JP3312544B2 - 車両用空調制御装置 - Google Patents

車両用空調制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空調制御装
置に係り、特に、車両始動時の空調制御を適切に行う車
両用空調制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両停止後の短時間内に車両を再始動さ
せると、エンジン温度が過熱気味にあるため、特に外気
温センサがラジエターの前方に装備されている場合は、
当該外気温センサに誤検出を生じ、車両始動時の空調制
御を適切に行うことができないという不都合が従来より
指摘されている。
【0003】これに対し、特開平1−273713号公
報記載の発明では、車両停止時の外気温センサの検出値
を記憶しておき、車両始動時には、エンジン冷却水の温
度に基づいてエンジンが過熱状態にある再始動時か否か
を判断し、再始動時であれば外気温センサが誤検出する
蓋然性が高いため、外気温センサの検出値に代え予め記
憶された車両停止時の外気温を用いて制御を行うことに
より、車両再始動時の空調制御を適切に行うことができ
る構成となっている。
【0004】また、特公平6−88487号公報記載の
発明では、イグニッションオフ時の外気温センサの検出
値を記憶しておき、車両始動時には、車両停止時からの
経過時間に基づいてエンジンが過熱状態にある再始動時
か否かを判断し、再始動時であれば外気温センサが誤検
出する蓋然性が高いため、外気温センサの検出値に代え
予め記憶されたイグニッションオフ時の外気温を用いて
制御を行うことにより、車両再始動時の空調制御を適切
に行うことができる構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、車両停止前に車両がアイドリング状態
で放置されれば、エンジン温度が上昇し外気温センサが
誤検出するので、かかる場合、車両停止時の外気温検出
値を記憶して車両始動時に用いたとしても、記憶値自体
が誤差を含んでいるため、適切な制御を行うことができ
ないという不都合があった。また、車両停止前の外気温
検出値を記憶しておくために、専用の書換可能な不揮発
性メモリを搭載する必要があり、これがため、コスト高
を招来する不都合があった。
【0006】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、特に、車両始動時の空調制御を常時適切に行
うことのできる車両用空調制御装置を提供することを、
その目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、車外の温度を検出する外
気温センサと、エンジン冷却水の温度を検出する水温セ
ンサと、少なくとも外気温センサの検出値に基づいてエ
アミックスダンパ制御用サーボモータ等の制御対象に操
作量を出力する制御部とを備えている。また、制御部
が、車両の再始動状態を判定する再始動判定機能と、車
両が再始動状態にある場合に,外気温センサの検出値か
ら所定の補正値を減算して外気温推定値を算出すると共
に当該外気温推定値を制御用外気温として操作量を算出
する再始動制御機能とを備えている。更に、制御部が、
車両の停止時から再始動時までにエンジンルームから外
気温センサの周囲気に与えられた熱量に基づいて補正値
を算出する機能を備えた、という構成を採っている。
【0008】このため、本発明では、車両が再始動状態
にある場合は、車両の停止時から再始動時までにエンジ
ンルームから外気温センサの周囲気に与えられた熱量に
基づいて補正値が算出され、この補正値が車両始動時の
外気温センサの検出値から減算されることにより、外気
温推定値が算出される。そして、この外気温推定値が制
御用外気温として用いられ、車両再始動時の空調制御が
行われる。
【0009】特に、請求項2記載の発明では、制御部
が、車両の停止時から再始動時までの時間を計測するオ
フ時間タイマを装備すると共に、このオフ時間タイマの
計測値と水温センサの検出値とに基づいて上記熱量を算
出する機能を備えた、という構成を採っている。
【0010】これらにより、前述した目的を達成しよう
とするものである。
【0011】ここで、車両の再始動状態とは、一旦車両
(機関)が停止され、エンジンルームが過熱気味とな
り、当該過熱が治まる前に再度車両を始動させた状態を
いう。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図5に基づいて説明する。
【0013】図1に示す車両用空調制御装置は、車外の
温度を検出する外気温センサ13と、エンジン冷却水の
温度を検出する水温センサ12と、少なくとも外気温セ
ンサ13の検出値Toに基づいてエアミックスダンパ制
御用サーボモータ等の制御対象4に操作量Sを出力する
制御部2とを備えている。このうち、制御部2は、車両
の再始動状態を判定する再始動判定機能23と、車両が
再始動状態にある場合に,外気温センサ13の検出値T
oから所定の補正値Thを減算して外気温推定値Tsを
算出すると共に当該外気温推定値Tsを制御用外気温T
aとして操作量Sを算出する再始動制御機能25とを備
えている。更に、制御部2は、車両の停止時から再始動
時までにエンジンルームから外気温センサ13の周囲気
に与えられた熱量Qeに基づいて補正値Thを算出する
機能を備えている。
【0014】また、本実施形態において、制御部2は、
車両の停止時から再始動時までの時間を計測するオフ時
間タイマ21を装備すると共に、このオフ時間タイマ2
1の計測値tと水温センサ12の検出値Twとに基づい
て上記熱量Qeを算出する機能を備えている。
【0015】これを更に詳述すると、本実施形態におい
て、水温センサ12及び外気温センサ13は、制御部2
に併設された入力部1にそれぞれ装備されている。この
入力部1は、他に、車両の始動停止を行うイグニッショ
ンスイッチ11と、車室内の目標温度を設定する温度設
定スイッチ14と、車室内の温度を検出する内気温セン
サ15と、車室内への日射量を検出する日射センサ16
とを備えている。そして、各センサ及びスイッチ11〜
16の出力が入力データとして制御部2に入力されるよ
うになっている。
【0016】制御部2は、上述した再始動判定機能23
と再始動制御機能25に加え、車両始動時から車両停止
時までにエンジンルームから外気温センサ13の周囲気
に与えられる平均熱容量Qaを算出する平均熱容量算出
機能22と、この平均熱容量Qaから補正値Thを算出
しこの補正値Thを外気温センサ13の検出値Toから
減算して外気温推定値Tsを求める外気温補正機能24
とを備えている。制御部2は、マイクロコンピュータで
構成され、予め準備された制御プログラムを逐次実行す
ることにより、これらの各機能22,23,24,25
を実現するようになっている。
【0017】本実施形態において、再始動判定機能23
は、車両始動時における水温センサ12の検出値Twが
一定値(50〔℃〕)以上か否かを判断し、一定値以上
の場合を車両の再始動状態と判定するものである。
【0018】平均熱容量推定機能22は、車両始動時に
おける水温センサ12の検出値Twと、オフ時間タイマ
21による計測時間tとに基づいて車両の停止時から再
始動時までにエンジンルームから外気温センサ13の周
囲気に与えられた平均熱容量Qaを算出するものであ
る。具体的には、平均熱容量Qaの算出は、図5に示す
直線a,b,cに基づいて行われるようになっている。
この図5に示す直線a,b,cは、車両始動時の水温セ
ンサ12の検出値Twと平均熱容量Qaとの関係を示
し、オフ時間タイマの計測時間tごとに異なる傾きα
(t)を有している。ここで、傾きα(t)は、予め実
験的に適当な値を設定しておく必要がある。これによる
と、車両始動時の水温検出値Twとオフ時間タイマ21
の計測値tが与えられることにより、式(1)に基づい
てエンジンルームの平均熱容量Qaが算出される。
【0019】Qa=α(t)Tw ・・・ 式(1)
【0020】また、図5において、オフ時間タイマ21
の計測時間tが10分以内であれば一律にt=10分
(直線a),10分より長く15分以内であればt=1
5分(直線b),15分より長く20分以内であればt
=20分(直線c)として平均熱容量Qaが演算され
る。
【0021】外気温補正機能24は、平均熱容量Qaと
オフ時間タイマ21の計測時間tとの積に基づき、車両
停止時から始動時までにエンジンルームから外気温セン
サ13に与えられた熱量Qeを算出後、これを外気温セ
ンサ13の周囲気の上昇温度に変換した値(補正値T
h)を演算し、この補正値Thを車両始動時の外気温セ
ンサ13の検出値Toから減算して外気温推定値Tsを
算出するものである。具体的には、式(2),式(3)
により算出される。
【0022】Ts=To−Th ・・・ 式(2) Th=g(Qa×t) ・・・ 式(3) ここで、g()は、熱量を当該熱量による上昇温度に換
算するための関数を示す。
【0023】再始動制御機能25は、車両始動時から一
定時間、式(2),式(3)により算出した外気温推定
値Tsを制御用外気温Taとして操作量Sを算出し、当
該操作量Sを制御対象4に出力するものである。ここ
で、制御部2の制御処理の詳細については後述する。
【0024】記憶部3は、再始動制御中であることを示
す再始動フラグ31と、カウンタCとを備えている。
【0025】制御対象4は、例えば、エアコン風の吹出
温度を制御するためのエアミックスダンパ制御用サーボ
モータ,エアコン風の送風量を制御するためのブロワモ
ータやエアコン風の吹出口を選択するための吹出口切替
用サーボ等であり、制御部2から出力される操作量Sに
応じて駆動される。
【0026】次に、上記実施形態の全体動作を図2乃至
図4に基づいて説明する。
【0027】車両の停止中はオフ時間タイマ21が起動
されており、前回の車両停止時から今回の車両始動時ま
での時間tが計測されている。そして、イグニッション
スイッチの操作により車両が始動されると、制御部2
は、オフ時間タイマ21による計時をストップし(ステ
ップS1)、図2に示す初期設定処理を実行する(ステ
ップS2)。
【0028】初期設定処理が実行されると、入力部1か
ら各センサ12,13,15,16及びスイッチ14に
より検出または設定された入力データが制御部2に読み
込まれる(ステップS11)。そして、この読み込まれ
たデータのうち水温センサ12の検出値Twが一定温度
(50〔℃〕)以上か否かが判断され(ステップS1
2)、一定温度以上であれば車両の再始動状態と判定さ
れる。ここで、判定結果が再始動状態であれば、オフ時
間タイマ21による計測時間tと水温センサ12の検出
値Twとに基づき式(1)より平均熱容量Qaが算出さ
れ(ステップS13)、平均熱容量Qa,オフ時間タイ
マの計測時間t及び外気温センサ13の検出値Toとに
基づき式(2),式(3)から外気温推定値Tsが算出
される(ステップS14)。
【0029】続いて、外気温推定値Tsと外気温センサ
13の検出値Toとが比較され(ステップS15)、外
気温推定値Tsが外気温センサ13の検出値Toよりも
低ければ、誤検出しているおそれの高い外気温センサ1
3の検出値Toを用いるよりも外気温推定値Tsを用い
る方が信頼性が高いと考えられるので、再始動制御を開
始すべく記憶部3の再始動フラグ31がオンされ、これ
と共にカウンタCがリセットされる(ステップS1
6)。そして、制御用外気温Taとして外気温推定値T
sが設定され(ステップS17)、初期設定処理は終了
される。
【0030】一方、ステップS15において、外気温推
定値Tsが外気温センサ13の検出値To以上であると
判断された場合は、外気温センサ13の検出値Toをそ
のまま用いた方が信頼性が高いと考えられるので、制御
用外気温Taとして現行の外気温センサ13の検出値T
oが設定される(ステップS18)。また、ステップS
12において、水温センサ12の検出値Twが50
〔℃〕より低い場合も、再始動制御を行う必要がないの
で、制御用外気温Taとして現行の外気温センサ13の
検出値Toが設定される(ステップS18)。これによ
り、初期設定処理は終了される。
【0031】図2において、初期設定処理(ステップS
2)が終了されると、入力部1から制御部2に新たにセ
ンサの検出値等の入力データが読み込まれ(ステップS
3)、続けて図4に示す制御用外気温設定処理が実行さ
れる(ステップS4)。
【0032】制御用外気温設定処理が実行されると、ま
ず、記憶部3の再始動フラグ31がオンになっているか
否かが判断され(ステップS21)、オンになっていな
ければ、再始動制御中ではなく、外気温センサ13の検
出値Toに信頼性が認められるので、現行の外気温セン
サ13の検出値Toが制御用外気温Taとして用いられ
る(ステップS22)。
【0033】一方、再始動フラグ31がオンになってい
れば、まずカウンタCが+1加算され(ステップS2
3)、この結果カウンタCの値が一定値C1 を超えたか
否かが判断され(ステップS24)、超えていれば車両
始動時から一定時間が経過したことになり、外気温セン
サ13の検出値Toの信頼性も向上したと考えられるの
で、再始動制御から通常制御に移行すべく再始動フラグ
31がオフに設定される(ステップS25)。そして、
制御用外気温Taとして現行の外気温センサ13の検出
値Toが用いられる(ステップS22)。これにより、
制御用外気温設定処理は終了される。
【0034】また、ステップS24において、カウント
Cの値が未だ一定値C1 を超えていない場合は、車両始
動時から一定時間が経過しておらず、外気温センサ13
が誤検出する可能性が強いので、再始動制御を継続すべ
く、ステップS2の初期設定処理において算出された外
気温推定値Tsが制御用外気温Taとして用いられる
(ステップS26)。これにより、制御用外気温設定処
理は終了される。
【0035】制御用外気温設定処理が終了されると、制
御部2は、上記の制御用外気温設定処理(ステップS
4)で設定した制御用外気温Taと入力部1から読み込
んだ外気温センサ13の検出値To以外の入力データに
基づいてエアコン風の吹出温度,送風量や吹出口等を算
定し、この算定結果に基づいて制御対象4に操作量Sを
出力する。これにより、エアミックスダンパ制御用サー
ボモータ等が駆動され、所望の空調制御が行われる。
【0036】続いて、イグニッションスイッチ11がオ
フされたか否かが判断され(ステップS6)、オフされ
ていなければ、上記ステップS3からの処理が繰り返し
実行される。一方、イグニッションスイッチ11がオフ
された場合は、これによる車両の停止から次回の車両始
動時までの時間tを計測すべく、オフ時間タイマ21に
よる計時が開始される(ステップS7)。ここで、オフ
時間タイマ21による計時が例えば20分以上経過して
も車両が始動されない場合は、エンジンの過熱も治まっ
たと考えられるため、オフ時間タイマ21による計時を
中止し、省電力のため装置全体の電源をオフするように
構成しても良い。
【0037】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、制御部2が、車両の停止時から再始動時までにエン
ジンルームから外気温センサ13の周囲気に与えられた
熱量Qeに基づいて補正値Thを算出し、この補正値T
hを車両始動時の外気温センサ13の検出値Toから減
算して求めた外気温推定値Tsを制御用外気温Taとし
て用い空調制御を行うので、エンジンルームの過熱の影
響で誤検出された外気温センサ13の検出値Toを実際
の外気温に近い値に補正して用いることができ、車両再
始動時の空調制御を常時適切に行うことができる。ま
た、前回の車両停止前における外気温センサの検出値を
記憶しておく必要がないので、従来例のようにNVRA
M(ノンボラタイルラム)等の専用の不揮発性メモリを
別途搭載する必要がなく、装置コストの低減を図ること
ができる。
【0038】更に、車両の停止時から再始動時までにエ
ンジンルームから外気温センサ13の周囲気に与えられ
た熱量Qeは、オフ時間タイマ21による計測時間tと
水温センサ12の検出値Twとに基づいて算出されるの
で、熱量算出のために新たな検出手段等を設ける必要は
なく、従来一般的な車両用空調制御装置のハードウェア
資源を活用して熱量を比較的容易に算出することができ
る。
【0039】これに加え、外気温推定値Tsを用いた再
始動制御は、車両始動時から一定時間で終了され、一定
時間経過後は現行の外気温センサ13の検出値Toを制
御用外気温Taとした従来より一般的な空調制御が行わ
れるので、外気温センサ13の誤検出が治まると共に当
該外気温センサ13の検出値Toを用い環境の変化に追
従したより快適な空調制御を行うことができる。
【0040】ここで、再始動判定機能は、オフ時間タイ
マ21により計測された車両停止時から再始動時までの
時間tが予め設定した一定時間よりも長いか短いかによ
り車両が再始動状態にあるか否かを判断するものであっ
ても良い。
【0041】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成され機能す
るので、これによると、制御部が、車両の停止時から再
始動時までにエンジンルームから外気温センサの周囲気
に与えられた熱量に基づいて補正値を算出し、この補正
値を車両始動時の外気温センサの検出値から減算して求
めた外気温推定値を制御用外気温として用い空調制御を
行うので、エンジンルームの過熱の影響で誤検出された
外気温センサの検出値を実際の外気温に近い値に補正し
て用いることができ、車両再始動時の空調制御を常時適
切に行うことができる。また、前回の車両停止前におけ
る外気温センサの検出値を記憶しておく必要がないの
で、従来例のようにNVRAM(ノンボラタイルラム)
等の専用の不揮発性メモリを別途搭載する必要がなく、
装置コストの低減を図ることができる。
【0042】特に、請求項2記載の発明では、車両の停
止時から再始動時までにエンジンルームから外気温セン
サの周囲気に与えられた熱量は、オフ時間タイマによる
計測時間と水温センサの検出値とに基づいて算出される
ので、熱量算出のために新たな検出手段等を設ける必要
はなく、従来一般的な車両用空調制御装置のハードウェ
ア資源を活用して熱量を比較的容易に算出することがで
きる、という従来にない優れた車両用空調制御装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1に示す実施形態の全体動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図3】図2に示す初期設定処理の詳細を説明するフロ
ーチャートである。
【図4】図2に示す制御用外気温設定処理の詳細を説明
するフローチャートである。
【図5】水温センサの検出値とエンジンルームの平均熱
容量との関係を示す線図である。
【符号の説明】
1 入力部 2 制御部 3 記憶部 4 制御対象 12 水温センサ 13 外気温センサ 21 オフ時間タイマ 22 平均熱容量推定機能 23 再始動判定機能 24 外気温補正機能 25 再始動制御機能

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車外の温度を検出する外気温センサと、
    エンジン冷却水の温度を検出する水温センサと、少なく
    とも前記外気温センサの検出値に基づいてエアミックス
    ダンパ制御用サーボモータ等の制御対象に操作量を出力
    する制御部とを備え、 前記制御部が、車両の再始動状態を判定する再始動判定
    機能と、車両が再始動状態にある場合に,前記外気温セ
    ンサの検出値から所定の補正値を減算して外気温推定値
    を算出すると共に当該外気温推定値を制御用外気温とし
    て前記操作量を算出する再始動制御機能とを備えた車両
    用空調制御装置において、 前記制御部が、車両の停止時から再始動時までにエンジ
    ンルームから前記外気温センサの周囲気に与えられた熱
    量に基づいて前記補正値を算出することを特徴とした車
    両用空調制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御部が、前記車両の停止時から再
    始動時までの時間を計測するオフ時間タイマを装備する
    と共に、このオフ時間タイマの計測値と前記水温センサ
    の検出値とに基づいて前記熱量を算出することを特徴と
    した請求項1記載の車両用空調制御装置。
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