JP3311037B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体装置に係わり、
特にベ−ス〜コレクタ間にショットキバリアダイオ−ド
を設けたバイポ−ラトランジスタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4はベ−ス〜コレクタ間にショットキ
バリアダイオ−ドを挿入した従来の一般的なバイポ−ラ
トランジスタ(この種のトランジスタを、以下、SBD
付きトランジスタと称す)の断面図である。
【0003】図4に示すように、p型シリコン基板10
上にはn型シリコンエピタキシャル層が形成され、この
エピタキシャル層の表面領域にはフィ−ルド絶縁膜14
が形成されている。このフィ−ルド絶縁膜14の直下に
はエピタキシャル層をバイポ−ラのコレクタを成すn型
の島領域12に分割するp型分離領域16がp型基板1
0に達して形成されている。島領域12と基板10との
間にはコレクタの一部を成す高濃度n型埋込層18が設
けられている。この埋込層18には島領域12表面より
形成された高濃度n型コレクタ取出し領域20が接続さ
れている。この取出し領域20にはコレクタ配線層Cが
接続される。コレクタである島領域12の表面領域には
p型ベ−ス拡散層22が形成され、更にベ−ス拡散層2
2の表面領域にはn型エミッタ拡散層24が形成されて
いる。このエミッタ拡散層24にはエミッタ配線層Eが
接続される。またp型ベ−ス拡散層22の一部にはn型
島領域12が露呈する露呈部26が設けられており、ベ
−ス配線層Bは、露呈部26とベ−ス拡散層22とに跨
がって接続される。この際、ベ−ス配線層Bと露呈部2
6との間にはショットキバリアダイオ−ドSDが形成さ
れる。またベ−ス配線層Bはその周囲のみがベ−ス拡散
層22に接し、これによりダイオ−ドSDの周囲にp型
のガ−ドリングが設けられるものである。
【0004】上記構造のように従来のSBD付きトラン
ジスタはダイオ−ドSDの周囲にガ−ドリングが設けら
れるものが一般的である。しかし、上記構造のSBD付
きトランジスタでは、次のような問題があった。
【0005】(1) ダイオ−ドSDの周囲にp型のガ
−ドリングが設けられるが、これは拡散層から成る。特
にnpn型トランジスタではガ−ドリングの導電型を決
定する不純物がボロンであり、その拡散速度は速い。こ
のために製造工程中のわずかな温度の違いで横方向拡散
が進み、ガ−ドリングの大きさが変化する。ガ−ドリン
グの大きさが変ればショットキ面積も変ってしまうの
で、ダイオ−ドSDの特性にばらつきが発生する。更に
ガ−ドリングを作るには不純物の横方向拡散を考慮せね
ばならず、露呈部26の面積を当初から最小の設計ル−
ルで作るのは不可能に近く、微細化が困難である。
【0006】(2) 島領域12の不純物濃度はトラン
ジスタの静特性に大きく影響を与えるので、その濃度範
囲の設定に制限がある。このためダイオ−ドSDにおい
て、その順方向降下電圧VF の制御に自由度がなく、ト
ランジスタの特性を変えないで、コレクタエミッタ飽和
電圧VCE(sat) を更に小さくすることは難しい。
【0007】(3) ガ−ドリングはそれ自体大きい寄
生容量を持っており、かつショットキ接合の空乏層もほ
ぼ島領域の厚みまで伸びるため、トランジスタの寄生容
量がもともと大きい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上の挙げた各問題等
により、従来の構造のSBD付きトランジスタは、微細
化が難しい上に、動作の高速化かつ小さいコレクタエミ
ッタ飽和電圧VCE(sat)を実現することも困難である。
【0009】この発明は上記のような点に鑑みて為され
たもので、その目的は、微細化を容易に推進できるとと
もに、動作の高速化かつ小さいコレクタエミッタ飽和電
圧VCE(sat) を実現できる半導体装置を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体装
置は、半導体基板と、この基板内に形成された第1導電
型のコレクタ領域と、このコレクタ領域内に形成された
第2導電型のベース領域と、このベース領域内に形成さ
れた第1導電型のエミッタ領域と、前記基板の表面領域
に形成されたフィールド絶縁膜と、前記コレクタ領域の
コレクタ取り出し領域の一部に接続されるとともに、前
記コレクタ取り出し領域の一部より、前記フィールド絶
縁膜の前記コレクタ取り出し領域と前記ベース領域との
間の部分上に引き出された半導体層と、この半導体層お
よび前記コレクタ取り出し領域にそれぞれ接続されたコ
レクタ配線と、前記エミッタ領域に接続されたエミッタ
配線と、前記ベース領域および前記フィールド絶縁膜上
で前記半導体層に接続されるとともに、前記半導体層と
はショットキ接合を成すベース配線とを具備することを
特徴とする。
【0011】
【作用】上記のような半導体装置にあっては、コレクタ
取り出し領域の一部より、フィールド絶縁膜のうち、コ
レクタ取り出し領域とベース領域との間の部分上に引き
出された半導体層が、ベース配線とショットキ接合を
して接続されている。これにより、ショットキバリアダ
イオードを基板の表面領域に形成されたフィールド絶縁
上に設けることができ、ショットキバリアダイオード
を基板中の不純物の横方向拡散に左右されることなく形
成できる。さらに不純物の横方向拡散に左右されなくな
れば、ショットキバリアダイオードの特性ばらつきを軽
減できる。さらに横方向拡散によるショットキ面積の減
少もなくなるのでショットキバリアダイオードの形成に
際し、最小の設計ルールで作ることも可能となりSBD
付きトランジスタの微細化を推進できる。
【0012】又、ショットキバリアダイオ−ドの順方向
降下電圧VF は、例えば半導体層の不純物濃度を変える
ことにより種々選択できる。この半導体層は、基板内に
形成されたコレクタより引き出されたものであり、トラ
ンジスタのバイポ−ラ動作には直接関係しない。よって
この半導体層の不純物濃度を変えてもトランジスタの特
性にほとんど影響しない。従ってトランジスタの特性を
変えることなく、ショットキバリアダイオ−ドの順方向
降下電圧VF を制御でき、コレクタ〜エミッタ飽和電圧
VCE(sat) をより小さくすることも可能となる。
【0013】又、ショットキバリアダイオ−ドを本質的
に基板に作り込まないので、従来のようなガ−ドリング
が必要なくなる。さらにショットキバリアダイオ−ドに
よる空乏層は基板内の領域より引き出された第1の導体
層の厚さより伸びることはない。従ってトランジスタの
寄生容量が減り、動作を高速化できる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明を実施例によ
り説明する。なお、参照する図面において、図4と同一
の部分については同一の参照符号を付す。図1はこの発
明の第1の実施例に係わるSBD付きトランジスタの断
面図である。
【0015】図1に示すように、高濃度n型コレクタ取
り出し領域20の一部より、n型のポリシリコン層26
がフィ−ルド絶縁膜14の上に引き出されている。金属
から成るベ−ス配線層Bはp型ベ−ス拡散層22に接続
されるとともに、ポリシリコン層26に接続される。こ
の際、ベ−ス配線層Bとポリシリコン層26との間にシ
ョットキバリアダイオ−ドSDが形成される。またコレ
クタ配線Cはポリシリコン層26および取り出し領域2
0にそれぞれ跨がって形成され、これによりトランジス
タのベ−ス〜コレクタ間に順方向のダイオ−ドSDが挿
入される。このダイオ−ドSDはベ−ス配線層Bを構成
する金属の組成とポリシリコン層26の不純物濃度とを
それぞれ制御し、互いにショットキ接合を成すように設
定するだけで容易に得られるものである。
【0016】図2はこの発明の第2の実施例に係わるS
BD付きトランジスタの断面図である。図2において図
1と同一の部分については同一の参照符号を付し、異な
る部分についてのみ説明する。
【0017】第2の実施例は、この発明を自己整合型バ
イポ−ラトランジスタに適用した例である。図2におい
て、参照符号30はエミッタ引き出し用のn型ポリシリ
コン層であり、参照符号32はベ−ス引き出し用のp型
ポリシリコン層である
【0018】上記構成によれば、ダイオ−ドSDを作り
込むためのポリシリコン層26を、ポリシリコン層3
0、あるいはポリシリコン層32等と共通のポリシリコ
ンで作ることも可能である。
【0019】図3は第3の実施例に係わるSBD付きト
ランジスタの断面図である。図3において図2と同一の
部分については同一の参照符号を付し、異なる部分につ
いてのみ説明する。第3の実施例は自己整合型バイポ−
ラトランジスタにおいて、ポリシリコン層26が、エミ
ッタ引き出し用のポリシリコン層を兼ねた例である。
【0020】以上、各実施例により説明したSBD付き
トランジスタによれば、コレクタよりフィ−ルド絶縁膜
14の上に引き出されたポリシリコン層26をカソ−ド
とし、一方、ポリシリコン層26に接続され、金属から
成るベ−ス配線層Bがアノ−ドとしたショットキバリア
ダイオ−ドSDが形成されている。これによりダイオ−
ドSDの周囲からはこれのショットキ面積を変化させて
しまうような拡散層がなくなる。従ってダイオ−ドSD
の特性のばらつきが少なくなるとともに、ダイオ−ドS
Dの寸法は最小の設計ル−ルで作ることができ、かつ製
法の進展に伴いつつトランジスタの微細化を簡単に図る
ことができる。
【0021】またダイオ−ドSDの特性はポリシリコン
層26の不純物濃度とベ−ス配線層Bを構成する金属の
組成によって決定できる。更にポリシリコン層26の不
純物濃度はトランジスタの動作に直接に影響を与えるこ
とはなく、その不純物濃度を自由に変えることができ、
ダイオ−ドSDの特性、例えば順方向降下電圧VF を自
在に制御できる。従ってトランジスタの特性を変えるこ
となく、コレクタ〜エミッタ飽和電圧VCE(sat) をより
小さくすることも可能となる。
【0022】またガ−ドリングがないのでトランジスタ
の寄生容量は減り、かつダイオ−ドSDによる空乏層も
ポリシリコン層26より基板方向に伸びることがない。
よって、トランジスタの寄生容量が緩和され、例えばオ
フスピ−ドを速くできる等、動作をより高速とすること
ができる。
【0023】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、微細化
が容易であるとともに動作が高速、かつ小さいコレクタ
エミッタ飽和電圧VCE(sat) を実現できる半導体装置を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1の実施例に係わる半導体
装置の断面図。
【図2】図2はこの発明の第2の実施例に係わる半導体
装置の断面図。
【図3】図3はこの発明の第3の実施例に係わる半導体
装置の断面図。
【図4】図4は従来の半導体装置の断面図。
【符号の説明】
10…p型シリコン基板、12…n型島領域、14…フ
ィ−ルド絶縁膜、16…p型分離領域、18…高濃度n
型埋込層、20…高濃度n型コレクタ取出し領域、22
…p型ベ−ス拡散層、24…n型エミッタ拡散層、2
6、30、32…ポリシリコン層、E…エミッタ配線
層、B…ベ−ス配線層、C…コレクタ配線層、SD…シ
ョットキバリアダイオ−ド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/06 H01L 29/73 H01L 21/8222 H01L 21/331

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 前記基板内に形成された第1導電型のコレクタ領域と、 前記コレクタ領域内に形成された第2導電型のベース領
    域と、 前記ベース領域内に形成された第1導電型のエミッタ領
    域と、 前記基板の表面領域に形成されたフィールド絶縁膜と、 前記コレクタ領域のコレクタ取り出し領域の一部に接続
    されるとともに、前記コレクタ取り出し領域の一部よ
    り、前記フィールド絶縁膜のうち、前記コレクタ取り出
    し領域と前記ベース領域との間の部分上に引き出された
    半導体層と、 前記半導体層および前記コレクタ取り出し領域にそれぞ
    れ接続されたコレクタ配線と、 前記エミッタ領域に接続されたエミッタ配線と、 前記ベース領域および前記フィールド絶縁膜上で前記半
    導体層に接続されるとともに、前記半導体層とはショッ
    トキ接合を成すベース配線と を具備することを特徴とす
    る半導体装置。
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