JP3304966B1 - 振動発生用モータ - Google Patents

振動発生用モータ

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JP3304966B1
JP3304966B1 JP2001094902A JP2001094902A JP3304966B1 JP 3304966 B1 JP3304966 B1 JP 3304966B1 JP 2001094902 A JP2001094902 A JP 2001094902A JP 2001094902 A JP2001094902 A JP 2001094902A JP 3304966 B1 JP3304966 B1 JP 3304966B1
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文彦 大澤
隆 大住
健 篠田
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Mitsumi Electric Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/06Means for converting reciprocating motion into rotary motion or vice versa
    • H02K7/061Means for converting reciprocating motion into rotary motion or vice versa using rotary unbalanced masses
    • H02K7/063Means for converting reciprocating motion into rotary motion or vice versa using rotary unbalanced masses integrally combined with motor parts, e.g. motors with eccentric rotors

Abstract

【要約】 【課題】 本発明は、簡単な構成により、容易に組み立
てられ得ると共に、重りを再利用することができるよう
にした、振動発生用モータを提供することを目的とす
る。 【解決手段】 三極コア14のコイル巻線部14a,1
4b,14cにそれぞれコイル15a,15b,15c
が巻回されたロータ12を含んでいる、小型直流モータ
10において、隣接する二つのコイル巻線部14a,1
4bの間の空間内にて、この空間内に挿入される本体2
1a,22aと、この本体の軸方向両端に形成され、コ
イル巻線部の周面に張り出した二つのフランジ部21
b,22bと、を含み、本体の軸方向中間にて分割され
た二つの部分21,22から成る重り20が備えられて
おり、この重りの二つの部分が互いに機械的に固定保持
されるように、振動発生用モータ10を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばゲームコントロ
ーラー、及び携帯電話,ページャ等において受信時のバ
イブレータコールとして振動を発生させるための振動発
生用モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような振動発生用モータは、
例えば図8に示すように構成されている。即ち、図8に
おいて、振動発生用モータ1は、公知の構成の小型直流
モータと同様に、回転軸2により回転可能に支持された
ロータ3と、このロータ3の周囲に配設された永久磁石
(図示せず)と、から構成されている。
【0003】上記ロータ3は、コア4の三つのコイル巻
線部4a,4b,4cに対して、それぞれコイル5a,
5b,5cを巻回することにより構成されている。そし
て、上記各コイル5a,5b,5cに対して回転軸2に
備えられたスリップリング(図示せず)を介して直流電
圧を適宜の方向に印加することにより、各コイル5a,
5b,5cに発生する磁束と永久磁石の磁束との相互作
用によって、上記ロータ3が、一方向に回転駆動され得
るようになっている。
【0004】ここで、上記コア4は、図8に示すよう
に、三つのコイル巻線部4a,4b,4cのうち、例え
ば互いに隣接する二つのコイル巻線部4a,4cの間の
空間内に、重り6が挿入され、固定されている。この重
り6は、図9に示すように、コア巻線部4a,4cの間
の空間の形状に対応した菱形柱状の本体6aと、この本
体6aの一端から二方向に突出した段部6bを備えてお
り、コア巻線部4a,4cの間に挿入されるとき、挿入
の最終段階にて、この段部6bがコイル巻線部4a,4
cに当接することにより、軸方向に関して位置決めされ
るようになっている。そして、このように挿入された重
り6は、他端がカシメ等により、あるいは例えばクロロ
プレンゴム系接着剤を使用して、固定される。
【0005】このように構成された振動発生用モータ1
によれば、外部からロータ3の各コイル5a,5b,5
cに対して適宜に通電することにより、ロータ3が回転
軸2の周りに回転駆動せしめられる。その際、コア4の
二つのコイル巻線部4a,4cの間の空間内に、重り6
が挿入され、固定されているので、コア4そしてロータ
3の重心が回転軸2の中心から一側にずれている。従っ
て、ロータ3の回転に伴って、モータ1全体が振動を生
ずることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の振動発生用モータ1においては、上述した重
り6は、コア4のコイル巻線部4a,4cの間の空間内
にて、接着材により固定されるようになっている。この
ため、振動発生用モータ1の組立時において、接着剤が
必要であると共に、接着剤硬化のための工程、そして硬
化炉等の設備が必要になり、さらに硬化時間が必要とな
る。従って、製造コストが高くなり、また製造時間が長
くなってしまうと共に、重り6をコア4から取り外して
再利用することができなかった。
【0007】これに対して、重りをコアの一部に対して
溶接することにより、コアに対して固定保持するように
した振動発生用モータもあるが、この場合、溶接工程、
そして溶接設備が必要であると共に、溶接工程にてコア
が変形してしまうことがあり、さらに同様に重りをコア
から取り外して再利用することができない。
【0008】本発明は、上述の点に鑑み、簡単な構成に
より、容易に組み立てられ得ると共に、重りを再利用す
ることができるようにした、振動発生用モータを提供す
ることを、目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、複数極コアの複数個のコイル巻線部(14a),
(14b),(14c)にそれぞれコイル(15a),
(15b),(15c)が巻回されたロータ(12)を
含んでいる、小型直流モータ(10)において、少なく
とも隣接する二つのコイル巻線部(14a),(14
b)の間の空間内にて、この空間内に挿入される本体
(21a),(22a)と、この本体(21a),(2
2a)の軸方向両端に形成され、コイル巻線部(14
a),(14b)の周面に張り出した二つのフランジ部
(21b),(21b),(22b),(22b)と、
を含み、本体(21a),(22a)の軸方向中間にて
分割された二つの部分(21),(22)から成る重り
(20)が備えられており、この重り(20)の二つの
部分(21),(22)が互いに機械的に固定保持され
ることを特徴とする、振動発生用モータ(10)によ
り、達成される。
【0010】本発明による振動発生用モータ(10)
は、好ましくは、上記重り(20)の二つの部分(2
1),(22)が、それぞれ軸方向に貫通する挿入孔
(21c),(22c)を備えており、この挿入孔(2
1c),(22c)にリベット(23)が挿通されるこ
とにより、互いに固定保持される。
【0011】本発明による振動発生用モータ(10)
は、好ましくは、上記リベット(23)の両端の拡大部
(23a),(22b)が、それぞれ重り(20)の二
つの部分(21),(22)の互いに背向する端面に設
けられた凹部(21d),(22d)内に収容されてい
る。
【0012】本発明による振動発生用モータ(10)
は、好ましくは、上記重り(30)の二つの部分(3
1),(32)が、互いに対向する本体(21a),
(22a)の端面に、それぞれ互いに係合する係合部
(31a),(32a)を備えている。
【0013】
【作用】上記構成によれば、外部からロータ(12)の
各コイル(15a),(15b),(15c)に対して
適宜に通電することにより、ロータ(12)が回転軸
(11)の周りに回転駆動せしめられると共に、コア
(14)に対して偏心した状態で重り(20),(3
0)が取り付けられていることにより、ロータ(12)
の重心が、回転軸(11)の中心から一側にずれている
ので、モータ(10)全体が振動を生ずることになる。
【0014】ここで、上記重り(20),(30)の二
つの部分(21),(22),(31),(32)が、
それぞれモータ(10)内部にてコア(14)のコイル
巻線部(14a),(14b)の間の空間内に両側から
挿入されて、その端面が互いに突き合わされることによ
り、重り(20),(30)の軸方向両端のフランジ部
(21b),(21b),(22b),(22b)が、
コア(14)のコイル巻線部(14a),(14b)を
軸方向に挟持することになる。従って、重り(20),
(30)は、上記コア(14)のコイル巻線部(14
a),(14b)の間の空間内にて固定保持されること
になる。
【0015】この場合、重り(20),(30)の二つ
の部分(21),(22),(31),(32)は、例
えばリベット(23)を利用したり、互いに係合部(3
1a),(32a)により係合させることにより、互い
に機械的に固定保持され得るので、接着工程や溶接工程
が不要になり、製造コストが低減され、また製造時間が
短縮され得る。また、溶接工程がないことから、コア
(14)の変形等が発生することもない。さらに、重り
(20),(30)をコア(14)から容易に取り外す
ことができるので、重り(20),(30)の再利用が
可能になり、地球環境の保護に寄与することになる。
【0016】上記重り(20)の二つの部分(21),
(22)が、それぞれ軸方向に貫通する挿入孔(21
c),(22c)を備えており、この挿入孔(21
c),(22c)にリベット(23)が挿通されること
により、互いに固定保持される場合には、重り(20)
の二つの部分(21),(22)の相互の固定保持がリ
ベット(23)によって機械的に行なわれるので、接着
工程や溶接工程が不要である。また、リベット(23)
を取り外すことによって、重りがコアから容易に取り外
され得るので、重り(20)の再利用が可能になる。
【0017】上記リベット(23)の両端の拡大部(2
3a),(23b)が、それぞれ重り(20)の二つの
部分(21),(22)の互いに背向する端面に設けら
れた凹部(21d),(22d)内に収容されている場
合には、重り(20)の二つの部分(21),(22)
を互いに固定保持するリベット(23)の両端の拡大部
(23a),(23b)が、重り(20)の端面から軸
方向に突出することがないので、コア(14)の回転を
妨げるようなことがない。
【0018】上記重り(30)の二つの部分(31),
(32)が、互いに対向する本体の端面に、それぞれ互
いに係合する係合部(31a),(32a)を備えてい
る場合には、重り(30)の二つの部分(31),(3
2)の相互の固定保持が重り(30)本体の端面の相互
の係合によって機械的に行なわれるので、接着工程や溶
接工程が不要である。また、係合を解除することによっ
て、重り(30)がコア(14)から容易に取り外され
得るので、重り(30)の再利用が可能になる。尚、上
記括弧内の参照符号は、理解を容易にする為に付したも
のであり、一例に過ぎず、これらに限定されるものでは
ない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態に基
づいて、本発明をさらに詳細に説明する。図1は、本発
明による振動発生用モータの第一の実施形態を示してい
る。図1において、振動発生用モータ10は、公知の構
成の小型直流モータと同様に、ケース10a内にて、回
転軸11により回転可能に支持されたロータ12と、こ
のロータ12の周囲に配設された永久磁石13と、から
構成されている。
【0020】上記ロータ12は、図2及び図3に示すよ
うに、コア14の三つのコイル巻線部14a,14b,
14cに対して、それぞれコイル15a,15b,15
cを巻回することにより構成されている。そして、上記
各コイル15a,15b,15cに対して回転軸11に
備えられたスリップリング16を介して直流電圧を適宜
の方向に印加することにより、各コイル15a,15
b,15cに発生する磁束と永久磁石の磁束との相互作
用によって、上記ロータ12が、一方向に回転駆動され
得るようになっている。
【0021】ここで、上記コア14は、図2及び図3に
示すように、三つのコイル巻線部14a,14b,14
cのうち、互いに隣接する二つのコイル巻線部14a,
14bの間の空間内に、重り20が挿入され、固定され
ている。この重り20は、例えば高比重のタングステン
Wから構成されている。タングステンWは、高比重であ
って重りに最適である。
【0022】さらに、重り20は、図3に示すように、
軸方向の中間位置にて二つの部分、即ち上部21及び下
部22に分割されている。重り20の上部21は、図4
に詳細に示すように、軸方向の中間位置から上方に向か
って順次に、本体21aと、この本体21aの上端に形
成され半径方向に張り出したフランジ部21bと、本体
21aを軸方向に貫通する挿入孔21cと、挿入孔21
cの上縁の周囲に形成された挿入孔21cより大径の凹
部21dと、から構成されている。
【0023】そして、重り20の上部21がコイル巻線
部14a,14bの間に上方から挿入されるとき、上記
本体21aが上記コア14の二つのコイル巻線部14
a,14bの間の空間内に進入すると共に、フランジ部
21bが二つのコイル巻線部14a,14bの上端面に
当接するようになっている。また、上記挿入孔21c
は、重り20の上部21及び下部22の相互の固定保持
の際に、リベット23が挿入されるようになっており、
その際、後述するように、リベット23の上端がポンチ
ングされることにより半径方向に拡大され、そのカシメ
部(拡大部)23aが、上記凹部21d内に収容される
ようになっている。尚、上記本体21aは、フランジ部
21b側の内側縁に、ロータに設けられたライザ(図示
せず)を逃げるための切欠部21eを備えている。
【0024】重り20の下部22は、図5に詳細に示す
ように、軸方向の中間位置から下方に向かって順次に、
本体22aと、この本体22aの下端に形成され半径方
向に張り出したフランジ部22bと、本体22aを軸方
向に貫通する挿入孔22cと、挿入孔21cの下縁の周
囲に形成された挿入孔22cより大径の凹部22dと、
から構成されている。
【0025】そして、重り20の下部22がコイル巻線
部14a,14bの間に下方から挿入されるとき、上記
本体22aが上記コア14の二つのコイル巻線部14
a,14bの間の空間内に進入すると共に、フランジ部
22bが二つのコイル巻線部14a,14bの下端面に
当接するようになっている。また、上記挿入孔22c
は、重り20の上部21及び下部22の相互の固定保持
の際に、リベット23が挿入されるようになっており、
その際リベット23の下端の拡大部23bが、上記凹部
22d内に収容されるようになっている。
【0026】そして、重り20の上部21及び下部22
が、それぞれ上方及び下方からコイル巻線部14a,1
4bの間の空間内に挿入されて、図3に示すように、そ
の本体21a,22aの互いに対向する端面が互いに当
接した状態で、例えば下方からリベット23が挿入孔2
2c,21cに挿通され、その上端がポンチングされる
ことにより半径方向に拡大され、その拡大部23bが、
上部21の本体21aの上端面の凹部21d内に収容さ
れる。これにより、上部21のフランジ部21bと下部
22のフランジ部22bが、コア14のコイル巻線部1
4a,14bを軸方向に挟持することにより、重り20
がコイル巻線部14a,14bの間の空間内に固定保持
されるようになっている。
【0027】本発明実施形態による振動発生用モータ1
0は以上のように構成されており、外部からスリップリ
ング16を介してロータ12の各コイル15a,15
b,15cに対して適宜に通電することにより、公知の
小型直流モータと同様にして、ロータ12が、回転軸1
1の周りに回転駆動せしめられる。その際、コア14の
二つのコイル巻線部14a,14bの間の空間内に、重
り20が挿入され、固定されているので、コア14そし
てロータ12の重心が回転軸11の中心から一側にずれ
ている。従って、ロータ12の回転に伴って、モータ1
0全体が振動を生ずることになる。
【0028】この場合、上記重り20を構成する上部2
1及び下部22が、モータ10のケース10a内にて、
コア14のコイル巻線部14a,14bの間の空間内に
て、リベット23を使用して機械的に固定保持されてい
るので、従来のような接着工程や溶接工程が不要である
ことから、製造コストが低減され、また製造時間が短縮
され得る。さらに、リベット23を取り外すことによっ
て、重り20の上部21及び下部22をコア14から容
易に取り外すことができるので、重り20の再利用が可
能になり、地球環境の保護に寄与することになる。
【0029】図6及び図7は、本発明による振動発生用
モータの第二の実施形態におけるロータを示している。
図6及び図7において、振動発生用モータの全体構成
は、図1に示した振動発生用モータとほぼ同様の構成で
あり、ロータ12に取り付けられる重りのみが異なる構
成になっている。図6及び図7において、重り30が、
コア14の三つのコイル巻線部14a,14b,14c
のうち、互いに隣接する二つのコイル巻線部14a,1
4bの間の空間内に挿入され、固定されている。この重
り30は、例えば高比重のタングステンWから構成され
ている。タングステンWは、高比重であって重りに最適
である。
【0030】さらに、重り30は、図7に示すように、
軸方向の中間位置にて二つの部分、即ち上部31及び下
部32に分割されている。重り30の上部31及び下部
32は、図4及び図5に示した重り20の上部21及び
下部22とほぼ同様に構成されており、以下の点でのみ
異なる構成になっている。即ち、重り30の上部31
は、本体21a,フランジ部21b,切欠部21eを備
えていると共に、挿入孔21c,凹部21dの代わり
に、係合部として係合孔31aを備えている。また、重
り30の下部32は、本体22a,フランジ部22bを
備えていると共に、挿入孔22c,凹部22dの代わり
に、係合部として係合凸部32aを備えている。
【0031】そして、重り30は、その上部31及び下
部32が、それぞれ上方及び下方からコイル巻線部14
a,14bの間の空間内に挿入されて、図7に示すよう
に、その本体21a,22aの互いに対向する端面が互
いに当接した状態で、上記係合孔31aと係合凸部32
aが互いに係合、例えば係合凸部32aが係合孔31a
内に圧入される。これにより、上部31のフランジ部3
1bと下部32のフランジ部32bが、コア14のコイ
ル巻線部14a,14bを軸方向に挟持して、重り30
がコイル巻線部14a,14bの間の空間内に固定保持
されるようになっている。
【0032】このような構成の振動発生用モータによれ
ば、図1に示した振動発生用モータ10と同様に動作す
ると共に、上記重り30を構成する上部31及び下部3
2が、モータ10のケース10a内にて、コア14のコ
イル巻線部14a,14bの間の空間内にて、互いに係
合孔31aと係合凸部32aの係合により機械的に固定
保持されているので、従来のような接着工程や溶接工程
が不要であることから、製造コストが低減され、また製
造時間が短縮され得る。
【0033】上記実施形態においては、振動発生用モー
タ10のコア14は、三つのコイル巻線部14a,14
b,14cを備えているが、これに限らず、二つまたは
四つ以上のコイル巻線部を有するコアが使用されている
小型直流モータにおいても、本発明を適用し得ることは
明らかである。
【0034】また、上記実施形態においては、重り20
の上部21及び下部22はリベット23により互いに機
械的に固定保持されてようになっているが、これに限ら
ず、他の固定手段により互いに機械的に固定保持される
ようにしてもよいことは明らかである。
【0035】さらに、上記実施形態においては、重り3
0の上部31及び下部32は、係合孔31a及び係合凸
部32aの係合により互いに機械的に固定保持されるよ
うになっているが、これに限らず、上部31に係合凸部
が、また下部32に係合孔が、それぞれ備えられていて
もよく、さらには双方に互いに係合し得る係合部を備え
ることにより、これらの係合部の係合により互いに機械
的に固定保持されるようにしてもよいことは明らかであ
る。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、上
記重りが、モータ内部にて、コアのコイル巻線部の間の
空間内にて、この空間形状に対応して形成された断面形
状を有しており、この空間内に挿入されたとき、重りの
外面がコイル巻線部の内面及びコイルの表面に当接して
いるので、所定の大きさの空間に対して、最大体積の重
りが取り付けられることになる。従って、ロータの回転
により発生する振動が最大となり、十分な振動発生効果
が得られることになる。
【0037】かくして、本発明によれば、簡単な構成に
より、容易に組み立てられ得ると共に、重りを再利用す
ることができるようにした、極めて優れた振動発生用モ
ータが提供され得ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による振動発生用モータの第一の実施形
態を示す一部破断側面図である。
【図2】図1の振動発生用モータにおけるロータの正面
図である。
【図3】図2のX−X線に沿うロータの一部破断側面図
である。
【図4】図2のロータで使用される一方の重りを示し、
(A)は背面図,(B)は平面図,(C)は正面図、及
び(D)は縦断面図である。
【図5】図2のロータで使用される他方の重りを示し、
(A)は正面図,(B)は平面図,(C)は背面図、及
び(D)は縦断面図である。
【図6】本発明による振動発生用モータの第二の実施形
態におけるロータの正面図である。
【図7】図6のY−Y線に沿うロータの一部破断側面図
である。
【図8】従来の振動発生用モータの一例におけるロータ
を示す概略平面図である。
【図9】図8の振動発生用モータにおける重りを示す概
略斜視図である。
【符号の説明】
10 振動発生用モータ(小型直流モータ) 10a ケース 11 回転軸 12 ロータ 13 永久磁石 14 コア 14a,14b,14c コイル巻線部 15a,15b,15c コイル 20,30 重り 21,31 上部(二つの部分) 22,32 下部(二つの部分) 21a,22a 本体 21b,22b フランジ部 21c,22c 挿入孔 21d,22d 凹部 21e 切欠部 23 リベット 23a カシメ部(拡大部) 23b 拡大部 31a 係合孔(係合部) 32a 係合凸部(係合部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2001−62398(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B06B 1/00 - 1/20 H02K 23/00 - 23/68

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数極コアの複数個のコイル巻線部にそ
    れぞれコイルが巻回されたロータを含んでいる、小型直
    流モータにおいて、 少なくとも隣接する二つのコイル巻線部の間の空間内に
    て、この空間内に挿入される本体と、この本体の軸方向
    両端に形成され、コイル巻線部の周面に張り出した二つ
    のフランジ部と、を含み、本体の軸方向中間にて分割さ
    れた二つの部分から成る重りが備えられており、この重
    りの二つの部分が互いに機械的に固定保持されることを
    特徴とする、振動発生用モータ。
  2. 【請求項2】 上記重りの二つの部分が、それぞれ軸方
    向に貫通する挿入孔を備えており、この挿入孔にリベッ
    トが挿通されることにより、互いに固定保持されること
    を特徴とする、請求項1に記載の振動発生用モータ。
  3. 【請求項3】 上記リベットの両端の拡大部が、それぞ
    れ重りの二つの部分の互いに背向する端面に設けられた
    凹部内に収容されていることを特徴とする、請求項1に
    記載の振動発生用モータ。
  4. 【請求項4】 上記重りの二つの部分が、互いに対向す
    る本体の端面に、それぞれ互いに係合する係合部を備え
    ていることを特徴とする、請求項1に記載の振動発生用
    モータ。
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