JP3308730B2 - 電子写真感光体、電子写真装置及び電子写真装置ユニット - Google Patents
電子写真感光体、電子写真装置及び電子写真装置ユニットInfo
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Description
詳しくは長期の保存及び繰り返し使用による画質劣化の
少ない、耐久性に優れ、高感度の電子写真感光体、この
電子写真感光体を有する電子写真装置及び電子写真装置
ユニットに関する。
荷発生層上に電荷輸送層を重ねた機能分離タイプのもの
が感度及び耐久性に優れるため一般に用いられている。
このタイプの感光体において電荷輸送層は一般に電荷輸
送材料とバインダ樹脂及び必要に応じた添加剤より構成
されるが、高感度の電子写真感光体を得ようとする電荷
輸送材料のバインダ樹脂に対する比率を高くする必要が
ある。
する比率を高くすると電荷輸送材料が結晶化し析出し易
くなるという問題がある。すなわち、電荷輸送材料の濃
度がバインダ樹脂に対して高い状態となっていると、時
間の経過、保存環境の温度、特定の物質付着などのきっ
かけにより電荷輸送材料が結晶析出してしまう。その結
果、画像形成した場合ポチなどの画像欠陥の原因とな
る。
ザープリンタ、複写機など)、及びこれら画像機器に電
子写真感光体を使用する場合には、電子写真感光体が製
造されてから実際に使用されるまで間の長期に渡り保管
されたり、輸送中に高温さらされるなどにおけるさまざ
まな環境下において経時変化がないことを保証する必要
である。
保守が便利であることから、感光ドラム及び必要に応じ
てクリーニング手段、帯電手段、現像手段などの消耗部
品が一体となった交換カートリッジ(ユニット)が用い
られる。この場合、帯電部材、クリーニング部材などが
感光体に直接接触したまま出荷されるがクリーニング部
材、帯電部材そのもの及びこれら部材に含まれる物質の
作用により電子写真感光体表面層より結晶析出が起こり
易い。しかし、ブタジエン系電荷輸送材料は結晶が析出
しにくいという利点のため電子写真感光体の電荷輸送材
料として用いられてきた。
は表面層には、帯電、トナー現像、紙への転写、クリー
ニングなどのプロセスにより電気的及び機械的外力が直
接加えられるため、これらに対する耐久性が要求され
る。具体的には摩擦による表面の摩耗、キズの発生、ま
た高湿下における表面の劣化などに対する耐久性が要求
される。また、トナーによる現像及びクリーニングの繰
り返しにより表面層へトナーが付着するという問題があ
り、これに対しては表面層のクリーニング性の向上が求
められてきた。
たすため、例えば、バインダ樹脂の種類及び分子量の選
定、など種々の方法が検討されている。
ず、かつ摩耗及び傷に対しても充分なものは得られなか
った。
答える電子写真感光体を提供しようとするものである。
すなわち、本発明の解決しようとする課題は、長期の保
存に対して画質の劣化がなく、表面層の摩耗を減少さ
せ、クリーニング性、摩耗やキズに対する耐久性を有
し、かつ繰り返しの電子写真プロセスにおいて常に高品
位の画像が得られる電子写真感光体、この電子写真感光
体を有する電子写真装置及び電子写真装置ユニットを提
供することにある。
電性支持体上に感光層を有する電子写真感光体におい
て、該感光体の表面層が無機化合物粒子としての酸化珪
素及び下記式(A)または(B)で示されるブタジエン
系電荷輸送材料を含有し、かつ該無機化合物粒子の含有
量が、該表面層の全固形物に対して0.5重量%以上3
0重量%以下であることを特徴とする電子写真感光体で
ある。
電させる帯電手段と、帯電した該感光体に対し像露光を
行ない静電潜像を形成する像露光手段と、静電潜像の形
成された該感光体に対しトナーで現像する現像手段を有
することを特徴とする電子写真装置及び電子写真装置ユ
ニットである。
しにくい性質があり、これを表面層に含有させることに
より、環境や経時によらず結晶析出が生じにくい。一
方、無機化合物粒子(フィラー)は樹脂に比べ一般に硬
度が高くこれを表面層に含有させることにより、摩擦に
よる表面の摩耗及びきずの発生が少なくなる。更に、無
機化合物粒子を表面層に含有することにより、表面層で
結晶化が生じたとしてもフィラーが結晶核となり微小な
結晶しか析出せず画像欠陥となりにくい。ブタジエン系
電荷輸送材料と無機化合物粒子の両方を含有することに
より結晶析出がなく、摩耗やキズも生じにくい電子写真
感光体が得られる。
材料は、下記式(A)及び(B)で示されるものであ
る。
てもよいが、他の電荷輸送材料と混合して用いることも
できる。混合する電荷輸送材料の例としては、ヒドラゾ
ン系化合物、スチルベン系化合物、ピラゾリン系化合
物、オキサゾール系化合物、チアゾール系化合物、トリ
アリールメタン系化合物などが挙げられる。
く、バインダ樹脂に分散しやすいものがよく、例として
は酸化珪素(シリカ)、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化カ
ルシウム、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウムなどの
金属酸化物;硫酸バリウム、硫酸カルシウムなど金属硫
化物;窒化珪素、窒化アルミニウムなどの金属窒化物が
挙げられるが、本発明においては、硬度が高く、光透過
性が特に良好な酸化珪素を用いる。
の1/3以下で、かつ0.02μm〜5.0μm、更に
は0.07μm〜2.0μmの微粒子が好ましい。
る。バインダ樹脂の例としては、アクリル樹脂、ポリエ
ステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、ポリビニルブチラール樹脂などの
熱可塑性樹脂;ポリウレタン樹脂、フェノール樹脂、エ
ポキシ樹脂などの熱硬化樹脂;光硬化樹脂などが挙げら
れる。
はバインダ樹脂及び電荷輸送材料の種類にもよるが、一
般的に20〜70重量%特に好ましくは30〜65重量
%である。電荷輸送材料の比率が少ないと十分な感度が
得られない。また、電荷輸送材料の比率が多過ぎると表
面層の強度が低下し傷つき易くなる。表面層における無
機化合物粒子の比率は無機化合物粒子の種類、感光層の
構成によって適時選択されるが、添加量が多いと光の透
過率が低下し感度が低下したり、像露光の光が散乱して
画像ににじみが生じるなどの弊害が生じる。また、添加
量が少ないと摩耗し易く本発明の効果が十分得られな
い。本発明においては、表面層に対して0.5重量%〜
30重量%であり、特に好ましくは0.5重量%〜15
重量%である。
剤、シリコンオイル、レベリング剤、金属石けん、シラ
ンカップリング剤などを加えてもよい。
一般に電荷輸送材料、バインダ樹脂に溶媒を加え塗布液
を作成し、これを塗布手段により塗布し感光体を形成す
る。このときに用いる溶媒としてはバインダ樹脂、電荷
輸送材料に対する溶解性が良好でかつ、無機化合物粒子
の分散性が良好なものを選定する。特に良好な例として
は、メチルエチルケトン、アセトン、メチルイソブチル
ケトン、シクロヘキサノンなどのケトン類;ジエチルエ
ーテル、テトラヒドロフランなどのエーテル類;酢酸エ
チル、酢酸ブチルなどのエステル類;トルエン、ベンゼ
ンの炭化水素類;クロロベンゼン、ジクロロメタンなど
のハロゲン化炭化水素類などが挙げられる。
るための塗布液の調合方法としては、無機化合物粒子、
電荷輸送材料及びバインダ樹脂を溶媒と共に同時に分散
してもよい。また、無機化合物粒子及びバインダ樹脂を
あらかじめ分散した分散液を作成し、あらかじめバイン
ダ樹脂及び電荷輸送材料を溶解した液に混合して塗布液
を作成してもよい。本発明に用いる電子写真感光体用塗
布液、または無機化合物粒子分散液の作成にあたっては
単なる撹拌混合でもよいが、必要に応じて、ボールミ
ル、ロールミル、サンドミル、高圧ホモジナイザーなど
の分散手段を用いてもよい。分散粒径は小さい方が画像
露光時の散乱が少なく良好な画像が得られる。
性支持体の材質の例としては、アルミニウム、銅、ニッ
ケル、銀などの金属またはこれらの合金;酸化アンチモ
ン、酸化インジウム、酸化スズなどの導電性金属酸化
物;カーボンファイバ、カーボンブラックまたはグラフ
ァイト粉末と樹脂を混合成形したものなどが挙げられ
る。
護のため支持体上に導電層を設けることも可能である。
例えば、アルミニウム、銅、ニッケル、銀などの金属粉
体;酸化アンチモン、酸化インジウム、酸化スズなどの
導電性金属酸化物;ポリピロール、ポリアニリン、高分
子電解質などの高分子導電材;カーボンファイバ、カー
ボンブラック、グラファイト粉末;またはこれら導電性
物質で表面を被覆した導電性粉体などの導電性物質を、
アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポ
リ酢酸ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニル
ブチラール樹脂などの熱可塑性樹脂;ポリウレタン樹
脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂などの熱硬化樹脂;
光硬化樹脂などのバインダ樹脂に分散したもの、更に必
要に応じた添加剤を加えたものを支持体上に塗布したも
のが挙げられる。
ては、単一層構造のものでは感光層が表面層となること
が可能であるが、特に有効な例としては電荷発生層上に
電荷輸送層を設けた機能分離した積層感光体の電荷輸送
層が表面層となる。また、感光層上に保護層を設けた感
光体では保護層が表面層となる。
は、例えばスダーンレッド、クロルダイアンブルーなど
のアゾ顔料;銅フタロシアニン、チタニルフタロシアニ
ンなどのフタロシアニン顔料;アントアンスロンなどの
キノン顔料;ペリレン顔料、インジゴ顔料などの電荷発
生材料を、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミ
ド樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂、
ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルベンザール樹脂
などの熱可塑性樹脂;ポリウレタン樹脂、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂などの熱硬化樹脂などのバインダ樹脂
に分散したものが挙げられ、適当な溶媒に分散し塗布し
たものが挙げられる。更に必要に応じた添加剤を加える
ことも可能である。
漬塗布法、スプレイ塗布法、ロールコータ塗布法、グラ
ビアコータ塗布法などが適応できる。
写式電子写真装置の構成概略例を示した。図において4
は本発明のドラム型感光体であり軸4aを中心に所定の
周速度で回転駆動される。該感光体は回転過程で帯電手
段5でその周面に正または負の所定電位の均一帯電を受
け、次いで露光部6にて不図示の露光手段により光像露
光L(スリット露光、レーザービーム走査露光など)を
受ける。これにより感光体周面に露光像に対応した静電
潜像が順次形成されてゆく。その静電潜像は現像手段7
でトナーで現像されそのトナー現像像が転写手段8によ
り不図示の給紙部から感光体4と転写手段8との間に感
光体4の回転と同期し取り出されて給紙された転写材1
2の面に順次転写されていく。像転写された転写材12
は感光体面から分離されて定着手段11へと導入されて
複写物として機外へプリントアウトされる。
段9により転写残りのトナーの除去を受けて清浄面化さ
れ、更に前露光手段10により除電処理されて繰り返し
像形成に使用される。
帯電装置が一般に使用される。また、転写手段としても
コロナ帯電装置が一般に使用される。電子写真装置とし
て、上記の感光体、帯電手段、現像手段、クリーニング
手段などの構成要素のうち複数のものを装置ユニット
(一般にこの装置ユニットをカートリッジと言ってい
る)として一体に結合して構成し、このユニットを装置
本体に対して脱着自在に構成してもよい。例えば、感光
体4と帯電手段5、現像手段7及びクリーニング手段9
を一体化しひとつの装置ユニットとし装置本体のレール
などの案内手段を用いて脱着自在に構成してもよい。
稿よりの反射光、プリンタとして利用する場合はレーザ
ービームの走査、電気信号により駆動されたLEDアレ
イ、液晶シャッターアレイなどの例が挙げられる。
ープリンタ、LEDプリンタ、液晶シャッタープリンタ
などの電子写真装置一般及びそれに用いる感光ドラムに
適用できる。
しく説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるも
のではない。
する酸化錫で被覆した導電性酸化チタン2000重量
部、フェノール樹脂2500重量部、メチルセルソルブ
2000重量部及びメタノール500重量部を、φ1m
mガラスビーズを用いたサンドミル装置で2時間分散し
て導電層用塗布液を調製した。
漬塗布した後、乾燥装置により160℃で25分乾燥し
た。導電層の膜厚は20μmであった。
たNメトキシメチル化ナイロン61000重量部及び
6.12.66.610共重合ナイロン250重量部
を、メタノール5000重量部及びブタノール5000
重量部の混合溶媒に溶解し、中間層用塗布液を調製し
た。前述の導電層塗布済アルミニウムシリンダ上に更に
上記塗布液を浸漬塗布し、乾燥装置により95℃で7分
乾燥した。中間層の膜厚は0.70μmであった。
式のアゾ顔料400重量部、
製)200重量部及びシクロヘキサノン5000重量部
をφ1mmガラスビーズを用いたサンドミル装置で24
時間分散し、更にテトラヒドロフラン5000重量部を
加え電荷発生層用塗布液を調製した。更に、この液を遠
心分離機(7000rpm、30分)でビーズかす、ご
みなどを取り除いた。前述の中間層塗布済シリンダ上に
上記電荷発生層用塗布液を浸漬塗布し、85℃で7分乾
燥した。電荷発生層の膜厚は0.15μmであった。
して、シリカ粉末200重量部、ポリカーボネート樹脂
(ユーピロン、三菱ガス化学製)200重量部及びモノ
クロロベンゼン600重量部を十分に混合した後、φ1
mmガラスビーズを用いたサンドミル装置で4時間分散
して無機化合物粒子分散液を作成した。
合物1000重量部、
粒子分散液500重量部を、モノクロロベンゼン500
0重量部及びジクロロメタン3000重量部に溶解混合
し、電荷輸送層用塗布液を調製した。固形分中の無機化
合物粒子比率は5重量%とした。この液を前記電荷発生
層塗布済アルミニウムシリンダ上に浸漬塗布し、130
℃で50分乾燥した。電荷輸送層の膜厚は25μmであ
った。
ンタ(LBP−SX:キャノン製)用のカートリッジに
取り付け45℃、80%の高温高湿下において30日間
保存した後、レーザープリンタ本体に取り付け画像の出
力を行なった。結果は画像欠陥のない高品位の画像が得
られた。更に、4000枚連続して画像の出力を行ない
表面層の摩耗量の測定を行なった。結果を表1に示し
た。
るようにした以外参考例1と同様に電子写真感光体を作
成した。更に、参考例1と同様にこの電子写真感光体を
市販のレーザープリンタ(LBP−SX:キャノン製)
用のカートリッジに取り付け45℃、80%の高温高湿
下において30日間保存した後、レーザープリンタ本体
に取り付け画像の出力を行なった。結果は画像欠陥のな
い高品位の画像が得られた。更に、4000枚連続して
画像の出力を行ない表面層への摩耗量の測定を行なっ
た。結果を表1に示した。
ようにした以外参考例1と同様に電子写真感光体を作成
した。更に、参考例1と同様にこの電子写真感光体を市
販のレーザープリンタ(LBP−SX:キャノン製)用
のカートリッジに取り付け45℃、80%の高温高湿下
において30日間保存した後、レーザープリンタ本体に
取り付け画像の出力を行なった。結果は多少のにじみは
あるが画像欠陥のない高品位の画像が得られた。更に、
4000枚連続して画像の出力を行ない表面層の摩耗量
の測定を行なった。結果を表1に示した。
が1.5重量%となるようにした以外参考例1と同様に
電子写真感光体を作成した。更に、参考例1と同様にこ
の電子写真感光体を市販のレーザープリンタ(LBP−
SX:キャノン製)用のカートリッジに取り付け45
℃、80%の高温高湿下において30日間保存した後、
レーザープリンタ本体に取り付け画像の出力を行なっ
た。結果は画像欠陥のない高品位の画像が得られた。更
に、4000枚連続して画像の出力を行ない表面層の摩
耗量の測定を行なった。結果を表1に示した。
が0.5重量%となるようにした以外参考例1と同様に
電子写真感光体を作成した。更に、参考例1と同様にこ
の電子写真感光体を市販のレーザープリンタ(LBP−
SX:キャノン製)用のカートリッジに取り付け45
℃、80%の高温高湿下において30日間保存した後、
レーザープリンタ本体に取り付け画像の出力を行なっ
た。結果は画像欠陥のない高品位の画像が得られた。更
に、4000枚連続して画像の出力を行ない表面層の摩
耗量の測定を行なった。結果を表1に示した。
0.5重量%となるようにした以外参考例1と同様に電
子写真感光体を作成した。更に、参考例1と同様にこの
電子写真感光体を市販のレーザープリンタ(LBP−S
X:キャノン製)用のカートリッジに取り付け45℃、
80%の高温高湿下において30日間保存した後、レー
ザープリンタ本体に取り付け画像の出力を行なった。結
果は画像欠陥のない高品位の画像が得られた。更に、4
000枚連続して画像の出力を行ない表面層の摩耗量の
測定を行なった。結果を表1に示した。
率を2.0重量%となるようにした以外参考例1と同様
に電子写真感光体を作成した。更に、参考例1と同様に
この電子写真感光体を市販のレーザープリンタ(LBP
−SX:キャノン製)用のカートリッジに取り付け45
℃、80%の高温高湿下において30日間保存した後、
レーザープリンタ本体に取り付け画像の出力を行なっ
た。結果は画像欠陥のない高品位の画像が得られた。更
に、4000枚連続して画像の出力を行ない表面層の摩
耗量の測定を行なった。結果を表1に示した。
0.5重量%となるようにした以外参考例1と同様に電
子写真感光体を作成した。更に、参考例1と同様にこの
電子写真感光体を市販のレーザープリンタ(LBP−S
X:キャノン製)用のカートリッジに取り付け45℃、
80%の高温高湿下において30日間保存した後、レー
ザープリンタ本体に取り付け画像の出力を行なった。結
果は画像欠陥のない高品位の画像が得られた。更に、4
000枚連続して画像の出力を行ない表面層の摩耗量の
測定を行なった。結果を表1に示した。
る化合物に代え、表面層中の無機化合物粒子の含有率が
15重量%となるようにした以外参考例1と同様に電子
写真感光体を作成した。更に、参考例1と同様にこの電
子写真感光体を市販のレーザープリンタ(LBP−S
X:キャノン製)用のカートリッジに取り付け45℃、
80%の高温高湿下において30日間保存した後、レー
ザープリンタ本体に取り付け画像の出力を行なった。結
果は画像欠陥のない高品位の画像が得られた。更に、4
000枚連続して画像の出力を行ない表面層の摩耗量の
測定を行なった。結果を表1に示した。
る化合物に代えた以外参考例1と同様に電子写真感光体
を作成した。更に、参考例1と同様にこの電子写真感光
体を市販のレーザープリンタ(LBP−SX:キャノン
製)用のカートリッジに取り付け45℃、80%の高温
高湿下において30日間保存した後、レーザープリンタ
本体に取り付け画像の出力を行なった。結果は画像欠陥
のない高品位の画像が得られた。更に、4000枚連続
して画像の出力を行ない表面層の摩耗量の測定を行なっ
た。結果を表1に示した。
1と同様に電子写真感光体を作成した。更に、参考例1
と同様にこの電子写真感光体を市販のレーザープリンタ
(LBP−SX:キャノン製)用のカートリッジに取り
付け45℃、80%の高温高湿下において30日間保存
した後、レーザープリンタ本体に取り付け画像の出力を
行なった。結果は画像欠陥のない高品位の画像が得られ
た。しかし、4000枚連続して画像の出力を行ない表
面層の摩耗量の測定を行なったが導電層が露出し電荷輸
送層は摩耗してなくなっていた。結果を表1に示した。
た以外参考例1と同様に電子写真感光体を作成した。更
に、参考例1と同様にこの電子写真感光体を市販のレー
ザープリンタ(LBP−SX:キャノン製)用のカート
リッジに取り付け45℃、80%の高温高湿下において
30日間保存した後、レーザープリンタ本体に取り付け
画像の出力を行なった。結果は画像欠陥のない高品位の
画像が得られた。更に、4000枚連続して画像の出力
を行ない表面層の摩耗量の測定を行なった。摩耗量が多
く良好な画像を得るには感度不足となった。結果を表1
に示した。
以外参考例1と同様に電子写真感光体を作成した。更
に、参考例1と同様にこの電子写真感光体を市販のレー
ザープリンタ(LBP−SX:キャノン製)用のカート
リッジに取り付け45℃、80%の高温高湿下において
30日間保存した後、レーザープリンタ本体に取り付け
画像の出力を行なった。結果は画像ににじみがありプリ
ンタとして実用的な画像は得られなかった。
ラゾン系化合物に代えた以外参考例1と同様に電子写真
感光体を作成した。
ーザープリンタ(LBP−SX:キャノン製)用のカー
トリッジに取り付け45℃、80%の高温高湿下におい
て30日間保存した後、レーザープリンタ本体に取り付
け画像の出力を行なった。感光ドラム表面に結晶析出が
見られ、画像出力の結果は画像欠陥(黒ポチ)の発生が
あり、高品位の画像が得られなかった。更に、4000
枚連続して画像の出力を行ない表面層の摩耗量の測定を
行なった。結果を表1に示した。
物粒子及び特定のブタジエン系電荷輸送材料を含有させ
た電子写真感光体は、帯電、露光、現像、転写、クリー
ニングのプロセスの繰り返しに対しても感光体表面の摩
耗が少なく、初期においても4000枚目においても画
像欠陥のない高品位の画像が得られた。また、長期の保
存においても経時劣化がない。
化合物粒子を含有していない電子写真感光体は、帯電、
露光、現像、転写、クリーニングのプロセスの繰り返し
に対して感光体表面の摩耗が大きく、4000枚目にお
いては良好な画像が得られなかった。また、繰り返しの
使用に対して感光体表面にトナーの付着を生じたり、感
光体上に傷が生じ画像劣化をきたした。
が0.5重量%未満では本発明の効果が十分ではなく、
摩耗量が大き過ぎて4000目枚においては良好な画像
が得られなかった。
が30重量%を越えると画像がにじんで良好な画像が得
られなかった。
材料を含有していない場合は、長期の保存により結晶析
出、更に画像欠陥の発生が見られた。
硫化物、または金属窒化物)、及びブタジエン系電荷輸
送材料を含有することにより、繰り返しの使用に対して
の耐久性に優れ、経時変化による画質劣化の少ない優れ
た電子写真感光体が得られる。 (2)更に、表面層に含有される無機化合物粒子が、酸
化珪素及びまたは酸化チタンで、酸化珪素及びまたは酸
化チタンの含有量が0.5重量%以上30重量%以下で
ある場合は画像性、耐摩耗性とも良好であった。 (3)本発明の電子写真感光体を用いた電子写真装置、
及び電子写真感光装置用カートリッジは繰り返しの使用
に対しての耐久性に優れ、経時変化による画質劣化が少
ない。
光体の構成例である。
の概略構成図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 導電性支持体上に感光層を有する電子写
真感光体において、該感光体の表面層が無機化合物粒子
としての酸化珪素及び下記式(A)または(B)で示さ
れるブタジエン系電荷輸送材料を含有し、かつ該無機化
合物粒子の含有量が、該表面層の全固形物に対して0.
5重量%以上30重量%以下であることを特徴とする電
子写真感光体。 【化1】 - 【請求項2】 請求項1記載の電子写真感光体と、該感
光体を帯電させる帯電手段と、帯電した該感光体に対し
像露光を行ない静電潜像を形成する像露光手段と、静電
潜像の形成された該感光体に対しトナーで現像する現像
手段を有することを特徴とする電子写真装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の電子写真感光体を有し、
電子写真装置本体に脱着自在であることを特徴とする電
子写真装置ユニット。
Priority Applications (1)
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JP25501794A Expired - Fee Related JP3308730B2 (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 電子写真感光体、電子写真装置及び電子写真装置ユニット |
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