JP2532855Y2 - 押ボタン付電磁開閉器 - Google Patents

押ボタン付電磁開閉器

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JP2532855Y2
JP2532855Y2 JP1989032932U JP3293289U JP2532855Y2 JP 2532855 Y2 JP2532855 Y2 JP 2532855Y2 JP 1989032932 U JP1989032932 U JP 1989032932U JP 3293289 U JP3293289 U JP 3293289U JP 2532855 Y2 JP2532855 Y2 JP 2532855Y2
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  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はケースとカバー内に収納された電磁開閉器
をケースに設けたオンボタン,オフボタンにより開閉操
作するようにした押ボタン付電磁開閉器に関する。
〔従来の技術〕
この種の従来の押ボタン付電磁開閉器としては実公昭
63-24603号公報(考案の名称「押ボタン付電磁開閉
器」)に記載されたものが知られている。この従来の押
ボタン付電磁開閉器においては、オンボタンにはケース
内に収納された電磁接触器の自己保持回路用端子ねじ間
を短絡する可動オン接点が設けられ、オフボタンにはケ
ースに一体成形された常閉接点構成の開閉接点部の可動
オフ接点を押す押棒が設けられ、オンボタンを押すこと
により電磁接触器の自己保持回路用端子ねじ間が短絡さ
れて電磁接触器がオン動作し、この電磁接触器のオン動
作により電磁接触器のもつ自己保持回路接点が投入され
て自己保持される。オン動作している電磁開閉器をオフ
する際オフボタンを押すことにより自己保持回路に挿入
された常閉接点構成の開閉接点部の可動オフ接点が押棒
によって押圧されて前記常閉接点構成の開閉接点部が開
成する。これにより自己保持回路が解除され電磁開閉器
がオフする。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述した従来装置においては、電磁接触器の自己保持
回路用端子ねじ間をオンボタンの可動オン接点により短
絡するように構成されているので、電磁接触器の自己保
持回路用端子ねじとオンボタンの可動オン接点との位置
合わせが必要で位置決めに手間がかかると共に可動オン
接点と自己保持回路用端子ねじとの接触により電流を流
して自己保持回路を形成するのでその接触信頼性に問題
があり、特に電源電圧が低下すると自己保持回路が形成
されなくなるという問題がある。また、オフボタンによ
り操作される常閉接点構成の開閉接点部はケースの下方
に位置するので電磁接触器の頭部側に配置された端子ね
じとの間の配線に比較的長いリード線を必要とし、この
ためリード線がオンボタンの可動オン接点やオフボタン
の押棒等に絡みつかないようにしなければならず配線作
業に手間がかかるという欠点があった。
そこで本考案の目的は前述した従来装置の欠点を除去
し、押ボタンの位置決めが容易で、接触信頼性が高く構
成が簡単な押ボタン付電磁開閉器を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
前述の目的を達成するため本考案は、ケースとカバー
内に電磁接触器とサーマルリレーを電気的に直列接続し
た電磁開閉器を収納し、オンボタンの操作により常開接
点を閉成して電磁接触器を動作させてその補助接点によ
り自己保持回路を形成し、オフボタンの操作により常閉
接点を開成して前記自己保持回路を解除する押ボタン付
電磁開閉器において、前記電磁接触器の頭部に、それぞ
れ独立して操作され、前記自己保持回路に挿入される常
開可動接点を保持した常開接点支えおよび前記自己保持
回路に挿入される常閉可動接点を保持した常閉接点支え
を有する自己保持接点ユニットを取付け、前記ケースに
設けたオンボタンに、前記自己保持接点ユニットの常開
接点支えを操作して常開可動接点を閉成する操作片を取
付け、前記ケースに設けたオフボタンに、前記自己保持
接点ユニットの常閉接点支えを操作して常閉可動接点を
開成する操作片および前記サーマルリレーのリセット棒
を押圧してサーマルリレーをリセットするレバー片を取
付けたことを特徴とする。
〔作用〕
本考案による押ボタン付電磁開閉器においては、自己
保持接点ユニツトが電磁接触器の頭部に設けられている
のでその取付けが容易であり、オンボタンを押すことに
より自己保持接点ユニツトの常開接点支えが操作されて
自己保持回路用の常開接点が閉成し、これにより電磁開
閉器の自己保持回路が形成されて電磁開閉器がオンす
る。オフボタンを押すと自己保持接点ユニツトの常閉接
点支えが操作され、これにより自己保持回路に挿入され
た常閉接点が開成し電磁開閉器がオフする。
〔実施例〕
次に本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。第1図ないし第3図はそれぞれ本考案の一実施例を
示し、第1図は押ボタン付電磁開閉器の一部切欠き平面
図、第2図は押ボタン付電磁開閉器の一部切欠き側面
図、第3図は電磁開閉器の自己保持回路を示す回路図で
ある。
第1図および第2図において、1および2は電磁接触
器6とサーマルリレー7とを収納するケースおよびカバ
ーであり、カバー2にはオンボタン3とオフボタン4が
取付けられている。電磁接触器6はケース1内でレール
取付用突起1aに取付けて固定されている(第2図参
照)。電磁接触器の両端には電源側端子6aと負荷側端子
6bが設けられ、負荷側端子6bとサーマルリレー7とが接
続板7aにより接続されている。サーマルリレー7は電磁
接触器6に不図示の嵌め合いにより電磁接触器6に結合
されている。7bはサーマルリレー7のリセツト棒であ
る。
電磁接触器6の頭部には自己保持接点ユニツト20が取
付けられる。この自己保持接点ユニツト20は電磁接触器
の附属装置として電磁接触器の頭部に着脱自在に取付け
られる補助接触子ユニツトの代わりに取付けられるもの
であり、この補助接触子ユニツト自体は既に公知であっ
て、電磁接触器の頭部に形成した係合部と補助接触子ユ
ニツトの下部に形成した係合部とを結合させることによ
り取付けられる。自己保持接点ユニツト20には、一端が
ユニツトケースより上部に突出し他端が復帰スプリング
9によって常時上方に付勢された常閉接点支え21と、一
端がユニツトケースより突出し他端が復帰スプリング10
によって常時上方に付勢された常開接点支え22が設けら
れ、各々の常閉接点支え21と常開接点支え22には、接触
スプリング21a,22aによってそれぞれの支えの窓壁面に
当接された常閉可動接点21bと常開可動接点22bとが設け
られている。第2図では常閉接点支え21,常開接点支え2
2の軸方向の中心線を境にして断面位置をずらしている
ので(第1図A−A断面)その中心線より左側に常閉可
動接点21b、右側に常開可動接点22bが示されている。常
開可動接点22bに対向して常開固定接点端子22cが設けら
れ、常閉可動接点21bに対向して常閉固定接点端子21cが
設けられている。
カバー2の凹所2aにスプリング4aを介して取付けられ
たオフボタン4には第2図に示すように自己保持接点ユ
ニツト20より突出した常閉接点支え21に対応する位置ま
で延長されたレバー片11が固定され、このレバー片11に
はサーマルリレー7のリセツト棒7bに対応する位置まで
延長されたリセツト片12が一体に形成されている。オン
ボタン3もオフボタン4と同様に不図示のスプリングを
介してカバー2に取付けられると共に、第2図ではレバ
ー片11に隠れて見えないレバー片が常開接点支え22に対
応する位置まで延在されている。
次に前述のように構成された電磁開閉器の動作を第3
図に示す自己保持回路を用いて説明する。第3図におい
て、1Aおよび1Bは操作電源のラインであり、このライン
1Aおよび1B間にオフボタン4によって操作されるオフ可
動接点21b、電磁接触器6の電磁コイル6cの励磁により
閉成される常開補助接点6d、電磁コイル6cおよびサーマ
ルリレー7の常閉接点7cが直列に接続され、前記常開補
助接点6dにはオンボタン3によって操作されるオン可動
接点22bが並列に接続されている。
今、オンボタン3を押圧すると常開接点構成のオン可
動接点22bが閉成し、オフ可動接点21b,オン可動接点22
b,電磁コイル6c,サーマルリレー7の常閉接点7cを通る
電流により電磁コイル6cが励磁されるので電磁接触器6
が投入される。電磁コイル6cの励磁により常開補助接点
6dが閉成し、これによりオンボタン3が元の状態に復帰
してオン可動接点22bが開成しても電磁コイル6cは常開
補助接点6dにより自己保持される。電磁開閉器をオフさ
せるにはオフボタン4を押せばよく、オフボタン4を押
すと常閉接点構成のオフ可動接点21bが開成して自己保
持回路が解除される。前記自己保持回路か形成されてい
る期間中にサーマルリレー7が過電流により作動すると
常閉接点7cが開いて自己保持回路が解除される。
サーマルリレー7が作動したのちサーマルリレー7を
リセツトするにはオフボタン4を押せばよく、オフボタ
ン4を押すとリセツト片12を介してサーマルリレー7の
リセツト棒7bが押圧されてサーマルリレー7の内部に押
し込まれ、これによりサーマルリレー7がリセツトされ
る。
なお、第3図において電磁コイル6cに並列に接続され
た表示ランプ14は自己保持回路が形成された際に点灯し
て自己保持状態を表示するためのものである。
〔考案の効果〕 以上に説明したとおり本考案によれば、ケースとカバ
ー内に電磁接触器とサーマルリレーを電気的に直列接続
した電磁開閉器を収納し、オンボタンの操作により常開
接点を閉成して電磁接触器を動作させてその補助接点に
より自己保持回路を形成し、オフボタンの操作により常
閉接点を開成して前記自己保持回路を解除する押ボタン
付電磁開閉器において、前記電磁接触器の頭部に、それ
ぞれ独立して操作され、前記自己保持回路に挿入される
常開可動接点を保持した常開接点支えおよび前記自己保
持回路に挿入される常閉可動接点を保持した常閉接点支
えを有する自己保持接点ユニットを取付け、前記ケース
に設けたオンボタンに、前記自己保持接点ユニットの常
開接点支えを操作して常開可動接点を閉成する操作片を
取付け、前記ケースに設けたオフボタンに、前記自己保
持接点ユニットの常閉接点支えを操作して常閉可動接点
を開成する操作片および前記サーマルリレーのリセット
棒を押圧してサーマルリレーをリセットするレバー片を
取付けるように構成したので、過電流により作動したサ
ーマルリレーをリセットする際オフボタンが押されるこ
とにより常閉可動接点が必ず開成されて電磁接触器の自
己保持開路が解除されるので、開路を遮断して安全を確
保した状態でサーマルリレーがリレットされるという利
点を有する。そして電磁接触器の頭部に常開接点と常閉
接点を有する自己保持接点ユニツトを設けることによ
り、押ボタンにより常開接点支え,常閉接点支えを押す
ことのみによりそれぞれの接点を開閉することができ、
またその常開接点および常閉接点は自己保持接点ユニツ
トのケース内に収納されているので外部より保護され信
頼性を向上させることができる。また、自己保持接点ユ
ニツトは電磁接触器の付属装置として電磁接触器の頭部
に着脱自在に取付けられる補助接触子ユニツトの取付機
構を利用して取付けることができるので構成が簡単で取
付けが容易であるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はそれぞれ本考案の一実施例を示
し、第1図は押ボタン付電磁開閉器の一部切欠き平面
図、第2図は押ボタン付電磁開閉器の一部切欠き側面
図、第3図は電磁開閉器の自己保持回路を示す回路図で
ある。 1:ケース、2:カバー、3:オンボタン、4:オフボタン、6:
電磁接触器、7:サーマルリレー、11:レバー片、12:リセ
ツト片、20:自己保持接点ユニツト、21:常閉接点支え、
22:常開接点支え。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケースとカバー内に電磁接触器とサーマル
    リレーを電気的に直列接続した電磁開閉器を収納し、オ
    ンボタンの操作により常開接点を閉成して電磁接触器を
    動作させてその補助接点により自己保持回路を形成し、
    オフボタンの操作により常閉接点を開成して前記自己保
    持回路を解除する押ボタン付電磁開閉器において、前記
    電磁接触器の頭部に、それぞれ独立して操作され、前記
    自己保持回路に挿入される常開可動接点を保持した常開
    接点支えおよび前記自己保持回路に挿入される常閉可動
    接点を保持した常閉接点支えを有する自己保持接点ユニ
    ットを取付け、前記ケースに設けたオンボタンに、前記
    自己保持接点ユニットの常開接点支えを操作して常開可
    動接点を閉成する操作片を取付け、前記ケースに設けた
    オフボタンに、前記自己保持接点ユニットの常閉接点支
    えを操作して常閉可動接点を開成する操作片および前記
    サーマルリレーのリセット棒を押圧してサーマルリレー
    をリセットするレバー片を取付けたことを特徴とする押
    ボタン付電磁開閉器。
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CN110504135B (zh) * 2019-07-29 2024-07-09 厦门宏发电声股份有限公司 方便操作的电磁继电器手动测试开关结构及电磁继电器

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JPS61225730A (ja) * 1985-03-29 1986-10-07 三菱電機株式会社 電磁開閉器用押釦スイツチ

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