JP3307263B2 - 鍵盤装置 - Google Patents

鍵盤装置

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JP3307263B2
JP3307263B2 JP05426797A JP5426797A JP3307263B2 JP 3307263 B2 JP3307263 B2 JP 3307263B2 JP 05426797 A JP05426797 A JP 05426797A JP 5426797 A JP5426797 A JP 5426797A JP 3307263 B2 JP3307263 B2 JP 3307263B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鍵盤装置に関し、
特に製造時の組立性の向上を図った鍵盤装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子ピアノ等の鍵盤を有する楽器
に使用される鍵盤装置は、鍵と鍵フレーム等の鍵支持部
材とをそれぞれ別個に製造し、鍵支持部材に鍵を装着す
ることにより鍵盤装置本体が組み立てられるように構成
されている。かかる鍵盤装置では一般に、鍵支持部材に
は、鍵スイッチ等の押鍵動作検出手段が各鍵に対応して
取り付けられており、押鍵動作検出手段はゴム製等の弾
性膨出部を有する。鍵には、押鍵時に上記弾性膨出部を
押圧するアクチュエータが設けられ、押鍵動作検出手段
により押鍵動作を検出してキーオン信号等を得るように
している。
【0003】押鍵動作検出手段が適切に機能するために
は、上記アクチュエータが上記弾性膨出部に適切に当接
する位置に鍵を装着しなければならない。そのため第1
の従来の鍵盤装置(特開平6−110450号公報)で
は、鍵の共通基端部の下面に鍵装着時のガイドを兼ねる
ガイド部材を突設すると共に、このガイド部材に対応す
る孔を鍵支持部材に穿設し、このガイド部材を上記孔に
挿入することで鍵の仮位置決めをして、その後、鍵の共
通基端部を鍵支持部材にネジ等で固定するようにしてい
た。
【0004】また、第2の従来の鍵盤装置(特開平6−
318076号公報)では、鍵の共通基端部の下面に位
置決めピンを各鍵ユニットにつき1つ突設すると共に、
このピンに対応する孔を鍵支持部材に穿設し、さらに、
共通基端部の後端に当接する立ち上がり部を鍵支持部材
に設けている。そして、上記位置決めピンで鍵を一点保
持すると共に、一点保持により生じる鍵の水平方向の微
小な回転を上記立ち上がり部で止めることにより、鍵の
位置決めを行うようにしていた。さらに、最終的には、
ネジ止めにより鍵の共通基端部を鍵支持部材に固定する
ようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常
は、押鍵動作検出手段、鍵支持部材、及び鍵はそれぞれ
別体で製作されるため、単体における製造誤差だけでな
く、互いの装着時における位置ずれにより、上記アクチ
ュエータが上記弾性膨出部に適切に当接しない場合があ
る。また、鍵盤装置本体に複数の鍵ユニットを装着する
場合において、他の鍵ユニットの製造誤差または装着誤
差の影響を受け同様の現象が発生することもある。
【0006】このような各種の誤差が生じても、上記ア
クチュエータの下面が平坦に、且つ鍵の長手方向に十分
な長さをもって形成されていれば、鍵の長手方向に関し
ては誤差をある程度吸収することができ、上記アクチュ
エータを上記弾性膨出部に適切な範囲で当接させること
ができる。しかしながら、鍵並び方向に関しては、鍵幅
に制約があるため、吸収可能な誤差は微小量に限られ
る。最終的に誤差が吸収できない場合は、その鍵(鍵ユ
ニット)が不良であるとされ、装着のやり直しにより作
業効率が低下するだけでなく、鍵の歩留り悪化によりコ
ストが上昇するという問題があった。
【0007】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたものであり、鍵の装着における要求精度を
緩和し、作業効率の向上及びコストの低減を図ることが
できる鍵盤装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1の鍵盤装置は、押鍵操作される鍵本
体、ヒンジ部及び基端部から成る鍵と、鍵支持部材と、
前記鍵の基端部を介して前記鍵を前記鍵支持部材に固定
的に載置してなおかつ前記鍵を前記基端部の移動により
前記鍵の並び方向へ移動自在に前記鍵支持部材に装着す
る可動装着手段とを備え、前記可動装着手段は、前記鍵
の上下方向の位置を規制する上下方向位置規制手段と、
前記鍵の長手方向の位置を規制する長手方向位置規制手
段とを備え、前記長手方向位置規制手段は、前記鍵の並
び方向に沿って前記鍵支持部材に設けられ前記鍵の長手
方向の位置の基準となる基準面と、前記鍵に設けられ該
鍵の前記鍵支持部材への装着動作時に前記基準面に対向
する当接面と、前記当接面を前記基準面に摺動自在に圧
接させる圧接手段とを備えたことを特徴とする
【0009】また、前記鍵が前記可動装着手段により前
記鍵支持部材に装着される位置まで前記鍵を誘導する誘
導部材を備えるようにしてもよい
【0010】請求項1の鍵盤装置によれば、可動装着手
段により、鍵の基端部を介して前記鍵が鍵支持部材に固
定的に載置され、なおかつ前記鍵が前記基端部の移動に
より前記鍵の並び方向へ移動自在に前記鍵支持部材に装
着される。前記鍵の上下方向の位置及び前記鍵の長手方
向の位置がそれぞれ規制される。前記鍵の長手方向の位
置は、基準面と該基準面に対向する当接面とによって規
制される。前記鍵の長手方向の位置は、前記当接面が前
記基準面に摺動自在に圧接されることにより規制され
る。従って、前記基端部を前記鍵の並び方向へ移動させ
るのに伴い前記鍵を前記鍵の並び方向へ移動自在であ
り、鍵並び方向における鍵や鍵支持部材の製造誤差また
は隣接する鍵の装着誤差があった場合でも、鍵並び方向
の鍵の位置をある程度自由に設定することができるの
で、製造誤差及び装着誤差を吸収することができる。よ
って、鍵装着の要求精度を緩和することができ、鍵装着
のやり直し回避による作業効率の向上及び鍵の歩留り向
上によるコストの低減を図ることができる。
【0011】
【0012】
【0013】請求項の鍵盤装置によれば、前記鍵が前
記可動装着手段により前記鍵支持部材に装着される位置
まで前記鍵が誘導されるので、鍵の装着をより容易にす
ることができる。
【0014】本発明は、より具体的には以下のように構
成してもよい。
【0015】前記鍵は単体、または白鍵及び黒鍵が積層
された鍵ユニットのいずれでもよい。
【0016】前記当接面は、構造の簡単化のため、例え
ば前記基端部の前端面または後端面とするのが好まし
い。あるいは、該前端面及び後端面の双方を前記当接面
としてもよい。
【0017】前記圧接手段として、前記基端部を前後方
向から挟入嵌合する突条の部材を前記鍵支持部材に設け
るようにしてもよい。あるいは、例えば弾性片で付勢す
ることにより前記当接面を前記基準面に摺動自在に圧接
するような構成としてもよい。この弾性片は鍵側または
鍵支持部材側のいずれに設けてもよい。
【0018】前記上下方向位置規制手段は、前記鍵支持
部材の上面と前記基端部の下面の当接により前記鍵の上
下方向の位置を規制するようにしてもよい。なお、この
場合の当接力を適当に設定すれば、鍵を鍵支持部材に対
してネジ止め不要とすることができ、工程簡略化及び部
品削減が図られる。
【0019】前記誘導部材は、鍵の装着をより容易にす
べく、鍵並び方向を規制する部材及び上下方向を規制す
る部材をそれぞれ設けるのが望ましい。前記誘導部材
は、前記鍵側または前記鍵支持部材側のいずれに設けて
もよく、複数設けてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の一形態に
係る鍵盤装置の構成を図1〜図3を用いて説明する。
【0021】図1は、本実施の形態に係る鍵盤装置の構
成を示す垂直縦断面図である。
【0022】本鍵盤装置は、鍵ユニット1を鍵支持部材
としての下ケース20に装着(以下「鍵装着」という)
し、さらに不図示の上ケースを下ケース20に接合して
成る。同図は、鍵装着前における鍵ユニット1及び下ケ
ース20を示す。なお、鍵装着後の状態は、後述する図
8に示す。
【0023】図2は、本鍵盤装置の鍵ユニット1を裏
(下)側から見た平面図である。図3は、本鍵盤装置の
下ケース20の左端から略中央までの部分を上からみた
平面図であり、その左端部に1オクターブ分の鍵ユニッ
ト1が装着された状態を示す。
【0024】図1において、鍵ユニット1は、黒鍵ユニ
ット1a、及び2分割された白鍵ユニット1b、白鍵ユ
ニット1cをその基端部にて互いに積層して成る3層構
造となっており、オクターブ毎に構成される。鍵ユニッ
ト1は、押鍵操作される鍵本体としての白鍵2、黒鍵3
が、ヒンジ部4を介して共通基端部5に各々上下方向へ
揺動自在に支持されて構成される。
【0025】口棒部20Aは、下ケース20の前端部に
鍵並び方向に全鍵幅に亘って下ケース20と一体に形成
される。突条部9は、この口棒部20Aの上面において
鍵並び方向に全鍵幅に亘って設けられ、口棒部20Aと
一体に形成される。これにより、下ケース20前端部の
補強としての役割を果たす。さらに突条部9は、鍵装着
のための鍵ユニット1の後方(図1の右方向)へのスラ
イド動作時に、その上端が白鍵2の白鍵前端部下部2b
と当接し、この白鍵前端部下部2bを介して鍵ユニット
1(特に前半部)をスライド自在に支持する。
【0026】黒鍵3の下部には、黒鍵被ガイド片8が黒
鍵3と一体に形成されている。黒鍵被ガイド片8は、1
つの黒鍵3につき各々2枚設けられる(図2)。これら
2枚の黒鍵被ガイド片8間、すなわち黒鍵3の黒鍵右内
側面3b及び黒鍵左内側面3c間に、被ガイド溝3eが
形成されている。白鍵2の下部にも、これと同様に白鍵
被ガイド片7が形成されている。
【0027】一方、下ケース20には、押鍵ストッパ1
1が設けられている。押鍵ストッパ11は、鍵並び方向
に全鍵幅に亘って下ケース前部20B上に固着されてお
り、押鍵時に白、黒鍵被ガイド片7、8の白鍵下端7b
及び黒鍵下端8bに当接して押鍵ストッパとしての役割
を果たす。
【0028】白、黒鍵被ガイド片7、8の下端部には、
後方に延出した白鍵係止片7a及び黒鍵係止片8aが各
々形成される。各係止片7a、8aは、非押鍵時にその
白鍵係止片上端部7c及び黒鍵係止片上端部8cが後述
する上限ストッパ部材13と当接する。
【0029】横ガイドリブ10は下ケース20と一体に
形成され、上述した押鍵ストッパ11の後方において下
ケース前部20Bの上面に突設される。横ガイドリブ1
0は、鍵装着動作の開始時における鍵ユニット1の位置
(後述する図4に示す初期位置)において被ガイド溝3
eに遊挿可能であり、且つ鍵装着後の押鍵動作を妨げな
い位置に配置される。
【0030】具体的には、横ガイドリブ10は、鍵ユニ
ット1における5つの黒鍵3のうち低音側のもの(C#
鍵)及び高音側のもの(A#鍵)に対応して設けられ、
各黒鍵3の被ガイド溝3eの鍵並び方向における略中央
部(図2に示す一点鎖線3f上)に配置される。横ガイ
ドリブ10は、鍵装着動作中に鍵ユニット1が鍵並び方
向にずれた場合に、黒鍵右内側面3bまたは黒鍵左内側
面3cによって鍵ユニット1の鍵並び方向の位置を規制
する機能を果たす。なお、横ガイドリブ10は、1つの
鍵ユニット1について最低1つ必要であるが、各黒鍵3
毎に設けるようにしてもよい。
【0031】白鍵2及び黒鍵3には、白鍵アクチュエー
タ2a及び黒鍵アクチュエータ3aが各々設けられてい
る。白鍵アクチュエータ2aは、白鍵2と一体に形成さ
れ、白鍵被ガイド片7の後方において白鍵2の天井面か
ら下方に突設される。白鍵アクチュエータ2aは井桁状
(図2)に形成され、その下面は白鍵2の下端と同一面
に形成されている。黒鍵アクチュエータ3aは、黒鍵被
ガイド片8の後方において黒鍵3と一体に形成され、そ
の下面が黒鍵3の下端と同一面で平坦に形成されてい
る。
【0032】各鍵アクチュエータ2a、3aが突起状で
なく、井桁状または平坦に形成されているので、後述す
る鍵スイッチ14の弾性膨出部14aとの位置合わせの
自由度が確保される。また、各鍵アクチュエータ2a、
3aの下面が鍵2、3の下端と各々同一面であるので、
鍵装着時に鍵ユニット1が弾性膨出部14aにひっかか
りにくくなり、鍵ユニット1の着脱が容易になるだけで
なく、鍵ユニット1の金型による製造時における、いわ
ゆる「ひけ」の発生も少なくすることができる。なお、
各鍵アクチュエータ2a、3aの下面の形状は、平坦な
ものであれば他の形状であってもよい。
【0033】鍵スイッチ14は、下ケース20に設けら
れたスイッチ基板12上に各鍵に対応して設けられる。
スイッチ基板12は、下ケース中央部20C上の適所に
突設されたボス部15Aにネジ15を螺合することによ
り下ケース20に固定されている。
【0034】鍵スイッチ14は、スイッチ基板12上に
おいて、鍵装着終了後に白鍵アクチュエータ2a及び黒
鍵アクチュエータ3aに対向する位置に不図示のラバー
シート等を介して配設される。鍵スイッチ14の上端部
には、弾性を有するゴム等から成る弾性膨出部14aが
取り付けられている。弾性膨出部14aは、非押鍵時に
は上記各アクチュエータ2a、3aに軽く当接してお
り、押鍵時には各アクチュエータ2a、3aからの押圧
力により変形する。鍵スイッチ14は、不図示の可動接
点及び固定接点の接触により押鍵動作を検出するもので
あるが、フォトリフレクタ等の光センサを用いたもので
あってもよい。
【0035】鍵ユニット1のヒンジ部4は、特開平7−
92963号公報で開示されるような、いわゆる幅広タ
イプを採用している。すなわち、鍵2、3の各ヒンジ部
4は、各鍵2、3の後端における鍵幅よりも広く、且つ
その一部が隣り合う鍵のヒンジ部と互いに重なり合って
いる。これにより、キーガイドがなくとも横振れやねじ
れを起こすことなく押鍵することができる。従って、本
鍵盤装置では、キーガイドを設けていない。なお、下段
ヒンジ4aは白鍵ユニット1cのヒンジ部である。
【0036】黒鍵3の鍵部本体の下部には凹部3dが形
成されている(図2)。凹部3dは、黒鍵3の後端から
黒鍵アクチュエータ3aの後端に亘って形成され、その
幅は被ガイド溝3eと略同一である。
【0037】前後方向ガイドリブ16は、下ケース20
と一体に形成され、下ケース後部20D上面に突設され
る。前後方向ガイドリブ16は、鍵装着動作の開始から
終了直前までの間はヒンジ部4の下段ヒンジ4a下面と
当接し、鍵装着終了後には凹部3dに収容され得る位置
に配置される。
【0038】具体的には、前後方向ガイドリブ16は横
ガイドリブ10に対応して設けられ、前後方向ガイドリ
ブ16の数、厚さ及び鍵並び方向の位置は、横ガイドリ
ブ10と略同一とされる(位置は図2に示す一点鎖線3
f上)。前後方向ガイドリブ16の前後方向(白、黒鍵
2、3の長手方向)の位置は、鍵装着後において前後方
向ガイドリブ16の後端が黒鍵3の後端よりも前方とな
る位置に設定される。前後方向ガイドリブ16の高さ
は、押鍵時に黒鍵3の天井面と干渉しない範囲に設定さ
れる。前後方向ガイドリブ16は、鍵装着のための鍵ユ
ニット1の後方へのスライド動作時に、その上端が下段
ヒンジ4aと当接し、この下段ヒンジ4aを介して鍵ユ
ニット1(特に後半部)をスライド自在に支持する。
【0039】後述するように、前後方向ガイドリブ16
は、前述した突条部9と協動して鍵ユニット1を支持
し、鍵装着終了直前までの間、白、黒鍵アクチュエータ
2a、3aと弾性膨出部14aとの当接を回避する。さ
らに前後方向ガイドリブ16及び突条部9は、前述した
横ガイドリブ10の作用と相まって鍵ユニット1を鍵装
着位置に適切に誘導する。そして前後方向ガイドリブ1
6は、鍵装着後は黒鍵3の凹部3dに収容されるので、
押鍵動作を妨げない。
【0040】本鍵盤装置において、鍵ユニット1を下ケ
ース20に移動自在に装着するための手段(可動装着手
段)は、上下方向位置規制手段及び長手方向位置規制手
段から成る。上記上下方向位置規制手段は、各々後述す
る弾性片6、つめ6a、つめ用孔20e及び下ケース後
部20Dを含む。上記長手方向位置規制手段は、各々後
述する基準面20h、当接面5c及び圧接手段を含み、
該圧接手段は、各々後述する前レール部20f、後レー
ル部20g、弾性片6及びつめ用孔20eを含む。
【0041】後述するように、下ケース後部20Dは、
鍵ユニット1の上下方向の位置を規制する機能を果た
す。また、上記長手方向位置規制手段は鍵ユニット1の
長手方向の位置を規制し、その際、上記圧接手段は当接
面5cに基準面20hを摺動自在に圧接する機能を果た
す。
【0042】共通基端部5の前端下部5aの前端面は、
後述する基準面20hに対して鍵装着時に対向及び当接
する当接面5cとして機能する。
【0043】弾性片6は、共通基端部5の後端に設けら
れている。弾性片6は、黒鍵3と一体に形成され、共通
基端部5の後端から後方へ突出した後、下方に屈曲して
いる。弾性片6は、図2に示すように、その中心が横ガ
イドリブ10の後方への延長線上(一点鎖線3f上)に
配置される。弾性片6の下端部には、後方に突起したつ
め6aが弾性片6と一体に形成されている。
【0044】下ケース後部20Dには、前レール部20
f、後レール部20g、前ガイドストッパ17、後ガイ
ドストッパ18及び後述するつめ用孔20e(図3)か
ら成る係止手段21が構成されている。下ケース20
は、この係止手段21により、共通基端部5を介して鍵
ユニット1を支持する。
【0045】前レール部20f及び後レール部20g
は、いずれも下ケース20と一体で突条状に形成され、
下ケース後部20D上において鍵並び方向に全鍵幅に亘
って設けられる。前レール部20fは後レール部20g
に対して前方に配置される。前レール部20fの後端面
は、鍵装着時に共通基端部5の当接面5cと当接し、鍵
ユニット1の前後方向の位置を規制する基準面20hと
して機能する。
【0046】鍵装着終了時は、共通基端部5の前端下部
5a及び後端下部5bが下ケース後部20Dの上面に当
接すると共に、共通基端部5が前レール部20f及び後
レール部20g間に挟入嵌合される。これにより、共通
基端部5の上下方向の位置及び鍵ユニット1の前後方向
の位置が容易に決定される。さらに、鍵ユニット1が共
通基端部5を介して下ケース後部20Dの上面に固定的
に裁置され、なおかつ鍵ユニット1が基端部5の移動に
伴って鍵並び方向に移動自在となる。
【0047】前レール部20f及び後レール部20gの
共通基端部5との嵌合強度は、共通基端部5が鍵並び方
向へ移動可能な程度に設定される。これにより、鍵装着
における鍵並び方向の位置の自由度を大きくすることが
できる。上記嵌合強度はさらに、後述するネジ止めをし
なくても実用に耐えうる押鍵動作が可能な程度に設定さ
れる。これにより、製造工程が簡略化され、部品点数も
削減される。
【0048】前ガイドストッパ17及び後ガイドストッ
パ18は、いずれも下ケース20と一体に形成され、下
ケース後部20D上に突設される。前ガイドストッパ1
7は後ガイドストッパ18に対して前方に配置される。
【0049】前ガイドストッパ17は、その後縁の下部
が前レール部20fの後端面(基準面20h)と同一面
上にあり、その上方には前方に傾斜するガイド部17a
が形成されている。後ガイドストッパ18は、その前縁
の下部が後レール部20gの前端面と同一面であり、該
前縁の上部には後方に傾斜するガイド部18aが形成さ
れている。
【0050】ガイド部17a及びガイド部18aは、鍵
装着終了直前において共通基端部5を下降させるとき
に、前端下部5aまたは後端下部5bと当接して共通基
端部5を適切な嵌合位置に導く。さらに鍵装着終了後に
おいて、前ガイドストッパ17は前方への外力に対する
補強としての役割を果たし、後ガイドストッパ18は後
方への外力に対する補強としての役割を果たす。
【0051】つめ用孔20eは、図3に示すように各弾
性片6に対向する位置に設けられる。つめ用孔20eの
幅(前後方向の長さ)は、弾性片6が挿入され且つつめ
6aが係止され得る適値に設定される。また、つめ用孔
20eの長さ(鍵並び方向の長さ)は、弾性片6の鍵並
び方向の幅に対して若干余裕をもって設定される(数m
m)。これにより、鍵ユニット1が鍵並び方向に移動可
能となると共に、その移動量が規制される。具体的に
は、前後方向ガイドリブ16と黒鍵3との干渉が回避す
べく、弾性片6とつめ用孔20eとの鍵並び方向におけ
るクリアランスは、前後方向ガイドリブ16と凹部3d
との鍵並び方向におけるクリアランスよりも小さい値に
設定するのが望ましい。
【0052】共通基端部5にはさらに、鍵並び方向の直
径が若干大きい楕円状の孔19が設けられる(図2)。
下ケース後部20D上には、鍵装着後における孔19に
対向する位置にネジ孔20iが設けられる(図3)。鍵
装着後、ネジ孔20iに対して共通基端部5をネジ止め
することにより、鍵ユニット1の鍵並び方向の動きが規
制される。
【0053】本鍵盤装置では、上述したように各鍵アク
チュエータ2a、3aと弾性膨出部14aとの位置合わ
せに自由度があること、及び鍵スイッチ14が配設され
る下ケース中央部20Cと共通基端部5が装着される下
ケース後部20Dとが下ケース20として一体であるこ
と等により精度上有利となり、鍵ユニット1の前後方向
における位置決めを係止手段21でのみ行うことが可能
である。従って、係止手段21の共通基端部5との嵌合
強度を適当に設定することにより、通常の使用態様では
十分に実用に耐えるので、上述したネジ孔20iによる
ネジ止めは不要となる。すなわち、鍵アクチュエータ2
a、3aが弾性膨出部14aを適切に押圧可能な範囲内
で鍵ユニット1を鍵並び方向に移動可能な状態のまま、
鍵盤装置本体を完成品とすることができる。
【0054】ただし、落下等による不測の外力や異常な
取扱いに対する安全性を考慮し、ネジ孔20iによるネ
ジ止めをするのが好ましい。
【0055】次に、本鍵盤装置における鍵装着動作を、
図4〜図8を用い、図1〜図3を適宜参照しつつ説明す
る。
【0056】図4〜図8は、本実施の形態に係る鍵盤装
置の鍵装着動作の手順を示す垂直縦断面図である。図4
〜図8中、30a〜30mは、鍵ユニット1側と下ケー
ス20側との当接点を示す。
【0057】まず、図4に示すように、作業者は鍵ユニ
ット1を下ケース20上に載置する(初期位置)。その
際、黒鍵3の被ガイド溝3eに横ガイドリブ10が嵌ま
るように鍵ユニット1の鍵並び方向の位置を合わせる。
この時点では、白鍵2の白鍵前端部下部2bが突条部9
の上端に当接すると共に(当接点30b)、下段ヒンジ
4aの前端下部が前後方向ガイドリブ16の上面に当接
している(当接点30a)。
【0058】横ガイドリブ10と被ガイド溝3eとのク
リアランスが上述したように数mm程度あるので、鍵並
び方向の位置合わせは容易である。また、仮に鍵並び方
向の位置がずれたまま載置された場合は、横ガイドリブ
10が例えば隣の黒鍵3に嵌まるので、位置ずれが直ち
に認識され、鍵並び方向の位置を鍵装着動作の初期段階
で是正することができる。
【0059】次に、鍵ユニット1を後方に押すと、図5
に示すように白鍵前端部下部2bが突条部9の上端上を
スライドすると共に(当接点30d)、下段ヒンジ4a
の前端下部が前後方向ガイドリブ16の上面上をスライ
ドする(当接点30c)。その際、鍵ユニット1が鍵並
び方向にずれた場合であっても、横ガイドリブ10が黒
鍵右内側面3bまたは黒鍵左内側面3cに当接すること
により、前後方向ガイドリブ16が凹部3dに収容され
得る範囲内に鍵ユニット1の鍵並び方向の位置が規制さ
れる。また、鍵ユニット1のスライドに伴い、鍵係止片
7a、8aは上限ストッパ部材13の下方において後方
に向かって水平移動する。この時点までは、白鍵アクチ
ュエータ2a及び黒鍵アクチュエータ3aは、鍵スイッ
チ14の弾性膨出部14aに当接しない。
【0060】鍵ユニット1をさらに後方に移動させ、下
段ヒンジ4aの前端下部が前後方向ガイドリブ16の上
面後端を経過すると、図6に示すように、鍵ユニット1
の自重により鍵ユニット1の前半部が下降する。それに
伴い各鍵アクチュエータ2a、3aが弾性膨出部14a
に当接する(当接点30f)。その後、鍵ユニット1
は、自重によるバランスの崩れから弾性膨出部14aを
支点として後方(図面上右回り)に回転する。鍵ユニッ
ト1が回転すると、白鍵前端部下部2bが突条部9から
離れると共に、共通基端部5の後端下部5bが後ガイド
ストッパ18のガイド部18aに当接する(当接点30
e)。その際、前後方向ガイドリブ16は黒鍵3の凹部
3dに収容される。このような動作により、各鍵アクチ
ュエータ2a、3aが弾性膨出部14aにほぼ真上から
当接するので、弾性膨出部14aがめくれや変形を起こ
したまま鍵装着がされることを防止することができる。
【0061】次いで、共通基端部5近傍を上方から押圧
すると、鍵ユニット1が弾性膨出部14aを支点として
さらに後方に回転する。これに伴い、共通基端部5は、
後端下部5bがガイド部18aに案内され、図7に示す
ように後レール部20gに当接すると共に(当接点30
h)、前端下部5aが前レール部20fに当接する(当
接点30k)。なお、上方からの押圧時に鍵ユニット1
の位置が前方にずれた場合は、前端下部5aがガイド部
17aにより案内されて、やはり図7に示す状態とな
る。ガイド部17a及びガイド部18aにより、共通基
端部5を前後方向における適切な嵌合位置に導くことが
できる。
【0062】また、共通基端部5近傍を上方から押圧す
ることによる上記鍵ユニット1の回転に伴い、図7に示
すように、鍵係止片7a、8aが上方に移動し、やがて
鍵係止片上端部7c、8cが上限ストッパ部材13の下
面に当接する(当接点30j)。これにより、押鍵復帰
動作時の各鍵2、3の上限位置が規制される。さらにこ
れに伴い、弾性片6がつめ用孔20eの入り口に仮挿入
される(当接点30h)。なお、鍵アクチュエータ2
a、3aは弾性膨出部14aに当接したままである(当
接点30i)。
【0063】共通基端部5近傍を上方からさらに押圧す
ると、図8に示すように、前端下部5a及び後端下部5
bが下ケース後部20D上面に当接すると共に、共通基
端部5が前ガイドストッパ17及び後ガイドストッパ1
8間に挟入嵌合される。これと共に、弾性片6がつめ用
孔20eに挿入され、つめ6aがつめ用孔20eに係止
される。これらにより、鍵ユニット1の前後方向の位置
及び共通基端部5の上下方向の位置が規制される。さら
に、鍵アクチュエータ2a、3aと弾性膨出部14aと
の当接状態は、互いの当接面が略平行な状態となる(当
接点30m)。なお、鍵係止片上端部7c、8cは上限
ストッパ部材13の下面に当接したままである(当接点
30n)。
【0064】この時点では、後端下部5bの後端面が後
レール部20gの前端面に当接している(当接点30
o)。また、弾性片6の弾性力及び後レール部20gか
らの反力により共通基端部5が前方に付勢されているの
で、共通基端部5の当接面5cは前レール部20fの基
準面20hに圧接されている(当接点30l)。従っ
て、鍵ユニット1の前後方向の位置決めのための真の基
準面となるものは前レール部20fの基準面20hであ
る。この意味で、鍵ユニット1の前後方向における位置
決めのためには、後レール部20g及び弾性片6の双方
を設けなくても、いずれかを設ければ足りる。
【0065】次いで、鍵ユニット1を前レール部20f
及び後レール部20gに沿って鍵並び方向にスライドさ
せ、鍵並び方向の位置を適当に決定する。この作業は、
鍵ユニット1を複数装着する場合は、全ての鍵ユニット
1の装着後に行うようにしてもよい。鍵並び方向の位置
が決定された後、孔19を介してネジ孔20iに不図示
のネジを螺合することにより、鍵ユニット1の下ケース
20への装着が完了する。
【0066】なお、鍵ユニット1を下ケース20から外
すときは、つめ6aを後方から押してつめ用孔20eと
の係止を解いた後、鍵装着時と逆の動作を行う。本鍵盤
装置では、キーガイドが設けられていないので、鍵ユニ
ット1を極めて容易に取り外すことができる。
【0067】本実施の形態によれば、鍵装着時に突条部
9により鍵ユニット1を支持するようにしたので、従来
のようにキーガイドで支持する場合に比し、支持の安定
性が向上し、鍵装着動作が容易になる。また、突条部9
は構造が簡単であり、本鍵盤装置本体の補強を兼ねるの
で、コストも低減することができる。さらに、白鍵2に
おいて突条部9と当接する部材を白鍵2自身に別途設け
る必要がないので、構造の簡単化、低コスト化だけでな
く、金型による製造時の「ひけ」現象を低減することが
できる。しかも突条部9は鍵ユニット1の取り外し動作
を妨げない。また、突条部9の高さを適当に設定するこ
とにより、白鍵2の最強打時における最下限ストッパと
しての役割を果たすので、ヒンジ部4の保護及び押鍵ス
トッパ11の薄型化を図ることができる。
【0068】また、横ガイドリブ10を設けたことによ
り、前後方向ガイドリブ16が黒鍵3の凹部3dに確実
に収容される。横ガイドリブ10は被ガイド溝3eに対
してクリアランスを有しているので、従来のようにキー
ガイドによる鍵並び方向の位置を規制する場合に比し、
初期位置が設定しやすくなる。しかも、横ガイドリブ1
0は押鍵動作及び鍵ユニット1の取り外し動作を妨げな
い。
【0069】また、前後方向ガイドリブ16の突条部9
との協動作用により、鍵装着終了直前には、鍵アクチュ
エータ2a、3aが弾性膨出部14aに真上から当接す
るので、弾性膨出部14aのめくれや変形が防止され、
鍵スイッチ14の機能の信頼性を確保することができ
る。さらに、鍵装着終了時には、前後方向ガイドリブ1
6が黒鍵3の凹部3dに収容されるようにしたので、鍵
装着終了後におけるデッドスペースが発生せず、他部品
の実装スペースを損なわないだけでなく、外観にも影響
を与えない。特に、鍵盤装置本体の厚型化を防止するこ
とができる。
【0070】また、鍵装着時には前後方向ガイドリブ1
6に下段ヒンジ4aの下面が当接するようにしたので、
前後方向ガイドリブ16と当接するための部材を鍵ユニ
ット1側に別途設けなくてもよい。しかも、凹部3dは
黒鍵3に通常設けられるものであり、これを利用してい
るので、極めて構造が簡単であり、低コストである。し
かも、前後方向ガイドリブ16は凹部3dと遊嵌状態で
あるので、押鍵動作及び鍵ユニット1の取り外し動作を
妨げない。さらに、従来のように前後方向ガイドリブ1
6に相当する支持部材を鍵ユニット1側に設けた場合に
比し、鍵装着前の鍵ユニット1の取扱いが容易になる。
【0071】また、従来のように鍵アクチュエータ2
a、3a及び弾性膨出部14aを鍵ユニット1の仮位置
決め基準とせず、鍵ユニット1の前後方向の位置を前レ
ール部20fにより決定するようにしたので、鍵ユニッ
ト1の前後方向の位置決めを容易化することができる。
さらに、ネジ孔20iによりネジ止めする前は、鍵ユニ
ット1を、前後方向の位置を適正に維持しつつ鍵並び方
向に自由に移動させることが可能となる。従って、ネジ
止めに際し、鍵ユニット1の鍵並び方向の位置に自由度
が得られるので、鍵ユニット1自身の製造誤差または鍵
ユニット1と下ケース20との精度誤差を吸収すること
ができる。従って、鍵装着のやり直しによる作業効率の
低下や、鍵ユニット1が不良とされて歩留りが悪化する
ことによるコストの上昇を回避することができる。な
お、ネジ止めを廃止すれば、製造工程の簡略化、部品点
数の削減等を図ることができる。
【0072】以上のように、本実施の形態によれば、鍵
装着前の鍵ユニット1の取扱い容易性を維持しつつ、さ
らには押鍵感触の低下、または弾性膨出部14aのめく
れや変形等の不具合を回避しつつ、低いコスト、簡単な
構造でありながら、鍵ユニット1の下ケース20への装
着動作の容易化、及び省スペース化を図ることができ
る。
【0073】なお、突条部9、横ガイドリブ10、前後
方向ガイドリブ16、前ガイドストッパ17、後ガイド
ストッパ18、前レール部20f及び後レール部20g
は、いずれも下ケース20と別体で設けるようにしても
よい。
【0074】なお、突条部9の形状は図示したものに限
られるものではなく、鍵装着時の鍵ユニット1のガイド
と口棒部20Aの補強とを兼ね備えるような形状であれ
ば、矩形等の他の形状であってもよい。
【0075】なお、本実施の形態では、前後方向ガイド
リブ16が収容される凹部3dを黒鍵3に設けたが、白
鍵2に設けるようにしてもよい。
【0076】なお、本実施の形態では、弾性片6を共通
基端部5に設けたが、下ケース20側に設け、これに対
応するつめ用孔20eを共通基端部5側に設けるように
してもよい。また、弾性片6を共通基端部5の前部また
は下ケース後部20Dの前部に設けるようにしてもよ
い。
【0077】なお、本実施の形態では、鍵装着時に共通
基端部5が前レール部20f及び後レール部20g間に
挟入嵌合されるようにしたが、嵌合関係(凹凸)をこれ
とは逆にしてもよい。
【0078】なお、本実施の形態ではキーガイドを設け
なかったが、押鍵時の横振れ防止等のためにキーガイド
を設けるようにしてもよい。その場合は、鍵装着時にお
いて、キーガイドの鍵並び方向の両側面を鍵ユニット1
の鍵並び方向のガイドとして機能させるようにしてもよ
い。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る鍵盤装置によれば、鍵並び方向における鍵や鍵支
持部材の製造誤差及び鍵の装着誤差を吸収することによ
り鍵の装着の要求精度を緩和し、装着のやり直し回避に
よる作業効率の向上及び鍵の歩留り向上によるコストの
低減を図ることができる。
【0080】請求項に係る鍵盤装置によれば、前記鍵
が前記可動装着手段により前記鍵支持部材に装着される
位置まで前記鍵を誘導する誘導部材を備えたので、鍵装
着をより容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る鍵盤装置の構成を
示す垂直縦断面図である。
【図2】同装置の鍵ユニットを裏(下)側から見た平面
図である。
【図3】同装置の下ケースの左端から略中央までの部分
を上からみた平面図であり、その左端部に1オクターブ
分の鍵ユニットが装着された状態を示す。
【図4】同装置の鍵装着動作の手順(初期位置時)を示
す垂直縦断面図である。
【図5】同装置の鍵装着動作の手順(後方へのスライド
時)を示す垂直縦断面図である。
【図6】同装置の鍵装着動作の手順(下降開始時)を示
す垂直縦断面図である。
【図7】同装置の鍵装着動作の手順(下降後)を示す垂
直縦断面図である。
【図8】同装置の鍵装着動作の手順(鍵装着終了時)を
示す垂直縦断面図である。
【符号の説明】
1 鍵ユニット 2 白鍵(鍵本体) 3 黒鍵(鍵本体) 4 ヒンジ部 5 共通基端部 5a 前端下部 5b 後端下部 5c 当接面(長手方向位置規制手段の一部) 20f 前レール部(圧接手段の一部) 20g 後レール部(圧接手段の一部) 20h 基準面(長手方向位置規制手段の一部) 6 弾性片(圧接手段の一部、上下方向位置規制手段の
一部) 6a つめ(上下方向位置規制手段の一部) 20e つめ用孔(圧接手段の一部、上下方向位置規制
手段の一部) 7 白鍵被ガイド片 8 黒鍵被ガイド片 9 突条部(誘導部材の一部) 10 横ガイドリブ(誘導部材の一部) 16 前後方向ガイドリブ(誘導部材の一部) 17 前ガイドストッパ(誘導部材の一部) 18 後ガイドストッパ(誘導部材の一部) 20 下ケース(鍵支持部材) 21 係止手段(前レール部20f、後レール部20
g、前ガイドストッパ17、後ガイドストッパ18、つ
め用孔20e) 20D 下ケース後部(上下方向位置規制手段の一部)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/34 G10B 3/12 G10C 3/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押鍵操作される鍵本体、ヒンジ部及び基
    端部から成る鍵と、 鍵支持部材と、 前記鍵の基端部を介して前記鍵を前記鍵支持部材に固定
    的に載置してなおかつ前記鍵を前記基端部の移動により
    前記鍵の並び方向へ移動自在に前記鍵支持部材に装着す
    る可動装着手段とを備え、 前記可動装着手段は、前記鍵の上下方向の位置を規制す
    る上下方向位置規制手段と、前記鍵の長手方向の位置を
    規制する長手方向位置規制手段とを備え、 前記長手方向位置規制手段は、前記鍵の並び方向に沿っ
    て前記鍵支持部材に設けられ前記鍵の長手方向の位置の
    基準となる基準面と、前記鍵に設けられ該鍵の前記鍵支
    持部材への装着動作時に前記基準面に対向する当接面
    と、前記当接面を前記基準面に摺動自在に圧接させる圧
    接手段とを備えたことを特徴とする鍵盤装置。
  2. 【請求項2】 前記鍵が前記可動装着手段により前記鍵
    支持部材に装着される位置まで前記鍵を誘導する誘導部
    材を備えたことを特徴とする請求項1記載の鍵盤装置。
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