JP3312757B2 - 磁石式キャッチ - Google Patents

磁石式キャッチ

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JP3312757B2 JP34228892A JP34228892A JP3312757B2 JP 3312757 B2 JP3312757 B2 JP 3312757B2 JP 34228892 A JP34228892 A JP 34228892A JP 34228892 A JP34228892 A JP 34228892A JP 3312757 B2 JP3312757 B2 JP 3312757B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドアや蓋のように開口
部を開閉する可動部材に設けた磁性体の吸着板を磁着し
て、可動部材を閉塞状態に保持するように開口部の固定
部材に設けられる磁石式キャッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、工作機械や自動組立機のよう
な機器の安全カバーや蓋において、安全カバーや蓋を閉
じた状態に保ち、不用意に開放されるのを防止するため
に、この種の磁石式キャッチが用いられている。一方、
この種の機器では、安全カバーや蓋を開くと、それまで
機器が作動していても自動的に機器を停止させるように
したものがあり、この種の機器では、安全カバーや扉の
ような可動部材が開いたことを検出するために、開口部
に開閉検出用のスイッチを設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、可動部
材によって開口部を閉じた状態では可動部材を閉じた状
態に保持し、かつ可動部材が開いたことを検出して機器
等の制御を行うようにするには、磁石式キャッチと開閉
検出用のスイッチとを別途に設けているのが現状であ
る。このように2種類の部品を開口部の固定部材に取り
付けようとすれば、取付作業に手間がかかるという問題
がある。とくに、開閉検出用のスイッチは磁石式キャッ
チに可動部材が当接する直前に操作されて接点の開閉状
態を反転させることが必要であるから、開閉検出用のス
イッチと磁石式キャッチとの位置関係を正確に設定する
ことが必要であって、取付施工時の両者の位置決めに手
間がかかるという問題がある。
【0004】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、可動部材に設けた吸着板を磁着する部材と、
開閉検出用のスイッチとを1つのケース内に組み込むこ
とによって、取付時の位置決め作業を簡単にした磁石式
キャッチを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、開口部を開閉する可動部材に設けた磁
性体の吸着板に対応して開口部の固定側の部材に取り付
けられ、可動部材により開口部を閉塞したときに吸着板
に磁着して可動部材を定位置に保持する磁石式キャッチ
において、可動部材による開口部の閉塞時に一端面が吸
着板に当接するようにケースから一部が露出した磁極板
と、磁極板に磁極を磁気結合し吸着板を保持する起磁力
を発生する2個の永久磁石と、磁極板と吸着板とが磁着
したときに操作子が吸着板に押圧されて接点の開閉状態
が反転するスイッチとが1つのケースに設けられ、スイ
ッチが単極単投の接点構成であって、接点の両端に接続
した2個の端子と、接点に接続せずに互いに短絡した2
個の端子とがケースに設けられ、スイッチがケースの中
で両永久磁石の間の部位に収納され、操作子の一部が磁
極板の間の部位でケースから突出するのである。
【0006】
【0007】
【作用】上記構成によれば、可動部材による開口部の閉
塞時に一端面が吸着板に当接するようにケースから一部
が露出した磁極板と、磁極板に磁極を磁気結合し吸着板
を保持する起磁力を発生する永久磁石と、磁極板と吸着
板とが磁着したときに操作子が吸着板に押圧されて接点
の開閉状態が反転するスイッチとを1つのケースに設け
たことによって、取付作業時には、開口部の固定部材に
対して可動部材に設けた吸着板を磁着できるようにケー
スを位置決めして固定すれば、開口部の閉塞時にスイッ
チが操作されることが保証されることになり、取付作業
が容易になるのである。
【0008】また、スイッチ単極単投の接点構成であ
って、接点の両端に接続した2個の端子と、接点に接続
せずに互いに短絡した2個の端子とケースに設けられ
ているから、複数個のスイッチを直列接続して使用する
場合に、2芯電線の各芯線を接点に接続した一方の端子
と接点に接続していない一方の端子とにそれぞれ接続し
て各ケースのスイッチを順に接続することができるので
あって、複数個のスイッチを直列接続する際の結線作業
が容易になるのである。
【0009】
【実施例】図1および図2に示すように、ケース1は、
下面の一部が開口したボディ11と、ボディ11の開口
を閉塞する裏蓋12とを備え、ボディ11と裏蓋12と
は、係合、接着、溶着、ねじ止め等の周知の手段によっ
て結合される。ケース1には鉄板よりなる2枚の磁極板
2が略平行に取り付けられ、各磁極板2の一端部はケー
ス1から突出する。ボディ11の内底面および裏蓋12
の内面にはそれぞれ突起13が突設され、磁極板2の中
央部に設けた係合孔14に突起13が係合することによ
って、磁極板2のケース1に対する位置決めがなされ
る。磁極板2においてケース1からの突出部位とは反対
側の端面とケース1の内周面との間には、ゴムのような
一対の弾性体15が挟装され、磁極板2をケース1から
突出させる向きに付勢している。このような弾性体15
を設けることによって、突起13と係合孔14との寸法
誤差による磁極板2のがたつきが防止される。両磁極板
2の間には2個の永久磁石3が挟装され、永久磁石3は
磁極を各磁極板2に磁気結合して各磁極板2を異極に励
磁する。しかるに、ドアや蓋のような開口部を開閉する
可動部材に鉄板などからなる吸着板を固着し、開口部が
閉塞されたときに吸着板が磁極板2に当接するようにし
ておけば、ケース1より突出している磁極板2の端面に
吸着板が磁着され、このとき、磁極板2と永久磁石3と
吸着板とによる閉磁路が形成され、可動部材が磁力によ
って保持されることになる。ここにおいて、吸着板と磁
極板2に磁着した状態で、磁極板2は弾性体15により
位置決めされているから可動部材ががたつくことがな
く、また、磁極板2が弾性体15から押圧力を受けてい
ることによって、磁極板2の端面は吸着板にほぼ平行に
なるように位置決めされる。
【0010】ケース1の中には、両永久磁石3の間の部
位にマイクロスイッチであるスイッチ4が収納されてお
り、図3に示すように、単極単投のスイッチ4のアクチ
ュエータ16には筒状のレバーピン17が結合され、レ
バーピン17の一部は筒状の操作子5に挿入されてい
て、レバーピン17と操作子5との間に形成される空間
内にコイルスプリングよりなる復帰ばね18が収納され
ている。操作子5は、ボディ11の側壁であって両磁極
板2の間の部位に形成された透孔19から一部が突出す
る。また、操作子5にはフランジ20が形成されてお
り、フランジ20がボディ11の内周面で透孔19の周
部に係止されることによって、操作子5の抜け止めがな
されている。操作子5の先端部は、磁極板2の端面より
も若干突出しており(図2(a)参照)、吸着板が磁極
板2に磁着されたときに操作子5が押圧され、この押圧
力によってスイッチ4の接点7がオンになるように突出
量が設定されている。
【0011】ボディ11の外側面には図2(a)に示す
ように、4個のねじ付の端子6a〜6dが露出する。図
3に示すように、端子6a,6bはスイッチ4の接点7
の両端に接続され、端子6c,6dは短絡板8を介して
互いに短絡されている。ケース1において端子6a〜6
dが露出する部位には、図4に示すように、端子カバー
21がねじ22とボルト23(図1参照)とを用いて着
脱自在に結合される。また、端子カバー21の側面に
は、ケース1と端子カバー21との間に電線9を通すこ
とができるように切欠24が形成されている。
【0012】上述のように接続した4個の端子6a〜6
dを設けたことによって、複数個のスイッチ4を直列接
続する際の結線が容易になる。すなわち、図5に示すよ
うに、開口部について可動部材である3枚のドア10が
すべて閉じたことを検知しようとすれば、3個のドア1
0に対応するようにケース1を配置することが必要にな
る。このとき、スイッチ4を直列接続するように配線す
る必要があるから、隣接するケース1の端子6a,6b
の間を結線するとともに、端子6c,6dの間を結線す
るように2芯の電線9を用いれば、スイッチ4を順次接
続することができる。ここで、末端になるケース1につ
いては端子6a,6cを短絡することが必要であって、
この短絡用の部材として、図6に示すように端子6a,
6cに跨がるコ字状の短絡片25を用意しておけば、2
芯の電線9を用いて端子6a〜6dを順に接続するだけ
で、スイッチ4を直列に接続することができるのであ
る。すなわち、スイッチ4の接点に対応する2端子のみ
を設けているとすれば、図7にA部として示すように、
電線9同士を半田等によって結線する必要があるが、本
実施例では1つのケース1に4個の端子6a〜6dを設
け、2つの端子6c,6dの間は短絡していることによ
って、電線9同士を直接接続する必要がなくなり、電線
9の端末をすべて端子6a〜6dに接続するだけの簡単
な結線作業でスイッチ4の直列接続が可能になるのであ
る。
【0013】なお、上記実施例では、操作子5の先端部
が磁極板2の端面よりも突出するようにしているが、磁
極板2の端面に対して操作子5の先端面が内側に位置す
るようにし、吸着板に操作子5を押圧することができる
突起を設けるようにしてもよい。このような構成を採用
すれば、操作子5に不用意に触れてスイッチ4がオンに
なるのを防止することができる。なお、開口部の可動部
材を磁性体により形成しておけば吸着板を別途に設けな
くてもよい。
【0014】
【発明の効果】本発明は上述のように、可動部材による
開口部の閉塞時に一端面が吸着板に当接するようにケー
スから一部が露出した磁極板と、磁極板に磁極を磁気結
合し吸着板を保持する起磁力を発生する永久磁石と、磁
極板と吸着板とが磁着したときに操作子が吸着板に押圧
されて接点の開閉状態が反転するスイッチとを1つのケ
ースに設けているので、取付作業時には、開口部の固定
部材に対して可動部材に設けた吸着板を磁着できるよう
にケースを位置決めして固定すれば、開口部の閉塞時に
スイッチが操作されることが保証されることになり、取
付作業が容易になるという利点を有するのである。
【0015】また、スイッチ単極単投の接点構成であ
って、接点の両端に接続した2個の端子と、接点に接続
せずに互いに短絡した2個の端子とケースに設けられ
ているので、複数個のスイッチを直列接続して使用する
場合に、2芯電線の各芯線を接点に接続した一方の端子
と接点に接続していない一方の端子とにそれぞれ接続し
て各ケースのスイッチを順に接続することができるので
あって、複数個のスイッチを直列接続する際の結線作業
が容易になるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す分解斜視図である。
【図2】実施例を示し、(a)は平面図、(b)は正面
図である。
【図3】実施例の要部の概略構成図である。
【図4】実施例を示し、(a)は電線を結線した状態の
斜視図、(b)は電線を結線する前の分解斜視図であ
る。
【図5】実施例において複数個のスイッチを直列接続す
る場合の概略構成図である。
【図6】実施例のケースと短絡片との関係を示す平面図
である。
【図7】比較例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 磁極板 3 永久磁石 4 スイッチ 5 操作子 6a〜6d 端子 7 接点 8 短絡板 9 電線 10 ドア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05C 19/16 H01H 13/00 H01H 13/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を開閉する可動部材に設けた磁性
    体の吸着板に対応して開口部の固定側の部材に取り付け
    られ、可動部材により開口部を閉塞したときに吸着板に
    磁着して可動部材を定位置に保持する磁石式キャッチに
    おいて、可動部材による開口部の閉塞時に一端面が吸着
    板に当接するようにケースから一部が露出した磁極板
    と、磁極板に磁極を磁気結合し吸着板を保持する起磁力
    を発生する2個の永久磁石と、磁極板と吸着板とが磁着
    したときに操作子が吸着板に押圧されて接点の開閉状態
    が反転するスイッチとが1つのケースに設けられ、スイ
    ッチが単極単投の接点構成であって、接点の両端に接続
    した2個の端子と、接点に接続せずに互いに短絡した2
    個の端子とがケースに設けられ、スイッチがケースの中
    で両永久磁石の間の部位に収納され、操作子の一部が磁
    極板の間の部位でケースから突出することを特徴とする
    磁石式キャッチ。
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