JP3314316B2 - プリプレグの製造装置 - Google Patents

プリプレグの製造装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はプリプレグの製造装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリプレグの製造装置として、上
下にのびる樹脂含浸補強材搬送路、および搬送路を搬送
される樹脂含浸補強材を加熱する加熱手段を有し、かつ
互いに並列状に設けられた第1および第2の2つの縦型
乾燥硬化室と、第1の乾燥硬化室の上端の樹脂含浸補強
材出口と第2の乾燥硬化室の上端の樹脂含浸補強材入口
とを連通させる反転室とを備えており、各乾燥硬化室の
上部における樹脂含浸補強材搬送路の周囲の部分に、エ
アカーテン部、エアカーテン部で吹出された空気を排出
する吹出空気排出チャンバ、およびプロセスガス吹出口
を有するプロセスガス供給チャンバが設けられ、さらに
各乾燥硬化室の下部における樹脂含浸補強材搬送路の周
囲の部分に、エアカーテン部、エアカーテン部で吹出さ
れた空気を排出する吹出空気排出チャンバ、およびプロ
セスガス吸込口を有するプロセスガス排出チャンバが設
けられているものが用いられていた。
【0003】この装置を用いてプリプレグを製造するに
あたっては、熱硬化性樹脂ワニスの含浸させられたシー
ト状補強材が第1乾燥硬化室の下端の入口からその内部
に送り込まれて搬送路上を上方に移動させられ、上端の
出口から送り出されて反転室内を通り、第2乾燥硬化室
の上端の入口からその内部に送り込まれて搬送路上を下
方に移動させられるようになっている。そして、補強材
が第1乾燥硬化室内を移動する間に、主として熱硬化性
樹脂ワニス中の溶剤が蒸発させられ、第2乾燥硬化室内
を移動する間に、主として熱硬化性樹脂が硬化させられ
て半硬化状態となされてプリプレグが製造されるように
なっている。また、乾燥硬化室内で蒸発した溶剤の爆発
を防止するために、プロセスガス供給チャンバから乾燥
硬化室内に、プロセスガスとして加熱された新鮮な空気
が供給させられ、このプロセスガスが溶剤とともにプロ
セスガス排出チャンバから排出される。加熱された新鮮
空気の供給量は、溶剤濃度が爆発下限界濃度の1/3〜
1/4となるような量である。製造されたプリプレグ
は、第2乾燥硬化室の下端の出口から外部に送り出され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プリプレグの製造装置では、熱硬化性樹脂ワニスの溶剤
蒸発時に、エポキシ樹脂等の中の低分子量(低沸点)の
ものの一部が蒸発し、レジンフュームとなって蒸発した
溶剤ガスとともにプロセスガスである爆発防止用の加熱
空気に混じり合い、乾燥硬化室内の温度の低い部分や、
高温のプロセスガスと低温のエアカーテン部の吹出空気
との境界部分である吹出空気排出チャンバ、プロセスガ
ス供給チャンバ、およびプロセスガス排出チャンバにお
ける樹脂含浸補強材搬送路に臨む部分に結露して付着堆
積し、この堆積物が運転中に落下したり、運転停止時に
堆積した樹脂が冷えて凝固し、自然剥離して落下した
り、または運転立ち上げ時に付着堆積した樹脂が熱衝撃
により落下したりして、これが製造されるプリプレグの
汚染の原因となるという問題があった。しかも、このよ
うな問題を解決するためには、定期的に運転を停止して
付着堆積物を除去する必要があり、その作業が面倒であ
るとともに、プリプレグの生産性が低下するという問題
があった。また、運転中に落下した凝固樹脂が、第1乾
燥硬化室の入口の下方に配置されているスクイズロール
間に入り込み、シート状補強材が切断するおそれがあっ
た。
【0005】この発明の目的は、上記問題を解決したプ
リプレグの製造装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明によるプリプレ
グの製造装置は、上下にのびる樹脂含浸補強材搬送路、
および搬送路を搬送される樹脂含浸補強材を加熱する加
熱手段を有し、かつ互いに並列状に設けられた第1およ
び第2の2つの縦型乾燥硬化室と、両乾燥硬化室の上端
どうしを連通させる反転室とを備えており、各乾燥硬化
室の上部における樹脂含浸補強材搬送路の周囲の部分
に、エアカーテン部、エアカーテン部で吹出された空気
を排出する吹出空気排出チャンバ、およびプロセスガス
吹出口を有するプロセスガス供給チャンバが設けられ、
さらに各乾燥硬化室の下部における樹脂含浸補強材搬送
路の周囲の部分に、プロセスガス吸込口を有するプロセ
スガス排出チャンバが設けられているプリプレグの製造
装置であって、吹出空気排出チャンバ、プロセスガス供
給チャンバ、およびプロセスガス排出チャンバにおける
樹脂含浸補強材搬送路に臨む部分を加熱する加熱手段が
具備せしめられているものである。
【0007】
【作用】吹出空気排出チャンバ、プロセスガス供給チャ
ンバ、およびプロセスガス排出チャンバにおける樹脂含
浸補強材搬送路に臨む部分を加熱する加熱手段が具備せ
しめられていると、加熱手段により上記部分が加熱され
ることにより、これらの部分へのレジンフュームの結露
が防止される。したがって、結露した樹脂の付着堆積が
防止される。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を、図面を参照して
説明する。なお、以下の説明において、図面の上下、左
右をそれぞれ上下、左右というものとする。
【0009】図1はプリプレグの製造装置の全体構成を
示し、図2は乾燥硬化室上部の吹出空気排出チャンバお
よびプロセスガス供給チャンバを示し、図3は乾燥硬化
室下部のエアカーテン部、エアカーテン部で吹出された
空気を排出する吹出空気排出チャンバ、およびプロセス
ガス吸込口を有するプロセスガス排出チャンバを示す。
【0010】図1において、プリプレグの製造装置は、
下端に樹脂含浸補強材(R) の入口(2) が設けられるとと
もに上端に樹脂含浸補強材(R) の出口(3) が設けられ、
かつ上下にのびる樹脂含浸補強材搬送路(W1)を有する第
1の縦型乾燥硬化室(1) と、上端に樹脂含浸補強材(R)
の入口(5) が設けられるとともに下端に樹脂含浸補強材
(R) の出口(6) が設けられ、かつ上下にのびる樹脂含浸
補強材搬送路(W2)を有する第2の縦型乾燥硬化室(4)
と、第1乾燥硬化室(1) 上端の樹脂含浸補強材出口(3)
と第2乾燥硬化室(4) 上端の樹脂含浸補強材入口(5) と
を連通させる反転室(7) とを備えている。
【0011】各乾燥硬化室(1)(4)の上部における樹脂含
浸補強材搬送路(W1)(W2)の周囲の部分に、プロセスガス
吹出口(8a)を有するプロセスガス供給チャンバ(8) が設
けられている。また、各乾燥硬化室(1)(4)の下部におけ
る樹脂含浸補強材搬送路(W1)(W2)の周囲の部分に、プロ
セスガス吸込口(9a)を有するプロセスガス排出チャンバ
(9) が設けられている。さらに、上下のチャンバ(8)(9)
間において、各乾燥硬化室(1)(4)の周壁内面に、加熱用
オイル通路(図示略)を有し、かつ搬送路(W1)(W2)を搬
送される樹脂含浸補強材(R) を加熱する熱輻射パネル(1
1)(加熱手段)が取付けられている。
【0012】図2に示すように、プロセスガス供給チャ
ンバ(8) は搬送路(W1)(W2)の左右両側に配置された2つ
の中空箱状構成体(12)を備えており、各箱状構成体(12)
の底壁部分にプロセスガス吹出口(8a)が形成されてい
る。各箱状構成体(12)の搬送路(W1)(W2)側の壁部分の外
面に、高温の加熱用オイル通路(13a) を有する熱輻射パ
ネル(13)(加熱手段)が取付けられている。熱輻射パネ
ル(13)における搬送路(W1)(W2)に臨む面は平滑面となさ
れている。また、各箱状構成体(12)の前端にプロセスガ
ス供給口(12a) が形成され、各箱状構成体(12)内に多孔
状整流板(14)が配置されている。
【0013】図3に示すように、プロセスガス排出チャ
ンバ(9) は搬送路(W1)(W2)の左右両側に配置された2つ
の中空箱状構成体(15)を備えており、各箱状構成体(15)
の頂壁部分にプロセスガス吸込口(9a)が形成されてい
る。各箱状構成体(15)の搬送路(W1)(W2)側の壁部分の外
面に、高温の加熱用オイル通路(16a) を有する熱輻射パ
ネル(16)が取付けられている。熱輻射パネル(16)の搬送
路(W1)(W2)に臨む面は平滑面となされている。また、各
箱状構成体(15)の前端にプロセスガス排出口(15a) が形
成され、各箱状構成体(15)内には多孔状の整流板(17)が
配置されている。
【0014】各乾燥硬化室(1)(4)におけるプロセスガス
供給チャンバ(8) よりも上方の部分に、エアカーテン部
(18)およびエアカーテン部(18)で吹出された空気を排出
する吹出空気排出チャンバ(19)が、エアカーテン部(18)
が上に来るように設けられている。また、各乾燥硬化室
(1)(4)におけるプロセスガス排出チャンバ(9) よりも上
方の部分に、エアカーテン部(21)およびエアカーテン部
(21)で吹出された空気を排出する吹出空気排出チャンバ
(22)が、エアカーテン部(21)が下に来るように設けられ
ている。
【0015】図2に示すように、各乾燥硬化室(1)(4)の
上部の吹出空気排出チャンバ(19)は、搬送路(W1)(W2)の
左右両側に配置された2つの中空箱状構成体(23)を備え
ており、各箱状構成体(23)の前端に吹出空気排出口(23
a) が形成されている。また、各箱状構成体(23)の搬送
路(W1)(W2)側の壁部分の下部に多数の吹出空気吸込孔(2
3b) が形成され、さらにこの壁部分の外面の上部に加熱
用オイル通路(24a) を有する熱輻射パネル(24)(加熱手
段)が取付けられている。熱輻射パネル(24)の搬送路(W
1)(W2)に臨む面は平滑面となされている。
【0016】図3に示すように、各乾燥硬化室(1)(4)の
下部の吹出空気排出チャンバ(22)およびエアカーテン部
(21)は、搬送路(W1)(W2)の左右両側に配置された2つの
中空箱状構成体(25)を仕切り壁(25a) により上下2つの
区分(26)(27)に仕切ることにより形成されている。下側
の区分(27)の前端に吹出空気供給口(27a) が形成され、
同じく下側の区分(27)の搬送路(W1)(W2)側の壁部分に多
数の空気吹出孔(27b)が形成されている。また、上側の
区分(26)の前端に吹出空気排出口(26a) が形成され、同
じく上側の区分(26)の搬送路(W1)(W2)側の壁部分の下部
に多数の吹出空気吸込孔(26b) が形成されている。
【0017】このような構成において、各乾燥硬化室
(1)(4)におけるプロセスガス供給チャンバ(8) と同排出
チャンバ(9) との間に位置する熱輻射パネル(11)の加熱
用オイル通路に、適温に調整された加熱用オイルが供給
され、オイルの有する熱が熱輻射パネル(11)から放射さ
れ、これにより各乾燥硬化室(1)(4)内が適温に加熱され
る。また、各乾燥硬化室(1)(4)におけるプロセスガス供
給チャンバ(8) 、同排出チャンバ(9) および上部の吹出
空気排出チャンバ(19)の熱輻射パネル(13)(16)(24)の加
熱用オイル通路(13a)(16a)(24a) にも、それぞれ適温に
加熱された加熱用オイルが供給される。なお、これらの
加熱用オイルの温度は、図示しない適当な温度調節装置
により調節される。
【0018】第1乾燥硬化室(1) のプロセスガス供給チ
ャンバ(8) のプロセスガス供給口(12a) には、たとえば
加熱されたオイルにより適当な温度に加熱された新鮮な
空気がプロセスガスとして供給される。この空気は整流
板(14)により整流された後、プロセスガス吹出口(8a)か
ら吹出され、第1乾燥硬化室(1) 内を下降してプロセス
ガス排出チャンバ(9) のプロセスガス吸込口(9a)からチ
ャンバ(9) 内に吸込まれてプロセスガス排出口(15a) か
ら排出される。排出されたプロセスガスは、たとえば加
熱されたオイルにより加熱された後第2乾燥硬化室(4)
のプロセスガス供給チャンバ(8) へ送られ、整流板(14)
により整流された後プロセスガス吹出口(8a)から吹出さ
れ、第2乾燥硬化室(4) 内を下降してプロセスガス排出
チャンバ(9) のプロセスガス吸込口(9a)からチャンバ
(9) 内に吸込まれてプロセスガス排出口(15a) から排出
される。
【0019】また、第1乾燥硬化室(1) の上部のエアカ
ーテン部(18)へは通常20〜25℃の空気が供給され、
下部のエアカーテン部(21)へは通常30〜35℃の空気
が供給される。一方、第2乾燥硬化室(4) の上部のエア
カーテン部(18)へは通常30〜35℃の空気が供給さ
れ、下部のエアカーテン部(21)へは通常20〜25℃の
空気が供給される。
【0020】そして、熱硬化性樹脂のワニスが含浸させ
られたシート状補強材(R) は、第1乾燥硬化室(1) の下
端入口(2) からその内部に送り込まれ、その搬送路(W1)
上を上昇する。搬送路(W1)上を上昇する間に、熱輻射パ
ネル(11)から輻射された熱により加熱され、主として熱
硬化性樹脂ワニスの溶剤が蒸発させられる。このシート
状補強材(R) は、第1乾燥硬化室(1) の上端出口(3) か
ら反転室(7) 内に入り、ここで反転して第2乾燥硬化室
(4) の上端入口(5) からその内部に送り込まれ、その搬
送路(W2)上を下降する。搬送路(W2)上を下降する間に、
熱輻射パネル(11)から輻射された熱により加熱され、主
として熱硬化性樹脂ワニスが半硬化状態まで硬化させら
れる。こうして、プリプレグ(P) が製造され、製造され
たプリプレグ(P) が下端出口(6) から下方に送り出され
る。
【0021】上記において、プロセスガスは、各乾燥硬
化室(1)(4)内での熱硬化性樹脂のワニスから蒸発した溶
剤の爆発を防止するために、乾燥硬化室(1)(4)内に供給
される。プロセスガスの供給量は、乾燥硬化室(1)(4)内
の溶剤濃度が爆発下限界の溶剤ガス濃度の1/3〜1/
4程度となるように設定される。なお、プロセスガスと
して、第1乾燥硬化室(1) へは通常140〜170℃程
度の空気が供給され、第2乾燥硬化室(4) へは通常16
0〜190℃程度の空気が供給される。また、各乾燥硬
化室(1)(4)の熱輻射パネル(11)のオイル通路を流れるオ
イルの温度は、通常各乾燥硬化室(1)(4)に供給されるプ
ロセスガスの温度よりも10〜20℃程度高温にされ
る。
【0022】第2乾燥硬化室(4) のプロセスガス排出チ
ャンバ(9) のプロセスガス排出口(15a) から排出された
プロセスガスは、熱硬化性樹脂のワニスから蒸発した溶
剤を含んでいるので、このプロセスガスの有する熱を図
示しない熱交換器において第1乾燥硬化室(1) のプロセ
スガス供給チャンバ(8) に供給される新鮮空気に伝えた
後、焼却炉で焼却されるようになっている。
【0023】また、熱硬化性樹脂ワニスの溶剤蒸発時
に、エポキシ樹脂等の中の低分子量(低沸点)のものの
一部が蒸発し、レジンフュームとなって蒸発した溶剤ガ
スとともにプロセスガスに混じり合うが、乾燥硬化室
(1)(4)のプロセスガス供給チャンバ(8) 、同排出チャン
バ(9) および上側の吹出空気排出チャンバ(19)における
搬送路(W1)(W2)に臨む面に取付けられた熱輻射パネル(1
3)(16)(24)のオイル通路(13a)(16a)(24a) にそれぞれ加
熱用オイルが流されてこのオイルの有する熱が輻射され
ているので、上記面への上記レジンフュームの結露が防
止される。
【0024】なお、上記において、プロセスガス供給チ
ャンバ、プロセスガス排出チャンバおよび吹出空気排出
チャンバにおける樹脂含浸補強材搬送路に臨む面に取付
けられた熱輻射パネルは、溶剤の蒸発および樹脂の硬化
にも利用されるので、加熱部の長さが長くなることにな
り、生産性が向上する。
【0025】
【発明の効果】この発明のプリプレグの製造装置によれ
ば、上述のように、吹出空気排出チャンバ、プロセスガ
ス供給チャンバ、およびプロセスガス排出チャンバにお
ける樹脂含浸補強材搬送路に臨む部分へのレジンフュー
ムの結露が防止されるので、結露した樹脂の付着堆積が
防止される。したがって、付着堆積した凝固樹脂に起因
する製造されるプリプレグの汚染が防止される。しか
も、上記面への凝固樹脂の付着堆積が防止されるので、
この堆積樹脂の除去作業が不要になるとともに、プリプ
レグの生産性が向上する。さらに、上記面への凝固樹脂
の付着堆積が防止されるので、付着堆積した凝固樹脂が
運転中に落下することはなく、運転中に落下する凝固樹
脂に起因するシート状補強材の切断が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるプリプレグの製造装置の全体構
成を示す概略垂直断面図である。
【図2】乾燥硬化室上部の吹出空気排出チャンバおよび
プロセスガス供給チャンバを示す一部切欠き斜視図であ
る。
【図3】乾燥硬化室下部のエアカーテン部、エアカーテ
ン部で吹出された空気を排出する吹出空気排出チャン
バ、およびプロセスガス吸込口を有するプロセスガス排
出チャンバを示す一部切欠き斜視図である。
【符号の説明】
1 第1乾燥硬化室 4 第2乾燥硬化室 7 反転室 8 プロセスガス供給チャンバ 8a プロセスガス吹出口 9 プロセスガス排出チャンバ 9a プロセスガス吸込口 11 熱輻射パネル(加熱手段) 13 熱輻射パネル(加熱手段) 16 熱輻射パネル(加熱手段) 18 エアカーテン部 19 吹出空気排出チャンバ 24 熱輻射パネル(加熱手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29B 11/16 B29B 15/08 - 15/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下にのびる樹脂含浸補強材搬送路、お
    よび搬送路を搬送される樹脂含浸補強材を加熱する加熱
    手段を有し、かつ互いに並列状に設けられた第1および
    第2の2つの縦型乾燥硬化室と、両乾燥硬化室の上端ど
    うしを連通させる反転室とを備えており、各乾燥硬化室
    の上部における樹脂含浸補強材搬送路の周囲の部分に、
    エアカーテン部、エアカーテン部で吹出された空気を排
    出する吹出空気排出チャンバ、およびプロセスガス吹出
    口を有するプロセスガス供給チャンバが設けられ、さら
    に各乾燥硬化室の下部における樹脂含浸補強材搬送路の
    周囲の部分に、プロセスガス吸込口を有するプロセスガ
    ス排出チャンバが設けられているプリプレグの製造装置
    であって、 吹出空気排出チャンバ、プロセスガス供給チャンバ、お
    よびプロセスガス排出チャンバにおける樹脂含浸補強材
    搬送路に臨む部分を加熱する加熱手段が具備せしめられ
    ているプリプレグの製造装置。
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