JP3308120B2 - 粉粒体捕集搬送装置 - Google Patents
粉粒体捕集搬送装置Info
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- JP3308120B2 JP3308120B2 JP30973394A JP30973394A JP3308120B2 JP 3308120 B2 JP3308120 B2 JP 3308120B2 JP 30973394 A JP30973394 A JP 30973394A JP 30973394 A JP30973394 A JP 30973394A JP 3308120 B2 JP3308120 B2 JP 3308120B2
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- Air Transport Of Granular Materials (AREA)
- Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、広い範囲に渡って落下
する少量の粉粒体を小さいスペ−スで捕集し、低圧の空
気流によって搬送する粉体捕集搬送装置に関する。
する少量の粉粒体を小さいスペ−スで捕集し、低圧の空
気流によって搬送する粉体捕集搬送装置に関する。
【０００２】
【従来技術と問題点】従来、広範囲に渡って落下する粉
粒体を捕集、搬送する場合ホッパの下側に上半分を切り
欠いた空気輸送用配管を配置し、ホッパ内に充填された
搬送物を輸送するものがあるが（実開昭５１−５１９５
号公報、実開昭５１−５１９６号公報）これらは、高圧
高濃度でプラグ輸送することを前提としているため高圧
の空気供給を間欠運転するための機器、制御等を必要と
し、また、ホッパ内へ搬送物を一定量充填する必要があ
るのでその確認のための機器も必要となり少量の粉粒体
を搬送するには必要以上に高エネルギ−、大スペ−スを
要することとなり、広範囲に渡って落下する少量の粉粒
体の搬送には適していなかった。また、上記の構造の搬
送装置をそのまま用いて小エネルギ−の低圧吸引輸送を
行おうとすると輸送管の切欠き面全面から空気を吸い込
む方式となるので空気の流速が遅く上流端に近い方の粉
粒体は搬送されにくく、場合によっては閉塞が発生しか
ねないという問題があった。本発明は上記問題点に鑑み
てなされたもので広範囲に渡って落下する少量の粉粒体
を捕集し、低圧で搬送することを可能にした粉体捕集搬
送装置の提供を目的とする。
粒体を捕集、搬送する場合ホッパの下側に上半分を切り
欠いた空気輸送用配管を配置し、ホッパ内に充填された
搬送物を輸送するものがあるが（実開昭５１−５１９５
号公報、実開昭５１−５１９６号公報）これらは、高圧
高濃度でプラグ輸送することを前提としているため高圧
の空気供給を間欠運転するための機器、制御等を必要と
し、また、ホッパ内へ搬送物を一定量充填する必要があ
るのでその確認のための機器も必要となり少量の粉粒体
を搬送するには必要以上に高エネルギ−、大スペ−スを
要することとなり、広範囲に渡って落下する少量の粉粒
体の搬送には適していなかった。また、上記の構造の搬
送装置をそのまま用いて小エネルギ−の低圧吸引輸送を
行おうとすると輸送管の切欠き面全面から空気を吸い込
む方式となるので空気の流速が遅く上流端に近い方の粉
粒体は搬送されにくく、場合によっては閉塞が発生しか
ねないという問題があった。本発明は上記問題点に鑑み
てなされたもので広範囲に渡って落下する少量の粉粒体
を捕集し、低圧で搬送することを可能にした粉体捕集搬
送装置の提供を目的とする。
【０００３】
【問題解決のための手段】上記目的を達成するために本
発明における粉体捕集搬送装置は、上流端を閉鎖し、下
流端を吸引管の一端に連通させた円筒体の上半分を上流
端から下流端に向けて所定の長さ切り欠いた輸送管の上
部に断面逆台形状の粉粒体捕集容器を該輸送管に平行に
して連通連結した粉粒体捕集搬送装置において、前記輸
送管と粉粒体捕集容器との連結高さ位置を下端位置とし
て該粉粒体捕集容器内に長手方向に平行にして掛け渡さ
れて、その両下端と該粉粒体捕集容器の内壁面とにより
粉粒体通過隙間を画成しかつ輸送方向に対し直角な面に
よる断面の下部室と前記輸送管の断面空間部とがほぼ等
しい大きさにされた断面Ａ字形の案内支持体と、該案内
支持体の上流端嗣他側面に開口されて前記断面Ａ字形の
案内支持体の内外に連通する空気導入口と、を備えたこ
とを特徴とする。
発明における粉体捕集搬送装置は、上流端を閉鎖し、下
流端を吸引管の一端に連通させた円筒体の上半分を上流
端から下流端に向けて所定の長さ切り欠いた輸送管の上
部に断面逆台形状の粉粒体捕集容器を該輸送管に平行に
して連通連結した粉粒体捕集搬送装置において、前記輸
送管と粉粒体捕集容器との連結高さ位置を下端位置とし
て該粉粒体捕集容器内に長手方向に平行にして掛け渡さ
れて、その両下端と該粉粒体捕集容器の内壁面とにより
粉粒体通過隙間を画成しかつ輸送方向に対し直角な面に
よる断面の下部室と前記輸送管の断面空間部とがほぼ等
しい大きさにされた断面Ａ字形の案内支持体と、該案内
支持体の上流端嗣他側面に開口されて前記断面Ａ字形の
案内支持体の内外に連通する空気導入口と、を備えたこ
とを特徴とする。
【０００４】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図１、図２において粉粒体捕集容器としての
シュ−ト１の下には上流端を閉鎖し下流端を吸引管２の
一端に連通させた円筒体の上半分を上流端から下流側に
向けて所定の長さ切り欠いた輸送管３が固定して取り付
けられており、該輸送管３とシュ−ト１との連結高さ位
置を下端位置として該シュ−ト１内に長手方向に平行に
して掛け渡されて断面Ａ字形の案内支持体４が取り付け
られている。該案内支持体４は、その両下端と該シュ−
ト１の内壁面とにより粉粒体通過隙間５が画成されてお
り、輸送方向に対し直角な面による断面の下部室６と前
記輸送管２の断面空間部とがほぼ等しい大きさにされて
いる。また、該案内支持体４はその上流端両下側面には
その内外に連通する空気導入口７が開口されており、該
空気導入口７と粉粒体通過隙間５との面積の合計は前記
吸引管２の輸送方向に直角な断面積とほぼ等しくされ、
かつ該空気導入口７の開口面積比率が出来るだけ大きく
されている。さらに、前記案内支持体４の断面はその形
状をＡ字形に成している仕切り８によって仕切られた上
部位には空気が出入り出来ぬよう密閉にされている。ま
た、前記吸引管２のずっと下流側には低圧の吸引ブロア
が接続されておりこれによって粉粒体の捕集、搬送が可
能となっている。
説明する。図１、図２において粉粒体捕集容器としての
シュ−ト１の下には上流端を閉鎖し下流端を吸引管２の
一端に連通させた円筒体の上半分を上流端から下流側に
向けて所定の長さ切り欠いた輸送管３が固定して取り付
けられており、該輸送管３とシュ−ト１との連結高さ位
置を下端位置として該シュ−ト１内に長手方向に平行に
して掛け渡されて断面Ａ字形の案内支持体４が取り付け
られている。該案内支持体４は、その両下端と該シュ−
ト１の内壁面とにより粉粒体通過隙間５が画成されてお
り、輸送方向に対し直角な面による断面の下部室６と前
記輸送管２の断面空間部とがほぼ等しい大きさにされて
いる。また、該案内支持体４はその上流端両下側面には
その内外に連通する空気導入口７が開口されており、該
空気導入口７と粉粒体通過隙間５との面積の合計は前記
吸引管２の輸送方向に直角な断面積とほぼ等しくされ、
かつ該空気導入口７の開口面積比率が出来るだけ大きく
されている。さらに、前記案内支持体４の断面はその形
状をＡ字形に成している仕切り８によって仕切られた上
部位には空気が出入り出来ぬよう密閉にされている。ま
た、前記吸引管２のずっと下流側には低圧の吸引ブロア
が接続されておりこれによって粉粒体の捕集、搬送が可
能となっている。
【０００５】実際にこの装置によって粉粒体を捕集、搬
送するにはまず本体を例えば鋳物砂搬送用ベルトコンベ
アの付着砂払い落し部の下に長手方向をベルトコンベア
の進行方向と直交するように位置させる。次に、ベルト
コンベアを作動させた後、図示されない低圧の吸引ブロ
アを作動させ、これによって輸送管２内の上流側から下
流側へ向かって空気流が発生するのでベルトコンベアか
ら払い落された粉粒体は前記シュ−ト１内へ落下するこ
とによって捕集され、前記粉粒体通過隙間５から輸送管
３内を通って下流方向に向かって移動し前記吸引管２を
通って低圧ブロアと接続された図示されない集塵容器内
へ運び込まれる。その際もし、外部的要因によって該輸
送管２内の空気流が一時的に停止し輸送管２内に粉粒体
の堆積９が発生して該輸送管２内を空気流が通過しにく
くなっても前記下部室６内を空気流が通過可能であるの
で堆積９によって通過断面積が減少し流速が増した空気
流が該堆積９を徐々に搬出し、最終的には堆積９は消滅
することになり、滞りなく輸送が可能となる。
送するにはまず本体を例えば鋳物砂搬送用ベルトコンベ
アの付着砂払い落し部の下に長手方向をベルトコンベア
の進行方向と直交するように位置させる。次に、ベルト
コンベアを作動させた後、図示されない低圧の吸引ブロ
アを作動させ、これによって輸送管２内の上流側から下
流側へ向かって空気流が発生するのでベルトコンベアか
ら払い落された粉粒体は前記シュ−ト１内へ落下するこ
とによって捕集され、前記粉粒体通過隙間５から輸送管
３内を通って下流方向に向かって移動し前記吸引管２を
通って低圧ブロアと接続された図示されない集塵容器内
へ運び込まれる。その際もし、外部的要因によって該輸
送管２内の空気流が一時的に停止し輸送管２内に粉粒体
の堆積９が発生して該輸送管２内を空気流が通過しにく
くなっても前記下部室６内を空気流が通過可能であるの
で堆積９によって通過断面積が減少し流速が増した空気
流が該堆積９を徐々に搬出し、最終的には堆積９は消滅
することになり、滞りなく輸送が可能となる。
【発明の効果】本発明は上記の説明から明らかなよう
に、広範囲に渡って落下する粉粒体を捕集し、高エネル
ギ−を必要とする高圧の空気源を用いず低圧の空気流に
よって閉塞などを発生させることなく効率良く搬送する
ことが可能となる。
に、広範囲に渡って落下する粉粒体を捕集し、高エネル
ギ−を必要とする高圧の空気源を用いず低圧の空気流に
よって閉塞などを発生させることなく効率良く搬送する
ことが可能となる。
【図１】本発明における粉粒体捕集搬送装置の実施例の
要部縦断正面図である。
要部縦断正面図である。
【図２】図１におけるＡ−Ａ矢視図である。
【図３】図２におけるＢ−Ｂ矢視図である。
１ 粉粒体捕集容器 ３ 輸送管 ４ 案内支持体 ５ 粉粒体通過隙間 ６ 下部室 ７ 空気導入口
Claims (1)
- 【請求項１】上流端を閉鎖し、下流端を吸引管の一端に
連通させた円筒体の上半分を上流端から下流端に向けて
所定の長さ切り欠いた輸送管の上部に断面逆台形状の粉
粒体捕集容器を該輸送管に平行にして連通連結した粉粒
体捕集搬送装置において、前記輸送管３と粉粒体捕集容
器１との連結高さ位置を下端位置として該粉粒体捕集容
器１内に長手方向に平行にして掛け渡されて、その両下
端と該粉粒体捕集容器１の内壁面とにより粉粒体通過隙
間５を画成しかつ輸送方向に対し直角な面による断面の
下部室６と前記輸送管２の断面空間部とがほぼ等しい大
きさにされた断面Ａ字形の案内支持体４と、該案内支持
体４の上流端下側面に開口されて前記断面Ａ字形の案内
支持体４の内外に連通する空気導入口７と、を備えたこ
とを特徴とする粉粒体捕集搬送装置
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30973394A JP3308120B2 (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | 粉粒体捕集搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30973394A JP3308120B2 (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | 粉粒体捕集搬送装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08143152A JPH08143152A (ja) | 1996-06-04 |
| JP3308120B2 true JP3308120B2 (ja) | 2002-07-29 |
Family
ID=17996646
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30973394A Expired - Fee Related JP3308120B2 (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | 粉粒体捕集搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3308120B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IT1294759B1 (it) * | 1996-09-06 | 1999-04-12 | Kobe Seiko Sho Anche Conosciut | Membro di giunzione per una struttura saldata |
| CN109176328A (zh) * | 2018-11-14 | 2019-01-11 | 无锡富岛科技股份有限公司 | 一种气力回收砂料结构 |
-
1994
- 1994-11-18 JP JP30973394A patent/JP3308120B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08143152A (ja) | 1996-06-04 |
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Legal Events
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090517 Year of fee payment: 7 |
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