aは、関連する処理装置
8又は9及び測定装置7におけるステッピングモータの
ステップサイズの比を示している。Bは、本質的に写真
複写装置の開始状態におけるステップカウンタの状態に
より決定される量を示している。
【0051】ステッピングモータのステップサイズの比
は既知であり、かつ、初めに装置定数としてみなされ
る。フィルムFを更に移送する間、処理装置8、9にお
ける画像領域Nを再位置決めするため、量A及びBは、
位置テーブルOと事象テーブルGを相関させることによ
り連続的に再決定される。
【0052】量A及びBの確定は正確さを増して幾つか
の段階で実施される。写真複写装置1のスイッチが入れ
られた時、移送ローラ43,45,47用ステッピングモータの
ステップカウンタは零に設定される。次に、量Bの第1
の概算は、例えば、フィルム先端を検出することにより
実施することができる。これは、光バリヤを通過する信
号により、又は移送ローラ42,43 及び44,45 及び46,47
の回転速度を同期化することにより実施することができ
る。同期の瞬間における対応するステッピングモータの
ステップ番号E(X)及びP(X)が各装置7、8、9
において記録される。量Bは、それらステップ番号か
ら、又、測定装置7及び関連する処理装置8又は9のス
テップ番号間の線状関係のステップサイズの比を認識す
ることから、第1の概算が確定される。値Bの正確さ
は、フィルム先端検知の正確さで決定され、特に対応す
るフィルム移送用ローラの同期から引き出される時、比
較的不正確である。
【0053】第2の明らかにより正確な量Bの決定は、
スプライス端部(s)の検知した瞬間のステップ番号E
(X)、P(X)を比較することにより実施される。こ
れは、例えば、1ステップ当たり0.25mmのステップサイ
ズの処理装置8、9において、プラス/マイナス2ステ
ップの位置決め正確度に対応する約プラス/マイナス0.
5mm の正確度で一般的に実施される。
【0054】スプライス事象(s)間の、測定装置7及
び処理装置8、9において検知された送り孔事象(p)
は、より正確に量Bを決定し、かつ装置定数Aを照合す
るために制御係数とされる。測定装置7において確定さ
れた事象テーブルG、特に、測定装置7の入力側の移送
ローラ42用ステッピング・モータのステップ番号E
(X)は、このステップ番号は送り孔事象(p)に属し
ているが、ステップ番号P(X)及びE(X)間の関係
に対応した処理装置8、9で検知された事象Xに相関し
ている。特に、補償演算は、画像領域、特に画像の中央
領域BMの再位置決めの間に、処理装置で検知された最
後の3ないし7の送り孔事象を用いて、又、所望目標位
置に到達する前に、測定装置で検知された最後の送り孔
事象を用いて実施される。この線形回帰において新たに
確定された量A及びBの値は次の画像領域N等を再位置
決めするために用いられる。2つの装置の最後の3ない
し7の送り孔事象の不明瞭な組み合わせのためBの値も
不明瞭であることに注意すべきである。これは、図10を
参照して後述する選択基準により考慮に入れられる。し
かしながら、値A及びBのもっともらしさ、特に乗数A
のそれは、例えば、写真複写装置の理想的状態における
装置−特定ステップサイズ比を比較することにより照合
される。もし、演算されたA及びBの最後の値が所定の
許容範囲外にあることが確証されたときには、そのとき
はその最後の相関関係は無視され、その前の相関関係の
値を用いて次の画像領域の再位置決めが行われる。
【0055】用いられる線形回帰法が図10にシンボル形
態で示されている。アルファベットの(i)は、測定装
置7の(i)番目の公称ステップ番号を示している。
(i+1)は、画像(i+1)の公称位置又は公称ステ
ップ番号である。(i)と(i+1)とを結ぶ直線は、
(i)番目の画像領域の位置決め時に確定された値A及
びBを有する直線方程式に対応している。直線(g)
は、公称位置に到達する前に検出された、測定装置及び
処理装置(p1 )−(p4 )における最後の4つの事象
(e1 )−(e4 )の交点を通る直線に最も近接してい
る。直線(h)及び(j)は、(p2 )−(p5 )にお
ける事象(e1 )−(e4 )又は(p1 )−(p4 )に
おける事象(e2 )−(e5 )の交点を結ぶある程度近
接したものをそれぞれ示している。直線(h)は直線方
程式の直線に関して最も少ない偏位を示しており、従っ
て、特に値Bは前以て確定された値に最も近いことがわ
かる。これにより、次の再位置決め作業のための値A及
びBは、直線(g)から得られる。位置決め誤差Δは、
処理装置における移送ローラ45,47 用ステッピングモー
タの1ステップより一般に小さいので、非常に正確な再
位置決めを実施することができる。
【0056】
【発明の効果】本発明による方法及び本発明による装置
により、再位置決め作業におけるシステム−内在及び統
計上の両方の誤差を補償することを可能にすることがで
きる。処理装置における再位置決めは非常に正確であ
る。再位置決めの誤差は、処理装置におけるフィルム移
送用ステッピングモータのステップサイズより一般的に
小さい。この方法は非常に高速で実施でき、かつ、いわ
ゆるヘビーデューティ・プリンタと共に用いることがで
きることが特に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す写真複写装置の機能的
説明図である。
【図2】図1の写真複写装置のフィルム部分を示す概略
側面図である。
【図3】図2の測定装置及び処理装置の配置を示す概略
平面図である。
【図4】測定装置の走査ユニットの配置を示す平面図で
ある。
【図5】マトリクス形態で示した事象テーブルの一例で
ある。
【図6】シンボル形態で示した事象テーブルの一例であ
る。
【図7】処理装置の走査ユニットの配置を示す平面図で
ある。
【図8】マトリクス形態で示した位置テーブルの一例で
ある。
【図9】シンボル形態で示した位置テーブルである。
【図10】本発明による方法を示すダイアグラムであ
る。
【符号の説明】
1 写真複写装置 6 フィルム通路 7 測定装置 8 処理装置 9 処理装置 14 演算評価装置 71 走査ユニット 72 送り孔用検出器 73 スプライス用検出器 81 走査ユニット 82 送り孔用検出器 83 スプライス検出器 91 走査ユニット 92 送り孔用検出器 93 スプライス検出器 F フィルム P 送り孔 X 事象
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 27/46 G03B 27/32

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定装置(7)と、この測定装置(7)か
    ら離れた位置にあり、フィルムの移送方向(T)に見て
    フィルム通路(6)上にある前記測定装置(7)の下流に
    配置されている少なくとも1つのフィルム(F)用処理
    装置(8,9)と、前記測定装置(7)および前記処理装置
    (8,9)に接続される演算評価装置(14)とを有し、さらに、 前記測定装置(7)及び処理装置(8,9)内に前
    記フィルム(F)を走査するための走査ユニット(71,8
    1,91)を有し、該ユニットも同様に前記演算評価装置
    (14)に接続されており、これにより 、フィルム(F)が特定の所定基準に対して
    検査され、これらの基準に基づきフィルム(F)上にお
    いていろいろな事象(X)を検出し、これらの事象(X)
    がフィルム(F)上に発生することを確認し、この情報
    により測定装置(7)及び処理装置(8,9)における事象
    (X)を関連付け、それから処理装置(8,9)におけるフ
    ィルムの位置決めに必要な補正を引き出すことであり、 前記測定装置(7)に設けられたフィルム(F)の走査ユ
    ニット(71)は、少なくとも1個のフィルム(F)の送
    り孔(P)用検出器(72)及びスプライス検出器(73)
    を有し、又、処理装置(8,9)の走査ユニット(81,91)
    は少なくとも1個のフィルム(F)の送り孔(P)用検出
    器(82,92)及びスプライス検出器(83,93)を有し、前記演算評価装置(14)は、補正計算によって処理装置
    (8,9)における画像領域(N)を再位置決めするため
    に、前記フィルムの移送されるべき移送距離を決定する
    手段を有し、前記補正計算は、測定装置(7)における
    複数の事象(X)と処理装置(8,9)における複数の事象
    (X)の各々の検出に基づいている ことを特徴とする写
    写装置。
  2. 【請求項2】 各々の前記走査ユニット(71,81,91)
    は、フィルム(F)の縦方向端部の送り孔(P)用の2台
    のセンサ(x,y)を有し、該センサは互いに向かい合っ
    て配置されていることを特徴とする請求項1の装置。
  3. 【請求項3】 スプライス検出器(73,83,93)及び送り
    孔検出器(72,82,92)は互いに空間的に離隔され、又、
    送り孔検出器(72,82,92)がフィルム移送方向(T)か
    ら見てスプライス検出器(73,83,93)の上流に配置され
    ていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の装置。
  4. 【請求項4】 各スプライス検出器(73,83,93)は、1
    台の中央センサ(a)及び2台の端部センサ(b,c)から
    なり、これらがフィルム(F)の移送方向(T)に対して
    一列で直角に、かつフィルム面に対して平行に配置され
    ていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに
    記載の装置
  5. 【請求項5】 各送り孔及びスプライスセンサ(x,
    y;a,b,c)は、フィルム通路(6)上に配設された発光
    ダイオード(K)と、スリット・ダイアフラム(L)が設
    けられ、発光ダイオード(K)に面し、かつフィルム通
    路(6)の下方に配設されたフォトダイオード(M)とを
    有していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
    かに記載の装置。
  6. 【請求項6】 フィルム(F)用処理装置が露光装置
    (8)であることを特徴とする請求項1ないし5のいず
    れかに記載の装置。
  7. 【請求項7】 フィルム通路(6)に2台以上のフィル
    ム(F)用処理装置が配設され、これらの処理装置は測
    定装置(7)の下流に配置され、又、露光装置(8)及び切
    断装置(9)であることを特徴とする請求項1ないし6
    いずれかに記載の装置。
  8. 【請求項8】 フィルム(F)が、写真複写装置(1)の
    フィルム通路(6)内に配置された測定装置(7)におい
    て分析され、青、緑、赤の3原色への色分解に加えて、
    フィルム(F)上の画像領域(N)の位置も又決定され、
    更に処理するため、フィルム(F)は、測定装置(7)か
    ら空間的に離隔されるようにフィルム通路(6)内に配
    置された処理装置(8,9)内で、分析済画像領域(N)と
    空間的に関連して再位置決めが行われる露光済画像領域
    を有する現像済写真フィルムを処理する方法であって、 測定装置(7)において、フィルム(F)は、画像領域
    (N)の色分析を受けることに加えて、少なくともスプ
    ライス端部(s)、送り孔端部(P)、画像端部(N)及
    びそこで適な他の事象の検査がなされ、又フィルム
    (F)上のこれら事象(X)の発生が記録され、このと
    き、Xは、スプライス事象(s)又は送り孔事象(P)を
    示しており、 これら検出された事象(X)の信号は演算評価装置(1
    4)に送られ事象テーブル(G)ので記憶され、前記測
    定装置(7)において、フィルム移送ローラ(43)用の
    ステップモータの現在のステップ番号が前記検出された
    事象(X)に関連付けられており、 更に移送されたフィルム(F)は、処理装置(8,9)にお
    いて、スプライス端部(s)及び送り孔端部(P)が検査
    され、フィルム(F)上のこれらの事象(X)の発生が記
    録され、このとき、Xは、スプライス事象(s)又は送
    り孔事象(P)を示しており、 前記検出された事象(X)の信号は演算評価装置(14)
    に送られ、位置テーブル(O)ので記憶され、前記処
    理装置(8,9)において、フィルム移送ローラ(45,47)
    用のステップモータの現在のステップ番号が前記検出さ
    れた事象(X)に関連付けられており、 前記処理装置(8,9)の画像領域(N)の再位置決めのた
    めに、前記フィルム(F)は前もって計算された距離を更
    に移送され、前記測定装置(7)におけるフィルム移送
    ローラ(43)用のステップモータの事象(X)に属するス
    テップ番号(E(X))と、前記処理装置(8,9)における
    フィルム移送ローラ(45,47)用のステップモータの事
    象(X)に属するステップ番号(P(X))との間に関係す
    る必要な移送距離を計算するのに、次式が使用され、 P(X)=A×E(X)+B ここにおいて、Aは、処理装置(8,9)及び測定装置
    (7)のステッピングモータのステップサイズ比を示
    し、Bは、写真複写装置の始動状態におけるステッピン
    グモータ用ステップカウンタの状態によって本質的に決
    定される量を示し、フィルム(F)を更に移送する時
    に、処理装置(8,9)において画像領域(N)を再位置決
    めするために、前記フィルム(F)上で検出されたスプ
    ライス端部(s)及び送り孔端部(P)及びこれらの記録
    された発生事象(P(X)及びE(X))に関して前記演
    算評価装置に記憶された事象テーブル(G)と前記位置
    テーブル(O)とを相関することにより、前記量A及び
    Bが連続的に再確定して補正される ことを特徴とする方
    法。
  9. 【請求項9】 前記ステッピングモータは異なるステッ
    プサイズで駆動され、特に測定装置(7)の移送ローラ
    (43)用ステッピングモータはより小さなステップサイ
    ズで駆動されることを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 スプライス事象(s)間のフィルム領
    域において、量A及びBの補正は、画像領域のおおよそ
    の再位置決め時に検出された幾つかの、好ましくは3か
    ら7個の送り孔事象(P)の線形回帰により実施される
    ことを特徴とする請求項8または請求項9に記載の方
    法。
  11. 【請求項11】 後行する画像領域(N)をおおよそ再
    位置決めするのに必要な移送距離は、測定装置(7)で
    確定されたステップ番号(E(X))と処理装置(8,9)
    で確定されたステップ番号(P(X))との関係の、こ
    れは先行する画像領域の位置決め時に再確定されたもの
    であるが、補助により、特に処理中に確定された量A及
    びBを用いて、決定することを特徴とする請求項8ない
    し10のいずれかに記載の方法。
  12. 【請求項12】 最後に確認された量A及びBはそのも
    っともらしさが照合され、それらの値が所定の変動範囲
    外にある場合には廃棄され、次に続く画像領域の再位置
    決め、特に必要な移送距離の確定は以前の計算から確定
    された量A及びBを用いて実行されることを特徴とする
    請求項8ないし11のいずれかに記載の方法。
  13. 【請求項13】 フィルム(F)は、露光装置(8,9)の
    形態の処理装置において再位置決めされることを特徴と
    する請求項8ないし12のいずれかに記載の方法。
  14. 【請求項14】 フィルム(F)は幾つかの処理装置
    (8,9)でフィルム通路(6)に沿って再位置決めされ、
    スプライス及び送り孔事象(s,p)用位置テーブル
    (O)及びフィルム(F)上の関連する局部の位置は各個
    々の処理装置(8,9)に対して確定され、位置テーブル
    (O)は測定装置(7)で得られた事象テーブル(G)と
    相関され、再位置決めされる各画像領域(N)に対し
    て、測定装置(7)のステップ番号(E(X))と、関連
    する処理装置(8,9)のステップ番号(P(X))との補
    正直線関係が得られ、この関係は関連する処理装置(8,
    9)における続く画像領域(N)のおおよその再位置決め
    のための移送距離を確定するために順次使用されること
    を特徴とする請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 フィルム(F)は、処理装置における
    一連の再位置決め作業において、露光装置(8)へ及び
    切断装置(9)へ移送されることを特徴とする請求項
    の方法。
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