JP3312349B2 - 末端に定量的にビニリデン基を有する高分子化合物、その製造方法及び該高分子化合物を使用したレジスト材 - Google Patents

末端に定量的にビニリデン基を有する高分子化合物、その製造方法及び該高分子化合物を使用したレジスト材

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は末端に定量的にビニリデ
ン基を有する新規な高分子化合物、その製造方法及び該
高分子化合物を用いたレジスト材料に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より高分子化合物の末端に不飽和基
を導入する方法はマクロモノマ−合成法として広く試み
られてきた(山下雄也編著、マクロモノマ−の化学と工
業、アイピ−シ−出版部1989年)。しかしながらそ
れらの多くはブロックポリマ−やグラフトポリマ−の前
駆体として合成されて来ているのが現状である。したが
って、マクロモノマ−として得られているポリマ−の多
くは光や電子線などによて重合反応を示す。本発明者等
は光や電子線等の照射によって効率的に反応活性を示
し、生じた活性種が成長鎖と同様構造を有することによ
り解重合せしめ、高効率的に解重合をするポジ型レジス
トを目指し、検討を重ねた。一般にビニルモノマ−のカ
チオン重合反応では連鎖移動反応(プロトン移動)によ
り一部構造式(A)に示すポリマ−が生成しているもの
の、定量的にこれらの不飽和末端を導入した例はない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは新規な合
成法によって高収率で定量的に不飽和基を末端構造とし
て導入した構造式(A)を有する高分子化合物を得るこ
とに成功し、本発明を完成したもので、本発明の目的
は、新規な構造法によって高収率で定量的に不飽和基で
あるビニリデン基を末端に導入した構造式(A)を有す
る高分子化合物及びその製造方法を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、下記構
造式(A)で表わされる末端に定量的にビニリデン基構
造有する高分子化合物である。
【0005】
【化4】
【0006】(式中、Rは任意の開始剤断片を示す。R
1、R2は水素または炭素数1から10のアルキル基、ア
リ−ル基、アラルキル基を表す。また、R3、R4、は水
素または炭素数1から10のアルキル基、アリ−ル基、
アラルキル基またはF、Cl、Brなどのハロゲンを表
す。nは5〜10、000の整数を表す。)本発明の化
合物(A)はブチルリチウムやナトリウムナフタレンの
ような有機金属を開始剤としたビニルモノマ−のアニオ
ン重合とそれに続くハロゲン含有ビニルモノマ−の付
加、ハロゲン化金属の脱離反応の過程を経て合成され
る。この合成過程を、例えば反応開始剤としてブチルリ
チウムを用い、α−メチルスチレンの場合について化学
式で示すと次の通り一端にブチル基、他端にリチウムを
有する重合体(1)が得られる。
【0007】
【化5】
【0008】この重合体(1)に末端修飾剤を作用させ
ると次の化学式で示されるように脱リチウムを生じる。
【0009】
【化6】
【0010】また、末端修飾剤としてα−モノクロロメ
チルスチレンを用いた場合には次のようになる。
【0011】
【化7】
【0012】これを一般式で書くと次のようになり、末
端に定量的ビニリデン基が結合した本発明にかかる化合
物(A)が得られる。
【0013】
【化8】
【0014】この反応に使用されるモノマ−類はリビン
グ的にアニオン重合するモノマ−ならば何れも可能であ
るが、特にパラ位に置換基を有するα−メチルスチレン
誘導体が好ましい。なお、その他のモノマ−としてはス
チレン、α−メチルスチレン、イソプレン、ブタジエン
等の共役炭化水素モノマ−やエチレン、アクリル酸エス
テルやメタクリル酸エステル、ジアルキルアクリルアミ
ド、ビニルケトンなどの共役極性モノマ−類等を挙げる
ことができる。このビニルモノマ−のアニオン重合法は
従来のアニオン重合法と異ならない。即ち、有機金属開
始剤を使用し、後述する溶媒下、温度、時間の条件のも
とに重合させる。得られたポリマ−の重合度としては5
〜10,000である。
【0015】この反応に使用される有機金属系開始剤は
メチルリチウム、ブチルリチウムなどの有機リチウム、
ナトリウムナフタレン、カリウムナフタレン、クミルナ
フタレンミルカリウム等の有機ナトリウムや有機カリウ
ム、リチウムジイソプロピルアミドやカリウムジイソプ
ロピルアミド等の有機金属アミド類など用いられる。ま
た、この開始剤としてα−メチルスチレンリビングオリ
ゴマ−なども使用できる。これらの開始剤の使用量は、
モノマ−に対するモル比で0.00001ないし100
倍モルで使用可能であり、0.0001倍ないし1倍モ
ルがより好ましい。
【0016】この反応で用いられる末端修飾剤はα−ト
リフルオロメチルスチレン、α−ジフルオロメチルスチ
レン、α−フルオロメチルスチレン、α−トリブロモメ
チルスチレン、α−ジブロモメチルスチレン、α−ブロ
モメチルスチレン、α−トリクロロメチルスチレン、α
−ジクロロメチルスチレン、α−クロロメチルスチレン
等α位にハロゲノメチル基を有するα−メチルスチレン
誘導体等を挙げることができる。さらにα位にアルコキ
シメチル基、シアノメチル基などの脱離基を有するスチ
レン誘導体なども使用可能である。これらの末端修飾剤
の生成ポリマ−に対するモル比は0.01ないし100
倍モルで使用可能であり、1倍モルないし10倍モルが
より好ましい。
【0017】本発明の反応は、不活性溶媒の存在下で行
うこともできる。溶媒としてはジエチルエ−テル、ジオ
キサン、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン、ジグ
ライム等のエ−テル類、ペンタン、ヘキサン、シクロヘ
キサン、オクタン等の脂肪属炭化水素、ベンゼン、トル
エン等の芳香属炭化水素ジメチルスルホキシド、N,N
−ジメチルホルムアミド、ヘキサメチルホスホリックト
リアミド等の非プロトン性極性溶媒等、反応条件下でア
ルカリ金属触媒と反応しない液体を用いることができ
る。この中でテトラヒドロフラン等のエ−テル類、ベン
ゼン等の芳香属炭化水素類及びヘキサン等の脂肪属炭化
水素類及びヘキサン等の脂肪属炭化水素類が好ましい。
【0018】用いる溶媒の量は体積でモノマ−の0.1
ないし1000倍量が好ましく、より好ましくは0.5
ないし100倍量である。溶媒の相対量が多くなると反
応は一般に遅くなる。本発明において反応を行う温度に
ついては特に制限はないが、−150℃ないし150℃
が好ましくより好ましくは−100℃ないし0℃であ
る。また反応時間に制限はないが1分ないし1000時
間が好ましく、更に好ましくは10分ないし100時間
である。反応条件、目的物によって反応速度が異なるの
で、ガスクロマトグラフィ−や液体クロマトグラフィ−
等で原料や生成物の定量を行い反応終了時間を決定する
ことが望ましい。
【0019】本発明で得られた構造式(A)の高分子化
合物は末端に紫外光、電子線等に感受性の高い不飽和基
であるビニリデン基が定量的に導入されているので、紫
外光、電子線等により効率良く解重合する。従来、主鎖
に4級炭素数を有するビニル型ポリマ−は紫外線、電子
線等により主鎖切断が起こるものの、同時に側鎖基によ
る架橋反応も併発するため、いままで高性能のポジ型材
料がなかった。しかし、本発明にかかる構造式(A)の
高分子化合物は紫外光、電子線等により効率良く解重合
する。この過程を次に示す。
【0020】
【化9】
【0021】即ち、構造式(A)の高分子化合物は紫外
光、電子線等により照射部分は全てモノマ−に解重合し
て可溶性となるので新規な高性能ポジ型レジスト材料を
提供することができた。しかして、上記化合物(A)よ
りレジスト膜を形成するには、化合物(A)を溶媒に溶
解させ、スピンナ−等で薄膜形成させることによって得
られる。その際使用する溶媒としてはジエチルエ−テ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタ
ン、ジグライム等のエ−テル類、ペンタン、ヘキサン、
シクロヘキサン、オクタン等の脂肪属炭化水素、ベンゼ
ン、トルエン等の芳香族炭化水素ジメチルスルホキシ
ド、N、N−ジメチルホルムアミド、ヘキサメチルホス
ホリックトリアミド等の非プロトン性極性溶媒等を用い
ることができる。溶液の濃度は体積で化合物(A)の
0.1ないし1000倍量が好ましく、より好ましくは
1ないし20倍量である。溶媒の相対量が多くなると一
般に膜は薄くなる。
【0022】得られた膜は可視光や、紫外線、電子線、
X線などの照射により容易に解重合し、パタ−ンを形成
する。現像に用いる溶媒は水、メタノ−ル、エタノ−
ル、プロパノ−ルなどのアルコ−ル類が適しており、電
子線、X線等真空照射の場合、現像剤を用いない場合で
もパタ−ンが得られる。
【0023】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に説明する
が、これらの実施例は本発明の範囲を何ら限定するもの
ではない。 実施例1 反応容器内をアルゴン置換し、−78℃下、テトラヒド
ロフラン28.9ml、4ビス[(トリメチルシリル)
メチル]イソプロペニルベンゼン15.3ml、sec-ブ
チルリチウムのヘキサン溶液6.7mlを加え、20分
反応させる。この溶液にα−トリフルオロメチルスチレ
ン2.4ml加え、さらに3分間反応させた。この溶液
を大過剰のメタノ−ルに添加し、ポリマ−を得た。得ら
れたポリマ−の収量は14.5gであった(97%:サ
ンプル1)。1HNMRから求めたサンプル1の数平均
分子量は2,800であった。また、シリカゲル固定相
による薄層クロマトグラフィ−でのRf値は0.65の
1スポットであった(移動相:ヘキサン)。13CNMR
スペクトルより不飽和基末端に由来するシグナルが現れ
ていることが確認された(図1)。熱重量分析による分
解開始温度は340℃であった。
【0024】比較例1 反応容器内をアルゴン置換し、−78℃下、テトラヒド
ロフラン28.9ml、4ビス[(トリメチルシリル)
メチル]イソプロペニルベンゼン15.3ml、sec-ブ
チルリチウムのヘキサン溶液6.7mlを加え、20分
反応させる。この溶液にメタノ−ル1ml加え、さらに
3分間反応させた。この溶液を大過剰のメタノ−ルに添
加し、ポリマ−を得た。得られたポリマ−の収量は1
3.8gであった(98%:サンプル2)。1HNMR
から求めたサンプル2の数平均分子量は2.600であ
った。また、シリカゲル固定相による薄層クロマトグラ
フィ−でのRf値は0.85であった(移動相:ヘキサ
ン)。13CNMRスペクトルより不飽和基末端が存在し
ていないことが確認された(図2)。熱重量分析による
分解開始温度は350℃であった。
【0025】実施例2 反応容器内をアルゴン置換し、−78℃下、テトラヒド
ロフラン28.9ml、4ビス[(トリメチルシリル)
メチル]イソプロペニルベンゼン15.3ml、sec-ブ
チルリチウムのヘキサン溶液3.3mlを加え、20分
反応させる。この溶液にα−トリフルオロメチルスチレ
ン2.4ml加え、さらに3分間反応させた。この溶液
を大過剰のメタノ−ルに添加し、ポリマ−を得た。得ら
れたポリマ−の収量は13.8gであった(96%:サ
ンプル3)。1HNMRから求めたサンプル3の数平均
分子量は5,400であった。また、シリカゲル固定相
による薄層クロマトグラフィ−でのRf値は0.65の
1スポットであった(移動相:ヘキサン)。13CNMR
スペクトルより不飽和基末端に由来するシグナルが現れ
ていることが図1と同様に確認された。熱重量分析によ
る分解開始温度は340℃であった。
【0026】実施例3 反応容器内をアルゴン置換し、−78℃下、テトラヒド
ロフラン28.9ml、4ビス[(トリメチルシリル)
メチル]イソプロペニルベンゼン15.3ml、sec-ブ
チルリチウムのヘキサン溶液6.7mlを加え、20分
反応させる。この溶液にα−クロロメチルスチレン3.
1ml加え、さらに3分間反応させた。この溶液を大過
剰のメタノ−ルに添加し、ポリマ−を得た。得られたポ
リマ−の収量は14.3gであった(93%)。1HN
MRから求めたサンプルの数平均分子量は2,800で
あった。また、シリカゲル固定相による薄層クロマトグ
ラフィ−でのRf値は0.70の1スポットであった
(移動相:ヘキサン)。13CNMRスペクトルより不飽
和基末端に由来するシグナルが現れていることが確認さ
れた。
【0027】実施例4 反応容器内をアルゴン置換し、−78℃下、テトラヒド
ロフラン28.9ml、α−メチルスチレン6.5m
l、sec-ブチルリチウムのヘキサン溶液6.7mlを加
え、20分反応させる。この溶液にα−トリフルオロメ
チルスチレン2.4ml加え、さらに3分間反応させ
た。この溶液を大過剰のメタノ−ルに添加し、ポリマ−
を得た。得られたポリマ−の収量は5.9gであった
(93%:サンプル4)。1HNMRから求めたサンプ
ルの数平均分子量は1,000であった。また、シリカ
ゲル固定相による薄層クロマトグラフィ−でのRf値は
0.70の1スポットであった(移動相:トルエン)。
13CNMRスペクトルより不飽和基末端に由来するシグ
ナルが現れていることが確認された(図3)。
【0028】実施例5 実施例1で得られたサンプル1、100mg、ラジカル
発生剤のアゾビスイソブチロニトリル10mgおよびベ
ンゾフェノン10mgを10mlのテトラヒドロフラン
に溶解させ、500W水銀ランプで一時間光照射を行っ
た。ゲルパ−ミエ−ションクロマトグラフィ−で反応物
を追跡したところ、サンプル1はすべて消失し、モノマ
−に変換した。
【0029】実施例6 実施例4で得られたサンプル4、100mg、ラジカル
発生剤のアゾビスイソブチロニトリル10mgおよびベ
ンゾフェノン10mgを10mlのテトラヒドロフラン
に溶解させ、500W水銀ランプで一時間光照射を行っ
た。ゲルパ−ミエ−ションクロマトグラフィ−で反応物
を追跡したところ、サンプル4はすべて消失し、モノマ
−に変換した。
【0030】比較例2 比較例1で得られたサンプル2、100mg、ラジカル
発生剤のアゾビスイソブチロニトリル10mgおよびベ
ンゾフェノン10mgを10mlのテトラヒドロフラン
に溶解させ、500W水銀ランプで一時間光照射を行っ
た。ゲルパ−ミエ−ションクロマトグラフィ−で反応物
を追跡したところ、サンプル2はまったく分解していな
かった。
【0031】実施例7 実施例2で得られたサンプル3をメチルエチルケトン
(10vol%)に溶解させスピン−ンコ−トした膜
(0.5μm)に走査型電子顕微鏡にて電子線照射を行
った(20KeV)。5%メチルエチルケトン含有メタ
ノ−ルで現像したところ、電子線照射膜は完全に消失し
た。50%残存膜時における電子線照射強度は5μC/
cm2であった。(比較、PMMAでは50μC/c
2
【0032】比較例3 比較例1で得られたサンプル2をメチルエチルケトン
(10vol%)に溶解させスピン−ンコ−トした膜
(0.5μm)に走査型電子顕微鏡にて電子線照射を行
った(20KeV)。5%メチルエチルケトン含有メタ
ノ−ルで現像したところ、電子線照射膜は架橋と分解が
併発し、良好なパタ−ンは得られなかった。
【0033】
【発明の効果】主鎖に4級炭素を有するビニルポリマ−
は天井温度が低く、光や電子線に対して分解性を示すこ
とが知られているが、同時に架橋反応が併発し、必ずし
もポジ型レジストとして高い性能を示していない。ここ
で本発明のように定量的に不飽和基を末端に導入する方
法は、従来より低いエネルギ−照射量(すなわち高い感
度)で末端が反応し、その末端から定量的に分解が進行
する系が達成できる。従って本発明で創成されたレジス
トは高い感度を有するポジ型レジストとしてさらに微細
加工技術を必要とする半導体分野で有用な材料となりう
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1で得られた重合体の13CNMRスペ
クトル
【図2】 比較例1で得られた重合体の13CNMRスペ
クトル
【図3】 実施例4で得られた重合体の13CNMRスペ
クトル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 8/00 - 8/50

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記構造式(A)で表わされる末端に定
    量的にビニリデン基構造を有する高分子化合物。 【化1】 (式中、Rは任意の開始剤断片を示す。R1、R2は水素
    または炭素数1から10のアルキル基、アリ−ル基、ア
    ラルキル基を表す。また、R3、R4、は水素または炭素
    数1から10のアルキル基、アリ−ル基、アラルキル基
    またはF、Cl、Brなどのハロゲンを表す。nは5〜
    10、000の整数を表す。)
  2. 【請求項2】 ビニルモノマ−をブチルリチウムやナト
    リウムナフタレンのような有機金属開始剤の存在下、ア
    ニオン重合した後、ハロゲン含有ビニルモノマ−を付加
    し、しかる後、ハロゲン化金属の脱離反応を行うことを
    特徴とする下記構造式(A)で表される高分子化合物の
    製造方法。 【化2】 (式中、Rは任意の開始剤断片を示す。R1、R2は水素
    または炭素数1から10のアルキル基、アリ−ル基、ア
    ラルキル基を表す。R3、R4、は水素または炭素数1か
    ら10のアルキル基、アリ−ル基、アラルキル基または
    F、Cl、Brなどのハロゲンを表す。nは5〜10、
    000の整数を表す。)
  3. 【請求項3】 下記構造式(A)で表される高分子化合
    物の可視光、紫外線、電子線、X線などにより解重合せ
    しめることを特徴とするレジスト材料。 【化3】 (式中、Rは任意の開始剤断片を示す。R1、R2は水素
    または炭素数1から10のアルキル基、アリ−ル基、ア
    ラルキル基を表す。R3、R4、は水素または炭素数1か
    ら10のアルキル基、アリ−ル基、アラルキル基または
    F、Cl、Brなどのハロゲンを表す。nは5〜10、
    000の整数を表す。)
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