JP3306706B2 - 電流測定装置 - Google Patents

電流測定装置

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JP3306706B2
JP3306706B2 JP27419498A JP27419498A JP3306706B2 JP 3306706 B2 JP3306706 B2 JP 3306706B2 JP 27419498 A JP27419498 A JP 27419498A JP 27419498 A JP27419498 A JP 27419498A JP 3306706 B2 JP3306706 B2 JP 3306706B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部電源やバッテ
リを必要としない電流測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】外部電源やバッテリを用いず、被測定電
線に流れる電流を取得して電源を形成し、この電源を電
流測定の動作用電源とする電流測定装置がある。この場
合、電流測定装置には電源用の変流器と測定用の変流器
の二つの変流器が設けられている。図6はその例を示す
電流測定装置のブロック回路図で、電流測定装置は、被
測定電線1に流れる電流を電源用変流器2と測定用変流
器3に通じ、電源用変流器2の出力を整流回路4および
平滑コンデンサ5で直流に変換し、定電圧回路6により
定電圧を出力する電源回路が形成されている。
【0003】一方、測定用変流器3の出力を整流回路7
および平滑コンデンサ8で直流に変換して負荷抵抗9に
流し、負荷抵抗9の電圧降下を演算して出力する演算/
出力回路10により被測定電線1にながれる電流、すな
わち変流器3の1次側入力電流に応じた測定データを出
力する測定回路が形成されている。そして、測定回路の
演算/出力回路10を動作させる電力が前記電源回路か
ら供給するようにされている。
【0004】図7はこのような二つの変流器を備えるク
ランプ形電流測定装置の構造を示す斜視図(なお、回路
部は図では省略されている。)で、14は被測定電線を
クランプする貫通孔であり、この貫通孔14の周囲を、
変流器2の2次巻線22が巻回された鉄心21aと分割
面21cで鉄心21aから分離可能にされた鉄心21b
が囲み、さらに変流器2に並列配置された変流器3の2
次巻線32が巻回された鉄心31aと分割面31cで鉄
心31aから分離可能にされた鉄心31bが囲んでい
る。
【0005】16および17は支点15で回転可能に支
持された支持体で、鉄心21aと鉄心31aは一方の支
持体16に固着され、鉄心21bと鉄心31bは他方の
支持体17に固着されている。被測定電線のクランプ
は、鉄心21bと鉄心31bが固着されている支持体1
7を支点15を中心として矢印A方向に回転させて鉄心
21aおよび鉄心31aと鉄心21bおよび鉄心31b
間を分離して開き、被測定電線を貫通孔14に導入す
る。
【0006】被測定電線を貫通孔14に導入後、支持体
17を支点15を中心とて矢印B方向に回転させて鉄心
21aおよび鉄心31aと鉄心21bおよび鉄心31b
間をそれぞれ当接して閉じることにより行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような被
測定電線に流れる電流を取得して電源を形成する電流測
定器では二つの変流器が用いられているため、部品点数
も多く構造が複雑で小型、軽量化を図るには限度があ
り、また、分離可能に分割された鉄心を用いた前記のよ
うなクランプ形電流測定器を製造する場合、それぞれ分
割された鉄心を、クランプ時に正確に嵌合あるいは対向
させる必要があるため、部品や組立て寸法精度を格段に
高める必要があり、コストの低減を図ることが困難なも
のとなっている。
【0008】本発明は、上記の実情に鑑みなされたもの
で、被測定電線に流れる電流を取得して電源を形成する
ことができるとともに、小型、軽量で簡素な構造の電流
測定装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記(1)〜(5)とすることにより達成される。
【0010】(1)変流器の2次側出力を二つに分岐
し、分岐した一方の出力を入力して直流電力を出力する
電源回路と、分岐した他方の出力を周期的に入力して前
記変流器の1次側入力電流に応じた測定データを出力す
る電流計測回路とを有し、前記電流計測回路に前記電源
回路の電力を供給することを特徴とする電流測定装置。
【0011】(2)前記(1)における測定器におい
て、電流計測回路の構成を変流器の2次側出力を周期的
に開閉するスイッチ素子と、前記スイッチ素子の開閉周
期を設定する発振回路と、前記スイッチ素子を介して通
電される負荷抵抗と、前記負荷抵抗の電圧降下により前
記変流器の1次側入力電流値を演算して出力する演算/
出力回路とした電流測定装置。
【0012】(3) 変流器の2次側出力を互いに逆位
相の半波整流器を介して二つに分岐し、分岐した一方の
出力を入力して直流電力を出力する電源回路と、分岐し
た他方の出力を入力して前記変流器の1次側入力電流に
応じた測定データを出力する電流計測回路とを有し、前
記電流計測回路に前記電源回路の電力を供給することを
特徴とする電流測定装置。
【0013】(4)前記(1)ないし(3)における測
定器において、変流器の2次側巻線にタップを設け、前
記タップに電源回路と電流計測回路のいずれか一方を接
続してなる電流測定装置。
【0014】(5)前記(1)ないし(4)における測
定器において、電流クランプ形変流器または電流貫通形
変流器のいずれかを用いた電流測定装置。
【0015】本発明は、例えば、変流器の2次側出力を
二つに分岐し、その一方に、電源回路を形成する全波整
流回路、平滑コンデンサおよび必要に応じて出力電圧の
安定化を図る定電圧回路を順に接続し、他方に、電流計
測回路を形成する周期的に開閉するスイッチ素子、電流
検出用の負荷抵抗およびその負荷抵抗の両端に、負荷抵
抗による電圧降下から変流器の1次側入力電流値を演算
して出力する演算/出力回路を接続し、さらにスイッチ
素子を開閉制御する発振器(スイッチ素子をダイオード
にする場合には必要としない。)を設け、この電流計測
回路に前記電源回路を接続してこの電源回路から前記電
流計測回路を駆動する電力を供給するように電流測定装
置を組み立てる。
【0016】このようにして組み立てられた電流測定装
置では、変流器の2次側出力を時分割的に電源回路と電
流計測回路とに切り換えて供給される。つまり、スイッ
チ素子が開の間は変流器には整流、平滑回路を含む電源
回路だけが接続される。この場合、変流器は電流源とみ
なせるが、電源回路の入力インピーダンスにより電圧が
発生し、電流計測回路を駆動するに必要な直流電力が得
られる。
【0017】スイッチ素子が閉の間は、変流器には電源
回路と電流検出用の負荷抵抗が負荷として接続される
が、電流検出用の負荷抵抗は電源回路の入力インピーダ
ンスに比べてはるかに小さい(変流器の1次入力電流に
対する2次電流のリニアリティを得るために負荷抵抗の
抵抗値を小さく設定している)ため、変流器の2次側電
圧は電源回路の充電電圧より低くなり、その結果変流器
からの電流は全て負荷抵抗を流れ、負荷抵抗の両端には
変流器の1次入力電流に比例した電圧が発生する。
【0018】スイッチ素子が開の間は、負荷抵抗への電
流は供給が断たれるが、アナログあるいはデジタル演算
により時間的に平均化することで補正される。ただし、
電流(実効値)の時間的変化より十分に短い周期でスイ
ッチ素子を開閉する。このようにして、変流器の1次側
入力電流に応じた電流データが演算回路により求めら
れ、出力回路より所望のデータが出力される。
【0019】なお、スイッチ素子が閉の間は、電源回路
の入力電圧が低下し電力供給が前述のように断たれる
が、スイッチ素子の開時の電力をコンデンサに蓄積して
おくことにより、持続的に電力を供給することができ
る。また、スイッチ素子の開の時間を、閉の時間に比し
て十分長くすることにより、変流器からの電力の大半を
電源用に利用できるため、変流器の鉄心や巻線は従来の
ものとほぼ同じ寸法、重量で構成することできる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を参照して説明する。図1は第1の実施の形態に係
る電流測定装置のブロック回路図、図2は第2の実施の
形態に係る電流測定装置のブロック回路図、図3は第3
の実施の形態に係る電流測定装置のブロック回路図、図
4は演算例を示すブロック図、図5は本発明を、分割式
鉄心を用いたクランブ形電流測定装置に適用した場合の
構造を示す斜視図(回路部は図では省略されている。)
である。なお、図1ないし図4で共通および同一部分に
は同一の符号を付している。
【0021】図1において、51は変流器、52は被測
定電線、53は電源回路、54は電流計測回路である。
電源回路53は全波整流回路55、平滑コンデンサ5
6、定電圧回路57を順に接続して形成されており、電
流計測回路54は双方向スイッチ素子58、全波整流回
路59、平滑コンデンサ60、電流検出用の負荷抵抗6
1を順に接続し、負荷抵抗61による電圧降下を入力す
る演算/出力回路62およびスイッチ素子58を開閉制
御する発振回路63を設けて形成されている。
【0022】そして、電源回路53は変流器51の2次
側出力を二つに分岐した一方に、電流計測回路54は他
方にそれぞれ接続され、電源回路53で形成した直流電
力を電流計測回路54の演算/出力回路62や発振回路
63に供給するように電源回路53と電流計測回路54
とが接続されている。
【0023】双方向スイッチ素子58は、被測定電線5
2に流れる電流に応じた電流を取り込むスイッチで、ソ
リッドステートリレーやアナログスイッチを用いる場合
は単体でよいが、フォトカプラやフォトMOSリレーを
用いる場合は、2個の素子を逆並列に接続して構成さ
れ、発振回路63の出力によってその開閉が制御され
る。
【0024】発振回路63は、一定周期で矩形波を出力
し、スイッチ素子58を開閉するが、閉時に比べて開時
間を十分に長くするようにその周期を設定する。例えば
被測定電線52に流れる電流、すなわち変流器51の1
次電流が商用周波であれば閉時間は、その1周期程度
(20秒)とし、開時間はその5〜10倍程度に設定す
る。
【0025】演算/出力回路62は、負荷抵抗62によ
る電圧降下を演算回路に入力し、入力した電圧降下値か
ら被測定電線52に流れる電流値を算出し、その結果、
すなわち変流器51の1次側入力電流に応じた測定デー
タを出力回路から出力する。この場合、演算/出力回路
62は所望の出力形態によって種種選択できるが、その
例を図4に示して説明する。
【0026】図4の(a)は負荷抵抗61の両端電圧を
アナログ増幅回路で増幅してそのまま出力するもので、
全波整流回路59と平滑コンデンサ60を併用すること
により、1次電流の実行値に比例するアナログ信号出力
を得たい場合に用いる。図4の(b)はA/D変換回路
を通して、デジタル信号出力を得たい場合に用いる。図
4の(c)はV/F変換回路を通して、1次電流の実行
値に比例する繰り返し周波数のパルス信号出力を得たい
場合に用いる。
【0027】図4の(d)はE/O変換回路を通して、
光信号を得たい場合に用いる。図4の(e)はA/Dコ
ンバータ内臓のマイコン回路を通し、1次電流に応じた
数字を表示したい場合に用いる。この場合、A/Dコン
バータが正負入力に対応している場合は、全波整流回路
59および平滑コンデンサ61を省き、マイコンより平
均値計算して実行値を表示することも可能である。
【0028】なお、演算回路の入力がAC入力のものを
用いる場合は、全波整流回路59と平滑コンデンサ60
は不要となる。
【0029】次ぎに、第1の実施の形態の動作について
説明する。変流器51の1次側(被測定電線52)に交
流電流が流れると、変流器51の2次側は電流源と考え
ることができる。スイッチ素子58が開状態の時は、全
波整流回路55、平滑コンデンサ56、定電圧回路57
で構成される電源回路53の入力インピーダンスにより
変流器51の端子間電圧が発生する。
【0030】この実施の形態の場合は、電源回路53の
出力電圧は+5V、消費電流は平均3mAであり、これ
を維持する入力電圧は実行値で6V必要となり、これか
ら電源回路53の入力インピーダンス2kΩに設定され
ている。また、この電圧を維持するための1次側最小入
力電流は10Aでこれ以下になると電源側機能は失われ
る。
【0031】スイッチ素子58が閉状態になると、電源
回路53に並列に全波整流回路59、平滑コンデンサ6
0、電流検出用の負荷抵抗61がこの順に接続される。
この実施の形態では、変流器51の負荷抵抗が100Ω
の場合には、1次側入力電流100Aまで入出力間のリ
ニアリティが良好であるため、負荷抵抗61は100Ω
に設定している。なお、より大きい電流を測定する場合
は、この抵抗値をより小さくすれば良い。
【0032】このように、電流測定用の負荷抵抗61の
抵抗値が小さいため、変流器51の出力電圧は電源回路
53の平滑コンデンサ56の電圧より小さい2V以下と
なり、変流器51の出力電流は全て全波整流回路59の
方に流れる。すなわちスイッチ素子58が開の時は変流
器51の出力電流は電源回路53側へ、閉の時は負荷抵
抗61側へと完全に切り替わり、スイッチ素子58が閉
の時、入力電流に比例するデータが負荷抵抗61の両端
の電圧により得ることができる。
【0033】この実施の形態では、全波整流回路56お
よび平滑コンデンサ60を使用しているので、負荷抵抗
61の両端の直流電圧の平均値が1次電流の実行値に比
例する値になる。もちろん平滑コンデンサ60の容量を
十分大きくすれば、リップルは減少し、直流電流と1次
電流が比例する値にすることができる。この負荷抵抗6
1の両端の電圧は、演算/出力回路62に入力され、演
算/出力回路62の演算により所望の測定データが得ら
れる。例えば、演算/出力回路62が前述した図4に示
す演算/出力回路の(a)とすれば、入力電流に比例す
るアナログ出力信号を得ることができる。
【0034】スイッチ素子58が閉の場合は、変流器5
1から電源回路53への電流供給が断たれるが、平滑コ
ンデンサ56の容量を適切に選ぶことにより、充電電荷
で補うことができる。
【0035】図2は、本発明の第2の実施の形態を示す
もので、この第2の実施の形態が前記第1の実施の形態
と構成上異なる点は、電流計測回路54の周期的に開閉
するスイッチ素子58が、第1の実施の形態では全波整
流回路59の入力側に接続されているのに対して、この
第2の実施の形態では全波整流回路59の出力側、すな
わち全波整流回路59と平滑コンデンサ60との間に接
続されている点である。
【0036】このようにスイッチ素子58を接続して
も、第1の実施の形態と同様に動作するので、第1の実
施の形態の説明を援用し、その説明は省略する。ここで
スイッチ素子は、フォトカプラやフォトMOSリレーの
ような一方向性のものでも良い。なお、この実施の形態
ではスイッチ素子58はフォトカプラであり、64はフ
ォトカプラの電流制限用の抵抗である。
【0037】第1の実施の形態と第2の実施の形態の違
いを挙げると、第1の実施の形態では、スイッチ素子が
交流回路に存在するため、双方向スイッチ素子を用いる
必要があるのに対して、第2の実施の形態ではスイッチ
素子が直流回路に存在するため、一方向性のスイッチ素
子でよい。また、第2の実施の形態では、常に負荷抵抗
61側に整流回路59が必要であるのに対し、第1の実
施の形態では、AC入力に対応した演算回路を使用すれ
ば、整流回路を必要としない。
【0038】図3は、本発明の第3の実施の形態を示す
もので、この第3の実施の形態では、電源回路53は正
極性の半波整流回路の整流ダイオード71、平滑コンデ
ンサ72、定電圧回路73を順に接続して形成されてお
り、電流計測回路54は負極性の半波整流回路の整流ダ
イオード74、平滑コンデンサ75、電流検出用の負荷
抵抗76を順に接続し、負荷抵抗76による電圧降下を
入力する演算/出力回路77を設けて形成されている。
【0039】そして、変流器51の2次側出力の一端を
二つに分岐し、その一方に電源回路53の整流ダイオー
ド71の正極が、その他方に電流計測回路54の整流ダ
イオード74の負極がそれぞれ接続され、電源回路53
で形成した直流電力を電流計測回路54の演算/出力回
路77に供給するように電源回路53と電流計測回路5
4とが接続されている。
【0040】次ぎに、第3の実施の形態の動作について
説明する。変流器51の1次入力電流の半周期において
は、電源回路53は正極性の半波整流回路が導通し、電
源回路53側に電力が供給され、定電圧で演算/出力回
路77へ電力を供給する。次ぎの半周期においては、負
荷抵抗76の両端には1次入力電流に比例した電圧が発
生する。第1、第2の実施の形態と同様に、この電圧を
演算して出力することができる。
【0041】なお、この実施の形態では、電源回路53
への電力供給は変流器51から供給可能な電力の半分し
か行われないため、変流器51の鉄心の断面積を約2倍
にする必要がある。
【0042】以上3種類の実施の形態について説明した
が、いずれにおいても、変流器51に2次巻線タップを
設けて、電源回路53あるいは電流計測回路54の負荷
側のいずれかをタップに接続しても良い。この場合は、
電源用の巻数と電流計側負荷側の巻数をそれぞれ最適に
することができる。さらに変流器51の鉄心だけを共通
にして、電源回路53側および電流計測回路54の負荷
側の巻線を別に構成することも可能である。この場合
は、両者が絶縁されるため、第3の実施の形態の場合、
負荷抵抗76の出力電圧を正極性で演算/出力回路77
に接続することができる。
【0043】図5は、本発明を、分割式鉄心を用いたク
ランプ形電流測定器に適用した場合の構造を示すもの
で、図7に示して説明した従来の分割式鉄心を用いたク
ランプ形電流測定器から変流器を一つ除いて小型化にし
たものと同様であり、構造の細部の説明は省略し、簡単
に説明する。図5において、84は被測定電線をクラン
プする貫通孔であり、孔の周囲を変流器の鉄心85が囲
む。変流器の鉄心85は分割面86において上下に分離
できる。87は、変流器の2次側巻線である。
【0044】全体は上部88と下部89に分かれ、支点
80を中心として上部88は矢印Aのように開く、開い
た状態で被測定電線を貫通孔84に導き、閉じることに
よってクランプされる。
【0045】このように、本発明にあっては、分割式鉄
心を用いたクランプ形電流測定器に適用した場合、図7
に示して説明した従来の分割式鉄心を用いたクランプ形
電流測定器に比して明らかなように、部品点数も大幅に
削減され簡素な構造とすることができる。なお、電流ク
ランプ形変流器について説明しているが、電流貫通形変
流器であっもよい。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、一
つの変流器で電源電力の取得と測定電流の取得が行える
ため、小型・軽量・簡素で設計・製造の容易な電流測定
器を提供することができる。また、分割式鉄心を用いた
クランプ形電流測定装置に適用した場合、従来より部品
の寸法密度や組立てに精度を要せず高精度のものが容易
に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の電流測定装置のブ
ロック回路図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の電流測定装置のブ
ロック回路図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態の電流測定装置のブ
ロック回路図である。
【図4】本発明の演算例を示すブロック図である。
【図5】本発明を分割式鉄心を用いたクランプ形電流測
定装置に適用した場合の構造を示す斜視図である。
【図6】従来の電流測定装置のブロック回路図である。
【図7】従来の分割式鉄心を用いたクランプ形電流測定
装置の構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
51 変流器 52 被測定電線 53 電源回路 54 電流計測回路 55 全波整流回路 55、60、72、75 平滑コンデンサ 57、73 定電圧回路 58 スイッチ素子 59 全波整流回路 61、76 負荷抵抗 62、77 演算/出力回路 63 発振回路 71、74 整流ダイオード 80 支点 84 貫通孔 85 変流器鉄心 86 鉄心の分割面 87 2次側巻線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−10164(JP,A) 実開 昭55−16430(JP,U) 実開 平6−28745(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 15/00 - 19/32

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変流器の2次側出力を二つに分岐し、分
    岐した一方の出力を入力して直流電力を出力する電源回
    路と、分岐した他方の出力を周期的に入力して前記変流
    器の1次側入力電流に応じた測定データを出力する電流
    計測回路とを有し、前記電流計測回路に前記電源回路の
    電力を供給することを特徴とする電流測定装置。
  2. 【請求項2】 変流器の2次側出力を周期的に開閉する
    スイッチ素子と、前記スイッチ素子の開閉周期を設定す
    る発振回路と、前記スイッチ素子を介して通電される負
    荷抵抗と、前記負荷抵抗の電圧降下により前記変流器の
    1次側入力電流値を演算して出力する演算/出力回路と
    からなる電流計測回路を備える請求項1記載の電流測定
    装置。
  3. 【請求項3】 変流器の2次側出力を互いに逆位相の半
    波整流器を介して二つに分岐し、分岐した一方の出力を
    入力して直流電力を出力する電源回路と、分岐した他方
    の出力を入力して前記変流器の1次側入力電流に応じた
    測定データを出力する電流計測回路とを有し、前記電流
    計測回路に前記電源回路の電力を供給することを特徴と
    する電流測定装置。
  4. 【請求項4】 変流器の2次側巻線にタップを設け、前
    記タップに電源回路と電流計測回路のいずれか一方を接
    続してなる請求項1又は請求項2又は請求項3に記載の
    電流測定装置。
  5. 【請求項5】 電流クランプ形変流器または電流貫通形
    変流器のいずれかを用いた請求項1又は請求項2又は請
    求項3又は請求項4に記載の電流測定装置。
JP27419498A 1998-08-20 1998-08-20 電流測定装置 Expired - Fee Related JP3306706B2 (ja)

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