JP3306311B2 - 押圧操作型スイッチ - Google Patents

押圧操作型スイッチ

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JP3306311B2 JP22838896A JP22838896A JP3306311B2 JP 3306311 B2 JP3306311 B2 JP 3306311B2 JP 22838896 A JP22838896 A JP 22838896A JP 22838896 A JP22838896 A JP 22838896A JP 3306311 B2 JP3306311 B2 JP 3306311B2
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    • H01H13/70Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a plurality of operating members associated with different sets of contacts, e.g. keyboard
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    • H01H13/705Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a plurality of operating members associated with different sets of contacts, e.g. keyboard with contacts carried by or formed from layers in a multilayer structure, e.g. membrane switches characterised by construction, mounting or arrangement of operating parts, e.g. push-buttons or keys
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キートップ等を押
圧操作してスイッチオンさせる際にクリック感を生起
し、且つスイッチオンした後にオーバーストロークが得
られるように設計されている押圧操作型スイッチに関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の押圧操作型スイッチは、所定ス
トローク押し込むと操作者の手指にクリック感が伝わる
ので、スイッチオンしたことを手指で明確に感得できる
とともに、スイッチオンした直後がストロークエンドと
はなっておらず若干のオーバーストロークが得られるの
で、操作者の手指に不快な衝突感が伝わりにくくなって
いる。それゆえ、良好な操作感触が期待でき、しかも構
造が比較的簡単なので、近年、各種分野で広く採用され
ている。
【0003】図8はこの種の押圧操作型スイッチの従来
技術を示す断面図であり、同図に示すように、フレーム
20の開口20aに組み込まれている押圧操作型スイッ
チは、キートップ11とラバースプリング12との間に
コイルばね13を介設し、且つラバースプリング12の
下方にメンブレンスイッチ14を設置して概略構成され
ている。ここで、円椀形状のラバースプリング12は、
上方から所定量押し込まれると壁部12aが変形(反
転)してクリック感を生起するというものである。ま
た、メンブレンスイッチ14は、可撓性を有する上部シ
ート15の下面に設けた上部電極16と、下部シート1
7の上面に設けた下部電極18とを、両シート15,1
7間に介設したスペーサ19の開口19a内で接離可能
に対向させてなるものである。
【0004】かかる構成において、操作者が手指でキー
トップ11の上面を下方へ押し込んでいくと、コイルば
ね13が次第に圧縮されていくので弾発力が増大し、こ
のコイルばね13の弾発力が所定の大きさに達した時点
で、ラバースプリング12が反転する。そして、ラバー
スプリング12が反転すると、その押圧突起12bがメ
ンブレンスイッチ14の上部シート15を押し込んで下
方へ撓ませるので、上部電極16が下部電極18に当接
してスイッチオン状態となる。また、ラバースプリング
12が反転するとコイルばね13を介してキートップ1
1に加わる反力が急激に低下するので、操作者の手指に
はクリック感が伝わる。こうしてラバースプリング12
が反転した後も、コイルばね13は圧縮可能なので、操
作者は、次第に強まる反力を感じながらキートップ11
をさらに若干量押し込むことができ、良好なオーバース
トロークが得られる。また、この状態でキートップ11
に対する手指の押し込み力を除去すると、ラバースプリ
ング12が元の円椀形状に復帰するので上部シート15
の撓みが解消され、よって上部電極16が下部電極18
から離間してスイッチオフ状態に戻るとともに、コイル
ばね13およびラバースプリング12の復帰力によって
キートップ11は元の高さ位置まで押し上げられる。
【0005】なお、このような従来タイプの押圧操作型
スイッチの具体例は、実開平5−55426号公報や特
開昭60−50825号公報等に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の押圧操
作型スイッチは、メンブレンスイッチ14等のスイッチ
素子の上に、相応の高さ寸法を有するラバースプリング
12を搭載し、さらに該ラバースプリング12とキート
ップ11との間には、上下方向に伸縮するようにしてコ
イルばね13を組み込まなければならないので、全体の
高さ寸法を小さく抑えた薄型化が困難であるという不具
合があった。また、かかる従来品は、操作者がキートッ
プ11の上面の周縁部を押し込むという端押し操作がな
されたときに、傾斜したコイルばね13が不均一に圧縮
されやすいので、正常に動作しない虞れがあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、クリックばね
を押し込む駆動体を弾性変形可能な保持手段にて保持
し、該クリックばねを反転させた後、該駆動体の一部を
弾性変形させるように構成することとする。このような
構成を採用することにより、コイルばねとラバースプリ
ングとを積み重ねる必要はなく、薄型化を容易にしつつ
良好なクリック感やオーバーストロークが得られ、且
つ、端押し操作されても誤動作しにくく信頼性が高ま
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の押圧操作型スイッチで
は、押圧部と取付部との間を操作時に弾性変形可能な弾
性部にて連結してなる駆動体と、この駆動体の前記取付
部が取着され操作時に弾性変形可能な保持手段と、前記
駆動体の前記押圧部の下方に配置されて反転時にクリッ
ク感を生起するクリックばねと、このクリックばねの下
方に配置されて反転した該クリックばねにより接点間の
導通がなされるスイッチ素子とを備える構成とした。こ
こで、前記保持手段を、下面に前記駆動体の前記取付部
が取着されるシート状可撓性部材と、該駆動体を包囲す
る位置に設置されて上面に前記シート状可撓性部材を貼
着等の手段により積層せしめ、且つ該シート状可撓性部
材よりも弾性変形しやすい発泡体等のクッション部材と
で構成することが好ましい。
【0009】このように構成される押圧操作型スイッチ
は、押圧操作時に、前記保持手段を弾性変形させながら
前記駆動体を下降させていき、前記押圧部が前記クリッ
クばねを押し込んで反転させた後は、該押圧部の下降が
規制されることから、前記取付部の下降に伴って前記弾
性部を弾性変形させることによりオーバーストロークを
得ることができる。したがって、簡単な構造でクリック
感およびオーバーストロークが得られるとともに、ラバ
ースプリングやコイルばねの代わりに高さ寸法が小さい
金属薄板製等のクリックばねや前記駆動体が組み込める
ので薄型化が容易になる。
【0010】また、かかる押圧操作型スイッチは、前記
駆動体が端押し操作されても、端押しされた個所の周辺
では前記保持手段(シート状可撓性部材やクッション部
材)が該駆動体と一体的に押し下げられるので、該駆動
体が端押しされた側へ大きく傾くことはなく、それゆえ
所定ストロークで前記押圧部によるクリックばねの反転
動作を確実に行わせることができる。
【0011】また、かかる押圧操作型スイッチの前記駆
動体として、押圧部と取付部との間を部分的に連結して
弾性部となしたものや、押圧部と取付部との間を肉薄に
形成して弾性部となしたもの等を採用することが可能で
あり、特に前者の場合、押圧部と取付部とを部分的に連
結する弾性部を肉厚に形成しても、該弾性部に対してオ
ーバーストローク用の弾性変形を行う所望の可撓性を付
与することができるので、長期間使用しても該弾性部が
損傷しにくく、駆動体の長寿命化が図れる。
【0012】また、かかる押圧操作型スイッチの前記駆
動体の略中央に押圧部を設け、この押圧部の周囲に取付
部を設ければ、押圧操作時に該押圧部が傾きにくくなる
ことから、前記クリックばねが斜めに押し込まれる可能
性が低くなって寿命が延び、それゆえ長期間にわたって
良好なクリック感を生起させることができる。
【0013】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は実施例に係る押圧操作型スイッチの動作説明図、
図2は該押圧操作型スイッチに備えられる駆動体の平面
図、図3は図2のA−A線に沿う断面図、図4は該駆動
体の側面図である。
【0014】これらの図において、符号1はUV硬化樹
脂等からなるキートップ、2はPET(ポリエチレンテ
レフタレート)やPEN(ポリエチレンナフタレート)
等のフィルムシート部材からなり上面に前記キートップ
1を固設しているシート状可撓性部材、3は発泡ウレタ
ンや発泡シリコン等の発泡体からなり上面に前記シート
状可撓性部材2を貼着しているクッション部材、4はポ
リプロピレンやポリカーボネイト、ポリアセタール等の
合成樹脂あるいはエラストマー等の硬質ゴムからなる駆
動体、5はリン青銅やステンレス等の金属薄板からなり
反転時にクリック感を生起するドーム形状のクリックば
ね、6はPET等の可撓性を有する上部シートの下面に
設けた上部電極と下部シートの上面に設けた下部電極と
をスペーサの開口内で接離可能に対向させてなるメンブ
レンスイッチ、7は鉄板やフェノール樹脂板等からなり
前記メンブレンスイッチ6を載置固定しているベース板
を示している。
【0015】ここで、前記駆動体4は、前記クリックば
ね5を押し込んで反転させる押圧部4aと、前記シート
状可撓性部材2の下面に貼着される取付部4bと、これ
ら押圧部4aおよび取付部4b間を部分的に連結して操
作時に弾性変形可能な弾性部4cとによって構成されて
いる。この弾性部4cは押圧操作型スイッチの操作方向
と略直交する方向(シート状可撓性部材2の平面と略平
行となる方向)に延びており、図2に示すように、駆動
体4を平面視したときに、押圧部4aと取付部4bとが
重ならないようになっている。そして、下面に前記取付
部4bを接着剤や両面粘着テープにより貼着せしめる前
記シート状可撓性部材2と、駆動体4を包囲する位置に
設置されて上面に該シート状可撓性部材2を接着剤や両
面粘着テープにより貼着している前記クッション部材3
とが、この駆動体4を保持しつつ操作時に弾性変形可能
な保持手段となっている。すなわち、シート状可撓性部
材2とクッション部材3とにより駆動体4が上下動可能
に保持されている。ただし、材料の特性上、発泡体から
なるクッション部材3はPET等からなるシート状可撓
性部材2よりも弾性変形しやすい。また、前記クリック
ばね5の下方に配置され、図示せぬ粘着テープとともに
クリックばね5の座部を保持している前記メンブレンス
イッチ6は、このクリックばね5が反転すると、前記上
部シートが下方へ撓んで前記上部電極が前記下部電極に
当接するようになっている。なお、操作時に弾性部4c
を弾性変形可能とすべく、図1(a)に示す非操作時に
おいて、駆動体4の押圧部4aおよび弾性部4cはいず
れもシート状可撓性部材2と離間しており、さらに、押
圧部4aは取付部4bおよび弾性部4cよりも下方に突
出している。また、クッション部材3、メンブレンスイ
ッチ6およびベース板7はそれぞれ互いに接着剤や両面
粘着テープにより貼着されている。
【0016】次に、このように構成される押圧操作型ス
イッチの動作を、図1に基づいて説明する。
【0017】いま、図1(a)に示すスイッチオフ状態
において、操作者が手指でキートップ1の上面を下方へ
押し込んでいくと、このキートップ1の周囲のシート状
可撓性部材2が下方へ撓んでいくとともに、駆動体4の
周囲のクッション部材3が該シート状可撓性部材2から
荷重を受けて次第に押し潰されていくので、まず同図
(b)に示すように、駆動体4が全体の形状を変化させ
ることなく下降して押圧部4aがクリックばね5に当接
する。キートップ1がさらに押し込まれてクリックばね
5に対する荷重が所定値を越えると、同図(c)に示す
ように、押圧部4aに押し込まれてクリックばね5の中
央部が反転し、その結果、前述したようにメンブレンス
イッチ6が該クリックばね5に駆動されて、図示せぬ上
部電極が下部電極に当接してスイッチオン状態となる。
このようにクリックばね5が反転すると押圧部4aの下
降が規制されるので、キートップ1がさらに押し込まれ
ると、取付部4bの下降に伴って弾性部4cが同図
(d)に示すように弾性変形していく。すなわち、スイ
ッチオンした後の該弾性部4cの弾性変形によって、オ
ーバーストロークが得られるようになっている。なお、
クリックばね5も弾性力を備えているので、厳密には同
図(b)から同図(c)に移行する間も弾性部4cは若
干弾性変形する。
【0018】また、図1(d)に示す状態でキートップ
1に対する手指の押し込み力を除去すると、弾性変形し
ていた駆動体4の弾性部4cとシート状可撓性部材2と
クッション部材3とがそれぞれ、自身の弾性で元の形状
へと復帰するので、キートップ1は押し上げられてい
く。そして、キートップ1が上昇する過程で、クリック
ばね5も元のドーム形状に復帰するので、メンブレンス
イッチ6の前記上部電極が下部電極から離間してスイッ
チオフ状態に戻り、シート状可撓性部材2およびクッシ
ョン部材3が図1(a)に示す初期状態に復帰した時点
で、キートップ1の上昇は停止する。
【0019】上述した押圧操作型スイッチは、押圧操作
時に、シート状可撓性部材2およびクッション部材3を
弾性変形させながらキートップ1と共に駆動体4を下降
させていき、押圧部4aがクリックばね5を押し込んで
反転させた後は、取付部4bの下降に伴って弾性部4c
を弾性変形させるというものであり、簡単な構造でクリ
ック感およびオーバーストロークが得られるようになっ
ている。そして、この押圧操作型スイッチには、従来品
に組み込まれているラバースプリングやコイルばねが不
要なので、全体の高さ寸法が小さく抑えられ、薄型化が
容易に促進できる。さらに、駆動体4の押圧部4aと取
付部4bとは、平面的に見て重ならないように設けられ
ているので、押圧操作型スイッチの高さ寸法をより押え
ることができる。
【0020】また、かかる押圧操作型スイッチは、キー
トップ1の上面の周縁部を押し込むという端押し操作が
なされたときにも、端押しされた個所の周辺ではシート
状可撓性部材2およびクッション部材3が駆動体4と一
体的に押し下げられるので、この駆動体4が端押しされ
た側へ大きく傾くことはなく、それゆえキートップ1を
所定ストローク押し込めば押圧部4aによるクリックば
ね5の反転動作を確実に行わせることができる。
【0021】また、かかる押圧操作型スイッチでは、押
圧部4aと取付部4bとの間を部分的に連結して弾性部
4cとなした駆動体4を用いていることから、該弾性部
4cが肉厚に形成してあるにも拘らず、該弾性部4cに
対してオーバーストローク用の弾性変形を行う所望の可
撓性が付与できるようになっている。それゆえ、この駆
動体4は、長期間使用しても弾性部4cに亀裂等の損傷
が発生しにくく、耐久性に優れた寿命の長いものとなっ
ている。
【0022】また、かかる押圧操作型スイッチでは、駆
動体4の略中央に設けた押圧部4aの周囲を取り巻くよ
うに取付部4bが設けてあり、該押圧部4aがバランス
良く支持されているので、押圧操作時に該押圧部4aが
傾きにくく、それゆえ該押圧部4aがクリックばね5を
斜めに押し込んでしまう可能性が低くなっている。した
がって、斜め押しによる反転動作が繰り返された場合に
懸念されるクリックばね5のへたりが回避できて、その
寿命を延ばすことができ、長期間にわたって良好なクリ
ック感が得られるようになっている。
【0023】なお、前記キートップ1は、シート状可撓
性部材2上に塗布したUV硬化樹脂を硬化させて形成で
きるが、成形品のキートップ1をシート状可撓性部材2
上に貼着したり、シート状可撓性部材2上に貼着される
図示せぬ表示シートをエンボス加工してキートップとな
しても良い。
【0024】また、前記シート状可撓性部材2として、
PETやPENの代わりに、リン青銅等の金属薄板や、
クッション部材3よりも硬い発泡ウレタン等をシート状
に成形したもの等を用いても良い。そして、シート状可
撓性部材2がPET等の透明フィルムの場合には、その
表面に不透明な表示シートを貼着すれば良く、また、シ
ート状可撓性部材2が成形品である場合には、これとキ
ートップ1とを一体成形しておくこともできる。ただ
し、表示シート等により押圧操作位置が明示できるので
あれば、キートップを省略した構成にしても良い。
【0025】また、前記クッション部材3として、発泡
体以外の材料を用いることも可能ではあるが、押圧操作
時に所望の弾性変形を行わせるためには、発泡度によっ
て弾性の度合いが容易に変更できる発泡体を用いること
が好ましい。
【0026】また、前述した実施例では、シート状可撓
性部材2、クッション部材3、メンブレンスイッチ6、
ベース板7をそれぞれ互いに貼着しているが、これらの
部材を積層して、その積層体の外周部をクリップ等で挾
むことにより、シート状可撓性部材2ないしベース板7
間の部材を一体化するようにしても良い。
【0027】また、クッション部材3は駆動体4を36
0度にわたって完全に包囲している必要はなく、駆動体
4の周囲に部分的に分散させてクッション部材3を配置
しても良い。
【0028】また、クリックばね5は金属薄板製のもの
が一般的であるが、従来の技術で説明したような円椀形
状のラバースプリングを用いても良い。この場合におい
ても、コイルばねと、コイルばねと係合するためにラバ
ースプリングに設けた突起12c(図8参照)が不要と
なるので、全体として薄型化を図ることができる。
【0029】また、前記メンブレンスイッチ6の代わり
に、同一基板上の離間した位置に接点を配設してなるス
イッチ素子を用い、これらの接点を反転時のクリックば
ね5によって直接導通させるという構成にしても良い。
すなわち、この場合、クリックばね5はクリック感を生
起する可動接点として機能することになる。なお、クリ
ックばね5としては金属薄板製のものの他、ドーム状の
ラバー接点をクリックばねとして用いても良い。
【0030】図5は駆動体の変形例を示す平面図、図6
は図5のB−B線に沿う断面図であり、これらの図に示
す駆動体4は、押圧部4aと取付部4bとの間を肉薄に
形成して弾性部4dとなしており、押圧操作時にこの肉
薄な弾性部4dを弾性変形させることでオーバーストロ
ークが得られるようになっている。なお、このような構
成の駆動体4を用いる場合、弾性部4dの適宜個所にス
リットを設けておけば、該弾性部4dを若干肉厚に形成
しても所望の可撓性を付与することができるので、駆動
体4の耐久性を向上させる上で有利となる。
【0031】また、駆動体4は合成樹脂を一体成形した
ものである必要はなく、弾性部をバネ性を有する金属板
で構成し、この金属板に合成樹脂をインサート成形した
ものであっても良く、その場合には、駆動体4を一層向
上させることができる。
【0032】なお、上記実施例において説明した押圧操
作型スイッチは、図7に符号10で示すように、自動車
のステアリングホイール8の内側に設置されるステアリ
ングパッド9に組み込んで使用することができる。すな
わち、前述したように押圧操作型スイッチ10は薄型な
のでステアリングパッド9への組込が容易であり、且
つ、クリック感およびオーバーストロークが得られて操
作感触が良好であるとともに端押し操作されても誤動作
しにくいので、車載用のスイッチ装置として好適であ
る。また、この押圧操作型スイッチ10にはコイルばね
等の固定しにくい部品が用いられておらず、駆動体4と
クリックばね5は、シート状可撓性部材2、クッション
部材3およびメンブレンスイッチ6により画成された空
間内に閉じ込められ、これらの部材は互いに貼着されて
一体化された積層体となっているので、エアバッグが装
備されている自動車のステアリングパッド9に組み込ん
だ場合にも、積層構造を保ったままエアバッグにより積
層体が分割されるようにすれば、エアバッグ作動時に該
押圧操作型スイッチ10の駆動体4やクリックばね5な
どの部品が飛び出す心配がなくなり、安全性を高めるこ
とができる。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0034】クリックばねを押し込む駆動体を、シート
状可撓性部材やクッション部材等の弾性変形可能な保持
手段にて保持し、該クリックばねを反転させた後は該駆
動体の一部を弾性変形させるように構成してあるので、
コイルばねやラバースプリングとを積み重ねる必要はな
く、薄型化を容易にしつつ、良好なクリック感やオーバ
ーストロークが得られる。また、駆動体が端押し操作さ
れても、端押しされた個所の周辺では保持手段が該駆動
体と一体的に押し下げられるので、該駆動体が端押しさ
れた側へ大きく傾くことはなく、それゆえ端押し操作時
にも誤動作を起こしにくくなって信頼性が高まる。
【0035】また、前記駆動体として、押圧部と取付部
との間を部分的に連結して弾性部となしたものを用いる
と、この弾性部を肉厚に形成しても、該弾性部に対して
オーバーストローク用の弾性変形を行う所望の可撓性を
付与することができるので、長期間使用しても該弾性部
が損傷しにくくなって駆動体の長寿命化が図れる。
【0036】また、前記駆動体の略中央に押圧部を設
け、この押圧部の周囲に取付部を設ければ、押圧操作時
に該押圧部が傾きにくくなることから、クリックばねが
斜めに押し込まれる可能性が低くなって寿命が延び、そ
れゆえ長期間にわたって良好なクリック感を生起させる
ことができるとともに、押圧部と取付部とが平面視して
重ならないことから、押圧操作型スイッチの一層の薄型
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る押圧操作型スイッチの動作説明図
である。
【図2】該押圧操作型スイッチに備えられる駆動体の平
面図である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】該駆動体の側面図である。
【図5】駆動体の変形例を示す平面図である。
【図6】図5のB−B線に沿う断面図である。
【図7】本発明の押圧操作型スイッチが適用される自動
車のステアリングパッドを示す説明図である。
【図8】従来例に係る押圧操作型スイッチの断面図であ
る。
【符号の説明】
1 キートップ 2 シート状可撓性部材 3 クッション部材 4 駆動体 4a 押圧部 4b 取付部 4c,4d 弾性部 5 クリックばね 6 メンブレンスイッチ 9 ステアリングパッド 10 押圧操作型スイッチ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−150773(JP,A) 特開 平1−221828(JP,A) 特開 昭61−218015(JP,A) 実開 平4−47231(JP,U) 実開 平5−59723(JP,U) 実開 平4−58925(JP,U) 特公 平4−4337(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 13/48 H01H 13/14

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押圧部と取付部との間を操作時に弾性変
    形可能な弾性部にて連結してなる駆動体と、この駆動体
    の前記取付部が取着され操作時に弾性変形可能な保持手
    段と、前記駆動体の前記押圧部の下方に配置されて反転
    時にクリック感を生起するクリックばねと、このクリッ
    クばねの下方に配置されて反転した該クリックばねによ
    り接点間の導通がなされるスイッチ素子とを備えたこと
    を特徴とする押圧操作型スイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記駆動体
    が、前記押圧部と前記取付部との間を部分的に連結して
    前記弾性部となしていることを特徴とする押圧操作型ス
    イッチ。
  3. 【請求項3】 請求項1の記載において、前記駆動体
    が、前記押圧部と前記取付部との間を肉薄に形成して前
    記弾性部となしていることを特徴とする押圧操作型スイ
    ッチ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかの記載にお
    いて、前記駆動体の略中央に前記押圧部を設け、この押
    圧部の周囲に前記取付部を設けたことを特徴とする押圧
    操作型スイッチ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかの記載にお
    いて、前記保持手段を、下面に前記駆動体の前記取付部
    が取着されるシート状可撓性部材と、該駆動体を包囲す
    る位置に設置されて上面に前記シート状可撓性部材を積
    層せしめるクッション部材とで構成したことを特徴とす
    る押圧操作型スイッチ。
  6. 【請求項6】 請求項5の記載において、前記クッショ
    ン部材として前記シート状可撓性部材よりも弾性変形し
    やすい発泡体を用いたことを特徴とする押圧操作型スイ
    ッチ。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかの記載にお
    いて、前記スイッチ素子としてメンブレンスイッチを用
    いたことを特徴とする押圧操作型スイッチ。
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