JP3305371B2 - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP3305371B2
JP3305371B2 JP26308992A JP26308992A JP3305371B2 JP 3305371 B2 JP3305371 B2 JP 3305371B2 JP 26308992 A JP26308992 A JP 26308992A JP 26308992 A JP26308992 A JP 26308992A JP 3305371 B2 JP3305371 B2 JP 3305371B2
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  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シートを使用してそ
れに記録・複写・転写・印刷等を行うプリンタ・複写機
・ファクシミリ・印刷機などに利用し得る。詳しくは、
そのような機器において、カセットケース内に比較的大
量の積載シートを収納してその積載シートの前部を底板
上に載置し、その底板を支軸を中心として回動して積載
シートを押し上げ、その押し上げた積載シートの最上位
のシートの前端を給紙コロに押し当て、その給紙コロを
回転してシートを順次1枚ずつ送り出す給紙装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の給紙装置では、たとえば
図12に示すように、カセットケース1内に、たとえば
500枚程度の比較的大量の積載シート2を収納し、そ
の積載シート2の前部を底板3上に載置するとともに、
後端をバックプレート4に当てて揃えていた。
【0003】そして、図13に示すように、駆動軸5を
中心としてレバー6を図中反時計方向に回動し、そのレ
バー6で底板3を持ち上げて支軸7を中心として回動
し、積載シート2を押し上げてその押し上げた積載シー
ト2の最上位のシートの前端を給紙コロ8に押し当て
る。これにより、その給紙コロ8を回転してシート2を
繰り出し、その繰り出したシート2をパット9で分離し
て順次1枚ずつ図中矢示方向に送り出していた。パット
9は、ホルダ10で保持して圧縮ばね11で付勢し、給
紙コロ8に押し当てる。
【0004】この種の従来の給紙装置では、レバー6で
底板3を持ち上げていないとき、カセットケース1内の
シート載置面の長さLは、図14に示すように、やや下
向きに傾斜する底板3の先端部3aの長さL1と、底板
3の基部3bに沿ったその先端部3aの後端から支軸7
までの距離L2と、カセットケース1の底部1aに沿っ
た支軸7とバックプレート4間の距離L3とを加えたも
のである。
【0005】ところが、レバー6で底板3を角度θ持ち
上げると、カセットケース1内のシート載置面の長さL
´は、図15に示すように、底板3を持ち上げていない
ときの長さL、すなわち上述したL1とL2とL3とを加
えた長さに、さらにL4とL5とを加えた長さとなる。つ
まり、L4とL5とを足した長さMだけ長くなる。ここ
で、L4は、図16に示すように、カセットケース1の
底部1a上面の延長面が底板3の基部3b上面と交叉す
る線位置をgとし、支軸7の中心線hから底部1a上面
の延長面に降ろした垂直面の足線をiとするとき、gi
線間の距離を指す。また、L5は、同じく図16に示す
ように、支軸7の中心線hから基部3b上面に降ろした
垂直面の足線をjとするとき、gj線間の距離を指す。
【0006】ところで、図16を見ると、直角三角形h
igと同じく直角三角形hjgとは、斜辺hgが共通
で、一辺の長さhiとhjとがともにrで等しいから、
同一となる。よって、このことからL4とL5とは、等し
い長さであることが判る。そして、igの延長とhjの
延長との交点をkとすると、jkの長さはL5tanθとな
り、また∠khiはθであるから、直角三角形hikよ
り、
【数2】 の式が成立する。この数2からL5を求めると、
【数3】 となる。
【0007】そこで、底板3を角度θ持ち上げたとき、
長くなるシート載置面の長さMは、
【数4】 となる。
【0008】この数4から、たとえば図13に示すよう
に、底板3を角度θ1持ち上げて積載シート2の最上位
のシートの前端を給紙コロ8に押し当てると、シート載
置面の長さは、
【数5】 だけ長くなる。仮に、カセットケース1内に500枚程
度のシート2を積載する場合、rは43mmで、θ1は4
°くらいとなるから、これらを数5に代入すると、M1
は大体3mmほどとなる。
【0009】また、図17に示すように、積載シート2
が少なくなって底板3が角度θ2傾くと、シート載置面
の長さは、
【数6】 だけ長くなる。同じく、カセットケース1内に最大50
0枚程度のシート2を積載する場合、rは43mmで、θ
2は最大15°くらいとなるから、これらを数6に代入
すると、M2は大体11.3mmほどとなる。
【0010】このことは、つまり、角度θが0°のとき
に比べてシート2の後端が、図13の場合には大体3m
m、図17の場合には大体11.3mm、前に出ていなけ
れば、シート2の前端が給紙コロ8から離れやすくな
り、不送りを生ずることを意味する。
【0011】このため、従来のこの種の給紙装置では、 A.たとえば図18に示すように、バックプレート4の
内側に板ばね12を取り付けて下向きにのばし、その板
ばね12の下端で積載シート2を図中矢示する繰り出し
方向に押しやるものがある。(実公平4−23861号
公報参照。) B.また、従来の給紙装置の中には、たとえば図19お
よび20に示すように、底板3とバックプレート4の下
部とを部材13で連結し、底板3の回動とともに、バッ
クプレート4の下部を前方に移動するものがある。(実
開昭63−1824号公報参照。)
【0012】
【発明が解決しようとする問題点】ところが、上述した
Aのような従来の給紙装置では、カセットケース1内に
たとえば500枚程度の大量のシート2を積載し、これ
を持ち上げて最上位のシートを給紙コロ8に押し当てる
とき、重力に基づく摩擦力に抗してその大量の積載シー
ト2を上述したように3mmほど前方に移動させなければ
ならない。このため、板ばね12の弾性力を相当に強く
しなければならない。しかし、板ばね12の弾性力を強
くすると、シート2の先端とカセットケース1との摩擦
力が大きくなり、安定して底板3を上方へと持ち上げる
ことが困難となる。また、カセットケース1内にシート
2をセットするときは、強い板ばね12を少なくとも上
述した11.3mmはたわませなければならないこととな
り、シートのセット性も悪くなる問題点があった。
【0013】また、Bのような従来の給紙装置でも、バ
ックプレート4の上部は移動しないから、底板3の回動
にともない最下位のシートとともに最上位のシートも確
実に前方に移動するということはできず、確実性を欠く
問題点があった。
【0014】そこで、この発明の目的は、シートのセッ
ト性を損なうことなく、また不送りやジャムを発生する
ことなく、シートを確実に送り出すことができる給紙装
置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】そのため、たとえば以下
の図示実施例に示すとおり、この発明は、カセットケー
ス21内に積載シートを収納してその積載シートの前部
を底板27上に載置するとともに、後端をバックプレー
ト39に当てて揃え、前記底板27を支軸33を中心と
して回動して積載シートを押し上げ、その押し上げた積
載シートの最上位のシートの前端を給紙コロ41に押し
当て、その給紙コロ41を回転してシートを順次1枚ず
つ送り出す給紙装置において、前記カセットケース21
内に、それに収納する前記積載シートの後部を載置する
スライド板34を設け、そのスライド板34に前記バッ
クプレート39を固定して備える一方、そのスライド板
34を前記底板27に連結してその底板27の回動とと
もにシートの送り出し方向にスライド自在に支持すると
ともに、付勢部材で前記底板27側に付勢することを特
徴とする。
【0016】請求項2に記載のものは、そのような給紙
装置において、前記カセットケース21に回動自在にコ
ロ40を備え、そのコロ40上に乗せて前記スライド板
34をスライド自在に支持することを特徴とする。
【0017】請求項3に記載のものは、同じくそのよう
な給紙装置において、前記底板27および前記スライド
板34のいずれか一方に穴部を、他方にその穴部に掛け
止めるフック部を設け、たとえばスライド板34に穴部
37aを、底板27にフック部31を設け、前記スライ
ド板34を前記底板27に連結することを特徴とする。
【0018】請求項4に記載のものは、そのような請求
項3に記載の給紙装置において、前記底板27の回動角
度をθ、前記支軸33の中心からその底板27のシート
載置面までの距離をr、前記θが0°の状態における前
記穴部37aに対する前記フック部31の掛止位置pと
前記支軸33間の水平距離をa、垂直距離bとすると
き、ほぼ
【数7】 の関係とすることを特徴とする。
【0019】
【0020】
【0021】
【作用】そして、底板27を支軸33を中心として回動
するとき、その底板27の回動とともに付勢部材の付勢
力でスライド板34をバックプレート39と一緒にスラ
イドし、そのスライド板34とともにその上のシートも
送り出し方向に移動する。
【0022】
【実施例】図1には、この発明の一実施例である給紙装
置を示す。図において、符号20で示すものは、内部
に、比較的大量の積載シートを収納する給紙カセットで
ある。給紙カセット20は、上面が開口する扁平な箱型
のカセットケース21に、各種部品を取り付けてなる。
カセットケース21は、図中矢示するシート送り出し方
向の前壁22の内面に、上下にのびる平行なリブ22a
を複数形成するとともに、底壁の前部23と後部24と
の間に隙間25を設けて前部23を後部24より一段低
く形成してなる。
【0023】そして、その前部23には、シート送り出
し方向と直交する一直線に沿って左右にそれぞれガイド
溝23a・23aを設ける。公知のとおり、それらのガ
イド溝23a・23aには一対のサイドガイド26・2
6(一方は隠れて見えない)の各々一方を係合し、前部
23上においてそれらのガイド溝23a・23aで案内
してともに左右に移動自在とする。
【0024】それらサイドガイド26・26を避けて前
部23上には、また底板27を配置する。底板27は、
図2に示すように、サイドガイド26・26の逃げ28
a・28aを左右に有する基部28と、その先端全域か
らやや下向きに傾斜して設ける先端部29と、基部28
の基端寄り両側から立ち上がるアーム部30・30と、
基部28の基端中央から下向きに折り曲げて横Lの字型
に形成するフック部31とからなる。先端部29の先端
中央には、後述する給紙コロ41の逃げ29aを形成し
てなる。そして、図1に示すように、アーム部30・3
0の先端を、カセットケース21の両側壁32・32に
それぞれ支軸33・33(一方は隠れて見えない)を中
心として回動自在に取り付ける。
【0025】他方、底壁の後部24には、左右方向中央
にシート送り出し方向にのびるスライド板収納孔24a
をあけ、そこにスライド板34を収納する。スライド板
34は、図3に示すように、矩形平板状の基部35と、
その先端全域から下向きに傾斜して設ける先端部36
と、穴部37aを形成してその先端部36の先端中央か
ら突出して設ける連結部37と、基部35の両側からそ
れぞれ下向きに折り曲げて設ける側部38・38と、基
部35の基端寄り上面から立ち上げて固定的に設けるバ
ックプレート39とからなる。そして、図4に示すよう
に、穴部37aにフック部31を掛け止めして底板27
に連結し、コロ40・40上に乗せてスライド自在に支
持する。コロ40・40は、詳しくは図示省略するが、
カセットケース21に適宜手段で回転自在に備えてな
る。
【0026】さて、このような給紙カセット20を使用
するときは、内部に、たとえば500枚くらいの積載シ
ートを収納する。そして、その積載シートの前部を底板
27上に載置するとともに、後部をスライド板34上に
載置する。そうして、前端をカセットケース21の前壁
22内面のリブ22aに当て、後端をバックプレート3
9に当てて揃えるとともに、サイドガイド26・26を
移動してそれぞれ両側端に当てがう。
【0027】そして、プリンタや複写機などの機器に取
り付け、図示省略するが、たとえば図13に示す従来例
と同様に機器内の駆動軸を中心としてレバーを回動し、
そのレバーで底板27を持ち上げて支軸33・33を中
心として回動し、積載シートを押し上げてその押し上げ
た積載シートの最上位のシートの前端を図1に示す給紙
コロ41に押し当てる。
【0028】これにより、給紙コロ41を回転してシー
トを繰り出し、その繰り出したシートをたとえば図13
に示す従来例と同様にパッドで分離して順次1枚ずつ図
1中矢示方向に送り出す。
【0029】ところで、この図示実施例では、穴部37
aにフック部31を掛け止めして底板27をスライド板
34に連結するから、図5に示すように、底板27が支
軸33・33を中心として図中反時計方向に角度θ回動
すると、その底板27の回動とともにコロ40・40を
回動してスライド板34をバックプレート39と一緒に
スライドし、そのスライド板34とともにその上のシー
トも送り出し方向に移動する。したがって、シートを前
進してそのシートの前端が給紙コロ41から離れること
を防止することができる。特に、バックプレート39が
前進する距離mを前述の数4で示すMにできるだけ近付
ければ、シートの前端が給紙コロ41から離れることを
的確に防止し、不送りやジャムの発生を確実に防止する
ことができる。
【0030】いま、図6に示すように、底板27の回動
角度θが0°の状態において、穴部37aに対するフッ
ク部31の掛止位置pと支軸33の中心h間の水平距離
をa、垂直距離をbとし、支軸33の中心hから底板2
7の基部28上面に降ろした垂直面の足線をjとし、∠
phjをαとする。また、底板27が角度θ回動したと
き、支軸33の中心hからスライド板34上面に降ろし
た垂直面の足線をqとし、∠phqをβとする。
【0031】すると、
【数8】 となる。一方、β=θ−αよりtanβを求めると、
【数9】 となる。ここで、tanα=a/bであるから、
【数10】 となる。
【0032】よって、数10のtanβを数8のtanβに代
入すると、
【数11】 となる。
【0033】したがって、バックプレート38が前進す
る距離mを前述の数4で示すMに等しくすると、
【数12】 となる。
【0034】一般に、0°≦θ≦15°であるから、た
とえばr=43mm、a=9.5mm、b=45mmとする
と、θが0°から16°の範囲でM、m、m−Mの値
は、以下のとおりとなる。
【表1】 これより、θが0°から16°の範囲で、mとMとの差
は最大0.36mmとなり、ほぼm=Mである。
【0035】なお、たとえば図7に示すように、穴部3
7aを大きくしてその穴部37aにフック部31を余裕
を持って掛け止めるとともに、スライド板34の連結部
37の先端に下向きの係止部42を設けてその係止部4
2と底壁の前部23との間に引張ばね43を掛け止める
などにより、スライド板34を底板27側に付勢する
と、Mとmとの間に差があったとしても、またシートの
長さにばらつきがあったとしても(通常±1mm程度)、
引張ばね43の付勢力でそれを吸収してスライド板34
をバックプレート39と一緒にスライドし、シートを送
り出し方向に移動するから、一層確実にシートの前端が
給紙コロ41から離れることを防ぐことができる。
【0036】さて、上述した実施例では、底板27にフ
ック部31を設けるとともにスライド板34に連結部3
7を設け、その連結部37の穴部37aにフック部31
を掛け止めて底板27にスライド板34を連結した。
【0037】しかし、たとえば図8に示すように、板ば
ねよりなる連結部材44の一端を底板27のシート載置
面上に乗せ、他端をスライド板34のシート載置面上に
乗せて固着し、その連結部材44を介してスライド板3
4を底板27に連結する構成としてもよい。このような
構成とすると、シート載置面の長さは、底板27の先端
部29の長さL6と、底板27の基部28に沿ったその
先端部29の後端から連結部材44の固着部までの長さ
7と、連結部材44の固着部間長さL8と、スライド板
34に沿った連結部材44の固着部からバックプレート
39までの長さL9とを加えたものである。図9に示す
ように、いま底板27が角度θ回動したとする。する
と、連結部材44を介してスライド板34を引き寄せる
から、シート載置面の長さは変わりなく、底板27の回
動とともにスライド板34をシート送り出し方向に移動
し、バックプレート39を常にシートの後端にあてが
い、同様にシートの前端が給紙コロ41から離れること
を防ぐことができる。
【0038】また、たとえば図10に示すように、連結
板よりなる連結部材44の一端を底板27のシート載置
面上に乗せてその係合穴27aにはめ込み、他端をスラ
イド板34のシート載置面上に乗せてその係合穴34a
にはめ込み、その連結部材44を介してスライド板34
を底板27に連結する構成としてもよい。このような構
成とすると、シート載置面の長さは、底板27の先端部
29の長さL10と、底板27の基部28に沿ったその先
端部29の後端から連結部材44の係合部までの長さL
11と、連結部材44の係合部間長さL12と、スライド板
34に沿った連結部材44の係合部からバックプレート
39までの長さL13とを加えたものである。図11に示
すように、いま底板27が角度θ回動したとする。する
と、連結部材44を介してスライド板34を引き寄せる
から、シート載置面の長さは変わりなく、底板27の回
動とともにスライド板34をシート送り出し方向に移動
し、バックプレート39を常にシートの後端にあてが
い、同様にシートの前端が給紙コロ41から離れること
を防ぐことができる。
【0039】
【発明の効果】したがって、この発明によれば、底板を
支軸を中心として回動するとき、その底板の回動ととも
付勢部材の付勢力でスライド板をバックプレートと一
緒にスライドし、そのスライド板とともにその上のシー
トも送り出し方向に移動する。故に、シートの後端とバ
ックプレート間に生ずる隙間を小さくし、シートの前端
が給紙コロから離れることを防ぐ。これにより、従来の
ようにシートのセット性を損なうことなく、また不送り
やジャムを生ずることなく、シートを確実に送り出すこ
とができる。
【0040】請求項2に記載のものでは、コロ上に乗せ
てスライド板をスライドするから、大量のシートが積載
されている場合でも、スライド板を無理なく移動するこ
とができる。
【0041】請求項3に記載のものでは、底板およびス
ライド板のいずれか一方に設ける穴部に、他方に設ける
フック部を掛け止め、スライド板を底板に連結するか
ら、他に部品を必要とすることなく、かつ簡単な構成で
連結を容易とし、低コスト化を図ることができる。
【0042】請求項4に記載のものでは、底板の回動に
よりシート載置面が長くなる分、スライド板をスライド
してバックプレートを前進するから、一層確実にシート
の前端が給紙コロから離れることを防ぐことができる。
【0043】
【0044】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である給紙装置を示す斜視
図である。
【図2】その給紙装置の給紙カセットに設ける底板の斜
視図である。
【図3】その給紙装置の給紙カセットに設けるスライド
板の斜視図である。
【図4】その底板の回動角度が0°の状態において底板
とスライド板との連結状態を示す断面図である。
【図5】その底板の回動角度がθの状態において底板と
スライド板との連結状態を示す断面図である。
【図6】その底板の回動前後の状態を比較して示す説明
図である。
【図7】上記給紙装置においてスライド板を底板側に付
勢した場合を示す給紙カセット内の部分拡大図である。
【図8】上記給紙装置において底板とスライド板とを板
ばねで連結した場合の連結状態を示す断面図である。
【図9】その底板の回動角度がθの状態における連結状
態を示す断面図である。
【図10】上記給紙装置において底板とスライド板とを
連結板で連結した場合の連結状態を示す断面図である。
【図11】その底板の回動角度がθの状態における連結
状態を示す断面図である。
【図12】従来の給紙装置の説明断面図である。
【図13】その給紙カセットの最上位のシートの前端を
給紙コロに押し当てた状態の説明断面図である。
【図14】その底板の回動角度が0°の状態において底
板と給紙カセットの底部の状態を示す説明側面図であ
る。
【図15】その底板の回動角度がθの状態において底板
と給紙カセットの底部の状態を示す説明側面図である。
【図16】その底板の回動角度がθの状態において部分
的な寸法関係を示す説明図である。
【図17】その底板の回動角度がθの状態において積載
シートが少なくなったときの底板と給紙カセットの底部
の状態を示す説明側面図である。
【図18】他の従来の給紙装置の説明断面図である。
【図19】さらに他の従来の給紙装置の部分破断斜視図
である。
【図20】その積載シートが少なくなった状態の説明側
面図である。
【符号の説明】
21 カセットケース 27 底板 31 フック部 33 支軸 34 スライド板 37a 穴部 39 バックプレート 40 コロ 41 給紙コロ 44 連結部材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセットケース内に積載シートを収納し
    てその積載シートの前部を底板上に載置するとともに、
    後端をバックプレートに当てて揃え、前記底板を支軸を
    中心として回動して積載シートを押し上げ、その押し上
    げた積載シートの最上位のシートの前端を給紙コロに押
    し当て、その給紙コロを回転してシートを順次1枚ずつ
    送り出す給紙装置において、前記カセットケース内に、
    それに収納する前記積載シートの後部を載置するスライ
    ド板を設け、そのスライド板に前記バックプレートを固
    定して備える一方、そのスライド板を前記底板に連結し
    てその底板の回動とともにシートの送り出し方向にスラ
    イド自在に支持するとともに、付勢部材で前記底板側に
    付勢してなる、給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記カセットケースに回動自在にコロを
    備え、そのコロ上に乗せて前記スライド板をスライド自
    在に支持してなる、請求項1に記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記底板および前記スライド板のいずれ
    か一方に穴部を、他方にその穴部に掛け止めるフック部
    を設け、前記スライド板を前記底板に連結してなる、請
    求項1に記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記底板の回動角度をθ、前記支軸の中
    心からその底板のシート載置面までの距離をr、前記θ
    が0°の状態における前記穴部に対する前記フック部の
    掛止位置と前記支軸間の水平距離をa、垂直距離bとす
    るとき、ほぼ 【数1】 の関係としてなる、請求項3に記載の給紙装置。
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