JP6171429B2 - 計測装置および計測方法 - Google Patents

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Description

本発明は、計測装置および計測方法であって、電流を計測する計測回路を備え、かつ、その電流を電源として利用する計測装置および計測方法に関する。
従来より、CT(Current Transformer)によって電流を取り出し、その電流を計測する計測装置が存在する。このような計測装置は、たとえば電気設備の消費電力を計測するために用いられる。
特開2002−131344号公報(特許文献1)および特開2010−55356号公報(特許文献2)では、このような装置において、CTの出力電流を電源として利用することが開示されている。これにより、装置の配線が不要となるため、電気設備ごとに消費電力を細かく計測することができる。
特開2002−131344号公報 特開2010−55356号公報
しかしながら、電流を計測する計測回路が電源回路と接続されている場合、電源回路と接続されていない場合よりも電流の計測精度が低下してしまう。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、精度良く電流を計測することのできる計測装置および計測方法を提供することである。
この発明のある局面に従う計測装置は、物理量を電流に変換するための物理量変換部と、物理量変換部の出力電流を計測する計測回路と、計測回路の出力を入力とする電源回路と、計測回路の出力を電源回路に入力する回路を構成する第1の状態と、計測回路の出力を物理量変換部に直接入力する回路を構成する第2の状態とを切替える回路切替手段と、電源回路によって駆動され、回路切替手段の制御を行う切替制御手段とを備える。切替制御手段は、待機時に回路切替手段を第1の状態となるように制御し、計測時には回路切替手段を第2の状態となるように制御することを特徴とする。
この発明の他の局面に従う計測装置は、物理量を電流に変換し、交流電流を取り出すための接続部を含む物理量変換部と、それぞれが接続部に流れる交流電流を直流電流に整流するための第1および第2の整流回路と、第1の整流回路における接地側の第1の整流素子のアノード側、および、第2の整流回路における接地側の第2の整流素子のアノード側の少なくとも一方に接続される検出部を含む、物理量変換部の出力電流を計測するための計測回路と、第1および第2の整流回路の出力を入力とする電源回路と、第1および第2の整流回路の出力を電源回路に入力する回路を構成する第1の状態と、計測回路の出力を物理量変換部に直接入力する回路を構成する第2の状態とを切替える回路切替手段と、電源回路によって駆動され、回路切替手段の制御を行う切替制御手段とを備える。切替制御手段は、待機時に回路切替手段を第1の状態となるように制御し、計測時には回路切替手段を第2の状態となるように制御することを特徴とする。
この発明のさらに他の局面に従う計測装置は、物理量を電流に変換し、交流電流を取り出すための接続部を含む物理量変換部と、物理量変換部による変換後の出力電流を直流電流に整流するための整流回路と、整流回路と並列接続され、物理量変換部の出力電流を計測する計測回路と、整流回路の出力を入力とする電源回路と、整流回路の出力を電源回路に入力する回路を構成する第1の状態と、計測回路の出力を物理量変換部に直接入力する回路を構成する第2の状態とを切替える回路切替手段と、電源回路によって駆動され、回路切替手段の制御を行う切替制御手段とを備える。切替制御手段は、待機時に回路切替手段を第1の状態となるように制御し、計測時には回路切替手段を第2の状態となるように制御することを特徴とする。
この発明のさらに他の局面に従う計測方法は、電流を計測するための計測方法であって、物理量を電流に変換する変換ステップと、待機時に、計測回路の出力を電源回路に入力する回路を構成する第1の状態と計測回路の出力を物理量変換部に直接入力する回路を構成する第2の状態とを切替えるための回路切替部を、第1の状態となるように制御することで、変換ステップによる変換後の出力電流を電源回路に供給するステップと、待機時以外の期間に、回路切替部を第2の状態となるように制御することで、変換ステップによる変換後の出力電流を計測するステップとを含む。
本発明によれば、精度良く電流を計測することができる。
本発明の実施の形態1に係る計測装置の構成図である。 本発明の実施の形態1に係る二次側回路において、電力供給時の出力電流の経路を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る二次側回路において、計測時の出力電流の経路を示す図である。 二次側回路に電源回路が含まれない場合の単純な回路構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る計測装置が実行する計測処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る計測装置の第1の動作結果を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る計測装置の第2の動作結果を示す図である。 本発明の実施の形態1および比較例1,2における計測装置それぞれの計測誤差を示すグラフである。 本発明の実施の形態2に係る二次側回路の構成を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る二次側回路の構成を示す図である。 本発明の実施の形態3の変形例に係る二次側回路の構成を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る二次側回路の構成、および、電力供給時の出力電流の経路を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る二次側回路の構成、および、計測時の出力電流の経路を示す図である。 本発明の実施の形態4の変形例1に係る二次側回路の構成を示す図である。 本発明の実施の形態4の変形例2に係る二次側回路の構成を示す図である。 本発明の実施の形態4の変形例3に係る二次側回路の構成を示す図である。 一般的な二次側回路の構成を示す図である。 一般的な二次側回路を用いた場合の、CTの出力電流の影響を示すグラフである。 変換特性が劣るCTを用いた場合の充電器の充電特性を示すグラフである。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
<実施の形態1>
本実施の形態に係る計測装置は、物理量を電流に変換し、その電流を電源として利用する。電流への変換は、たとえば変流器としてのCTによって行われる。CTは、電力線に流れる電流を所定の変流比により変換して取り出す。この場合、物理量は電力である。
はじめに、本実施の形態に係る計測装置の概略構成について説明する。
(概略構成について)
図1は、本発明の実施の形態1に係る計測装置1の構成図である。図1を参照して、計測装置1は、少なくとも、電力線9に流れる電流を計測する。本実施の形態に係る計測装置1は、電力線9に流れる電流を計測することで、電力線9を介して供給される電気設備における消費電力を計測する。計測装置1は、CT2と、CT2の二次側回路3として、計測回路4と、整流回路5と、電源回路6と、切替回路7とを備える。また、計測装置1は、CT2の二次側回路3に接続される監視部10をさらに備える。
CT2は、電力線に流れる一次側電流Ifを二次側電流に変換し、1対の端子(接続部)21,22から取り出す。このようにして、CT2は、計測対象となる電流を抽出する。計測回路4は、CT2からの出力電流Isを計測する。計測回路4は、出力電流Isを検出するための検出部として、たとえば抵抗器40を含む。以下、この抵抗器を「検出抵抗器40」という。整流回路5は、交流電流である出力電流Isを直流電流に整流する。本実施の形態では、整流回路5は、検出抵抗器40の後段に設けられているが、検出抵抗器40の前段に設けてもよい。この場合、検出抵抗器40は、整流回路5により整流された電流を検出する。
電源回路6は、整流された直流電流を入力し、その電流を電源として使用する。電源回路6は、充電器61とDC/DCコンバータ62とを含む。充電器61は、たとえばキャパシタであるとするが、二次電池などであってもよい。DC/DCコンバータ62は、充電器61からの直流電圧を所定レベルに変換し、監視部10に電源を供給する。電源回路6の構成は、このような構成に限定されず、たとえば、充電器61の前段にコンバータなどが介在していてもよい。
切替回路7は、本実施の形態では、検出抵抗器40と整流回路5との接続部分に設けられる。切替回路7は、計測回路4と電源回路6とを電気的に接続および遮断する。つまり、切替回路7は、計測回路4の出力を電源回路5に入力する回路を構成する第1の状態と、計測回路4の出力をCT2に直接入力する回路を構成する第2の状態とを切替える。なお、本実施の形態において「直接入力する」とは、整流回路5および電源回路6を通ることなく入力することを意味している。したがって、第2の状態においては、計測回路4とCT2との間で電流の閉ループが形成される。切替回路7の詳細については後述する。
監視部10は、電圧を検出するための電圧検出部11と、各種演算処理を実行する制御装置であるMPU(Micro-Processing Unit)12と、無線I/F(interface)13とを含む。監視部10の各部は、電源回路6によって駆動される。
電圧検出部11は、検出抵抗器40の両端の電位差を検出する。電圧検出部11には、電圧信号を増幅するためのオペアンプ(図示せず)、および、入力した電圧信号をデジタル信号に変換するためのA/D(Analog-to-Digital)コンバータ(図示せず)が含まれるものとする。電圧検出部11は、検出した電圧信号をMPU12に出力する。
MPU12は、CT2からの出力電流Isを計測する制御を行う。本実施の形態では、MPU12は、その機能構成として、電流を計測するための処理を実行する計測処理部121と、切替回路7の切替制御を行う切替制御部122とを含む。計測処理部121は、電圧検出部11から得られた電圧信号に基づいて、電気設備における消費電力を計算する。切替制御部122の具体的な制御についても後述する。
無線I/F13は、図示しない外部装置(コンピュータ)との間で無線通信を実行する。たとえば、無線I/F13は、計測処理部121による計測データを外部装置に送信する。
本実施の形態に係る二次側回路3の詳細な説明に先立ち、一般的な二次側回路の構成について説明する。
(一般的な二次側回路の構成について)
図17は、一般的な二次側回路103の構成を示す図である。図17を参照して、二次側回路103は、図1の二次側回路3と比較すると、切替回路7を含まない。二次側回路103において、CT2の一方の端子21は、検出抵抗器40(計測回路4)を介して整流回路5の一端5aに接続されている。CT2の他方の端子22は、整流回路5の他端5bに接続されている。整流回路5は、4つの整流素子51〜54で構成される。以下の説明において、一端5a側の2つの整流素子51,52で構成される回路を第1の整流回路、他端5b側の2つの整流素子53,54で構成される回路を第2の整流回路ともいう。
このような二次側回路103の場合、電源回路6の入力側電圧(以下「電源電圧」という)Voutにより、CT2の一方の端子21に電圧負荷が加わる。そうすると、その電圧負荷によりCT2の変換特性(電流出力特性)に影響が出て、出力電流Isは理想値よりも減少する。つまり、電源電圧Voutが飽和電圧に達していなくても、端子21側に電圧負荷が加わることで、出力電流Isが低下してしまう。理想値とは、整流回路5と電源回路6が含まれていない、後述の図4に示すような二次側回路における出力電流の値に等しい。
一方で、CT2が変換特性の優れたものである場合、電源電圧Voutの飽和電圧も大きくなるため、そのような影響が出にくい。したがって、図17のような二次側回路103によって電流を計測する場合、CT2としては、変換特性の優れたものを選定しておく必要がある。
図18は、一般的な二次側回路103を用いた場合の、CT2の出力電流の影響を示すグラフである。図18には、縦軸にCT2の出力電流Isの実効値(単位:uA)、横軸に電源電圧Vout(単位:V)をとったグラフが示されている。このグラフにおいて、ラインL100が理想出力を示し、ラインL101が変換特性の劣るCT(以下「第1のCT」という)の出力を示し、ラインL102が変換特性の良いCT(以下「第2のCT」という)を示している。第1のCTとしては、コア材質:ケイ素鋼、コア断面積:20mm2、コア周長さ:110mm、二次側巻数:3000巻のものが用いられている。第2のCTとしては、コア材質:フェライト、コア断面積:54.24mm2、コア周長さ:119.8mm、二次側巻数:3000巻のものが用いられている。つまり、第2のCTは、第1のCTよりも、コアの磁気抵抗が低く、かつ、大型である。また、これらは材質も異なる。そのため、第2のCTは、第1のCTよりも高価である。
図18のラインL101に示されるように、第1のCTでは、電源電圧Voutが0Vであっても出力電流Isは理想値よりもかなり低い値となっている。ここで、第1のCTを用いた場合の、電源回路6に含まれる充電器61(図1)の充電特性を図19に示す。図19のグラフにおいて、ラインL201〜L204は、それぞれ、一次側電流Ifが2A、3A、4A、5Aである場合の充電器61の充電特性を示している。これらの図から分かるように、一般的な二次側回路103に第1のCTを用いた場合、計測精度を保証することはできない。
一方で、図18のラインL102に示されるように、第2のCTでは、電源電圧Voutが低い間は、出力電流Isは理想値に近い。しかしながら、第2のCTであっても、電源電圧Voutが高くなるにつれて、出力電流Isと理想値との差が広がっている。したがって、一般的な二次側回路103に第2のCTを用いた場合でも、精度良く電流(電力)を計測できないことが分かる。
そこで、本実施の形態では、間隔を置いて計測を行い、かつ、計測時には整流回路5および電源回路6を計測回路4から切り離すこととする。本実施の形態に係る二次側回路3の構成について、以下に詳細に説明する。
(本実施の形態に係る二次側回路について)
再び図1を参照して、本実施の形態に係る二次側回路3では、切替回路7が、検出部としての検出抵抗器40の電流出力端側において、整流回路5に並列接続されている。したがって、CT2の一方の端子21は、検出抵抗器40を介して切替回路7の一端7aおよび整流回路5の一端5aに接続されている。CT2の他方の端子22は、切替回路7の他端7bおよび整流回路5の他端5bに接続されている。
本実施の形態では、切替回路7は、1対のスイッチング素子として、同一極性のp型FET(Field effect transistor)71,72を含む。交流を±両方でoffするために、同一極性のFET71,72を逆向きに配置している。FET71のドレインは、切替回路7の一端7aに接続されている。FET71のソースは、FET72のソースに接続されているとともに、所定電圧Vpull_upが供給されている。FET72のドレインは、切替回路7の他端7bに接続されている。FET72のゲートには、抵抗器73を介して所定電圧Vpull_upが与えられている。FET71,72のゲートには、MPU12の切替制御部122からの制御信号(CTL信号)が与えられる。なお、切替回路7は、3以上のスイッチング素子を含んでいてもよい。
FET71,72が非導通とされることで、計測回路4と電源回路6とが電気的に接続され、FET71,72が導通とされることで、計測回路4と電源回路6とが電気的に遮断される。FET71,72の制御は、MPU12の切替制御部122によって行われる。
ここで、切替制御部122の制御に応じた出力電流Isの経路について説明する。本実施の形態において、計測時にFET71,72が導通され、少なくとも待機時にFET71,72が非導通とされる。なお、計測時とは、計測処理部121による計測処理が実行されている期間、すなわち電圧検出部11により検出抵抗器40の電圧が検出されている期間を表わす。また、待機時とは、少なくとも計測時を除外した期間である。本実施の形態では、計測データの処理時も待機時に含まれることとする。計測データの処理には、計測データの送信処理や、計測データの記録処理が含まれる。
図2は、本発明の実施の形態1に係る二次側回路3において、電力供給時の出力電流Isの経路を示す図である。図3は、本発明の実施の形態1に係る二次側回路3において、計測時の出力電流Isの経路を示す図である。
図1および図2を参照して、切替制御部122は、待機時には、切替回路7のFET71,72をoff(非導通)としている。この場合、切替回路7の一端7aおよび他端7bは絶縁されるため、計測回路4(検出抵抗器40)を通った出力電流Isは、整流回路5へと流れる。したがって、充電器61は、整流回路5により整流された直流電流によって充電される。この場合の二次側回路3は、図17に示したような一般的な二次側回路103と同等の回路構成となる。
一方、図1および図3を参照して、切替制御部122は、計測時には、切替回路7のFET71,72をon(導通)とする制御信号を出力する。この場合、切替回路7の一端7aおよび他端7bは電気的に接続される。ここで、FET71,72の接続部に印加する所定電圧Vpull_upは、接地電位(0V)と電源電圧Voutとの間で定められている。これにより、FET71,72が検出抵抗器40の電流出力端に接続される接点7aの電圧は、接地電位(0V)と電源電圧Voutとの間の値となるため、整流回路5の4つの整流素子(ダイオード)51〜54全てに、逆バイアス電圧がかかる。そのため、検出抵抗器40を通った出力電流Isは、整流回路5側へは流れずに、切替回路7の他端7bへと流れる。この場合の二次側回路3は、図4に示したような、電源回路6を有さない単純な計測回路104と同等の回路構成となる。電流計測が終わると、切替制御部122は、切替回路7のFET71,72を再びoffとする制御信号を出力する。
(動作について)
このような切替制御部122による切替制御を含む計測装置1の動作について説明する。
図5は、本発明の実施の形態1に係る計測装置1が実行する計測処理を示すフローチャートである。図5に示す計測処理は、MPU12が記憶部(図示せず)に格納されたプログラムを実行することで実現される。
図1および図5を参照して、切替制御部122は、はじめ、切替回路7を非導通としている(ステップS2)。CT2が電力線9に取付けられ、出力電流Isが取り出されると、電源回路6の充電器61に対して初期充電が開始される(ステップS4)。その後、MPU12が起動されスタンバイ状態となる(ステップS6)。なお、ここでのスタンバイ状態は、MPU12におけるスタンバイ状態を意味しており、切替制御における待機状態(待機時)とは一致しない。
MPU12がスタンバイ状態となると、計測処理のために、切替制御部122は、切替回路7を導通させる(ステップS8)。つまり、FET71,72のゲートにON信号を送信する。これにより、図3に示されるように、出力電流Isは、電源回路6(充電器61)側へ流れず計測回路4内を流れる。切替回路7が導通状態とされると、MPU12の計測処理部121は、計測処理を開始する(ステップS10)。計測処理部121による計測処理は、たとえば一定時間行われる。
計測処理が終わると、切替制御部122は、切替回路7を再び非導通とする(ステップS12)。つまり、FET71,72のゲートにOFF信号を送信する。これにより、図2に示されるように、出力電流Isは、電源回路6側へ流れる。
計測処理部121は、ステップS10での計測処理に基づく計測データを、外部装置に送信する(ステップS14)。具体的には、計測データが、無線I/F13を経由して外部装置に送信される。送信処理が終わると、MPU12は再びスタンバイ状態となる。
スタンバイ状態となってから、たとえば一定時間が経過すると(ステップS16にてYES)、ステップS8に戻り、上記処理が繰返される。なお、本実施の形態では、計測処理(ステップS10)の度に、計測データの送信(ステップS14)を行うこととしたが、たとえば所定回数ごとに計測データを送信してもよい。その場合、計測データは、自装置の記憶部(図示せず)、または、着脱可能な記録媒体(図示せず)に記録されており、計測データを送信する際に、記録された計測データが読み出されればよい。
上述のように、本実施の形態によれば、計測時にのみ、切替回路7が導通とされ、その結果、二次側回路3は上述の「第2の状態」とされる。一方、待機時(本実施の形態では非計測時)には、切替回路7が非導通とされるため、二次側回路3は上述の「第1の状態」とされる。
図6は、本発明の実施の形態1に係る計測装置1の第1の動作結果を示す図である。図7は、本発明の実施の形態1に係る計測装置1の第2の動作結果を示す図である。第1の動作結果には、CT2が、上記第1のCTで実装された場合における、各動作時の電源電圧Voutの変化が時間軸に沿って表わされている。第2の動作結果には、CT2が、上記第2のCTで実装された場合における、各動作時の電源電圧Voutの変化が時間軸に沿って表わされている。
図6および図7における期間T1には、初期充電(図5のステップS4)の際の電圧変化が示されている。期間T2には、MPU12の起動(図5のステップS6)の際の電圧変化が示されている。期間T3には、計測処理および送信処理(図5のステップS10およびS14)が行なわれている際の電圧変化が示されている。期間T4には、MPU12がスタンバイ状態(図5のステップS16)の際の電圧変化が示されている。
図6および図7に示されるように、計測処理および送信処理によって、電源電圧Voutは急降下する。しかしながら、一定期間(T4)充電を行うことで、CT2として第1のCTおよび第2のCTのどちらを用いたとしても、その後の計測処理および送信処理も適切に実行できる。このように、本実施の形態では、切替回路7を低消費電力のFET71,72で実現することで、上述のような切替制御を行っても電源回路6への電力供給に影響を与えることなく必要な処理(計測処理、送信処理など)を行うことができる。
(検証結果)
最後に、上記動作による計測データの信頼性についての検証結果を示す。
図8は、本発明の実施の形態1に係る計測装置1、および、比較例1,2における計測装置それぞれの計測誤差を示すグラフである。比較例1は、二次側回路が図17に示した回路103であり、かつ、CT2を第1のCTで実装した計測装置である。比較例2は、二次側回路が図17に示した回路103であり、かつ、CT2を第2のCTで実装した計測装置である。本実施の形態では、CT2が第1のCTで実装されている。
図8には、横軸に電源電圧Vout(V)、縦軸に計測誤差(%)をとったグラフが示されている。計測誤差は、図4に示したような計測回路104での計測値(理想値)との誤差を示す。計測回路104は、計測回路4の後段に整流回路5および電源回路6を含まない構成である。図8において、比較例1での計測誤差がラインL11上に示され、比較例2での計測誤差がラインL12上に示されている。また、本実施形態での計測誤差がラインL10上に示されている。
切替回路7を含まない二次側回路103の場合、上述のように、出力電流Isに影響が出る。したがって、ラインL11に示されるように、変換特性の良くない第1のCTの場合、電源電圧Voutが0Vの時点であっても、誤差は70%を超えてしまう。また、ラインL12に示されるように、変換特性の良い第2のCTの場合でも、電源電圧Voutが上昇するにつれて誤差は上昇し、飽和電圧付近では、誤差は10%近くになる。
これに対し、ラインL10に示されるように、本実施の形態に係る計測装置1によれば、CT2を、変換特性の良くない第1のCTで実装した場合でも、電源電圧に関わらず測定誤差はほぼ0%であることが分かる。このように、本実施の形態によれば、CT2の変換特性にかかわらず、精度良く電流を計測することができる。その結果、装置の小型化およびコストダウンを図ることができる。
<実施の形態2>
上記実施の形態1では、切替回路7を1対のp型FETにより実現したが、n型FETにより実現することもできる。以下に、実施の形態1との相違点のみ説明する。
図9は、本発明の実施の形態2に係る二次側回路3Aの構成を示す図である。図9において、図1に示した二次側回路3と同じ構成については、同じ符号を付してある。したがって、それらについての説明は繰り返さない。なお、以降の実施形態においても同様とする。
図9を参照して、本実施の形態では、二次側回路3Aには、実施の形態1における切替回路7に代えて切替回路7Aが含まれる。切替回路7Aが接続される位置は、実施の形態1と同じである。
切替回路7Aは、同一極性の1対のn型FET71A,72Aを含む。FET71Aのドレインは、切替回路7の一端7aに接続されている。FET71のソースは、FET72のソースに接続されているとともに、所定電圧Vpull_downが供給されている。FET72Aのドレインは、切替回路7の他端7bに接続されている。FET72Aのゲートには、所定電圧Vpull_downが与えられている。FET71A,72Aのゲートには、MPU12の切替制御部122からの制御信号が与えられる。FET72Aのゲートには、抵抗器73を介して制御信号が与えられる。
本実施の形態においても、FET71A,72Aの接続部に印加する所定電圧Vpull_downは、接地電位(0V)と電源電圧Voutとの間で定められている。
なお、実施の形態1,2では、スイッチング素子として、p型またはn型のFETを採用したが、FETに限らずバイポーラトランジスタなどを採用してもよい。
<実施の形態3>
本実施の形態では、二次側回路において、検出抵抗器が接地電位と整流素子との間にある構成について説明する。ただし、この場合も、切替回路は、計測回路(検出抵抗器)と整流回路との接続部分に設けられる。以下に、実施の形態1との相違点のみ説明する。
図10は、本発明の実施の形態3に係る二次側回路3Bの構成を示す図である。図10を参照して、本実施の形態では、二次側回路3Bは、実施の形態1の計測回路4および切替回路7それぞれに代えて、計測回路4Aおよび切替回路7Bを含む。
計測回路4Aは、整流素子51のアノード側5cに接続される検出抵抗器41と、整流素子54のアノード側5dに接続される検出抵抗器42とを含む。整流素子51は、第1の整流回路における接地側のダイオードである。整流素子54は、第2の整流回路における接地側のダイオードである。つまり、検出抵抗器41,42は、ともに一端が接地される。
本実施の形態では、電圧検出部11(図1)によって、検出抵抗器41,42それぞれの電圧が検出される。MPU12の計測処理部121(図1)は、それぞれの電圧に基づいて電力を計測する。なお、検出抵抗器41,42としては、計測時の電圧が電源電圧Voutを越えないものが選定されているものとする。
切替回路7Bには、n型の2つのFET71A,72Aが含まれている。FET71Aは、CT2の端子21と、整流素子51のアノード側5cすなわち検出抵抗器41の他端との間に接続されている。FET72Aは、CT2の端子22と、整流素子54のアノード側5dすなわち検出抵抗器42の他端との間に接続されている。FET71A,72Aのゲートには、制御信号が与えられる。また、本実施の形態では、FET71A,72Aのゲートと接地間には、抵抗器73が接続されている。
本実施の形態においても、切替制御部122(図1)は、非計測時にFET71A,72Aを非導通とし、計測時にFET71A,72Aを導通状態とする。これにより、非計測時には、二次側回路3Bは、第1および第2の整流回路の出力を電源回路6に入力する回路を構成する状態とされる。また、計測時には、計測回路4Aの出力をCT2に直接入力する回路を構成する状態とされる。
本実施の形態では、CT2の端子21と整流回路5の入力端子5aとの間に計測回路4Aが存在しない。そのため、非計測時にFET71A,72Aが非導通とされている場合、検出抵抗器41,42に高電圧が印加されないため、計測回路4Aを保護することができる。
(変形例)
実施の形態3では、計測回路4Aに、一端が接地された2つの検出抵抗器41,42を含めたが、いずれか一方のみを含んでいてもよい。この場合の二次側回路3Cを図11に示す。
図11を参照して、本変形例では、計測回路4Bに、たとえば、上記した検出抵抗器41のみが含まれている。この場合、電圧検出部11(図1)は、実施の形態1と同様に、検出抵抗器41の電圧のみを検出すればよい。
なお、図10および図11では、切替回路7Bがn型のFET71A,72Aで実現された例が示されているが、p型FETなど他のスイッチング素子で実現してもよい。
<実施の形態4>
上記実施の形態1〜3では、切替回路がスイッチング素子により実現されたが、スイッチング素子に限定されず、アナログスイッチや、ソリッドステートリレーによって実現されてもよい。本実施の形態では、切替回路をアナログスイッチで実現した場合の二次側回路の構成について説明する。
図12および図13は、本発明の実施の形態4に係る二次側回路3Dの構成を示す図である。図12および図13には、それぞれ、非計測時および計測時の出力電流Isの経路が示されている。
図12および図13を参照して、本実施の形態では、二次側回路3Dは、実施の形態1の切替回路7に代えて、切替回路7Cを含む。切替回路7Cは、2つのスイッチ74,75を含む。スイッチ75は、検出抵抗器40の電流出力端側において、整流回路5と並列接続されている。スイッチ74は、スイッチ75の検出抵抗器40側の端子7aよりも後段側において、検出抵抗器40と直列接続されている。より具体的には、スイッチ74,75は、一端が検出抵抗器40の電流出力端側(端子7a)に接続される。スイッチ74の他端は、整流回路5の一端5aに接続されている。スイッチ75の他端は、CT2の端子22と整流回路5の他端5bとの間(端子7b)に接続される。
図12に示されるように、非計測時には、切替制御部122(図1)によって、スイッチ75がoffされ、スイッチ74がonされる。これにより、端子7aおよび端子7b間は絶縁され、端子7aおよび整流回路の一端5a間は電気的に接続される。したがって、出力電流Isは、整流回路5側にのみ流れ、電源回路6に電力が供給される。
これに対し、図13に示されるように、計測時には、スイッチ75がonされ、スイッチ74がoffされる。これにより、端子7aおよび端子7b間は電気的に接続され、端子7aおよび整流回路の一端5a間は絶縁される。したがって、出力電流Isは、整流回路5へは流れず、計測回路4のみを流れる。
なお、本実施の形態のように、切替回路を1対のアナログスイッチで実現する場合、スイッチを動作させるために電源が必要となる。したがって、本実施の形態に係る計測装置は、スイッチの動作用に、たとえば一次電池(図示せず)などを別途搭載していることが望ましい。
(変形例1)
実施の形態4では、電力供給時(非計測時)にも、出力電流Isが検出抵抗器を通過する構成であったが、電力供給時には、検出抵抗器を通過しない構成としてもよい。
図14は、本発明の実施の形態4の変形例1に係る二次側回路3Eの構成を示す図である。図14を参照して、本変形例では、検出抵抗器40が整流回路5と並列接続されている。並列回路の一端および他端をそれぞれ端子8a,8bとして示している。この場合、スイッチ74は、端子8aと整流回路5の一端5aとの間に接続されている。スイッチ75は、並列回路において、検出抵抗器40の電流出力端側に直列接続されている。
切替制御部122(図1)による切替制御は、実施の形態4と同じである。その結果、二次側回路3Eは、非計測時に、整流回路5の出力を電源回路6に入力する回路を構成する状態とされる。また、計測時に、計測回路4Cの出力をCT2に直接入力する回路を構成する状態とされる。
(変形例2)
また、上記変形例1のように、検出抵抗器40を整流回路5と並列接続する場合、図15のような構成としてもよい。
図15は、本発明の実施の形態4の変形例2に係る二次側回路3Fの構成を示す図である。図15を参照して、本変形例では、スイッチ74の位置が図14とは異なる。本変形例では、検出抵抗器40とスイッチ75との間の接続点8cに、所定電圧Vpull_upが供給されており、その電圧供給経路上に、スイッチ74が接続されている。
この場合、切替制御部122(図1)は、非計測時に、スイッチ74,75をoffし、計測時に、スイッチ74,75をonする。ここでも、電圧Vpull_upは、接地電位(0V)と電源回路6への出力電圧Voutとの間で定められている。これにより、整流回路5の4つの整流ダイオード51〜54全てに逆バイアス電圧がかかる。そのため、計測時には、出力電流Isは、端子8aを経由して検出抵抗器40側にのみ流れる。
(変形例3)
あるいは、検出抵抗器40を整流回路5と並列接続する場合、図16のような構成としてもよい。
図16は、本発明の実施の形態4の変形例3に係る二次側回路3Gの構成を示す図である。図16を参照して、本変形例では、スイッチ74の位置が図15とは異なる。本変形例でも、検出抵抗器40とスイッチ75との間の接続点8cに、所定電圧Vpull_upが供給されている。スイッチ74は、並列回路において、検出抵抗器40の電流入力端側に直列接続されている。この場合のスイッチ74a,75の切替制御は、上記変形例2と同様である。
以上説明したように、各実施形態および各変形例では、計測時に計測回路(検出抵抗器)から電源回路が電気的に切り離されるため、計測精度を向上させることができる。したがって、物理量を電流に変換する素子として小型かつ磁気抵抗の高いCTを1つ搭載するだけで、電流の計測と電力供給とを適切に行うことができる。その結果、計測装置の小型化およびコストダウンを図ることができる。
なお、各実施形態および各変形例では、CTによって電力が電流に変換される例を示したが限定的ではない。たとえば、エナジーハーベスト(環境発電)などによって、他の物理量が電流に変換されてもよい。計測対象の物理量としては、たとえば、i)風力量、ii)水力量、iii)熱量、iv)照度、などが挙げられる。これらの場合、図1に示した計測処理部121は、計測回路にて電流または電圧を検出し、各物理量を計測(演算)する。物理量が、i)風力量およびii)水力量の場合、変換素子としてはモータが採用される。物理量が、iii)熱量の場合、変換素子としてはペルチェ素子が採用される。物理量が、iv)照度の場合、変換素子としては光電素子が採用される。
変換素子が上記のような場合であっても、発電量に対し、相対的に後段の電源電圧が高くなる場合に計測精度に影響を及ぼすことがある。より具体的には、変換素子がモータの場合、電源電圧により、モータの回転に不要なトルクがかかり出力が低下してしまうことがある。また、変換素子がペルチェ素子および光電素子の場合、CTの場合と同様に、電源電圧により、素子間に発生した電圧に応じた電流が出力されなくなることがある。そのため、使用可能な素子が限られ、製品設計の自由度が大きく制限されることがあった。しかし、上記各実施の形態および各変形例のような二次側回路を用いることで、使用可能な素子が限定されることがなくなる。したがって、いずれの場合であっても、計測装置の小型化やコストダウンを図ることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 計測装置、2 CT(変流器)、3,3A,3B,3C,3D,3E,3F,3G 二次側回路、4,4A,4B,104 計測回路、5 整流回路、6 電源回路、7,7A,7B,7C 切替回路、9 電力線、10 監視部、11 電圧検出部、12 MPU、13 無線I/F、40,41,42 検出抵抗器、51,52,53,54 整流素子、61 充電器、62 DC/DCコンバータ、71,71A,72,72A FET、73 抵抗器、121 計測処理部、122 切替制御部。

Claims (11)

  1. 物理量を電流に変換するための物理量変換部と、
    前記物理量変換部の出力電流を計測する計測回路と、
    前記計測回路の出力を入力とする電源回路と、
    前記計測回路の出力を前記電源回路に入力する回路を構成する第1の状態と、前記計測回路の出力を前記物理量変換部に直接入力する回路を構成する第2の状態とを切替える回路切替手段と、
    前記電源回路によって駆動され、前記回路切替手段の制御を行う切替制御手段とを備え、
    前記切替制御手段は、待機時に前記回路切替手段を前記第1の状態となるように制御し、計測時には前記回路切替手段を前記第2の状態となるように制御することを特徴とする、計測装置。
  2. 前記物理量変換部の出力電流は交流であり、
    前記物理量変換部による変換後の出力電流を直流電流に整流するための整流回路をさらに備える、請求項1に記載の計測装置。
  3. 前記物理量変換部は、交流電流を取り出すための接続部を含み、
    前記計測回路は、電流を検出するための検出部を含み、
    前記検出部の電流入力端は、前記接続部の一方に接続され、
    前記整流回路は、前記検出部の電流出力端側に接続され、
    前記回路切替手段は、前記検出部の電流出力端側と前記整流回路との間に接続されている、請求項2に記載の計測装置。
  4. 前記回路切替手段は、それぞれが前記検出部の電流出力端と前記接続部の他方とに接続される同一極性の第1および第2のスイッチング素子を含む、請求項3に記載の計測装置。
  5. 前記回路切替手段が前記第2の状態であるときに、前記第1および第2のスイッチング素子が前記検出部の電流出力端に接続される接点の電圧は、接地電位と、前記電源回路の入力側電圧との間の値になるように設定される、請求項4に記載の計測装置。
  6. 前記切替制御手段は、待機時に前記第1および第2のスイッチング素子を非導通とすることで前記回路切替手段を前記第1の状態とし、計測時に前記第1および第2のスイッチング素子を導通させることで前記回路切替手段を前記第2の状態とする、請求項4または5に記載の計測装置。
  7. 前記第1および第2のスイッチング素子は、n型またはp型FET、もしくは、バイポーラトランジスタを含む、請求項4〜6のいずれかに記載の計測装置。
  8. 前記物理量変換部は、電力線に流れる電流を、所定の変流比により変換して取り出す変流器で構成される、請求項1〜7のいずれかに記載の計測装置。
  9. 物理量を電流に変換し、交流電流を取り出すための接続部を含む物理量変換部と、
    それぞれが前記接続部に流れる交流電流を直流電流に整流するための第1および第2の整流回路と、
    前記第1の整流回路における接地側の第1の整流素子のアノード側、および、前記第2の整流回路における接地側の第2の整流素子のアノード側の少なくとも一方に接続される検出部を含む、前記物理量変換部の出力電流を計測するための計測回路と、
    前記第1および第2の整流回路の出力を入力とする電源回路と、
    前記第1および第2の整流回路の出力を前記電源回路に入力する回路を構成する第1の状態と、前記計測回路の出力を前記物理量変換部に直接入力する回路を構成する第2の状態とを切替える回路切替手段と、
    前記電源回路によって駆動され、前記回路切替手段の制御を行う切替制御手段とを備え、
    前記切替制御手段は、待機時に前記回路切替手段を前記第1の状態となるように制御し、計測時には前記回路切替手段を前記第2の状態となるように制御することを特徴とする、計測装置。
  10. 物理量を電流に変換し、交流電流を取り出すための接続部を含む物理量変換部と、
    前記物理量変換部による変換後の出力電流を直流電流に整流するための整流回路と、
    前記整流回路と並列接続され、前記物理量変換部の出力電流を計測する計測回路と、
    前記整流回路の出力を入力とする電源回路と、
    前記整流回路の出力を前記電源回路に入力する回路を構成する第1の状態と、前記計測回路の出力を前記物理量変換部に直接入力する回路を構成する第2の状態とを切替える回路切替手段と、
    前記電源回路によって駆動され、前記回路切替手段の制御を行う切替制御手段とを備え、
    前記切替制御手段は、待機時に前記回路切替手段を前記第1の状態となるように制御し、計測時には前記回路切替手段を前記第2の状態となるように制御することを特徴とする、計測装置。
  11. 電流を計測するための計測方法であって、
    物理量変換部において物理量を電流に変換する変換ステップと、
    計測回路において、前記変換ステップによる変換後の出力電流を計測するステップと、
    待機時に、前記計測回路の出力を電源回路に入力する回路を構成する第1の状態と前記計測回路の出力を前記物理量変換部に直接入力する回路を構成する第2の状態とを切替えるための回路切替部を、前記第1の状態となるように制御することで、前記変換ステップによる変換後の出力電流を前記電源回路に供給するステップと、
    前記待機時以外の期間に、前記回路切替部を前記第2の状態となるように制御することで、前記変換ステップによる変換後の出力電流を計測するステップとを含む、計測方法。
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