JP3304968B2 - コンバインの穀粒排出装置 - Google Patents

コンバインの穀粒排出装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンバインの穀
粒排出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンバインにおいては、穀粒
タンク内に貯留された穀粒を適宜機外へ排出するため
に、排出オ−ガを設けている。この排出オ−ガは、コン
バインの機体上の収納位置から、機体外側の排出作業位
置までの間、旋回自在に構成し、この旋回操作は、操作
席近傍に配置した手動操作具の操作により、電動モ−タ
や油圧シリンダ等の駆動装置を作動させることによって
行なわれる。
【0003】また、近年、排出オ−ガの、機体上の収納
位置から機体外側の排出作業位置までの間の旋回を自動
化することが試みられている。このような技術として、
例えば、特開昭63−313523号公報に開示されて
いるように、穀粒タンク内の穀粒を排出する排出オ−ガ
と、切換レバ−による旋回方向選択後の操作により、該
排出オ−ガを機体上の収納位置と排出作業用の設定位置
とのいずれか一方側へ選択的に自動旋回させると共にこ
の自動旋回中に排出オ−ガを緊急停止させ得る切換レバ
−及び指示具と、該切換レバ−と指示具とによる自動旋
とは別に排出オ−ガを旋回させ得る複数の手動操作具
(4つのスイッチ)とを設け、前記排出オ−ガの自動旋
回に際しては、前記切換レバ−と指示具との操作に基づ
き、排出オ−ガ設定時間にわたり自動的に上昇た後
排出作業用の設定位置まで自動的に旋回して停止す
ように構成したコンバインの穀粒排出装置が知られてい
る。
【0004】また、実願昭54−143126号(実開
昭56−59828号)のマイクロフィルムには、自動
指示具の単独操作により、排出オ−ガを機体上の収納位
置と排出作業用の設定位置とのいずれか一方側へ選択的
に自動旋回させる技術が開示されている。
【0005】尚、特願平1−156073号のように、
穀粒タンク内の穀粒を排出する排出オ−ガと、単独操作
により該排出オ−ガを機体上の収納位置と排出作業用の
設定位置とのいずれか一方側へ選択的に自動旋回させる
と共にこの自動旋回中に排出オ−ガを緊急停止させ得る
自動指示具と、排出オ−ガを旋回させ得る複数の手動操
作具(4つのスイッチ)とを設け、前記排出オ−ガの自
動旋回に際しては、前記自動指示具の操作に基づき、排
出オ−ガ設定高さまで自動的に上昇た後に排出作業
用の設定位置まで自動的に旋回して停止するように構成
したコンバインの穀粒排出装置が考えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の特開昭63−3
13523号公報に開示された技術では、排出オ−ガを
収納位置と排出作業用の設定位置とのいずれか一方側へ
選択的に自動旋回させるにあたっては、まず、切換レバ
−を操作して、排出作業用の設定位置側か収納位置側
か、その自動旋回方向を選択する。
【0007】そして、この後、指示具を操作し、これに
よって、始めて自動旋回が開始される。従って、切換レ
バ−の切換操作と指示具の操作とを別個に行なわなけれ
ば自動旋回させることができず、排出オ−ガの操作性が
悪く、作業能率の低いものとなっていた。
【0008】しかも、この排出オ−ガの自動旋回に際し
て、切換レバ−と指示具との操作に基づき、排出オ−ガ
設定時間にわたり自動的に上昇た後に排出作業用の
設定位置まで自動的に旋回して停止する構成であるた
め、例えばエンジン回転数の相違によって排出オ−ガを
上昇させる油圧シリンダの伸縮速度が変化した場合、こ
の設定時間内に上昇する排出オ−ガの高さが変化し、排
出オ−ガの旋回高さを常に一定に維持することができな
い。従って、この旋回高さが低くなると、周囲の障害物
に衝突して破損するなどの支障が生じる。
【0009】また、上述の特開昭63−313523号
公報に記載された発明と実願昭54−143126号
(実開昭56−59828号)のマイクロフィルムに開
示された技術とを組み合わせて構成した場合、穀粒タン
ク内の穀粒を排出する排出オ−ガと、単独操作により該
排出オ−ガを機体上の収納位置と排出作業用の設定位置
とのいずれか一方側へ選択的に自動旋回させると共にこ
の自動旋回中に排出オ−ガを緊急停止させ得る自動指示
具と、該自動指示具による自動旋回とは別に排出オ−ガ
を旋回させ得る複数の手動操作具とを設け、前記排出オ
−ガの自動旋回に際しては、前記自動指示具の操作に基
づき、排出オ−ガ設定時間にわたり自動的に上昇
後に排出作業用の設定位置まで自動的に旋回して停止す
るように構成したコンバインの穀粒排出装置という発明
が得られる。
【0010】しかしながら、この発明において排出オ−
ガを手動で旋回操作する操作具は、複数の手動操作具
(4つのスイッチ)から成るため、排出オ−ガを手動旋
回操作するにあたり、この複数の手動操作具の使い分け
が容易ではなく、旋回操作を適確に行えない欠点が残
る。また、排出オ−ガの自動旋回に際して、自動指示具
の操作に基づき、排出オ−ガ設定時間にわたり自動的
に上昇た後に排出作業用の設定位置まで自動的に旋回
して停止する構成である。このため、例えばエンジン回
転数の変更によって排出オ−ガを上昇させる油圧シリン
ダの伸縮速度が変化して排出オ−ガの上昇速度が変化し
た場合、この設定時間内に排出オ−ガの上昇できる高さ
が変化し、排出オ−ガの旋回高さを常に一定の高さに維
持することができない。従って、この旋回高さが低くな
ると、周囲の障害物に衝突して破損するなどの欠点が残
る。
【0011】更に、この発明においては、自動指示具の
操作に基づいて排出オ−ガを排出作業用の設定位置まで
自動的に旋回させ、この位置で穀粒排出作業を行った場
合、排出穀粒が山状に堆積する。このため、この穀粒の
堆積高さを均一化するためには、手動操作具を操作して
排出オ−ガを穀粒排出作業範囲の全範囲にわたって旋回
させながら穀粒排出作業を行わねばならず、この手動操
作具の操作が煩わしく、また、穀粒の堆積高さを均一化
することが難しく、穀粒排出作業の能率を向上させるこ
とができない問題があった。
【0012】また、上述の特願平1−156073号の
コンバインの穀粒排出装置においては、自動指示具によ
って排出オ−ガが自動旋回している途中で、手動操作具
が操作された場合、排出オ−ガがこの手動操作に従うも
のか不明である。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述の如き
課題を解決するため、以下のような技術的手段を講じ
る。すなわち、穀粒タンク1内の穀粒を排出する排出オ
−ガ2と、単独操作により該排出オ−ガ2を機体上の収
納位置イと排出作業用の設定位置ロとのいずれか一方側
へ選択的に自動旋回させると共にこの自動旋回中に排出
オ−ガ2を緊急停止させ得る自動指示具26,27,2
8と、該自動指示具26,27による自動旋回とは別に
排出オ−ガ2を旋回させ得る単一の手動操作具16とを
設け、前記排出オ−ガ2の自動旋回に際しては、前記自
動指示具26の操作に基づき、排出オ−ガ2設定高さ
まで自動的に上昇た後に排出作業用の設定位置ロまで
自動的に旋回して停止し、この後の手動操作具16の操
作によって排出オ−ガ2が前記排出作業用の設定位置ロ
を越えて旋回した状態において前記自動指示具26が再
操作されると、排出オ−ガ2が前記排出作業用の設定位
置ロを越えて収納位置イ存在側とは反対側に設定される
最大旋回位置ハまで自動的に旋回して停止するように構
成したことを特徴とするコンバインの穀粒排出装置と
たものである。
【0014】この構成により、コンバイン作業を行な
い、収穫された穀粒は、機体に設ける穀粒タンク1内に
貯留される。そして、穀粒タンク1内の穀粒を排出する
際、自動指示具26を操作すると、排出オ−ガ2は、
体上の収納位置イから排出作業用の設定位置ロまで自動
的に旋回して停止する。
【0015】そして、穀粒排出作業が終了し、自動指示
具27を操作すると、排出オ−ガ2は、排出作業用の設
位置ロから収納位置イまで自動的に旋回して停止す
る。また、このような自動旋回中に、障害物との衝突の
危険が生じた場合等、自動指示具28を操作することに
より、この自動旋回を停止可能である。
【0016】しかも、前記自動指示具26,27による
自動旋回とは別に排出オ−ガ2を旋回させ得る手動操作
具16が、単一のものであるため、この手動操作具を複
数の操作具(例えば4つのスイッチ)に分割形成した従
来構成に比較して、操縦者は誤操作少なく適確な手動旋
回操作を行うことが可能となる。
【0017】また、排出オ−ガ2の自動旋回に際して
は、自動指示具26,27の操作に基づき、排出オ−ガ
2が設定された高さまで自動的に上昇した後に排出作業
用の設定位置ロまで自動的に旋回して停止するため、排
出オ−ガ2の上昇速度が変化しても該排出オ−ガ2の旋
回高さは設定された高さに維持され、この旋回高さが不
用意に低くなって周囲の障害物に衝突して破損するよう
な支障が少なくなる。
【0018】また、前記排出作業用の設定位置ロと該排
出作業用の設定位置ロを越えて収納位置イ存在側とは反
対側に設定される最大旋回位置ハとの間にわたって穀粒
運搬車の荷台が配置された状態を想定する。この状態に
おいて、まず、前述のように自動指示具26の操作によ
って排出オ−ガ2を排出作業用の設定位置ロまで自動的
に旋回させてこの位置で穀粒排出作業を行うと、排出穀
粒が山状に堆積するために、この排出穀粒の堆積高さを
一定にすべく手動操作具16を操作して排出オ−ガ2を
最大旋回位置ハ側へ旋回調節することとなる。これによ
って、排出オ−ガ2は前記排出作業用の設定位置ロを越
えて旋回操作され、この状態において自動指示具26を
再操作すると、排出オ−ガ2は前記排出作業用の設定位
置ロを越えて収納位置イ存在側とは反対側に設定される
最大旋回位置ハまで自動的に旋回して停止する。従っ
て、この最大旋回位置ハまでの手動による旋回操作が省
略される。そして、この後、排出オ−ガ2を、該最大旋
回位置ハから手動操作具16の操作によって前記排出作
業用の設定位置ロ側へ戻し旋回させながら穀粒タンク1
内の残りの穀粒の排出作業を行えば、前記排出作業用の
設定位置ロと最大旋回位置ハとの間における排出穀粒の
堆積高さの均一化を図ることができる。
【0019】
【発明の効果】この発明によれば、排出オ−ガ2を簡便
な操作で収納位置と排出作業用の設定位置との間、
自動的に旋回させることができ、排出オ−ガ2の旋回操
作性が向上し、作業能率を高めることができる。
【0020】また、排出オ−ガ2の自動旋回中にこの自
動旋回を緊急停止させることができ、安全性を向上させ
ることができる。しかも、自動指示具26,27による
自動旋回とは別に排出オ−ガ2を旋回させ得る手動操作
具16が、単一のものであるため、この手動操作具を複
数の操作具に分割形成した従来構成に比較して、操縦者
は排出オ−ガ2を誤操作少なく適確に手動旋回操作で
き、穀粒排出作業の精度及び能率が向上する。
【0021】また、排出オ−ガ2の自動旋回に際し、排
出オ−ガ2が設定された高さまで自動的に上昇した後に
排出作業用の設定位置ロまで自動的に旋回して停止す
ため、たとえ排出オ−ガ2の上昇速度が変化しても該排
出オ−ガ2の旋回高さを設定された高さに維持でき、こ
の旋回高さが不用意に低くなって周囲の障害物に衝突し
て破損するような支障を少なくすることができる。
【0022】また、排出作業用の設定位置ロまで自動的
に旋回した排出オ−ガ2を、必要に応じて自動指示具2
6の再操作によって該排出作業用の設定位置ロから最大
旋回位置ハまで自動的に旋回させ、この後、この排出オ
−ガを前記排出作業用の設定位置ロ側へ戻し旋回させな
がら穀粒排出作業を行うことで、この排出作業用の設定
位置ロと最大旋回位置ハとの間における排出穀粒の堆積
高さを均一化することが容易となり、穀粒排出作業の能
率を向上させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面にも
とづいて説明する。コンバインは左右走行装置7を有す
る車体上に、穀稈を刈取る刈取装置8、この刈取装置8
で刈取られて移送される穀稈を受継して脱穀する後部の
脱穀装置9、この脱穀装置9で脱穀された穀粒を揚穀機
等によって揚穀して収容する穀粒タンク1等を設けてい
る。
【0024】穀粒タンク1は、車体上の一側後端部に設
けられ、この底部に沿って後方へ向う穀粒排出樋の後端
部に、鉛直方向へ向けて揚穀筒10をこの揚穀筒軸の回
りに回動自在に設け、この揚穀筒10の上端部に排出オ
−ガ2を上下回動自在に設け、該排出オ−ガ2を機体に
対して旋回、かつ上下回動自在の構成としている。
【0025】揚穀筒10は、回動シリンダ11の伸縮に
よってギヤ−を介して左右回動するように構成されてい
る。又、排出オ−ガ2は上下シリンダ12の伸縮によっ
て揚穀筒10に対して上下回動される構成である。排出
オ−ガ2の上下回動範囲の上限を検出して回動を停止す
る上限スイッチ13、及び下限を検出して回動を停止す
る下限スイッチ14を各々設けている。
【0026】排出オ−ガ2が排出位置(排出作業用の設
定位置)ロに旋回したことを検出して旋回を停止させる
排出位置センサ4、及び該排出オ−ガ2が更に旋回して
最大旋回位置ハへ旋回したことを検出して旋回を停止さ
せる最大旋回位置センサ5を設けている。
【0027】排出位置センサ4は、機体側に設けられた
排出スイッチS1に対して、この排出スイッチS1と当
接してON作動させる排出用カム4aを前記揚穀筒10
の外周に設けており、排出オ−ガ2が旋回して排出スイ
ッチS1がONすると、該排出オ−ガ2が排出位置ロと
なるように構成している。
【0028】最大旋回位置センサ5は、前記排出スイッ
チS1に当接してこの排出スイッチS1をON作動させ
る最大旋回用カム5aを揚穀筒10の外周に設けてお
り、排出オ−ガ2が旋回して排出スイッチS1がONす
ると、該排出オ−ガ2が最大旋回位置ハとなるように構
成している。このように排出位置センサ4と最大旋回位
置センサ5は、単一の排出スイッチS1に対して排出用
カム4aと最大旋回用カム5aとを各々設けた構成とし
ている。
【0029】排出オ−ガ2が収納位置イへ旋回したこと
を検出して旋回を停止する収納スイッチS2を機体側に
設け、この収納スイッチS2と当接する収納カム15を
揚穀筒10の外周に設けている。操縦席後部側の脱穀装
置9の上面に、排出オ−ガ2を手動操作によって上下回
動及び左右旋回させる操作レバ−(手動操作具)16を
設けている。
【0030】操作レバ−16は中立位置から前後左右へ
傾動自在の構成で、前後方向へ傾動すると、下降スイッ
チ17、上昇スイッチ18がONとなって上下シリンダ
12の下降ソレノイド19、上昇ソレノイド20へ通電
して油路を切替え、上下シリンダ12が伸縮されて排出
オ−ガ2が上下回動される構成である。又、操作レバ−
16を左右方向へ傾動すると、左旋回スイッチ21、右
旋回スイッチ22がONとなって回動シリンダ11の左
旋回ソレノイド23、右旋回ソレノイド24へ通電して
油路を切替え、回動シリンダ11が伸縮されて排出オ−
ガ2が左右方向へ回動される構成である。
【0031】排出オ−ガ2を脱穀装置9上面のオ−ガ受
25に係止された収納位置イと、この収納位置イから旋
回された排出位置ロとに切替える自動排出スイッチ26
と自動収納スイッチ27を設け、又、この自動旋回中に
排出オ−ガ2を非常停止する停止スイッチ28を設けて
いる。
【0032】旋回制御装置3に対して、自動排出スイッ
チ(自動指示具)26、自動収納スイッチ(自動指示
具)27、停止スイッチ(自動指示具)28、上限スイ
ッチ13、下限スイッチ14、排出位置センサ4、最大
旋回位置センサ5及び収納スイッチS2の各操作情報及
び検出情報が入力されると、これらの情報にもとずいて
該旋回制御装置3から上昇ソレノイド20、下降ソレノ
イド19、左旋回ソレノイド23、及び右旋回ソレノイ
ド24へ各々制御信号が出力されるように制御する構成
としている。
【0033】自動排出スイッチ26をONすると、旋回
制御装置3から上昇制御信号が出力されて上下シリンダ
12が伸長し、排出オ−ガ2はオ−ガ受25から離脱し
て上方へ回動し、上限スイッチ13がONした位置で停
止する。この上限スイッチ13のONによって左旋回出
力制御信号が出力され、回動シリンダ11が伸長して排
出オ−ガ2は左旋回し、排出スイッチS1に排出用カム
4aが当接してONとなると旋回を停止する。このよう
にして排出オ−ガ2は収納位置イから排出位置ロへ自動
旋回制御される。
【0034】排出位置ロにある排出オ−ガ2は操作レバ
−16によって上下回動及び左右旋回され、排出位置合
せ等を行うことができる。排出オ−ガ2が排出位置ロを
越えた位置、即ち排出スイッチS1がOFFした位置に
あるときは、自動排出スイッチ26をONすると排出オ
−ガ2は最大旋回位置ハ迄旋回され、排出スイッチS1
に最大旋回用カム5aが当接すると旋回が停止する。
【0035】排出オ−ガ2が排出位置ロを越えた位置に
あるときは、自動排出スイッチ26によって最大旋回位
置ハ迄の間を適宜旋回させることが可能となる。穀粒の
排出作業が終了して自動収納スイッチ27をONする
と、旋回制御装置3から上昇制御信号が出力されて上下
シリンダ12が伸長し、排出オ−ガ2は上限スイッチ1
3がONとなる迄上方へ回動される。この上限スイッチ
13のONによって右旋回制御信号が出力されて回動シ
リンダ11が縮小し、排出オ−ガ2は右旋回して収納ス
イッチS2に収納用カム15が当接してONとなると旋
回を停止する。この収納スイッチS2のONによって下
降制御信号が出力されて上下シリンダ12が縮小し、排
出オ−ガ2は下方へ回動され下限スイッチ14がONす
ると一定時間下降制御信号が出力されて排出オ−ガ2は
更に下降し、オ−ガ受25に受けられる。このようにし
て排出位置ロにある排出オ−ガ2は収納位置イへ収納さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御回路図。
【図2】一部の拡大平面図。
【図3】コンバインの平面図。
【図4】コンバインの側面図。
【符号の説明】
1 穀粒タンク 2 排出オ−ガ 16 操作レバ−(手動操作具) 26 自動排出スイッチ(自動指示具) 27 自動収納スイッチ(自動指示具) 28 停止スイッチ(自動指示具) イ 収納位置 ロ 排出位置(排出作業用の設定位置) 最大旋回位置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀粒タンク1内の穀粒を排出する排出オ
    −ガ2と、単独操作により該排出オ−ガ2を機体上の収
    納位置イと排出作業用の設定位置ロとのいずれか一方側
    へ選択的に自動旋回させると共にこの自動旋回中に排出
    オ−ガ2を緊急停止させ得る自動指示具26,27,2
    8と、該自動指示具26,27による自動旋回とは別に
    排出オ−ガ2を旋回させ得る単一の手動操作具16とを
    設け、前記排出オ−ガ2の自動旋回に際しては、前記自
    動指示具26の操作に基づき、排出オ−ガ2設定高さ
    まで自動的に上昇た後に排出作業用の設定位置ロまで
    自動的に旋回して停止し、この後の手動操作具16の操
    作によって排出オ−ガ2が前記排出作業用の設定位置ロ
    を越えて旋回した状態において前記自動指示具26が再
    操作されると、排出オ−ガ2が前記排出作業用の設定位
    置ロを越えて収納位置イ存在側とは反対側に設定される
    最大旋回位置ハまで自動的に旋回して停止するように構
    成したことを特徴とするコンバインの穀粒排出装置。
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