JP3310833B2 - 燃料給油管 - Google Patents

燃料給油管

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JP3310833B2
JP3310833B2 JP22645395A JP22645395A JP3310833B2 JP 3310833 B2 JP3310833 B2 JP 3310833B2 JP 22645395 A JP22645395 A JP 22645395A JP 22645395 A JP22645395 A JP 22645395A JP 3310833 B2 JP3310833 B2 JP 3310833B2
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正秀 滝澤
勇次郎 林
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オーエム工業株式会社
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料タンク、特に
自動車用燃料タンクに燃料を注入する燃料給油管に関す
る。
【0002】
【従来の技術】燃料給油管は実開昭63-6942号に見られ
るように、口金部材と導管部材を別体で作り、互いを接
合する方法が一般的である。このような燃料給油管には
下記のような問題点があった。
【0003】まず第1に、燃料給油管は実開平1-68232
号に見られるように、レイアウトの関係から、しばしば
口金部付近で急激に曲げる必要が出てくる。このような
場合には、接合部材の形状は接合強度を安定した状態で
十分に確保するために、接合部を一致させる必要があ
り、そのために複雑な接合形状となっていた。
【0004】第2に、自動車の場合、車種によってレイ
アウトが変わるために口金部が導管部となす角度を変え
る必要が出てくる。そこで、その度に接合部形状を変え
ることになり、部品の種類が増えていた。
【0005】第3に、環境問題から車の軽量化や蒸発燃
料発生の抑制の必要があり、導管部材の径を細く、ま
た、その肉厚を薄くする必要がある。板金製燃料給油管
の場合で、アメリカで使用される自動車のように、口金
部の径が法規で決められているようなものは、燃料導管
を細くすると接合のために口金部の径まで拡管しなけれ
ばならない。しかし、細ければ細いだけ、また肉厚が薄
ければ薄いだけ拡管が困難で一度には要求寸法にまで拡
管できない。そのために多くの工程をかけて順次拡管し
ており、生産が難儀であり、高価なものとなっていた。
そこで径が細くて肉厚の薄い管を使っても、規定の口金
部との接続が容易であり、工程も少なくて安価にできる
構造が求められていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、口金部材と
導管部材とを接合してなる燃料給油管において、上記第
1から第3までの問題を解決することを目的になされた
ものである。すなわち、口金部材と導管部材の接合角度
が接合部の特別な加工なしで自由に変えられること、こ
れにより車の車種が変わっても口金部と導管部の部品が
共通使用できること、そして小径の導管部材が使えて軽
量化と燃料の蒸発抑制ができることなどを解決するもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、上記問
題解決に適合するもので、口金部材と導管部材とを接合
してなる燃料給油管において、口金部材はキャップ係止
部の下方の導管部材との接合側をほぼ球面とし、口金部
材より小径の導管部材の端部を前記口金部材の球面外側
面と密着当接させて接合してなる燃料給油管である。
【0008】燃料給油管の構造において、導管部材の接
合端部は軸線に対してほぼ直角にすると共に前記口金部
材の球面外側面に密着当接する大きさとし、前記口金部
材の球面外側面と導管部材の接合端部とを接合部にする
とよい。
【0009】燃料給油管の部材は板金製が好ましく、こ
の場合は溶接による接合となるが、板金製だけでなく、
口金部材と導管部材とを別々に成形した合成樹脂製のも
のを熱溶着によって接合するタイプのものにも上記構造
は適応できるので、板金製に限定するものではない。口
金部材の接合側の球面はほぼ球面で先細りとしたもの
で、楕円球面でも差し支えない。導管部材の接合端面も
軸線に対して略直角でやや拡管するのが好ましいが、多
少の傾きがあっても、上記構成によってあたかもボール
ジョイントのように、球面外側面と導管部材の接合端面
との密着性を損うことがない。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、口金部材と導管部材との
接合構造を示す燃料給油管の要部破断側面図である。図
から明らかなように、口金部材1と導管部材2とを接合
してなる燃料給油管であって、口金部材1はキャップ係
止部3の下方の導管部材との接合側をほぼ球面の球面外
側面4とし、導管部材2の接合端部5は軸線6に対して
ほぼ直角にすると共に前記口金部材1の球面外側面4に
密着当接する大きさとし、前記口金部材1の球面外側面
4と導管部材2の接合端部5とを接合部7としてなる燃
料給油管である。口金部材1にはキャップ係止部3の下
方に車体への取付ブラケット8を設け、導管部材2には
ブリザー管の取付穴9を設けることは従来と同様であ
る。
【0011】一般的なアメリカの規格では通常、口金径
はφ49mmであるから、導管部材径をφ31mmにしようとす
れば、接合部の内径をφ49mmまで拡管しなければなら
ず、事実上困難である。これに対し、本発明の場合は図
1のように口金部材の接合部球面端部の絞り込みは容易
であり、これに接触させる導管は管径のままの切断端面
であってもよいし、図1のようにやや外方へ拡管するだ
けでよいから、加工は極めて楽である。更に、接合部7
は球面外側面との摺り合せであるから、口金部材の曲げ
角度は任意であり、これら2つの部材で多数の車種に共
通した部材として提供できるのである。
【0012】
【発明の効果】以上のように、本発明によって口金部材
の接合部形状を球面に近い単純形状にしたために、加工
が容易なうえ材料歩留まりがよくなった。また、この球
面と接触させる導管部材も細くて薄い管が使えるので軽
量化はもちろん、大幅なコストダウンもできたのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】口金部材と導管部材との接合構造を示す燃料給
油管の要部破断側面図である。
【符号の説明】
1 口金部材 2 導管部材 3 キャップ係止部 4 球面外側面 5 接合端部 6 軸線 7 接合部 8 取付ブラケット 9 ブリーザ管取付穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 15/04 F02M 37/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体への取付ブラケットを設けた口金部
    材とブリザー管の取付穴を設けた導管部材とを接合して
    なる燃料給油管において、口金部材はキャップ係止部の
    下方の導管部材との接合側を絞り込んで先細りとした
    端部に形成し、導管部材は口金部材より小径とし
    て、該導管部材の端部を軸線に対して略直角で球面外側
    面に密着当接する大きさにやや拡管した切断端面形成
    し、該切断端面を前記口金部材の球面外側面と任意の曲
    げ角度で密着当接させて接合することにより、口金部材
    と導管部材とを多数車種に共通した部材としてなる燃料
    給油管。
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