JP3310223B2 - 角型鉄蓋用蝶番 - Google Patents

角型鉄蓋用蝶番

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JP3310223B2
JP3310223B2 JP15278498A JP15278498A JP3310223B2 JP 3310223 B2 JP3310223 B2 JP 3310223B2 JP 15278498 A JP15278498 A JP 15278498A JP 15278498 A JP15278498 A JP 15278498A JP 3310223 B2 JP3310223 B2 JP 3310223B2
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Japan
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iron
iron cover
rail
square
hinge
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JP15278498A
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和彦 今橋
孝 清水
英一 内田
毅 本間
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Nippon Chutetsukan KK
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Nippon Chutetsukan KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、角型鉄蓋用蝶
番、特に、鉄蓋の開閉のための作業スペースが必要最小
限で済み、しかも、鉄蓋の開閉が容易に行える角型鉄蓋
用蝶番に関するものである。
【0002】
【従来の技術】丸型マンホール用鉄蓋を開閉する場合に
は、鉄蓋の開閉時に鉄蓋の向きがどのように変わろうと
も、鉄蓋が受枠から外れてマンホール内に落下する危険
性はないが、角型マンホール用鉄蓋の場合には、鉄蓋の
開閉時に鉄蓋の向きによっては、鉄蓋が受枠から外れて
マンホール内に落下する危険性があった。従って、角型
鉄蓋の開閉は、慎重に行わざるを得なかった。
【0003】この問題点を解決するために、角型鉄蓋を
受枠に対して蝶番を介して開閉自在に連結することが行
われている。以下に、この従来角型鉄蓋用蝶番を、図面
を参照しながら説明する。
【0004】図9は、従来角型鉄蓋用蝶番により受枠内
に嵌め込まれた鉄蓋を示す部分切欠き平面図、図10
は、図9のA−A線断面図である。図9および図10に
おいて、1は、角型鉄蓋、2は、鉄蓋用角型受枠、3
は、鉄蓋1を受枠2に対して開閉自在に連結するための
従来の蝶番である。蝶番3は、鉄蓋1の一端下面に上端
が軸着された、下端に突起部4Aを有するアーム4と、
受枠2の一端内面に取り付けられたリング状ストッパー
5とからなっている。ストッパー5の内幅は、アーム4
の突起部4Aの長さより短く形成されている。従って、
ストッパー5内に挿入されたアーム4の突起部4Aは、
ストッパー5から抜け出ない。しかも、突起部4Aは、
下端に形成されているので、鉄蓋1は、突起部4Aがス
トッパー5に当接するまでの範囲内で上下動可能であ
る。これによって、鉄蓋1は、受枠2に対して、開閉自
在に連結される。
【0005】従来角型鉄蓋用蝶番は、上述したように構
成されているので、鉄蓋1を開くには、鉄蓋1の他端に
形成された鍵孔1A内に手鍵11を差し込んで、鉄蓋1
を手前に引き上げ、鉄蓋1を持ち上げた状態で、図9
中、二点鎖線で示すように、水平方向に180°旋回さ
せる。
【0006】一方、鉄蓋1を閉じるには、鉄蓋1を開く
場合と同様に、鉄蓋1を若干持ち上げ、受枠2の真上ま
で旋回し、受枠2内に嵌め込む。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来角型鉄蓋用蝶番は、以下のような問題点を有して
いた。 鉄蓋1の開閉時には、鉄蓋1を水平方向に旋回させ
る必要があるので、このための広い作業スペースが必要
であった。 鉄蓋1の開閉は、鉄蓋1を手鍵11により持ち上げ
た状態で旋回させる必要があるので、鉄蓋1の開閉が容
易に行えなかった。
【0008】従って、この発明の目的は、鉄蓋の開閉の
ための作業スペースが必要最小限で済み、しかも、鉄蓋
の開閉が容易に行える角型鉄蓋用蝶番を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
角型鉄蓋が嵌め込まれる角型受枠に、前記角型鉄蓋を開
閉自在に連結するための角型鉄蓋用蝶番において、前記
鉄蓋の一端の下部両側に上端が軸着された一対のアーム
と、前記受枠の内側に前記一対のアームと同一間隔をあ
けて互いに平行に設けられた一対のレールとからなり、
前記アームは、その下端に、前記鉄蓋の開閉時におい
て、前記レールと嵌合しながら前記レールに沿って移動
する球状部を有し、かくして、前記鉄蓋の前記レールに
沿う直線的な引出し、押込みによる開閉を可能としたこ
とに特徴を有するものである。
【0010】請求項2記載の発明は、前記レールの途中
の上部に、前記アームの前記球状部の抜出し孔が形成さ
れていることに特徴を有するものである。請求項3記載
の発明は、前記レールの終端底部に、前記鉄蓋を完全に
開いたときに、前記アームの前記球状部が入り込む凹部
が形成されていることに特徴を有するものである。
【0011】請求項4記載の発明は、前記レールの底部
に、異物抜出し孔が形成されていることに特徴を有する
ものである。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、この発明の角型鉄蓋用蝶番
の一実施態様を図面を参照しながら説明する。
【0013】図1は、この発明の角型鉄蓋用蝶番により
受枠内に嵌め込まれた鉄蓋を示すき平面図、図2は、図
1のA−A線断面図、図3は、この発明の角型鉄蓋用蝶
番により開かれた鉄蓋を示す部分省略平面図、図4は、
図3のA−A線断面図、図5は、この発明の角型鉄蓋用
蝶番のアームを示す側面図、図6は、鉄蓋を開くときの
状態を示す断面図、図7は、鉄蓋を半開きにした状態を
示す断面図、図8は、鉄蓋を完全に開いた状態を示す断
面図である。
【0014】図1から図8において、6は、角型鉄蓋、
7は、鉄蓋用角型受枠、8は、鉄蓋6を受枠7に対して
開閉自在に連結するための、この発明の蝶番である。蝶
番8は、鉄蓋6の一端の下部両側に上端9Aが軸着され
た一対のアーム9と、受枠7の内側に一対のアーム9と
同一間隔をあけて互いに平行に設けられた一対のレール
10とからなっている。アーム9の下端には、鉄蓋6の
開閉時において、レール10と嵌合しながらレール10
に沿って摺動する球状部9Bが形成されている。
【0015】レール10の断面形状は、C字状に形成さ
れ、レール10の上部に形成されたスリット幅(A)
は、アーム9の球状部9Bの幅(B)より狭くなってい
る(図面上では、図4と図5の倍率が異なるので、逆に
なっている)。従って、アーム9は、レール10に沿っ
て摺動可能であるが、レール10から抜け出ることはな
い。
【0016】レール10の途中の上部には、アーム9の
球状部9Bの抜出し孔10Aが形成されていて、必要に
応じて、鉄蓋6をアーム9と共に、レール10から取り
外せるようになっている。
【0017】レール10の終端底部(鉄蓋6の引出し
端)には、鉄蓋6を完全に開いたときに、アーム9の球
状部9Bが入り込む凹部10Bが形成されていて、鉄蓋
6が完全に開いた後に、鉄蓋6の振動などによって鉄蓋
6が簡単に逆方向、即ち、鉄蓋6が閉じる方向に移動し
ないようになっている 。
【0018】レール10の底部には、複数個の異物抜出
し孔10Cが間隔を開けて形成されていて、たとえ、
砂、泥などの異物がレール10内に侵入しても、簡単に
異物抜出し孔10Cから排除できるようになっている。
なお、レール10内の異物は、鉄蓋6の開閉時における
アーム9の球状部9Bの摺動によってもある程度、自然
に異物抜出し孔10Cから排除される。
【0019】このように構成されている、この発明の角
型鉄蓋用蝶番によれば、以下のようにして、鉄蓋の開閉
が行われる。先ず、図6に示すように、手鍵11を鉄蓋
6の他端の手鍵孔6Aに差し込んで、鉄蓋6を手前に引
き上げ、そのまま手前に引き出す。この際、図7に示す
ように、鉄蓋6を受枠7上に乗せて引き出すことができ
るので、鉄蓋1を持ち上げたまま引き出す場合に比べ
て、小さな力で鉄蓋6を引き出すことができる。しか
も、アーム9の球状部9Bがレール10と嵌合しながら
レール10に沿って摺動するので、鉄蓋6は、同一向き
を保持しながら直線的に引き出される。このようにし
て、アーム9の球状部9Bがレール10の凹部10Cに
嵌まり込むまで引き出せば、完全に鉄蓋6を開くことが
できる。鉄蓋6が完全に開いた後は、アーム9の球状部
9Bがレール10の凹部10Cに嵌まり込むので、鉄蓋
6が振動などによって簡単に閉じてしまうことはない。
【0020】一方、鉄蓋6を閉じるには、開く場合と反
対側の手鍵孔6Bに手鍵11を差し込んで、手前に引き
込む。これによって、球状部9Bは、レール10の凹部
10C内から抜け出、更に引き込むことによって、開く
場合におけると同様に、比較的小さな力で、しかも、同
一向きを保持しながら、直線的に移動する。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、以下のような有用な効果がもたらされる。 鉄蓋を手前に直線的に引き出すのみで鉄蓋を開くこ
とができるので、鉄蓋の開閉に要する作業ペースが必要
最小限で済む。 鉄蓋を受枠に乗せた状態で鉄蓋の開閉が行えるの
で、鉄蓋の開閉が比較的小さな力で容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の角型鉄蓋用蝶番により受枠内に嵌め
込まれた鉄蓋を示すき平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】この発明の角型鉄蓋用蝶番により開かれた鉄蓋
を示す部分省略平面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】この発明の角型鉄蓋用蝶番のアームを示す側面
図である。
【図6】鉄蓋を開くときの状態を示す断面図である。
【図7】鉄蓋を半開きにした状態を示す断面図である。
【図8】鉄蓋を完全に開いた状態を示す断面図である。
【図9】従来角型鉄蓋用蝶番により受枠内に嵌め込まれ
た鉄蓋を示す部分切欠き平面図である。
【図10】図9のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1:角型鉄蓋 1A:手鍵孔 2:角型受枠 3:従来の蝶番 4:アーム 4A:突起部 5:ストッパー 6:角型鉄蓋 6A:手鍵孔 7:角型受枠 8:この発明の蝶番 9:アーム 9A:上端 9B:球状部 10:レール 10A:球状部抜出し口 10B:凹部 10C:異物抜き孔 11:手鍵
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 英一 東京都千代田区一番町8番地 第二電電 株式会社内 (72)発明者 本間 毅 東京都千代田区一番町8番地 第二電電 株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−209381(JP,A) 特開 平11−222910(JP,A) 実開 昭61−184753(JP,U) 実開 昭60−27161(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 29/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角型鉄蓋が嵌め込まれる角型受枠に、前
    記角型鉄蓋を開閉自在に連結するための角型鉄蓋用蝶番
    において、 前記鉄蓋の一端の下部両側に上端が軸着された一対のア
    ームと、前記受枠の内側に前記一対のアームと同一間隔
    をあけて互いに平行に設けられた一対のレールとからな
    り、前記アームは、その下端に、前記鉄蓋の開閉時にお
    いて、前記レールと嵌合しながら前記レールに沿って摺
    動する球状部を有し、かくして、前記鉄蓋の前記レール
    に沿う直線的な引出し、押込みによる開閉を可能とした
    ことを特徴とする角型鉄蓋用蝶番。
  2. 【請求項2】 前記レールの途中の上部に、前記球状部
    の抜出し孔が形成されていることを特徴とする、請求項
    1記載の蝶番。
  3. 【請求項3】 前記レールの終端底部に、前記鉄蓋を完
    全に開いたときに、前記球状部が入り込む凹部が形成さ
    れていることを特徴とする、請求項1または2記載の蝶
    番。
  4. 【請求項4】 前記レールの底部に、異物抜出し孔が形
    成されていることを特徴とする、請求項1から3の内の
    何れか1つに記載された蝶番。
JP15278498A 1998-06-02 1998-06-02 角型鉄蓋用蝶番 Expired - Lifetime JP3310223B2 (ja)

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JPH11343630A JPH11343630A (ja) 1999-12-14
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