JP3307507B2 - フルイディック流量計 - Google Patents

フルイディック流量計

Info

Publication number
JP3307507B2
JP3307507B2 JP16454994A JP16454994A JP3307507B2 JP 3307507 B2 JP3307507 B2 JP 3307507B2 JP 16454994 A JP16454994 A JP 16454994A JP 16454994 A JP16454994 A JP 16454994A JP 3307507 B2 JP3307507 B2 JP 3307507B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse
noise
data
flow rate
generated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP16454994A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH085418A (ja
Inventor
一光 温井
克人 酒井
真一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP16454994A priority Critical patent/JP3307507B2/ja
Publication of JPH085418A publication Critical patent/JPH085418A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3307507B2 publication Critical patent/JP3307507B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧力変動等の外乱の影
響による流量の誤計測を防止する手段を有するフルイデ
ィック流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスメータとして利用される流量計とし
て、フルイディック流量計が知られている。このフルイ
ディック流量計は、噴流を発生させるノズルの下流側
に、一対の側壁によって流路拡大部を形成すると共に、
側壁の外側に設けられたリターンガイドによって、ノズ
ルを通過した流体を各側壁の外側に沿ってノズルの噴出
口側へ導く一対のフィードバック流路を形成し、ノズル
を通過した流体が一対のフィードバック流路を交互に流
れる現象(以下、フルイディック発振という。)の周波
数が流体の流量と関係することを利用した流量計であ
る。
【0003】フルイディック流量計において、フルイデ
ィック発振を検出する方法としては、例えば、ノズルの
噴出口近傍に設けられた2つの導圧孔と、この2つ導圧
孔に接続され、2つ導圧孔間の差圧を検出する圧電膜セ
ンサとを設け、圧電膜センサの出力に基づいてノズルを
通過した流体の方向の切り替わりを検出する方法があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フルイディ
ック流量計では、外的な振動をフルイディック発振と誤
って検出して誤差を生じる場合がある。これに対処する
に、実開平1−58119号公報には、圧電膜センサの
圧力室を2枚の圧電膜により中央室と左右の外室の3室
に区画し、中央室を検出素子の一方の検出孔に接続し、
外室を他方の検出孔に接続して、外的な振動の場合には
2枚の圧電膜が同一方向に変位する特性を利用して、外
部振動による誤差の発生を防止する技術が示されてい
る。
【0005】しかしながら、フルイディック流量計にお
けるフルイディック発振検出用の圧電膜センサは、極小
さい圧力変動を膜でとらえてこれを電気信号に変換する
ものであることから、上述の技術を用いても、圧力変動
等の外乱によって誤動作する場合があるという問題点が
ある。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、圧力変動等の外乱の影響による流量
の誤計測を防止することができるようにしたフルイディ
ック流量計を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のフルイデ
ィック流量計は、フルイディック発振を検出する検出手
段と、この検出手段の出力に基づいてパルスを生成する
パルス生成手段と、このパルス生成手段によって生成さ
れたパルスに関するデータに基づいて、流量を演算する
流量演算手段と、パルス生成手段によって生成された各
パルスの幅をその前後に生成されたパルスの幅と比較し
て、ノイズによって生じたパルスを判定するノイズパル
ス判定手段と、このノイズパルス判定手段によってノイ
ズによって生じたパルスであると判定されたパルスに関
するデータを、流量演算手段で使用するデータから削除
するノイズパルスデータ削除手段とを備えたものであ
る。
【0008】このフルイディック流量計では、検出手段
によってフルイディック発振が検出され、この検出手段
の出力に基づいてパルス生成手段によってパルスが生成
され、このパルスに関するデータに基づいて、流量演算
手段によって流量が演算される。ノイズパルス判定手段
は、パルス生成手段によって生成された各パルスの幅を
その前後に生成されたパルスの幅と比較して、ノイズに
よって生じたパルスを判定する。そして、このノイズパ
ルス判定手段によってノイズによって生じたパルスであ
ると判定されたパルスに関するデータは、ノイズパルス
データ削除手段によって、流量演算手段で使用するデー
タから削除される。
【0009】請求項2記載のフルイディック流量計は、
請求項1記載のフルイディック流量計において、ノイズ
パルス判定手段が、前後に生成されたパルスの幅に0よ
りも大きく1よりも小さい所定値を掛けた値よりも小さ
い幅のパルスを、ノイズによって生じたパルスであると
判定するものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0011】図2は本発明の一実施例に係るフルイディ
ック流量計の構成を表す断面図である。なお、本実施例
は、ガスメータとして使用するフルイディック流量計の
例である。図2に示すように、本実施例のフルイディッ
ク流量計は、気体(ガス)を受け入れる入口部11と気
体を排出する出口部12とを有する本体10を備えてい
る。本体10内には隔壁13が設けられ、この隔壁13
と入口部11との間に第1の気体流路14が形成され、
隔壁13と出口部12との間に第2の気体流路15が形
成されている。隔壁13には開口部16が設けられ、第
1の気体流路14内には、開口部16を閉塞可能な遮断
弁17が設けられている。また、本体10の外側にはソ
レノイド18が固定され、このソレノイド18のプラン
ジャ19が、本体10の側壁を貫通して遮断弁17に接
合されている。また、遮断弁17と本体10との間にお
けるプランジャ19の周囲には、ばね20が設けられ、
このばね20が遮断弁17を開口部16側へ付勢してい
る。
【0012】第2の気体流路15内には、入口部11か
ら受け入れた気体を通過させて噴流を発生させるノズル
21が設けられている。このノズル21の上流側には気
体の流れを整えるための整流部材22が設けられてい
る。ノズル21の下流側には、拡大された流路を形成す
る一対の側壁23、24が設けられている。この側壁2
3、24の間には、所定の間隔を開けて、上流側に第1
ターゲット25、下流側に第2ターゲット26がそれぞ
れ配設されている。また、側壁23、24の外側には、
ノズル21を通過した気体を各側壁23、24の外周部
に沿ってノズル21の噴出口側へ帰還させる一対のフィ
ードバック流路27、28を形成するリターンガイド2
9が配設されている。また、フィードバック流路27、
28の各出口部分と出口部12との間には、リターンガ
イド29の背面と本体10とによって、一対の排出路3
1、32が形成されている。また、ノズル21の噴出口
の近傍には、ノズル21を通過した気体の流れる方向の
切り替わりを検出するための圧電膜センサに通じる導圧
孔33、34が設けられている。
【0013】図3は図2における導圧孔33、34およ
び圧電膜センサを含む断面を拡大して示す断面図であ
る。この図に示すように、本体10の底部の外側には、
圧電膜センサ37が設けられている。また、導圧孔3
3、34には、それぞれ導圧管51、52の一端が接続
されている。この導圧管51、52の他端は、圧電膜セ
ンサ37の各圧力導入口に接続されている。そして、こ
の圧電膜センサ37によって、導圧孔33と導圧孔34
における差圧を検出して、この差圧の変化に基づいてフ
ルイディック発振を検出するようになっている。また、
導圧管51、52および圧電膜センサ37は、本体10
の底部の外側に固定されたケース55によって覆われて
いる。
【0014】図1は本実施例に係るフルイディック流量
計の回路部分の構成を表すブロック図である。この図に
示すように、フルイディック流量計は、圧電膜センサの
37の出力信号を増幅するアナログ増幅器61と、この
アナログ増幅器61の出力を波形整形してパルスを生成
する波形整形回路62とを備えている。フルイディック
流量計は、更に、波形整形回路62によって生成された
パルスを入力して、各パルスの立上がり時刻を検出する
立上がり時刻検出部63と、波形整形回路62によって
生成されたパルスを入力して、各パルスのパルス幅を検
出するパルス幅検出部64と、立上がり時刻検出部63
によって検出された立上がり時刻のデータとパルス幅検
出部64によって検出されたパルス幅のデータを記憶す
るメモリ部65とを備えている。
【0015】メモリ部65は、立上がり時刻検出部63
によって検出された立上がり時刻のデータを時間順に4
つまで記憶する記憶領域660 〜663 と、パルス幅検
出部64によって検出されたパルス幅のデータを時間順
に4つまで記憶する記憶領域670 〜673 とを有して
いる。立上がり時刻検出部63によって生成された最新
の立上がり時刻のデータは記憶領域663 に記憶され、
次の立上がり時刻のデータが生成される毎に、記憶領域
662 、661 、660 の順に移動されるようになって
いる。同様に、パルス幅検出部64によって生成された
最新のパルス幅のデータは記憶領域673 に記憶され、
次のパルス幅のデータが生成される毎に、記憶領域67
2 、671 、670 の順に移動されるようになってい
る。ここで、記憶領域660 〜663 に記憶される立上
がり時刻のデータをAn 、An+1 、An+2 、An+3
し、記憶領域670 〜673 に記憶されるパルス幅のデ
ータをtn 、tn+1 、tn+2 、tn+3 とする。
【0016】フルイディック流量計は、更に、記憶領域
670 〜672 に記憶された3つのパルス幅のデータを
用いて、パルス幅検出回路64によって検出された各パ
ルスのパルス幅をその前後に生成されたパルスのパルス
幅と比較して、ノイズによって生じたパルスを判定する
ノイズパルス判定部68と、メモリ部65を制御するメ
モリ制御部69とを備えている。
【0017】メモリ制御部69は、立上がり時刻検出部
63によって最新の立上がり時刻のデータが生成される
と、このデータを記憶領域663 に記憶すると共に、ノ
イズパルス判定部68においてノイズパルスではないと
いう判定が行われたら記憶領域663 〜661 に記憶さ
れていたデータをそれぞれ記憶領域662 〜660 に移
動すると共に、記憶領域660 に記憶されていたデータ
を出力するようになっている。また、メモリ制御部69
は、パルス幅検出部64によって最新のパルス幅のデー
タが生成されると、このデータを記憶領域673 に記憶
すると共に、ノイズパルス判定部68においてノイズパ
ルスではないという判定が行われたら記憶領域673
671 に記憶されていたデータをそれぞれ記憶領域67
2 〜670 に移動すると共に、記憶領域670 に記憶さ
れていたデータを廃棄するようになっている。
【0018】ノイズパルス判定部68は、記憶領域67
0 〜672 に新たなデータが記憶されると、この記憶領
域670 〜672 に記憶された3つのパルス幅のデータ
を用いてノイズによって生じたパルスを判定するように
なっている。具体的には、ノイズパルス判定部68は、
記憶領域671 に記憶されたパルス幅のデータt
n+1が、前後に生成されたパルスの幅のデータtn 、t
n+2 に0よりも大きく1よりも小さい所定値kを掛けた
値よりも小さい場合、数式で表すと、tn+1 <ktn
n+1 <ktn+2 の双方を満足する場合に、記憶領域6
1 に記憶されたパルス幅のデータtn+1 に対応するパ
ルスがノイズによって生じたパルスであると判定する。
なお、所定値kは適宜に設定される。ノイズパルス判定
部68によってノイズによって生じたパルスであると判
定された場合には、メモリ制御部69は、記憶領域66
1 に記憶されている立上がり時刻のデータAn+1 と記憶
領域671 に記憶されているパルス幅のデータtn+1
削除し、記憶領域663 、662に記憶されていたデー
タをそれぞれ記憶領域662 、661 に移動すると共
に、記憶領域673 、672 に記憶されていたデータを
それぞれ記憶領域672 、671 に移動するようになっ
ている。
【0019】このようにメモリ部65とメモリ制御部6
9とによって、ノイズパルスデータ削除手段が構成され
ている。
【0020】フルイディック流量計は、更に、メモリ部
65の記憶領域660 より出力される立上がり時刻のデ
ータを入力し、各パルスの立上がり時刻の間隔であるパ
ルスの周期を検出する周期検出部71と、この周期検出
部71によって検出された周期に基づいて流量および積
算流量を演算する流量演算部72と、この流量演算部7
2によって演算された積算流量を表示する表示部73
と、流量演算部72によって制御され、ソレノイド18
を駆動して遮断弁17を制御する遮断弁制御部74とを
備えている。
【0021】なお、立上がり時刻検出部63、パルス幅
検出部64、メモリ部65、周期検出部71および流量
演算部72は、例えばマイクロコンピュータによって構
成される。
【0022】次に、本実施例に係るフルイディック流量
計の動作について説明する。
【0023】入口部11から受け入れられた気体は、第
1の気体流路14、開口部16、第2の気体流路15、
整流部材22を順に経て、ノズル21に入る。ノズル2
1を通過した気体は、噴流となって噴出口より噴出され
る。噴出口より噴出された気体は、コアンダ効果により
一方の側壁に沿って流れる。ここでは、まず側壁23に
沿って流れるものとする。側壁23に沿って流れた気体
は、更にフィードバック流路27を経て、ノズル21の
噴出口側へ帰還され、排出路31を経て出口部12より
排出される。このとき、ノズル21より噴出された気体
は、フィードバック流路27を流れてきた気体によって
方向が変えられ、今度は他方の側壁24に沿って流れる
ようになる。この気体は、更にフィードバック流路28
を経て、ノズル21の噴出口側へ帰還され、排出路32
を経て出口部12より排出される。すると、ノズル21
より噴出された気体は、今度は、フィードバック流路2
8を流れてきた気体によって方向が変えられ、再び側壁
23、フィードバック流路27に沿って流れるようにな
る。以上の動作を繰り返すことにより、ノズル21を通
過した気体は一対のフィードバック流路27、28を交
互に流れるフルイディック発振を行う。このフルイディ
ック発振の周波数、周期は流量と対応関係がある。
【0024】フルイディック発振は、圧電膜センサ37
によって検出される。圧力膜センサ37の出力はアナロ
グ増幅器61によって増幅され、波形整形回路62によ
って波形整形されてパルスが生成され、このパルスが立
上がり時刻検出部63とパルス幅検出部64に入力さ
れ、各パルスの立上がり時刻とパルス幅が検出される。
【0025】立上がり時刻検出部63によって生成され
る立上がり時刻のデータは、メモリ部65の記憶領域6
3 に記憶され、メモリ制御部69の制御によって、記
憶領域662 〜660 の順に移動していく。同様に、パ
ルス幅検出部64によって生成されるパルス幅のデータ
は、メモリ部65の記憶領域673 に記憶され、メモリ
制御部69の制御によって、記憶領域672 〜670
順に移動していく。
【0026】ノイズパルス判定部68は、記憶領域67
0 〜672 に新たなデータが記憶されると、この記憶領
域670 〜672 に記憶された3つのパルス幅のデータ
を用いて、ノイズによって生じたパルスを判定する。す
なわち、ノイズパルス判定部68は、tn+1 <ktn
n+1 <ktn+2 の双方を満足する場合に、記憶領域6
1 に記憶されているパルス幅のデータtn+1 に対応す
るパルスがノイズによって生じたパルスであると判定す
る。ノイズパルス判定部68によってノイズによって生
じたパルスであると判定された場合には、メモリ制御部
69は、記憶領域661 に記憶されている立上がり時刻
のデータAn+1 と記憶領域671 に記憶されているパル
ス幅のデータtn+1 を削除し、記憶領域663 、662
に記憶されていたデータをそれぞれ記憶領域662 、6
1 に移動すると共に、記憶領域673 、672 に記憶
されていたデータをそれぞれ記憶領域672 、671
移動する。
【0027】また、記憶領域660 から出力された立上
がり時刻のデータは、周期検出部71に入力され、この
周期検出部71によってパルスの周期が検出され、この
周期に基づいて流量演算部72によって流量および積算
流量が演算される。また、流量演算部72によって演算
された積算流量は表示部73に表示される。また、遮断
弁制御部74は、例えば、流量演算部72が所定量以上
の流量を検出した場合や所定の流量を所定時間以上検出
した場合等に、ソレノイド18を動作させ、遮断弁17
によって開口部16を閉塞して気体(ガス)を遮断す
る。
【0028】ここで、図4および図5を用いて、ノイズ
パルス判定部68の動作の具体例について説明する。図
4および図5は、それぞれ波形整形回路62によって生
成されたパルスの例を示している。これらの図におい
て、A0 〜A8 は立上がり時刻検出部63によって検出
された立上がり時刻、t0 〜t8 はパルス幅検出部64
によって検出されたパルス幅を示している。
【0029】これらの図において、ノイズパルス判定部
68によってt1 〜t3 を用いてt2 について判定して
いるときには、t0 に対応する立上がり時刻A0 までの
各パルスの周期が周期検出部71によって検出され、こ
の周期に基づいて流量演算部72によって流量および積
算流量が演算される。次に、t3 についての判定時には
1 に対応する立上がり時刻A1 までの各パルスの周期
に基づいて流量および積算流量が演算される。以降、同
様の動作が繰り返される。
【0030】ここで、図4に示すように、t0 〜t4
6 〜t8 は略等しいが、これらに比べてt5 が極端に
短い場合は、ノイズパルス判定部68によってt4 〜t
6 を用いてt5 について判定すると、t5 <kt4 とt
5 <kt6 の双方を満足するため、メモリ制御部69に
よりメモリ部65からt5 およびA5 のデータが削除さ
れる。この場合には、次にノイズパルス判定部68によ
ってt6 〜t8 を用いてt7 について判定されると共
に、流量演算部72によってt4 に対応する立上がり時
刻A4 までの各パルスの周期に基づいて流量および積算
流量が演算される。
【0031】一方、図5に示すように、t3 以降、連続
してパルス幅が短い場合には、いずれのパルス幅につい
ても、tn+1 <ktn とtn+1 <ktn+2 の双方が満足
されることがないので、流量の変化と判断され、立上が
り時刻とパルス幅のデータの削除は行われず、そのまま
のデータに基づいて流量および積算流量が演算される。
【0032】このように本実施例によれば、ノイズパル
ス判定部68によって、各パルスの幅をその前後に生成
されたパルスの幅と比較して、ノイズによって生じたパ
ルスを判定し、ノイズによって生じたパルスに関するデ
ータを削除するようにしたので、従来の方法では防止で
きなかった圧力変動等の外乱の影響による流量の誤計測
を防止することができる。
【0033】なお、本発明は上記実施例に限定されず、
例えば、パルスの周期ではなくパルス幅に基づいて流量
および積算流量を演算するようにしても良い。この場合
には、図1において立上がり時刻検出部63、記憶領域
660 〜663 および周期検出部71を設けずに、流量
演算部72が記憶領域670 から出力されるパルス幅の
データに基づいて流量および積算流量を演算するように
すれば良い。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明のフルイディ
ック流量計によれば、パルス生成手段によって生成され
た各パルスの幅をその前後に生成されたパルスの幅と比
較して、ノイズによって生じたパルスを判定し、ノイズ
によって生じたパルスに関するデータを、流量演算手段
で使用するデータから削除するようにしたので、圧力変
動等の外乱の影響による流量の誤計測を防止することが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るフルイディック流量計
の構成を表すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例に係るフルイディック流量計
の構成を表す断面図である。
【図3】図2における導圧孔および圧電膜センサを含む
断面を拡大して示す断面図である。
【図4】図1における波形整形回路によって生成された
パルスの一例を示す波形図である。
【図5】図1における波形整形回路によって生成された
パルスの他の例を示す波形図である。
【符号の説明】
37 圧電膜センサ 63 立上がり時刻検出部 64 パルス幅検出部 65 メモリ部 68 ノイズパルス判定部 69 メモリ制御部 71 周期検出部 72 流量演算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−44512(JP,A) 特開 昭60−149975(JP,A) 特開 平4−178559(JP,A) 特開 昭62−162967(JP,A) 特開 平3−280682(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 1/00 - 9/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フルイディック発振を検出する検出手段
    と、 この検出手段の出力に基づいてパルスを生成するパルス
    生成手段と、 このパルス生成手段によって生成されたパルスに関する
    データに基づいて、流量を演算する流量演算手段と、 前記パルス生成手段によって生成された各パルスの幅を
    その前後に生成されたパルスの幅と比較して、ノイズに
    よって生じたパルスを判定するノイズパルス判定手段
    と、 このノイズパルス判定手段によってノイズによって生じ
    たパルスであると判定されたパルスに関するデータを、
    前記流量演算手段で使用するデータから削除するノイズ
    パルスデータ削除手段とを具備することを特徴とするフ
    ルイディック流量計。
  2. 【請求項2】 前記ノイズパルス判定手段は、前後に生
    成されたパルスの幅に0よりも大きく1よりも小さい所
    定値を掛けた値よりも小さい幅のパルスを、ノイズによ
    って生じたパルスであると判定することを特徴とする請
    求項1記載のフルイディック流量計。
JP16454994A 1994-06-23 1994-06-23 フルイディック流量計 Expired - Fee Related JP3307507B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16454994A JP3307507B2 (ja) 1994-06-23 1994-06-23 フルイディック流量計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16454994A JP3307507B2 (ja) 1994-06-23 1994-06-23 フルイディック流量計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH085418A JPH085418A (ja) 1996-01-12
JP3307507B2 true JP3307507B2 (ja) 2002-07-24

Family

ID=15795276

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16454994A Expired - Fee Related JP3307507B2 (ja) 1994-06-23 1994-06-23 フルイディック流量計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3307507B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006207437A (ja) * 2005-01-26 2006-08-10 Aichi Mach Ind Co Ltd 内燃機関のブローバイガス通路構造。

Also Published As

Publication number Publication date
JPH085418A (ja) 1996-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3307507B2 (ja) フルイディック流量計
JPH0894406A (ja) 流速センサの出力補正装置および流量計
JP3378111B2 (ja) ガスメータおよびガスメータにおける微少漏洩検知方法
JP3267448B2 (ja) フルイディック流量計およびフルイディック発振検出装置
JPH08240469A (ja) 流量計
JPH08219839A (ja) 流速センサの出力補正装置および流量計
JPH08240468A (ja) 流量計
JP3302197B2 (ja) ガスメータ
JP3338574B2 (ja) 流量計
JPH0875511A (ja) ガスメータ
JPS61223517A (ja) フルイデイツク流量計
JP3295520B2 (ja) フルイディック流量計
JP3334736B2 (ja) 流量計
JPH09166460A (ja) ガスメータ
JPH08226834A (ja) ガスメータ用遮断弁制御装置
JP3290299B2 (ja) フルイディック流量計
JPH08122113A (ja) ガスメータ
JPH08327415A (ja) ガスメータにおける異常検出装置
JPH08159839A (ja) 流量計および流量測定方法
JPH08136302A (ja) 流量計
JPH08226833A (ja) ガスメータ用遮断弁制御装置
JPH08247808A (ja) ガスメータにおける異常検知装置
JPH0894402A (ja) フルイディックガスメータ
JP3419598B2 (ja) フルイディック流量計
JP2512518B2 (ja) フルイディック流量計

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees