JP3311463B2 - 誤り訂正装置 - Google Patents

誤り訂正装置

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JP3311463B2
JP3311463B2 JP02842194A JP2842194A JP3311463B2 JP 3311463 B2 JP3311463 B2 JP 3311463B2 JP 02842194 A JP02842194 A JP 02842194A JP 2842194 A JP2842194 A JP 2842194A JP 3311463 B2 JP3311463 B2 JP 3311463B2
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茂之 岡田
直樹 棚橋
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誤り訂正装置に係り、
詳しくは、日本放送協会(NHK)によって規格化され
た移動体FM多重放送に用いられる受信機の誤り訂正復
号器に関するものである。
【0002】移動体FM多重放送とは、通常のFM放送
に文字情報などのデータを多重化して聴取者に提供する
ものである。例えば、FMラジオに液晶ディスプレイを
設けてFM放送とは別個の文字情報を表示したり、カー
ナビゲーション装置に利用して渋滞状況などの交通情報
を提供するものである。
【0003】
【従来の技術】図2に、移動体FM多重放送における多
重化データのフレーム構成を示す。同期式伝送される移
動体FM多重放送のデータは、多数決論理復号可能な(2
72,190) 短縮化差集合巡回符号によって積符号化された
フレーム構造をもっている。
【0004】1つのフレームは272個(ブロック)の
列(パケット)によって構成されている。各パケットは
288ビットで先頭から、16ビットのBIC(Block
Identify Code )、190ビットのデータ部分、82ビ
ットのパリティ部分の順で構成されている。データ部分
の末尾には14ビットの巡回符号(CRC;Cyclic Red
undancy Check )が付されている。
【0005】BICにはBIC1〜BIC4の4種類が
あり、その配列はブロック番号に対応して定められてい
る。すなわち、ブロック番号1〜13の13ブロックの
パケットにはBIC1、ブロック番号137〜149の
13ブロックのパケットにはBIC2が定められてい
る。ブロック番号14〜136および150〜272の
それぞれ123ブロックのパケットについては、データ
ブロック1〜190のパケットにはBIC3、パリティ
ブロック1〜82のパケットにはBIC4が定められて
いる。
【0006】このようなフレーム構造のデータを復号化
する従来の誤り訂正復号器には、フレームバッファとデ
ータの誤り訂正回路とが備えられている。そして、図2
に示すフレーム構造で外部からパケットに同期して伝送
されてきた各パケットは、まず、データブロック1〜1
90とパリティブロック1〜82とが並べ替えられてフ
レームバッファに記憶される。すなわち、図2に示すフ
レーム構造においては、データブロック1〜190の途
中にパリティブロック1〜82が挿入配置されている。
それに対して、フレームバッファ内においては、データ
ブロック1〜190が番号順に並べられた後に、パリテ
ィブロック1〜82が番号順に並べられている。従っ
て、フレームバッファを横方向に見たビット列(すなわ
ちパケット)について、その右側にパリティ部分が設け
られているのと同様に、フレームバッファを縦方向に見
たビット行については、その下側にパリティブロック1
〜82が設けられていることになる。つまり、フレーム
バッファの下部に集められたパリティブロック1〜82
のBIC4を除く各ビット行は、データブロック1〜1
90の各ビット行に対するパリティとして機能するよう
になっている。
【0007】フレームバッファに1フレーム分(272
ブロック)のパケットが蓄えられると、誤り訂正回路に
おいて、1回目横訂正→縦訂正→2回目横訂正の順番で
データの誤り訂正が行われる。
【0008】1回目横訂正では、フレームバッファから
各パケットが順次読み出される。そして、各パケットの
パリティ部分に従い、そのパケットのデータ部分および
パリティ部分に対して誤り訂正が行われる。ここで、パ
リティ部分は82ビットであり、データ部分は190ビ
ットであるため、パケット中の最低8ビット最大15ビ
ット分の誤りを訂正することができる。
【0009】次に、誤り訂正が行われたパケットについ
て、そのパリティ部分に対してシンドロームチェックが
行われると共に、そのCRCに対してCRCチェックが
行われる。具体的には、誤り訂正回路内にシンドローム
レジスタおよびCRCレジスタが設けられており、パリ
ティ部分はシンドロームレジスタに、CRCはCRCレ
ジスタにそれぞれ取り込まれる。その結果、シンドロー
ムレジスタの全ビット(82ビット)が「OK」であれ
ば、シンドロームチェックでは誤りが検出できないレベ
ルまで誤り訂正がなされたことになる(これをBEST
訂正OKという)。一方、シンドロームレジスタに「N
G」のビットが1つでもあれば、シンドロームチェック
によって誤りが検出されたことになる(これをBEST
訂正NGという)。また、CRCレジスタの全ビット
(14ビット)が「OK」であれば、CRCチェックで
は誤りが検出できないレベルまで誤り訂正がなされたこ
とになる(これをCRCチェックOKという)。一方、
CRCレジスタに「NG」のビットが1つでもあれば、
CRCチェックによって誤りが検出されたことになる
(これをCRCチェックNGという)。
【0010】そして、BEST訂正OKかつCRCチェ
ックOKのとき(これを1回目横訂正OKという)に
は、誤り訂正が行われたパケットがフレームバッファへ
転送され、フレームバッファに記憶されている元のパケ
ットが消去されて誤り訂正後のパケットに置き換えられ
る。一方、BEST訂正NGまたはCRCチェックNG
のとき(これを1回目横訂正NGという)には、誤り訂
正が行われたパケットがフレームバッファへは転送され
ず、フレームバッファに記憶されている元のパケットが
そのまま保持される。ここで、1回目横訂正OKまたは
NGの情報(1ビットの横チェックビット)は、フレー
ムバッファの右端部(各パケットの右側)に設けられた
横チェックビット用の領域にNGフラグとしてストアさ
れる。すなわち、1回目横訂正NGの場合にはNGフラ
グが立つことになる。
【0011】続いて、1回目横訂正後のパケットは、対
応するNGフラグと共にCPUへ転送出力される。CP
Uでは、NGフラグが立っていないパケット(1回目横
訂正OKのパケット)を有効なパケット(OKパケッ
ト)として扱い、NGフラグが立っているパケット(1
回目横訂正NGのパケット)を無効なパケット(NGパ
ケット)として扱う。そして、CPUにおいてOKパケ
ットのデータ部分の内容に従った処理が行われ、文字情
報などが液晶ディスプレイなどに表示される。
【0012】以上の処理が各パケット毎に繰り返され、
1フレームの全パケットについて1回目横訂正およびC
PUへの転送出力が終了した時点でフレーム同期がとれ
ていると、次に縦訂正が行われる。ここで、フレーム同
期がとれていることは、BIC1〜4が規則的に配列さ
れているかどうかによって判定される。
【0013】縦訂正では、フレームバッファからデータ
ブロック1〜190およびパリティブロック1〜82の
各ビット行が順次読み出される。そして、1回目横訂正
NGのパケットの各ビットについてだけ誤り訂正が行わ
れるように、NGフラグを参照して1回目横訂正OKの
パケットの各ビットがマスクされる。そして、パリティ
ブロック1〜82のBIC4を除く各ビット行に従い、
データブロック1〜190およびパリティブロック1〜
82の各ビット行に対して誤り訂正が行われる。ここ
で、パリティブロックは82個あり、データブロックは
190個あるため、1回目横訂正と同様に、データブロ
ック1〜190およびパリティブロック1〜82のビッ
ト行中の最低8ビット最大15ビット分の誤りを訂正す
ることができる。
【0014】次に、誤り訂正が行われたデータブロック
1〜190およびパリティブロック1〜82のビット行
について、パリティブロック1〜82の各ビット行に対
してシンドロームチェックが行われる。そして、1回目
横訂正と同様に、BEST訂正のOKまたはNGが判定
される。
【0015】その結果、BEST訂正OKのとき(これ
を縦訂正OKという)には、誤り訂正が行われたデータ
ブロック1〜190およびパリティブロック1〜82の
ビット行がフレームバッファへ転送され、フレームバッ
ファに記憶されている元のビット行が消去されて誤り訂
正後のビット行に置き換えられる。一方、BEST訂正
NGのとき(これを縦訂正NGという)には、誤り訂正
が行われたビット行がフレームバッファへは転送され
ず、フレームバッファに記憶されている元のビット行が
そのまま保持される。ここで、縦訂正OKまたはNGの
情報(1ビットの縦チェックビット)は、フレームバッ
ファの下端部(パリティブロック82の下側)に設けら
れた縦チェックビット用の領域にストアされる。
【0016】以上の処理がデータブロック1〜190お
よびパリティブロック1〜82の各ビット行毎に繰り返
され縦訂正が終了すると、次に2回目横訂正が行われ
る。2回目横訂正では、フレームバッファから各パケッ
トが順次読み出される。そして、1回目横訂正NGのパ
ケットについて縦訂正NGのビットだけが訂正されるよ
うに、NGフラグ(横チェックビット)および縦チェッ
クビットを参照し、各パケットのパリティ部分に従い、
そのパケットのデータ部分およびパリティ部分に対して
誤り訂正が行われる。つまり、2回目横訂正では、1回
目横訂正NGかつ縦訂正NGのビットについてだけ、1
回目横訂正と同様の誤り訂正が行われる。
【0017】次に、誤り訂正が行われたパケットについ
て、1回目横訂正と同様に、そのパリティ部分に対して
シンドロームチェックが行われると共に、そのCRCに
対してCRCチェックが行われる。
【0018】そして、BEST訂正OKかつCRCチェ
ックOKのとき(2回目横訂正OK)には、誤り訂正が
行われたパケットがフレームバッファへ転送され、フレ
ームバッファに記憶されている元のパケットが消去され
て誤り訂正後のパケットに置き換えられる。一方、BE
ST訂正NGまたはCRCチェックNGのとき(2回目
横訂正NG)には、誤り訂正が行われたパケットがフレ
ームバッファへは転送されず、フレームバッファに記憶
されている元のパケットがそのまま保持される。ここ
で、2回目横訂正OKまたはNGの情報は、NGフラグ
に上書きされる。すなわち、1回目横訂正NGであって
も2回目横訂正OKであれば、NGフラグにはOKを示
す横チェックビットがストアされる。つまり、1回目横
訂正で立ったNGフラグは、2回目横訂正で降ろされる
ことになる。
【0019】以上の処理が各パケット毎に繰り返され1
フレームの全パケットについて2回目横訂正が終了する
と、1フレームの全パケットはNGフラグと共にCPU
へフレーム同期データ出力として転送出力される。CP
Uでは、1回目横訂正後と同様に、NGフラグに基づい
て有効なフレーム同期データ出力に従った処理が行わ
れ、文字情報などが液晶ディスプレイなどに表示され
る。
【0020】これらの処理がフレーム毎に繰り返され
る。このように、1回目横訂正後および2回目横訂正後
の2回に渡ってCPUへデータが出力されるのは、1フ
レームの全パケットについて2回目横訂正が完了するま
でに要する時間が約5秒間と比較的長いためである。つ
まり、2回目横訂正後のデータ出力は約5秒間隔おきに
しか出力することができないため、それより短い時間間
隔でデータ出力をしたい場合には、データの誤り訂正の
正確性を若干犠牲にして1回目横訂正後のデータ出力を
利用するわけである。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】1回目横訂正および2
回目横訂正では、BICを除くパケットの272ビット
全てについて(すなわち、データ部分とパリティ部分と
を合わせたパケット全体について)、横訂正のOKまた
はNGを判定している。そのため、データ部分の誤り訂
正が完全に行われたとしても、パリティ部分の誤り訂正
が十分に行われていないパケットについては、横訂正N
Gと判定されてNGフラグが立ってしまう(すなわち、
NGフラグにはNGを示す横チェックビットがストアさ
れる)。つまり、そのようなパケットはCPUにおいて
NGパケットとして扱われる。言うなれば、そのような
パケットについては、データ部分の有効さが生かされな
いことになる。
【0022】このように、従来の誤り訂正復号器におい
ては、データ部分が有効であるにも関わらずNGパケッ
トとして扱われるパケットがあるため、結果的にCPU
側からみた復号確率が低くなるという問題があった。
【0023】例えば、パリティ部分には多数の誤りが含
まれているが、データ部分にはほとんど誤りが含まれて
いないパケットがある。そのようなパケットについて
は、1回目横訂正で横訂正NGと判定されてNGフラグ
が立つ。しかし、データ部分にはほとんど誤りが含まれ
ていないため、次の縦訂正ではデータ部分の誤り訂正が
完全に行われる。しかし、パリティ部分には多数の誤り
が含まれているため、縦訂正でもパリティ部分の誤り訂
正を十分に行うことはできない。そのパリティ部分に残
った誤りにより、続く2回目横訂正でも横訂正NGと判
定され、NGフラグは立ったままとなる。
【0024】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、有効なデータを生かし
て復号確率を向上させることが可能な誤り訂正装置を提
供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、多数決論理復号可能な(272,190)短縮化差集合巡回
符号によって積符号化されたフレーム構造をもち、その
フレームを構成する各パケットがデータ部分とパリティ
部分と巡回符号とを含むデータ構造に対し、まず、1回
目横訂正にてフレームを横方向に見たビット列であるパ
ケット毎に誤り訂正を行い、誤り訂正済のパケットと、
各パケットにおける誤り訂正が完全かどうかを示すフラ
グとを共に出力し、次に、縦訂正にてフレームを縦方向
に見たビット行毎に誤り訂正を行い、続いて、2回目横
訂正にて1回目横訂正時に訂正不能であったパケットに
対してのみ誤り訂正を行う誤り訂正装置において、縦訂
正時に全パケットのデータ部分が完全に訂正復号された
場合2回目横訂正にて各パケットのデータ部分の誤り
訂正を行わずにパリティ部分の誤り訂正だけを行いOK
パケットとして扱うことをその要旨とする。
【0026】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、縦訂正時に全パケットのデータ部分が
完全に訂正復号されたかどうかを判定する判定手段と、
1回目横訂正の次に縦訂正を行い、縦訂正時に全パケッ
トのデータ部分が完全に訂正復号された場合は、続く2
回目横訂正にて各パケットのデータ部分の誤り訂正を行
わずにパリティ部分の誤り訂正だけを行う誤り訂正手段
と、シンドロームチェックおよび巡回符号のチェックに
より、誤り訂正手段の誤り訂正が完全かどうかを判定し
て前記フラグを生成すると共に、縦訂正時に全パケット
のデータ部分が完全に訂正復号された場合は、巡回符号
のチェックのみにより第2のフラグを生成するフラグ生
成手段とを備えたことをその要旨とする。
【0027】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、1フレーム分の各パケットを記憶する
フレームバッファと、フレームバッファから読み出され
た前記パケットまたはビット行に対し、1回目横訂正、
縦訂正、2回目横訂正を順次行い、シンドロームチェッ
クおよび巡回符号のチェックにより誤り訂正が完全かど
うかを判定する誤り訂正回路と、縦訂正が完全かどうか
の判定結果である縦チェックビットがストアされる第1
のメモリと、1回目横訂正および2回目横訂正が完全か
どうかの判定結果であるフラグがストアされる第2のメ
モリと、第1のメモリにストアされた縦チェックビット
に従い、全パケットのデータ部分が完全に訂正復号され
たかどうかを判定する縦チェックビット判定回路と、全
パケットのデータ部分が完全に訂正復号された場合に、
前記第2のフラグがストアされる第3のメモリとを備
え、縦訂正時に全パケットのデータ部分が完全に訂正復
号された場合、誤り訂正回路は2回目横訂正にて各パケ
ットのデータ部分の誤り訂正を行わずにパリティ部分の
誤り訂正だけを行うことをその要旨とする。
【0028】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、前記第2のフラグが第2のメモリにス
トアされたフラグに上書きされることをその要旨とす
る。請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の発明に
おいて、第1〜第3のメモリの少なくともいずれか1つ
をフレームバッファ内に組み込むことをその要旨とす
る。
【0029】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、データ部分の
誤り訂正は完全に行われているがパリティ部分の誤り訂
正は十分に行われていないパケットについても、そのデ
ータ部分を生かすことができる。そのため、データ部分
が有効であるにも関わらず無効として扱われるパケット
がなくなり、結果的に出力側からみた復号確率を向上さ
せることができる。
【0030】請求項2に記載の発明においては、フラグ
生成手段により縦訂正時に全パケットのデータ部分が完
全に訂正復号された場合は、巡回符号のチェックのみに
より第2のフラグが生成される。
【0031】請求項3に記載の発明においては、縦チェ
ックビット判定回路により、縦訂正時に全パケットのデ
ータ部分が完全に訂正復号されたかどうかが判定され
る。そして、全パケットのデータ部分が完全に訂正復号
された場合、誤り訂正回路による2回目横訂正における
巡回符号のチェックに従って生成される第2のフラグ
は、第3のメモリにストアされる。
【0032】請求項4に記載の発明によれば、第2のフ
ラグが第2のメモリにストアされたフラグに上書きされ
るため、第3のメモリを省くことができ、第3のメモリ
を制御する必要がなくなることから受信機の構成を簡単
にすることができる。
【0033】請求項5に記載の発明によれば、第1〜第
3のメモリの少なくともいずれか1つをフレームバッフ
ァ内に組み込むことにより誤り訂正装置の構成を簡単に
することができる。
【0034】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1に
従って説明する。図1に本実施例の誤り訂正復号器の回
路構成を示す。本実施例の誤り訂正復号器には、フレー
ムバッファ1とデータの誤り訂正回路2と縦チェックビ
ット判定回路3と縦横チェックビット選択転送回路4と
が備えられており、これら回路1〜4は制御回路5から
の制御信号によって制御される。
【0035】誤り訂正回路2には、正常訂正判断回路部
21とシンドロームチェック回路部22とCRCチェッ
ク回路部23とが備えられている。正常訂正判断回路部
21は、縦横チェックビット選択転送回路4から転送さ
れてくる縦チェックビットや横チェックビットを参照
し、誤り訂正回路2において正常な誤り訂正が行われた
かどうかを判断する。シンドロームチェック回路部22
は後記するシンドロームチェックを行う。CRCチェッ
ク回路部23は後記するCRCチェックを行う。
【0036】図2に示すフレーム構造で外部からパケッ
トに同期して伝送されてきた各パケットは、データブロ
ック1〜190とパリティブロック1〜82とが並べ替
えられてフレームバッファ1に記憶される。フレームバ
ッファ1内においては、上部にデータブロック1〜19
0が格納される領域11が設けられ、その下部にパリテ
ィブロック1〜82が格納される領域12が設けられて
いる。また、フレームバッファ1の左側部分にはパケッ
トのデータ部分が格納され、右側部分13にはパリティ
部分が格納されている。
【0037】1回目横訂正におけるシンドロームチェッ
ク回路部22のシンドロームチェック結果とCRCチェ
ック回路部のCRCチェック結果とは、AND回路31
を介し、1回目横訂正OKまたはNGの情報(1ビット
の横チェックビットB)としてフレームバッファ1へ送
られる。このとき、AND回路31は2入力のANDと
して機能する。そして、横チェックビットBは、フレー
ムバッファ1の右端部に設けられた横チェックビットB
用の領域15,16にNGフラグとしてストアされる。
【0038】また、2回目横訂正における正常訂正判断
回路部21の正常訂正判断結果とシンドロームチェック
結果およびCRCチェック結果は、AND回路31を介
し、2回目横訂正OKまたはNGの情報(横チェックビ
ットB)としてフレームバッファ1へ送られる。このと
き、AND回路31は3入力のANDとして機能する。
そして、横チェックビットBは、領域15のNGフラグ
に上書きされる。
【0039】ここで、領域15に立てられるNGフラグ
を第1NGフラグ、領域16に立てられるNGフラグを
第2NGフラグとすると、1回目横訂正NGの場合には
第1および第2NGフラグが共に立つことになる。そし
て、1回目横訂正NGであっても2回目横訂正OKであ
れば、第1NGフラグにはOKを示す横チェックビット
Bがストアされ、1回目横訂正で立った第1NGフラグ
は2回目横訂正で降ろされることになる。
【0040】縦訂正における正常訂正判断結果とシンド
ロームチェック結果とは、AND回路32を介し、縦訂
正OKまたはNGの情報(1ビットの縦チェックビット
A)としてフレームバッファ1へ送られる。そして、縦
チェックビットAは、フレームバッファ1の下端部に設
けられた縦チェックビット用の領域14にストアされ
る。
【0041】縦チェックビット判定回路3は、領域14
にストアされた272ビットの縦チェックビットAのう
ち、データ部分に対応する0〜189ビットが全て「O
K」(すなわち、全パケットのデータ部分が縦訂正O
K)であるかどうかを判定する。
【0042】その縦チェックビット判定回路3の判定結
果と2回目横訂正におけるCRCチェック結果とは、A
ND回路33を介し、1ビットの横チェックビットCと
してフレームバッファ1へ送られる。そして、横チェッ
クビットCは、横チェックビットB用の領域であると共
に横チェックビットC用の領域でもある領域16へ送ら
れ、1回目横訂正で領域16に立てられた第2NGフラ
グに上書きされる。すなわち、1回目横訂正NGであっ
ても、縦チェックビットAのうち0〜189ビットが全
て「OK」(全パケットのデータ部分が縦訂正OK)で
あれば、第2NGフラグにはOKを示す横チェックビッ
トCがストアされ、1回目横訂正で立った第2NGフラ
グは2回目横訂正で降ろされることになる。
【0043】縦横チェックビット選択転送回路4は、後
記するように、縦訂正および2回目横訂正において、そ
れぞれ272ビットの第1NGフラグ(横チェックビッ
トB)および縦チェックビットAから適宜なビットを選
択し、誤り訂正回路2へ転送する。
【0044】次に、このように構成された本実施例の動
作を説明する。フレームバッファ1に1フレーム分(2
72ブロック)のパケットが蓄えられると、誤り訂正回
路2において、1回目横訂正→縦訂正→2回目横訂正の
順番でデータの誤り訂正が行われる。
【0045】1回目横訂正では、フレームバッファ1か
ら各パケットが順次読み出される。そして、各パケット
のパリティ部分に従い、そのパケットのデータ部分およ
びパリティ部分に対して誤り訂正が行われる。次に、誤
り訂正が行われたパケットについて、そのパリティ部分
に対してシンドロームチェックが行われると共に、その
CRCに対してCRCチェックが行われる。すなわち、
シンドロームチェック回路部22内にはシンドロームレ
ジスタが設けられ、CRCチェック回路部23内にはC
RCレジスタが設けられており、パリティ部分はシンド
ロームレジスタに、CRCはCRCレジスタにそれぞれ
取り込まれる。そして、従来と同様にして、BEST訂
正のOKまたはNG、CRCチェックのOKまたはNG
が判定される。
【0046】その結果、BEST訂正OKかつCRCチ
ェックOKのとき(1回目横訂正OK)には、誤り訂正
が行われたパケットがフレームバッファへ転送され、フ
レームバッファに記憶されている元のパケットが消去さ
れて誤り訂正後のパケットに置き換えられる。一方、B
EST訂正NGまたはCRCチェックNGのとき(1回
目横訂正NG)には、誤り訂正が行われたパケットがフ
レームバッファへは転送されず、フレームバッファに記
憶されている元のパケットがそのまま保持される。
【0047】1回目横訂正におけるシンドロームチェッ
ク結果(BEST訂正OKまたはNG)とCRCチェッ
ク結果(CRCチェックOKまたはNG)とは、AND
回路31を介して横チェックビットB(1回目横訂正O
KまたはNGの情報)となり、領域15に第1NGフラ
グ、領域16に第2NGフラグとしてストアされる。
【0048】続いて、1回目横訂正後のパケットは、対
応する第1NGフラグと共にCPU41へ転送出力され
る。CPU41では、第1NGフラグが立っていないパ
ケット(1回目横訂正OKのパケット)を有効なパケッ
ト(OKパケット)として扱い、第1NGフラグが立っ
ているパケット(1回目横訂正NGのパケット)を無効
なパケット(NGパケット)として扱う。そして、CP
U41においてOKパケットのデータ部分の内容に従っ
た処理が行われ、文字情報などが液晶ディスプレイなど
に表示される。
【0049】以上の処理が各パケット毎に繰り返され、
1フレームの全パケットについて1回目横訂正およびC
PU41への転送出力が終了した時点でフレーム同期が
とれていると、次に縦訂正が行われる。尚、各領域1
5,16において、横チェックビットBは矢印α方向に
順次書き込まれる。
【0050】縦訂正において、縦横チェックビット選択
転送回路4は、第1NGフラグ(横チェックビットB)
から「OK」のビットを選択して誤り訂正回路2へ転送
する。
【0051】縦訂正では、フレームバッファ1からデー
タブロック1〜190およびパリティブロック1〜82
の各ビット行が順次読み出される。そして、1回目横訂
正NGのパケットの各ビットについてだけ誤り訂正が行
われるように、縦横チェックビット選択転送回路4から
の第1NGフラグを参照して1回目横訂正OKのパケッ
トの各ビットがマスクされる。そして、パリティブロッ
ク1〜82のBIC4を除く各ビット行に従い、データ
ブロック1〜190およびパリティブロック1〜82の
各ビット行に対して誤り訂正が行われる。
【0052】次に、誤り訂正が行われたデータブロック
1〜190およびパリティブロック1〜82のビット行
について、パリティブロック1〜82の各ビット行に対
してシンドロームチェックが行われる。そして、1回目
横訂正と同様に、BEST訂正のOKまたはNGが判定
される。
【0053】その結果、BEST訂正OKのとき(縦訂
正OK)には、誤り訂正が行われたデータブロック1〜
190およびパリティブロック1〜82のビット行がフ
レームバッファ1へ転送され、フレームバッファ1に記
憶されている元のビット行が消去されて誤り訂正後のビ
ット行に置き換えられる。一方、BEST訂正NGのと
き(縦訂正NG)には、誤り訂正が行われたビット行が
フレームバッファ1へは転送されず、フレームバッファ
に記憶されている元のビット行がそのまま保持される。
【0054】正常訂正判断回路部21は、縦横チェック
ビット選択転送回路4からの第1NGフラグを参照し、
誤り訂正回路2において正常な誤り訂正が行われたかど
うかを判断する。その正常訂正判断結果とシンドローム
チェック結果とは、AND回路32を介して縦チェック
ビットA(縦訂正OKまたはNGの情報)となり、領域
14にストアされる。
【0055】以上の処理がデータブロック1〜190お
よびパリティブロック1〜82の各ビット行毎に繰り返
され縦訂正が終了すると、次に2回目横訂正が行われ
る。尚、領域14において、縦チェックビットAは矢印
β方向に順次書き込まれる。
【0056】縦チェックビット判定回路3は、縦訂正に
よって領域14にストアされた272ビットの縦チェッ
クビットAのうち、データ部分に対応する0〜189ビ
ットが全て「OK」であるかどうかを判定する。すなわ
ち、縦チェックビットAの0〜189ビットが全て「O
K」であれば、全パケットのデータ部分が縦訂正OKと
いうことになる。
【0057】そして、全パケットのデータ部分が縦訂正
OKの場合、2回目横訂正では、各パケットのデータ部
分が書き替えられないようにマスクされる。そのため、
データ部分の誤り訂正は不可能になり、パリティ部分だ
けが訂正可能になる。一方、縦チェックビットAの0〜
189ビットに「NG」のビットが1つでもある場合
(全パケットのデータ部分が縦訂正OKではない場
合)、2回目横訂正では、従来と同様に、BICを除く
パケットの272ビット全て(データ部分およびパリテ
ィ部分)について訂正可能になる。
【0058】2回目横訂正において、縦横チェックビッ
ト選択転送回路4は、第1NGフラグ(横チェックビッ
トB)および縦チェックビットAから「OK」のビット
を選択して誤り訂正回路2へ転送する。
【0059】2回目横訂正では、フレームバッファ1か
ら各パケットが順次読み出される。そして、1回目横訂
正NGのパケットについて縦訂正NGのビットだけが訂
正されるように、縦横チェックビット選択転送回路4か
らの第1NGフラグ(横チェックビットB)および縦チ
ェックビットAが参照される。そして、全パケットのデ
ータ部分が縦訂正OKの場合は、各パケットのパリティ
部分に従い、そのパケットのパリティ部分に対してだけ
誤り訂正が行われる。一方、全パケットのデータ部分が
縦訂正OKではない場合は、各パケットのパリティ部分
に従い、そのパケットのデータ部分およびパリティ部分
に対して誤り訂正が行われる。つまり、2回目横訂正で
は、全パケットのデータ部分が縦訂正OKの場合、パリ
ティ部分の1回目横訂正NGかつ縦訂正NGのビットに
ついてだけ、1回目横訂正と同様の誤り訂正が行われ
る。また、全パケットのデータ部分が縦訂正OKではな
い場合、データ部分およびパリティ部分の1回目横訂正
NGかつ縦訂正NGのビットについて、1回目横訂正と
同様の誤り訂正が行われる。
【0060】次に、誤り訂正が行われたパケットについ
て、1回目横訂正と同様に、そのパリティ部分に対して
シンドロームチェックが行われると共に、そのCRCに
対してCRCチェックが行われる。そして、BEST訂
正のOKまたはNG、CRCチェックのOKまたはNG
が判定される。
【0061】その結果、BEST訂正OKかつCRCチ
ェックOKのとき(2回目横訂正OK)には、誤り訂正
が行われたパケットがフレームバッファへ転送され、フ
レームバッファに記憶されている元のパケットが消去さ
れて誤り訂正後のパケットに置き換えられる。一方、B
EST訂正NGまたはCRCチェックNGのとき(2回
目横訂正NG)には、誤り訂正が行われたパケットがフ
レームバッファへは転送されず、フレームバッファに記
憶されている元のパケットがそのまま保持される。
【0062】正常訂正判断回路部21は、縦横チェック
ビット選択転送回路4からの第1NGフラグおよび縦チ
ェックビットBを参照し、誤り訂正回路2において正常
な誤り訂正が行われたかどうかを判断する。その縦チェ
ックビット判定回路3の判定結果と2回目横訂正におけ
るCRCチェック結果とは、AND回路33を介して横
チェックビットCとなり、1回目横訂正で領域16に立
てられた第2NGフラグに上書きされる。
【0063】また、2回目横訂正におけるシンドローム
チェック結果とCRCチェック結果とは、AND回路3
1を介して横チェックビットB(2回目横訂正OKまた
はNGの情報)となり、1回目横訂正で立てられた領域
15の第1NGフラグに上書きされる。
【0064】以上の処理が各パケット毎に繰り返され1
フレームの全パケットについて2回目横訂正が終了する
と、1フレームの全パケットは第1NGフラグおよび第
2NGフラグと共にCPU41へフレーム同期データ出
力として転送出力される。
【0065】CPU41では、第1NGフラグおよび第
2NGフラグに従って、フレーム同期データ出力の各パ
ケットを以下のように判定する。 第1NGフラグが立っていないパケット;データ部分
およびパケット部分の誤り訂正が完全に行われたパケッ
ト。尚、第1NGフラグが立っていないパケットは、第
2NGフラグも立っていない。
【0066】第1NGフラグは立っているが第2NG
フラグは立っていないパケット;データ部分の誤り訂正
は完全に行われたが、パリティ部分の誤り訂正は十分に
行われていないパケット。
【0067】第1NGフラグおよび第2NGフラグが
共に立っているパケット;データ部分およびパリティ部
分の誤り訂正が共に十分に行われていないパケット。そ
して、CPU41では、上記およびについてOKパ
ケットとして扱い、をNGパケットとして扱う。そし
て、CPU41においてOKパケットのデータ部分の内
容に従った処理が行われ、文字情報などが液晶ディスプ
レイなどに表示される。尚、CPU41において、パリ
ティ部分を含むパケット全体の誤り訂正が完全に行われ
たパケットが必要な場合には、従来と同様に、上記に
ついてだけOKパケットとして扱い、およびをNG
パケットとして扱う。
【0068】これらの処理がフレーム毎に繰り返され
る。このように、本実施例においては、全パケットのデ
ータ部分が縦訂正OKの場合、2回目横訂正ではデータ
部分が書き替えられないようにマスクされ、パリティ部
分の誤り訂正だけが行われる。そして、2回目横訂正O
Kの場合には第1NGフラグだけが上書きされる。ま
た、2回目横訂正のCRCチェック結果が第2NGフラ
グに上書きされる。ここで、2回目横訂正のCRCチェ
ックがOKであれば、そのパケットのデータ部分に縦訂
正時の誤訂正による誤りが含まれる可能性は極めて低
く、データ部分の誤り訂正は完全に行われたものと見な
せる。さらに、2回目横訂正後にフレーム同期データ出
力がCPU41へ転送される際には、各パケットデータ
と共に第1NGフラグおよび第2NGフラグが転送され
る。その結果、CPU41では、パケット全体の誤り訂
正復号結果に加えて、データ部分だけの誤り訂正復号結
果に基づいて、OKパケットまたはNGパケットの判定
を下すことができる。
【0069】従って、本実施例によれば、データ部分の
誤り訂正は完全に行われているがパリティ部分の誤り訂
正は十分に行われていないパケットについても、そのデ
ータ部分を生かすことができる。そのため、データ部分
が有効であるにも関わらずNGパケットとして扱われる
パケットがなくなり、結果的にCPU41側からみた復
号確率を向上させることができる。また、2回目横訂正
後には第2NGフラグに加えて第1NGフラグも転送出
力されるため、パリティ部分を含むパケット全体の誤り
訂正が完全に行われたパケットがCPU41において必
要な場合にも、確実に対応することができる。
【0070】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、以下のように実施してもよい。 1)誤り訂正回路2における処理をハードウェアによっ
て行うのではなく、ソフトウェアよって行う。例えば、
シンドロームチェックやCRCチェックを、シンドロー
ムレジスタやCRCレジスタを用いずにソフトウェアに
よって行う。また、誤り訂正処理や正常訂正判断回路部
21における処理をソフトウェアによって行う。 2)各AND回路31〜33および縦チェックビット判
定回路3の機能をソフトウェアによって置換する。
【0071】3)各領域14〜16をフレームバッファ
1内に設けるのではなく、フレームバッファ1とは別の
メモリ内に設ける。通常、フレームバッファ1には1フ
レーム分のパケットを記憶させてもなお空き領域がある
ため、その空き領域を各領域14〜16として利用する
ことができる。しかし、フレームバッファ1内に空き領
域がない場合には、フレームバッファ1とは別にメモリ
を設け、そのメモリに各領域14〜16を記憶させても
よい。
【0072】4)第1NGフラグを省く。そして、1回
目横訂正後のパケットは、対応する第2NGフラグと共
にCPU41へ転送出力する。また、2回目横訂正後に
は、1フレームの全パケットと第2NGフラグだけをC
PU41へ転送出力する。CPU41では、上記実施例
と同様に、第2NGフラグが立っていないパケットをO
Kパケットとして扱い、第2NGフラグが立っているパ
ケットをNGパケットとして扱う。この場合には、CP
U41側においてパケット全体の誤り訂正復号結果を知
ることができないという欠点がある反面、第1NGフラ
グおよびその制御が必要ないため、構成を単純化できる
利点がある。
【0073】ところで、上記実施例では、各領域14〜
16によってそれぞれ第1〜第3のメモリが構成され
る。また、判定手段は領域14および縦チェックビット
判定回路3から構成され、誤り訂正手段は誤り訂正回路
2から構成され、フラグ生成手段は誤り訂正回路2およ
び各AND回路31〜33から構成される。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、有
効なデータを生かして復号確率を向上させることが可能
誤り訂正装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例のブロック回路図
である。
【図2】移動体FM多重放送における多重化データのフ
レーム構成を示す構成図である。
【符号の説明】
1 フレームバッファ 2 誤り訂正回路 3 縦チェックビット判定回路 14〜16 領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−21921(JP,A) 特開 平5−122197(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 1/00 H04B 7/26

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数決論理復号可能な(272,190)短縮化
    差集合巡回符号によって積符号化されたフレーム構造を
    もち、そのフレームを構成する各パケットがデータ部分
    とパリティ部分と巡回符号とを含むデータ構造に対し、
    まず、1回目横訂正にてフレームを横方向に見たビット
    列であるパケット毎に誤り訂正を行い、誤り訂正済のパ
    ケットと、各パケットにおける誤り訂正が完全かどうか
    を示すフラグとを共に出力し、次に、縦訂正にてフレー
    ムを縦方向に見たビット行毎に誤り訂正を行い、続い
    て、2回目横訂正にて1回目横訂正時に訂正不能であっ
    たパケットに対してのみ誤り訂正を行う誤り訂正装置に
    おいて、 縦訂正時に全パケットのデータ部分が完全に訂正復号さ
    れた場合2回目横訂正にて各パケットのデータ部分の
    誤り訂正を行わずにパリティ部分の誤り訂正だけを行い
    OKパケットとして扱うことを特徴とした誤り訂正装
    置。
  2. 【請求項2】 縦訂正時に全パケットのデータ部分が完
    全に訂正復号されたかどうかを判定する判定手段と、 1回目横訂正の次に縦訂正を行い、縦訂正時に全パケッ
    トのデータ部分が完全に訂正復号された場合は、続く2
    回目横訂正にて各パケットのデータ部分の誤り訂正を行
    わずにパリティ部分の誤り訂正だけを行う誤り訂正手段
    と、 シンドロームチェックおよび巡回符号のチェックによ
    り、誤り訂正手段の誤り訂正が完全かどうかを判定して
    前記フラグを生成すると共に、縦訂正時に全パケットの
    データ部分が完全に訂正復号された場合は、巡回符号の
    チェックのみにより第2のフラグを生成するフラグ生成
    手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の誤り
    訂正装置。
  3. 【請求項3】 1フレーム分の各パケットを記憶するフ
    レームバッファ(1)と、 フレームバッファ(1)から読み出された前記パケット
    またはビット行に対し、1回目横訂正、縦訂正、2回目
    横訂正を順次行い、シンドロームチェックおよび巡回符
    号のチェックにより誤り訂正が完全かどうかを判定する
    誤り訂正回路(2)と、 縦訂正が完全かどうかの判定結果である縦チェックビッ
    ト(A)がストアされる第1のメモリ(14)と、 1回目横訂正および2回目横訂正が完全かどうかの判定
    結果であるフラグがストアされる第2のメモリ(15)
    と、 第1のメモリ(14)にストアされた縦チェックビット
    (A)に従い、全パケットのデータ部分が完全に訂正復
    号されたかどうかを判定する縦チェックビット判定回路
    (3)と、 全パケットのデータ部分が完全に訂正復号された場合
    に、前記第2のフラグがストアされる第3のメモリ(1
    6)とを備え、縦訂正時に全パケットのデータ部分が完
    全に訂正復号された場合、誤り訂正回路(2)は2回目
    横訂正にて各パケットのデータ部分の誤り訂正を行わず
    にパリティ部分の誤り訂正だけを行うことを特徴とする
    請求項1に記載の誤り訂正装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の誤り訂正装置におい
    て、前記第2のフラグが第2のメモリ(15)にストア
    されたフラグに上書きされることを特徴とする誤り訂正
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の誤り訂正装置におい
    て、第1〜第3のメモリ(14〜16)の少なくともい
    ずれか1つをフレームバッファ(1)内に組み込むこと
    を特徴とする誤り訂正装置。
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