JP3307000B2 - 接合型光学部品の製造金型装置と製造方法 - Google Patents

接合型光学部品の製造金型装置と製造方法

Info

Publication number
JP3307000B2
JP3307000B2 JP14406993A JP14406993A JP3307000B2 JP 3307000 B2 JP3307000 B2 JP 3307000B2 JP 14406993 A JP14406993 A JP 14406993A JP 14406993 A JP14406993 A JP 14406993A JP 3307000 B2 JP3307000 B2 JP 3307000B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass member
mold
manufacturing
light
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14406993A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH071516A (ja
Inventor
淳 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP14406993A priority Critical patent/JP3307000B2/ja
Publication of JPH071516A publication Critical patent/JPH071516A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3307000B2 publication Critical patent/JP3307000B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガラス部材を主体と
する接合型光学部品の製造金型装置と製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来より、カメラや顕微鏡な
どの光学製品に使用されるレンズは、主としてガラスレ
ンズが使用されており、このガラスレンズは球面レンズ
である場合が多い。しかし一方では、表面形状が非球面
である非球面レンズも知られており、この非球面レンズ
は、球面レンズでは得られない優れた性能を有すること
から様々な用途において重用されている。
【0003】だが、この非球面ガラスレンズの製作で
は、高価な超精密研削加工機により、球面レンズよりも
多くの時間をかけて製造するため、製造コストが球面レ
ンズよりも相当に高いものとなる欠点がある。このた
め、加工コストの高いガラスに代えて大量生産に向く樹
脂を使用し、プレス成形、射出成形、注型などの方法に
よって非球面レンズを安価に製造する方法が実用化され
てきている。しかし、樹脂レンズは温度や湿度の変化に
より光学性能が大きく変動するという致命的な欠点があ
り、この樹脂レンズの使用はこれらの変動が製品に大き
く影響しないものに限られていた。
【0004】そこでこのような欠点を解消するために、
樹脂接合型の非球面レンズが開発されてきた。これは、
ガラスレンズ(すなわち「ガラス部材」の一種)とそれ
に一体化された「非球面を有する樹脂層」とからなるも
のである。そして、このレンズの製造には、通常、熱可
塑性樹脂が使用され、射出成形の方法が採用されてい
る。この方法は、たとえば、特開昭60−205401
号、特開昭61−203401号、特開平3−1336
11号等に開示されており熱可塑性樹脂は、射出成形機
のシリンダ内で加熱され、流動化(可塑化)した樹脂
は、たとえば図6に示すように、金型(予めガラスレン
ズ(5)が配置されている)のキャビティ(10)内に
射出される。樹脂が冷却されて固化した後には、樹脂層
はガラスレンズ(5)と一体化しており、樹脂接合型の
非球面レンズとなる。
【0005】しかしながら、この接合型非球面レンズは
その製造において優れた特徴を有しているものの、従来
の方法および装置の場合には、キャビティ内におけるガ
ラス部材の保持が難しく、ガラス部材の軸と成形された
プラスチック層の軸のずれおよび倒れが大きく、精度の
高いレンズの製造においては良品率が非常に悪いという
問題があった。
【0006】従来の保持方法においては、ガラス部材の
外径が保持器内径より大きい場合にはガラス部材が破損
するか、あるいは保持できなくなるため、ガラス部材外
径を保持器内径よりやや小さく仕上げ、クリアランスを
持たせていた。しかし、このクリアランスの存在はキャ
ビティ内でのガラス部材の位置、および姿勢を不確定な
ものとし、それが精度の高いレンズの製造を困難として
いた。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、以
上の通りの課題を解決するために、まず第1に、ガラス
部材と金型によって形成されるキャビティに対して液体
を充填し、ガラス部材表面に液体固化層を形成一体化す
る光学部品の製造において、光源、2次元光強度分布測
定手段、および光学系からなる、「ガラス部材の軸とキ
ャビティの軸の軸ずれ検出手段」を備え、さらにキャビ
ティを形成する中子をガラスなどの透明部品とした金型
装置を用いて、液体充填直前のキャビティ内におけるガ
ラス部材の位置、姿勢を確認できるようにする。また第
2には、上記の軸ずれ検出手段から得られた、ガラス部
材の位置、姿勢の情報を元に、ガラス部材の位置、姿勢
を修正し、ガラス部材の軸とキャビティの軸が一致する
ようガラス部材を支持し、かつ、ガラス部材の位置およ
び姿勢を制御することのできるガラス部材支持手段を金
型装置に採用する。
【0008】
【作用】すなわち、この発明の金型装置においては、中
子をガラス等の透明部品とし、中子の後方に、光源と、
2次元光強度分布測定手段と、光源からの光を測定光と
してガラス部材に照射し、かつ、ガラス部材のキャビテ
ィ側の面および裏面からの測定光の反射光を2次元光強
度分布測定手段に導く光学系を備えている。つまり、中
子を光学部品として考えると、上記光学系は中子が最も
先端の光学部品である軸ずれ検出手段の光学系と考える
ことができる。もちろん、通常は、中子の軸と測定光の
光軸は一致させておく。軸ずれ検出手段は、ガラス部材
と軸ずれ検出手段の軸が一致していない場合、ガラス部
材によって反射された測定光の光軸が検出手段の軸から
ずれるという公知の測定原理に基づくものである。
【0009】また、この発明の金型装置では光源をガラ
ス部材を基準として透明中子と反対の方向に配置するこ
ともできる。軸ずれ測定の原理はこの場合も同様に、ガ
ラス部材と軸ずれ検出手段の軸が一致していない場合に
は、ガラス部材によって屈折された測定光の光軸が軸ず
れ検出手段の軸からずれるという公知の測定原理に基づ
くものである。
【0010】これらの金型装置により、従来射出成形後
にしか判明しなかったキャビティ内におけるガラス部材
の軸とキャビティの軸の一致の状態が、射出成形前にわ
かるため、軸が一致していないにもかかわらず射出成形
してしまうことがなくなり、良品率が向上することにな
る。しかもまた、この発明の金型装置においては、従来
ガラス部材を保持する機能のみを有していたガラス部材
保持器を、軸ずれ検出手段により得られた情報に基づい
てガラス部材の位置および姿勢を制御できる支持手段と
することにより、ガラス部材の軸とキャビティの軸の一
致が確実に行われ、一度金型内に設置したガラス部材を
改めて金型より取り出して設置し直すことなくガラス部
材の軸とキャビティの軸を一致させることが可能とな
る。軸の一致に要する時間が大幅に短縮される。
【0011】なお、ガラス部材の支持手段の配置をガラ
ス部材に対して斜め方向等とし、演算手段の制御によっ
てガラス部材支持手段と調和を持たせて移動させること
により、ガラス部材支持手段をキャビティから抜く方向
にも移動させてガラス部材を支持することが可能とな
り、ガラス部材はキャビティ内において任意の位置、姿
勢をとることが可能となる。
【0012】さらには、型開き時に成形品が残留しない
側の金型にガラス部材支持手段を設置してもよい。金型
分割面からガラス部材支持位置までの寸法を小さくする
ことができるため、寸法仕様の制限が解消され、かつガ
ラス部材をキャビティ内において任意の位置、姿勢に保
持することが可能となる。以下、実施例を説明する。
【0013】
【実施例】
<A> 図1は、この発明の一つの実施例として接合型
非球面レンズ製造用の金型装置を例示したものである。
この金型では、ガラス部材(5)は、金型分割面(1
3)において当接する可動側金型(3)と固定型金型
(4)によって形成されるキャビティ(10)内でガラ
ス部材保持手段(1)(2)によって保持される。そし
てガラス部材(5)の光学面(12)に対向する光学面
を構成する中子(6)は透明なガラスによって形成され
ている。この透明中子(6)の奥には、光源(7)、2
次元光強度分布測定手段(8)、および光学系(9)か
らなる軸ずれ検出手段が設置されている。この軸ずれ検
出手段によって得られた、ガラス部材(5)とキャビテ
ィ(10)の軸のずれの情報は演算手段(18)に入力
され、ガラス部材支持手段(1)(2)の移動量指示値
が伝送される。図2は、この図1の例における軸ずれ検
出の原理を示したものである。すなわち、ガラス部材
(5)の形状を図1とは変更しているが、光源(7)か
ら発生し、ハーフミラー(26)によってキャビティ
(10)の軸(21)と一致してガラス部材(5)に入
射された測定光(20)は、ガラス部材(5)の前方の
光学面(12)および後方の光学面(11)で反射され
る。ガラス部材(5)の軸(22)がキャビティ(1
0)の軸(21)と一致していない場合には、光学面
(11)による反射光(23)と光学面(12)による
反射光(24)とはキャビティ(10)の軸(21)か
らはずれ、2次元光強度分布測定手段(8)上の本来照
射すべき位置(25)と異なる位置に達する。反射光
(23)および反射光(24)の双方が、同一の本来到
達すべき位置(25)と照射する場合には、ガラス部材
(5)の軸がキャビティ(10)の軸と一致することに
なる。
【0014】なお、シランカップリング剤などにより表
面処理を施していないガラスに対しては溶融樹脂は接合
しないため、中子(6)がガラスであっても型開き時に
樹脂が離型し、何等問題ない。また、中子(6)の材質
は、透明であり、かつ液体の温度に耐えられ、離型可能
なものであればガラスに限られることはない。また、光
源(7)から発生した測定光(20)は、細い光線や十
字線チャートを投影したものなど、光軸を特定できるも
のであれば形態は問われない。また、測定光(20)の
光軸とキャビティ(10)の軸の関係が既知である場合
には、測定光(20)の光軸とキャビティ(10)の軸
は一致していなくともよい。また、軸ずれ検出手段は型
外にあってもよい。また図1の金型装置においては、型
開き時にガラス部材支持手段(1)を大きく突き出せば
エジェクタにもなる。逆にエジェクタにこの発明のガラ
ス部材支持手段の機能を持たせてもよい。また、図1の
例においてはガラス部材支持手段(1)およびガラス部
材支持手段(2)をそれぞれ2個ずつ記したが、それ以
上でも良い。 <B> 図3は、この発明の別の実施例として接合型非
球面レンズ製造用の金型装置を例示したものである。こ
の例ではガラス部材(5)の光学面(11)(12)に
対向する金型の面の双方が透明中子(6)(16)とな
っており、光源(7)はガラス部材(5)を基準として
2次元光強度分布測定手段(8)の反対側に配置されて
いる。この実施例における軸ずれ検出は以下の通りとす
る。すなわち、光源(7)からキャビティ(10)の軸
と一致した光軸により発生した測定光は、ガラス部材
(5)を透過し、光学系(9)を経て2次元光強度分布
測定装置(8)に達する。このとき、ガラス部材(5)
の軸とキャビティ(10)の軸が一致していない場合、
測定光は、2次元光強度分布測定装置(8)上の本来照
射すべき位置と異なる位置に達する。ただし、この例で
はガラス部材(5)の光学面(11)の曲率中心はキャ
ビティ(10)の軸上になければならない。それは、ガ
ラス部材(5)の支持方法により実現される。つまり、
ガラス部材支持手段(17)のすべてに接する球面の中
心がその半径によらずに常にキャビティ(10)の軸上
にあるようにすればよい。 <C> 図4も実施例として別の接合型非球面レンズ製
造用の金型装置を例示したものである。この例では、ガ
ラス部材支持手段(27)がキャビティの軸に対し斜め
方向にたとえば135度の角度をもって配置されてい
る。ガラス部材支持手段(1)をキャビティ(10)の
方向とは逆に戻す必要がある場合には、ガラス部材支持
手段(27)を出して支持位置(15)を調整しながら
ガラス部材支持手段(1)を戻し、ガラス部材(5)の
位置、姿勢を制御する。 <D> 図5は、さらに別の実施例としての接合型非球
面レンズ製造用の金型装置を例示したものである。この
例では、ガラス部材支持手段(14)が、固定型金型
(4)にも装着されている。このため、ガラス部材
(5)は左右両方向から支持されるようになる。この金
型によれば、金型分割面(13)からガラス部材支持位
置(28)までの寸法を小さくできるためキャビティ
(10)の厚さを小さくでき、かつガラス部材(5)を
キャビティ(10)内において任意の位置、姿勢に保持
することができる。
【0015】
【発明の効果】以上詳しく説明したとおり、この発明の
金型装置とこれを用いた製造方法によれば、液体充填前
キャビティ内でのガラス部材の位置、姿勢を確認し、
また、正確な状態に修正して支持することができ、精度
の高い良品が得られると共に良品率の高い製造が可能と
なり、良品を得るまでに要する時間も短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】接合型光学部品の製造に使用する金型装置を例
示した断面図である。
【図2】軸ずれ検出手段の構成図である。
【図3】接合型光学部品の製造に使用する別の金型装置
例を示した断面図である。
【図4】接合型光学部品の製造に使用するまた別の金型
装置例を示した断面図である。
【図5】接合型光学部品の製造に使用するさらに別の金
型装置例を示した断面図である。
【図6】従来の射出成形法による接合型光学製品の製造
を例示した断面図である。
【符号の説明】
1 ガラス部材支持手段 2 ガラス部材支持手段 5 ガラス部材 6 透明中子 7 光源 8 2次元光強度分布測定手段 9 光学系 10 キャビティ 11、12 ガラス部材光学面 13 金型分割面 14 ガラス部材支持手段 15 ガラス部材支持位置 16 透明中子 17 ガラス部材支持手段 18 演算手段 20 測定光 21 キャビティの軸 22 ガラス部材の軸 23、24 反射光 25 本来的照射位置 26 ハーフミラー 27 ガラス部材支持手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G02B 7/00 G02B 7/00 B // B29L 11:00 B29L 11:00 (56)参考文献 特開 平3−208615(JP,A) 特開 平3−184813(JP,A) 特開 平6−206733(JP,A) 特開 昭59−162025(JP,A) 特開 昭59−46601(JP,A) 特開 昭48−26150(JP,A) 特開 昭59−39526(JP,A) 特開 昭60−215551(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 33/00 - 33/18 B29C 33/38 - 33/44 B29C 33/76,39/10 B29C 39/26 - 39/36 B29C 43/18 B29C 43/36 - 43/50 B29C 45/14 B29C 45/26 - 45/40 G02B 3/02,7/00 B29D 11/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス部材と金型によって形成されるキ
    ャビティに対して液体を充填し、ガラス部材表面に液
    体固化層を形成一体化する光学部品の製造金型装置であ
    って、キャビティ内においてガラス部材の光学面と対向
    し、型側の光学面を形成する中子のうちの少なくとも一
    つが透明であり、前記ガラス部材を透過した光を測定光
    として検出する2次元光強度分布測定手段と、前記測定
    光を2次元光強度分布測定手段に導く光学系と、前記ガ
    ラス部材を透過して前記光学系に入射する測定光を発生
    する光源とを備えていることを特徴とする接合型光学部
    品の製造金型装置。
  2. 【請求項2】 ガラス部材と金型によって形成されるキ
    ャビティに対して液体を充填し、ガラス部材表面に液
    体固化層を形成一体化する光学部品の製造金型装置であ
    って、キャビティ内においてガラス部材の光学面と対向
    し、型側の光学面を形成する中子のうちの少なくとも一
    つが透明であり、ガラス部材を基準としてこの透明中子
    の後方に、光源と、2次元光強度分布測定手段と、光源
    からの光を測定光としてガラス部材に照射し、かつ、ガ
    ラス部材からの測定光の反射光を2次元光強度分布測定
    手段に導く光学系とを備えていることを特徴とする接合
    型光学部品の製造金型装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の金型装置において、
    ガラス部材を支持すると共に、ガラス部材の位置および
    姿勢を制御するガラス部材支持手段を備えた金型装置。
  4. 【請求項4】 請求項3の金型装置において、ガラス部
    材支持手段は、その調整方向がキャビティ軸に垂直でな
    いか、または金型分割面と平行でなく、少なくとも二つ
    のガラス部材支持手段の相互の配置角度が90度より大
    きく180度以下である金型装置。
  5. 【請求項5】 請求項4の金型装置において、型開き時
    に光学部品成形品が残留しない金型分割型にガラス部材
    支持手段が設置されている金型装置。
  6. 【請求項6】 ガラス部材と金型によって形成されるキ
    ャビティに対して液体を充填し、ガラス部材表面に液
    体固化層を形成一体化して光学部品を製造する方法にお
    いて、キャビティ内においてガラス部材の光学面と対向
    し、型側の光学面を形成する中子のうちの少なくとも一
    つを透明とし、前記ガラス部材を透過した光を測定光と
    して検出する2次元光強度分布測定手段と、前記測定光
    を2次元光強度分布測定手段に導く光学系を配置し、か
    つ、前記ガラス部材を透過して前記光学系に入射する測
    定光を発生する光源とを配置して前記キャビティ内のガ
    ラス部材の位置および姿勢を液体充填前に検出すること
    を特徴とする接合型光学部品の製造方法。
  7. 【請求項7】 ガラス部材と金型によって形成されるキ
    ャビティに対して液体を充填し、ガラス部材表面に液
    体固化層を形成一体化して光学部品の製造する方法にお
    いて、キャビティ内においてガラス部材の光学面と対向
    し、型側の光学面を形成する中子のうちの少なくとも一
    つを透明とし、ガラス部材を基準としてこの透明中子の
    後方に、光源と、2次元光強度分布測定手段と、光源か
    らの光を測定光としてガラス部材に照射し、かつ、ガラ
    ス部材からの測定光の反射光を2次元光強度分布測定手
    段に導く光学系とを備え、キャビティ内のガラス部材の
    位置および姿勢を液体充填前に検出することを特徴とす
    る接合型光学部品の製造方法。
  8. 【請求項8】 液体充填により光学部品を製造する請求
    項6ないし7の製造方法において、金型装置に備えたガ
    ラス部材支持手段によってガラス部材を支持すると共
    に、このガラス部材の位置および姿勢を液体充填前に
    御する接合型光学部品の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8の製造方法において、ガラス部
    材支持手段は、その調整方向がキャビティ軸に垂直でな
    いか、または金型分割面と平行でなく、少なくとも二つ
    のガラス部材支持手段の配置角度を90度より大きく1
    80度以下とする接合型光学部品の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項9の製造方法において、型開き
    時に光学部品成形品が残留しない金型分割型にガラス部
    材支持手段を設置する接合型光学部品の製造方法。
JP14406993A 1993-06-15 1993-06-15 接合型光学部品の製造金型装置と製造方法 Expired - Fee Related JP3307000B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14406993A JP3307000B2 (ja) 1993-06-15 1993-06-15 接合型光学部品の製造金型装置と製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14406993A JP3307000B2 (ja) 1993-06-15 1993-06-15 接合型光学部品の製造金型装置と製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH071516A JPH071516A (ja) 1995-01-06
JP3307000B2 true JP3307000B2 (ja) 2002-07-24

Family

ID=15353573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14406993A Expired - Fee Related JP3307000B2 (ja) 1993-06-15 1993-06-15 接合型光学部品の製造金型装置と製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3307000B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52163861U (ja) * 1976-06-05 1977-12-12
JPS63199804U (ja) * 1987-06-12 1988-12-22
JP4812592B2 (ja) * 2006-10-27 2011-11-09 パナソニック株式会社 複合光学部品の製造方法
JP5424844B2 (ja) * 2009-12-10 2014-02-26 株式会社日立産機システム インサート位置調整機構を内蔵した金型
WO2020202897A1 (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 富士フイルム株式会社 光照射装置、光照射方法、光照射装置の動作方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH071516A (ja) 1995-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0087179B1 (en) Method and device for moulding a transparent object
US6144505A (en) Optical component, method of molding optical component, and mold for optical component
JP2001124902A (ja) 光学素子、光学ユニット、光学素子を有する成形品およびそれらの製造方法
US8628321B2 (en) Molding of nonuniform object having undercut structure
JP3307000B2 (ja) 接合型光学部品の製造金型装置と製造方法
US5067800A (en) Composite optical article and method of manufacture thereof
US5178801A (en) Method of molding a plastic lens
US11485665B2 (en) Mould pair having alignment surfaces
JPH0961689A (ja) 組立レンズ用の鏡枠
JPS61258718A (ja) プラスチツク光学装置
CN113226695B (zh) 树脂部件及其制造方法
US20110164295A1 (en) Molded plastic part, method for molding plastic part, and optical scanning device using the molded plastic part
Liu et al. Scalability of the precision glass molding process for an efficient optics production
Schulze et al. Contactless embossing of microlenses: a new technology for manufacturing refractive microlenses
JP4168705B2 (ja) 光学素子及びこれを成形するための金型
KR102439411B1 (ko) 폴디드 카메라용 또는 후방 카메라용 사출 프리즘 및 그 제조방법
WO2020137378A1 (ja) 樹脂部品及びその製造方法
JPH09179076A (ja) 偏光プラスチックレンズ及びその製造方法
JP2021162825A (ja) 光学素子、撮像装置、及び移動体
JP2020189472A (ja) 光学素子の製造方法、光学部材の製造方法、光学素子、光学部材、ステレオ撮像装置、及び移動体
JP7134675B2 (ja) 光学素子の製造方法、光学素子、及び撮像装置
Picard et al. Refractive microlens arrays made by contactless embossing
JPH1095047A (ja) 樹脂母材形状及び成形方法
US7727427B2 (en) Method of fabricating a light duct of thermoplastic material
JPH01210901A (ja) プラスチックレンズ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020416

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080517

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110517

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees