JP3309678B2 - 車両用盗難防止装置 - Google Patents

車両用盗難防止装置

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JP3309678B2 JP27724895A JP27724895A JP3309678B2 JP 3309678 B2 JP3309678 B2 JP 3309678B2 JP 27724895 A JP27724895 A JP 27724895A JP 27724895 A JP27724895 A JP 27724895A JP 3309678 B2 JP3309678 B2 JP 3309678B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車両用盗難防止装
置に係り、特に、エンジン制御部に新たな通信用ポート
を設ける必要がなくコストを低減でき、ハード上及びソ
フト上において簡単にイモビライザ制御部に対応でき、
ソフト上において故障診断用の通信プロトコルを利用し
得て開発上の手間を省くことができ、通信用ポートの使
用により通信速度を速めることができ、また、イモビラ
イザ制御部と故障診断部との通信回線を混信を招くこと
なく共用化し得て、イモビライザ制御部が外されている
場合や故障の場合にも故障診断を実施し得る車両用盗難
防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両には、不正解錠による盗難防止を目
的とした車両用盗難防止装置を設けたものがある。車両
用盗難防止装置には、イグニションキーの挿入及び始動
位置への回転により識別コードを出力するコイルユニッ
トを設け、前記イグニションキーの正否を判断する盗難
防止制御部であるイモビライザ制御部を設け、イグニシ
ョンキーの回転による始動開始から設定通信時間内に前
記イモビライザ制御部から正規のイグニションキーであ
るとのエンジン駆動許容信号が入力された場合にエンジ
ンの駆動を続行するエンジン制御部を設けたものがあ
る。
【0003】このような車両用盗難防止装置としては、
特開昭63−93649号公報、特開平6−27076
4号公報、特開平7−69173号公報に開示されるも
のがある。
【0004】特開昭63−93649号公報に開示され
る装置は、錠前側の環状コアとキー側の軸状コアとの磁
気軸結合によりエンジン駆動のための情報の授受を行
い、キー側からの情報が錠前側の情報と一致した場合に
エンジンの始動を許容するものである。
【0005】特開平6−270764号公報に開示され
る装置は、キー及び錠前からなるキーユニットとキー検
出回路とエンジン制御回路とを備え、キー検出回路とエ
ンジン制御回路と間の複数の通信線を設け、エンジン制
御回路は複数の通信線のいずれかにエンジン始動許可信
号が入力されるとエンジンを始動させ、前記複数の通信
線が断線した場合にその断線した時間間隔を計測して盗
難か否かを判断するものである。
【0006】特開平7−69173号公報に開示される
装置は、シリンダに挿入されたキーがスタータ方向に回
転したときに一定時間のみエンジン始動の許可信号を出
力するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のイグ
ニションキーの挿入及び始動位置への回転により識別コ
ードを出力するコイルユニットを設け、イグニションキ
ーの正否を判断するイモビライザ制御部を設け、このイ
モビライザ制御部から正規のイグニションキーであると
のエンジン駆動許容信号が入力された場合にエンジンの
駆動を続行するエンジン制御部を設けた車両用盗難防止
装置においては、前記イモビライザ制御部とエンジン制
御部との間において専用の通信回線により通信を行って
いる。
【0008】即ち、図4に示す如く、従来の車両用盗難
防止装置102は、イモビライザ制御部104とエンジ
ン制御部106との間を専用のイモビライザ用通信回線
108により接続して設け、このイモビライザ用通信回
線108によって通信を行っている。また、エンジン制
御部106には、故障診断用の故障診断部110を故障
診断用通信回線112により接続して設けている。前記
の各通信回線108・112は、エンジン制御部106
の通信用ポート(図示せず)に夫々接続されている。
【0009】ところが、通信用ポートを使用する場合に
は、エンジン制御部106に使用される演算処理装置
(CPU)によって個数に制限がある。このため、エン
ジン故障診断用やエンジン制御部故障診断用等に夫々通
信用ポートが使用されている場合には、イモビライザ用
通信回線108を接続するために、いずれかの故障診断
用の通信回線を削除する必要がある。
【0010】このような場合に、イモビライザ用通信回
線108を接続するために、新たな通信用ポートを設け
ることは、コストの上昇を招く不都合がある。また、イ
モビライザ用通信回線108を通信用ポートに接続せ
ず、一般用ポートに接続した場合には、通信速度の低下
を招く不都合ある。
【0011】また、イモビライザ用通信回線108と故
障診断用通信回線112とを共用した場合には、イモビ
ライザ制御部104と故障診断部110とがエンジン制
御部106に対して同時期に通信する可能性があり、こ
の場合には混信が生じて正常に通信ができなくなる不都
合がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、トランスポンダを備えた
イグニションキーを設け、このイグニションキーの挿入
及び始動位置への回転により前記トランスポンダに電源
を供給して識別コードを発生させるとともにこの識別コ
ードを出力するコイルユニットを設け、このコイルユニ
ットから入力する識別コードが正の場合にエンジン駆動
許容信号を出力するとともに前記識別コードが否の場合
にエンジン駆動禁止信号を出力するイモビライザ制御部
を設け、前記イグニションキーの始動位置への回転によ
る始動開始から設定通信時間内に前記イモビライザ制御
部から前記エンジン駆動許容信号が入力された場合にエ
ンジンの駆動を続行するエンジン制御部を設け、このエ
ンジン制御部に対して通信方式上においてマスタとなる
故障診断部を故障診断用通信回線により接続して設け、
前記エンジン制御部に対して通信方式上においてマスタ
となる前記イモビライザ制御部をイモビライザ用通信回
線により前記故障診断用通信回線に接続して設けるとと
もに、前記イモビライザ制御部による前記エンジン制御
部への通信時には、前記故障診断部への電源を遮断する
ことを特徴とし、前記故障診断部は、電源用回線の途中
に前記イモビライザ制御部による前記エンジン制御部へ
の通信時に開放動作される常閉型のリレーを介装して設
けたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明の車両用盗難防止装置
は、イグニションキーとコイルユニットとイモビライザ
制御部とエンジン制御部とを設け、このエンジン制御部
に対して通信方式上においてマスタとなる故障診断部を
故障診断用通信回線によりエンジン制御部に接続して設
け、エンジン制御部に対して通信方式上においてマスタ
となるイモビライザ制御部をイモビライザ用通信回線に
より故障診断用通信回線に接続して設けたことにより、
イモビライザ用通信回線の接続される通信用ポートを新
たに設けることなく、1つの通信用ポートをイモビライ
ザ制御部と故障診断部とにより共用して通信することが
でき、しかも、イモビライザ制御部の通信がエンジンの
始動開始後のわずかな時間に行われることにより、イモ
ビライザ制御部の通信と故障診断部の通信とが重なるお
それはない。また、この車両用盗難防止装置は、故障診
断部の電源用回線の途中にイモビライザ制御部によるエ
ンジン制御部への通信時に解放動作される常閉型のリレ
ーを介設することにより、イモビライザ制御部が通信す
る場合に故障診断部への電源を遮断し得て、イモビライ
ザ制御部と故障診断部とがエンジン制御部に対して同時
期に通信することを防止できる。
【0014】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を説明
する。図1〜図3は、この発明の実施例を示すものであ
る。図3において、2は車両用盗難防止装置である。車
両用盗難防止装置2は、イグニションキー4とコイルユ
ニット6とイモビライザ制御部(盗難防止制御部)8と
エンジン制御部10とから構成される。
【0015】前記イグニションキー4は、キー溝12を
設けており、トランスポンダ14を備えている。トラン
スポンダ14は、コイル部及びコード発生部(図示せ
ず)を有し、コイルユニット6からの電源の供給により
駆動されて識別コードを発生させる。
【0016】また、前記イグニションキー4は、始動位
置へ回転することにより、後述の如くイグニション回路
22をONするとともに図示しないスタータスイッチを
ONしてスタータモータ(図示せず)を駆動させる。
【0017】前記コイルユニット6は、イグニションキ
ー4が挿入及び回転されるコイル部16を設け、このコ
イル部16に接続されるコイル用回路部18を設けてい
る。
【0018】コイル部16は、挿入されたイグニション
キー4を始動位置に回転させてイグニション回路22が
ONすることより、コイル用回路部18より電源を供給
されて励磁される。これにより、コイル部16は、トラ
ンスポンダ4のコイル部を電磁的に結合して電源を供給
し、コード発生部に識別コードを発生させてその識別コ
ードを受ける。
【0019】コイル用回路部18は、イモビライザ制御
部8に接続され、コイル部16の受けた識別コードをイ
モビライザ制御部8に出力する。
【0020】前記イモビライザ制御部8は、コイルユニ
ット6から入力する識別コードの正否を判定する。イモ
ビライザ制御部8には、図示しないエンジンのアクセサ
リ回路20やイグニション回路22が接続されている。
【0021】イモビライザ制御部8は、コイルユニット
6から入力する識別コードが正の場合に、エンジン制御
部10にエンジン駆動許容信号を出力する。また、イモ
ビライザ制御部8は、コイルユニット6から入力する識
別コードが否の場合に、エンジン制御部10にエンジン
駆動禁止信号を出力する。
【0022】前記エンジン制御部10は、イモビライザ
制御部8から入力するエンジン駆動許容信号あるいはエ
ンジン駆動禁止信号により、エンジンの始動を許容ある
いは始動を禁止する。このエンジン制御部10には、図
示しないエンジンの燃料噴射弁24やイグニションコイ
ル26が接続され、イグニション回路22のONにより
前記スタータモータの駆動とともに通常の燃料噴射及び
点火を行う。
【0023】エンジン制御部10は、イグニションキー
4の始動位置への回転による始動開始から設定通信時間
内に、イモビライザ制御部8からエンジン駆動許容信号
が入力された場合に、燃料噴射弁24による燃料やイグ
ニションコイル26による点火を許容して、エンジンの
駆動を続行する。
【0024】また、エンジン制御部10は、イグニショ
ンキー4の始動位置への回転による始動開始から設定通
信時間内に、イモビライザ制御部8からエンジン駆動禁
止信号が入力された場合(信号が入力されない場合を含
む)に、燃料噴射弁24による燃料やイグニションコイ
ル26による点火をカットして、エンジンの駆動を禁止
する。
【0025】この車両用盗難防止装置2は、故障診断部
28を設けている。故障診断部28は、図1に示す如
く、故障診断用通信回線30によりエンジン制御部10
の通信用ポート(図示せず)に接続されている。故障診
断部28は、エンジン制御部10に対して通信方式上に
おいてマスタとしている。したがって、エンジン制御部
10は故障診断部28に対して通信方式上においてスレ
ーブとなっている。
【0026】また、車両用盗難防止装置2のイモビライ
ザ制御部8は、エンジン制御部10に対して通信方式上
においてマスタとしている。イモビライザ制御部8は、
イモビライザ用通信回線32により故障診断用通信回線
30の途中に接続して設けている。
【0027】さらに、車両用盗難防止装置2は、図2に
示す如く、故障診断部28を電源用回線34によりイグ
ニション回路22に接続している。電源用回線34の途
中には、常閉型のリレー36を介設している。リレー3
6は、イモビライザ制御部8にリレー用回線38により
接続されている。リレー36は、イモビライザ制御部8
によって、このイモビライザ制御部8よるエンジン制御
部10への通信時に開放動作され、イモビライザ制御部
8よるエンジン制御部10への通信終了時に閉鎖動作さ
れる。
【0028】次に、この実施例の作用を説明する。
【0029】車両用盗難防止装置2は、イグニションキ
ー4をコイルユニット6に挿入して始動位置へ回転する
と、イグニション回路22がONするとともにスタータ
モータの駆動と燃料噴射及び点火とが行われ、エンジン
の始動を開始する。
【0030】エンジン制御部10は、イグニションキー
4の始動位置への回転による始動開始から設定通信時間
内にイモビライザ制御部8からエンジン駆動許容信号が
入力された場合に、燃料噴射弁24による燃料やイグニ
ションコイル26による点火を許容して、エンジンの駆
動を続行する。
【0031】また、エンジン制御部10は、イグニショ
ンキー4の始動位置への回転による始動開始から設定通
信時間内にイモビライザ制御部8からエンジン駆動禁止
信号が入力された場合やいずれの信号も入力されない場
合に、燃料噴射弁24による燃料やイグニションコイル
26による点火をカットして、エンジンの駆動を禁止す
る。
【0032】この車両用盗難防止装置2は、すでにある
故障診断用通信回線30にイモビライザ用通信回線32
を接続することにより、故障診断部28の通信ラインに
イモビライザ制御部8の通信ラインを割り込ませてい
る。
【0033】一般的に、故障診断部28は、エンジン制
御部10に対して通信方式上においてマスタ、エンジン
制御部10がスレーブとなっている。このようにスレー
ブとなっているエンジン制御部10に対して、イモビラ
イザ制御部8を通信方式上においてマスタとすることに
より、故障診断時のマスタ・スレーブ関係をそのまま利
用して、イモビライザ制御部8及びエンジン制御部10
の通信上における基本形態を変更することなく、通信す
ることができる。
【0034】このように、この車両用盗難防止装置2
は、図1に示す如く、エンジン制御部10に対して通信
方式上においてマスタとなる故障診断部28を故障診断
用通信回線30により接続して設け、前記エンジン制御
部10に対して通信方式上においてマスタとなるイモビ
ライザ制御部8をイモビライザ用通信回線32により前
記故障診断用通信回線30に接続して設けている。
【0035】これにより、車両用盗難防止装置2は、イ
モビライザ用通信回線32の接続される通信用ポートを
エンジン制御部10に新たに設けることなく、1つの通
信用ポートをイモビライザ制御部8と故障診断部28と
により共用して通信することができ、しかも、イモビラ
イザ制御部8の通信がエンジンの始動開始後のわずかな
時間に行われることにより、イモビライザ制御部8の通
信と故障診断部28の通信とが重なるおそれはない。
【0036】このため、この車両用盗難防止装置2は、
エンジン制御部10に新たな通信用ポートを設ける必要
がなく、ハード上及びソフト上において簡単にイモビラ
イザ制御部8に対応でき、新たな通信用ポートを設ける
必要がないことによりコストを低減でき、ソフト上にお
いて故障診断用の通信プロトコルを利用し得ることによ
り、開発上の手間を省くことができ、一般用ポートを使
用せずに故障診断用の通信用ポートを使用しているた
め、通信速度を速めることができる。
【0037】しかも、この車両用盗難防止装置2は、イ
モビライザ制御部8の通信と故障診断部28の通信とが
重なるおそれがないことにより、イモビライザ制御部8
と故障診断部28との通信の混信を招くことなく共用化
することができる。
【0038】また、車両用盗難防止装置2は、図2に示
す如く、故障診断部28の電源用回線34の途中に、イ
モビライザ制御部8よるエンジン制御部10への通信時
に開放動作され、イモビライザ制御部8よるエンジン制
御部10への通信終了時に閉鎖動作される常閉型のリレ
ー36を介設している。
【0039】これにより、この車両用盗難防止装置2
は、イモビライザ制御部8が通信する場合に故障診断部
28への電源を遮断して作動を禁止することができ、イ
モビライザ制御部8と故障診断部28とがエンジン制御
部10に対して同時期に通信することを防止できる。
【0040】このため、この車両用盗難防止装置2は、
イモビライザ制御部8と故障診断部28との通信の混信
を回避しつつイモビライザ制御部8と故障診断部28と
の通信回線の共用化を果たし得て、常閉型のリレー36
を使用することによりイモビライザ制御部8が外されて
いる場合や故障の場合にも故障診断部28に電源を供給
し得ることにより、故障診断の実施を可能としている。
【0041】
【発明の効果】このように、この発明の車両用盗難防止
装置は、エンジン制御部に対して通信方式上においてマ
スタとなる故障診断部を故障診断用通信回線によりエン
ジン制御部に接続して設け、エンジン制御部に対して通
信方式上においてマスタとなるイモビライザ制御部をイ
モビライザ用通信回線により故障診断用通信回線に接続
して設けたことにより、イモビライザ用通信回線の接続
される通信用ポートを新たに設けることなく、1つの通
信用ポートをイモビライザ制御部と故障診断部との通信
に共用することができ、ソフト上において故障診断用の
通信プロトコルを利用することができ、しかも、イモビ
ライザ制御部の通信がエンジンの始動開始後のわずかな
時間に行われることにより、イモビライザ制御部の通信
と故障診断部の通信とが重なるおそれはない。
【0042】このため、この車両用盗難防止装置は、エ
ンジン制御部に新たな通信用ポートを設ける必要がな
く、ハード上及びソフト上において簡単にイモビライザ
制御部に対応でき、新たな通信用ポートを設ける必要が
ないことによりコストを低減でき、ソフト上において故
障診断用の通信プロトコルを利用し得ることにより、開
発上の手間を省くことができ、一般用ポートを使用せず
に故障診断用の通信用ポートを使用しているため、通信
速度を速めることができ、イモビライザ制御部の通信と
故障診断部の通信とが重なるおそれがないことにより、
イモビライザ制御部と故障診断部との通信の混信を招く
ことなく共用化することができる。
【0043】また、この車両用盗難防止装置は、故障診
断部の電源用回線の途中にイモビライザ制御部によるエ
ンジン制御部への通信時に解放動作される常閉型のリレ
ーを介設することにより、混信を回避しつつイモビライ
ザ制御部と故障診断部との通信回線の共用化を果たし得
て、イモビライザ制御部が外されている場合や故障の場
合にも故障診断を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す車両用盗難防止装置の
故障診断部の通信ラインにイモビライザ制御部の通信ラ
インを割り込ませたブロック図である。
【図2】この発明の実施例を示す車両用盗難防止装置の
故障診断部の電源用回線に常閉型のリレーを介設したブ
ロック図である。
【図3】車両用盗難防止装置の回路構成図である。
【図4】従来例を示す車両用盗難防止装置の故障診断部
の通信ラインとイモビライザ制御部の通信ラインとをエ
ンジン制御部に接続したブロック図である。
【符号の説明】
2 車両用盗難防止装置 4 イグニションキー 6 コイルユニット 8 イモビライザ制御部(盗難防止制御部) 10 エンジン制御部 14 トランスポンダ 16 コイル部 18 コイル用回路部 22 イグニション回路 24 燃料噴射弁 26 イグニションコイル 28 故障診断部 30 故障診断用通信回線 32 イモビライザ用通信回線 34 電源用回線 36 リレー
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 25/04 E05B 19/00 E05B 65/12 F02P 11/04 G08B 13/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスポンダを備えたイグニションキ
    ーを設け、このイグニションキーの挿入及び始動位置へ
    の回転により前記トランスポンダに電源を供給して識別
    コードを発生させるとともにこの識別コードを出力する
    コイルユニットを設け、このコイルユニットから入力す
    る識別コードが正の場合にエンジン駆動許容信号を出力
    するとともに前記識別コードが否の場合にエンジン駆動
    禁止信号を出力するイモビライザ制御部を設け、前記イ
    グニションキーの始動位置への回転による始動開始から
    設定通信時間内に前記イモビライザ制御部から前記エン
    ジン駆動許容信号が入力された場合にエンジンの駆動を
    続行するエンジン制御部を設け、このエンジン制御部に
    対して通信方式上においてマスタとなる故障診断部を故
    障診断用通信回線により接続して設け、前記エンジン制
    御部に対して通信方式上においてマスタとなる前記イモ
    ビライザ制御部をイモビライザ用通信回線により前記故
    障診断用通信回線に接続して設けるとともに、前記イモ
    ビライザ制御部による前記エンジン制御部への通信時に
    は、前記故障診断部への電源を遮断することを特徴とす
    る車両用盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 トランスポンダを備えたイグニションキ
    ーを設け、このイグニションキーの挿入及び始動位置へ
    の回転により前記トランスポンダに電源を供給して識別
    コードを発生させるとともにこの識別コードを出力する
    コイルユニットを設け、このコイルユニットから入力す
    る識別コードが正の場合にエンジン駆動許容信号を出力
    するとともに前記識別コードが否の場合にエンジン駆動
    禁止信号を出力するイモビライザ制御部を設け、前記イ
    グニションキーの始動位置への回転による始動開始から
    設定通信時間内に前記イモビライザ制御部から前記エン
    ジン駆動許容信号が入力された場合にエンジンの駆動を
    続行するエンジン制御部を設け、このエンジン制御部に
    対して通信方式上においてマスタとなる故障診断部を故
    障診断用通信回線により接続して設け、前記エンジン制
    御部に対して通信方式上においてマスタとなる前記イモ
    ビライザ制御部をイモビライザ用通信回線により前記故
    障診断用通信回線に接続して設けるとともに、前記故障
    診断部は、電源用回線の途中に前記イモビライザ制御部
    による前記エンジン制御部への通信時に開放動作される
    常閉型のリレーを介装して設けたことを特徴とする車両
    用盗難防止装置。
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JPH0995216A (ja) 1997-04-08

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