JP3304618B2 - 多重伝送を利用した負荷制御システム - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ビルなどの照明制御等
に好適に使用される多重伝送を利用した負荷制御システ
ムに関し、特に外部から負荷制御コントローラに許容、
禁止情報を伝送することによって、システム内における
各端末器の動作や操作を有効にしたり、無効に設定出来
るようにした負荷制御システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、ホストコンピュータに接続さ
れた通信制御装置を、多重伝送ラインを介して複数の負
荷制御コントローラに接続すると共に、各々の負荷制御
コントローラには、別の多重伝送ラインを介して、複数
の負荷機器や操作スイッチなどを端末器として接続して
構成された負荷制御システムが、照明負荷などに使用さ
れている。

【０００３】このような負荷制御システムの負荷制御コ
ントローラでは、ホストコンピュータから指令される負
荷制御と同等に、端末器からのスイッチ操作等による制
御を混在させて制御している。そのため、メンテナンス
や夜間制御、異常事態（火災、停電等）の発生によって
端末器からの制御を一時的に停止する場合などには、ホ
ストコンピュータより多重伝送ラインを通じて、制御コ
マンドを送出したり、ダミー信号を送出することで、負
荷制御コントローラの多重伝送ラインに接続された全て
の端末器を停止させるなどして対応しているが、このよ
うなソフト処理がされていない場合には、多重伝送ライ
ンの一部を物理的に切断するしか方法がなかった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】したがって、従来のこ
のような制御システムでは、端末器からの制御を一時的
に停止するには、多重伝送ラインを介したデータ伝送を
行うか、物理的な処置を行う必要があった。また、デー
タ伝送により端末器を停止させても、操作スイッチ等に
より端末器を再度実行させた場合は、改めてホストコン
ピュータからデータ伝送を行わなければ端末器を停止さ
せることはできず、このデータ伝送を行わないために端
末器が実行されたまま放置されることも問題となってい
た。

【０００５】特に、ホストコンピュータからシステム上
重要な負荷を制御している最中に、設定器からデータ伝
送があった場合、ホストコンピュータからの負荷制御が
実施できなくなることもあり、ホストコンピュータ側の
意に反して端末器側の自由な制御が行われ、システムを
管理する面からも問題があった。本発明は、このような
事情に鑑みてなされたものであり、ホストコンピュータ
あるいは負荷制御コントローラに接続された外部設定器
から、負荷制御コントローラに対して、システムで実行
出来る制御モード毎に、個々の端末器を選択して、その
動作を許容するか、禁止するかを設定でき、さらに、ホ
ストコンピュータ側の意に反する端末器側の自由な制御
を禁止できる負荷制御システムを提供することをその目
的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案される請求項１に記載の本発明は、負荷制御コン
トローラが、負荷制御システムによって実行可能な制御
モード毎に制御プログラムの実行、禁止を設定する制御
管理テーブルを備えるとともに、外部設定器に接続され
ており、上記制御管理テーブルは、制御モード毎に分類
され、制御モードの実行、禁止を選択設定できる制御モ
ード種別選択テーブルと、制御モード毎に、個々の端末
器を選択して、その動作の許容、禁止を設定する端末器
選択テーブルとから構成された階層構造となっており、
上記制御管理テーブルは、外部設定器によってデータの
書き換えがされるように構成されている。また、端末器
は、制御スイッチとしてシステム内に含まれ、他の端末
器がスイッチ操作したときに実行される制御モードを変
更設定できるモード設定変更スイッチを含んでおり、こ
のモード設定変更スイッチに対して、外部設定器あるい
はホストコンピュータから許容、禁止の設定がされるよ
うにしたことを特徴としている。

【０００７】請求項２に記載の発明は、請求項１におい
て提案された負荷制御システムを更に複数組み合わせ
て、ホストコンピュータで集中管理できるようになって
おり、負荷制御コントローラの各々が、別の多重伝送ラ
インを介して、ホストコンピュータに接続され、それぞ
れの負荷制御システムによって実行可能な制御モード毎
に制御プログラムの実行、禁止を設定する制御管理テー
ブルを備えている。また、制御管理テーブルは、請求項
１に記載の構造と同じ構造になっており、ホストコンピ
ュータによってデータの書き換えがなされるように構成
されている。また、端末器は、制御スイッチとしてシス
テム内に含まれ、他の端末器がスイッチ操作したときに
実行される制御モードを変更設定できるモード設定変更
スイッチを含んでおり、このモード設定変更スイッチに
対して、外部設定器あるいはホストコンピュータから許
容、禁止の設定がされるようにしたことを特徴としてい
る。

【０００８】

【０００９】

【作用】請求項１に記載された本発明の負荷制御システ
ムでは、外部設定器から負荷制御コントローラに対し
て、制御モードに対応させて、端末器毎に制御プログラ
ムの実行／禁止を自由に設定できるため、メンテナンス
時、夜間、あるいは火災や停電の発生した異常時にも、
外部設定器から制御モード毎に端末器を選択して実行、
禁止がコントロールできるばかりではなく、端末器の中
に他の端末器のスイッチ動作をプログラマブルに設定変
更できるモード設定変更スイッチが含まれている場合に
も、ホストコンピュータあるいは外部設定器から、モー
ド設定変更スイッチの設定変更動作を自由に許容、禁止
することができるので、ユーザ側での無用な設定変更が
行われることがない。

【００１０】請求項２に記載された本発明の負荷制御シ
ステムでは、ホストコンピュータからのデータ伝送によ
り、負荷制御コントローラに対して、制御プログラムの
実行／禁止を制御モード毎に端末器を選択して自由に設
定できるばかりではなく、端末器の中に他の端末器のス
イッチ動作をプログラマブルに設定変更できるモード設
定変更スイッチが含まれている場合にも、ホストコンピ
ュータあるいは外部設定器から、モード設定変更スイッ
チの設定変更動作を自由に許容、禁止することができる
ので、ユーザ側での無用な設定変更が行われることがな
い。

【００１１】

【実施例】以下に添付図とともに、本発明システムの一
実施例を説明する。図１には請求項１において提案した
負荷制御システムの基本構成がブロック図をもって示さ
れている。負荷制御コントローラ３０には、ペア線で構
成された多重伝送ライン４１を介して、照明装置などの
負荷機器（不図示）をオン、オフ制御するための駆動装
置（リレー装置）や、負荷機器をオン、オフ制御するた
めの操作スイッチが、それぞれにアドレスを設定した端
末器５０として接続されている。

【００１２】また、負荷制御コントローラ３０にはパー
ソナルコンピュータなどで構成された外部設定器３１が
接続されており、この外部設定器３１を操作して、後述
するように、システムの実行可能な制御モードに対応し
て端末器５０を選択して制御プログラムの実行、禁止が
設定出来るようになっている。ここに、照明制御の端末
器５０として含まれる操作スイッチとしては、１の照明
回路をオン、オフ制御するための個別スイッチ、１の照
明回路を調光制御するための調光スイッチ（押ボタンを
操作する毎に多段階に輝度を変化させることが出来
る）、予めパターン制御としてグルーピングされた照明
回路のうちから、選択されたものをオン、オフさせるパ
ターンスイッチ、複数の照明回路を一斉にオン、オフ制
御するためのグループスイッチ、全ての制御システム内
のすべての照明回路をオン、オフ制御するためのオール
ＯＮ／ＯＦＦスイッチ、システム内の制御スイッチをパ
ターン制御／グループ制御の操作スイッチとして選択
し、設定するためのモード設定変更スイッチ５１があ
る。

【００１３】また、負荷制御コントローラ３０は、シス
テム内の制御プログラムの実行、禁止を設定する制御管
理テーブル３２を備えており、この制御管理テーブル３
２は、制御モードの実行、禁止を選択設定できる制御モ
ード種別選択テーブルを上位に、その制御モード毎に、
システム内の個々の端末器を選択して、その動作の許
容、禁止（端末器が制御リレーの駆動装置となる場合）
あるいは操作の有効、無効（端末器が操作スイッチとな
る場合）を設定する端末器選択テーブルを下位にした階
層構造となっている。

【００１４】このような構成によれば、外部設定器３１
によって必要に応じて、負荷制御コントローラ３０の制
御管理テーブル３２を書き換えておけば、多重伝送ライ
ン４１に端末器５０として接続された操作スイッチを操
作して、照明回路を駆動しようとした場合にも、その駆
動操作を無効にしたり、有効にしたりできる。すなわ
ち、負荷制御コントローラ３０は、制御の実行の際に制
御管理テーブル３２を常時参照するので、システム内の
端末器が禁止の設定がなされている場合には、その端末
器からの制御指令は無視される。

【００１５】図２は、請求項２において提案した負荷制
御システムの基本構成を示したもので、複数の負荷制御
コントローラ３０を別のペア線で構成された多重伝送ラ
イン４０を介して通信制御装置２０に接続し、通信制御
装置２０にはホストコンピュータ１０を接続した構成と
なっている。また、通信制御装置２０にはパーソナルコ
ンピュータ等で構成された外部設定器２１が接続されて
いる。

【００１６】負荷制御コントローラ３０の各々は、制御
モード種別選択テーブルと端末器選択テーブルで構成さ
れた制御管理テーブル３２を有しており、多重伝送ライ
ン４１には、照明装置などの負荷機器（不図示）をオ
ン、オフ制御するための駆動装置（リレー装置）や、負
荷機器をオン、オフ制御するための各種操作スイッチが
上記と同様に、それぞれにアドレスを設定した端末器５
０として接続されている。

【００１７】この構成では、ホストコンピュータ１０か
らのデータ伝送により、制御管理テーブル３２を書き換
えて、上記と同様に制御モード、端末器毎に選択されて
制御プログラムの実行、禁止が設定されるようになって
いる。図３の（ａ）、（ｂ）は、制御管理テーブル３２
を書き換えるために、外部設定器３１あるいはホストコ
ンピュータ１０から、負荷制御コントローラ３０に伝送
されるコマンドデータの一例を示している。

【００１８】図３の（ａ）は、制御モード種別選択テー
ブル書換えのためのコマンドデータを示しており、先頭
には識別ヘッダ＄ｖ３を設け、次にデータの書換えを行
うべき負荷制御コントローラ３０のアドレスＸＸを付加
し、最後に、予めシステムにおいて実行可能な制御モー
ドの種別情報Ｘ１〜Ｘ６を設けて、この種別情報Ｘ１〜
Ｘ６の各々に対して実行、禁止の設定が出来るようにな
っている。

【００１９】すなわち、図例では、制御モードの種別情
報として、Ｘ１，Ｘ２，Ｘ３・・・Ｘ６より成る６種類
を設けており、Ｘ１は個別スイッチが操作されたときに
実行する個別制御、Ｘ２は調光スイッチが操作されたと
きに実行される調光制御、Ｘ３はパターン制御スイッチ
が操作されたときに実行されるパターン制御、Ｘ４はグ
ループ制御スイッチが操作されたときに実行されるグル
ープ制御、Ｘ５はオールＯＮ／ＯＦＦスイッチが操作さ
れたときに実行されるオールＯＮ／ＯＦＦ制御、Ｘ６は
モード設定変更スイッチが操作されたときに実行される
モード設定変更制御を意味している。これらのＸ１〜Ｘ
６には、［１］，［０］のいずれかの１ビットずつが割
当られて、その制御の許容、禁止が設定がされる。した
がって、［０］となった制御モードに対しては、その制
御モードの実行のために動作されるべき端末器の動作
や、端末器の操作のすべてが無視される。

【００２０】以上のコマンドデータによって、制御シス
テムによって実行される制御モードが選択された後は、
更にシステム内に設けられた端末器が選択される。図３
の（ｂ）は、許容された制御モード毎に、端末器の許
容、禁止を設定するコマンドコードの一例を示してお
り、識別ヘッダ＄ｖ４の後には、負荷制御コントローラ
のアドレスＸＸが付加され、図３（ａ）に示したコマン
ドデータによって指定された制御モードＸ１〜Ｘ６のい
ずれか１つの制御モードＸが選択され、付加される。

【００２１】制御モードＸの後には、システム内の６４
個のすべての端末器を割り当てて、その各々に対して、
許容／禁止が設定出来るようになっている。すなわち、
Ｘ１〜Ｘ６の各々には１バイトが割当てられ、その１バ
イト分の選択情報は、更に２ビットずつに区分されて、
４つの制御点に対して許容、禁止されるようになってい
る。

【００２２】次に、負荷制御コントローラ３０が、上記
コマンドデータを受信後、そのデータをメモリに展開
し、書換えを行う場合について説明する。制御管理テー
ブル３２を構成している制御モード種別選択テーブルを
図４に、端末器選択テーブルを図５に示す。端末器選択
テーブル３４は、制御モード種別選択テーブル３３の下
位に位置し、制御モード毎に異なった形式のテーブルを
持っている。

【００２３】図４に示す制御モード種別選択テーブル３
３は、１バイトで構成されており、最初の２ビットは、
空きとなっており、後６ビットに、上記した制御モード
を選択するＸ１〜Ｘ６の情報が記憶され、各制御モード
に対応するビットを書き換えることにより、制御モード
の実行／禁止が設定される。図５に示す端末器選択テー
ブル３４は、制御モードの各々に対してシステム内の全
ての端末器を割り当てて、その許容、禁止が設定できる
ように構成されているが、上述したように各制御モード
によってその形式は異なり、例えば、個別制御は６４端
末（２５６制御点）、調光制御は１６段階、パターン制
御は７２パターン、グループ制御は１２８グループ、オ
ールＯＮ／ＯＦＦスイッチ、モード設定変更スイッチは
オンとオフが、それぞれ設定できる。図では、個別制御
モードの形式のみ示している。この形式は６４バイトで
構成され、１端末器のデータを１バイトとし、１制御点
に対するデータを１ビットでもつことにより、全ての制
御点が管理できる。

【００２４】以上のような構成とすることで、端末器側
からの制御指令に対して負荷制御コントローラ３０で
は、制御プログラムの実行／禁止を行うが、つぎに、そ
の処理について記述する。図６のステップ１００〜１０
８は、制御プログラムの実行／禁止判定処理を示してい
る。

【００２５】負荷制御コントローラ３０では、ホストコ
ンピュータ１０からの制御指令に対しては、常時受付け
を行い、制御指令があった場合、制御プログラムを実行
し、端末器５０に対する負荷制御を行い、また、端末器
５０に対しては、ポーリング処理により、定期的に送受
信を行うようになっている。但し、端末器が制御スイッ
チとして機能する場合、端末器５０からの割り込み信号
によってなされ、それに対応した制御プログラムが実行
されるようになっている。

【００２６】ここで端末器５０から制御指令がなされた
時の負荷制御コントローラ３０の処理を説明すると、ま
ず受信した制御データを解析し、アドレス、制御モード
等を読み込む。読み込んだこれらのデータを基に制御管
理テーブル３２から受信データに該当するデータを検索
し、検索したテーブルのデータ設定が実行あるいは許容
であれば制御プログラムを実行し、禁止であれば、その
制御モードを実行するための指令信号を受けても無視
し、次の受信データを待つ。このとき設定が禁止であれ
ば、受信データは無視するが、必ずしもこれに限定され
ず、端末器５０に対して異常通知を行ってもよい。

【００２７】ホストコンピュータ１０からの制御指令
は、上記したような各端末器の動作とは異なり、上記判
定処理を行わず、制御プログラムを実行することで、端
末器５０からの制御指令より優先して行っている。請求
項３に記載の発明は、図１及び図２に示した負荷制御シ
ステムの端末器５０にモード設定スイッチ５１を設けた
構成になっている。このスイッチ５１は、システム内で
制御スイッチとして機能している端末器を指定して、そ
のスイッチの操作時に実行すべき制御モードを自在に変
更できるもので、個別制御、パターン制御といった制御
モードを自由に設定変更できるようになっている。本発
明によれば、このようなスイッチも外部設定器３１ある
いはホストコンピュータ１０から負荷制御コントローラ
３０に対して、許容、禁止の設定ができ、また、端末器
５０からの制御指令を制限することが出来る。

【００２８】

【発明の効果】以上の説明より理解されるように本発明
によれば、次のような効果が奏される。請求項１または
請求項２に記載された本発明の負荷制御システムによれ
ば、負荷制御コントローラに制御管理データを設定して
おけば、端末器の動作を無効にしたり、制御指令を無視
したりできるので、メンテナンス作業や夜間制御、異常
発生（火災、停電等）時における制御システムの動作が
外部から優先的にコントロール出来る。したがって、操
作性が改善され、従来の制御システムにおいて未解決で
あった管理面での不具合も解消される。

【００２９】また、システム内の端末器を指定し、その
スイッチ操作によって実行される制御モードを自由に設
定変更するための端末器がシステム内に含まれている場
合にも、その設定変更を外部から禁止できるため、エン
ドユーザ側で勝手に制御スイッチのプログラムを変更さ
れることによって生じる不具合が解消できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の負荷制御システム（請求項１）の基本
構成を示したブロック図である。

【図２】本発明の負荷制御システム（請求項２）の基本
構成を示したブロック図である。

【図３】（ａ），（ｂ）は制御管理テーブルを書き換え
るために伝送されるコマンドデータの一例を示す図であ
る。

【図４】制御管理テーブルを構成している制御モード種
別選択テーブルの一例を示す図である。

【図５】制御管理テーブルを構成している端末器選択テ
ーブルの一例を示す図である。

【図６】本発明システムにおける基本動作を示したフロ
ーチャートである。

【符号の説明】

１０ ホストコンピュータ ２０ 通信制御装置 ２１，３１ 外部設定器 ３０ 負荷制御コントローラ ３２ 制御管理テーブル ３３ 制御モード種別選択テーブル ３４ 端末器選択テーブル ４０，４１ 多重伝送ライン ５０ 端末器 ５１ モード設定変更スイッチ

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】負荷制御コントローラに多重伝送ラインを
   介して、複数の負荷機器や操作スイッチなどを端末器と
   して接続して構成された多重伝送を利用した負荷制御シ
   ステムにおいて、 上記負荷制御コントローラは、負荷制御システムによっ
   て実行可能な制御モード毎に制御プログラムの実行、禁
   止を設定する制御管理テーブルを備えるとともに、外部
   設定器に接続されており、 上記制御管理テーブルは、制御モード毎に分類され、制
   御モードの実行、禁止を選択設定できる制御モード種別
   選択テーブルと、この制御モード種別選択テーブルに含
   まれる制御モード毎に、個々の端末器を選択して、その
   動作の許容、禁止を選択的に設定する端末器選択テーブ
   ルとから構成された階層構造となっており、上記制御管
   理テーブルは、外部設定器によってデータの書き換えが
   なされるようにしており、 上記端末器は、制御スイッチとしてシステム内に含ま
   れ、他の端末器がスイッチ操作されたときに実行される
   制御モードを変更設定できるモード設定変更スイッチを
   含んでおり、このモード設定変更スイッチに対して、上
   記外部設定器あるいはホストコンピュータから許容、禁
   止の設定がされるようにしたことを特徴とする、多重伝
   送を利用した負荷制御システム。
2. 【請求項２】負荷制御コントローラに多重伝送ラインを
   介して、複数の負荷機器や操作スイッチなどを端末器と
   して接続して構成された多重伝送を利用した負荷制御シ
   ステムにおいて、 上記負荷制御コントローラの各々は、別の多重伝送ライ
   ンを介して、ホストコンピュータに接続され、それぞれ
   の負荷制御システムによって実行可能な制御モード毎に
   制御プログラムの実行、禁止を設定する制御管理テーブ
   ルを備えており、 上記制御管理テーブルは、制御モード毎に分類され、制
   御モードの実行、禁止を選択設定できる制御モード種別
   選択テーブルと、この制御モード種別選択テーブルに含
   まれる制御モード毎に、個々の端末器を選択して、その
   動作の許容、禁止を選択的に設定する端末器選択テーブ
   ルとから構成された階層構造となっており、上記制御管
   理テーブルは、上記ホストコンピュータによってデータ
   の書き換えがなされるようにしており、 上記端末器は、制御スイッチとしてシステム内に含ま
   れ、他の端末器がスイッチ操作されたときに実行される
   制御モードを変更設定できるモード設定変更スイッチを
   含んでおり、このモード設定変更スイッチに対して、上
   記外部設定器あるいはホストコンピュータから許容、禁
   止の設定がされるようにしたことを特徴とする、多重伝
   送を利用した負荷制御システム。